JP2004018263A - 乗客コンベヤーのオイルパン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主枠の底面を覆うオイルパンの幅方向縁部を、主枠外法幅位置近くに配置した乗客コンベヤーのオイルパン装置を得る。
【解決手段】オイルパン23の幅方向の縁部を乗客コンベヤーの主枠1底面における幅方向の外縁部対応位置に配置し、また主枠1底面における幅方向縁部に支持金具を装着し主枠1幅の中心側に開口した溝状凹所の下辺上面によってオイルパン23の幅方向縁部を支持する。そして、支持金具に取付金具の一側を係合して他側によってオイルパン23を保持する。
これによって、踏段鎖等に供給した潤滑油が、主枠1の垂直材等を伝ってオイルパン23に流下する。このため、主枠1内の潤滑油が主枠1外に流出することがなく、設置場所付近の汚損を防ぎ設置環境の快適性を向上する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、架設された主枠の底面を覆って装備される乗客コンベヤーのオイルパン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14〜図21は、例えば実開昭61−16299号公報に示された構成に類似した従来の乗客コンベヤーのオイルパン装置を示す図で、図14はエスカレーターからなる乗客コンベヤーを概念的に示す側面図、図15は図14のオイルパンの拡大図、図16は図15の平面図、図17は図15のA−A線断面図、図18は図14のB部拡大図、図19は図18の左側面図、図20は図14のC部拡大図、図21は図20の右側面図である。
【0003】
図において、1はエスカレーターからなる乗客コンベヤーの主枠で、水平に配置された上トラス2、上トラス2の下側に傾斜して配置された傾斜トラス3及び傾斜トラス3の下側に水平に配置された下トラス4によって構成されている。5は上トラス2等の主枠1の下部縦通材、6は上トラス2等の主枠1の底部横材である。
【0004】
7は上トラス2等の主枠1の側面に設けられた垂直材、8は上トラス2等の主枠1の側面に設けられた斜材、9は主枠1の上端部に設けられた駆動鎖歯車、10は主枠1の下端部に設けられた従動鎖歯車、11は無端状をなし駆動鎖歯車9及び従動鎖歯車10に巻掛けられた踏段鎖、12は踏段鎖11に連結された多数の踏段である。
【0005】
13は主枠1内の底面に設けられたオイルパンで、横断面において側壁14の上端側が下辺よりも広がった溝形をなし、次に述べるように構成されている。すなわち、15は上オイルパン体で、上トラス2内の底部に設けられて長手の一端に主枠1の長手端側において溝形の開口部を閉塞する閉塞板が装着され、他端には傾斜トラス3に対応した傾斜接続部16が設けられている。
【0006】
17は傾斜オイルパン体で、傾斜トラス3内の底部に設けられて図14において二枚が直列に配置され、一枚は上端が上オイルパン体15の傾斜接続部16外面に嵌合され、他の一枚は上端が上方の傾斜オイルパン体17の下端外面に嵌合されている。18は下オイルパン体で、下トラス4内の底部に設けられて長手の一端に主枠1の長手端側において溝形の開口部を閉塞する閉塞板が装着され、他端には傾斜トラス3に対応し傾斜オイルパン体17の下端外面に嵌合された傾斜接続部19が形成されている。
【0007】
20はJボルト又はUボルトからなり一端が底部横材6に固定されてオイルパン13の幅方向の縁部寄りに配置された取付ボルト、21は止め金具で、逆U字状をなし一方の脚部が底部横材6に、他方の脚部はオイルパン13内の底面に配置されて上辺に取付ボルト20が挿通されている。22は締結具で、取付ボルト20が止め金具21に挿通されて突出した端部に嵌合された座金、ばね座金及び上端にねじ込まれたナットによって構成されている。
【0008】
従来の乗客コンベヤーのオイルパン装置は上記のように構成され、駆動鎖歯車9が駆動機(図示しない)によって駆動されて回転し、この回転により踏段鎖11が移動して連結された多数の踏段12が主枠1内を循環移動する。また、移動する踏段鎖11等に潤滑油が定期的に供給されるが、供給されて滴下する潤滑油の余剰分をオイルパン13に収容して下オイルパン18に収集するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の乗客コンベヤーのオイルパン装置では、主枠1の側面内側に互いに離れて多数の垂直材7、斜材8が配置されているため、オイルパン13の幅方向縁部が主枠1の内法位置よりも主枠1幅の中心寄りに後退した位置に配置される。したがって、供給された潤滑油のうち移動する踏段鎖11等から主枠1内の側面に飛散した潤滑油が、垂直材7、斜材8、下部縦通材5を伝って主枠1外に流出する。これによって、乗客コンベヤーの設置場所付近を汚損したり、悪臭が発生したりして環境の快適性が損なわれるという問題点があった。
【0010】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、主枠の底面を覆って設けられたオイルパンの幅方向縁部が、主枠外法幅位置近くに配置された乗客コンベヤーのオイルパン装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乗客コンベヤーのオイルパン装置においては、架設された乗客コンベヤーの主枠、横断面溝形をなし幅方向の縁部が主枠底面における幅方向の外縁部対応位置に配置されたオイルパン体と、このオイルパン体の複数枚が直列に配置されてなり主枠の底面を覆って設けられたオイルパンと、主枠底面における幅方向縁部に装着されて主枠幅の中心側に開口して形成された溝状凹所の下辺上面を介して対向したオイルパンの幅方向縁部を支持した支持金具と、この支持金具に一側が係合されて他側によってオイルパンを保持した取付金具とが設けられる。
【0012】
また、この発明に係る乗客コンベヤーのオイルパン装置においては、オイルパン縁部内面に配置される押さえ板、この押さえ板に立設されたねじ棒並びにこのねじ棒にねじ込まれた下ナット及び上ナットによって構成された取付金具が設けられる。また、支持金具の溝状凹所内の高さ方向における中間位置から水平方向にブラケットを突設してその突出縁部に開口して溝状凹所の奥行き方向に長い溝穴を設け、ねじ棒の下ナット及び上ナットの間が溝穴に嵌合される。
【0013】
また、この発明に係る乗客コンベヤーのオイルパン装置においては、支持金具の長手中間位置に設けられて支持金具の溝状凹所の上辺の開口端から下垂し、主枠の垂直材、斜材の下端対応位置に配置された油切り板が設けられる。
【0014】
また、この発明に係る乗客コンベヤーのオイルパン装置においては、主枠の底部横材の上に装着されて主枠内下部に配置された作業用足場が設けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図13は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエスカレーターからなる乗客コンベヤーを概念的に示す側面図、図2は図1のオイルパンの拡大図、図3は図2の平面図、図4は図2のD−D線断面図、図5は図1の支持金具に配置される取付金具の正面図、図6は図5の側面図、図7は図1のE部拡大図、図8は図7の左側面図、図9は図7のF−F線断面図、図10は図1のG部拡大図、図11は図10の左側面図、図12は図1のH部拡大図、図13は図12の左側面図である。
【0016】
図において、1はエスカレーターからなる乗客コンベヤーの主枠で、水平に配置された上トラス2、上トラス2の下側に傾斜して配置された傾斜トラス3及び傾斜トラス3の下側に水平に配置された下トラス4によって構成されている。5は上トラス2等の主枠1の下部縦通材、6は上トラス2等の主枠1の底部横材である。
【0017】
7は上トラス2等の主枠1の側面に設けられた垂直材、8は上トラス2等の主枠1の側面に設けられた斜材、9は主枠1の上端部に設けられた駆動鎖歯車、10は主枠1の下端部に設けられた従動鎖歯車、11は無端状をなし駆動鎖歯車9及び従動鎖歯車10に巻掛けられた踏段鎖、12は踏段鎖11に連結された多数の踏段である。
【0018】
23は主枠1の底面に設けられたオイルパンで、横断面溝形をなし、次に述べるように構成されている。すなわち、24は上オイルパン体で、上トラス2の底面に設けられて長手の一端に主枠1の長手端側において溝形の開口部を閉塞する閉塞板が装着され、他端には傾斜トラス3に対応した傾斜接続部25が設けられている。
【0019】
26は傾斜オイルパン体で、傾斜トラス3の底面に設けられて図2に示すように二枚が直列に配置され、一枚は上端が上オイルパン体24の傾斜接続部25外面に嵌合され、他の一枚は上端が上方の傾斜オイルパン体26の下端外面に嵌合されている。27は下部傾斜オイルパン体で、傾斜トラス3の底面に設けられて上端が上方の傾斜オイルパン体26の下端外面に嵌合され、下端には下トラス4に対応した傾斜接続部28が設けられている。
【0020】
29は下オイルパン体で、下トラス4の底面に設けられて長手の一端に主枠1の長手端側において溝形の開口部を閉塞する閉塞板が装着され、他端は下部傾斜トラス27の傾斜接続部28外面に嵌合されている。
30は支持金具で、主枠1の下部縦通材5、すなわち主枠1底面における幅方向縁部及び主枠1の長手端の下部横材に装着され、長手が主枠1の長手又は主枠1の長手端の下部横材の長手に沿う方向に配置される。
【0021】
そして、支持金具30が主枠1の長手に沿って互いに離れて配置され、主枠1幅の中心側に開口して形成された溝状凹所の下辺31上面がオイルパン23の幅方向縁部の下面と対向する。
32は油切り板で、支持金具30の長手中間位置に設けられて、支持金具30の溝状凹所の上辺の開口端から下垂して装備され、主枠1の垂直材7、斜材8の下端対応位置に配置されている。
【0022】
33は横板で、主枠1底面の幅方向縁部の両側に設けられた支持金具30相互間に設けられて、縁部が支持金具30の下辺31上面に装着されている。
34は作業用足場で、主枠1の底部横材6の上に装着されて主枠1長手に縦通して配置されている。35はブラケットで、傾斜オイルパン体26等の相互の接続部箇所に配置された支持金具30の長手の両端寄りにそれぞれ設けられて、溝状凹所内の高さ方向における中間位置から水平方向に突設され、長手方向における中心位置に開口して形成されて溝状凹所の奥行き方向に長い溝穴36が設けられている。
【0023】
37は取付金具で、押さえ板38、押さえ板38の上面に立設されたねじ棒39、ねじ棒39にねじ込まれた下ナット40、ねじ棒39にねじ込まれた上ナット41、ねじ棒39に嵌合されて上ナット41の下に配置されたばね座金42及びねじ棒39に嵌合されてばね座金42の下と下ナット40の上にそれぞれ配置された座金43によって構成され、ねじ棒39の下ナット40側の座金43と上ナット41側の座金43との間がブラケット35の溝穴36に嵌合される。
【0024】
44はコーキングで、主枠1の下部縦通材5、すなわち主枠1底面の幅方向外面と支持金具30の隙間に充填される。また、下部縦通材5に上下方向に長く盛り上げられて、主枠1の垂直材7、斜材8の下端と下部縦通材5との接続部における下側寄りに配置される。
【0025】
45は供給された潤滑油のうち移動する踏段鎖11等から主枠1内の側面に飛散した潤滑油で、垂直材7、斜材8、下部縦通材5を伝って下部縦通材5のコーキング44に誘導されて支持金具30の油切り板32を経てオイルパン23に流下する。
【0026】
上記のように構成された乗客コンベヤーのオイルパン装置において、駆動鎖歯車9が駆動機(図示しない)によって駆動されて回転し、この回転により踏段鎖11が移動して連結された多数の踏段12が主枠1内を循環移動する。また、移動する踏段鎖11等に潤滑油が定期的に供給されるが、供給されて滴下する潤滑油の余剰分をオイルパン23に収容して下オイルパン29に収集するようになっている。
【0027】
そして、主枠1における外側面に外面を一致させて支持金具30が主枠1底面に装着されて主枠1幅方向の両側に装着され、支持金具30の溝状凹所の下辺31上面の相互間に横板33が掛け渡されて溶接される。そして、横板33の上に上オイルパン体24等の複数枚のオイルパン体からなるオイルパン23が載置されて主枠1の底面を覆って配置される。
【0028】
この状態で、オイルパン23の幅方向の縁部は、支持金具30の溝状凹所に嵌入した位置に配置されて主枠1の主枠外法幅位置近くに配置される。そして、傾斜オイルパン体26の相互等のオイルパン体の接続部において、支持金具30に設けられたブラケット35の溝穴36に取付金具37のねじ棒39が嵌合され、また押さえ板38がオイルパン23内の縁部に配置される。
【0029】
次いで、下ナット40を回転してブラケット35を上方へ押圧することによって、押さえ板38がオイルパン23を横板33に押圧して、オイルパン23が支持金具30に固定的に装着される。そして、上ナット41を回転してブラケット35を下方に押圧することによって、取付金具37によるオイルパン23の装着がロックされる。
【0030】
以上説明したようにして主枠1底面に装備されたオイルパン23に対して、踏段鎖11等に供給された潤滑油のうち主枠1内の側面に飛散した潤滑油45が、垂直材7、斜材8、下部縦通材5を伝って下部縦通材5のコーキング44に誘導されて支持金具30の油切り板32を経てオイルパン23に流下する。したがって、垂直材7等を伝って流下する潤滑油45が主枠1外に流出することがなく、乗客コンベヤーの設置場所付近を汚損したり、悪臭が発生したりすることを未然に防止することができる。
【0031】
また、作業用足場34が主枠1の底部横材6の上に装着されて主枠1内に設けられてオイルパン23の上方に配置されている。このため、作業員が作業用足場34に乗って主枠1内の保守作業を行うことができ、保守作業時にオイルパン23上の潤滑油を拭き取る手数が掛かったり、オイルパン23上の潤滑油のためにスリップしたりすることがなく保守作業能率を向上することができる。
【0032】
また、主枠1底面の下側に設けられた支持金具30を介してオイルパン23が主枠1に装着される。このため、主枠1底面側に配置された底部横材6等が乗客コンベヤーの据付時等においてオイルパン23の着脱作業の妨げになることがなく、オイルパン23の着脱作業能率を向上することができる。
【0033】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、架設された乗客コンベヤーの主枠、横断面溝形をなし幅方向の縁部が主枠底面における幅方向の外縁部対応位置に配置されたオイルパン体と、このオイルパン体の複数枚が直列に配置されてなり主枠の底面を覆って設けられたオイルパンと、主枠底面における幅方向縁部に装着されて主枠幅の中心側に開口して形成された溝状凹所の下辺上面を介して対向したオイルパンの幅方向縁部を支持した支持金具と、この支持金具に一側が係合されて他側によってオイルパンを保持した取付金具とを設けたものである。
【0034】
これによって、主枠底面にオイルパンが装備されて乗客コンベヤーの踏段鎖等に供給された潤滑油のうち主枠内の側面に飛散した潤滑油が、主枠の垂直材等を伝って下部縦通材を経てオイルパンに流下する。このため、主枠内面を伝って流下する潤滑油が主枠外に流出することがなく、乗客コンベヤーの設置場所付近を汚損したり、悪臭が発生したりすることを未然に防止できて乗客コンベヤーの設置環境の快適性を向上する効果がある。
【0035】
また、この発明は以上説明したように、オイルパン縁部内面に配置される押さえ板、この押さえ板に立設されたねじ棒並びにこのねじ棒にねじ込まれた下ナット及び上ナットによって構成された取付金具を設けたものである。また、支持金具の溝状凹所内の高さ方向における中間位置から水平方向にブラケットを突設してその突出縁部に開口して溝状凹所の奥行き方向に長い溝穴を設け、ねじ棒の下ナット及び上ナットの間を溝穴に嵌合したものである。
【0036】
これによって、ねじ棒の下ナット及び上ナットの間が支持金具のブラケットに締結されて、押さえ板がオイルパン縁部内面を押圧することにより主枠底面にオイルパンが装備される。そして、乗客コンベヤーの踏段鎖等に供給された潤滑油のうち主枠内の側面に飛散した潤滑油が、主枠の垂直材等を伝って下部縦通材を経てオイルパンに流下する。このため、主枠内面を伝って流下する潤滑油が主枠外に流出することがなく、乗客コンベヤーの設置場所付近を汚損したり、悪臭が発生したりすることを未然に防止でき乗客コンベヤーの設置環境の快適性を向上する効果がある。
【0037】
また、この発明は以上説明したように、支持金具の長手中間位置に設けられて支持金具の溝状凹所の上辺の開口端から下垂し、主枠の垂直材、斜材の下端対応位置に配置された油切り板を設けたものである。
【0038】
これによって、主枠底面にオイルパンが装備されて乗客コンベヤーの踏段鎖等に供給された潤滑油のうち主枠内の側面に飛散した潤滑油が、主枠の垂直材等を伝って下部縦通材を経て、支持金具の油切り板に誘導されて確実にオイルパンに流下する。このため、主枠内面を伝って流下する潤滑油が主枠外に流出することがなく、乗客コンベヤーの設置場所の付近を汚損したり、悪臭が発生したりすることを未然に防止できて乗客コンベヤーの設置環境の快適性を向上する効果がある。
【0039】
また、この発明は以上説明したように、主枠の底部横材の上に装着されて主枠内下部に配置された作業用足場を設けたものである。
【0040】
これによって、主枠底面にオイルパンが装備されて乗客コンベヤーの踏段鎖等に供給された潤滑油のうち主枠内の側面に飛散した潤滑油が、主枠の垂直材等を伝って下部縦通材を経てオイルパンに流下する。このため、主枠内面を伝って流下する潤滑油が主枠外に流出することがなく、乗客コンベヤーの設置場所付近を汚損したり、悪臭が発生したりすることを未然に防止でき乗客コンベヤーの設置環境の快適性を向上する効果がある。
また、作業用足場が主枠内下部に設けられてオイルパンの上方に配置されるので、作業員が作業用足場に乗って主枠内の保守作業を行うことができる。このため、保守作業時にオイルパン上の潤滑油を拭き取る手数が掛かったり、オイルパン上の潤滑油のためにスリップしたりすることがなく保守作業能率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エスカレーターからなる乗客コンベヤーを概念的に示す側面図。
【図2】図1のオイルパンの拡大図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2のD−D線断面図。
【図5】図1の支持金具に配置される取付金具の正面図。
【図6】図5の側面図。
【図7】図1のE部拡大図。
【図8】図7の左側面図。
【図9】図7のF−F線断面図。
【図10】図1のG部拡大図。
【図11】図10の左側面図。
【図12】図1のH部拡大図。
【図13】図12の左側面図。
【図14】従来の乗客コンベヤーのオイルパン装置を示す図で、エスカレーターからなる乗客コンベヤーを概念的に示す側面図。
【図15】図14のオイルパンの拡大図。
【図16】図15の平面図。
【図17】図15のA−A線断面図。
【図18】図14のB部拡大図。
【図19】図18の左側面図。
【図20】図14のC部拡大図。
【図21】図20の右側面図。
【符号の説明】
1 主枠、  6 底部横材、  7 垂直材、  8 斜材、  23 オイルパン、  24 上オイルパン体(オイルパン体)、  26 傾斜オイルパン体(オイルパン体)、  27 下部傾斜オイルパン体(オイルパン体)、29 下オイルパン体(オイルパン体)、  30 支持金具、  31 下辺、  32 油切り板、  34 作業用足場、  35 ブラケット、 36 溝穴、  37 取付金具、  38 押さえ板、  39 ねじ棒、
40 下ナット、  41 上ナット。

Claims (4)

  1. 架設された乗客コンベヤーの主枠、横断面溝形をなし幅方向の縁部が上記主枠底面における幅方向の外縁部対応位置に配置されたオイルパン体と、このオイルパン体の複数枚が直列に配置されてなり上記主枠の底面を覆って設けられたオイルパンと、上記主枠底面における幅方向縁部に装着されて上記主枠幅の中心側に開口して形成された溝状凹所の下辺上面を介して対向した上記オイルパンの幅方向縁部を支持した支持金具と、この支持金具に一側が係合されて他側によって上記オイルパンを保持した取付金具とを備えた乗客コンベヤーのオイルパン装置。
  2. 取付金具を、オイルパン縁部内面に配置される押さえ板、この押さえ板に立設されたねじ棒並びにこのねじ棒にねじ込まれた下ナット及び上ナットによって構成されたものとし、また支持金具の溝状凹所内の高さ方向における中間位置から水平方向にブラケットを突設してその突出縁部に開口して上記溝状凹所の奥行き方向に長い溝穴を設け、上記ねじ棒の上記下ナット及び上ナットの間を上記溝穴に嵌合したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤーのオイルパン装置。
  3. 支持金具の長手中間位置に設けられて上記支持金具の溝状凹所の上辺の開口端から下垂し、主枠の垂直材、斜材の下端対応位置に配置された油切り板を備えたことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の乗客コンベヤーのオイルパン装置。
  4. 主枠の底部横材の上に装着されて上記主枠内下部に配置された作業用足場を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の乗客コンベヤーのオイルパン装置。
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