JP3453131B2 - 集積回路用コネクタと、集積回路装着用組立体 - Google Patents

集積回路用コネクタと、集積回路装着用組立体

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JP3453131B2
JP3453131B2 JP2001350722A JP2001350722A JP3453131B2 JP 3453131 B2 JP3453131 B2 JP 3453131B2 JP 2001350722 A JP2001350722 A JP 2001350722A JP 2001350722 A JP2001350722 A JP 2001350722A JP 3453131 B2 JP3453131 B2 JP 3453131B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、CPU等の集積
回路を着脱自在に装着する集積回路用のコネクタ及び集
積回路装着用組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】CPU等の集積回路を着脱自在に装着す
るコネクタとしては、図15に示すように、回路基板3
に表面実装されCPU2を装着するコネクタ61であっ
て、回路基板3に図示しない端子がリフロー半田付けさ
れて回路基板3に固定されている内部ケース62と、内
部ケース62を覆って内部ケース62の表面を前後方向
に摺動可能な外部ケース63と、外部ケース63と内部
ケース62との間に介在するクランク部64と、このク
ランク部64を回動させて外部ケース63を摺動させる
レバー65とを備えたものが多く用いられている。
【0003】このような従来のコネクタ61において
は、レバー65を直立させた状態でCPU2のピン2c
を外部ケース63及び内部ケース62に設けられた貫通
孔66に挿入させ、レバー65を前方に傾動させてクラ
ンク部64を回動させ、外部ケース63を前方に摺動さ
せることによりCPU2のピン2cを回路基板3に設け
られた電気回路(図示せず)に接続させるものである。
【0004】CPU2は、電子回路が内蔵されている回
路部2aと、回路部2aからの信号が伝達されるピン2
cが配設されている端子部2bとを備えている。また、
近年においては、CPU2を作動させるとCPU2の回
路部2aが発熱して高温となるため、CPU2を冷却す
るために回路部2aにヒートパイプ等の放熱器(図示せ
ず、以下に同じ。)が装着されている。この放熱器はシ
リコングリス等の熱伝導性の高い物質によりCPU2の
回路部2aの表面に貼り付けられている。
【0005】このような従来のコネクタ61において
は、CPU2を交換する等の理由により放熱器をCPU
2から取り外そうとすると、シリコングリス等の粘着力
によりCPU2が持ち上げられてしまう場合があった。
このようにCPU2がコネクタ61に装着された状態で
CPU2が持ち上げられてしまうと、CPU2のピン2
cやコネクタ61に内蔵されている端子が損傷し、CP
U2や回路基板3の再利用ができなくなるという不都合
が生じる場合があった。
【0006】一方、従来の回路基板においては、CPU
2等を作動させた場合に発生する電磁波を外部に放射し
ないようにするために、CPUと放熱器との周囲を金属
製の箱体で覆うことが行われている。一方、近年におい
てはパソコン等の筐体の小型化が要求されているが、従
来のように金属製の箱体でCPU等を覆うと小型化が困
難となるという不都合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、集積回路用
コネクタ及び集積回路装着用組立体の改良を目的とし、
さらに詳しくは前記不都合を解消するために、放熱器が
装着される集積回路を装着するコネクタにおいて集積回
路を損傷させることなく放熱器を取り外すことができる
コネクタ及び集積回路装着用組立体を提供することを目
的とする。また、集積回路からの電磁波を遮断すると共
に小型化が可能な集積回路用コネクタ及び集積回路装着
用組立体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様のコネクタは、方形の板状の端
子部と前記端子部の表面から上方に突出して設けられる
回路部とを有し前記回路部よりも幅広に形成された放熱
器が前記回路部に粘着性部材により装着される集積回路
を回路基板に着脱自在に接続するコネクタであって、前
記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケース
に対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケース
と、前記内部ケースの後部に軸支され回動操作によって
前記外部ケースを前後方向に摺動させる操作部とを有
し、前記操作部を起立させて前記外部ケースを後方に摺
動させた状態で前記集積回路を前記外部ケース及び前記
内部ケースに装着し、前記操作部を倒すことにより前記
外部ケースを前方に摺動させて前記集積回路と前記回路
基板とを接続させ、前記操作部は前記集積回路に向けて
倒されたときに前記集積回路の端子部の表面に当接する
と共に前記外部ケース又は前記内部ケースに掛止されて
上方への移動が抑制され、前記放熱器が前記回路部に装
着された際に、前記操作部が前記放熱器と前記端子部と
の間に配設されることを特徴とする。
【0009】第1の態様の集積回路用コネクタによれ
ば、前記操作部が倒されると、前記操作部が前記集積回
路の回路部の表面に当接する。また、前記操作部は、そ
の後方が前記内部ケースに軸支されており、その前端部
が前記内部ケース又は前記外部ケースに掛止されてい
る。これにより、集積回路から前記放熱器を取り外す際
は、集積回路は前記操作部により前記外部ケース及び内
部ケースに保持されているので、集積回路を損傷させる
ことなく放熱器を取り外すことができる。
【0010】
【0011】
【0012】第1の態様のコネクタにおいては、前記操
作部は、前記集積回路が前記外部ケース及び前記内部ケ
ースに装着された状態で前記集積回路に重ねられ、前記
回路部を露出させる開口が設けられ、前記端子部の表面
の略全面と、前記集積回路の前端縁と、前記集積回路の
左右側縁とを覆うものであってもよい。
【0013】また、第1の態様のコネクタにおいては、
前記操作部は、前記集積回路が前記外部ケース及び前記
内部ケースに装着された状態で前記集積回路に重ねら
れ、前記集積回路の端子部の表面の後方の一部と、前記
集積回路の左右側縁の後方の一部とを覆うものであって
もよい。
【0014】また、前記操作部は、回動軸となる回動軸
用突起と前記回動軸から偏心する偏心軸となる偏心軸用
突起とを有し、前記内部ケースは前記回動軸用突起を軸
支する回動軸支持部を有し、前記外部ケースは前記偏心
軸用突起が係合される偏心軸係合部を有するものであっ
てもよい。
【0015】また、前記回動軸支持部は上面が開口され
前記回動軸用突起を軸支する有底の回動軸用溝を有し、
前記回動軸用溝には前記回動軸用突起が軸支された際に
前記回動軸用突起の上方への抜けを防止する抜け止め部
が設けられていることが好ましい。このように、前記抜
け止め部が設けられているときは、前記操作部を操作し
た際にも前記操作部が前記外部ケース及び内部ケースか
ら外れることがない。
【0016】また、前記内部ケース又は前記外部ケース
に、前記操作部が起立された際に後方へ倒れることを防
止する回り止めが設けられていることが好ましい。この
ように、前記回り止めにより、前記操作部が後方へ倒れ
ないため、前記回路基板においてコネクタの後方に電子
回路等があった場合であっても、前記操作部によりこれ
らの電子回路等を損傷するおそれがない。
【0017】
【0018】また、前記操作部は集積回路から発生する
電磁波を遮断するシールド部を備えていることが好まし
い。これによれば、前記シールド部により前記集積回路
から発生する電磁波を遮断することができるので、例え
ば、集積回路のクロック周波数が高くなった場合であっ
ても、外部に電磁波が放射されるおそれがない。
【0019】前記シールド部は、前記操作部に導電性の
塗料が塗布され、又は金属メッキが施され、又は導電性
のテープが貼付されて構成されていてもよい。また、金
属板又は金属製の網により構成されていてもよい。
【0020】また、第1の態様のコネクタは、前記操作
部が金属製の棒部材を曲折することにより形成されてい
てもよい。
【0021】この場合、前記操作部は、前記内部ケース
の後方に軸支される回動軸から前方に延設され、前記操
作部が起立したときに前記回動軸よりも後方に位置して
前記外部ケースを後方に移動させる後退用屈曲部と、前
記操作部が倒されたときに前記回動軸よりも前方に位置
して前記外部ケースを前方に移動させる前進用屈曲部と
を備えるようにしてもよい。
【0022】
【0023】また、前記操作部は前記金属製の棒部材の
表面が合成樹脂製の被膜により覆われていることが好ま
しい。前記操作部は、前記集積回路を装着した際には、
前記集積回路の端子部の表面に当接するが、その表面を
合成樹脂により覆うことにより、前記集積回路に振動等
が発生した場合であっても、前記操作部が前記端子部を
損傷させることがない。
【0024】本発明の第2の態様のコネクタは、方形の
板状の端子部と前記端子部の表面から上方に突出して設
けられる回路部とを有し前記回路部よりも幅広に形成さ
れた放熱器が前記回路部に粘着性部材により装着される
集積回路を回路基板に着脱自在に接続するコネクタであ
って、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内
部ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部
ケースと、前記内部ケースの後部に軸支され回動操作に
よって前記外部ケースを前後方向に摺動させる操作部と
を有し、前記操作部を起立させて前記外部ケースを後方
に摺動させた状態で前記集積回路を前記外部ケース及び
前記内部ケースに装着し、前記操作部を倒すことにより
前記外部ケースを前方に摺動させて前記集積回路と前記
回路基板とを接続させ、前記集積回路の回路部を露出さ
せる開口を有し、前記端子部の表面の略全面を覆うと共
に前記操作部の上方を覆い、前記内部ケース又は前記外
部ケースに掛止される掛止カバーを備え、前記放熱器が
前記回路部に装着された際に、前記掛止カバーが前記放
熱器と前記端子部との間に配設されていることを特徴と
する。
【0025】このように、前記集積回路と前記外部ケー
スと前記内部ケースとを前記掛止カバーで覆ったとき
は、前記操作部が前記掛止カバーにより覆われるため、
この掛止カバーを取り外さないと前記集積回路を取り外
すことができない。従って、前記放熱器を前記集積回路
から取り外すときは、前記集積回路が前記掛止カバーに
より掛止されるため、前記集積回路に加わる力が軽減さ
れる。これにより、集積回路を損傷させることなく放熱
器を取り外すことができる。
【0026】また、前記掛止カバーは集積回路から発生
する電磁波を遮断するシールド部を備えていることが好
ましい。このように前記掛止カバーにより電磁波を遮断
することができれば、さらに他の部材を用いて集積回路
から発生する電磁波を遮る必要がない。従って、回路基
板等を含めた装置の小型化が可能となる。
【0027】また、前記目的を達成するために、本発明
の第1の態様の集積回路装着用組立体は、方形の板状の
端子部と前記端子部の表面から上方に突出して設けられ
る回路部とを有する集積回路を回路基板に着脱自在に装
着する集積回路用コネクタと、前記集積回路の回路部に
粘着性部材により装着され前記回路部よりも幅広に形成
され導電性を有してアース回路に接続される放熱器とを
有する集積回路装着用組立体であって、前記コネクタ
は、前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部
ケースに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケ
ースと、前記内部ケースの後部に軸支され回動操作によ
って前記外部ケースを前後方向に摺動させる操作部とを
有し、前記操作部を起立させて前記外部ケースを後方に
摺動させた状態で前記集積回路を前記外部ケース及び前
記内部ケースに装着し、前記操作部を倒すことにより前
記外部ケースを前方に摺動させて前記集積回路と前記回
路基板とを接続させ、前記操作部は前記集積回路に向け
て倒されたときに前記集積回路の端子部の表面に当接し
前記外部ケース又は前記内部ケースに掛止されて上方へ
の移動が抑制されると共に前記集積回路から発生する電
磁波を遮断するシールド部を備え、前記放熱器が前記回
路部に装着された際に、前記操作部が前記放熱器と前記
端子部との間に配設され、前記シールド部と前記放熱器
とにより前記集積回路から発生する電磁波を遮断するこ
とを特徴とする。
【0028】このように、集積回路に通常用いられる放
熱器を導電性とし、さらに前記コネクタが備える操作部
にシールド部を設けることにより、放熱器とコネクタに
より集積回路から発生する電磁波を遮断することができ
る。従って、さらに他の部材を用いて集積回路から発生
する電磁波を遮る必要がないため、回路基板等を含めた
装置の小型化が可能となる。
【0029】また、前記シールド部は、前記放熱器に電
気的に接続され、前記放熱器を介してアースされている
ことが好ましい。これによれば、前記放熱器のみをアー
ス回路に接続すればよいため、前記シールド部を別個に
アース回路に接続する必要がない。
【0030】また、前記シールド部は前記集積回路の回
路部を露出させる開口を有し前記端子部の略全面を覆う
と共に前記開口の周囲で上方に向けて突出する第1突起
が設けられ、前記放熱器は、前記シールド部に対向する
面に下方に向けて突出する第2突起が設けられ、前記放
熱器を前記集積回路の回路部に装着したときに前記第1
突起と前記第2突起とにより前記回路部の幅方向の周囲
が囲まれていることが好ましい。このように前記集積回
路の回路部の幅方向の周囲を導電性の部材である第1突
起と第2突起とで囲むことにより、さらに確実に集積回
路からの電磁波が外部に漏れることを防ぐことができ
る。
【0031】次に、本発明の第2の態様の集積回路装着
用組立体は、方形の板状の端子部と前記端子部の表面か
ら上方に突出して設けられる回路部とを有する集積回路
を回路基板に着脱自在に装着する集積回路用コネクタ
と、前記集積回路の回路部に粘着性部材により装着され
前記回路部よりも幅広に形成され導電性を有してアース
回路に接続される放熱器とを有する集積回路装着用組立
体であって、前記コネクタは、前記回路基板に固定され
る内部ケースと、前記内部ケースに対して前後方向に摺
動自在に設けられる外部ケースと、前記内部ケースの後
部に軸支され回動操作によって前記外部ケースを前後方
向に摺動させる操作部とを有し、前記操作部を起立させ
て前記外部ケースを後方に摺動させた状態で前記集積回
路を前記外部ケース及び前記内部ケースに装着し、前記
操作部を倒すことにより前記外部ケースを前方に摺動さ
せて前記集積回路と前記回路基板とを接続させ、前記集
積回路の回路部を露出させる開口を有し、前記端子部の
表面の略全面を覆うと共に前記操作部の上方を覆い、前
記内部ケース又は前記外部ケースに掛止される導電性の
掛止カバーを備え、前記掛止カバーが前記放熱器と前記
端子部との間に配設されると共に前記放熱器と電気的に
接続され、前記放熱器を介してアースされていることを
特徴とする。
【0032】このように、前記コネクタに導電性の掛止
カバーが設けられている場合、この掛止カバーにより前
記集積回路の端子部から発生する電磁波の漏れを防ぎ、
さらに前記放熱器により前記集積回路の回路部から発生
する電磁波の漏れを防ぐ。このように、前記掛止カバー
及び前記放熱器を用いることにより、他の部材を用いる
ことなく集積回路からの電磁波の漏れを防ぐことができ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明のコネクタ及び集積
回路装着用組立体の実施形態の一例について、図1乃至
図14を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
形態のコネクタを示す説明図、図2は第1の実施形態の
コネクタの分解斜視図、図3aは第1の実施形態のコネ
クタのカバーを示す平面図、図3bはカム部の構成を示
す一部断面図、図4a〜cはカム部の作動を示す説明
図、図5a〜cは第1の実施形態のコネクタにCPUを
装着する状態を示す説明図、図5dは第1の実施形態の
コネクタに用いられる導電性のクリップの例を示す説明
図、図6a及びbは第1の実施形態のコネクタを固定器
で固定する状態を示す説明図、図7a〜cは第1の実施
形態の変形例を示す説明図である。
【0034】また、図8a及びbは本発明の第2の実施
形態のコネクタを示す説明図、図9aは本発明の第3の
実施形態のコネクタを示す平面図、図9bはaのコネク
タの正面図、図9c及びdは第3の実施形態のコネクタ
の変形例を示す説明図、図10a及びbは第3の実施形
態のコネクタにおけるカム部を示す説明図、図11は第
3の実施形態のコネクタに放熱器を装着した状態を示す
説明図、図12は第3の実施形態の変形例を示す説明
図、図13は第3の実施形態の他の変形例を示す説明
図、図14は本発明の第4の実施形態のコネクタを示す
説明図である。
【0035】まず、本発明の第1の実施形態について図
1乃至図6を参照して説明する。第1の実施形態のコネ
クタ1は、図1に示すように、CPU(集積回路)2を
着脱自在に装着するCPUソケットであり、回路基板3
に表面実装されている。CPU2には、電子回路が内蔵
されている回路部2aと、回路部2aの周囲を囲む端子
部2bと、図5aに示すように端子部2bから下方に突
出するピン2cとを備えている。
【0036】コネクタ1は、回路基板3に図示しない端
子がリフロー半田付けされて回路基板3に固定されてい
る内部ケース4と、この内部ケース4の表面を覆い前後
方向に摺動する外部ケース5と、内部ケース4と外部ケ
ース5とに装着されるCPU2を覆うフルカバータイプ
のカバー6を備えている。本実施形態においては、カバ
ー6が外部ケース5を前後方向に摺動させる操作部の役
割を兼ねている。
【0037】内部ケース4には、図2に示すように、C
PU2のピン2cが挿入される貫通孔7が設けられてい
る。この貫通孔7にはCPU2のピン2cと回路基板3
に設けられた電気回路(図示せず)とを接続するための
端子(図示せず、以下に同じ)が装着される。また、内
部ケース4の後方部分にはカバー6の後部を軸支する回
動軸支持部8が後方に向けて3カ所設けられている。こ
の回動軸支持部8には、上方に向けて開口する有底の溝
9が設けられている。また、回動軸支持部8の左右両端
部に設けられている溝9には、後述するカバー6の抜け
止め用突起25と係合する掛止用段部10が設けられて
いる。この掛止用段部10は、図3bに示すように、溝
9の他の部分よりも左右方向への切り込みの深さが浅く
なっている。
【0038】また、内部ケース4の左右側面には後述す
る外部ケース5の案内溝17に係合される案内突起11
が左右側面にそれぞれ2カ所ずつ設けられている。ま
た、内部ケース4の前端部には、後述するカバー6の先
端に設けられた掛止溝20が掛止される爪部12が設け
られている。また、回動軸支持部8の後端部分には、図
4aに示すようにカバー6が起立された状態からさらに
後方に倒れることを防止するための回り止め13が設け
られている。
【0039】外部ケース5には、図2に示すように、C
PU2のピン2cが挿入される貫通孔14が設けられて
いる。また、外部ケース5の左右側部は、内部ケース4
の左右側面を覆うように左右側板5aが下方に延設され
ている。また、外部ケース5の後方部分には、内部ケー
ス4の回動軸支持部8の間に配設される偏心軸係合部1
5が設けられている。この偏心軸係合部15には下方に
向けて開口する有底の溝16が設けられている。この溝
16は、後述するカバー6に設けられた偏心軸用突起2
4が係合される。また、左右側板5aの内面には、内部
ケース4の案内突起11によって前後方向に案内される
案内溝17が設けられている。
【0040】カバー6は、図2に示すように、外部ケー
ス5の上面を覆う上面板6aと、外部ケース5の左右側
面を覆う左右側板6bと、外部ケース5及び内部ケース
4の前面を覆う前面板6cと、後方に設けられたカム部
18とを備えている。この前面板6cには前方に向けて
突出するタブ19が設けられ、その内面には内部ケース
4に設けられた爪部12に掛止される掛止溝20が設け
られている。また、上面板6aの中央部分には、カバー
6を閉じたときにCPU2の回路部2aを露出させる回
路部用開口21が設けられている。また、本実施形態に
おいては、カバー6の上面板6aと左右側板5aと前面
板6cの表面は金属メッキで覆われたシールド部22と
なっている。
【0041】また、カム部18は、図3aに示すよう
に、上面板6aから後方(図3aにおいて下方)に向け
て6カ所に設けられている。このカム部には回動軸23
aと偏心軸24aとを備えている。また、カム部18
は、内側の4カ所が内部ケース4の回動軸支持部8と外
部ケースの偏心軸係合部15との間に配設される。また
カム部18の左右両端部は、内部ケース4の回動軸支持
部8の両側に配設される。
【0042】このカム部18には、回動軸23aを形成
し内部ケース4の回動軸支持部8に軸支される回動軸用
突起23と、偏心軸24aを形成し外部ケース5の偏心
軸係合部15に係合される偏心軸用突起24とが設けら
れている。この偏心軸用突起24は、図3aにおいて回
動軸用突起23から上方に偏心している。そして、カバ
ー6の左右側板6bに設けられている回動軸用突起23
は、図3a及びbにおいて下方に向けて傾斜面25aを
有する抜け止め用突起25となっている。
【0043】これら内部ケース4と外部ケース5とカバ
ー6とは、次のようにして組み立てられている。まず、
内部ケース4の回動軸支持部8に設けられた溝9にカバ
ー6のカム部18に設けられた回動軸用突起23を挿入
する。このとき、回動軸支持部8の左右両端の溝9には
掛止用段部10が設けられており、この掛止用段部10
は溝9の他の部分よりも左右方向への切り込みの深さが
浅くなっている。一方、カム部18の左右両端の回動軸
用突起23には傾斜面25aを有する抜け止め用突起2
5となっている。このため、抜け止め用突起25の傾斜
面25aが掛止用段部10によって外側に押されながら
図3において下方に進行し、抜け止め用突起25が掛止
用段部10の下方の溝9に収納される。抜け止め用突起
25が溝9の奥に収納されると、カバー6を内部ケース
4から外そうとしても、抜け止め用突起25が掛止用段
部10に掛止されるため、カバー6は内部ケース4から
外れない。
【0044】次に、内部ケース4の表面側から外部ケー
ス5を装着する。このとき、外部ケース5の偏心軸係合
部15に設けられている溝16に、カバー6のカム部1
8に設けられている偏心軸用突起24が挿入されるよう
にする。また、内部ケース4の左右側面に設けられてい
る案内突起11に、外部ケース5の左右側板5aの内面
に設けられている案内溝17を係合させる。これによ
り、外部ケース5は案内溝17と案内突起11によって
内部ケース4に係合されるため、内部ケース4から外れ
ないようになる。また、カバー6の回路部用開口21に
は後述する放熱器27との電気的接続を行うための金属
製のクリップ26を装着する。このように組み立てられ
たコネクタ1は、図示しないリフロー炉によって回路基
板3に表面実装される。
【0045】次に、コネクタ1が実装された回路基板3
に、外部ケース5の上方からCPU2を装着する。この
とき、図4a及び図5aに示すように、回路基板3とカ
バー6とが略直角になるようにカバー6を起立させる。
そして、CPU2のピン2cを外部ケース5の貫通孔1
4及び内部ケース4の貫通孔7に挿入する。このとき、
ピン2cは内部ケース4の貫通孔7内に設けられた端子
には接続されていない。この状態からカバー6を前方に
倒すと、カム部18の回動軸用突起23を中心としてカ
バー6が回動される。
【0046】このとき、図4a〜cに示すように、偏心
軸用突起24が外部ケース5の偏心軸係合部15を前方
に押しながら前方に移動する。そして、図4a及び図5
cに示すように、カバー6がCPU2に重なるように倒
されたときは、外部ケース5が偏心軸用突起24によっ
て前方に移動され、CPU2のピン2cが内部ケース4
の貫通孔7内に設けられている端子に電気的に接続され
る。このように、CPU2がコネクタ1に装着されたと
きは、同時にCPU2の端子部2bがカバー6により覆
われる。
【0047】尚、本実施形態においては、カバー6の抜
け止め用突起25が掛止用段部10によって上方への移
動が抑止されているため、カバー6を倒す際にもカム部
18が上方へ移動することなく円滑に回動される。ま
た、内部ケース4の回動軸支持部8の後端部に回り止め
13が設けられている。従って、カバー6を内部ケース
4と略直角となるように起立せたときに、図4aに示す
ように、カバー6のカム部18の後端部が回り止め13
に当接する。これにより、カバー6はこれ以上後方に回
動しないため、コネクタ1の後方に電子部品等が配設さ
れていた場合であっても、これらの部品等を誤って損傷
させることがない。
【0048】次に、図6aに示すように、コネクタ1に
装着されたCPU2の回路部2aに放熱器27を装着す
る。このとき、まずCPU2の回路部2aの表面にシリ
コングリス28が塗布される。そして、そのシリコング
リス28の表面から放熱器27を回路部2aに装着す
る。このシリコングリス28は、比較的強い粘着性を有
しており、簡単にはCPU2から放熱器27が外れない
ようになっている。また、このシリコングリス28は熱
を伝達しやすい性質を有している。
【0049】放熱器27は、アルミ合金で形成されてお
り、CPU2の回路部2a及びカバー6の回路部用開口
21よりも幅方向に広い面積を有している。これによ
り、CPU2に装着されたときは、カバー6の上面板6
aの表面と重なって装着される。このとき、カバー6の
回路部用開口21に装着されたクリップ26によってカ
バー6のシールド部22と放熱器27とが電気的に接続
される。
【0050】さらに、この放熱器27は、図6bに示す
ような固定器29によって回路基板上に固定される。こ
の固定器29は、図6bに示すように、回路基板3の裏
面に配設される背面板30と、放熱器27の上方に配設
され放熱器27を回路基板3側に押しつける固定板31
と、背面板30と固定板31とを連結する連結部材32
とを備えている。また、これらの部材は導電性を有して
おり、背面板30がアース回路(図示せず、以下に同
じ)に接続されている。
【0051】第1の実施形態のコネクタ1は、カバー6
の表面は金属メッキで覆われたシールド部22となって
おり、このカバー6には金属製のクリップ26が設けら
れている。そして、このクリップ26によって放熱器2
7とシールド部22とは電気的に接続されている。これ
により、シールド部22はクリップ26、放熱器27及
び固定器29を介してアース回路に接続されることにな
る。従って、CPU2の作動によって電磁波が放射され
ても、シールド部22により覆われたカバー6及び導電
性の放熱器27により電磁波が遮られる。
【0052】また、第1の実施形態のコネクタ1は、カ
バー6の表面の上方に放熱器27が位置しているため、
CPU2を交換する際には、この放熱器27を取り外し
た後でなければカバー6を取り外すことができない。従
って、放熱器27を取り外すときは、CPU2はカバー
6により外部ケース5及び内部ケース4に保持された状
態で作業が行われる。このため、CPU2から放熱器2
7を取り外す際にCPU2がコネクタ1から外れてピン
2c等を損傷することがない。
【0053】また、放熱器27をCPU2から取り外し
た後は、図5bのようにカバー6のタブ19を持ち上げ
ることによりカバー6を起立させる。これにより、外部
ケース5が後方にスライドしてCPU2のピン2cと内
部ケース4内の端子との接続が解除される。この状態か
らCPU2を上方に持ち上げれば容易にCPU2をコネ
クタ1から取り外すことができる。
【0054】尚、クリップ26は図5dの左側の図に示
すようなランス26aを有するものとしてもよく、図5
dの右側の図に示すような屈曲部26bを有するものと
してもよい。また、前記実施形態においては、シリコン
グリス28によりCPU2の回路部2aに放熱器27を
装着しているが、これに限らず公知の他の部材を用いて
もよい。
【0055】次に、本発明の第1の実施形態における変
形例であるコネクタ1aについて説明する。本変形例に
おいては、図7a及びcに示すように、放熱器27の底
面に下方に突出する第1環状突起(第1突起)33が設
けられている。また、カバー6の表面には図7b及びc
に示すように第1環状突起33が内部に挿入される第2
環状突起(第2突起)34が設けられている。
【0056】また、本変形例においては、カバー6は導
電性樹脂により形成されている。この導電性樹脂は、合
成樹脂にカーボンや金属粉を混入したものである。本変
形例のカバー6は、このような導電性樹脂を溶融させて
金型で射出成形し、表面にカーボン或いは金属粉を集中
させて表面を導電性のシールド部とするものである。
尚、その他の構成については、前記第1の実施形態と同
様の構成であるので、同一の構成には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0057】第1の実施形態における変形例においてC
PU2をコネクタ1aに装着する場合は、内部ケース4
及び外部ケース5にCPU2を装着してカバー6を倒
し、CPU2をカバー6で覆い、CPU2の上から放熱
器27を装着する。このとき、図7cに示すように、放
熱器27に設けられた第1環状突起33がカバー6に設
けられた第2環状突起34に挿入される。すると、図7
cに示すように、CPU2の回路部2aの側方が第1環
状突起33及び第2環状突起34によって塞がれる。こ
のため、CPU2から発生する電磁波はこの第1環状突
起33及び第2環状突起34によって遮断されて外部に
放射されない。
【0058】尚、前記変形例においては、第1突起及び
第2突起をそれぞれ環状に形成しているがこれに限ら
ず、各突起をC字状に形成して第1突起及び第2突起を
組み合わせることによりCPU2の回路部2aの幅方向
の周囲を囲むようにしてもよい。また、前記変形例にお
いては、第1突起及び第2突起をそれぞれ1カ所ずつに
設けているが、これに限らず第1突起及び第2突起を複
数設けてもよい。
【0059】次に、本発明の第2の実施形態のコネクタ
1bについて図8を参照して説明する。第2の実施形態
のコネクタ1bは、図8aに示すように、カバー6がC
PU2の端子部2bの略後方半分を覆うハーフカバータ
イプとなっている。また、カバー6はシールド部として
金属板(図示せず、以下に同じ)をインサート成形して
その表面を合成樹脂で覆うことにより形成されている。
また、カバー6の表面には、図8aに示すように金属製
のチップ35がタッピングビス36により取り付けられ
ている。このタッピングビス36はカバー6に内蔵され
ている金属板に螺着されている。このため、チップ35
とカバー6の内部の金属板が電気的に接続されている。
【0060】第2の実施形態における放熱器27は、図
8a及びbに示すようにカバー6の先端縁の形状に合わ
せて下方に突出する突出部37を備えている。尚、その
他の構成については、前記第1の実施形態と同様の構成
であるため、同一の構成には同一の符号を付して詳細な
説明は省略する。
【0061】第2の実施形態のコネクタ1bは、このよ
うな構成となっているため、CPU2を装着する際は、
内部ケース4及び外部ケース5にCPU2を装着してカ
バー6を倒し、CPU2の表面にカバー6を当接させ
る。これにより、図8aに示すように、CPU2の端子
部2bの後方部分がカバー6で覆われる。
【0062】また、CPU2の回路部2aにシリコング
リス28を塗布して放熱器27を装着すると、図8bに
示すように、CPU2の回路部2aに放熱器27が取り
付けられる。また、放熱器27の裏面には下方に突出す
る突出部37が設けられているため、図8bに示すよう
に、CPU2の回路部2aの側方部分が突出部37及び
カバー6で囲まれる。また、放熱器27はチップ35に
よってカバー6と電気的に接続される。また、放熱器2
7は、前記実施形態と同様にアース回路に接続されてい
る。これにより、CPU2から電磁波が発生しても、こ
の突出部37及びカバー6によって遮断されて外部に放
射されない。
【0063】尚、前記第2の実施形態においては、カバ
ー6はシールド部として金属板を用いているが、これに
限らず、金属製の網(図示せず)にしてもよい。このよ
うな金属の網によっても電磁波の遮断を行うことができ
るため、カバー6から電磁波が放射されないようにな
る。
【0064】次に、本発明の第3の実施形態について、
図9乃至図11を参照して説明する。第3の実施形態の
コネクタ1cは、図9a及びbに示すように、外部ケー
ス5を前後方向に摺動させる操作部が、金属の棒部材を
折り曲げて形成したレバー38で形成されている。
【0065】このレバー38は、後端部がカム部39と
なっており、先端部が内部ケース4の爪部12に掛止さ
れる掛止部40となっている。また、レバー38は、金
属の棒部材に熱収縮性の合成樹脂製パイプを被せて加熱
し、表面が合成樹脂により覆われるようにしている。ま
た、レバー38は、図9a及びbに示すように、前方に
倒されたときにCPU2の端子部2bの表面に当接する
ように形成されている。また、図11に示すように、端
子部2bに当接する箇所の前端部近傍と後端部近傍に、
放熱器27がCPU2に装着された際に放熱器27の裏
面に当接する支持用突起41が設けられている。
【0066】レバー38のカム部39は、図10a及び
bに示すように、内部ケース4に軸支される回動軸42
を備えている。また、図10bに示すように、レバー3
8が倒された状態で回動軸42の斜め前方に屈曲する前
進用屈曲部43と、前進用屈曲部43の上方に延設され
て前方に屈曲する後退用屈曲部44とを備えている。ま
た、図10aにおいて、後退用屈曲部44の上方で右側
に屈曲している箇所は、レバー38が回路基板3と略直
角の状態となるまで起立されたときに、それ以上後方に
倒れないように後述する外部ケース5の第3当接部48
に当接する回り止め45である。
【0067】また、外部ケース5の後方部分には、図1
0a及びbに示すように、レバー38の前進用屈曲部4
3に当接する第1当接部46と、レバー38の後退用屈
曲部44に当接する第2当接部47と、レバー38の回
り止め45が当接する第3当接部48とが形成されてい
る。尚、この第3の実施形態においても、他の部分は前
記第1の実施形態と同様であるので、同一の構成には同
一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0068】第3の実施形態のコネクタ1cにCPU2
を装着するときは、レバー38を回路基板3に対して略
直角となるように起立させる。このとき、図10aに示
すように、レバー38は、回動軸42が内部ケース4に
軸支されているため、この回動軸42を中心としてレバ
ー38が回動される。また、このときレバー38の後退
用屈曲部44が外部ケース5の第2当接部47を後方に
押しながらレバー38が回動される。そして、CPU2
を外部ケース5及び内部ケース4に装着する。この状態
からレバー38を前方に倒すと、回動軸42を中心とし
てレバー38が前方に回動される。
【0069】このとき、図10bに示すように、レバー
38の前進用屈曲部43が外部ケース5の第1当接部4
6を前方に押しながらレバー38が回動される。これに
より、外部ケース5が前方に摺動されてCPU2のピン
2cが内部ケース4の貫通孔7内に設けられている端子
に電気的に接続される。そして、図9a及びbに示すよ
うに、レバー38の先端部に設けられている掛止部40
を内部ケース4の先端部に設けられている爪部12に掛
止する。これにより、CPU2がレバー38によってコ
ネクタ1cに固定される。
【0070】次に、図11に示すように、コネクタ1c
に装着されたCPU2の回路部2aにシリコングリス2
8を介して放熱器27を装着する。このとき、放熱器2
7の裏面がレバー38の支持用突起41に当接する。そ
して、第1の実施形態と同様に、固定器29によって回
路基板上に固定される。このとき、固定器29の固定板
31によって放熱器27が下方に押さえられ、放熱器2
7がレバー38の支持用突起41を介してCPU2をコ
ネクタ1cに押しつけている。
【0071】この第3の実施形態においては、レバー3
8がCPU2の端子部2bの表面に当接しているため、
放熱器27を取り外す際にもCPU2がコネクタ1cに
保持される。これにより、CPU2から放熱器27を取
り外す際にCPU2がコネクタ1cから外れてピン2c
等を損傷することがない。また、レバー38は金属の棒
部材により形成されているが、表面は合成樹脂により覆
われているため、レバー38が端子部2bに当接してい
る状態で振動等が生じても端子部2bの表面に摩耗は生
じない。
【0072】また、放熱器27をCPU2から取り外し
た後は、レバー38の掛止部40を内部ケース4の爪部
12から取り外して持ち上げることによりレバー38を
起立させる。これにより、外部ケース5が後方にスライ
ドしてCPU2のピン2cと内部ケース4内の端子との
接続が解除される。この状態からCPU2を上方に持ち
上げれば容易にCPU2をコネクタ1cから取り外すこ
とができる。
【0073】この第3の実施形態においては、レバー3
8の形状は図9a及びbのものに限らず、図9cあるい
は図9dに示すような形状としてもよい。例えば、コネ
クタ1c’のように、カム部39を従来と同様のクラン
ク構造としている。また、レバー28はカム部39から
図9cにおいて下方向に直線上に延設している。また、
コネクタ1c”は、図9dに示すようにレバー38がC
PU2の回路部2aを避けるようにその一方の側方を通
るように屈曲させている。このように形成したときは、
放熱器27がヒートパイプである場合など、放熱器27
からパイプやケーブル等が接続される場合にこれらの部
材を避けることができるため有利となる。
【0074】次に、第3の実施形態の変形例であるコネ
クタ1dについて図12を参照して説明する。本変形例
では、図12に示すように、レバー38のカム部が、外
部ケース5及び内部ケース4の後方部分において左右方
向に延設されるクランク軸50となっている。また、こ
のクランク軸50は、内部ケース4に軸支される回動軸
51と、回動軸51から偏心した偏心軸52とを有し、
偏心軸52は2カ所に設けられている。この偏心軸52
は、レバー38が前方に倒された際に回動軸51よりも
前方に偏心している。また、回動軸51は内部ケース4
に軸支され、偏心軸52は外部ケース5に係合してい
る。
【0075】また、レバー38はクランク軸50の2カ
所の偏心軸52の中間位置から延設され、CPU2の回
路部2aを避けるように屈曲されている。また、本変形
例においては、レバー38は金属の棒部材で構成されて
おり、表面にはインサート成形により合成樹脂がコーテ
ィングされている。また、本変形例においては、レバー
38の先端部には内部ケース4の爪部12に掛止される
掛止部は設けられていない。尚、本変形例においては、
他の部分は前記第3の実施形態と同様であるので、同一
の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0076】本変形例のコネクタ1dにおいてCPU2
を装着する際は、内部ケース4及び外部ケース5にCP
U2を装着してレバー38を前方に倒す。このとき、レ
バー38はクランク軸50の2箇所の偏心軸52の中間
位置から延設されているので、レバー38に加わる力は
2カ所の偏心軸52に均等に加わる。従って、外部ケー
ス5の前方への摺動が円滑に行われる。
【0077】また、本変形例においては、図12に示す
ように、レバー38がCPU2の回路部2aを避けるよ
うに屈曲されているので、CPU2の端子部2bの表面
に当接する。次に、CPU2の上方から放熱器27を装
着する。放熱器27は回路部2aよりも幅方向に突出し
ているため、レバー38は放熱器27とCPU2の端子
部2bとの間に配設される。従って、CPU2から放熱
器27を取り外す場合は、レバー38がCPU2の端子
部2bに当接した状態で取り外される。
【0078】このとき、レバー38を押さえながらCP
U2を取り外すことにより、CPU2に加わる力を減少
させることができる。
【0079】次に、第3の実施形態の第2の変形例であ
るコネクタ1eについて説明する。この第2の変形例に
おいては、レバー38の先端部は、CPU2を装着した
際にCPU2の回路部2aよりも後方に位置する長さと
なっている。また、レバー38の後方にはカム部39が
設けられている。このカム部38は、図13に示すよう
に、レバー38から二股に分かれて後方に突出してお
り、内側に向けて回動軸用突起23が突出し、左右の外
側に向けて偏心軸用突起24が突出している。また、回
動軸用突起23は、内部ケース4の回動軸支持部(図示
せず)に軸支されており、偏心軸用突起24は外部ケー
ス5の偏心軸係合部(図示せず)に係合している。
【0080】第2の変形例のコネクタ1eにおいてCP
U2を装着する際は、内部ケース4及び外部ケース5に
CPU2を装着してレバー38を前方に倒す。第2の変
形例においては、レバー38がCPU2の回路部2aの
後方部分までの長さとなっているため、図13に示すよ
うに、レバー38はCPU2の端子部2bの表面に当接
する。次に、CPU2の上方から放熱器27を装着する
と、レバー38は放熱器27とCPU2の端子部2bと
の間に配設される(図示せず)。従って、CPU2から
放熱器27を取り外す場合は、レバー38がCPU2の
端子部2bに当接した状態で取り外される。このとき、
レバー38を押さえながらCPU2を取り外すことによ
り、CPU2に加わる力を減少させることができる。
【0081】次に、本発明の第4の実施形態について図
14を参照して説明する。第4の実施形態のコネクタ1
fは、図14に示すように、外部ケース5を前後方向に
摺動させる操作部が、従来と同様の金属の棒部材を折り
曲げて形成したレバー38で形成されている。具体的に
は、外部ケース5と内部ケース4の後方部分にクランク
軸50が内設され、クランク軸50には内部ケース4に
軸支される回動軸51と、外部ケース5に係合する偏心
軸52が設けられている。そして、レバー38は、外部
ケース5及び内部ケース4の側面から外側に突出し、回
動軸51とは直角に折り曲げられている。
【0082】また、第4の実施形態においては、CPU
2がコネクタ1fに装着された後にCPU2及びコネク
タ1fを覆う掛止カバー53が設けられている。この掛
止カバー53は、内部にシールド部として金属板を内蔵
する合成樹脂製の部材であり、その表面には一部に内部
の金属板が露出する接続部54が設けられている。ま
た、掛止カバー53は、前方に倒された状態のレバー3
8を上方から覆う大きさに形成されている。そして、こ
の掛止カバー53は、外部ケース5の側面に設けられた
掛止部(図示せず)に掛止される。
【0083】また、その中央部にはCPU2の上面を覆
った際にCPU2の回路部2aを露出させる回路部用開
口21が設けられている。尚、この第4の実施形態にお
いても、他の部分は前記他の実施形態と同様であるの
で、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省
略する。
【0084】第4の実施形態においては、従来のコネク
タと同様に、レバー38を起立させて外部ケース5を後
方に摺動させ、外部ケース5及び内部ケース4の上方か
らCPU2を装着する。そして、レバー38を前方に倒
して外部ケース5を前方に摺動させてCPU2を回路基
板3の電気回路に接続する。次に、掛止カバー53をC
PU2の上方から装着する。このとき、掛止カバー53
にレバー38も収納されるようにする。
【0085】次に、CPU2に放熱器27を装着する。
放熱器27は、掛止カバー53の上方に位置するように
CPU2の回路部2aから幅方向に突出している。ま
た、放熱器27の裏面が掛止カバー53の接続部54に
当接するため、放熱器27と掛止カバー53とは電気的
に接続される。そして、前記実施形態と同様に、固定器
29により放熱器27とCPU2とコネクタ1fとを回
路基板3に固定する。
【0086】第4の実施形態のコネクタ1fは、掛止カ
バー53の内部には金属板が設けられており、この金属
板は接続部54において導電性を有する放熱器27と接
続されている。そして、この放熱器27は固定器29を
介してアース回路に接続されている。従って、CPU2
の作動によって電磁波が放射されても、掛止カバー53
及び放熱器27により電磁波が遮られる。
【0087】また、第4の実施形態のコネクタ1fは、
掛止カバー53の表面の上方に放熱器27が位置してい
るため、CPU2を交換する際には、この放熱器27を
取り外した後でなければカバー6を取り外すことができ
ない。従って、放熱器27を取り外すときは、CPU2
は掛止カバー53により外部ケース5及び内部ケース4
に保持された状態で作業が行われる。このため、CPU
2から放熱器27を取り外す際にCPU2がコネクタ1
fから外れてピン2c等を損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のコネクタを示す説明
図。
【図2】第1の実施形態のコネクタの分解斜視図。
【図3】(a)は第1の実施形態のコネクタのカバーを
示す平面図、(b)はカム部の構成を示す一部断面図。
【図4】(a)〜(c)はカム部の作動を示す説明図。
【図5】(a)〜(c)は第1の実施形態のコネクタに
CPUを装着する状態を示す説明図、(d)は第1の実
施形態のコネクタに用いられる導電性のクリップの例を
示す説明図。
【図6】(a)(b)は第1の実施形態のコネクタを固
定器で固定する状態を示す説明図。
【図7】(a)〜(c)は第1の実施形態の変形例を示
す説明図。
【図8】(a)(b)は本発明の第2の実施形態のコネ
クタを示す説明図。
【図9】(a)は本発明の第3の実施形態のコネクタを
示す平面図、b)は(a)のコネクタの正面図、(c)
及び(d)は第3の実施形態のコネクタの変形例を示す
説明図。
【図10】(a)(b)は第3の実施形態のコネクタに
おけるカム部を示す説明図。
【図11】第3の実施形態のコネクタに放熱器を装着し
た状態を示す説明図。
【図12】第3の実施形態の変形例を示す説明図。
【図13】第3の実施形態の他の変形例を示す説明図。
【図14】本発明の第4の実施形態のコネクタを示す説
明図。
【図15】従来のコネクタを示す説明図。
【符号の説明】
1…コネクタ、2…CPU(集積回路)、2a…回路
部、2b…端子部、3…回路基板、4…内部ケース、5
…外部ケース、6…カバー(操作部)、27…放熱器。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の板状の端子部と前記端子部の表面か
    ら上方に突出して設けられる回路部とを有し前記回路部
    よりも幅広に形成された放熱器が前記回路部に粘着性部
    材により装着される集積回路を回路基板に着脱自在に接
    続するコネクタであって、 前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケー
    スに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケース
    と、前記内部ケースの後部に軸支され回動操作によって
    前記外部ケースを前後方向に摺動させる操作部とを有
    し、 前記操作部を起立させて前記外部ケースを後方に摺動さ
    せた状態で前記集積回路を前記外部ケース及び前記内部
    ケースに装着し、前記操作部を倒すことにより前記外部
    ケースを前方に摺動させて前記集積回路と前記回路基板
    とを接続させ、 前記操作部は前記集積回路に向けて倒されたときに前記
    集積回路の端子部の表面に当接すると共に前記外部ケー
    ス又は前記内部ケースに掛止されて上方への移動が抑制
    され、前記放熱器が前記回路部に装着された際に、前記
    操作部が前記放熱器と前記端子部との間に配設される
    とを特徴とする集積回路用コネクタ。
  2. 【請求項2】前記操作部は、前記集積回路が前記外部ケ
    ース及び前記内部ケースに装着された状態で前記集積回
    路に重ねられた際に前記回路部を露出させる開口が設け
    られ、前記端子部の表面の略全面と、前記集積回路の前
    端縁と、前記集積回路の左右側縁とを覆うものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の集積回路用コネクタ。
  3. 【請求項3】前記操作部は、前記集積回路が前記外部ケ
    ース及び前記内部ケースに装着された状態で前記集積回
    路に重ねられ、前記集積回路の端子部の表面の後方の一
    部と、前記集積回路の左右側縁の後方の一部とを覆うも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の集積回路用
    コネクタ。
  4. 【請求項4】前記操作部は、回動軸となる回動軸用突起
    と前記回動軸から偏心する偏心軸となる偏心軸用突起と
    を有し、 前記内部ケースは前記回動軸用突起を軸支する回動軸支
    持部を有し、前記外部ケースは前記偏心軸用突起が係合
    される偏心軸係合部を有していることを特徴とする請求
    項1乃至のいずれか1項に記載の集積回路用コネク
    タ。
  5. 【請求項5】前記回動軸支持部は上面が開口され前記回
    動軸用突起を軸支する有底の回動軸用溝を有し、前記回
    動軸用溝には前記回動軸用突起が軸支された際に前記回
    動軸用突起の上方への抜けを防止する抜け止め部が設け
    られていることを特徴とする請求項に記載の集積回路
    用コネクタ。
  6. 【請求項6】前記内部ケース又は前記外部ケースに、前
    記操作部が起立された際に後方へ倒れることを防止する
    回り止めが設けられていることを特徴とする請求項4又
    は5に記載の集積回路用コネクタ。
  7. 【請求項7】前記操作部は集積回路から発生する電磁波
    を遮断するシールド部を備えていることを特徴とする請
    求項2又は3に記載の集積回路用コネクタ。
  8. 【請求項8】前記シールド部は、前記操作部に導電性の
    塗料が塗布されて構成されていることを特徴とする請求
    に記載の集積回路用コネクタ。
  9. 【請求項9】前記シールド部は、前記操作部に金属メッ
    キが施されて構成されていることを特徴とする請求項
    に記載の集積回路用コネクタ。
  10. 【請求項10】前記シールド部は、前記操作部に導電性
    のテープが貼付されて構成されていることを特徴とする
    請求項に記載の集積回路用コネクタ。
  11. 【請求項11】前記シールド部は、前記操作部に金属板
    又は金属製の網が設けられて構成されていることを特徴
    とする請求項に記載の集積回路用コネクタ。
  12. 【請求項12】前記操作部は金属製の棒部材を曲折する
    ことにより形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の集積回路用コネクタ。
  13. 【請求項13】前記操作部は、前記内部ケースの後方に
    軸支される回動軸から前方に延設され、前記操作部が起
    立したときに前記回動軸よりも後方に位置して前記外部
    ケースを後方に移動させる後退用屈曲部と、前記操作部
    が倒されたときに前記回動軸よりも前方に位置して前記
    外部ケースを前方に移動させる前進用屈曲部とを備えて
    いることを特徴とする請求項12に記載の集積回路用コ
    ネクタ。
  14. 【請求項14】前記操作部は前記金属製の棒部材の表面
    が合成樹脂製の被膜により覆われていることを特徴とす
    る請求項12又は13のいずれか1項に記載の集積回路
    用コネクタ。
  15. 【請求項15】方形の板状の端子部と前記端子部の表面
    から上方に突出して設けられる回路部とを有し前記回路
    部よりも幅広に形成された放熱器が前記回路部に粘着性
    部材により装着される集積回路を回路基板に着脱自在に
    接続するコネクタであって、 前記回路基板に固定される内部ケースと、前記内部ケー
    スに対して前後方向に摺動自在に設けられる外部ケース
    と、前記内部ケースの後部に軸支され回動操作によって
    前記外部ケースを前後方向に摺動させる操作部とを有
    し、前記操作部を起立させて前記外部ケースを後方に摺動さ
    せた状態で前記集積回路を前記外部ケース及び前記内部
    ケースに装着し、前記操作部を倒すことにより前記外部
    ケースを前方に摺動させて前記集積回路と前記回路基板
    とを接続させ、 前記集積回路の回路部を露出させる開口を有し、前記端
    子部の表面の略全面を覆うと共に前記操作部の上方を覆
    い、前記内部ケース又は前記外部ケースに掛止される掛
    止カバーを備え、 前記放熱器が前記回路部に装着された際に、前記掛止カ
    バーが前記放熱器と前記端子部との間に配設されている
    ことを特徴とする集積回路用コネクタ。
  16. 【請求項16】前記掛止カバーは集積回路から発生する
    電磁波を遮断するシールド部を備えていることを特徴と
    する請求項15に記載の集積回路用コネクタ。
  17. 【請求項17】方形の板状の端子部と前記端子部の表面
    から上方に突出して設けられる回路部とを有する集積回
    路を回路基板に着脱自在に装着する集積回路用コネクタ
    と、 前記集積回路の回路部に粘着性部材により装着され前記
    回路部よりも幅広に形成され導電性を有してアース回路
    に接続される放熱器とを有する集積回路装着用組立体で
    あって、 前記コネクタは、前記回路基板に固定される内部ケース
    と、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設け
    られる外部ケースと、前記内部ケースの後部に軸支され
    回動操作によって前記外部ケースを前後方向に摺動させ
    る操作部とを有し、 前記操作部を起立させて前記外部ケースを後方に摺動さ
    せた状態で前記集積回路を前記外部ケース及び前記内部
    ケースに装着し、前記操作部を倒すことにより前記外部
    ケースを前方に摺動させて前記集積回路と前記回路基板
    とを接続させ、 前記操作部は前記集積回路に向けて倒されたときに前記
    集積回路の端子部の表面に当接し前記外部ケース又は前
    記内部ケースに掛止されて上方への移動が抑制されると
    共に前記集積回路から発生する電磁波を遮断するシール
    ド部を備え、前記放熱器が前記回路部に装着された際に、前記操作部
    が前記放熱器と前記端子部との間に配設され、 前記シー
    ルド部と前記放熱器とにより前記集積回路から発生する
    電磁波を遮断することを特徴とする集積回路装着用組立
    体。
  18. 【請求項18】前記シールド部は前記放熱器に電気的に
    接続され、前記放熱器を介してアースされていることを
    特徴とする請求項17に記載の集積回路装着用組立体。
  19. 【請求項19】前記シールド部は前記集積回路の回路部
    を露出させる開口を有し前記端子部の略全面を覆うと共
    に前記開口の周囲で上方に向けて突出する第1突起が設
    けられ、 前記放熱器は、前記シールド部に対向する面に下方に向
    けて突出する第2突起が設けられ、 前記放熱器を前記集積回路の回路部に装着したときに前
    記第1突起と前記第2突起とにより前記回路部の幅方向
    の周囲が囲まれていることを特徴とする請求項17又は
    18に記載の集積回路装着用組立体。
  20. 【請求項20】方形の板状の端子部と前記端子部の表面
    から上方に突出して設けられる回路部とを有する集積回
    路を回路基板に着脱自在に装着する集積回路用コネクタ
    と、 前記集積回路の回路部に粘着性部材により装着され前記
    回路部よりも幅広に形成され導電性を有してアース回路
    に接続される放熱器とを有する集積回路装着用組立体で
    あって、 前記コネクタは、前記回路基板に固定される内部ケース
    と、前記内部ケースに対して前後方向に摺動自在に設け
    られる外部ケースと、前記内部ケースの後部に軸支され
    回動操作によって前記外部ケースを前後方向に摺動させ
    る操作部とを有し、前記操作部を起立させて前記外部ケ
    ースを後方に摺動させた状態で前記集積回路を前記外部
    ケース及び前記内部ケースに装着し、前記操作部を倒す
    ことにより前記外部ケースを前方に摺動させて前記集積
    回路と前記回路基板とを接続させ、 前記集積回路の回路部を露出させる開口を有し、前記端
    子部の表面の略全面を覆うと共に前記操作部の上方を覆
    い、前記内部ケース又は前記外部ケースに掛止される導
    電性の掛止カバーを備え、 前記掛止カバーが前記放熱器と前記端子部との間に配設
    されると共に前記放熱器と電気的に接続され、前記放熱
    器を介してアースされていることを特徴とする集積回路
    装着用組立体。
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