JP2004022220A - 集積回路用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】振動試験の際や実際にコネクタに振動が加わった場合であっても操作レバーが掛止片から外れることのないコネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】コネクタ1は、内部ケース4と外部ケース5と外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備える。操作レバー6は、クランク部7とアーム部8とを備える。アーム部8は湾曲部9により外部ケース5の側面に付勢される。外部ケース5の側面には、載置片10と抑止片11とが設けられている。載置片10の先端部には第1爪部10aが設けられ、抑止片11の先端部には第2爪部11aが設けられている。アーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合、アーム部8の移動が第1爪部10a及び第2爪部11aに抑止されると共に、アーム部8が湾曲部9によって外部ケース5に付勢されているため、抑止片11と載置片10とからアーム部8が外れにくい。
【選択図】図1
【解決手段】コネクタ1は、内部ケース4と外部ケース5と外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備える。操作レバー6は、クランク部7とアーム部8とを備える。アーム部8は湾曲部9により外部ケース5の側面に付勢される。外部ケース5の側面には、載置片10と抑止片11とが設けられている。載置片10の先端部には第1爪部10aが設けられ、抑止片11の先端部には第2爪部11aが設けられている。アーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合、アーム部8の移動が第1爪部10a及び第2爪部11aに抑止されると共に、アーム部8が湾曲部9によって外部ケース5に付勢されているため、抑止片11と載置片10とからアーム部8が外れにくい。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、集積回路を回路基板上に着脱自在に装着するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
CPU2等の集積回路を回路基板上に着脱自在に装着するコネクタとしては、従来より図7aに示すようなコネクタ51が用いられている。このような従来のコネクタ51は、回路基板3に固定される内部ケース54と、この内部ケース54の前後方向に摺動自在の外部ケース55と、外部ケース55を前後方向に摺動させる操作レバー56とを備えている。
【0003】
操作レバー56は、図7aに示すようにクランク部57とアーム部58とを備えており、アーム部58を回動させることによりクランク部57を回動させ、外部ケース55の摺動を行っている。また、CPU2を装着した状態で操作レバー56を固定するために、外部ケース55の側面には操作レバー56が掛止される上下一対の掛止片59が設けられている。この掛止片59は、一般には図7bに示すように操作レバー56の側端部よりも浅く突出する部材からなる。
【0004】
一方、コネクタ51を用いた製品であるコンピュータが運送される際には振動が加わることが多いため、操作レバー56が振動により掛止片59から外れるおそれがある。そこで、近年ではコネクタ51にCPU2を装着した状態で回路基板3に振動を加え、操作レバー56が外れないかどうかの試験を行っている。このような試験においては、実際に想定される振動よりも大きな振動を加えることが多いため、操作レバー56が掛止片59から外れることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
操作レバー56が掛止片59から外れる原因は、コネクタ51の幅方向に振動が加わった際に操作レバー56が外部ケース55から離反することであると考えられる。そこで、従来ではこのような操作レバー56の外れを防止するために、クランク部57とアーム部58との内角を90゜未満として操作レバー56を外部ケース55の側面に向けて付勢するようにしたコネクタ51が提案されている。
【0006】
しかしながら、クランク部57とアーム部58との内角を90゜未満とした場合であっても、その内角が90゜に近ければ操作レバー56が掛止片59から外れるおそれがある。また、コネクタ51は回路基板3上に載置された状態で加熱され、リフロー半田付けが行われるが、加熱された際にクランク部57とアーム部58との角度が90゜以上となる場合がある。このため、従来のコネクタ51においては振動試験において操作レバー56が掛止片59から外れるおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、集積回路用コネクタの改良を目的とし、さらに詳しくは、振動試験の際や実際にコネクタに振動が加わった場合であっても操作レバーが掛止片から外れることのないコネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、前記アーム部は前記外部ケースの側方から外方に向けて突出すると共に前記外部ケースの側面に向けて湾曲する湾曲部が設けられ、前記アーム部は前記湾曲部によって前記外部ケースの側面に向けて付勢され前記載置片と前記抑止片との間に配設されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第2の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、前記載置片と前記抑止片は前記アーム部の直径よりも外方に突出し、前記抑止片は先端から下方に突出する爪部を有し、前記爪部と前記載置片との間隔が前記アーム部の直径よりも狭くなっていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第3の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、前記載置片と前記抑止片は前記アーム部の直径よりも外方に突出し、前記載置片の上面と前記抑止片の下面との間隔が前記アーム部の直径よりも狭くなっていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第4の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記クランク部は前記内部ケースに軸支される回動軸と前記外部ケースに設けられた係合部に係合される偏心軸とを有し、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片を備え、前記アーム部が前方に倒されて前記載置片に当接した際に前記偏心軸が水平面よりも下方に位置し、前記アーム部を起立させ前記偏心軸が水平となる際に前記偏心軸が前記係合部に当接することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の集積回路用コネクタの実施形態の一例について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態のコネクタを示す説明図、図2は第2の実施形態のコネクタを示す説明図、図3は第3の実施形態のコネクタを示す説明図、図4は第4の実施形態のコネクタに用いられる操作レバーを示す説明図、図5は第4の実施形態のコネクタの説明的一部断面図、図6は第4の実施形態のコネクタの作動を示す説明的断面図である。
【0013】
まず、本発明の第1の実施形態のコネクタ1について図1を参照して説明する。第1の実施形態のコネクタ1は、CPU2(図7参照)を回路基板3に着脱自在に装着するいわゆるZIFソケットである。また、図1a及び図1bに示すように、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向(図1aにおいて上下方向)に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている。
【0014】
操作レバー6は、図1aに示すように内部ケース4及び外部ケース5の後方部分に軸支されるクランク部7と、クランク部7の一端から外部ケース5の側面に沿って前方に曲折されるアーム部8とを備えている。また、クランク部7は、内部ケース4に軸支される回動軸7aと、外部ケース5の図示しない係合部に係合される偏心軸7bとを備えている。また、アーム部8はクランク部7の端部から側方に突出すると共に、前方部分が外部ケース5の側面に向けて曲折された湾曲部9を備えている。第1の実施形態のコネクタ1においては、図1cに示すようにこの湾曲部9によってアーム部8が外部ケース5の側面に向けて付勢されるようになっている。
【0015】
外部ケース5の側面には、図1a乃至cに示すように、アーム部8の下方を支える載置片10と、アーム部8を上方から押さえる抑止片11とが設けられている。第1の実施形態では、この載置片10は抑止片11の後方に位置するように設けられている。また、載置片10及び抑止片11は、図1b及びcに示すように、アーム部8の直径よりも側方に突出しており、アーム部8に当接する箇所がアーム部8の外周に沿うように略円弧状に形成されている。また、載置片10の先端部には上方に向けて突出する第1爪部10aが設けられており、抑止片11の先端部には下方に向けて突出する第2爪部11aが設けられている。尚、その他の構成は従来のZIFソケットと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0016】
第1の実施形態のコネクタ1においてアーム部8が起立した状態から前方に回動させると、アーム部8が抑止片11の上方部分に当接する。その状態からさらにアーム部8を下方に押し下げると、アーム部8は抑止片11上方の傾斜部に沿って側方に押し広げられる。またさらにアーム部8を下方に押し下げると、アーム部8は載置片10に当接し、載置片10によって撓みながら抑止片11の先端部を通過する。すると、アーム部8は湾曲部9によって外部ケース5の側面に向けて付勢されているので、図1cに示すように、正面視で抑止片11と載置片10との間に挟持される。
【0017】
第1の実施形態のコネクタにおいては、載置片10と抑止片11の先端部にはそれぞれ第1爪部10aと第2爪部11aとが形成されている。このため、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8の移動が第1爪部10a及び第2爪部11aに抑止され、アーム部8が抑止片11と載置片10とから外れることがない。また、第1の実施形態においては、アーム部8に湾曲部9が設けられ、外部ケース5の側面に向けてアーム部8が付勢されているため、さらに抑止片11と載置片10とからアーム部8が外れにくい。
【0018】
次に、本発明の第2の実施形態のコネクタ21について図2を参照して説明する。第2の実施形態のコネクタ21は、第1の実施形態のコネクタ21と同様に、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている。第2の実施形態においては、アーム部8には第1の実施形態のような湾曲部は設けられておらず、従来より用いられている操作レバーと同様の構成となっている。
【0019】
外部ケース5の側面には、図2a及びbに示すように、アーム部8の下方を支える載置片10と、アーム部8を上方から押さえる抑止片11とが設けられている。第2の実施形態では、載置片10はアーム部8の直径及び抑止片11よりも側方へ向けて突出しており、上方に向けて傾斜する傾斜部10bが設けられている。また、抑止片11はアーム部8の直径よりも外方に突出しており、先端部には下方に向けて突出する爪部11aが設けられている。第2の実施形態においては、この爪部11aと載置片10の表面との間隔がアーム部8の直径よりも狭くなるように形成されている。尚、その他の構成は第1の実施形態と同様であるので図中で同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0020】
第2の実施形態のコネクタ21においてアーム部8が起立した状態から前方に回動させると、アーム部8が抑止片11の上方部分沿って側方に押し広げられながら下降する。すると、アーム部8は載置片10に当接し、載置片10によって撓みながら抑止片11の先端部を通過する。このとき、載置片10には傾斜部10bが設けられているため、アーム部8は傾斜部10bに案内されて外部ケース5の方向に円滑に移動される。そして、図2bに示すように、正面視で抑止片11と載置片10との間にアーム部8が配設される。このとき、アーム部8の直径よりも狭い箇所を通過するため操作にクリック感が生じ、良好な操作感を得ることができる。
【0021】
第2の実施形態のコネクタ21においては、爪部11aと載置片10の表面との間隔がアーム部8の直径よりも狭くなっているため、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8の移動が爪部11aによって抑止される。このため、アーム部8が抑止片11と載置片10とから外れることがない。また、第2の実施形態においては、図2bに示すように、アーム部8は載置片10と抑止片11との間にそれぞれ間隔を存して配設され、フリーの状態となっている。従って、アーム部8によって内部ケース4や外部ケース5に力が加わらないため、これらの部材のそり等が生じない。
【0022】
次に、本発明の第3の実施形態のコネクタ31について図3を参照して説明する。第3の実施形態のコネクタ31は、第2の実施形態のコネクタ21と同様に、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている(図2a参照)。また、第3の実施形態においては、アーム部8は第2の実施形態と同様に第1の実施形態で設けられていたような湾曲部は設けられていない(図2a参照)。
【0023】
外部ケース5の側面には、図3a乃至cに示すように、アーム部8の下方を支える載置片10と、アーム部8を上方から押さえる抑止片11とが設けられている。第3の実施形態では、図3aに示すように、正面視において載置片10と抑止片11のアーム部8が当接する箇所の間隔がアーム部8の直径よりも狭くなるように形成されている。また、載置片10及び抑止片11は、図3bに示すようにアーム部8の直径よりも側方に突出しており、アーム部8に当接する箇所がアーム部8の外周に沿うように略円弧状に形成されている。また、載置片10の先端部には上方に向けて突出する第1爪部10aが設けられており、抑止片11の先端部には下方に向けて突出する第2爪部11aが設けられている。
【0024】
第3の実施形態のコネクタ31においてアーム部8を倒すと、図3b及びcに示すようにアーム部8が載置片10と抑止片11とにより上下方向から挟持される。第3の実施形態においては、正面視において載置片10と抑止片11の間隔がアーム部8の直径よりも狭くなるように形成されているため、図3cに示すようにアーム部8が湾曲した状態で保持される。従って、アーム部8は常に載置片10に対して下方向に付勢されると共に抑止片11に対して上方向に付勢された状態となる。
【0025】
従って、第3の実施形態のコネクタ31においては、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8は載置片10と抑止片11とによって挟持されており、載置片10と抑止片11にはそれぞれ第1爪部10a及び第2爪部11aが設けられているため、アーム部8が載置片10と抑止片11とから外れることがない。
【0026】
次に、本発明の第4の実施形態のコネクタ41について図4乃至図6を参照して説明する。第4の実施形態のコネクタ41は、第1の実施形態のコネクタ41と同様に、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている(図2a参照)。
【0027】
第4の実施形態における操作レバー6は、図4に示すように、偏心軸7bがアーム部8に対して下方に約20゜下がるように形成されている。また、第4の実施形態においては、アーム部8は第2の実施形態と同様に第1の実施形態で設けられていたような湾曲部は設けられていない(図2a参照)。
【0028】
外部ケース5の側面に設けられた載置片10と抑止片11は、第4の実施形態においては、図5に示すように従来のZIFソケットに設けられているものと同様の構成となっている。具体的には、載置片10及び抑止片11の側方への突出量がアーム部8の側端部よりも少なくなっている。また、外部ケース5は、図6a乃至cに示すように、偏心軸7bが係合される係合部5aを備えている。また、内部ケース4には角度が付けられた偏心軸7bが収納されるように収納凹部4aが設けられている。
【0029】
第4の実施形態のコネクタ41においてアーム部8を起立させると、図6aに示すように、回動軸7aを中心に偏心軸7bが回動され、係合部5aを介して外部ケース5を後方に摺動させる。この状態からアーム部8を前方に回動させてアーム部8が水平面から約20゜の位置になると、図6bに示すように偏心軸7bが水平となり、外部ケース5の前方への移動が最大となる。この状態からさらにアーム部8を前方に回動させてアーム部8を水平の状態にしたときは、図6cに示すように偏心軸7bが下方に回動されて収納凹部4aに収納される。このとき、偏心軸7bの先端部は図6bに示す位置よりも後方に移動されるため、外部ケース5は図6bに示す位置から図6cに示す位置へ後方に向けて戻される。また、このときアーム部8は図5に示すように載置片10と抑止片11との間に挟持されている。
【0030】
第4の実施形態のコネクタ41においては、アーム部8が水平の状態となっているときに偏心軸7bが下方に下がった状態となっているため、この状態からアーム部8を上方に引き上げようとすると、偏心軸7bが係合部5aの壁面に当接する。このとき、CPUのピン(図示せず)がコネクタ41のピン(図示せず)に接触しており、これらの接触抵抗によって外部ケース5の摺動にはある程度の力が必要となる。このため、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8は偏心軸7bが係合部5aに当接して上方に移動しにくくなっているため、アーム部8が載置片10と抑止片11とから外れることがない。
【0031】
尚、前記第1乃至第4の実施形態においては、載置片10と抑止片11は前後方向に間隔を存して設けられているが、これに限らず、載置片10と抑止片11とを重なるように形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のコネクタを示す説明図。
【図2】第2の実施形態のコネクタを示す説明図。
【図3】第3の実施形態のコネクタを示す説明図。
【図4】第4の実施形態のコネクタに用いられる操作レバーを示す説明図。
【図5】第4の実施形態のコネクタの説明的一部断面図。
【図6】第4の実施形態のコネクタの作動を示す説明的断面図。
【図7】従来のコネクタを示す説明図。
【符号の説明】
1…コネクタ、2…CPU(集積回路)、3…回路基板、4…内部ケース、5…外部ケース、6…操作レバー、7…クランク部、8…アーム部、9…湾曲部、10…載置片、11…抑止片。
【発明の属する技術の分野】
本発明は、集積回路を回路基板上に着脱自在に装着するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
CPU2等の集積回路を回路基板上に着脱自在に装着するコネクタとしては、従来より図7aに示すようなコネクタ51が用いられている。このような従来のコネクタ51は、回路基板3に固定される内部ケース54と、この内部ケース54の前後方向に摺動自在の外部ケース55と、外部ケース55を前後方向に摺動させる操作レバー56とを備えている。
【0003】
操作レバー56は、図7aに示すようにクランク部57とアーム部58とを備えており、アーム部58を回動させることによりクランク部57を回動させ、外部ケース55の摺動を行っている。また、CPU2を装着した状態で操作レバー56を固定するために、外部ケース55の側面には操作レバー56が掛止される上下一対の掛止片59が設けられている。この掛止片59は、一般には図7bに示すように操作レバー56の側端部よりも浅く突出する部材からなる。
【0004】
一方、コネクタ51を用いた製品であるコンピュータが運送される際には振動が加わることが多いため、操作レバー56が振動により掛止片59から外れるおそれがある。そこで、近年ではコネクタ51にCPU2を装着した状態で回路基板3に振動を加え、操作レバー56が外れないかどうかの試験を行っている。このような試験においては、実際に想定される振動よりも大きな振動を加えることが多いため、操作レバー56が掛止片59から外れることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
操作レバー56が掛止片59から外れる原因は、コネクタ51の幅方向に振動が加わった際に操作レバー56が外部ケース55から離反することであると考えられる。そこで、従来ではこのような操作レバー56の外れを防止するために、クランク部57とアーム部58との内角を90゜未満として操作レバー56を外部ケース55の側面に向けて付勢するようにしたコネクタ51が提案されている。
【0006】
しかしながら、クランク部57とアーム部58との内角を90゜未満とした場合であっても、その内角が90゜に近ければ操作レバー56が掛止片59から外れるおそれがある。また、コネクタ51は回路基板3上に載置された状態で加熱され、リフロー半田付けが行われるが、加熱された際にクランク部57とアーム部58との角度が90゜以上となる場合がある。このため、従来のコネクタ51においては振動試験において操作レバー56が掛止片59から外れるおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、集積回路用コネクタの改良を目的とし、さらに詳しくは、振動試験の際や実際にコネクタに振動が加わった場合であっても操作レバーが掛止片から外れることのないコネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、前記アーム部は前記外部ケースの側方から外方に向けて突出すると共に前記外部ケースの側面に向けて湾曲する湾曲部が設けられ、前記アーム部は前記湾曲部によって前記外部ケースの側面に向けて付勢され前記載置片と前記抑止片との間に配設されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第2の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、前記載置片と前記抑止片は前記アーム部の直径よりも外方に突出し、前記抑止片は先端から下方に突出する爪部を有し、前記爪部と前記載置片との間隔が前記アーム部の直径よりも狭くなっていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第3の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、前記載置片と前記抑止片は前記アーム部の直径よりも外方に突出し、前記載置片の上面と前記抑止片の下面との間隔が前記アーム部の直径よりも狭くなっていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第4の態様のコネクタは、集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記クランク部は前記内部ケースに軸支される回動軸と前記外部ケースに設けられた係合部に係合される偏心軸とを有し、前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片を備え、前記アーム部が前方に倒されて前記載置片に当接した際に前記偏心軸が水平面よりも下方に位置し、前記アーム部を起立させ前記偏心軸が水平となる際に前記偏心軸が前記係合部に当接することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の集積回路用コネクタの実施形態の一例について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態のコネクタを示す説明図、図2は第2の実施形態のコネクタを示す説明図、図3は第3の実施形態のコネクタを示す説明図、図4は第4の実施形態のコネクタに用いられる操作レバーを示す説明図、図5は第4の実施形態のコネクタの説明的一部断面図、図6は第4の実施形態のコネクタの作動を示す説明的断面図である。
【0013】
まず、本発明の第1の実施形態のコネクタ1について図1を参照して説明する。第1の実施形態のコネクタ1は、CPU2(図7参照)を回路基板3に着脱自在に装着するいわゆるZIFソケットである。また、図1a及び図1bに示すように、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向(図1aにおいて上下方向)に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている。
【0014】
操作レバー6は、図1aに示すように内部ケース4及び外部ケース5の後方部分に軸支されるクランク部7と、クランク部7の一端から外部ケース5の側面に沿って前方に曲折されるアーム部8とを備えている。また、クランク部7は、内部ケース4に軸支される回動軸7aと、外部ケース5の図示しない係合部に係合される偏心軸7bとを備えている。また、アーム部8はクランク部7の端部から側方に突出すると共に、前方部分が外部ケース5の側面に向けて曲折された湾曲部9を備えている。第1の実施形態のコネクタ1においては、図1cに示すようにこの湾曲部9によってアーム部8が外部ケース5の側面に向けて付勢されるようになっている。
【0015】
外部ケース5の側面には、図1a乃至cに示すように、アーム部8の下方を支える載置片10と、アーム部8を上方から押さえる抑止片11とが設けられている。第1の実施形態では、この載置片10は抑止片11の後方に位置するように設けられている。また、載置片10及び抑止片11は、図1b及びcに示すように、アーム部8の直径よりも側方に突出しており、アーム部8に当接する箇所がアーム部8の外周に沿うように略円弧状に形成されている。また、載置片10の先端部には上方に向けて突出する第1爪部10aが設けられており、抑止片11の先端部には下方に向けて突出する第2爪部11aが設けられている。尚、その他の構成は従来のZIFソケットと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0016】
第1の実施形態のコネクタ1においてアーム部8が起立した状態から前方に回動させると、アーム部8が抑止片11の上方部分に当接する。その状態からさらにアーム部8を下方に押し下げると、アーム部8は抑止片11上方の傾斜部に沿って側方に押し広げられる。またさらにアーム部8を下方に押し下げると、アーム部8は載置片10に当接し、載置片10によって撓みながら抑止片11の先端部を通過する。すると、アーム部8は湾曲部9によって外部ケース5の側面に向けて付勢されているので、図1cに示すように、正面視で抑止片11と載置片10との間に挟持される。
【0017】
第1の実施形態のコネクタにおいては、載置片10と抑止片11の先端部にはそれぞれ第1爪部10aと第2爪部11aとが形成されている。このため、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8の移動が第1爪部10a及び第2爪部11aに抑止され、アーム部8が抑止片11と載置片10とから外れることがない。また、第1の実施形態においては、アーム部8に湾曲部9が設けられ、外部ケース5の側面に向けてアーム部8が付勢されているため、さらに抑止片11と載置片10とからアーム部8が外れにくい。
【0018】
次に、本発明の第2の実施形態のコネクタ21について図2を参照して説明する。第2の実施形態のコネクタ21は、第1の実施形態のコネクタ21と同様に、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている。第2の実施形態においては、アーム部8には第1の実施形態のような湾曲部は設けられておらず、従来より用いられている操作レバーと同様の構成となっている。
【0019】
外部ケース5の側面には、図2a及びbに示すように、アーム部8の下方を支える載置片10と、アーム部8を上方から押さえる抑止片11とが設けられている。第2の実施形態では、載置片10はアーム部8の直径及び抑止片11よりも側方へ向けて突出しており、上方に向けて傾斜する傾斜部10bが設けられている。また、抑止片11はアーム部8の直径よりも外方に突出しており、先端部には下方に向けて突出する爪部11aが設けられている。第2の実施形態においては、この爪部11aと載置片10の表面との間隔がアーム部8の直径よりも狭くなるように形成されている。尚、その他の構成は第1の実施形態と同様であるので図中で同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0020】
第2の実施形態のコネクタ21においてアーム部8が起立した状態から前方に回動させると、アーム部8が抑止片11の上方部分沿って側方に押し広げられながら下降する。すると、アーム部8は載置片10に当接し、載置片10によって撓みながら抑止片11の先端部を通過する。このとき、載置片10には傾斜部10bが設けられているため、アーム部8は傾斜部10bに案内されて外部ケース5の方向に円滑に移動される。そして、図2bに示すように、正面視で抑止片11と載置片10との間にアーム部8が配設される。このとき、アーム部8の直径よりも狭い箇所を通過するため操作にクリック感が生じ、良好な操作感を得ることができる。
【0021】
第2の実施形態のコネクタ21においては、爪部11aと載置片10の表面との間隔がアーム部8の直径よりも狭くなっているため、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8の移動が爪部11aによって抑止される。このため、アーム部8が抑止片11と載置片10とから外れることがない。また、第2の実施形態においては、図2bに示すように、アーム部8は載置片10と抑止片11との間にそれぞれ間隔を存して配設され、フリーの状態となっている。従って、アーム部8によって内部ケース4や外部ケース5に力が加わらないため、これらの部材のそり等が生じない。
【0022】
次に、本発明の第3の実施形態のコネクタ31について図3を参照して説明する。第3の実施形態のコネクタ31は、第2の実施形態のコネクタ21と同様に、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている(図2a参照)。また、第3の実施形態においては、アーム部8は第2の実施形態と同様に第1の実施形態で設けられていたような湾曲部は設けられていない(図2a参照)。
【0023】
外部ケース5の側面には、図3a乃至cに示すように、アーム部8の下方を支える載置片10と、アーム部8を上方から押さえる抑止片11とが設けられている。第3の実施形態では、図3aに示すように、正面視において載置片10と抑止片11のアーム部8が当接する箇所の間隔がアーム部8の直径よりも狭くなるように形成されている。また、載置片10及び抑止片11は、図3bに示すようにアーム部8の直径よりも側方に突出しており、アーム部8に当接する箇所がアーム部8の外周に沿うように略円弧状に形成されている。また、載置片10の先端部には上方に向けて突出する第1爪部10aが設けられており、抑止片11の先端部には下方に向けて突出する第2爪部11aが設けられている。
【0024】
第3の実施形態のコネクタ31においてアーム部8を倒すと、図3b及びcに示すようにアーム部8が載置片10と抑止片11とにより上下方向から挟持される。第3の実施形態においては、正面視において載置片10と抑止片11の間隔がアーム部8の直径よりも狭くなるように形成されているため、図3cに示すようにアーム部8が湾曲した状態で保持される。従って、アーム部8は常に載置片10に対して下方向に付勢されると共に抑止片11に対して上方向に付勢された状態となる。
【0025】
従って、第3の実施形態のコネクタ31においては、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8は載置片10と抑止片11とによって挟持されており、載置片10と抑止片11にはそれぞれ第1爪部10a及び第2爪部11aが設けられているため、アーム部8が載置片10と抑止片11とから外れることがない。
【0026】
次に、本発明の第4の実施形態のコネクタ41について図4乃至図6を参照して説明する。第4の実施形態のコネクタ41は、第1の実施形態のコネクタ41と同様に、回路基板3に固定される内部ケース4と、内部ケース4に対して前後方向に摺動自在の外部ケース5と、外部ケース5を摺動させる操作レバー6とを備えている(図2a参照)。
【0027】
第4の実施形態における操作レバー6は、図4に示すように、偏心軸7bがアーム部8に対して下方に約20゜下がるように形成されている。また、第4の実施形態においては、アーム部8は第2の実施形態と同様に第1の実施形態で設けられていたような湾曲部は設けられていない(図2a参照)。
【0028】
外部ケース5の側面に設けられた載置片10と抑止片11は、第4の実施形態においては、図5に示すように従来のZIFソケットに設けられているものと同様の構成となっている。具体的には、載置片10及び抑止片11の側方への突出量がアーム部8の側端部よりも少なくなっている。また、外部ケース5は、図6a乃至cに示すように、偏心軸7bが係合される係合部5aを備えている。また、内部ケース4には角度が付けられた偏心軸7bが収納されるように収納凹部4aが設けられている。
【0029】
第4の実施形態のコネクタ41においてアーム部8を起立させると、図6aに示すように、回動軸7aを中心に偏心軸7bが回動され、係合部5aを介して外部ケース5を後方に摺動させる。この状態からアーム部8を前方に回動させてアーム部8が水平面から約20゜の位置になると、図6bに示すように偏心軸7bが水平となり、外部ケース5の前方への移動が最大となる。この状態からさらにアーム部8を前方に回動させてアーム部8を水平の状態にしたときは、図6cに示すように偏心軸7bが下方に回動されて収納凹部4aに収納される。このとき、偏心軸7bの先端部は図6bに示す位置よりも後方に移動されるため、外部ケース5は図6bに示す位置から図6cに示す位置へ後方に向けて戻される。また、このときアーム部8は図5に示すように載置片10と抑止片11との間に挟持されている。
【0030】
第4の実施形態のコネクタ41においては、アーム部8が水平の状態となっているときに偏心軸7bが下方に下がった状態となっているため、この状態からアーム部8を上方に引き上げようとすると、偏心軸7bが係合部5aの壁面に当接する。このとき、CPUのピン(図示せず)がコネクタ41のピン(図示せず)に接触しており、これらの接触抵抗によって外部ケース5の摺動にはある程度の力が必要となる。このため、例えばアーム部8に外部ケース5の側面から離反する方向に振動が加わった場合であっても、アーム部8は偏心軸7bが係合部5aに当接して上方に移動しにくくなっているため、アーム部8が載置片10と抑止片11とから外れることがない。
【0031】
尚、前記第1乃至第4の実施形態においては、載置片10と抑止片11は前後方向に間隔を存して設けられているが、これに限らず、載置片10と抑止片11とを重なるように形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のコネクタを示す説明図。
【図2】第2の実施形態のコネクタを示す説明図。
【図3】第3の実施形態のコネクタを示す説明図。
【図4】第4の実施形態のコネクタに用いられる操作レバーを示す説明図。
【図5】第4の実施形態のコネクタの説明的一部断面図。
【図6】第4の実施形態のコネクタの作動を示す説明的断面図。
【図7】従来のコネクタを示す説明図。
【符号の説明】
1…コネクタ、2…CPU(集積回路)、3…回路基板、4…内部ケース、5…外部ケース、6…操作レバー、7…クランク部、8…アーム部、9…湾曲部、10…載置片、11…抑止片。
Claims (4)
- 集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、
前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、
前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、
前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、
前記アーム部は前記外部ケースの側方から外方に向けて突出すると共に前記外部ケースの側面に向けて湾曲する湾曲部が設けられ、前記アーム部は前記湾曲部によって前記外部ケースの側面に向けて付勢され前記載置片と前記抑止片との間に配設されることを特徴とする集積回路用コネクタ。 - 集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、
前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、
前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、
前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、
前記載置片と前記抑止片は前記アーム部の直径よりも外方に突出し、前記抑止片は先端から下方に突出する爪部を有し、
前記爪部と前記載置片との間隔が前記アーム部の直径よりも狭くなっていることを特徴とする集積回路用コネクタ。 - 集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、
前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、
前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、
前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片と前記アーム部の上方から前記アーム部の上昇を抑止する抑止片とを備え、
前記載置片と前記抑止片は前記アーム部の直径よりも外方に突出し、前記載置片の上面と前記抑止片の下面との間隔が前記アーム部の直径よりも狭くなっていることを特徴とする集積回路用コネクタ。 - 集積回路を回路基板に着脱自在に装着するコネクタであって、
前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケースと、前記外部ケースを摺動させる操作レバーとを有し、
前記操作レバーは、前記内部ケース及び前記外部ケースの後方に軸支されるクランク部と、前記クランク部の一端部から略直角に延設されるアーム部とからなり、前記クランク部は前記内部ケースに軸支される回動軸と前記外部ケースに設けられた係合部に係合される偏心軸とを有し、
前記外部ケースは一方の側面に前記アーム部が前方に倒された際に前記アーム部の下方に当接する載置片を備え、
前記アーム部が前方に倒されて前記載置片に当接した際に前記偏心軸が水平面よりも下方に位置し、前記アーム部を起立させ前記偏心軸が水平となる際に前記偏心軸が前記係合部に当接することを特徴とする集積回路用コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2002172363A JP2004022220A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 集積回路用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002172363A JP2004022220A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 集積回路用コネクタ |
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JP2002172363A Withdrawn JP2004022220A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 集積回路用コネクタ |
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JP (1) | JP2004022220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112213087A (zh) * | 2020-09-07 | 2021-01-12 | 蓝箭航天空间科技股份有限公司 | 一种航天运载器连接器脱落测试方法 |
-
2002
- 2002-06-13 JP JP2002172363A patent/JP2004022220A/ja not_active Withdrawn
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