JP2004022106A - デジタルオーディオインターフェース信号復調装置 - Google Patents

デジタルオーディオインターフェース信号復調装置 Download PDF

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Michihiro Matsumoto
松本 道弘
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Abstract

【課題】幅広いサンプリング周波数範囲のデジタルオーディオインターフェース信号を復調できるフルデジタル化されたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置を提供する。
【解決手段】エッジ検出回路11によりデジタルオーディオインタースフェース信号s101からエッジ検出信号s102と後半検出信号s103とを抽出し、エッジ検出信号s102と後半検出信号s103とを元に最大エッジ間隔検出回路15により所定時間内のエッジ間隔の最大値を求め、エッジ間隔の最大値を元に判定回路12の閾値を設定する。これにより、いかなるサンプリング周波数であっても1T、2T、3Tの判定を安定に行える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルオーディオ機器間でデータの伝送に使用されるデジタルオーディオインターフェース信号を受信し、デジタルオーディオ信号を復調するフルデジタル化されたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスク(CD)、デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)、ミニディスク(MD)などのデジタルオーディオ機器間でデジタルデータの伝送を行う規格としてIEC−958「デジタルオーディオインターフェース」がある。この規格の概要について以下に説明する。
【0003】
図10はデジタルオーディオインターフェース規格の概要を示すタイミング図である。このデジタルオーディオインターフェース規格は、図10のように、チャネル1、チャネル2のデータが時分割で交互に伝送される形式となっている。1つのチャネルの1データに相当する単位をサブフレームと呼んでいる。各サブフレームは32ビットから構成され、その内容は4ビットのプリアンブル、4ビットの予備ビット、20ビットのオーディオサンプル情報、4ビットの付加情報からなる。付加情報はバリディティフラグV、ユーザーズビットU、チャネルステータスC、パリティPからなる。
【0004】
CDやDATの1サンプルのオーディオデータは左チャンネルと右チャンネルの2チャンネルからなるので、チャネル1とチャネル2のサブフレーム2つが組になって1サンプルを構成し、この2つ分のサブフレームの周期がちょうどサンプリング周波数の逆数(1/Fs)に相当する。
【0005】
プリアンブルは伝送時のサブフレームの同期を示すためのもので、ユニークなパターンとするために、3Tを先頭に含む変調を行っている。プリアンブルには、プリアンブルB(PAb),プリアンブルM(PAm),プリアンブルW(PAw)の3種類のパターンがある。PAbは3T、1T、1T、3Tの組合せとなっており、PAmは3T、3T、1T、1Tの組合せとなっており、PAwは3T、2T、1T、2Tの組合せとなっている。チャネル1にはPAbおよびPAmが用いられ、チャネル2にはPAwが用いられる。チャネル1でPAbが用いられるのは、付加情報の同期のための192サンプルのブロックの先頭(すなわち図中のフレーム0)のみであり、それ以外のチャネル1のプリアンブルは全てPAmとなる。
【0006】
オーディオサンプル情報、予備ビットおよび付加情報はバイフェーズマーク変調されており、1Tと2Tのみで構成されている。具体的には、データ‘1’に対応するパターンは1Tが2個であり、データ‘0’に対応するパターンは2Tが1個である。
【0007】
この規格に基づく信号を受信する回路として、過去にはアナログ回路でPLLを実現する特開平1−49177や特開平2−7720などのデジタルオーディオインターフェース信号復調装置があった。最近ではデジタル化が進み、特開2000−105976のように、アナログPLLを用いずにデジタル回路のみで復調する回路が用いられている。
【0008】
以下、デジタル回路で構成されたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の従来例として、特開2000−105976に示されたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置について、簡単に説明する。
【0009】
図11は特開2000−105976に示された従来例のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置のブロック図である。
【0010】
図11において、エッジ検出回路111は、基準クロックS100の正エッジでデジタルオーディオインターフェース信号S101のエッジを検出したエッジ検出信号S102と、基準クロックS100の1クロック区間の後半にデジタルオーディオインターフェース信号S101のエッジがあったことを示す後半検出信号S103とを出力する。
【0011】
判定回路112は、エッジ検出信号S102が入力されるごとに基準クロックS100でエッジ検出信号S102の間隔をカウントした値を求め、この値を2倍した値に対し、後半検出信号S103が入力されていれば‘1’を加え、さらに直前の後半検出信号S103が入力されていれば‘1’を引いた半クロック単位の精度を持つ半クロックカウント値を算出する。この半クロックカウント値を予め定めたテーブル、例えば4から9、あるいは10から15、あるいは16から22と比較することで、それぞれ1T、2T、3Tを判定し、判定信号S104を出力する。
【0012】
上記の数値の例は、基準クロックの周期が1Tの1/3になるような、基準クロックを用いた場合の値である。理想的な伝送波形の場合に、1Tが基準クロックで3カウント、すなわち半クロックカウント値はその2倍となる。同様に2T,3Tは各々半クロックカウント値がそれぞれ12,18になり、それに幅をもたせることで、上記のようなテーブルになる。
【0013】
プリアンブル検出回路113は、1T、2T、3Tの判定信号S104から、‘3113’、‘3311’、‘3212’の3種類のいずれかの判定信号の信号列を検出すると、プリアンブル検出信号S105を出力する。
【0014】
バイフェーズ復調回路114は、プリアンブル検出信号S105を基準にして、判定信号から2Tが入力されると‘0’を、1Tが連続して2回出力されると‘1’を出力することで、デジタルオーディオ信号S106を復調し出力する。
【0015】
基準クロックS100は、デジタルオーディオインターフェース信号S101の最小反転周期(1T)の半分に対応した周波数より高い任意の周波数のクロック信号でよい。例えばCDやMDで用いている16.9344MHz(44.1kHzの384倍)のようなクロックを使うことができる。
【0016】
以下、図2、図3、図4を用いて、図11に示されたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の各部の動作を説明する。
【0017】
図2はエッジ検出回路111の回路の一例を示す回路図である。このエッジ検出回路111は、DフリップフロップDFF1〜DFF4および排他的論理和回路EXOR1,EXOR2で構成されている。このエッジ検出回路111では、デジタルオーディオインターフェース信号S101を基準クロックS100の正エッジで打ち抜いた信号をq1とし、デジタルオーディオインターフェース信号S101を基準クロックS100の負エッジで打ち抜いた信号をさらに正エッジで打ち直した信号をnq1とすると、エッジ検出信号S102は信号q1と信号q1を正エッジで打ち抜いた信号との排他的論理和で生成される。また、後半検出信号S103は信号q1と信号nq1との排他的論理和で生成される。
【0018】
図3はエッジ検出回路111と判定回路112の動作タイミング図である。以下、図3を参照しながらエッジ検出回路111と判定回路112の動作を説明する。
【0019】
基準クロックS100に対し、デジタルオーディオインターフェース信号S101が図3のA、B、C、D、Eのように基準クロックS100の半クロックを1として数えたときにそれぞれ6、7、6、7、12となるように入力されたとする。エッジ検出回路111では、基準信号S100の正エッジで打ち抜いた信号と、負エッジで打ち抜いて正エッジで打ち抜きなおした信号とはそれぞれq1とnq1のような波形になる。信号q1のエッジを検出したエッジ検出信号S102は、図3のように、デジタルオーディオインターフェース信号S101のエッジごとに出力される。また、信号q1と信号nq1の排他的論理和から求めた後半検出信号S103は、図3のB、Cのように基準クロックの区間の後半にエッジがある場合にのみ出力される。
【0020】
エッジ検出信号S102のエッジ間隔のカウント値c(t)と後半検出信号S103の値p(t)と前回の後半検出信号S103の値p(t−1)から、半クロックカウント値n(t)は、次式で与えられる。
【0021】
n(t) = −p(t−1) + 2×c(t) + p(t)
ただし、p(k)は1または0のいずれかとなる。また、tおよびkは、いずれも時刻を表す整数であり、基準クロックが1つ到来するごとに1インクリメントする。
【0022】
したがって、Aの入力に対しては、カウント値cが3で、後半検出信号S103は立っていないため、n=6になる。Bの入力に対しては、カウント値cが3で後半検出信号S103が今回立ったため、n=7になる。Cの入力に対しては、カウント値cが3で、後半検出信号S103が両方立っているため、n=6になる。同様に、Dはn=7。Eはn=12となる。
【0023】
判定回路112で、これらの値はあらかじめ設定したテーブルによって判定され、それぞれ1T、1T、1T、1T、2Tのように判定信号S104として出力される。
【0024】
図4はプリアンブル検出回路113とバイフェーズ復調回路114の動作タイミング図である。以下、図4を参照しながらプリアンブル検出回路113とバイフェーズ復調回路114の動作を説明する。
【0025】
プリアンブル検出回路113は、判定信号S104の並びから、‘3113’、‘3311’、‘3212’の3種類のいずれかのプリアンブルのパターンを検出してプリアンブル検出信号S105を出力する。プリアンブル検出信号S105は、プリアンブルパターンを検出し終わるとLレベルになり、デジタルオーディオインターフェース信号の28ビット目を過ぎるとHレベルにすることで、生成する。
【0026】
プリアンブル検出信号S105のLレベル期間がバイフェーズマーク変調された部分になる。この動作と合わせて、プリアンブル検出回路113は、それ以後のシステム基準となるFsタイミング信号S107を出力する。プリアンブル検出信号S105は、サブフレームあたり1回の信号が出力されるが、Fsタイミング信号は、チャネル1のサブフレームの間Lとなり、チャネル2のサブフレームの間Hとなる信号である。
【0027】
バイフェーズ復調回路114は、プリアンブル検出信号S105がLレベルになった所から、2Tなら0を、1Tが2個連続したら1を出力することで復調データを得る。この復調データからオーディオデータを分離してデジタルオーディオ信号S106を出力する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようなデジタルオーディオインターフェース信号復調装置では、判定回路111の判定基準となるしきい値が固定されていたため、任意のデータレートのデジタルオーディオインターフェース信号を復調することができなかった。
【0029】
近年、DVDなど新たな機器の登場により、データレートとして、88.2kHzや96kHz、192kHzなどのサンプリング周波数に対応したデジタルオーディオインターフェース信号が出てきている。また、MPEG2などの規格においては、24kHzや16kHzなどの低い周波数も規格化されてきている。このような幅広いサンプリング周波数に対応するには、多くの判定テーブルを用意しなければならない。
【0030】
また、IEC958規格には可変ピッチの伝送規格が定義されており、本来のサンプルレートの±12.5%まで伝送レートが可変できる。このような信号を受信することを想定した場合、テーブルの値の設定が難しく、範囲を広げると、違うサンプリング周波数のデータと誤判定したりして、正しく受信できない。
【0031】
したがって、本発明の目的は、幅広いサンプリング周波数範囲のデジタルオーディオインターフェース信号を復調できるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置は、以下に述べるような特徴を有している。
【0033】
第1の発明のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置は、デジタルオーディオ信号にプリアンブルおよび付加情報を付加し、バイフェーズ変調して伝送されるデジタルオーディオインターフェース信号の復調を行うデジタルオーディオインターフェース信号復調装置であって、デジタルオーディオインターフェース信号を入力し、入力信号の最小反転周期の半分より短い周期でかつ入力信号とは必ずしも同期しない基準クロックを用いて、そのクロック区間内にデジタルオーディオインターフェース信号のエッジがあった場合にエッジ検出信号を出力し、さらにそのエッジがクロック区間の後半にある場合に後半検出信号を出力するエッジ検出回路と、エッジ検出信号と後半検出信号とを入力し、デジタルオーディオインターフェース信号の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出してエッジ間隔の判定のための閾値設定信号を出力する最大エッジ間隔検出回路と、エッジ検出信号と後半検出信号とを入力し、閾値設定信号を元にエッジ間隔が1T、2T、3Tのいずれであるかを判定し判定信号を出力する判定回路と、判定信号を入力し、プリアンブルのパターンを検出してプリアンブル検出信号を出力するとともに、それ以後のシステムタイミング基準となるFsタイミング信号を出力するプリアンブル検出回路と、プリアンブル検出信号と判定信号とを入力し、プリアンブル検出信号をタイミング基準にして判定信号からデジタルオーディオ信号を復調して出力するバイフェーズ復調回路とを備える。
【0034】
上述のように、第1の発明によれば、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出し、それを受信信号の3Tのエッジ間隔とみなして、それを元に判定のための閾値を設定するため、各種の伝送レートに対して自動的に追従し復調可能である。
【0035】
また、第2の発明のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置は、デジタルオーディオ信号にプリアンブルおよび付加情報を付加し、バイフェーズ変調して伝送されるデジタルオーディオインターフェース信号の復調を行うデジタルオーディオインターフェース信号復調装置であって、デジタルオーディオインターフェース信号を入力し、入力信号の最小反転周期の半分より短い周期でかつ入力信号とは必ずしも同期しない基準クロックを用いて、そのクロック区間内にデジタルオーディオインターフェース信号のエッジがあった場合にエッジ検出信号を出力し、さらにそのエッジがクロック区間の後半にある場合に後半検出信号を出力するエッジ検出回路と、エッジ検出信号と後半検出信号とを入力し、デジタルオーディオインターフェース信号の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出してエッジ間隔の判定のための閾値設定信号を出力する最大エッジ間隔検出回路と、エッジ検出信号と後半検出信号とを入力し、閾値設定信号を元にエッジ間隔が1Tかそれ以外であるかを判定し判定信号を出力する1T判定回路と、判定信号を入力し、プリアンブルのうちのプリアンブルWのパターンを検出してプリアンブルW検出信号を出力するとともに、それ以後のシステムタイミング基準となるFsタイミング信号を出力するプリアンブルW検出回路と、プリアンブルW検出信号と判定信号とを入力し、プリアンブルW検出信号をタイミング基準にして判定信号からデジタルオーディオ信号を復調して出力するバイフェーズ復調回路とを備える。
【0036】
上述のように、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において1T、2T、3Tの3つに判別し復調していたものが、プリアンブルWのパターンの特徴に着目することにより1Tか2T以上かを判別するだけで同等の動作が行える。これにより、1Tと2Tの判別のマージンに比べて2Tと3Tの判別のマージンが少ないという課題を解決し、安定な復調装置を実現することができる。
【0037】
また、第3の発明のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置は、デジタルオーディオ信号にプリアンブルおよび付加情報を付加し、バイフェーズ変調して伝送されるデジタルオーディオインターフェース信号の復調を行うデジタルオーディオインターフェース信号復調装置であって、デジタルオーディオインターフェース信号を入力し、入力信号の最小反転周期の半分より短い周期でかつ入力信号とは必ずしも同期しない基準クロックを用いて、そのクロック区間内にデジタルオーディオインターフェース信号のエッジがあった場合にエッジ検出信号を出力し、さらにそのエッジがクロック区間の後半にある場合に後半検出信号を出力するエッジ検出回路と、エッジ検出信号と後半検出信号とを入力し、デジタルオーディオインターフェース信号の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出して判定のための閾値設定信号を出力する最大エッジ間隔検出回路と、エッジ検出信号と後半検出信号とを入力し、閾値設定信号を元にエッジ間隔が1T、2T、3Tのいずれであるかを判定し判定信号を出力する判定回路と、判定信号を入力し、プリアンブルのパターンを検出してプリアンブル検出信号を出力するとともに、それ以後のシステムタイミング基準となるFsタイミング信号を出力するプリアンブル検出回路と、Fsタイミング信号を入力し、Fsタイミング信号を元に補正Fsタイミング信号を出力するとともに、所定時間以上プリアンブルが来ない場合にも強制的に補正Fsタイミング信号を出力するFsタイミング保護回路と、プリアンブル検出信号と判定信号とを入力し、プリアンブル検出信号をタイミング基準にして判定信号からデジタルオーディオ信号を復調して出力するバイフェーズ復調回路とを有する。
【0038】
デジタルオーディオインターフェース信号復調装置を用いたシステムを構成する場合、受信したデータタイミングに同期してシステムが動くことが基本であり、デジタルオーディオインターフェース信号復調装置が出力するFsタイミング信号を基準にしてマイコン等が動作するが、入力信号が途絶した場合にFsタイミング信号が出なくなり、システムとしてデッドロックが起こるおそれがある。特に本発明のように、幅広いサンプリング周波数範囲の入力信号を復調できるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の場合、何も対策しなければ、サンプリング周波数が著しく低いのか入力が途絶したのか判別ができず、デッドロックの危険性が高い。上述のような第3の発明によれば、所定時間以上プリアンブルが来ない場合にも強制的に補正Fsタイミング信号を出力するFsタイミング保護回路を設けたことにより、システム全体のデッドロックを回避することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0040】
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置について説明する。
【0041】
図1は、本発明の第1実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の構成を示すブロック図である。図1において、エッジ検出回路11は、従来例におけるエッジ検出回路111と全く同等の動作をする。実際には、図2の回路をそのまま用いても良い。
【0042】
最大エッジ間隔検出回路15は、エッジ検出回路11から受け取ったエッジ検出信号S102および後半検出信号S103を元に、デジタルオーディオインターフェース信号S101の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出して、それを元に閾値設定信号S108を出力する。1T、2T、3Tの判別を行うため、閾値設定信号は1.5Tおよび2.5Tに相当する信号が出力される。
【0043】
判定回路12は、エッジ検出信号S102と後半検出信号S103とを入力し、閾値設定信号S108を元にエッジ間隔が1T、2T、3Tのいずれであるかを判定し判定信号S104として出力する。1T、2T、3Tを判定するための閾値の設定方法が異なるだけで、動作タイミング自体は従来例と変わらず、例えば図3のように動作する。
【0044】
プリアンブル検出回路13は、従来例におけるプリアンブル検出回路113と全く同等の動作をする。すなわち、プリアンブル検出回路13は、判定信号S104から、‘3113’、‘3311’、‘3212’の3種類のいずれかの判定信号の信号列を検出すると、プリアンブル検出信号S105を出力する。
【0045】
バイフェーズ復調回路14は、従来例におけるバイフェーズ復調回路114と全く同等の動作をし、データ部分のバイフェーズ信号を復調する。
【0046】
すなわち、このデジタルオーディオインターフェース信号復調装置は、従来例において1T、2T、3Tを判別するための閾値を判定回路112のテーブルに予め定めていたのに対し、第1の実施の形態では、最大エッジ間隔検出回路15で所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出して、それを元に判定回路12の閾値を設定しているところに特徴がある。
【0047】
図5は、図1の最大エッジ間隔検出回路15の構成の一例を示すブロック図である。図5において、エッジ間隔検出回路51は、エッジ検出信号S102と後半検出信号S103とから、デジタルオーディオインターフェース信号S101の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、エッジ間隔信号S501を出力する。
【0048】
基準タイミング発生回路52は、内部のクロック基準をベースに、固定周期の基準タイミング信号S502を発生する。周期はシステム毎に異なるが、例としてサンプリング周波数が16kHzのデジタルオーディオインターフェース信号を受信できるようにしようと考えた場合、16kHzの逆数よりも大きい時間、例えば100μsecなどに設定する。
【0049】
区間最大値検出回路53は、基準タイミング信号S502の1周期の中で、エッジ間隔信号S501の最大値を見つけ、区間最大値信号S503を出力する。上述のように、基準タイミングの周期が対応するサンプリング周波数の逆数より大きい値に設定されていれば、区間には2つ以上のプリアンブル信号が含まれるため、それらのプリアンブル信号の中の3Tのうち最も大きいと計測されたものになる。
【0050】
閾値設定信号生成回路54は、区間最大値信号S503を元に、閾値設定信号S108を出力する。実際に必要な閾値は、1Tと2Tを判別する閾値と、2Tと3Tを判別する閾値の2つである。区間最大値をMとしたとき、Mが3Tに近い値と仮定して、1Tと2Tの閾値にはM/2を、また2Tと3Tの閾値には5M/6を出力する。
【0051】
実際の伝送路を通ったデジタルオーディオインターフェース信号は、雑音や波形干渉などで伝送波形の形が崩れてきている。エッジ間隔は、3Tが若干長めに、また1Tが若干短めにでる傾向にある。所定時間内のエッジ間隔の最大値Mは、3Tから3.2Tくらいの値となる。したがって、M/2は1.5T〜1.6T、5M/6は2.5T〜2.67Tあたりの値になる。例えば3Tを2Tと誤判定するまでに0.33Tのマージンがあることになり、ほとんどの場合これで正しく判定できる。
【0052】
このように、第1の実施の形態では、受信した信号から直接閾値を設定しているため、デジタルオーディオインターフェース信号の伝送レートすなわちサンプリング周波数をあらかじめ知らなくても復調が可能であり、事前にテーブルを用意する必要もなく、幅広いサンプリング周波数のデジタルオーディオインターフェース信号を受信・復調することが可能である。
【0053】
(第2の実施の形態)
図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置について説明する。
【0054】
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の構成を示すブロック図である。図6におけるエッジ検出回路61は図1のエッジ検出回路11と同じである。
【0055】
1T判定回路62はエッジ間隔が1Tかそれ以外であるかのみを判定する構成で、図1の判定回路12のように、1T,2T,3Tの判定を行うものではない。
【0056】
最大エッジ間隔検出回路65は、図1の最大エッジ検出回路15と同じであるが、1T判定回路62が、1Tと2Tとの判別のための閾値のみしか必要としないため、2Tと3Tの判別のための閾値は出力する必要がない。
【0057】
プリアンブルW検出回路63は、プリアンブルWを検出するものである。1T判定回路62が出力する判定信号S104aには、1Tか2T以上かのみが出力されるため、2Tと3Tを識別することはできない。ここでは仮にこれを、全て2Tとして出力するものとする。このとき、プリアンブルWのみがユニークな信号並びとなるため、プリアンブルWを検出することが可能であり、この原理の詳細は、後程図7を用いて説明する。
【0058】
プリアンブルW検出回路63が出力するプリアンブルW検出信号S109は、波形的には図1のプリアンブル検出信号S105と同じものになる。具体的には、プリアンブルWのみから同じ波形を発生するために、プリアンブルWを検出した後28ビット間Lとなり、その後4ビット間Hとなり、その後の28ビット間は再びLとなる。これにより、プリアンブルBまたはMが来なくても、バイフェーズマーク変調された区間に相当する信号を出力する。
【0059】
プリアンブルW検出回路63は、同時に、検出したプリアンブルWのタイミングを基準に、Fsタイミング信号S107を出力する。具体的には、Fsタイミング信号S107は、プリアンブルWを検出し終わってから28ビット目までがチャネル2であるとしてHレベルになり、その後32ビットの間はチャネル1であるとしてLレベルになり、それ以後は次のチャネル2であるとしてHレベルに戻る。Hレベルに戻った後、次のプリアンブルWが検出されれば、再び同様にH、L、Hの形を繰り返す。このような動作により、Fsタイミング信号S107は、図1におけるFsタイミング信号と全く同じ波形となる。
【0060】
バイフェーズ復調回路64は、図1のバイフェーズ復調回路14と同じ動作をする。プリアンブルW検出信号S109が、図1におけるプリアンブル検出信号S105と同じ波形になるため、図1の時と同じ動作でバイフェーズ復調をし、デジタルオーディオ信号S106を出力する。
【0061】
図7は、図6のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置において、1T判定回路62とプリアンブルW検出回路63によってデータ判定とプリアンブル検出が行われる原理を説明するための図である。図7(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、プリアンブルB(PAb)、プリアンブルM(PAm)、プリアンブルW(PAw)、それ以外のデータ部に対応する図である。それぞれの図で、上段はデジタルオーディオインターフェース信号の波形、下段はそれが入力されたときの1T判定回路での判定結果を示している。
【0062】
図7で、「2T◆」と書かれているのは、2Tと3Tを判別しないために、本来は3Tである信号が2Tとして判定されていることを表している。図7(a)はPAbが入力された場合であり、2T、1T、1T、2Tと検出される。図7(b)はPAmが入力された場合であり、2T、2T、1T、1Tと検出される。図7(c)はPAwが入力された場合であり、2T、2T、1T、2Tと検出される。図7(d)はプリアンブル以外の部分の場合であり、本来2Tの部分は2T、本来1Tの部分は1Tと正しく検出される。
【0063】
図7(d)のようなプリアンブル以外の部分では、データ‘1’に対応するパターンは1Tが2個であり、データ‘0’に対応するパターンは2Tが1個であるという原則から、1Tは必ず2個ペアで現れる。図7(a)と図7(b)にあるように、PAbとPAmにおいても、1Tは必ず2個ペアで現れる。それに対し、図7(c)のPAwの場合のみ、2Tに挟まれて1Tが1個だけあるので、1Tがペアで現れないパターンになる。すなわち、2T、1T、2Tの並びが発生することを検出すれば、プリアンブルWを検出することができる。
【0064】
以上述べたように、図6のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置では、1T判定回路62とプリアンブルW検出回路63とによってデータ判定ができるため、最大エッジ間隔検出回路65は、閾値設定信号S108として、1Tと2Tの判別のための閾値信号のみしか出力しなくても良い。区間最大値をMとしたとき、第1の実施の形態では、1Tと2Tの閾値にはM/2を、また2Tと3Tの閾値には5M/6を出力していた。それらのうち1/2倍は簡単な1ビットシフトで実現できるが、5/6倍するには演算回路かテーブル引きが必要であった。ところが、第2の実施の形態の場合、2Tと3Tを判別する閾値を出力しなくてよくなるので、5/6倍する演算が不要となり、回路規模を大幅に削減できる。
【0065】
また、第1の実施の形態の説明で述べたように、所定時間内のエッジ間隔の最大値Mは、3T〜3.2Tくらいの値となるため、M/2は1.5T〜1.6T、5M/6は2.5T〜2.67Tあたりの値になる。2Tと3Tの閾値が2.67になった場合、3Tちょうどの信号とのマージンは0.33Tである。一方、1Tと2Tの閾値が1.6Tになった場合、2Tちょうどの信号とのマージンは0.4Tである。デジタルオーディオインターフェース信号復調装置全体としての動作マージンは、最も動作マージンの少ないところで決まるが、図6のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置では、2Tと3Tの判別を必要としないため、マージンが0.4Tまで拡大し、より安定な受信動作を実現することができる。
【0066】
(第3の実施の形態)
図8を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置について説明する。
【0067】
図8は、本発明の第3実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の構成を示すブロック図である。図8において、エッジ検出回路81は、図1のエッジ検出回路11と同じである。最大エッジ間隔検出回路85は、図1の最大エッジ間隔検出回路15と同じである。判定回路82は、図1の判定回路12と同じである。エッジ検出回路81と最大エッジ間隔検出回路85、判定回路82の動きも図1の場合と全く同じであり、デジタルオーディオインターフェース信号S101を元に1T、2T、3Tを判定し、判定信号S104として出力する。
【0068】
プリアンブル検出回路83は、図1のプリアンブル検出回路13と同様に、プリアンブル検出信号S105とFsタイミング信号S107とを出力する。バイフェーズ復調回路84は、図1のバイフェーズ復調回路14と全く同じ動作をし、判定信号S104とプリアンブル検出信号S105とを入力して、バイフェーズ復調を行い、デジタルオーディオ信号S106を出力する。
【0069】
Fsタイミング保護回路86は、プリアンブル検出回路83からFsタイミング信号S107を受け取り、異常状態時の保護処理をした後、補正Fsタイミング信号S109として出力する。
【0070】
図8のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置では、Fsタイミング信号S107はそのまま直接外へは出力されず、いったんFsタイミング保護回路86へ渡され、異常状態の保護処理がなされた補正Fsタイミング信号S109が外部に出力される。
【0071】
図9は、図8のFsタイミング保護回路86の構成の一例を示すブロック図である。図9において、プリアンブル間隔検出カウンタ91は、Fsタイミング信号S107を入力し、自分の基準クロックでFsタイミング信号S107のエッジからの経過時間をカウントし、カウント値S191を出力する。具体的には、Fsタイミング信号S107のエッジが来ると0になり、その後クロックによってカウントアップされていく。
【0072】
プリアンブル間隔判定回路92は、カウント値S191を入力し、あらかじめ設定した所定値に達した場合に、リセット信号S192を出力するとともに、内挿プリアンブル信号S193を発生する。リセット信号S192はプリアンブル間隔検出カウンタ91に渡され、プリアンブル間隔検出カウンタ91のカウント値を強制的に0にリセットする。
【0073】
ここでの所定値としては、デジタルオーディオインターフェース信号復調装置が対応するサンプリング周波数の下限より少し低い周波数に対応した値が用いられる。例えば、対応サンプリング周波数の下限を16kHzとした場合には、サンプリング周波数が15kHzに相当するプリアンブル間隔の値などが用いられる。
【0074】
すなわち、プリアンブル間隔検出カウンタ91とプリアンブル間隔判定回路92を合わせた動作としては、Fsタイミング信号S107のエッジ間隔が正常状態、すなわち定期的にエッジが来ていれば、カウント値S191が所定値に達する前にカウンタがクリアされるので、リセット信号S192および内挿プリアンブル信号S193は発生しない。
【0075】
入力信号が途絶し、Fsタイミング信号S107のエッジが来なくなった場合には、カウント値S191が所定値に達し、内挿プリアンブル信号S193を発生するとともにプリアンブル間隔検出カウンタ91をリセットする。その後再びプリアンブル検出カウンタ91は再びカウントアップを続け、また所定値に達したら同じ動作を繰り返す。つまり、Fsタイミング信号のエッジがずっと来ない場合には、プリアンブル間隔判定回路92に設定された所定値ごとの繰り返し動作を行い、周期的に内挿プリアンブル信号を発生させる。
【0076】
Fsタイミング発生回路93は、通常時はFsタイミング信号S107をそのまま補正Fsタイミング信号S109として出力するが、内挿プリアンブル信号S193が来た場合には、内挿プリアンブル信号S193に応答して補正Fsタイミング信号のエッジを強制的に発生させる。
【0077】
すなわち、補正Fsタイミング信号S109は、デジタルオーディオインターフェース信号S101に正常な信号が供給されている場合にはそれに対応したタイミング信号を出力し、入力信号が途絶した場合、もしくは正常なプリアンブルパターンを含まない異常信号の場合にあっても、内挿プリアンブル信号によって最長のエッジ間隔が保証されて出力される。
【0078】
デジタルオーディオインターフェース信号復調装置が出力するFsタイミング信号は、例えばマイコンの割り込み信号などに使用され、データの送受信に用いられたりする。このとき、従来のようにFsタイミング信号を直接出力していた場合には、入力のデジタルオーディオインターフェース信号S101が途絶したとき、割り込みが入らず、システム構成によってはシステムがデッドロックする危険性がある。
【0079】
第3の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置のような構成を用いれば、入力信号の途絶時にも補正Fsタイミング信号s109は出力されるため、マイコンは定期的に割り込みを受け付けることができるので、デッドロックを回避することができる。
【0080】
なお、以上の説明では、特開2000−105976に示されたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置と同様の構成要素を多く用いて説明してきたが、例えばエッジ検出回路は、負エッジを使わない方法でも良い。正エッジだけでエッジ検出を行う場合には、基準クロックの周波数をより高くしなければ動作しないが、基準クロックの周波数さえ必要な周波数になっていれば、本発明を適用することができる。
【0081】
また、最大エッジ間隔検出回路は、単純に所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出するようにしているが、ハードウェアの追加によって、最大値と2番目に大きい値を保持してその平均を取るなど、検出精度向上のためにより複雑な検出方法をとることも可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、第1の発明によれば、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出し、それを3Tのエッジ間隔とみなして判定のための閾値を設定するため、各種の伝送レートに対して自動的に追従し復調可能である。
【0083】
また、第2の発明によれば、プリアンブルWのパターンの特徴に着目することにより1Tか2T以上かを判別するだけで従来と同等の復調動作が行えるため、基準クロックの周波数が低い場合に2Tと3Tの判別がしにくいという課題を解決し、安定な復調装置を実現することができる。
【0084】
また、第3の発明によれば、所定時間以上プリアンブルが来ない場合にも強制的にFsタイミング信号を出力するFsタイミング保護回路を設けたことにより、システム全体のデッドロックを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図11のエッジ検出回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図3は、図11のエッジ検出回路と判定回路の動作タイミング図である。
【図4】図4は、図11のバイフェーズ復調回路の動作タイミング図である。
【図5】図5は、図1の最大エッジ間隔検出回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、図6のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置において、1T判定回路とプリアンブルW検出回路によってデータ判定とプリアンブル検出が行われる原理を説明するための図である。
【図8】図8は、本発明の第3の実施の形態にかかるデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、図8のFsタイミング保護回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図10】図10は、デジタルオーディオインターフェース規格の概要を説明するための図である。
【図11】図11は、従来のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11  エッジ検出回路
12  判定回路
13  プリアンブル検出回路
14  バイフェーズ復調回路
15  最大エッジ間隔検出回路
51  エッジ間隔検出回路
52  基準タイミング発生回路
53  区間最大値検出回路
54  閾値設定信号生成回路
61  エッジ検出回路
62  1T判定回路
63  プリアンブルW検出回路
64  バイフェーズ復調回路
65  最大エッジ間隔検出回路
81  エッジ検出回路
82  判定回路
83  プリアンブル検出回路
84  バイフェーズ復調回路
85  最大エッジ間隔検出回路
86  Fsタイミング保護回路
91  プリアンブル間隔検出カウンタ
92  プリアンブル間隔判定回路
93  Fsタイミング発生回路
111  エッジ検出回路
112  判定回路
113  プリアンブル検出回路
114  バイフェーズ復調回路
S100  基準クロック
S101  デジタルオーディオインターフェース信号
S102  エッジ検出信号
S103  後半検出信号
S104  判定信号
S104a  判定信号
S105  プリアンブル検出信号
S106  デジタルオーディオ信号
S107  Fsタイミング信号
S108  閾値設定信号
S109  プリアンブルW検出信号
S191  カウント値
S192  リセット信号
S193  内挿プリアンブル信号
S501  エッジ間隔信号
S502  基準タイミング信号
S503  区間最大値検出信号

Claims (5)

  1. デジタルオーディオ信号にプリアンブルおよび付加情報を付加し、バイフェーズ変調して伝送されるデジタルオーディオインターフェース信号の復調を行うデジタルオーディオインターフェース信号復調装置であって、
    前記デジタルオーディオインターフェース信号を入力し、入力信号の最小反転周期の半分より短い周期でかつ入力信号とは必ずしも同期しない基準クロックを用いて、そのクロック区間内に前記デジタルオーディオインターフェース信号のエッジがあった場合にエッジ検出信号を出力し、さらにそのエッジが前記クロック区間の後半にある場合に後半検出信号を出力するエッジ検出回路と、
    前記エッジ検出信号と前記後半検出信号とを入力し、前記デジタルオーディオインターフェース信号の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出してエッジ間隔の判定のための閾値設定信号を出力する最大エッジ間隔検出回路と、
    前記エッジ検出信号と前記後半検出信号とを入力し、前記閾値設定信号を元にエッジ間隔が1T、2T、3Tのいずれであるかを判定し判定信号を出力する判定回路と、
    前記判定信号を入力し、前記プリアンブルのパターンを検出してプリアンブル検出信号を出力するとともに、それ以後のシステムタイミング基準となるFsタイミング信号を出力するプリアンブル検出回路と、
    前記プリアンブル検出信号と前記判定信号とを入力し、前記プリアンブル検出信号をタイミング基準にして前記判定信号から前記デジタルオーディオ信号を復調して出力するバイフェーズ復調回路とを備えたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置。
  2. 前記最大エッジ間隔検出回路は、
    前記エッジ検出信号と前記後半検出信号とを入力し、エッジ間隔を計測してエッジ間隔信号を出力するエッジ間隔検出回路と、
    内部クロックをカウントして一定間隔の基準タイミング信号を発生する基準タイミング発生回路と、
    前記基準タイミング信号の区間ごとに前記エッジ間隔信号の最大値を求めて、区間最大値信号として出力する区間最大値検出回路と、
    前記区間最大値信号を1/2倍して1Tと2Tの閾値とし、同時に前記区間最大値信号を5/6倍して2Tと3Tの閾値とし、これらを閾値設定信号として出力する閾値設定信号生成回路とによって構成されることを特徴とする請求項1に記載のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置。
  3. デジタルオーディオ信号にプリアンブルおよび付加情報を付加し、バイフェーズ変調して伝送されるデジタルオーディオインターフェース信号の復調を行うデジタルオーディオインターフェース信号復調装置であって、
    前記デジタルオーディオインターフェース信号を入力し、入力信号の最小反転周期の半分より短い周期でかつ入力信号とは必ずしも同期しない基準クロックを用いて、そのクロック区間内に前記デジタルオーディオインターフェース信号のエッジがあった場合にエッジ検出信号を出力し、さらにそのエッジが前記クロック区間の後半にある場合に後半検出信号を出力するエッジ検出回路と、
    前記エッジ検出信号と前記後半検出信号とを入力し、前記デジタルオーディオインターフェース信号の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出してエッジ間隔の判定のための閾値設定信号を出力する最大エッジ間隔検出回路と、
    前記エッジ検出信号と前記後半検出信号とを入力し、前記閾値設定信号を元にエッジ間隔が1Tかそれ以外であるかを判定し判定信号を出力する1T判定回路と、
    前記判定信号を入力し、前記プリアンブルのうちのプリアンブルWのパターンを検出してプリアンブルW検出信号を出力するとともに、それ以後のシステムタイミング基準となるFsタイミング信号を出力するプリアンブルW検出回路と、前記プリアンブルW検出信号と前記判定信号とを入力し、前記プリアンブルW検出信号をタイミング基準にして前記判定信号から前記デジタルオーディオ信号を復調して出力するバイフェーズ復調回路とを備えたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置。
  4. デジタルオーディオ信号にプリアンブルおよび付加情報を付加し、バイフェーズ変調して伝送されるデジタルオーディオインターフェース信号の復調を行うデジタルオーディオインターフェース信号復調装置であって、
    前記デジタルオーディオインターフェース信号を入力し、入力信号の最小反転周期の半分より短い周期でかつ入力信号とは必ずしも同期しない基準クロックを用いて、そのクロック区間内に前記デジタルオーディオインターフェース信号のエッジがあった場合にエッジ検出信号を出力し、さらにそのエッジが前記クロック区間の後半にある場合に後半検出信号を出力するエッジ検出回路と、
    前記エッジ検出信号と前記後半検出信号とを入力し、前記デジタルオーディオインターフェース信号の最新のエッジと一つ前のエッジとの間隔を計測し、所定時間内のエッジ間隔の最大値を検出してエッジ間隔の判定のための閾値設定信号を出力する最大エッジ間隔検出回路と、
    前記エッジ検出信号と前記後半検出信号とを入力し、前記閾値設定信号を元にエッジ間隔が1T、2T、3Tのいずれであるかを判定し判定信号を出力する判定回路と、
    前記判定信号を入力し、前記プリアンブルのパターンを検出してプリアンブル検出信号を出力するとともに、それ以後のシステムタイミング基準となるFsタイミング信号を出力するプリアンブル検出回路と、
    前記Fsタイミング信号を入力し、前記Fsタイミング信号を元に補正Fsタイミング信号を出力するとともに、所定時間以上プリアンブルが来ない場合にも強制的に補正Fsタイミング信号を出力するFsタイミング保護回路と、
    前記プリアンブル検出信号と前記判定信号とを入力し、前記プリアンブル検出信号をタイミング基準にして前記判定信号から前記デジタルオーディオ信号を復調して出力するバイフェーズ復調回路とを備えたデジタルオーディオインターフェース信号復調装置。
  5. 前記Fsタイミング保護回路は、
    前記Fsタイミング信号を入力し、プリアンブル先頭に対応した前記Fsタイミング信号のエッジ位置からの時刻をカウントしてカウント値を出力するプリアンブル間隔検出カウンタと、
    前記カウント値を入力し、カウント値が所定値に達した場合に前記プリアンブル間隔検出カウンタをリセットするリセット信号を出力するとともに、内挿プリアンブル信号を発生させるプリアンブル間隔判定回路と、
    前記Fsタイミング信号および内挿プリアンブル信号を入力し、前記Fsタイミング信号または内挿プリアンブル信号があった場合に前記補正Fsタイミング信号を発生するFsタイミング発生回路とによって構成されることを特徴とする請求項4に記載のデジタルオーディオインターフェース信号復調装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7362900B2 (en) * 2003-03-18 2008-04-22 Sony Corporation Apparatus and method for processing images, recording medium, and program
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JP2018160859A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 ローム株式会社 Bmc復調器およびbmc復調のためのしきい値の生成方法

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