JP2004019906A - 直動式電磁弁 - Google Patents

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Okiyoshi Fujisaki
藤崎 興至
Mikiro Matsushima
松島 幹郎
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

【課題】プランジャの最大ギャップ量と弁体の弁リフト方向の最大ストローク量を設定する寸法精度をさほど厳格に管理しなくても正常な流路開閉を行えるようにすること。
【解決手段】プランジャ26の最大ギャップ量αを弁体21の弁リフト方向の最大ストローク量βより大きくし、プランジャ26と連結棒30(弁体21)とは弁リフト方向に所定量だけ相対変位可能に連結し、プランジャ26と連結棒30(弁体21)との間にプランジャ26に対して弁体21を弁閉方向に付勢する弁ばね31を設ける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、直動式電磁弁に関し、特に、燃料電池システムの流路開閉、流路切換等に使用される直動式電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
直動式電磁弁は、電磁ソレノイド装置のプランジャと連結された弁体を有し、弁体を弁座部に着座、離間させて弁ポートを開閉するものであり、これには、一つの弁ポートを開閉して流路の連通・遮断を行う開閉弁型のものと、2つの弁ポートを相反する関係で開閉して流路切換を行う切換弁型のものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
開閉弁型の直動式電磁弁(電磁開閉弁)において、弁開状態で使用される時間が弁閉状態で使用される時間より長いものや、弁開状態でフェールセーフが得られるものの場合には、消費電力の低減や、フェールセーフを確立するために、非通電で弁開状態が得られ、通電で弁閉状態が得られるように構成される。
【0004】
この場合、プランジャの最大ギャップ量(非通電時のプランジャと吸引子との間隔)と弁体の弁リフト方向の最大ストローク量との大小関係が問題になり、プランジャの最大ギャップ量が弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きいと、通電状態で、プランジャと吸引子とのギャップがゼロにならず、状態が安定せず、弁漏れを生じない安定した弁閉状態を得ることが難しい。また、弁体にゴム状弾性体製のOリングが装着され、Oリングの外周面を弁座部に押し付けて弁締めシールを得る場合には、Oリングが過剰に圧縮され、Oリングの寿命を損ねる原因になる。これに対し、プランジャの最大ギャップ量が弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より小さいと、弁体が弁座部に着座できず、正常な弁閉状態を得ることができない。
【0005】
このため、非通電で弁開状態が得られ、通電で弁閉状態が得られる電磁開閉弁では、プランジャの最大ギャップ量と弁体の弁リフト方向の最大ストローク量を設定する寸法精度を厳格に管理しなくてはならず、このことを避けるために、多くの電磁開閉弁は、非通電で弁閉状態が得られ、通電で弁開状態が得られるように構成されている。
【0006】
また、流路切換型の直動式電磁弁(電磁切換弁)では、通電状態、非通電状態で、上述した電磁開閉弁と同様の問題が必ず生じ、プランジャの最大ギャップ量と弁体の弁リフト方向の最大ストローク量を設定する寸法精度に厳格に管理しなくてはならない。
【0007】
上述したような問題は、燃料電池システム、特に、固体高分子燃料電池発電システムにおいて、電磁弁の1次側と2次側の圧力差が小さいと云う状況下で、弁漏れによるシステム効率の低下が生じることがなく、電磁弁駆動のための消費電力による発電効率の低下が少ないことを要求される場合に顕著なものになり、解決しなくてはならない課題になる。
【0008】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、プランジャの最大ギャップ量と弁体の弁リフト方向の最大ストローク量を設定する寸法精度をさほど厳格に管理しなくても正常な流路開閉、流路切換を行い、消費電力が小さく、低差圧での耐弁漏れ性に優れ、しかも耐久性がある直動式電磁弁を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による直動式電磁弁は、電磁ソレノイド装置のプランジャと連結された弁体を有し、通電時には前記弁体を弁座部に着座させて弁ポートを閉じ、非通電時には前記弁体を前記弁座部より離間させて前記弁ポートを開く直動式電磁弁(電磁開閉弁)において、前記プランジャの最大ギャップ量が前記弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きく、前記プランジャと前記弁体とは弁リフト方向に所定量だけ相対変位可能に連結されて前記プランジャと前記弁体との間に前記プランジャに対して前記弁体を弁閉方向に付勢する弁ばねが設けられている。
【0010】
この発明による直動式電磁弁によれば、通電で弁閉状態が得られ、非通電で弁開状態が得られ、プランジャの最大ギャップ量が弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きいから、通電状態時には、その差分だけ弁ばねを圧縮してプランジャと弁体との弁リフト方向の連結関係が伸び、弁ばねのばね力によって弁体が弁座部に押し付けられた状態で、プランジャギャップがゼロになる。
【0011】
この発明による直動式電磁弁では、前記弁体が前記弁座部に着座する部分にゴム状弾性体製のOリングが装着され、前記弁座部に前記Oリングの外周面が当接することにより弁締めシールが行われるように構成されていてよく、通電時、弁ばねの圧縮変形により、Oリングが過剰に圧縮されることがない。
【0012】
また、上述の目的を達成するために、この発明による直動式電磁弁は、電磁ソレノイド装置のプランジャと連結された弁体を有し、前記弁体は弁リフト方向に対向配置された第1の弁座部と第2の弁座部との間に移動可能に設けられ、非通電時には前記弁体が前記第1の弁座部に着座して第1の弁ポートを閉じ且つ前記第2の弁座部より離間して第2の弁ポートを開いて第1の流路切換状態を確立し、通電時には前記弁体が前記第1の弁座部より離間して第1の弁ポートを開き且つ前記第2の弁座部に着座して第2の弁ポートを閉じて第1の流路切換状態を確立する直動式電磁弁(電磁切換弁)において、前記プランジャの最大ギャップ量が前記弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きく、前記プランジャと前記弁体とは弁リフト方向に所定量だけ相対変位可能に連結されて前記プランジャと前記弁体との間に前記プランジャに対して前記弁体を前記第2の弁座部に対する着座方向に付勢するばねが設けられている。
【0013】
この発明による直動式電磁弁によれば、非通電で第1の流路切換状態が得られ通電で第2の流路切換状態が得られ、プランジャの最大ギャップ量が弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きいから、通電状態時には、その差分だけ弁ばねを圧縮してプランジャと弁体との弁リフト方向の連結関係が伸び、弁ばねのばね力によって弁体が第2の弁座部に押し付けられた状態で、プランジャギャップがゼロになる。
【0014】
また、この発明による直動式電磁弁は、前記弁体が前記第1の弁座部に着座する部分と前記第2の弁座部に着座する部分の各々にゴム状弾性体製のOリングが装着され、前記第1の弁座部あるいは前記第2の弁座部に前記Oリングの外周面が当接することにより弁締めシールが行われ、前記Oリングの外周面が前記第1の弁座部に当接した弁位置より更に前記第1の弁ポートを閉じる方向への前記弁体の移動を制限するストッパが設けられている。
【0015】
また、この発明による直動式電磁弁によれば、通電時、弁ばねの圧縮変形により、第2の弁座部側のOリングが過剰に圧縮されることがなく、非通電時にはストッパによって弁体の第1の弁ポートを閉じる方向への移動が制限されることにより、第1の弁座部側のOリングが過剰に圧縮されることがない。
【0016】
この場合、前記Oリングは前記第1の弁座部の内周側の角縁に当接し、前記ストッパは、当該角縁より前記第1の弁ポート側に形成されたストッパ面と、当該ストッパ面に対向する前記弁体の先端面とで構成され、前記弁体の先端面が前記ストッパ面に当接することにより前記弁体が前記第1の弁ポートを閉じる方向への移動を制限されるものとすることができる。
【0017】
また、この発明による直動式電磁弁は、前記電磁ソレノイド装置の吸引子と前記プランジャとの間に、当該プランジャを前記吸引子より引き離す方向に付勢するプランジャばねが設けられており、通電時には前記プランジャばねのばね力に抗して前記プランジャがギャップゼロ状態で前記吸引子に吸着することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
(電磁開閉弁)
図1、図2はこの発明による直動式電磁弁(電磁開閉弁)の実施形態1を示している。
【0020】
電磁開閉弁10はハウジング本体11と下蓋12とによる弁ハウジング13を有している。弁ハウジング13は、継手19を接続された1次側ポート14と、継手20を接続された2次側ポート15と、弁室16と、弁室16の上部に形成された弁ポート17と、弁ポート17の周りに画定された円環状の弁座部18とを有している。1次側ポート14は弁室16に常時連通し、2次側ポート15は弁ポート17を経て弁室16に連通している。
【0021】
弁室16には弁体21が上下方向(弁リフト方向)に移動可能に設けられている。弁体21は、弁室15の内周面に摺接するピストン形状部21Aを有し、上端外周にOリング装着用の周溝21Bを形成され、周溝21Bにゴム状弾性体製のOリング22をはめ込み装着されている。
【0022】
Oリング22は、燃料電池システム等での使用で、電磁開閉弁10が硫黄成分の混入源にならないよう、ニトリルブタジエンゴム(HNBR)、フッ素ゴム(FKM)等、硫黄加硫していない非硫黄加硫ゴムにより構成されている。Oリング22は、取り扱う流体の温度もしくは周囲温度が高い場合には、耐熱性を確保するために、フッ素ゴム製のものがよく、また、低差圧、弁開閉頻度が少なく、さほど高い耐久性を必要としない場合には、低硬度の軟らかいゴムが用いられることが好ましい。
【0023】
弁体21は、上昇移動によりOリング22の外周面をもって弁座部18の内周側角部に着座することにより弁ポート17を閉じ(図2参照)、降下移動によりOリング22が弁座部18より離間することによって弁ポート17を開く(図1参照)。弁ポート17が開かれることにより、1次側ポート14と2次側ポート15とが連通する弁開状態になり、弁ポート17が閉じられることにより、1次側ポート14と2次側ポート15との連通を遮断する弁閉状態になる。
【0024】
弁体21には連結棒30の下端部30Aがかしめによって固定されており、弁体21は後述する電磁ソレノイド装置23によって上下方向(弁リフト方向)に駆動される。
【0025】
弁ハウジング13には弁体21を開閉駆動する電磁ソレノイド装置23が取り付けられている。電磁ソレノイド装置23は、下端側をハウジング本体11に固定されたプランジャチューブ24と、プランジャチューブ24の上端に固定されたプラグ状の吸引子25と、プランジャチューブ24内に上下動可能に設けられた円柱状のプランジャ26と、プランジャ26と吸引子25との間に設けられてプランジャ26を下方(プランジャ26を吸引子25より引き離す方向=弁開方向)に付勢する圧縮コイルばねによるプランジャばね27と、プランジャチューブ24の外周に嵌合装着された電磁コイル28とを有している。
【0026】
電磁ソレノイド装置23は、電磁コイル28に通電が行われて電磁コイル28が励磁することにより、プランジャ26をプランジャばね27のばね力に抗して吸引子25の下端面25Aに磁気的に吸着する。換言すれば、電磁コイル28は励磁することにより、プランジャ26をプランジャばね27のばね力に抗して弁閉方向に付勢する。
【0027】
プランジャ26の下端部には大径孔26Aが形成されており、大径孔26Aに連結棒30の上端ヘッド部30Bを軸線方向(弁リフト方向)に移動可能に受け入れている。プランジャ26の下端部には連結棒30が貫通するストッパリング29が固定されている。
【0028】
この構造により、連結棒30は、上部ヘッド部30Bの上面30Cが大径孔26Aの天井面26Bに当接する位置と、連結棒30の上端近傍に形成された段差下面30Dがストッパリング29の上面29Aに当接する位置との間のみプランジャ26に対して相対移動可能になっている。すなわち、プランジャ26と弁体21とが弁リフト方向に所定量γの範囲内で相対変位可能に連結されている。なお、所定量γは、後述する最大ギャップ量αより小さい値に設定されている。
【0029】
連結棒30の上部ヘッド部30Bとストッパリング29との間には圧縮コイルばねによる弁ばね31が挟まれている。弁ばね31はプランジャ26に対して連結棒30と弁体21との連結体を弁閉方向(上方)に付勢している。
【0030】
電磁コイル28に通電が行われていない非通電時には、図1に示されているように、プランジャばね27のばね力によって、プランジャ26、連結棒30、弁体21が押し下げられ、弁体21の下端面21Cが弁室16の下底面16Aに当接する弁開状態になる。
【0031】
この弁開状態で得られるプランジャ26の上端面26Cと吸引子25の下端面25Aとのギャップ量、すなわち、最大ギャップ量αが、この状態(弁開状態)での弁体21の上端面21Dと弁座部18と先端面18Aとの間隔、すなわち弁リフト方向の最大ストローク量βより大きく設定されている。
【0032】
電磁コイル28に通電が行われると、電磁コイル28が励磁し、プランジャ26が、まず、ストッパリング29の上面29Aが連結棒30の段差下面30Dに当接するまで、プランジャばね27のばね力に抗して吸引子25に接近する側に瞬間的に引き上げられる。この移動は、プランジャばね27のばね力と弁ばね31のばね力に打ち勝つだけの推進力でよく、流体の圧力差の影響を受けないので、大きい磁気吸着力を必要としない。
【0033】
プランジャ26が所定量γだけ吸引子25に接近する側に瞬間的に引き上げられると、プランジャ26と吸引子25とのギャップは(α−γ)で表される小さいものになり、引き続き、電磁コイル25に通電されていることにより、プランジャ26が吸引子25の下端面25Aに強い磁気吸着力をもって磁気的吸着する。この(α−γ)のプランジャ移動により、ストッパリング29の上面29Aが連結棒30の段差下面30Dを蹴り上げ、弁体18をキック式に弁閉移動させる。
【0034】
プランジャ26が吸引子25の下端面25Aに磁気的に吸着したプランジャギャップゼロの静止状態になると、磁気回路が安定し、図2に示されているように、最大ギャップ量αと最大ストローク量βとの差分α−βだけ弁ばね31を圧縮してプランジャ26と連結棒30、弁体21との弁リフト方向の連結関係が伸び、弁ばね31のばね力によって弁体21のOリング22が弁座部18に押し付けられた弁閉状態になる。弁ばね31はOリング22が弁座部18に着座する際の衝撃吸収を行う。
【0035】
これにより、プランジャ26の最大ギャップ量αと弁体21の弁リフト方向の最大ストローク量βを設定する寸法精度がさほど厳格に管理されなくても正常な流路開閉が行われ、大きい弁閉力を必要とすることなく高い気密シール性が得られる。また、電磁開閉弁10の1次側と2次側の圧力差が小さくても弁漏れを生じることがなく、Oリング22の過剰変形防止も適切に行われ、Oリング22の耐久性を充分確保でき、しかも、キック方式で弁閉するので、大きい起磁力が必要でなく、消費電力がすくなくて済む。
【0036】
なお、弁体21は、ピストン形状部21Aが弁室16の内周面に摺接した状態で移動するから、プランジャ26の軸ずれ等の影響を受けることがなく、Oリング22が心ずれを生ずることなく弁座部18に適切に着座する。
【0037】
図3、図4は上述の構成による電磁開閉弁10を固体高分子型燃料電池発電システムに組み込んだ使用例を示されている。
【0038】
図3に示されている使用例では、アノード100A、カソード100B、冷却器100Cによるセルスタック100のアノード100Aに改質器101より改質ガスを供給する流路と、改質器101より改質ガスをバーナ102に供給する流路に、上述の構成による電磁開閉弁10Aと10Bとが設けられている。
【0039】
改質器101によって生成された改質ガスのCO濃度を監視し、改質ガスのCO濃度が既定値以下である場合には、電磁開閉弁10Bを閉じて電磁開閉弁10Aを開いて改質ガスをアノード100Aに供給する。これに対し、始動時等、改質ガスのCO濃度が既定値以下にならない不安定運転状態では、電磁開閉弁10Aを閉じて電磁開閉弁10Bを開いて改質ガスをバーナ102に供給する。
【0040】
図4に示されている使用例では、セルスタック100のアノード100Aに対して供給する改質ガスのアノード100Aにおける流れ方向を正方向aと、逆方向bとに反転させるために、アノード100Aの前後に上述の構成による4個の電磁開閉弁10C、10D、10E、10Fが設けられている。
【0041】
この場合、電磁開閉弁10Cと10Dが弁開で、電磁開閉弁10Eと10Fが弁閉になることにより、アノード100Aにおける改質ガスの流れ方向は正方向aになり、これに対し、電磁開閉弁10Cと10Dが弁閉で、電磁開閉弁10Eと10Fが弁開になることにより、アノード100Aにおける改質ガスの流れ方向は逆方向bになる。
【0042】
セルスタック100内の湿度は改質ガスの入口側が高く、出口側が低くなるので、上述の組み合わせによる電磁開閉弁10C、10D、10E、10Fの開閉によってアノード100Aにおける改質ガスの流れ方向を正方向aと逆方向bとに周期的に反転させてルスタック100の改質ガスの入口側と出口側とを周期的に変更することにより、セルスタック100内の湿度の均一化を図ることができる。
【0043】
(電磁切換弁)
図5〜図10はこの発明による直動式電磁弁(電磁切換弁)の実施形態2を示している。
【0044】
電磁開閉弁50は、ハウジング本体51と上蓋52とによる弁ハウジング53を有している。弁ハウジング53は、継手54を接続されたAポート55と、継手56を接続されたBポート57と、継手58を接続されたCポート59と、弁室60と、弁室60の下端部に形成された第1の弁ポート61と、弁室60の上端部に形成された第2の弁ポート62と、第1の弁ポート61の周りに画定された円環状の第1の弁座部63と、第2の弁ポート62の周りに画定された円環状の第2の弁座部64とを有している。
【0045】
第1の弁ポート61と第2の弁ポート62は、弁室60の上下両端において上下方向(弁リフト方向)に対向配置されている。Aポート55は弁室60の中間部に開口して弁室60に常時連通し、Bポート57は第1の弁ポート61を経て弁室60に連通し、Cポート59は第2の弁ポート62を経て弁室60に連通している。
【0046】
弁室60には弁体65が上下方向(弁リフト方向)に移動可能に設けられている。弁体65は、弁室60の内周面に摺接する流体通過可能な間欠フランジ形状(十文字形、図6参照)のガイドフランジ部65Aを上下に有し、下端外周と上端外周に各々Oリング装着用の周溝65B、65Cを形成され、周溝65B、65Cの各々にゴム状弾性体製のOリング67A、67Bをはめ込み装着されている。
【0047】
Oリング67A、67Bは、燃料電池システム等での使用で、電磁切換弁50が硫黄成分の混入源にならないよう、ニトリルブタジエンゴム(HNBR)、フッ素ゴム(FKM)等、硫黄加硫していない非硫黄加硫ゴムにより構成されている。この場合も、Oリング67A、67Bは、取り扱う流体の温度もしくは周囲温度が高い場合には、耐熱性を確保するために、フッ素ゴム製のものがよく、また、低差圧、弁開閉頻度が少なく、さほど高い耐久性を必要としない場合には、低硬度の軟らかいゴムが用いられることが好ましい。
【0048】
弁体65は、降下移動により下側のOリング67Aの外周面をもって第1の弁座部63の内周側角部63A(図7参照)に着座して第1の弁ポート61を閉じ、上側のOリング67Bが第2の弁座部64より離間することによって第2の弁ポート62を開いてA−C連通の第1の流路切換状態(図8参照)を確立し、上昇移動によりOリング67Aが第1の弁座部63より離間して第1の弁ポート61を開き、Oリング67Bの外周面をもって第2の弁座部64の内周側角部64A(図7参照)に着座して第2の弁ポート62を閉じてA−B連通の第2の流路切換状態(図10参照)を確立する。
【0049】
第1の弁座部63は、図7によく示されているように、弁室60の下底部に円環状突条として形成され、内周側角部63Aより第1の弁ポート61側には、弁体65の降下移動(第1の弁ポート61を閉じる方向の移動)を規制するストッパ面63Bが弁座部63の上面63Cより一段低い位置に段差を設けて形成されている。
【0050】
弁体65の下端面65Dはストッパ面63Dに対向しており、弁体65の下端面65Dがストッパ面63Bに当接することにより、弁体65の降下移動が制限される。これにより、Oリング67Aの外周面が第1の弁座部63の内周側角部63Aに当接した弁位置(図7に示されている位置)より更に第1の弁ポート61を閉じる方向への弁体65の移動量を制限するストッパが構成される。
【0051】
連結棒66が通っている第2の弁ポート62の口径をDa、連結棒66の外径をDbとすると、第2の弁ポート62の実口径Dcは下式で表される。
Dc=2{(Da/2) −(Db/2) }1/2
【0052】
したがって、第1の弁ポート61の口径がDdであれば、第1の弁座部61の内周側角部63Aによる口径DeをDe=Daとし、ストッパ面63BによってDd=Dcとなるよう、各部の寸法設定を行うことにより、両弁ポートの口径(流量)を同じにして同サイズのOリング67A、67Bを使用することができる。
【0053】
弁体65には連結棒66の下端部66Aがかしめによって固定されており、弁体65は後述する電磁ソレノイド装置75によって上下方向(弁リフト方向)に駆動される。
【0054】
弁ハウジング53には弁体65を開閉駆動する電磁ソレノイド装置75が取り付けられている。電磁ソレノイド装置75は、下端側を上蓋62に固定されたプランジャチューブ68と、プランジャチューブ68の上端に固定されたプラグ状の吸引子69と、プランジャチューブ68内に上下動可能に設けられた円柱状のプランジャ70と、プランジャ70と吸引子69との間に設けられてプランジャ70を下方(プランジャ70を吸引子69より引き離す方向)に付勢する圧縮コイルばねによるプランジャばね71と、プランジャチューブ68の外周に嵌合装着された電磁コイル72とを有している。
【0055】
電磁ソレノイド装置75は、電磁コイル72に通電が行われて電磁コイル72が励磁することにより、プランジャ70をプランジャばね71のばね力に抗して吸引子69の下端面69Aに磁気的に吸着する。換言すれば、電磁コイル72は励磁することにより、プランジャ70をプランジャばね71のばね力に抗して弁開方向に付勢する。
【0056】
プランジャ70の下端部には大径孔70Aが形成されており、大径孔70Aに連結棒66の上端ヘッド部66Bを軸線方向(弁リフト方向)に移動可能に受け入れている。プランジャ70の下端部には連結棒66が貫通するストッパリング73が固定されている。
【0057】
この構造により、連結棒66は、上部ヘッド部66Bの上面66Cが大径孔70Aの天井面70Bに当接する位置と、連結棒66の上端近傍の段差下面66Dがストッパリング73の上面73Aに当接する位置との間のみプランジャ70に対して相対移動可能になっている。すなわち、プランジャ70と弁体65とが弁リフト方向に所定量γの範囲内で相対変位可能に連結されている。なお、この場合も、所定量γは、後述する最大ギャップ量αより小さい値に設定されている。
【0058】
連結棒66の上部ヘッド部66Bとストッパリング73との間には圧縮コイルばねによる弁ばね74が挟まれている。弁ばね74はプランジャ70に対して連結棒66と弁体65との連結体を第2の弁座部64に着座する方向(上方)に付勢している。
【0059】
Aポート55の圧力をPA、Bポート57の圧力をPB、Cポート59の圧力をPC、Bポート57の有効面積をSB、Cポート59の有効面積をSCとすると、弁体65が第2の弁座部64に着座している時の弁ばね74のばね力は、{(PC−PA)SC}+(Oリング67Bを適切に圧縮するのに必要な力)より大きく、しかも最長時のばね力が弁体65の組立品(弁体65+連結棒66+Oリング67A、67B)の自重より大きく、弁体65が第1の弁座部63に着座している時のプランジャばね71のばね力は、{(PB−PA)SB}+(Oリング67Aを適切に圧縮するのに必要な力)より大きい値に設定される。
【0060】
電磁コイル72に通電が行われていない非通電時には、図5および図8に示されているように、プランジャばね71のばね力によって、プランジャ70、連結棒66、弁体65が押し下げられ、弁体65がOリング67Aをもって第1の弁座部63に着座し、第1の弁ポート61が閉じられて第2の弁ポート62が開かれた第1の流路切換状態(A−C連通)になる。
【0061】
この第1の流路切換状態においては、図7に示されているように、Oリングわほ67Aの外周面が第1の弁座部63の内周側角部63Aに当接した弁位置より弁体66が更に下方へ移動する移動量は、弁体66の下端面65Dがストッパ面63Bと当接することにより制限されるから、Oリング67Aが過剰に圧縮されて過剰変形することが防止される。これにより、Oリング67Aの耐久性が確保される。
【0062】
この第1の流路切換状態で得られるプランジャ70の上端面70Cと吸引子69の下端面69Aとのギャップ量、すなわち、最大ギャップ量αが、この状態での弁体65の上端面65Eと第2の弁座部64と先端面64Bとの間隔、すなわち弁リフト方向の最大ストローク量βより大きく設定されている。
【0063】
電磁コイル72に通電が行われると、電磁コイル72が励磁し、プランジャ70が、まず、ストッパリング73の上面73Aが連結棒66の段差下面66Dに当接するまで、プランジャばね71のばね力に抗して吸引子69に接近する側に瞬間的に引き上げられる。この移動は、プランジャばね71のばね力と弁ばね74のばね力に打ち勝つだけの推進力でよく、流体の圧力差の影響を受けないので、大きい磁気吸着力を必要としない。
【0064】
プランジャ70が所定量γだけ吸引子69に接近する側に瞬間的に引き上げられると、図9に示されているように、プランジャ70と吸引子69とのギャップは(α−γ)で表される小さいものになり、引き続き、電磁コイル72に通電されていることにより、プランジャ70が吸引子69の下端面69Aに強い磁気磁気吸着力をもって磁気的吸着する。この(α−γ)のプランジャ移動により、ストッパリング73の上面73Aが連結棒66の段差下面66Dを蹴り上げ、弁体66をキック式に第2の弁座部64の側に上昇移動させる。
【0065】
プランジャ70が吸引子69の下端面69Aに磁気的に吸着したプランジャギャップゼロの静止状態になると、磁気回路が安定し、図8(c)に示されているように、最大ギャップ量αと最大ストローク量βとの差分α−βだけ弁ばね74を圧縮してプランジャ70と連結棒66、弁体65との弁リフト方向の連結関係が伸び、弁ばね74のばね力によって弁体65のOリング67Bが第2の弁座部64に押し付けられ、第2の弁ポート62が閉じられて第1の弁ポート61が開かれた第2の流路切換状態(A−B連通)になる。弁ばね74はOリング67Bが第2の弁座部64に着座する際の衝撃吸収を行う。
【0066】
これにより、プランジャ70の最大ギャップ量αと弁体65の弁リフト方向の最大ストローク量βを設定する寸法精度をさほど厳格に管理しなくても正常な流路切換が行われ、大きい弁閉力を必要とすることなく高い気密シール性が得られる。また、電磁開閉弁50の1次側(Aポート55)と2次側(Bポート57、Cポート59)の圧力差が小さくても弁漏れを生じることがなく、Oリング67Bの過剰変形防止も適切に行われ、Oリング67Bも耐久性を充分確保でき、しかも、キック方式で弁閉するので、大きい起磁力が必要でなく、消費電力がすくなくて済む。
【0067】
弁体65は、ガイドフランジ部65Aが弁室60の内周面に摺接した状態で移動するから、プランジャ70の軸ずれ等の影響を受けることがなく、Oリング67A、67Bが心ずれを生ずることなく第1、第2の弁座部63、64に適切に着座する。
【0068】
なお、第1の流路切換状態によるA−C連通時には、第2の弁ポート62において連結棒65が流路の妨げになるが、第2の弁座部64の側には、ストッパ面を設けなくてよいので、その分、第1の弁ポート61に比して流路の妨げを軽減できる。また、プランジャばね71、弁ばね74のばね力を、逆方向流れを想定した値に設定すると、流体の流れ方向を限定せず、双方向対応になる。
【0069】
図11、図12は上述の構成による電磁切換弁50を固体高分子型燃料電池発電システムに組み込んだ使用例を示されている。
【0070】
図11に示されている使用例では、アノード100A、カソード100B、冷却器100Cによるセルスタック100のアノード100Aに改質器101より改質ガスを供給する流路と、改質器101より改質ガスをバーナ102に供給する流路との分岐部に電磁切換弁50が設けられている。
【0071】
改質器101によって生成された改質ガスのCO濃度を監視し、改質ガスのCO濃度が既定値以下である場合には、電磁切換弁50を第1の流路切換状態によるA−C連通とし、改質ガスをアノード100Aに供給する。これに対し、始動時等、改質ガスのCO濃度が既定値以下にならない不安定運転状態では、電磁切換弁50を第2の流路切換状態によるA−B連通とし、改質ガスをバーナ102に供給する。
【0072】
図12に示されている使用例では、セルスタック100のアノード100Aに対して供給する改質ガスのアノード100Aにおける流れ方向を正方向aと、逆方向bとに反転させるために、アノード100Aの前後に上述の構成による電磁切換弁50A、50Bが設けられている。
【0073】
この場合、電磁切換弁50A、50Bを、ともに第2の流路切換状態によるA−B連通とすることにより、アノード100Aにおける改質ガスの流れ方向は正方向aになり、これに対し、電磁切換弁50A、50Bを、ともに第1の流路切換状態によるA−C連通とすることにより、アノード100Aにおける改質ガスの流れ方向は逆方向bになる。
【0074】
電磁切換弁50A、50Bによる上述の流路切換によってアノード100Aにおける改質ガスの流れ方向を正方向aと逆方向bとに周期的に反転させてルスタック100の改質ガスの入口側と出口側とを周期的に変更することにより、セルスタック100内の湿度の均一化を図ることができる。
【0075】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による直動式電磁弁によれば、プランジャの最大ギャップ量が弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きいから、通電状態時には、その差分だけ弁ばねを圧縮してプランジャと弁体との弁リフト方向の連結関係が伸び、弁ばねのばね力によって弁体が弁座部に押し付けられた状態で、プランジャギャップがゼロになるから、プランジャの最大ギャップ量と弁体の弁リフト方向の最大ストローク量を設定する寸法精度をさほど厳格に管理しなくても正常な流路開閉、流路切換を行うことができ、しかも、消費電力が小さく、低差圧での耐弁漏れ性に優れ、優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動式電磁弁の実施形態1を示す弁開状態の縦断面図である。
【図2】この発明による直動式電磁弁の実施形態1を示す弁閉状態の縦断面図である。
【図3】実施形態1の直動式電磁弁の固体高分子型燃料電池発電システムにおける使用例1を示すブロック図である。
【図4】実施形態1の直動式電磁弁の固体高分子型燃料電池発電システムにおける使用例2を示すブロック図である。
【図5】この発明による直動式電磁弁の実施形態2を示す縦断面図である。
【図6】図5の線I−Iに沿った横断面図である。
【図7】実施形態2の直動式電磁弁の弁体−弁座部分の拡大縦断面図である。
【図8】実施形態2の直動式電磁弁の流路切換動作を示す縦断面図である。
【図9】実施形態2の直動式電磁弁の流路切換動作を示す縦断面図である。
【図10】実施形態2の直動式電磁弁の流路切換動作を示す縦断面図である。
【図11】実施形態2の直動式電磁弁の固体高分子型燃料電池発電システムにおける使用例1を示すブロック図である。
【図12】実施形態2の直動式電磁弁の固体高分子型燃料電池発電システムにおける使用例2を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 電磁開閉弁
13 弁ハウジング
14 1次側ポート
15 2次側ポート
17 弁ポート
18 弁座部
21 弁体
22 Oリング
23 電磁ソレノイド装置
25 吸引子
26 プランジャ
27 プランジャばね
28 電磁コイル
30 連結棒
31 弁ばね
53 弁ハウジング
55 Aポート
57 Bポート
59 Cポート
60 弁室
61 第1の弁ポート
62 第2の弁ポート
63 第1の弁座部
64 第2の弁座部
65 弁体
67A、67B Oリング
69 吸引子
70 プランジャ
71 プランジャばね
72 電磁コイル
74 弁ばね
75 電磁ソレノイド装置
100 セルスタック
101 改質器
102 バーナ

Claims (6)

  1. 電磁ソレノイド装置のプランジャと連結された弁体を有し、通電時には前記弁体を弁座部に着座させて弁ポートを閉じ、非通電時には前記弁体を前記弁座部より離間させて前記弁ポートを開く直動式電磁弁において、
    前記プランジャの最大ギャップ量が前記弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きく、
    前記プランジャと前記弁体とは弁リフト方向に所定量だけ相対変位可能に連結されて前記プランジャと前記弁体との間に前記プランジャに対して前記弁体を弁閉方向に付勢する弁ばねが設けられていること、
    を特徴とする直動式電磁弁。
  2. 前記弁体が前記弁座部に着座する部分にゴム状弾性体製のOリングが装着され、前記弁座部に前記Oリングの外周面が当接することにより弁締めシールが行われることを特徴とする請求項1記載の直動式電磁弁。
  3. 電磁ソレノイド装置のプランジャと連結された弁体を有し、前記弁体は弁リフト方向に対向配置された第1の弁座部と第2の弁座部との間に移動可能に設けられ、非通電時には前記弁体が前記第1の弁座部に着座して第1の弁ポートを閉じ且つ前記第2の弁座部より離間して第2の弁ポートを開いて第1の流路切換状態を確立し、通電時には前記弁体が前記第1の弁座部より離間して第1の弁ポートを開き且つ前記第2の弁座部に着座して第2の弁ポートを閉じて第2の流路切換状態を確立する直動式電磁弁において、
    前記プランジャの最大ギャップ量が前記弁体の弁リフト方向の最大ストローク量より大きく、
    前記プランジャと前記弁体とは弁リフト方向に所定量だけ相対変位可能に連結されて前記プランジャと前記弁体との間に前記プランジャに対して前記弁体を前記第2の弁座部に対する着座方向に付勢する弁ばねが設けられていること、
    を特徴とする直動式電磁弁。
  4. 前記弁体が前記第1の弁座部に着座する部分と前記第2の弁座部に着座する部分の各々にゴム状弾性体製のOリングが装着され、前記第1の弁座部あるいは前記第2の弁座部に前記Oリングの外周面が当接することにより弁締めシールが行われ、前記Oリングの外周面が前記第1の弁座部に当接した弁位置より更に前記第1の弁ポートを閉じる方向への前記弁体の移動を制限するストッパが設けられていることを特徴とする請求項3記載の直動式電磁弁。
  5. 前記Oリングは前記第1の弁座部の内周側の角縁に当接し、前記ストッパは、当該角縁より前記第1の弁ポート側に形成されたストッパ面と、当該ストッパ面に対向する前記弁体の先端面とで構成され、前記弁体の先端面が前記ストッパ面に当接することにより前記弁体が前記第1の弁ポートを閉じる方向への移動を制限されることを特徴とする請求項4記載の直動式電磁弁。
  6. 前記電磁ソレノイド装置の吸引子と前記プランジャとの間に、当該プランジャを前記吸引子より引き離す方向に付勢するプランジャばねが設けられており、通電時には前記プランジャばねのばね力に抗して前記プランジャがギャップゼロ状態で前記吸引子に吸着することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の直動式電磁弁。
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