JP2004017241A - ピーニング処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速度,高効率でピーニング処理を行えるノズルと、該ノズルの位置を移動して該ピーニング処理を適正に行う為のノズル移動傾動機構の作動等との相乗効果によりピーニング処理を極めて良好に行え、更に、装置全体がコンパクトとなる実用性に秀れたピーニング処理装置を提供するものである。
【解決手段】ワーク3を保持するワーク保持部11と、該ワーク3に噴射材4を噴射するノズル1が設けられ、前記ノズル1として、巾の広いスリット状の噴射口2を有し、噴射材4が該スリット状の噴射口2の全域から平行流で噴射されるノズル1が採用され、このノズル1には該ノズル1を移動させ且つ任意に傾動させるノズル移動傾動機構12が設けられると共に、このノズル移動傾動機構12により該ノズル1は前記スリット状の噴射口2の巾方向と直交する方向に移動するように構成され、噴射材4は可及的にワーク3の表面の法線方向からの噴射となるように構成されているものである。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピーニング処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
金属製のワークに行う処理として、ノズルの噴射口からワークの表面にショットと呼ばれる多数の玉(必ずしも球形である必要はない)を高速度で噴射して多数の該ショットをワークの表面に衝突せしめ、この多数のショットの衝突によって該ワークの表面を梨子地模様とし、これによりワークの表面硬度を増加したり、疲労寿命を向上したり、耐摩耗性を向上したり、流体抵抗を減少したりするピーニング処理(ショットピーニング等とも呼ばれる)が提案されている。
【0003】
このピーニング処理においては、ショットの衝突エネルギがある程度以上高いこと(衝突エネルギが低いと、ピーニング処理において重要な、ワークの表面付近の圧縮残留応力の増加や最大残留応力が発生する深さが不十分となり、ピーニング処理による効果が低くなる。)、ワークの表面に可及的に均一にショットを衝突させること(不均一であると、当然ながら、ワークの応力分布等がムラとなる。)が重要である。
【0004】
また、このピーニング処理には、ショットを単に加圧エアで噴射する所謂ドライブラスト法と、ショットを水と混合したスラリの状態とし、このスラリを加圧エアで噴射する所謂ウエットブラスト法との二種類があり、後者の方が、ショットの飛散が少なくて作業管理が容易であったり、加圧エアがスラリの膜で覆われた状態となる為に該加圧エアの膨張による加速がショットに良好に作用して衝突エネルギが高くなる等の利点がある。
【0005】
ところで、従来のピーニング処理装置は、図1に図示したように、ノズルとして噴射口52が円形の所謂丸ノズル51を採用し、この丸ノズル51をワーク53に対して移動せしめることで、該丸ノズル51の噴射口52から噴射されるショット(スラリ)がワーク53の表面全面に衝突するように構成されている。
【0006】
また、丸ノズル51が一本だけであると、当然ながら広い面積を処理する際に時間がかかる。従って、この丸ノズル51は複数本が並設されたノズルユニットの状態(例えば、三本の丸ノズル51が並設された状態)で使用されることもある。
【0007】
しかし、この従来の丸ノズル51を用いるピーニング処理装置には下記の欠点がある。
【0008】
丸ノズル51の噴射口52は、ある程度広い面積にショットを衝突させることができるように所定径以上に設定されている。従って、噴射口52が所定径以上であるから、該噴射口52から噴射されるショットは図1(a)に図示したように放射状に拡散されてワーク53に衝突する。
【0009】
このように放射状に拡散されたショットは、図1(b)のように、ワーク53の表面において略円形に衝突する。従って、ワーク53に対して丸ノズル51を移動せしめつつピーニング処理を行うと(図1(b)においてノズル1の移動方向は符号56で図示。)、ワーク53の表面において、図1中符号54で示す領域付近では、移動方向における巾が長い為、その分、ショットが長時間に亙って衝突することになり、一方、図1中符号55で示す領域付近(丸ノズル51の移動方向と直交する方向の端部付近)では、移動方向における巾が短い為、その分、ショットが短時間しか衝突せず、よって、ワーク53へのショットの衝突数が場所によって異なることにより、ピーニング処理が不均一となる。
【0010】
更に、前記拡散により、噴射口52の中心付近と、この周囲とで、噴射口52からワーク53の表面までの距離が異なる為、必然的に衝突エネルギも異なってしまい、これによってもピーニング処理が不均一となってしまう。
【0011】
この為、例えば、噴射口52とワーク53との距離を長く確保し、ショットの衝突エネルギの差(比率)を可及的に少なくする方法も採用されるが、この場合、当然ながら、処理スペースを広く確保する必要が生じてしまう。
【0012】
また、少ない数しかショットが衝突しない部分に隣接する丸ノズル51から噴射されるショットを衝突させるべく、二本の丸ノズル51を近接させる方法も採用されているが、この場合、隣接する二本の丸ノズル51から噴射されるショット同志が衝突してワークに衝突する際の衝突エネルギが低下してしまう為、ピーニング処理が不均一になり易く、且つ、ショットの噴射エネルギをロスしてしまっており、非常に効率が悪い。
【0013】
また、このショットの拡散を防止する為、丸ノズル51中のショットの噴射経路を長くする方法も考えられるが、この場合、丸ノズル51が大型化するという問題点や、噴射経路の内壁とショットとの摩擦抵抗によってショットの噴射速度が低下し、必然的に前記衝突エネルギが低下するという問題点が発生する。
【0014】
また、丸ノズル51で不均一なピーニング処理となってしまうことを防止する技術としてオシレーション技術(丸ノズル51を揺動しながら移動することで丸ノズル51でもある程度広い領域を可及的に均一にショットを衝突させようとする技術)も提案されているが、このオシレーション技術は装置や制御が複雑であり、しかも、ピーニング処理が不均一となることを完全には防止することができない。
【0015】
本発明は、上記問題点を解決するもので、繰り返した実験の結果、巾の広いスリット状の噴射口を有するノズルを採用することにより、極めて効率的に大面積を均一にピーニング処理を行えることを確認して確立した技術である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0017】
液体にショットが混入されたスラリと加圧エアとを混合して噴射材4とし、この噴射材4をノズル1に設けた噴射口2から噴射して前記ショットをワーク3に衝突せしめることで該ワーク3の表面の機械的性質を変化させるピーニング処理装置であって、前記ワーク3にピーニング処理を施す処理室10が設けられ、この処理室10には、前記ワーク3を保持するワーク保持部11と、該ワーク3に噴射材4を噴射する前記ノズル1が設けられ、前記ノズル1として、巾の広いスリット状の噴射口2を有し、噴射材4が該スリット状の噴射口2の全域から平行流で噴射されるノズル1が採用され、このノズル1には該ノズル1を移動させ且つ任意に傾動させるノズル移動傾動機構12が設けられると共に、このノズル移動傾動機構12により該ノズル1は前記スリット状の噴射口2の巾方向と直交する方向に移動するように構成され、更に、前記ノズル移動傾動機構12によるノズル1の移動及び傾動により噴射材4は可及的にワーク3の表面の法線方向からの噴射となるように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置に係るものである。
【0018】
また、請求項1記載のピーニング処理装置において、ノズル移動傾動機構12によるノズル1の移動及び傾斜は、ワーク3とノズル1との位置関係を管理して制御する制御プログラムによって実行されており、この制御プログラムは、数値制御によってノズル移動傾動機構12によるノズル1の移動及び傾斜を制御するように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置に係るものである。
【0019】
また、請求項1,2いずれか1項に記載のピーニング処理装置において、ワーク保持部11に保持されたワーク3は回動可能に構成され、このワーク3の回動によりワーク3の形状に対応して可及的に該ワーク3の表面の法線方向から噴射材4が噴射されるように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置に係るものである。
【0020】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載のピーニング処理装置において、処理室10には噴射された噴射材4中のスラリを回収する回収部13が設けられ、この回収部13で回収したスラリ中のショットを再利用可能なショットと破砕した再利用不能なショットとに分離する分離部が設けられ、この分離部で分離した該再利用可能なショットを液体と適正な混合状態とする混合部が設けられ、この混合部で混合した再利用可能なショットと液体との混合物をスラリとして再利用するように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置に係るものである。
【0021】
【発明の作用及び効果】
ノズル1の噴射口2が巾の広いスリット状の噴射口2であり、噴射材4(液体にショットが混入されたスラリと加圧エアとを混合したもの)が該スリット状の噴射口2の全域から平行流で噴射されるから、丸ノズルと異なり、前記ノズル1の移動方向と直交する方向においてワーク3の表面にショットが均一に衝突し、同じ部分に何度もノズル1の噴射口を向けてショットを衝突させたりすることなく広い範囲に均一にショットを衝突させることができる。
【0022】
即ち、本発明によれば、ワーク3の広い範囲に均一にショットを衝突させられるノズル1により、高速度,高効率でピーニング処理を行うことができる。
【0023】
また、高効率でピーニング処理を行えるから、当然ながらショットの噴射エネルギを節約することができる。更に、ピーニング時間を短縮して余分なショットの噴射を防止することはでき、これにより、ショットの衝突数が多過ぎて表面硬度が低下したりする状態(オーバーピーニング)となることを確実に回避することができる。
【0024】
また、ノズル1を移動したり傾動したりして噴射材4をワーク3に適正に噴射する為のノズル移動傾動機構12を有しているから、該ノズル1による高速度,高効率でのピーニング処理はより一層良好に達成されることになる。
【0025】
また、ノズル1の移動方向と直交する方向においてワーク3の表面にショットを均一に衝突させることができるから、オシレーションも不要であり、装置全体の構成や制御を簡素化することができる。
【0026】
また、オシレーションのようにノズル1を揺動したりせずにワーク3の表面にショットを衝突させても該ショットを該ワーク3の表面に均一に衝突させることができるから、ピーニング処理したい面を狙って適正にショットを衝突させることができる。
【0027】
また、広い面積を均一にショットを衝突させることができるから、大型のワーク3を処理する場合にもノズル1を多数必要としたりせず、よって、この点においても装置全体の構成や制御を簡素化することができる。
【0028】
また、スリット状の噴射口2から噴射されたショットは、該スリット状の噴射口2の巾方向においてワーク3の表面に均一に衝突するから、スリット状の噴射口2とワーク3との距離を長く確保せずともワークに衝突するショットの衝突エネルギ差(比率)を可及的に少なくすることができ、よって、処理室10をコンパクトにすることができる。
【0029】
即ち、本発明は、ノズル1のスリット状の噴射口2からワーク3に適正且つ均一にショットを衝突させる為の構成等も非常に簡素化されたコンパクトなものとすることができ、よって、装置全体を簡素化されたコンパクトなものとすることができる。
【0030】
本発明は上述のように構成したから、高速度,高効率でピーニング処理を行えるノズルと、該ノズルの位置を移動して該ピーニング処理を適正に行う為のノズル移動傾動機構の作動等との相乗効果によりピーニング処理を極めて良好に行え、更に、装置全体がコンパクトとなる実用性に秀れたピーニング処理装置となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0032】
本実施例は、液体(例えば、水)にショット(例えば、ガラス玉)が混入されたスラリと加圧エアとを混合して噴射材4とし、この噴射材4をノズル1に設けた噴射口2から噴射して前記ショットをワーク3(例えば、航空機用エンジンのフィン)に衝突せしめることで該ワーク3の表面の機械的性質を変化させるピーニング処理装置であって、前記ワーク3にピーニング処理を施す処理室10が設けられ、この処理室10には、前記ワーク3を保持するワーク保持部11と、該ワーク3に噴射材4を噴射する前記ノズル1が設けられ、前記ノズル1として、巾の広いスリット状の噴射口2を有し、噴射材4が該スリット状の噴射口2の全域から平行流で噴射されるノズル1が採用されているものである。
【0033】
ワーク保持部11は、該ワーク保持部11に保持したワーク3を駆動装置(例えば、モータ)によって水平方向に回動可能に構成されている。
【0034】
ワーク保持部11は、ワーク3を立設状態で保持する構成のものが採用されている。従って、ワーク3は立設状態のまま水平方向に回転する。
【0035】
ノズル1は、該ノズル1の内部の混合部(図示省略)で前記スラリと加圧エアとを混合せしめて噴射材4とした後、該噴射材4を前記スリット状の噴射口2から噴射する構成のものが採用されている。
【0036】
また、ノズル1は、スリット状の噴射口2の全域から噴射材4を均一に噴射するように構成されている。
【0037】
前記混合部からスリット状の噴射口2までの間には、噴射材4の噴射方向が可及的に直線状となる所定長さのガイド噴射経路6が設けられている。
【0038】
スリット状の噴射口2の巾は、可及的に短時間でワーク3の所定部位(ピーニング処理を施したい部位)の全面にショットを噴射できる巾に設定されている。また、スリット状の噴射口2の巾は、ワーク3の巾を超える巾であっても良い。
【0039】
図中、符号7はスラリ供給部、8は加圧エア供給部である。
【0040】
このノズル1は、該ノズル1を上下前後左右に移動可能で且つ上下及び左右に傾動可能なノズル移動傾動機構12に設けられている。
【0041】
ノズル移動傾動機構12は、処理室10の上壁21に沿って前後左右方向に移動可能な移動ユニット27と、移動ユニット27から垂下する状態で設けられ且つ下端部に前記ノズル1が設けられた昇降柱16と、この昇降柱16を昇降移動する昇降機構17と、移動ユニット27を前後方向及び左右方向に移動する移動機構18と、前記ノズル1を上下に傾動する上下傾動機構19と、前記ノズル1の向きを水平方向に傾動して可変する水平方向傾動機構とから構成されている。
【0042】
移動ユニット27は、処理室10の上壁21において図5中の左右方向に移動可能な第一移動体32と、この第一移動体32に連設され図5中の上下方向に移動可能な第二移動体33とから構成されている。
【0043】
また、前記第一移動体32にはガイドレール34が設けられ、前記第二移動体33は該ガイドレール34に沿って図5中の上下方向に移動可能に構成されている。
【0044】
図5中、符号35は第一移動体32を移動せしめるシャフト状の駆動装置、36は第一移動体32の移動をガイドするガイドシャフト、37は第二移動体33を移動せしめる駆動装置、38は前記昇降柱16が前記処理室10の上壁21を貫通する為の貫通孔である。
【0045】
昇降柱16は、移動ユニット27の第二移動体33に連設され、該第二移動体33から下方に向けて突没するように構成されている。
【0046】
昇降機構17は、モータ22に連設したネジ体23の螺動により前記昇降柱16を昇降せしめるように構成されている。
【0047】
移動機構18は、前記第一移動体32や前記第二移動体33を処理室10の上壁21に沿って移動せしめるガイドレール34,駆動装置35,ガイドシャフト36,駆動装置37等によって構成されている。この移動機構18の各構成の作動により、移動ユニット27(第一移動体32及び第二移動体33)は前後左右に移動する。
【0048】
上下傾動機構19は、昇降柱16の下部に水平軸25を設け、この水平軸25にノズル1を軸着し、この水平軸25の回動によってノズル1が図4中の上下方向に傾動するように構成されている。
【0049】
また、この水平軸25はノズル1のスリット状の噴射口2の先端部位置に設けられている。これにより、該ノズル1の回動傾斜によって該スリット状の噴射口2とワーク3との距離の変化を可及的に抑制し得る。
【0050】
水平方向傾動機構は、昇降柱16の下部に垂直軸(図示省略)を設け、この垂直軸に前記水平軸25を設け、この垂直軸の回動によって水平軸25、即ち、ノズル1が水平方向(図4中の左右方向)に傾動するように構成されている。
【0051】
以上の各機構等により、ノズル1は処理室10内で上下前後左右に移動し、更に、上下方向及び水平方向に傾動したりする。
【0052】
また、移動ユニット27(第一移動体32)には、該移動ユニット27の移動の際に前記貫通孔38が開口しないように、該貫通孔38を常時閉塞する閉塞板29が設けられている。
【0053】
以上のノズル移動傾動機構12を構成する各機構の作動、例えば、ネジ体23の螺動、水平軸25の回動、垂直軸の回動、移動ユニット27の移動等は、いずれの数値制御(NC制御)によって行われる。
【0054】
また、前記ワーク3の回動も数値制御によって行われる。
【0055】
このノズル移動傾動機構12の数値制御及びワーク3の回動の数値制御は、ワーク3とノズル1との位置関係を管理して制御する制御プログラムによって管理,実行されている。
【0056】
また、この数値制御は、ワーク3のショット被噴射面の法線方向からノズル1が噴射材4(ショット)を噴射できるように、更に、ノズル1のスリット状の噴射口2からワーク3の表面までの距離が略一定に保たれるように、更に、ノズル1の移動や傾動及びワーク3の回動によってピーニング処理したい部位全部にショットが均一に衝突するように行うように設定されている。
【0057】
昇降柱16の下部には、ピーニング処理後のワーク3に清浄水を吹き付けて該ワーク3を洗浄する洗浄ノズル(洗浄装置14)が設けられている。
【0058】
処理室10の下部には、ワーク3に噴射されたスラリを回収するトレー状の回収受け部(回収部13)が設けられている。この回収部13で回収したスラリは分離部(図示省略)に移送され、該分離部では液体とショットが分離され、且つ、ショットはワーク3との衝突によって破砕した再利用不能なショットと再利用可能なショットとに分離され、再利用可能なショットは混合部に移送されて再び液体と適正な混合状態となるように混合されて所定濃度のスラリに調整され、このスラリは前記ノズル1において加圧エアと混合されるスラリとして再利用されるように構成されている。
【0059】
処理室10にはワーク3を出し入れする為の開閉扉15が設けられている。
【0060】
図中、符号28は、昇降柱16の下部と移動ユニット27(第二移動体33)の下部とを隠蔽する蛇腹状のカバー体、30は、ノズル移動傾動機構12の上部を隠蔽するドーム状のカバー体である。
【0061】
以上の本実施例により、開閉扉15を開いてワーク保持部11にワーク3を保持せしめ、続いて、開閉扉15を閉じ、続いて、ワーク保持部11によるワーク3の回動及びノズル移動傾動機構12によるノズル1の移動,傾動等によって該ワーク3と該ノズル1とを適正な位置関係とし、続いて、ノズル1のスリット状の噴射口2からワーク3に噴射材4を噴射してピーニング処理を行うことができる。
【0062】
また、ピーニング処理の際、ワーク3の回動とノズル1の移動,傾動等とを同時に行うことで、ワーク3の表面に可及的に法線方向から噴射材4を噴射できると共に、該ワーク3の表面に可及的に法線方向から噴射材4を噴射できる状態を迅速に作出することができる。
【0063】
また、ピーニング処理の際、ワーク3の回動とノズル1の移動,傾動等との双方を数値制御によって行うから、ワーク3とノズル1の位置関係を極めて適正な関係とすることができ、これによりピーニング処理を適正に行うことができる。
【0064】
以下、本実施例の各実験結果について説明する。
【0065】
実験例1
長さ80mm×巾2mm×厚さ1mm、硬度HV45のSUS板(ワーク)にピーニング処理を施し、このSUS板の各部における反り量(インティンシティ)をダイヤルゲージで測定し、本実施例(表中巾広ガンと記載した。)と従来の丸ノズルで行う方法(表中丸ガンと記載した。)とで比較した。
【0066】
巾広ガンは、巾60mm×長さ2.5mmのスリット状の噴射口を有するものを使用し、丸ガンは内径12.7mmの円形の噴射口を有するものを使用した。
【0067】
ショットは、粒径150乃至90μm程度のガラス玉(商品名「M−10」ポッターズ・バロティーニ(株)社製)を用いた。
【0068】
スラリ中におけるショットの濃度は40%(体積)に設定した。
【0069】
また、ショットを含むスラリを噴射する為のエア圧は、巾広ガンと丸ガンとで略同じだけワークを反らせられるように設定した。
【0070】
また、ワークに対するノズルの移動速度を可変して繰り返し実験を行った。
【0071】
実験結果を下記表1に示す。
【0072】
【表1】
Figure 2004017241
【0073】
丸ガン(従来)は移動方向の直交する方向の左右両側部(周縁部)と中央部とで加工量が大きく異なるが、巾広ガン(本実施例)は移動方向と直交する方向の左右両側と移動方向の中央部との加工量の差が小さく、しかも、均一な区間が非常に広いことが確認された。
【0074】
即ち、実験例1によれば、本実施例が均一なピーニング処理を達成できること、特にワークを面処理する場合に非常に有効であることが確認された。
【0075】
尚、従来の丸ガンによる構成では、加工量が足りない移動方向と直交する方向の左右両側部を更にピーニング処理する必要があるが、この左右両側部の加工量と中央部の加工量とが同じくなるようにショット(噴射材4)を噴射することは大変厄介である。
【0076】
実験例2
エア圧力を異ならせてワークにピーニング処理を行い、表面粗さを測定した。
【0077】
巾広ガンは、実験例1と同様のものを使用した。丸ガンは、実験例1と同様のもの(表中丸ガン1/2と記載した。)と、内径9.7mmの円形噴射口を有するもの(表中丸ガン3/8と記載した。)との二種類を使用した。
【0078】
また、噴射口とワークとの距離は、均一にピーニング処理を行える最小距離(予備実験の結果確認)とした。
【0079】
実験結果を下記表2に示す。
【0080】
【表2】
Figure 2004017241
【0081】
巾広ガンでは、エア圧力の上昇に略比例して表面粗さが粗くなるのに対し、丸ガンではエア圧力の上昇がある程度以上になると表面粗さの粗さの上昇が鈍化することが確認された。
【0082】
即ち、実験例2によれば、本実施例では、エア圧力が高くても効率的にピーニング処理を行え、よって、高速度,高効率でピーニング処理を行えることが確認された。
【0083】
尚、従来の丸ガンによる構成では、エア圧力が高い場合にエネルギロスが大きくなり、高速度,高効率のピーニング処理は困難となる。
【0084】
以上の各実験例によれば、本実施例が、エネルギ効率及びショット効率に秀れ、ワークにピーニング処理を極めて均一に行うことができ、結果的に処理スピードが高いことが確認された。
【0085】
本実施例は上述のように構成したから、ノズル1はスリット状の噴射口2から噴射する噴射材4(ショット)をワーク3の広い範囲に高効率且つ均一に衝突させることができ、しかも、このノズル1はノズル移動傾動機構12によって上下前後左右に自在に移動したり傾動したりできる為、この点においてもワーク3に対して適正に噴射材4を噴射することができ、よって、ワーク3にショットが極めて適正且つ高効率で衝突することにより、ピーニング処理時間を短縮したり、ショットを噴射するエネルギを省エネ化したりすることができる実用性に秀れたピーニング処理装置となる。
【0086】
また、ワーク3にショットを均一に衝突させる為のオシレーション等を行わないから、装置全体を簡素化してコンパクトとすることができ、更に、ショットを衝突させたい部分にスリット状の噴射口2を向けて所望通りのピーニング処理を行うことができ、それだけ該ピーニング処理を適正に行うことができる。
【0087】
また、ショットを過剰に噴射することがなく、オシレーションも行わないから、ピーニングのやり過ぎによるワーク3の脆性破壊等(オーバーピーニング。カバーレージ600程度で発生するおそれがある。)は確実に防止される。
【0088】
また、ショットが有効的にワーク3に衝突するから、ショット同志が衝突することによる該ショットの摩耗は防止され、これによりショットの長寿命化を達成することができる。
【0089】
また、ショットが広い範囲において有効的にワーク3に衝突するから、該衝突を均一に行う為及びピーニング処理を高速で行う為にワーク3とノズル1(スリット状の噴射口2)との距離を長く確保する必要もなく、よって、処理室10をコンパクトにして装置全体を小型化することができる。
【0090】
また、ワーク3はワーク保持部11によって回動可能で、ワーク3を回動することにより、ワーク3に対してある一方向に設けたノズル1のスリット状の噴射口2からショットを噴射する方法で該ワーク3の表面全面にショットを衝突させることができるから、この点においても、ワーク3に対して前後左右にノズル1を移動せしめてショットを噴射する方法に比し、処理室10をコンパクトにすることができる。更に、複雑な形状のワーク3であっても該ワーク3の表面全面にショットを衝突させることができる。
【0091】
また、ワーク3は回動可能で且つノズル1は上下前後左右に移動可能で且つ上下方向及び水平方向に傾動可能であるから、様々な形状のワーク3に対しても、該ワーク3の表面全面に法線方向からショットを良好に噴射してピーニング処理を行うことができる。
【0092】
また、ワーク3とノズル1とを同時に回動,移動,傾動等させてピーニング処理を行うから、ワーク3とノズル1との位置関係を極めて迅速に適正な位置関係とすることができ、よって、この点において迅速にピーニング処理を行うことができる。
【0093】
また、ワーク3とノズル1との距離が短くても適正且つ均一にピーニング処理を行えるから、エアの噴射圧や噴射量等が少なくて済み、ピーニング処理時に発生する騒音も低減することができる。
【0094】
また、ワーク3とノズル1との位置関係を数値制御によって制御するから、該位置関係を極めて適正なものとすることができ、よって、この点においても適正且つ均一なピーニング処理を達成することができる。
【0095】
また、回収部13で回収したスラリを、破砕した再利用できないショットを分離除去してから濃度調整して再度利用する構成であるから、この点においてもピーニング処理を適正に行うことができる。更に、スラリタンクを小さくして装置の小型化を達成したり、長時間に亙って連続してピーニング処理を行ったりすることもでき、この点においても実用性に秀れる。
【0096】
また、ピーニング処理を適正に行えることによっても、ショットの長寿命化(ローコスト化)も達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明斜視図である。
【図2】本実施例の説明正面図である。
【図3】本実施例の要部の説明正面断面図である。
【図4】本実施例の要部の説明拡大図である。
【図5】本実施例の要部の説明平面断面図である。
【図6】本実施例の要部の説明斜視図である。
【図7】本実施例の説明側断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル
2 噴射口
3 ワーク
4 噴射材
10 処理室
11 ワーク保持部
12 ノズル移動傾動機構
13 回収部

Claims (4)

  1. 液体にショットが混入されたスラリと加圧エアとを混合して噴射材とし、この噴射材をノズルに設けた噴射口から噴射して前記ショットをワークに衝突せしめることで該ワークの表面の機械的性質を変化させるピーニング処理装置であって、前記ワークにピーニング処理を施す処理室が設けられ、この処理室には、前記ワークを保持するワーク保持部と、該ワークに噴射材を噴射する前記ノズルが設けられ、前記ノズルとして、巾の広いスリット状の噴射口を有し、噴射材が該スリット状の噴射口の全域から平行流で噴射されるノズルが採用され、このノズルには該ノズルを移動させ且つ任意に傾動させるノズル移動傾動機構が設けられると共に、このノズル移動傾動機構により該ノズルは前記スリット状の噴射口の巾方向と直交する方向に移動するように構成され、更に、前記ノズル移動傾動機構によるノズルの移動及び傾動により噴射材は可及的にワークの表面の法線方向からの噴射となるように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置。
  2. 請求項1記載のピーニング処理装置において、ノズル移動傾動機構によるノズルの移動及び傾斜は、ワークとノズルとの位置関係を管理して制御する制御プログラムによって実行されており、この制御プログラムは、数値制御によってノズル移動傾動機構によるノズルの移動及び傾斜を制御するように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載のピーニング処理装置において、ワーク保持部に保持されたワークは回動可能に構成され、このワークの回動によりワークの形状に対応して可及的に該ワークの表面の法線方向から噴射材が噴射されるように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載のピーニング処理装置において、処理室には噴射された噴射材中のスラリを回収する回収部が設けられ、この回収部で回収したスラリ中のショットを再利用可能なショットと破砕した再利用不能なショットとに分離する分離部が設けられ、この分離部で分離した該再利用可能なショットを液体と適正な混合状態とする混合部が設けられ、この混合部で混合した再利用可能なショットと液体との混合物をスラリとして再利用するように構成されていることを特徴とするピーニング処理装置。
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