JP2004020903A - 起立式表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬及び移動が容易で、表示物を表示する部分における面積を変更することができ、かつその表示物の取り替えを比較的容易に行う。
【解決手段】起立式表示装置は、第1表示板11とその上端に上端が枢支された第2表示板12を備える。第1表示板11の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第1車輪14が枢支された第1軸16と、第2表示板12の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第2車輪17が枢支された第2軸18と、第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定する固定部材21とを備える。第1及び第2表示板11,12が互いに外側に膨出するように湾曲して形成され、第1及び第2表示板11,12のいずれか一方又は双方の表面に表示パネル31が取付けられる。表示パネル31が表示物38の周囲を把持可能に構成された縁部材33を有し、第1及び第2表示板11,12の両側部は折り返されて凹溝が形成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上端が枢支された一対の表示板の開かれた下端を接地させて、道路、地下道、集会場の出入り口等に起立させる起立式表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような起立式表示装置として、図8に示すようなものが知られている。この起立式表示装置における一対の表示板は、枠体1と枠体1に固定された表示板本体3とによりそれぞれ構成され、表示板本体3はその周縁部がビス、リベット等により枠体1に固定される。そして、その表示板本体3に宣伝及び販売促進用のメッセージ等を直接描くか、或いはそのメッセージ等が描かれたいわゆるポスターをこの表示板本体3に貼り付け、道路、地下道、集会場の出入り口等に必要な時期又は時間に運搬又は移動させて起立させることによりそのメッセージ等を公衆に又は特定の会員に表示できるようになっている。よって、この起立式表示装置ではその運搬又は移動が比較的容易であることが必要とされ、図8に示す従来の起立式表示装置では、一対の表示板の上端を枢支することによりその移動又は運搬の際には一対の表示板を重ね合わせた状態で運搬又は移動できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、表示すべきメッセージ等が比較的多くなった場合にはそれらを表示すべき表示板自体も大型化し、一対の表示板を重ね合わせただけではその運搬及び移動が困難になる場合がある。また、定期的に宣伝および販売促進用のメッセージを変更する業務に用いられる場合に、そのメッセージ等を表示板本体に直接描くと表示装置をそのまま書換え場所へ運搬するか、表示板本体3を枠体1から取り外して書換え場所へ運搬しなければならないといった不都合がある。この点、表示板本体に表示物を貼り付けた場合には、その表示物を貼り替えるだけで済むけれども、張り替えようとする表示物が以前に張られていた表示物に比較して大きなものになった場合には、その大きさに応じた面積を有する表示板本体3を準備しなければならないという問題点が生じる。
本発明の目的は、運搬及び移動が容易であるとともに、表示物を表示する部分における面積を比較的容易に変更することができ、かつその表示物の取り替えが比較的容易な起立式表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、第1表示板11と第1表示板11の上端に上端が枢支された第2表示板12とを備え、第1及び第2表示板11,12の開かれた下端を接地させることにより起立可能に構成された起立式表示装置の改良である。
その特徴ある構成は、第1表示板11の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第1車輪14が枢支された第1軸16と、第2表示板12の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第2車輪17が枢支された第2軸18と、第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定する固定部材21とを備えたところにある。
この請求項1に係る起立式表示装置では、第1及び第2表示板11,12の下端に車輪14,17が枢支された軸16,18を設けたので、その車輪14,17を回転させることにより起立した状態での移動が容易となる。この場合、第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定する固定部材21を備えたので、第1及び第2表示板11,12の自重により車輪14,17が回転して第1及び第2表示板11,12の下端が開くことを防止することができる。
【0005】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、第1及び第2表示板11,12が互いに外側に膨出するように湾曲して形成され、第1及び第2表示板11,12のいずれか一方又は双方の表面に表示パネル31が取付けられた起立式表示装置である。
この請求項2に係る起立式表示装置では、表示板11,12の表面に表示パネル31を取付けたので、メッセージ等を表示する面積を拡大させることができ、表示パネルの大きさを変えることによりその面積を比較的容易に拡大又は縮小することができる。この場合、第1及び第2表示板11,12の上端を超えるような比較的大型の表示パネル31を第1及び第2表示板11,12の双方にそれぞれ取り付けても、第1及び第2表示板11,12を湾曲させたので、表示パネル31の上端が互いに干渉することを防止することができる。
【0006】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明であって、図2及び図6に示すように、表示パネル31が、背面板32と背面板32の周囲に設けられ背面板32に重ねられた表示物38の周囲を把持可能に構成された縁部材33とを有する起立式表示装置である。
この請求項3に係る起立式表示装置では、表示物38の周囲を縁部材33により把持させるので、その縁部材33による把持を解除することにより表示物38を比較的容易に取り替えることができる。
【0007】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれかに係る発明であって、第1及び第2表示板11,12がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材によりそれぞれ作られ、第1及び第2表示板11,12の両側部が折り返されて第1及び第2表示板11,12の両側部に凹溝11a,12aがそれぞれ形成された起立式表示装置である。
この請求項4に係る起立式表示装置では、第1及び第2表示板11,12を比較的比重の軽いアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材により作るので、起立式表示装置自体の重心を低くすることができ、この装置が接地された状態における安定性を向上させることができる。また、第1及び第2表示板11,12の両側部に凹溝11a,12aをそれぞれ形成したので、この凹溝11a,12aに更に表示物38を挿入することにより、その表示物38を第1及び第2表示板11,12に比較的容易に表示させることができる。
【0008】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る発明であって、固定部材21は、第2軸18の両側部に設けられた一対の第1被係止部材21aと、第1軸16の両側部に基端が枢支され第1及び第2軸16,18が所定の間隔で第1被係止部材21aに係止可能な係止フック21dが先端に形成された一対の係止部材21bと、一対の係止部材21bに架設された金属網21c又は金属板とを備えた起立式表示装置である。
この請求項5に係る起立式表示装置では、第1被係止部材21aから係止フック21dを離脱させると閉止部材21bは第1軸16に枢支された基端を中心として回転するので、第1及び第2表示板11,12を比較的容易に重ね合わせて収容することが可能になる。また、表示装置を起立させた状態で金属網21c又は金属板に重しを搭載すれば、起立式表示装置自体の重心を更に低くすることができ、この装置が接地された状態における安定性を更に向上させることができる。なお、金属網21cは金属板に比較して軽いけれども、風は金属網21cを比較的容易に透過するので、重しを搭載しない場合に、風により金属網21cが煽られて第1被係止部材21aから係止フック21dが離脱するようなことはない。
【0009】
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明であって、第1及び第2表示板11,12が重なるように第1及び第2軸16,18が近接した状態で係止フック21dが係止可能な第2被係止部材22が第2表示板12に設けられた起立式表示装置である。
この請求項6に係る起立式表示装置では、第1被係止部材21aから離脱させた係止フック21dを、第1及び第2表示板11,12を重ね合わせた状態で第2係止部材22に係止させることによりその状態を維持することができ、第1及び第2表示板11,12の下端が不用意に開かれることは防止され、その取り扱いが容易になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の起立式表示装置10は、第1表示板11とその第1表示板11の上端に上端が枢支された第2表示板12とを備える。第1及び第2表示板11,12は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材を互いに外側に膨出するように湾曲させることにより作られる。この第1及び第2表示板11,12の両側部はそれぞれ折り返されてそれらの両側部には凹溝11a,12a(図4)がそれぞれ形成される。第1及び第2表示板11,12の上端はヒンジ13(図1)が取付けられ、この第1及び第2表示板11,12の上端はこのヒンジ13により枢支される。
【0011】
第1表示板11の下端には、両端に一対の第1車輪14が枢支された1第1軸16が幅方向に設けられ、第2表示板12の下端には、両端に一対の第2車輪17が枢支された第2軸18が幅方向に設けられる。第1車輪及び第2車輪14,17はそれぞれホイール14a,17aにゴム製のタイヤ14b,17bが嵌着されることにより作られ、第1及び第2軸16,18は同一構造の中空の鋼棒により作られる(図7)。更に図7に示すように、表示板11,12の下端に第1及び第2軸16,18はそれぞれ溶接により固着され、第1及び第2軸16,18の両端には車輪14,17を枢支するための支軸16a,18aが突出してそれぞれ溶接される。支軸16a,18aの先端には周方向に周溝16b(図7)が形成され、車輪14,17が支軸16a,18aに嵌入された状態で、この周溝16bにC型止輪19が装着され、このC型止輪19により車輪14,17はその支軸16a,18aから抜け出ることが防止される。
【0012】
図1に戻って、起立式表示装置10には、第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定する固定部材21が設けられる。図4に示すように、固定部材21は、第2軸18の両側部に設けられた一対の第1被係止部材21aと、第1軸16の両側部に基端が枢支された一対の係止部材21bと、この一対の係止部材21bに架設された金属網21cとを備える。この実施の形態における第1被係止部材21aは、第2軸18の両側部に設けられたU字状の金具であり、第2表示板12の幅より僅かに広い間隔を開けて第1軸16に向かって突出するように溶接される。一対の係止部材21bは先端が折り曲げられた鋼棒であり、折り曲げられた先端により係止フック21dが構成される。この一対の係止部材21bは、第1及び第2軸16,18が所定の間隔でU字状の第1被係止部材21aに折り曲げられた先端からなるフック21dが上側から挿入することによりその第1被係止部材21aに係止可能な長さに形成される。金属網21cは相対向する二辺が一対の係止部材21bの間隔に略等しく、他の相対向する二辺が第1及び第2軸16,18における所定の間隔より僅かに短く形成され、先の相対向する二辺が一対の係止部材21bに溶接されてその一対の係止部材21bに架設される。
【0013】
第1被係止部材21aから係止部材21bの先端におけるフック21dを引き抜いてその係止を解除し、図3に示すように、第1及び第2表示板11,12が重なるようにすると第1及び第2軸16,18が近接する。このように第1及び第2軸16,18が近接した状態で係止フック21dが係止可能な第2被係止部材22が第2表示板12に設けられる。図4に示すように、この第2被係止部材22は、U字状に折り曲げられた金具であり、第2表示板12に側方に突出するように溶接される。そして係止部材21bの先端における係止フック21dがこの第2被係止部材22に係止されると、図3に示すように第1及び第2表示板11,12の下端における自由な開閉が防止され、第1及び第2表示板11,12を重ね合わせた状態を維持することができるように構成される。
【0014】
図1及び図2に示すように、第1及び第2表示板11,12の双方の表面には表示パネル31が取付けられる。図2に示すように、この実施の形態における表示パネル31は、背面板32とその背面板32の周囲に設けられた縁部材33を有する。縁部材33は、4個の円弧状に形成されたコーナ部材34とともに、背面板32の周辺部に沿って配置される4本のフレーム部材36とからなる。背面板32は正方形または長方形の形状を有する木製の板である。図5及び図6に示すように、フレーム部材36のそれぞれは底部材36aとカバー部材36bを含む。底部材36aとカバー部材36bは蝶番止めされて一体化される。図6に示すように、蝶番の機構は底部材36aに形成されたレール36cとカバー部材36bに設けられた対応する横長のカップ部36dとからなる。そしてカバー部材36bの先端に形成されたくぼみ36eと底部材36aのカップ部36d近傍に形成された溝36fとの間には、スチールからなるバネ部材37が配置される。
【0015】
カバー部材36bと底部材36aとが閉じた位置にある時、バネ部材37はそれらをしっかりと保持する。これにより、背面板に32に重ねられたポスターまたはその他の宣伝促進用の表示物38はフレーム部材36がその周囲をしっかりと保持する。表示物38を交換するとき、図6の一点鎖線で示す開放位置までカバー部材36bを回転させる。背面板32の周辺部のフレーム部材36のすべてのカバー部材36bがその開放位置にまで回転されると、表示物38は容易に取り除かれ、交換される。カバー部材36bが図6の一点鎖線で示される位置にまで開放されると、バネ部材37はその位置でカバー部材36bを保持する。即ち、フレーム部材36の所定の場所に表示物38を保持し或いは把持し、そして、表示物38を変更または交換する為にカバー部材36bがその開の位置まで回転させることができる。
【0016】
図5に示すように、コーナ部材34は、直交するフレーム部材36の端部を覆うような円孔状に形成され、直交するフレーム部材36に突出する一対の脚部34aが形成される。この脚部34aはフレーム部材36における底部材36aの中に形成された溝36gの中に挿入されて取付けられ、それによりコーナ部材34はフレーム部材36に保持される。
【0017】
図6に示すように、表示パネル31の第1及び第2表示板11,12への取付けは、ねじ手段により行われる。即ち、第1及び第2表示板11,12の折り返された両側部における折り返し片11bに雄ねじ41が設けられ、第1及び第2表示板11,12が湾曲していることに起因して生じる隙間に相当する長さを有するスペーサ42がその雄ねじ41に嵌入される。その雄ねじ41はフレーム部材36における底部材36aの中に形成された溝36gに貫通し、雌ねじ43を螺合することにより表示パネル31は第1及び第2表示板11,12に取付けられる。
【0018】
このように構成された起立式表示装置を用いて宣伝及び販売促進用のメッセージ等が描かれた表示物を表示する動作を説明する。
表示物38を第1及び第2表示板11,12に表示させる場合、図6に示すように、その表示物38を第1及び第2表示板11,12に重ね合わせ、その両側部を第1及び第2表示板11,12の両側部に形成された凹溝11a,12aに挿入する。これによりその表示物38を第1及び第2表示板11,12に表示させることができる。この場合、表示物38の表面を保護するための透明又は半透明の保護板47をその表示物に重ね合わせるようにして、その両側部を凹溝11a,12aに挿入しておくことが好ましい。
【0019】
表示すべき表示物38が第1及び第2表示板11,12に表示できないほど大きな場合には、その表示物38を表示し得る表示パネル31を表示板11,12の表面に取付け、表示物38を表示するための面積を拡大させる。表示パネル31への表示物38を表示させるには、表示物38の周囲を縁部材33により把持させることにより行われる。この場合、第1及び第2表示板11,12の一部は表示パネル31により覆われるけれども、表示パネル31により覆われない第1及び第2表示板11,12の他の部分には別の表示物38を表示させることができる。一方、表示パネル31が大きく、第1及び第2表示板11,12の上端を超えるような比較的大型の表示パネル31を第1及び第2表示板11,12の双方にそれぞれ取り付けても、第1及び第2表示板11,12を湾曲させたので、その表示パネル31の上端は図1の一点鎖線で示すように互いに干渉することはなく、比較的大型の表示物38であっても表示パネル31に有効に表示させることができる。
【0020】
表示パネル31並びに第1及び第2表示板11,12に表示物38が表示された後、その表示装置10を起立させるべき道路、地下道、集会場の出入り口等にまで運搬又は移動させ、第1及び第2表示板11,12の下端を開いて接地させる。車両等による装置の運搬に際しては、第1及び第2表示板11,12を重ね合わせた状態で、係止フック21dを第2係止部材22に係止させてその状態を維持することにより、その取り扱いを容易にすることができる。
【0021】
一方、装置を移動させる場合には、第1及び第2表示板11,12の下端を開いた状態で行うことが好ましい。即ち、第1及び第2表示板11,12の下端を開いた後、固定部材21により第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定し、その状態で装置を押すか或いは引くことにより車輪14,17が回転し、装置が移動する。そしてその装置を起立させるべき場所において車輪14,17の回転を固定し、その場所に起立させる。車輪14,17の固定は、図1に示すような車止め46を用いることにより行うことができるが、車輪14,17にストッパ機能を持たせても良い。車輪14,17にストッパ機能を持たせた場合には、このストッパ機能により車輪14,17の回転を固定することにより、その装置の移動を防止することができる。
【0022】
ここで、第1及び第2表示板11,12を比較的比重の軽いアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材により作り、第1及び第2軸16.18を比較的比重の高い鋼材により作ったので、起立式表示装置自体の重心は低くなり、この装置が接地された状態における安定性は向上する。そして、固定部材21は第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定するので、第1及び第2表示板11,12の自重により車輪14,17が回転して第1及び第2表示板11,12下端が開いて、転倒することを防止することができる。なお、起立させる場所における風が比較的強い場合には、固定部材21における金属網21cに重しを搭載する。すると起立式表示装置自体の重心は更に低くなり、その安定性は更に向上する。なお、重しを搭載しない場合であっても、風は金属網21cを比較的容易に透過するので、風により金属網21cが煽られて第1被係止部材21aから係止フック21dが離脱するようなことはない。
【0023】
表示物38を替える場合、その表示物38が第1及び第2表示板11,12に表示されたものである場合には、表示物をその両側部に形成された凹溝11a,12aから取り外して新たな表示物38を第1及び第2表示板11,12に重ね合わせ、その両側部をその凹溝11a,12aに挿入することにより比較的容易に表示筒38を取り替えることができる。一方、表示物38が表示パネル31に表示されているものである場合には、表示パネル31における縁部材33から表示物38の周囲を離脱させ、新たな表示物38における周囲をその縁部材33により把持させることにより、表示物38を比較的容易に取り替えることができる。取り替えようとする表示物が以前に取付けられていた表示物に比較して大きなものになった場合には、以前取付けられていた表示パネル31に換えてその大きさに応じた面積を有する表示パネル31を表示板11,12の表面に取付ける。このように表示パネルの大きさを変えることにより、表示物38を表示すべき面積を比較的容易に拡大又は縮小することができる。
【0024】
なお、上述した実施の形態では、第1及び第2表示板11,12の双方の表面に表示パネル31を取付けた例を示したが、表示パネル31は第1及び第2表示板11,12のいずれか一方に取付けても良い。
また、上述した実施の形態では、一対の係止部材21bに金属網21cを架設する場合を示したが、一対の係止部材21bには金属板を架設させても良い。金属板は金属網に比較して重いので、起立式表示装置自体の重心を低くすることができ、この金属板に重しを搭載すればその重心を更に低くして、その安定性を更に向上させることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、第1表示板の下端に第1車輪が枢支された第1軸を設け、第2表示板の下端に第2車輪が枢支された第2軸を設けたので、その運搬及び移動が容易となる。また、第1及び第2表示板を互いに外側に膨出するように湾曲して形成し、第1及び第2表示板のいずれか一方又は双方の表面に表示パネルを取付ければ、メッセージ等を表示する面積を拡大させることができ、表示パネルの大きさを変えることによりその面積を比較的容易に拡大又は縮小することもできる。この場合、第1及び第2表示板の上端を超えるような比較的大型の表示パネルを第1及び第2表示板の双方にそれぞれ取り付けても、第1及び第2表示板を湾曲させることにより表示パネルの上端が互いに干渉することを防止することができる。
また、表示パネルが、表示物の周囲を把持可能に構成された縁部材を有すれば、その縁部材による把持を解除することにより表示物を比較的容易に取り替えることができる。一方、第1及び第2表示板の両側部を折り返してその両側部に凹溝を形成すれば、この凹溝に表示物を挿入することにより容易にその表示物を第1及び第2表示板に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の起立式表示装置を示す側面図。
【図2】その装置の正面図。
【図3】第1及び第2表示板が閉じられた状態を示す図1に対応する図。
【図4】その固定部材の構造を示す斜視図。
【図5】その表示パネルの構造を示す図2のA部における拡大斜視図。
【図6】その表示パネルの取付状態を示す図2のB−B線断面図。
【図7】車輪の取付状態を示す断面図。
【図8】従来の起立式表示装置を示す斜視図。
【符号の説明】
11 第1表示板
11a 凹溝
12 第2表示板
12a 凹溝
14 第1車輪
16 第1軸
17 第2車輪
18 第2軸
21 固定部材
21a 第1被係止部材
21b 係止部材
21c 金属網
21d 係止フック
22 第2被係止部材
31 表示パネル
32 背面板
33 縁部材
38 表示物
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、第1表示板11と第1表示板11の上端に上端が枢支された第2表示板12とを備え、第1及び第2表示板11,12の開かれた下端を接地させることにより起立可能に構成された起立式表示装置の改良である。
その特徴ある構成は、第1及び第2表示板11,12が互いに外側に膨出するように湾曲して形成され、第1及び第2表示板11,12のいずれか一方又は双方の表面に表示パネル31が取付けられたところにある。
この請求項1に係る起立式表示装置では、表示板11,12の表面に表示パネル31を取付けたので、メッセージ等を表示する面積を拡大させることができ、表示パネルの大きさを変えることによりその面積を比較的容易に拡大又は縮小することができる。この場合、第1及び第2表示板11,12の上端を超えるような比較的大型の表示パネル31を第1及び第2表示板11,12の双方にそれぞれ取り付けても、第1及び第2表示板11,12を湾曲させたので、表示パネル31の上端が互いに干渉することを防止することができる。
【0005】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図2及び図6に示すように、表示パネル31が、背面板32と背面板32の周囲に設けられ背面板32に重ねられた表示物38の周囲を把持可能に構成された縁部材33とを有する起立式表示装置である。
この請求項2に係る起立式表示装置では、表示物38の周囲を縁部材33により把持させるので、その縁部材33による把持を解除することにより表示物38を比較的容易に取り替えることができる。
【0006】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、第1及び第2表示板11,12がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材によりそれぞれ作られ、第1及び第2表示板11,12の両側部が折り返されて第1及び第2表示板11,12の両側部に凹溝11a,12aがそれぞれ形成された起立式表示装置である。
この請求項3に係る起立式表示装置では、第1及び第2表示板11,12を比較的比重の軽いアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材により作るので、起立式表示装置自体の重心を低くすることができ、この装置が接地された状態における安定性を向上させることができる。また、第1及び第2表示板11,12の両側部に凹溝11a,12aをそれぞれ形成したので、この凹溝11a,12aに更に表示物38を挿入することにより、その表示物38を第1及び第2表示板11,12に比較的容易に表示させることができる。
【0007】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3いずれかに係る発明であって、第1表示板11の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第1車輪14が枢支された第1軸16と、第2表示板12の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第2車輪17が枢支された第2軸18と、第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定する固定部材21とを更に備えた起立式表示装置である。
この請求項4に係る起立式表示装置では、第1及び第2表示板11,12の下端に車輪14,17が枢支された軸16,18を設けたので、その車輪14,17を回転させることにより起立した状態での移動が容易となる。この場合、第1及び第2軸16,18を所定の間隔に固定する固定部材21を備えたので、第1及び第2表示板11,12の自重により車輪14,17が回転して第1及び第2表示板11,12の下端が開くことを防止することができる。
【0008】
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、固定部材21は、第2軸18の両側部に設けられた一対の第1被係止部材21aと、第1軸16の両側部に基端が枢支され第1及び第2軸16,18が所定の間隔で第1被係止部材21aに係止可能な係止フック21dが先端に形成された一対の係止部材21bと、一対の係止部材21bに架設された金属網21c又は金属板とを備えた起立式表示装置である。
この請求項5に係る起立式表示装置では、第1被係止部材21aから係止フック21dを離脱させると閉止部材21bは第1軸16に枢支された基端を中心として回転するので、第1及び第2表示板11,12を比較的容易に重ね合わせて収容することが可能になる。また、表示装置を起立させた状態で金属網21c又は金属板に重しを搭載すれば、起立式表示装置自体の重心を更に低くすることができ、この装置が接地された状態における安定性を更に向上させることができる。なお、金属網21cは金属板に比較して軽いけれども、風は金属網21cを比較的容易に透過するので、重しを搭載しない場合に、風により金属網21cが煽られて第1被係止部材21aから係止フック21dが離脱するようなことはない。
【0011】
第1表示板11の下端には、両端に一対の第1車輪14が枢支された第1軸16が幅方向に設けられ、第2表示板12の下端には、両端に一対の第2車輪17が枢支された第2軸18が幅方向に設けられる。第1車輪及び第2車輪14,17はそれぞれホイール14a,17aにゴム製のタイヤ14b,17bが嵌着されることにより作られ、第1及び第2軸16,18は同一構造の中空の鋼棒により作られる(図7)。更に図7に示すように、表示板11,12の下端に第1及び第2軸16,18はそれぞれ溶接により固着され、第1及び第2軸16,18の両端には車輪14,17を枢支するための支軸16a,18aが突出してそれぞれ溶接される。支軸16a,18aの先端には周方向に周溝16b(図7)が形成され、車輪14,17が支軸16a,18aに嵌入された状態で、この周溝16bにC型止輪19が装着され、このC型止輪19により車輪14,17はその支軸16a,18aから抜け出ることが防止される。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、第1表示板11と第1表示板11の上端に上端が枢支された第2表示板12とを備え、第1及び第2表示板11,12の開かれた下端を接地させることにより起立可能に構成された起立式表示装置の改良である。
その特徴ある構成は、第1及び第2表示板11,12が互いに外側に膨出するように湾曲して形成され、第1及び第2表示板11,12の両側部が折り返されて表示物38の両側部を挿入するための凹溝11a,12aが第1及び第2表示板11,12の両側部にそれぞれ形成され、第1及び第2表示板11,12のいずれか一方又は双方の表面に表示パネル31が取付けられたところにある。
この請求項1に係る起立式表示装置では、第1及び第2表示板11,12の両側部に凹溝11a,12aをそれぞれ形成したので、この凹溝11a,12aに表示物38を挿入することにより、その表示物38を第1及び第2表示板11,12に比較的容易に表示させることができる。また、表示板11,12の表面に表示パネル31を取付けたので、メッセージ等を表示する面積を拡大させることができ、表示パネルの大きさを変えることによりその面積を比較的容易に拡大又は縮小することができる。この場合、第1及び第2表示板11,12の上端を超えるような比較的大型の表示パネル31を第1及び第2表示板11,12の双方にそれぞれ取り付けても、第1及び第2表示板11,12を湾曲させたので、表示パネル31の上端が互いに干渉することを防止することができる。
【0006】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、第1及び第2表示板11,12がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材によりそれぞれ作られた起立式表示装置である。
この請求項3に係る起立式表示装置では、第1及び第2表示板11,12を比較的比重の軽いアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材により作るので、起立式表示装置自体の重心を低くすることができ、この装置が接地された状態における安定性を向上させることができる。

Claims (6)

  1. 第1表示板(11)と前記第1表示板(11)の上端に上端が枢支された第2表示板(12)とを備え、前記第1及び第2表示板(11,12)の開かれた下端を接地させることにより起立可能に構成された起立式表示装置において、
    前記第1表示板(11)の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第1車輪(14)が枢支された第1軸(16)と、
    前記第2表示板(12)の下端に幅方向に設けられ両端に一対の第2車輪(17)が枢支された第2軸(18)と、
    前記第1及び第2軸(16,18)を所定の間隔に固定する固定部材(21)と
    を備えたことを特徴とする起立式表示装置。
  2. 第1及び第2表示板(11,12)が互いに外側に膨出するように湾曲して形成され、前記第1及び第2表示板(11,12)のいずれか一方又は双方の表面に表示パネル(31)が取付けられた請求項1記載の起立式表示装置。
  3. 表示パネル(31)が、背面板(32)と前記背面板(32)の周囲に設けられ前記背面板(32)に重ねられた表示物(38)の周囲を把持可能に構成された縁部材(33)とを有する請求項2記載の起立式表示装置。
  4. 第1及び第2表示板(11,12)がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる板材によりそれぞれ作られ、第1及び第2表示板(11,12)の両側部が折り返されて前記第1及び第2表示板(11,12)の両側部に凹溝(11a,12a)がそれぞれ形成された請求項1ないし3いずれか記載の起立式表示装置。
  5. 固定部材(21)は、第2軸(18)の両側部に設けられた一対の第1被係止部材(21a)と、第1軸(16)の両側部に基端が枢支され前記第1及び第2軸(16,18)が所定の間隔で前記第1被係止部材(21a)に係止可能な係止フック(21d)が先端に形成された一対の係止部材(21b)と、前記一対の係止部材(21b)に架設された金属網(21c)又は金属板とを備えた請求項1ないし4いずれか記載の起立式表示装置。
  6. 第1及び第2表示板(11,12)が重なるように第1及び第2軸(16,18)が近接した状態で係止フック(21d)が係止可能な第2被係止部材(22)が第2表示板(12)に設けられた請求項5記載の起立式表示装置。
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