JP2004022194A - 端子 - Google Patents

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Noritomo Okamura
岡村 憲知
Hiroki Hirai
平井 宏樹
Yasuhiro Hattori
服部 康弘
Yasushi Saito
齋藤 寧
Hiromi Hiramitsu
平光 宏臣
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Abstract

【課題】より効果的に弾性接触板のばね剛性を高める。
【解決手段】底部16aと側壁16bとを有した断面凹型の電線接続部14と、底部16aに連続して相手側端子との接続方向に延びる一対の弾性接触板22をもつ端子接続部12とを有する。各弾性接触板は、相手側端子に直接接触する接触板本体24aとその外側の補強板24bとからなる二層構造を有している。補強板24bは側壁16bに連続してその前側に形成され、接触板本体24aはこの強板24bに連続してその上側に一体に形成されている。そして、接触板本体24aが補強板24bとの境界部分で内側に折り返されることにより二層構造の弾性接触板22が構成されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ端子等において、特に、板ばね状の一対の弾性接触板を有し、相手側端子のタブ状接続部を前記弾性接触板の間に招き入れる(挿入する)ことにより、相手側端子と電気的に接続される端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、相手側端子と接触する端子接続部と電線の接続部分(電線接続部)とを前後一列に備えたコネクタ端子は一般に知られているが、その一つとして、例えば特開平2−87486号公報に開示されるように、板ばね状の一対の弾性接触板を前記端子接続部に有し、相手側端子のタブ状接続部をこれら弾性接触板の間に招き入れる(挿入する)ことにより、相手側端子と電気的に接続させるコネクタ端子がある。このコネクタ端子では、電線接続部を構成する側壁から電線軸方向に延長される部分が設けられ、この延長部分により前記一対の弾性接触板が形成されている。
【0003】
上記のようなコネクタ端子は、相手側端子のタブ状接続部を弾性接触板の間に招き入れて各弾性接触板を外側に押し広げることによりその弾発力で弾性接触板をタブ状接続部に圧接させ、この圧接により導通を確保するため、弾性接触板を確実にタブ状接続部に接触させて導通状態を持続させるには、弾性接触板の剛性(ばね剛性)が高い方が望ましい。
【0004】
この点、上記公報のコネクタ端子では、一対のばねアームを備えた箱形の補強部材を端子に被せ(装着し)、前記ばねアームを弾性接触板の外側から重ね合わせることにより弾性接触板を補強するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報のように、端子とは別体の補強部材を設け、これを端子に装着して前記ばねアームを弾性接触板の外側から重ね合わせる構成では、弾性接触板の剛性(ばね剛性)を高める上で不十分である。
【0006】
すなわち、弾性接触板とばねアームとが別体であるため、両弾性接触板の間にタブ状接続部が挿入されて弾性接触板が押し広げられると、弾性接触板とばねアームとが端子接続方向に相対的に変位し(相互にずれ)てしまい、ばね剛性のアップに十分に寄与しない。従って、より効果的に弾性接触板のばね剛性が高められ得るように端子構造を改良することが望まれる。
【0007】
なお、この種のコネクタ端子は、その小型化(幅方向の小型化)が潜在的な課題としてあり、従って、上記の問題を解決するに際しては、さらにこの点に留意されているのが好ましい。また、弾性接触板はタブ状接続部の抜き差しに伴い弾性変形を繰り返すため、変形に伴う応力集中を極力回避し得る構造とするのが耐久性を高める上で好ましい。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、相手側端子の前記タブ状接続部を前記一対の弾性接触板の間に招き入れる(挿入する)ことにより、相手側端子と電気的に接続される端子において、より効果的に弾性接触板のばね剛性を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、底部及び側壁を有し、電線を囲んだ状態で保持する電線接続部と、前記側壁に連続して該側壁の末端から相手側端子との接続方向に延び、かつ互いに対向する一対の弾性接触板をもつ端子接続部とを有した端子において、前記各弾性接触板は、相手側端子に直接接触する接触板本体と、相手側端子の接触側とは反対側で前記接触板本体に対してその板厚方向に積層される補強板とを有した二層構造を有し、さらに、前記補強板および接触板本体のうち一方側は、電線接続部の前記側壁から相手側端子との前記接続方向に延長されるものであり、他方側は、前記一方側である補強板又は接触板本体から前記接続方向と直交する方向に延長されたものであり、かつ前記一方側である補強板又は接触板本体との境界部分で折り返されることにより該一方側である補強板又は接触板本体に積層されているものである。
【0010】
このような構造によると、補強板(又は接触板本体)から前記接続方向と直交する方向に接触板本体(又は補強板)が延長して一体に設けられ、これらがその境界部分で相互に折り返されて互いに積層されることによって二層構造の弾性接触板が構成されているので、端子接続時には、接触板本体と補強板とが一体に撓むこととなり、補強板と接触板本体とが端子接続方向に相対変位する(相互にずれる)ことがない。そのため、効果的に弾性接触板のばね剛性が高められる。
【0011】
上記の端子構造において、前記補強板は電線接続部の前記側壁から相手側端子との前記接続方向に延長されたものであり、一方、前記接触板本体はこの補強板から延長されたものであり、かつ前記補強板との境界部分で両補強板の内側に折り返されているのが好ましい。
【0012】
この構造によれば、弾性接触板を二層構造としながらも、側壁の内側に補強板が配されるので、端子を幅方向(端子接続方向と直交する方向)にコンパクトに構成することができる。
【0013】
また、この端子構造においては、各接触板本体の先端が互いに離反する方向に湾曲形成されるとともに、前記補強板の先端が前記接触板本体の先端よりも後側であって、かつ前記電線接続部の底部先端よりも前側に位置するように前記弾性接触板が形成されているのが好ましい。
【0014】
この構造によれば、前記湾曲部分に沿って相手側端子を両弾性接触板(接触板本体)の間にスムーズに案内することができる。しかも、弾性接触板の先端部分が単層構造となるので、相手側端子の挿入に伴い両弾性接触板が押し広げられたときの端子先端部分の幅方向への広がりを抑えることができる。
【0015】
この場合、両弾性接触板の間に前記相手側端子が招き入れられた端子接続状態において、前記両接触板本体の先端よりも両補強板が内側に配される範囲内で、該補強板が前記接続方向に可及的に長くなるように前記弾性接触板が形成されているのが好ましい。
【0016】
この構造によれば、相手側端子の挿入に伴い両弾性接触板が押し広げられたときの端子先端部分の幅方向への広がりを抑えつつ、ばね剛性を可及的に高めることが可能となる。
【0017】
また、この端子構造において、各弾性接触板は、前記接続方向における後端側から前端側に向かって互いにその間隔が漸減する先窄まりの形状を有しているのが好ましい。
【0018】
この構造によれば、弾性接触板の幅方向の変位量(撓み量)を稼ぐ(より多く確保する)ことが可能となるため、相手側端子に対して両弾性接触板をより確実に接触させて導通状態を適切に確保することが可能となる。
【0019】
なお、前記電線接続部の底部であって、かつ前記接続方向における前端部分には、前記先端から後端側に延びる切欠部が設けられているのが好ましい。
【0020】
この構成によれば弾性接触板の変位に伴う曲げ応力が前記接続方向に分散されることとなり、応力集中に起因する弾性接触板の破損、すなわち応力集中により弾性接触板がその根本部分で塑性変形するといったトラブルの発生を回避することができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0022】
図1〜図3は本発明に係る端子であるコネクタ端子であり、図1は平面図、図2は側面図、図3は縦断面図でそれぞれコネクタ端子を示している。
【0023】
これらの図に示すコネクタ端子10Aは、相手側端子のタブ状接続部1(図5に示す)と接触する端子接続部12と、例えば被覆電線を保持する電線接続部14とを相手側端子との接続方向である前後方向(図1では左右方向)に備えている。このコネクタ端子10Aは、プレス加工により全体が一枚の金属板から一体形成されている。
【0024】
電線接続部14は、底部16aの両側(幅方向両側;図1では上下方向両側)に側壁16bを有した凹型断面を有し、かつ前記接続方向に細長く形成されている。底部16aおよび側壁16bには、前記被覆電線の内部導体を保持して導通を確保するための接続用バレル18が一体に形成され、また側壁16bの末端部分には電線を被覆の外側から保持するためのインシュレーションバレル20が一体に形成されている。なお、接続用バレル18のうち底部16aに形成されるものは、底部16a及び側壁16bの一部が切り起こされることにより形成されている。
【0025】
端子接続部12には、前記電線接続部14の側壁16bに連続して前後方向に延び、かつ互いに対向する一対の弾性接触板22が設けられている。
【0026】
各弾性接触板22は、相手側端子のタブ状接続部1に直接接触する接触板本体24aと、その外側(幅方向外側)から該接触板本体24aに対してその板厚方向に積層される補強板24bとからなる二層構造を有している。
【0027】
具体的に説明すると、電線接続部14の側壁16bに連続してその前側に延長する部分が形成され、この延長部分により前記補強板24bが構成されている。また、この補強板24bに連続してその上側に延長部分が設けられ、この延長する部分により前記接触板本体24aが構成されている。そして、図4および図5(a)に示すように、各接触板本体24aが補強板24bとの境界部分で内側に折り返されることにより上記のように接触板本体24aと補強板24bとを内外に備えた二層構造の弾性接触板22が構成されている。なお、各接触板本体24aの後端は、同図に示すように、電線接続部14における前記底部16aの末端(前端)部分よりも後側まで延設されている。
【0028】
各弾性接触板22は、図1に示すように後側から前側に向かって間隔が漸減する先窄まりに形成され、各先端部分のみが互いに離反する方向に湾曲形成されている。これにより両弾性接触板22の間に相手側端子のタブ状接続部1を容易に招き入れ得る(挿入できる)ようにするとともに、招き入れたタブ状接続部1に対して両弾性接触板22が圧接し得るように構成されている。
【0029】
上記コネクタ端子10Aは、例えば被覆電線の末端部分に装着することにより使用する。詳しくは、末端部分で内部導体を露出させた被覆電線を前記電線接続部14の両底部16aの間に挿入し、内部導体に各接続用バレル18を接触させた状態で該接続用バレル18をかしめるとともに、内部導体の露出部分よりも後側の被覆部分を抱き抱えるようにインシュレーションバレル20をかしめる。このように各バレル18、20をかしめて電線を保持させることにより、内部導体に導通させた状態でコネクタ端子10Aを被覆電線の末端部分に装着する。
【0030】
そして、例えばコネクタ端子10Aをその先端側、すなわち端子接続部側から図外のコネクタハウジングに挿入し、該ハウジング内に形成された端子収納室内に収納する。
【0031】
以上のようなコネクタ端子10Aによると、コネクタ接続時には、前記ハウジングを相手側ハウジングに嵌合させることにより、図5(b)に示すように相手側端子のタブ状接続部1がその先端側から各弾性接触板22の間に招き入れられ(挿入され)、これにより各弾性接触板22とタブ状接続部1が接触して、両コネクタが接続されることとなる。
【0032】
この際、タブ状接続部1が各弾性接触板22の間に挿入されると、これに伴い各弾性接触板22が外側に押し広げられ、その弾発力で各弾性接触板11がタブ状接続部1に圧接し、この圧接によりタブ状接続部1と各弾性接触板22とが確実に接触した状態となる。特に、このコネクタ端子10Aでは、上記のように弾性接触板22が接触板本体24aとその外側の補強板24bとからなる二層構造とされているため、弾性接触板が単層構造であるこの種の端子に比べると弾性接触板22のばね剛性が高く、そのため、タブ状接続部1に対して弾性接触板22がより確実に接触し、またその接触状態が良好に維持されることとなる。しかも、接触板本体24aと補強板24bとが上端部分で前後方向に亘って一体につながっているので、接触板本体24aと補強板24bとが相対変位する(相互にずれる)ことがなく、従って、弾性接触板22のばね剛性が効果的に高められる。
【0033】
また、このように弾性接触板22のばね剛性が高められる結果、コネクタの抜き差しが繰り返し行われる場合でも、弾性接触板22を良好に撓み変位させることができ、これによりタブ状接続部1に対して確実に弾性接触板22を接触させることができる。従って、従来の端子を使用したコネクタに比べて接続信頼性を高めることができ、また耐久性を高めることができる。
【0034】
次に、前記コネクタ端子10Aの変形例(コネクタ端子10B)について図6〜図9を用いて説明する。なお、以下の説明において、前記コネクタ端子10Aと共通する部分については同一符号を付して説明を省略し、以下の説明では相違点についてのみ詳細に説明することにする。
【0035】
コネクタ端子10Bの基本的な構成は前記のコネクタ端子10Aと共通するが、以下の点で前記コネクタ端子10Aと相違している。
【0036】
まず、このコネクタ端子10Bでは、図6及び図9(a)に示すように、接触板本体24aに対して補強板24bが短く、補強板24bの先端が接触板本体24aの先端よりも後側に位置するように弾性接触板22が構成されている。より好ましくは、両弾性接触板22の間に相手側端子のタブ状接続部1が招き入れられて両弾性接触板22が押し広げられた状態で、両接触板本体先端よりも内側(幅方向内側;(図9(b)中の符号W))に補強板24bが収まる範囲で、該補強板24bが可及的に長くなるように補強板24bの前後方向の長さ、すなわち底部16aの前端から補強板24bの先端までの長さ(図9(b)中の符号L)が設定されている。
【0037】
また、電線接続部14については、前記底部16aにその前端から後側に向かって延びる凹状の切欠部17が形成されている。
【0038】
以上のようなコネクタ端子10Bの構成によると、次のような効果がある。
【0039】
まず、接触板本体24aに対して補強板24bが短く設定され、これにより弾性接触板22がその先端部分で単層構造とされているため、タブ状接続部1の挿入に伴い両弾性接触板22が押し広げられたときのコネクタ端子10Bの幅をコネクタ端子10Aに比べて小幅に抑えることができる。従って、弾性接触板22のばね剛性を高める一方で、コネクタ端子10Bの幅方向の実質的な占有スペースを小幅に抑えることができる。特に、タブ状接続部1が挿入された状態で、両接触板本体24aの内側に補強板24bが収まる範囲内で補強板24bを前後方向に可及的に長く構成することにより、タブ状接続部1の挿入に伴い両弾性接触板22が押し広げられたときの該広がりを抑えつつ、ばね剛性を可及的に高めることができるという効果がある。
【0040】
また、底部16aに上記のような切欠部17が形成されていることにより、タブ状接続部1の挿入に伴い両弾性接触板22が押し広げられると、底部16aの前端部分が弾性接触板22と共に押し広げられることとなる。そのため、弾性接触板22の弾性変形による曲げ応力が前後方向に分散され、応力集中に起因する弾性接触板22の破損、すなわち弾性接触板22の根本部分に応力が集中して弾性接触板22が塑性変形するといったトラブルの発生を未然に回避することができるという効果がある。
【0041】
なお、以上説明したコネクタ端子10A,10Bでは、電線接続部14の側壁16bに連続して補強板24bを一体に形成するとともに、この補強板24bに連続してその上側に一体に接触板本体24aを形成し、この接触板本体24aを図4に示すように内側に折り返すことにより二層構造の弾性接触板22を構成しているが、例えば、電線接続部14の側壁16bに連続して接触板本体24aを一体に形成するとともに、この接触板本体24aに連続してその上側に一体に補強板24bを形成しておき、この補強板24bを外側に折り返すことにより、二層構造の弾性接触板22を構成するようにしてもよい。
【0042】
また、コネクタ端子10A,10Bでは、図1等に示すように、各弾性接触板22を後側から前側に向かって互いに接近する先窄まりに形成しているが(先端を除く)、勿論、全体が略平行になるように形成してもよい。但し、各弾性接触板22を上記のような先窄まりの形状としておけば、弾性接触板22の幅方向の変位量(撓み量)を稼ぐ(より多く確保する)ことができるため、タブ状接続部1に対して両弾性接触板22を確実に圧接させる上では望ましい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、電線接続部の側壁に連続して相手側端子との接続方向に延びる一対の弾性接触板を備えた端子接続部をもつ端子において、前記各弾性接触板を、相手側端子に直接接触する接触板本体と、前記相手側端子の接触側とは反対側で前記接触板本体に対してその板厚方向に積層される補強板とを有した二層構造としているので、弾性接触板のばね剛性を効果的に高めることができる。特に、補強板と接触板本体とが一体につながっているので、使用中に接触板本体と補強板とが相互にずれることがなく、従って、弾性接触板のばね剛性を確実、かつ効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端子を示す平面図である。
【図2】本発明に係る端子を示す側面図である。
【図3】本発明に係る端子を示す図1のA−A断面図(縦断面図)である。
【図4】本発明に係る端子の端子接続部の構造を示す図1のB−B断面図である。
【図5】相手側端子のタブ状接続部が挿入される前後の状態を示す端子接続部の断面図である。
【図6】本発明に係る端子(変形例)を示す平面図である。
【図7】本発明に係る端子(変形例)を示す側面図である。
【図8】本発明に係る端子(変形例)を示す図6のC−C断面図(縦断面図)である。
【図9】相手側端子のタブ状接続部が挿入される前後の状態を示す端子接続部の断面図である。
【符号の説明】
1 タブ状接続部
10A,10B コネクタ端子(端子)
12 端子接続部
14 電線接続部
18 接続用バレル
20 インシュレーションバレル
22 弾性接触板
24a 接触板本体
24b 補強板

Claims (6)

  1. 底部及び側壁を有し、電線を囲んだ状態で保持する電線接続部と、前記側壁に連続して該側壁の末端から相手側端子との接続方向に延び、かつ互いに対向する一対の弾性接触板をもつ端子接続部とを有した端子において、前記各弾性接触板は、相手側端子に直接接触する接触板本体と、相手側端子の接触側とは反対側で前記接触板本体に対してその板厚方向に積層される補強板とを有した二層構造を有し、さらに、前記補強板および接触板本体のうち一方側は、電線接続部の前記側壁から相手側端子との前記接続方向に延長されるものであり、他方側は、前記一方側である補強板又は接触板本体から前記接続方向と直交する方向に延長されたものであり、かつ前記一方側である補強板又は接触板本体との境界部分で折り返されることにより該一方側である補強板又は接触板本体に積層されていることを特徴とする端子。
  2. 請求項1記載の端子において、
    前記補強板は電線接続部の前記側壁から相手側端子との前記接続方向に延長されたものであり、一方、前記接触板本体はこの補強板から延長されたものであり、かつ前記補強板との境界部分で両補強板の内側に折り返されていることを特徴とする端子。
  3. 請求項2記載の端子において、
    各接触板本体の先端が互いに離反する方向に湾曲形成されるとともに、前記補強板の先端が前記接触板本体の先端よりも後側であって、かつ前記電線接続部の底部先端よりも前側に位置するように前記弾性接触板が形成されていることを特徴とする端子。
  4. 請求項3に記載の端子において、
    両弾性接触板の間に前記相手側端子が招き入れられた端子接続状態において、前記両接触板本体の先端よりも両補強板が内側に配される範囲内で、該補強板が前記接続方向に可及的に長くなるように前記弾性接触板が形成されていることを特徴とする端子。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の端子において、
    前記各弾性接触板は、前記接続方向における後端側から前端側に向かって互いにその間隔が漸減する先窄まりの形状を有していることを特徴とする端子。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の端子において、
    前記電線接続部の底部であって、かつ前記接続方向における前端部分に、前記先端から後端側に延びる切欠部が設けられていることを特徴とする端子。
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