JP2004018520A - 花粉症やアトピー性皮膚炎治療の牡蠣貝殻粉 - Google Patents

花粉症やアトピー性皮膚炎治療の牡蠣貝殻粉 Download PDF

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Abstract

【課題】花粉症、アトピー性皮膚炎、水虫に効果があるパウダー、クリーム、入浴剤及び健康食品を提供する。
【解決手段】特定地域に産する銅,銀,金,白金等の有機キレート化合物を含有する天然の牡蠣貝殻粉や、牡蠣貝やアコヤ貝類等の貝殻粉やラジエーション性凝灰石や結晶大理石粉に銅,銀,金,白金の金属イオンをカルシウム塩に沈着せしめたもの脱水乾燥したものを焼成して殺菌した粉末を含有してなる、鼻孔噴霧用及び皮膚塗布用パウダー、クリーム、水虫塗布液、入浴剤、健康食品を得る。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
花粉症の効果のある牡蠣貝殻は特定地域にある産地に限定されている。
花粉症やアトピーに効果のある特定地域に於ける海水中の金属イオンの濃度と気候とによって異なる事は言うまでもない。
日本の牡蠣貝殻を採集して粉末化したものを低温焼成して殺菌加工したものを花粉症の抑制剤として使用しても花粉症は治癒できないが、特定の金属イオンが貝殻中に存在すると特効性がでてくる。従って、この金属錯塩が貝殻に存在すれば国内の牡蠣貝殻粉も又効果が現れ、これを他の効果のない貝殻にも応用される事になるがアコヤ貝の殻の粉末にも利用される事になる。
これら天然の特定地域の有効な花粉症の予防となる牡蠣以外の金属酸化物との併用によっても花粉症やアトピー性皮膚炎の予防が行われる事になる。
又、この貝殻粉は動物用の皮膚炎や鼻孔炎に応用されるばかりでなく、廃棄して入た動物の骨や貝殻の有効利用ともなる。
この貝殻粉を酵素有機酸と共に化粧原料として利用すると、じんま疹の予防用となる。
又、この貝殻粉は一般に下水の浄化に使用されているが、これら金属キレート剤を付着せしめたものは悪臭を消臭する作用があり、浄化剤として使用されるほか養鶏カルシウム飼料添加に利用されその用途は広い。
【0002】
【従来の技術】
毎年杉や桧の花粉の飛散する時期は初春からであり、6月を過ぎると花粉症は少ないからこれと言った対策は無かった。又、11月の初秋から花粉症に悩む人もいるとも聞きます。これは杉や桧以外にも花粉症の原因になるものもあるという事です。そして、花粉症になって始めて炎症面に塗薬を塗るか鼻孔に液等を噴霧して鼻中を洗浄する程度であった。
これは、花粉症が春先の杉や桧の花粉が飛散する短期間に患者が限定されている為である。花粉症は人間だけでなく動物にも拡大ている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
特定地域、例えばアメリカの一部の海岸で取れる牡蠣の貝殻は焼成して粉末化したもの花粉の飛散時には鼻の穴の出口に薄く塗着すると鼻の穴の花粉症は次第に沈静化して、クシャミが減り炎症が止まる。
花粉症に有効な特定地域の浅海の牡蠣は、その貝殻中に鉄,銅,金,銀,亜鉛,カルシウムの金属の多い錯塩を形成すると、花粉症は塗布によって沈静化する。この花粉症に対する有効性が金属有機キレート錯塩の微量物が存在する事にある事を研究開発する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
金属錯塩等にマンガン,銅,金,銀,白金の有機キレート錯塩をアパタイトの燐酸カルシウム(貝殻成分)に沈着せしめているものの、花粉症への有効性の研究を行う。
特定地域の牡蠣そしてこの有機金属キレート錯塩で、特にグリシンアラニンコハク酸の金属キレートである事を確認する。
効果はなぜ生ずるのかの確認を行う。
【0005】
【作用】
花粉症に効果のある牡蠣貝殻は燐酸カルシウムを主体とし、これに蛋白質や有機酸アミノ酸が含有されている。
この蛋白質を調べるには、まず牡蠣そのものを調べる必要がある。
牡蠣はマガキイタポガキナガガキなど比較的にその種類が多い。
その成分は4〜6%のグリコーゲンを含み、蛋白質としてはヒスチヂン、リジンに富み、消化されやすく又鉄,銅,マンガン,ヨウ素などの無錯塩のほかビタミンBCなどが多く含まれている。
エキス分としてはアラニン0.3%グリシン0.3%ペタインタウリンのアミノ酸やコハク酸を含み、その内の緑牡蠣は飼料の硅藻の色素が移行する場合と海水中の銅が体内に沈着して出来る場合がある。
又、グリコーゲンが8月頃になると0.5%に減少する時期でもある。
又、この銅(II)又は金を含む液にグリシンを入れると青又は紫色に着色を呈する。このグリシンはCNo=75.1gで一般にゼラチン絹糸に多く含まれ、酸性ではNHCHCOOHとなりアルカリ性ではNHCHCOO ̄である。
そして、β−アラニンNNジサンキンキレートはHOOCCHCHN(CHCOOH)その構造は下記り通りである。
Figure 2004018520
これを主としてアルカリ土類金属イオンと結合しMg0.3%Ca2+5.44Sr3+4.10Ba2+3.64 Zn2+11.3のキレート化合物を作る。
そして、このアラニンカルシウムは水中に燐酸イオンが吸着され安定した蛋白質と燐酸カルシウムとなる。
又、牡蠣のエキスに含まれるコハク酸のキレートについて考えると次の如くである。
bkコハク酸も金属とキレート化しやすい。
Figure 2004018520
キレート化する金属イオンはH4.1g(PK)5.48(PK
Cu(II)3.33,Ca2.00,Ba2.08,La3.96
このイオン強度はMg1.20,Ca1.20,Sr1.06,Ba1.03 Zn1.78である。そして銅錯塩を形成しやすい。
又、エキスに含有するタウリンの分子はCNOS=125でイカやタコの肉汁中に多く含まれ、アミノエタンスルフォン酸2アミノエタンスルフォン酸もある。NNOHCHSOHこれはアコヤ貝中にも0.8%含有されている。
このNNOHCHSOHは胆汁の分泌を促進し脂肪の吸収を良好とする。そして、制汗作用がある。
一般の胆汁酸には2/3がグリコール酸であり残りの1/3がタクロール酸である。この牡蠣貝粉について花粉症との関係を考える前にヒスタミンについて説明するとその分子構造は
Figure 2004018520
このヒスタミンは金属銅イオンと結合しやすい性質がある。即ち銅イオン(II)と錯塩を形成し、次の分子構造を作る。
Figure 2004018520
この錯塩はアレルギー反応に於いて重要な作用をする。
又、牡蠣に含まれる蛋白質ヒスチヂンの構造は
Figure 2004018520
このカルシウム銅,金,銀,白金等をキレート化した有機錯塩が花粉症に対して炎症を防ぐに役立つ理由は、極めて複雑である。この牡蠣貝殻粉の燐酸カルシウムに含まれるヒスチヂンはある条件下でヒスタミンに変化する。
このヒスチンが多くなるとアレルギー反応の元になるものが多くなると言う事である。しかるに、牡蠣貝殻中のアラニンがアルカリ土類と結合して錯塩を作り、牡蠣貝殻中のコハク酸が銅や金や銀とカルシウム、マグネシウムの共存状態で金属キレート化合物として存在していると、ヒスタミンの存在下では前記金属キレート化合物からCu(II)のアンミン錯塩の方へ移行し、更にカルシウムも共にヒスタミンと反応すると、アラニンアルカリ土類金属錯塩をコハク酸キレート金属錯塩のカルシウム類に吸着されるとヒスタミンの様なアレルギー反応を生ずる要因を防ぐ事になり、花粉がアレルギー反応を起こす事によって引き起こされる鼻孔内の炎症を停止させる事になる。特に、牡蠣貝殻中の銅錯塩はヒスチヂンから変わるヒスタミンに分解する分解酵素に毒作用を呈し、酵素の活動を低下停止せしめる作用をするからヒスタミンの発生は抑制される。
しかし、アラニン銅,銀のキレート化合物を多く取ると毒性が強くなるので牡蠣貝殻は採集して一年以上天日放置し付着蛋白質を分解消失せしめ、可溶性銅や銀の錯塩を溶出する必要がある。但し過剰の銅イオンは毒性が強くなると共に、充分なカルシウムイオンで銅イオンは吸着されて遊離の銅は減少する。
そして、貝殻中に含まれるグリコーゲンも充分に分解して雨水にさらして洗浄を繰り返すとよい結果を作る。そして、銅イオンを流出せしめる。
過去に抗ヒスタミン剤として重曹や炭酸ソーダーを胃液の中和剤として使っていたが、貝殻中のコハク酸カルシウムを使用すると胃潰瘍の修復にも利用出来る。又、牡蠣中に含有するグリコーゲンはグルコース1リン酸ホスホリラーゼによってグルコース−6ホスファターゼに変化し、又グルコースに戻るがホルモンの存在下で反応が促進される。即ち、グリコーゲン分解はエピネラミングルカゴンなどのホルモンによって促進され、グルコース−6ホスファターゼの活性によって決定されるが、生成したグルコースは大部分が血液中に放出され各組織に運ばれる。グリコール酸に変化すると次の分子構造となる。
Figure 2004018520
これは分解するとコール酸とグリシンとなる。
この事を考えると牡蠣中のグリシンもグリコーゲンから作られるものと思われる。そしてこれは、ホルモンによって促進される事がグリコール酸とホルモンとが流れの中でアンサンブルを起こす事が構造から判る。
このコリルグリシンはペプチドステレオサポニンやテルペングリコシド多糖類やβ−グルカン多糖類に干渉するから、これらを制癌剤としての利用も可能である。
そして、8月頃に牡蠣中のグリコーゲンが4〜6%から0.5%に減少すると、銅イオンの拡散が拡大され銅イオンの毒作用が人体に及ぼす事もある。
【0006】
ここでヒスタミンを考えて見ると胃壁の細胞には自律神経が分布していて、この自律神経が刺激されるとアセチルコリンと言う刺激情報を伝える化学物質が遊離される。このアセチルコリンは胃壁細胞上にあるコリン受容体と言うタンパク質に働き胃液の分泌が引き起こされる。
この自律神経は食べ物がなくとも胃液を分泌され、例えば梅干を思い出すだけで唾が出てくる。この自律神経の刺激は、又ガストリンというホルモンの血液中への分泌を促進する。従って、胃液の分泌を抑えるアセチルコリンとその受溶体タンパク質の結合、そしてガストリンとその受容体との結合を妨害してやればよいことになる。このアセチルコリンをその受容体の相互作用を妨害する物質は抗コリン作業薬があるが、この薬を使うとアセチルコリンに働いてしまいその作用を狂わせてしまうので副作用が出る。
生体内の反応というものは以外に単純である。このアセチルコリン受容体が攻められないとするとガストリンを抑えるしかない。
そこで自律神経とは直接関係ないが、アレルギー反応のもとになるオーダコイドの一種であるヒスタミンも胃液の分泌を刺激することが知られている。
このヒスタミンは白血球のひとつである好塩基球や組織肥満細胞などに貯蔵されており、刺激によって血液中に放出される。従ってヒスタミンの働きを妨害すれば胃液の分泌も抑えられるかもしれない。
ここで問題を引き起こすヒスタミンは炎症をも引き起こす作用を持っており、胃液を分泌する作用とあまりにも違う。炎症を引き起こす受容体の働きを止めてやっても胃液の分泌は抑えられない。このヒスタミンの作用を抑えて炎症を止めることのできる抗ヒスタミンを投与しても胃潰瘍はよくならない。もし、胃液の分泌をおさえる事が出来てもこの炎症を止める働きを持ってしまう。
又、このヒスタミンは魚のサバの古くなったもにに多く発生し、人体にじんま疹ができ障害を作る事がある。
又、グリシンを銅(II)又は金を含む液に添加すると青又は紫色を呈するので試薬に利用されるが、本発明に於けるナガガキを採集して肉質を取った後の貝殻は1年間天日で野外放置すると青色を呈し、内側の貝殻を軽く焼成粉砕すると亜酸化銅が沈着下ピンク色のかかった燐酸カルシウムマグネシウムが得られる。
この銅や他の金属がヒスタミン生成酵素を分解し、作用を抑制する作用があり、ヒスタミンのNH ̄基と銅とがキレート錯塩を作り毒作用を呈する。
海水中に銀イオンがあると同様に神経毒作用を呈するが、銅イオンより毒性は弱い。これは自律神経がこの金属イオンと接すると神経中で情報即ち刺激が伝えられ、化学物質が遊離され筋肉に伝達され一部はアセチルコリンのこの化学物質の遊離を促進する酵素の作用を制御する作用がある。そして、金属キレート化合物は抗菌でもある。
又、ヒスタミンは銅の錯塩を作りやすい。即ち、ヒスタミンからヒスタルトラド
Figure 2004018520
例えば、Na6(CU(C))13HOの銅錯塩を作る。この様に牡蠣エキスに於いてはアラニンやリヂンやタウリン、蛋白質のほかコハク酸の有機酸とグリコーゲンがあり、これらは銅イオンと錯塩と共に作りやすいからこれらの銅錯塩化合物がヒスタミンに接触するとその銅イオンを取り込み、銅錯塩を作りやすい環境を作る。従って、銅イオンは毒性や副作用を起こしやすいので人工的には毒性がやや少ない銀や金に置換して毒性を軽減したものも利用される。このヒスタミンは前述の人体内のアセチルコリンによって分泌し胃液を出す作用があるため、Na−グアニヒルスタミンを摂取してヒスタミンの作用を抑える工夫をしているが、このNa−グアニヒルスタミンにも銅イオンは反応する。
そして、抗ヒスタミン剤としたプリアミドと銅イオンとの接触は銅イオンの反応性をより高めるので、銅イオンの量の調整に使用し得る。これはメチアミドシメチジンに於いても同様の作用性がある。又、グリコーゲンがヒスタミン銅錯塩に近づくと銅イオンは遊離の方向に移行する様になるから、グリコーゲンが多い時にはヒスタミン錯塩は次第に銅イオンの遊離によって崩れる事になるから、グリコーゲンが多くなるほど銅イオンの毒作用も少なくなるから、牡蠣のグリコーゲンが減少する8月頃には中毒減少を生ずるものと思われる。
このヒスタミンの発生が少ないとアレルギー反応は弱くなるので、花粉症も少なくなる。特に、カルシウムイオンとの共存に於いては銅イオン遊離移動は抑制されるからである。
余談になるが、アコヤ貝に根付けたカルシウム核表面に付着する真珠玉のピンク色はマンガンイオンの多い蛋白質膜からなり、ブラック真珠は鉄ニッケルイオンの多い蛋白質膜から成り立っている。即ち、アコヤ貝から分泌する蛋白質やアミノ酸や有機酸は海水中の金属イオンを錯塩化し、これを固定化する作用を持っている。
【0007】
【本発明の実施例】
以下図面に示す如く、実施例により本発明を詳細に説明する。
花粉症に効果のある特定の牡蠣貝殻は銅,銀,金のイオンの多い海水に生息するので貝も小さくナガガキである。これは毒性の高い金属イオンの影響を多分に受ける為である。寸法は長さ6cm〜8cm幅3cm〜4cm厚みは2cm〜3cmの青ないし紫色を呈し、貝の内側は青色を呈し空気中に長く放置すると消失するものもある。
[図1]は牡蠣貝殻粉を利用した花粉症予防のパウダーの生産工程図を示す。
天然銅沈着の牡蠣貝殻は(1)〜(5)経たものは(7)まで処理して(14)の焼成をして(15)を経て商品化する。人工的に花粉症カルシウムパウダーを作るには(7)の工程から順次(17)までの工程に従って処理して作る。
[図2]は花粉症予防パウダー噴射器の側面図を示し、プラスチックの円筒容器(1)内牡蠣貝殻粉や他の貝殻粉(2)に入れて上蓋(3)を螺着し上下昇降の押しボタン突起把手(4)を下に向かって押し込む時にスプリング(5)が上下圧伸して内部吸込管(6)から花粉を吸引し、ノズル管(7)より噴射する構造である。
[図3]は花粉症及びアトピー性皮膚炎用パウダークリームの容器の側面図をし、プラスチックやガラス容器(1a)に下記配合例に示す牡蠣貝殻粉の入ったクリーム(2a)を篏挿して、上蓋(3a)をアルミ箔(4a)で密封した後螺着する。配合例は次の如くである。
[例1]  パウダー状(花粉症用)
牡蠣貝殻粉               100部
ハッカ脳                0.1部
[例2]  アトピー性皮膚炎用クリーム
アルカリ性山羊油脂水クリーム      100部
酢酸ステロイド               2部
田七粉                   1部
含銀牡蠣貝殻粉              50部
[例3]  アトピー用
山羊油脂水クリーム           100部
海草植物カルシウムアルカリ焼却灰      3部
電解カルシウム (アルカリ性)       1部
ジルコニウムハフニウムモナズ石粉     10部
含銀牡蠣貝殻粉又は含銅牡蠣貝殻粉     50部
[例4]  水虫用液
0.5%チタン酸アルコールキレート液  100部
β−Dグルカン多糖液            5部
モノクロ酢酸ソーダー          0.1部
田七粉                   1部
ステアリン酸                1部
安息香酸                0.1部
グライコール                3部
氷酢酸                   1部
[図4]は水虫塗布液容器の側面図を示し、図の容器(1b)の内に塗布液(2b)を入れて、毛管フェルト芯(3b)を入れた細管(4b)を上蓋(5b)の背面中央に接合し、その下部をフェルト芯(3b)の露出面(6b)とする。
使用は上蓋(5b)を上部に引き上げ解螺してフェルト芯(3b)に含浸した塗布液を足患部に塗布乾燥する。
この含銀牡蠣貝殻粉をクラッシャーにかけた後、700メッシュ以上にシュレッター粉砕機で粉砕しスクリーン選別機にかけて粗荒粉を再び粉砕機に掛けて粉末を作る。これを130℃で約1時間加熱して殺菌した後硝酸銀を水に溶かして0.001%液としてその貝殻粉を投入して浸漬する。これを遠心分離機で分離子固形物を乾燥水洗いして焼成して粉末を作る。
アコヤ貝の貝殻粉末の場合も同様に処理する。
そして、沃素ガスを常温で接触して1部を沃化銀で活性化する。
これはサンゴやアルカリ電解で活性化した乳酸カルシウムを原料として銀イオンの沈着処理を行う事が出来る。金の場合には玉水に金を溶かした液をアルカリで中和し、塩化金カリ錯塩結晶を作ったものを水に溶かして0.001%液としてこれにカルシウム粉や貝殻粉を浸漬して脱水乾燥してアルコール水で還元したものを更に、脱アルコール乾燥して焼成して金を沈着せしめる。
銅の場合は0.001%の酢酸銅水液に貝殻粉を浸漬する。そして、脱水乾燥しフェリング液の加熱液に浸漬して水洗後脱水乾燥して焼成した貝殻粉を使用する。花粉症用としては海草類を焼成した灰を精製して混合して使用する事もある。
【0008】
[例5]  入浴剤
過炭酸ソーダー              100部
過チタン酸ソーダー              1部
ノンクロレラ(螺旋藻)           13部
酵素                    10部
ラジエーション性結晶性大理石粉
(銅,鉄,銀,含有)           30部
[例6]  入浴剤
オカラ粉 ペクチナーゼ プロテアーゼ
酵素の分解物          100部
食塩                    20部
塩化鉄クエン酸コハク酸鉄           5部
クエン酸銅又は銀            0.01部
ラジエーション性凝灰石粉          10部
ノンクロレラ                 5部
酵素                     1部
油脂又はグライコール           0.2部
羅漢果液又はゼラチン粉          0.1部
アトピー炎症の入浴剤としては、アルカリ浴として[例5]を配合したものを使用した。[例5]の配合例で300lの入浴水に10gを投入して38℃の温度で入浴する。配合の大理石は岡山県新見市の哲多産出の大理石中で銅,鉄,銀,金等の黒い線の入ったもので4マイクロキュリーのラジエーション性である。
[例6]はオカラ粉に水を入れて煮沸したものを30℃まで温度を低下した時にペクチナーゼ酵素とプロテアーゼ酵素を入れて50〜60分間恒温に保ち分解する。これを噴射式乾燥機で乾燥したものを粉末化して、入浴水300kgに20gを投入して入浴した。この添加剤としてノンクロレラやクロレラを入れたものは肌に艶が出る。これは、牡蠣貝殻粉をより安価とした原料に代替えしたもので、アパタイトを大理石や凝灰石のカルシウムを使用した。
この海草類の焼却灰や木材灰はカリ,ナトリウム,カルシウム,マグネシウムのミネラル成分を多く含み、アルカリ性である。
この水液を5gを取り水300lに溶解して入浴に酵素5gとノンクロレラ粉10gを入れた入浴水液に入るとアトピー性皮膚炎のかゆみは取れるが、ノンクロレラ粉が付着すると衣類が汚れるので0.01%の硝酸銀水やチタン酸ソーダー水で体を拭き取るか、入浴場で浸漬して洗い落すとよい結果を得る。
銅イオン水の場合は乳酸カルシウムの電解による陰極アルカリカルシウムに0.001%の炭酸銅イオン液を入れて入浴剤とするとアトピーの皮膚炎に効果がある。
しかし、アトピー皮膚炎は精神面の刺激が問題となる場合もあり、前記塗り薬のアトピー予防用クリームを併用する必要がある。
このアトピー予防用クリームには還元性を高めるにビタミンCやβ−グルカンカルシウムやノンクロレラを入れたものも使用される。
花粉症を予防する牡蠣貝殻粉を一般の牡蠣貝殻粉に置き換える時は沃素ガスで燻製したものは、牡蠣貝殻中の銅イオンを活性化するので花粉症に効果が出て来る。又、この花粉症やアトピー性皮膚炎は自律神経からくるヒスタミンの影響を受ける事も多いので外傷面だけでなく、体質改善も必要である。その配合例を示すと次の如くである。
[例7]  体質改善健康食品
羅漢果汁                100部
ステビア粉                 3部
ノンクロレラ粉               5部
大豆酵素分解SOD粉            3部
β−グルカン含浸田七粉           5部
霊芝胞子                  1部
である。これを毎日1gを摂取するとよい。
[図5]は牡蠣貝殻粉による花粉症の治癒の特性を示す。
(A)は塗布しないもの、(B)は塗布したもの、(C)は[例7]を摂取して塗布したものを示している。重度の花粉症の場合は摂取と塗布が必要である。
【0009】
【本発明の効果】
この発明の特徴はアレルギー性によって生ずる花粉症を治療するに牡蠣貝殻を使用して、その貝殻中に微量に沈着する銅イオン,銀イオン,金イオン,白金シオンの含有する貝殻粉や大理石、凝灰石粉を使用して粉末化せしめたものを鼻孔に少量噴射又は塗布して花粉症の発生を抑制し、貝殻類の産廃物の有効利用を計ると共に、貝殻に代わる代用品として結晶性大理石や凝灰石のラジエーション性を入浴剤に有効利用して、花粉症の予防とアトピー性皮膚炎の予防を行わんとするものである。又、人間以外の動物の花粉症にも利用されるばかりでなく、水虫治療にも利用され産業上有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】牡蠣貝殻粉を利用した花粉症予防のパウダーの生産工程図
【図2】パウダー噴射器の側面図
【図3】パウダークリーム容器の側面図
【図4】水虫塗布液容器の側面図
【図5】パウダーによる花粉症の治癒の特性

Claims (5)

  1. 天然産の特定地域に産する牡蠣貝殻の銅,銀,金,白金属の有機キレート化合物や、花粉症に効果のない一般牡蠣貝やアコヤ貝や他の貝殻や砿粉に前記金属有機キレート液を含浸せしめたものを長期天日乾燥して粉砕して貝殻粉となしたものを鼻孔に噴霧したり皮膚に塗布してアレルギーによる花粉症の予防パウダー。
  2. 油脂クリーム牡蠣貝殻粉を混合したものをペーストとしてアトピー性皮膚炎患部に塗布せしめる事を特徴とし、マンガン,銅,金,銀,白金金属の有機キレート化合物を含有した貝殻粉や砿粉の花粉症とアトピー性皮膚炎の予防剤。
  3. 含銀牡蠣貝殻粉の水虫塗布液。
  4. アレルギー性皮膚炎及びアトピー性皮膚炎用の入浴剤。
  5. 体質改善のための健康食品。
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