JP2004018249A - ラッピングコンベヤの速度制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メインラインの運転速度が低くなった場合にも、パイラーへの投入時のパイリング不良やスリ疵の発生を防止することができるラッピングコンベヤの速度制御方法を提供する。
【解決手段】切断された鋼板を次第にラップさせるラッピングコンベヤ1の速度を、メインラインの運転速度に応じて後段側ほど低速に設定する。しかし後段のラッピングコンベヤ1c,1d,1eについては、コイルの始端と終端においてメインラインの運転速度が低くなった場合にも、40〜60m/分の所定最低速度より低下しないように速度制御する。これによりパイラーへの投入速度を確保し、パイリング不良及びスリ疵発生を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】切断された鋼板を次第にラップさせるラッピングコンベヤ1の速度を、メインラインの運転速度に応じて後段側ほど低速に設定する。しかし後段のラッピングコンベヤ1c,1d,1eについては、コイルの始端と終端においてメインラインの運転速度が低くなった場合にも、40〜60m/分の所定最低速度より低下しないように速度制御する。これによりパイラーへの投入速度を確保し、パイリング不良及びスリ疵発生を防止する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、せん断された鋼板の積層(パイリング)に用いられるラッピングコンベヤの速度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コイル巻きされた鋼板を所定長さに切断して積層するためには、図3に示すようにメインラインから送り込まれた鋼板をせん断機5で切断し、切断された鋼板を多段に配置されたラッピングコンベヤ1により次第に減速させつつ端部からラップさせ、パイラー3に投入する方法が採用されている。
【0003】
図3では5本のラッピングコンベヤ1が直列に配置されており、かつ後段側が低くなるように段差を付けてある。図4に示すように、これらの各ラッピングコンベヤ1の速度はメインラインの運転速度(せん断機5の運転速度)に応じて変化するように設定されており、かつ後段側ほど一定の比率で低速となるように設定されている。
【0004】
具体的には、先頭のラッピングコンベヤ1aの速度はメインラインの運転速度Vと等しいが、減速比を25%とした場合には、2番目のラッピングコンベヤ1bの速度は約0.75V、3番目のラッピングコンベヤ1cの速度は約0.5Vに設定され、4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度は約0.25Vに設定されている。このように後段側のラッピングコンベヤはその直前のラッピングコンベヤよりも低速に設定されているため、切断された鋼板は速度差の分だけ端部から次第に重ね合わされて行き、5番目のラッピングコンベヤ1eの後端からパイラー3に投入される。なおメインラインの運転速度Vが定常速度である場合には、切断された鋼板の先端が衝突板4にぶつかりながらパイラー3内に投入されるように、5番目のラッピングコンベヤ1eの速度が設定されている。
【0005】
ところがメインラインの運転速度Vは、コイルからの巻き戻し開始時にはゼロからスタートし、巻き戻し終了時には再びゼロに戻る。このため、上記のように各ラッピングコンベヤ1の速度をメインラインの運転速度に応じて比例的に変化させる従来方法では、コイルからの巻き戻し開始時と巻き戻し終了時に、4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度が極端に低下する。
【0006】
その結果パイラー3への投入速度が不足し、鋼板がうまく積層できないパイリング不良が発生したり、図3に示すように5番目のラッピングコンベヤ1eから送り出される鋼板の先端が、パイラー3内の下側の鋼板の表面をこすりながら移動するようになる。このため鋼板表面にスリ疵が発生し易く、特にブリキ用鋼板、ティンフリー鋼板、ラミネート鋼板などの表面が鏡面でスリ疵が付き易い鋼板の場合には不良品となる。このような不良品は例えばコイルの始端部分と終端部分でそれぞれ20m程度の長さにわたって発生し、これによる不良率は約1%に達していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決し、コイルからの巻き戻し開始時と巻き戻し終了時においても、パイラーへの投入時のパイリング不良やスリ疵の発生を防止することができるラッピングコンベヤの速度制御方法を提供するためになされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明は、切断された鋼板を次第に減速させつつラップさせるために多段に配置された全ラッピングコンベヤの速度を、メインラインの運転速度に応じて後段側ほど低速に設定するとともに、後段のラッピングコンベヤについては、メインラインの運転速度が低下した場合にも所定最低速度を維持するように速度制御することを特徴とするものである。なお、上記の所定最低速度を40〜60m/分とすることが好ましい。またメインラインの運転速度が低くなるに伴い後段のラッピングコンベヤの速度を所定最低速度より低下させる通常の制御への切り替えるができるようにしておくことが好ましい。
【0009】
本発明によれば、メインラインの運転速度が低下した際にも後段のラッピングコンベヤの速度を所定最低速度に維持するようにしたので、コイルの始端と終端部分においても切断された鋼板のパイラーへの投入速度が極端に低下することがなく、パイリング不良やパイラーへの投入時のスリ疵発生を防止することができる。このため、従来はコイルの始端と終端部分で発生していたスリ疵等による不良品をなくすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1に示すように、本発明においてもメインラインから送り込まれた鋼板をせん断機5で切断し、切断された鋼板をラッピングロール2を介して多段に配置されたラッピングコンベヤ1a〜1eに送り込み、次第に減速させつつ前後の速度差を利用して鋼板を相互にラップさせ、パイラー3に投入することは従来と同様である。
【0011】
またこれらの全ラッピングコンベヤ1a〜1eは、図2に示すようにメインラインの運転速度に応じて、かつ後段側ほど次第に低速となるように設定されていることも従来と同様であり、例えば先頭のラッピングコンベヤ1aの速度はメインラインの運転速度Vと等しく、2番目のラッピングコンベヤ1bの速度は約0.8Vに設定され、3番目のラッピングコンベヤ1cの速度は約0.5Vに設定され、4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度は約0.2Vに設定されている。このような減速比を持たせることにより、切断された鋼板は図示のとおり順次ラッピングされて行く。
【0012】
しかし本発明では、各ラッピングコンベヤ1a〜1eの速度を独立制御できるようにしておき、減速比を一定としたままではメインラインの運転速度Vの低下により後段のラッピングコンベヤ1の速度が所定最低速度を下回ることとなる場合にも、後段のラッピングコンベヤ1の速度を所定最低速度より低下しないように維持する。すなわち図2に示すように、各ラッピングコンベヤ1の速度はメインラインの運転速度Vが低下するとそれに比例して低下するが、後段のラッピングコンベヤ1c,1d,1eについては、メインラインの運転速度Vが低い場合にも所定最低速度より低下しないように速度制御する。
【0013】
この結果、コイルの始端及び終端においてメインラインの運転速度Vが低下した場合にも、少なくとも4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度は常に所定最低速度に保たれることとなり、鋼板はこの一定速度でパイラー3内に投入されるので、パイリング不良が発生したり、鋼板の先端が垂れ下がりパイラー3内にある下側の鋼板を疵付けることがない。
【0014】
なお、上記の所定最低速度は40〜60m/分程度とすることが好ましい。この速度以下となるとパイラー3への投入速度が不足してスリ疵を発生させるおそれがあり、逆にこの速度をあまり大きくするとメインラインの運転速度Vが少し低下しただけでも後段のラッピングコンベヤ1の速度が低下しなくなり、速度比が崩れるからである。
【0015】
ただし鋼板の種類によってはスリ疵が問題とならないものもあり、そのような場合には速度の足切りをなくして、メインラインの運転速度が低い場合に、後段のラッピングコンベヤの速度を所定最低速度より低下させる通常の制御に簡単に切り替えることができるようにしておくことが好ましい。
【0016】
【実施例】
全長が10000mのコイルから鋼板を巻き戻しながらせん断機により長さ800mmに切断し、切断された鋼板のパイリングを行なった。各ラッピングコンベヤの速度を図4に示すように一定の減速比に設定した場合には、切断された鋼板のパイラーへの投入速度がコイルの始端と終端の部分で低下し、パイリング不良を生ずるとともに、コイルの始端と終端のそれぞれ20m分がスリ疵による不良品となった。これに対して、前記の実施形態のように後段のラッピングコンベヤの速度が55m/分の所定最低速度を下回らないようにした場合には、コイルの始端と終端の部分におけるスリ疵の発生が大幅に減少し、不良率が約1%低下した。またパイリング不良も解消された。
【0017】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によればメインラインの運転速度が低下した際にも、後段のラッピングコンベヤの速度が所定最低速度を下回らないようにしたので、コイルの始端と終端部分においてもパイラーへの投入速度が極端に低下することがなく、パイラーへの投入時のパイリング不良及びスリ疵発生を防止することができる。また請求項3の発明では通常制御への切り替えを可能としたので、スリ疵が問題とならない鋼板については従来どおりの高速パイリングを行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す装置説明図である。
【図2】本発明の実施形態における各ラッピングコンベヤの速度設定値を示すグラフである。
【図3】従来のラッピングコンベヤを示す装置説明図である。
【図4】従来の各ラッピングコンベヤの速度設定値を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ラッピングコンベヤ
2 ラッピングロール
3 パイラー
4 衝突板
5 せん断機
【発明の属する技術分野】
本発明は、せん断された鋼板の積層(パイリング)に用いられるラッピングコンベヤの速度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コイル巻きされた鋼板を所定長さに切断して積層するためには、図3に示すようにメインラインから送り込まれた鋼板をせん断機5で切断し、切断された鋼板を多段に配置されたラッピングコンベヤ1により次第に減速させつつ端部からラップさせ、パイラー3に投入する方法が採用されている。
【0003】
図3では5本のラッピングコンベヤ1が直列に配置されており、かつ後段側が低くなるように段差を付けてある。図4に示すように、これらの各ラッピングコンベヤ1の速度はメインラインの運転速度(せん断機5の運転速度)に応じて変化するように設定されており、かつ後段側ほど一定の比率で低速となるように設定されている。
【0004】
具体的には、先頭のラッピングコンベヤ1aの速度はメインラインの運転速度Vと等しいが、減速比を25%とした場合には、2番目のラッピングコンベヤ1bの速度は約0.75V、3番目のラッピングコンベヤ1cの速度は約0.5Vに設定され、4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度は約0.25Vに設定されている。このように後段側のラッピングコンベヤはその直前のラッピングコンベヤよりも低速に設定されているため、切断された鋼板は速度差の分だけ端部から次第に重ね合わされて行き、5番目のラッピングコンベヤ1eの後端からパイラー3に投入される。なおメインラインの運転速度Vが定常速度である場合には、切断された鋼板の先端が衝突板4にぶつかりながらパイラー3内に投入されるように、5番目のラッピングコンベヤ1eの速度が設定されている。
【0005】
ところがメインラインの運転速度Vは、コイルからの巻き戻し開始時にはゼロからスタートし、巻き戻し終了時には再びゼロに戻る。このため、上記のように各ラッピングコンベヤ1の速度をメインラインの運転速度に応じて比例的に変化させる従来方法では、コイルからの巻き戻し開始時と巻き戻し終了時に、4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度が極端に低下する。
【0006】
その結果パイラー3への投入速度が不足し、鋼板がうまく積層できないパイリング不良が発生したり、図3に示すように5番目のラッピングコンベヤ1eから送り出される鋼板の先端が、パイラー3内の下側の鋼板の表面をこすりながら移動するようになる。このため鋼板表面にスリ疵が発生し易く、特にブリキ用鋼板、ティンフリー鋼板、ラミネート鋼板などの表面が鏡面でスリ疵が付き易い鋼板の場合には不良品となる。このような不良品は例えばコイルの始端部分と終端部分でそれぞれ20m程度の長さにわたって発生し、これによる不良率は約1%に達していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決し、コイルからの巻き戻し開始時と巻き戻し終了時においても、パイラーへの投入時のパイリング不良やスリ疵の発生を防止することができるラッピングコンベヤの速度制御方法を提供するためになされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明は、切断された鋼板を次第に減速させつつラップさせるために多段に配置された全ラッピングコンベヤの速度を、メインラインの運転速度に応じて後段側ほど低速に設定するとともに、後段のラッピングコンベヤについては、メインラインの運転速度が低下した場合にも所定最低速度を維持するように速度制御することを特徴とするものである。なお、上記の所定最低速度を40〜60m/分とすることが好ましい。またメインラインの運転速度が低くなるに伴い後段のラッピングコンベヤの速度を所定最低速度より低下させる通常の制御への切り替えるができるようにしておくことが好ましい。
【0009】
本発明によれば、メインラインの運転速度が低下した際にも後段のラッピングコンベヤの速度を所定最低速度に維持するようにしたので、コイルの始端と終端部分においても切断された鋼板のパイラーへの投入速度が極端に低下することがなく、パイリング不良やパイラーへの投入時のスリ疵発生を防止することができる。このため、従来はコイルの始端と終端部分で発生していたスリ疵等による不良品をなくすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1に示すように、本発明においてもメインラインから送り込まれた鋼板をせん断機5で切断し、切断された鋼板をラッピングロール2を介して多段に配置されたラッピングコンベヤ1a〜1eに送り込み、次第に減速させつつ前後の速度差を利用して鋼板を相互にラップさせ、パイラー3に投入することは従来と同様である。
【0011】
またこれらの全ラッピングコンベヤ1a〜1eは、図2に示すようにメインラインの運転速度に応じて、かつ後段側ほど次第に低速となるように設定されていることも従来と同様であり、例えば先頭のラッピングコンベヤ1aの速度はメインラインの運転速度Vと等しく、2番目のラッピングコンベヤ1bの速度は約0.8Vに設定され、3番目のラッピングコンベヤ1cの速度は約0.5Vに設定され、4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度は約0.2Vに設定されている。このような減速比を持たせることにより、切断された鋼板は図示のとおり順次ラッピングされて行く。
【0012】
しかし本発明では、各ラッピングコンベヤ1a〜1eの速度を独立制御できるようにしておき、減速比を一定としたままではメインラインの運転速度Vの低下により後段のラッピングコンベヤ1の速度が所定最低速度を下回ることとなる場合にも、後段のラッピングコンベヤ1の速度を所定最低速度より低下しないように維持する。すなわち図2に示すように、各ラッピングコンベヤ1の速度はメインラインの運転速度Vが低下するとそれに比例して低下するが、後段のラッピングコンベヤ1c,1d,1eについては、メインラインの運転速度Vが低い場合にも所定最低速度より低下しないように速度制御する。
【0013】
この結果、コイルの始端及び終端においてメインラインの運転速度Vが低下した場合にも、少なくとも4番目のラッピングコンベヤ1dと5番目のラッピングコンベヤ1eの速度は常に所定最低速度に保たれることとなり、鋼板はこの一定速度でパイラー3内に投入されるので、パイリング不良が発生したり、鋼板の先端が垂れ下がりパイラー3内にある下側の鋼板を疵付けることがない。
【0014】
なお、上記の所定最低速度は40〜60m/分程度とすることが好ましい。この速度以下となるとパイラー3への投入速度が不足してスリ疵を発生させるおそれがあり、逆にこの速度をあまり大きくするとメインラインの運転速度Vが少し低下しただけでも後段のラッピングコンベヤ1の速度が低下しなくなり、速度比が崩れるからである。
【0015】
ただし鋼板の種類によってはスリ疵が問題とならないものもあり、そのような場合には速度の足切りをなくして、メインラインの運転速度が低い場合に、後段のラッピングコンベヤの速度を所定最低速度より低下させる通常の制御に簡単に切り替えることができるようにしておくことが好ましい。
【0016】
【実施例】
全長が10000mのコイルから鋼板を巻き戻しながらせん断機により長さ800mmに切断し、切断された鋼板のパイリングを行なった。各ラッピングコンベヤの速度を図4に示すように一定の減速比に設定した場合には、切断された鋼板のパイラーへの投入速度がコイルの始端と終端の部分で低下し、パイリング不良を生ずるとともに、コイルの始端と終端のそれぞれ20m分がスリ疵による不良品となった。これに対して、前記の実施形態のように後段のラッピングコンベヤの速度が55m/分の所定最低速度を下回らないようにした場合には、コイルの始端と終端の部分におけるスリ疵の発生が大幅に減少し、不良率が約1%低下した。またパイリング不良も解消された。
【0017】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によればメインラインの運転速度が低下した際にも、後段のラッピングコンベヤの速度が所定最低速度を下回らないようにしたので、コイルの始端と終端部分においてもパイラーへの投入速度が極端に低下することがなく、パイラーへの投入時のパイリング不良及びスリ疵発生を防止することができる。また請求項3の発明では通常制御への切り替えを可能としたので、スリ疵が問題とならない鋼板については従来どおりの高速パイリングを行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す装置説明図である。
【図2】本発明の実施形態における各ラッピングコンベヤの速度設定値を示すグラフである。
【図3】従来のラッピングコンベヤを示す装置説明図である。
【図4】従来の各ラッピングコンベヤの速度設定値を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ラッピングコンベヤ
2 ラッピングロール
3 パイラー
4 衝突板
5 せん断機
Claims (3)
- 切断された鋼板を次第に減速させつつラップさせるために多段に配置された全ラッピングコンベヤの速度を、メインラインの運転速度に応じて後段側ほど低速に設定するとともに、後段のラッピングコンベヤについては、メインラインの運転速度が低下した場合にも所定最低速度を維持するように速度制御することを特徴とするラッピングコンベヤの速度制御方法。
- 所定最低速度を40〜60m/分とする請求項1に記載のラッピングコンベヤの速度制御方法。
- メインラインの運転速度が低くなるに伴い後段のラッピングコンベヤの速度を所定最低速度より低下させる通常の制御への切り替えができるようにした請求項1に記載のラッピングコンベヤの速度制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002179651A JP2004018249A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | ラッピングコンベヤの速度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002179651A JP2004018249A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | ラッピングコンベヤの速度制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004018249A true JP2004018249A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31177002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002179651A Withdrawn JP2004018249A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | ラッピングコンベヤの速度制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004018249A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022548794A (ja) * | 2019-09-30 | 2022-11-21 | 宝鋼湛江鋼鉄有限公司 | シングル切断ライン用の鋼板デュアルプレスタッキングシステム及びそのスタッキング方法 |
-
2002
- 2002-06-20 JP JP2002179651A patent/JP2004018249A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022548794A (ja) * | 2019-09-30 | 2022-11-21 | 宝鋼湛江鋼鉄有限公司 | シングル切断ライン用の鋼板デュアルプレスタッキングシステム及びそのスタッキング方法 |
JP7266752B2 (ja) | 2019-09-30 | 2023-04-28 | 宝鋼湛江鋼鉄有限公司 | シングル切断ライン用の鋼板デュアルプレスタッキングシステム及びそのスタッキング方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |