JP2004016408A - 棚装置における落下防止装置 - Google Patents

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JP2004016408A JP2002174117A JP2002174117A JP2004016408A JP 2004016408 A JP2004016408 A JP 2004016408A JP 2002174117 A JP2002174117 A JP 2002174117A JP 2002174117 A JP2002174117 A JP 2002174117A JP 2004016408 A JP2004016408 A JP 2004016408A
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Koji Ogawa
小川 弘二
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Abstract

【課題】棚板の前縁部に設ける落下防止バーの撓みの問題を解決するとともに、棚板及びブラケットから簡単に外れることがなく、しかも装着が簡単であるにも係らず、支持強度が高い棚装置における落下防止装置を提供する。
【解決手段】両側に立設した支持杆35又は支柱にブラケット36を介して棚板4を取付けてなる棚装置において、落下防止バー10の両端部を両ブラケットに保持するとともに、落下防止バーの中間部に垂下した複数の支持バー45Aを棚板の載置板46の前縁部に形成した係合孔47に下方への移動を規制した状態で係入してなる。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棚装置における落下防止装置に係わり、更に詳しくは棚板に載置した物品の前方への落下を防止する棚装置における落下防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、棚装置において、両側に立設した支柱にブラケットを介して多段に棚板を設け、該棚板に載置した物品が地震等の振動によって前方へ落下するのを防止するために、前記棚板の前縁部に落下防止手段を設けた構造のものは各種提供されている。
【0003】
例えば、実公昭54−28953号公報には、棚板の前縁に沿って係止孔を列設し、該係止孔に係脱する左右一対の脚杆を有し、両脚杆の上端部間に水平杆を連設するとともに、両脚杆の下部間に棚板の載置板に当接する下部水平杆を連結し、上下水平杆に亘って倒U字状杆を固着してなる物品陳列棚における物品滑止め具が開示されている。また、特許第2897158号公報には、書架等の棚板上に立設した左右一対の仕切板のそれぞれにスリットを設け、このスリットにブックストップ棒の各端部を落とし込んで架設した構造のものが開示されている。
【0004】
しかし、前者の公報記載のものは、脚杆が棚板を貫通して、棚板下面から脚杆の先端が突出するので外観性が悪いばかりでなく、その突出長さを抑制すると不意に脚杆が下方の係止孔から抜けて物品滑止め具が前後に傾いてしまって用をなさないことも想定できる。また、後者の公報記載のものは、ブックストップ棒が撓み易く、耐久性に問題があるとともに、あくまでも書籍の背当り用としてのブックストップ棒の支持構造であり、物品の前方落下を防止するものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、棚板の前縁部に設ける落下防止バーの撓みの問題を解決するとともに、棚板及びブラケットから簡単に外れることがなく、しかも装着が簡単であるにも係らず、支持強度が高い棚装置における落下防止装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、両側に立設した支持杆又は支柱にブラケットを介して棚板を取付けてなる棚装置において、落下防止バーの両端部を両ブラケットに保持するとともに、該落下防止バーの中間部に垂下した複数の支持バーを前記棚板の載置板の前縁部に形成した係合孔に下方への移動を規制した状態で係入してなる棚装置における落下防止装置を構成した。
【0007】
ここで、前記棚板の係合孔の下方に前記支持バーの下端を受ける下板を有してなることが好ましい。
【0008】
また、前記落下防止バーに倒半環状の支持金具を固着し、該支持金具の一方を下方に延びた前記支持バーとし、該支持金具の他方を前記棚板の載置板の上面に当止する当止バーとしてなることがより好ましい。
【0009】
そして、前記ブラケットの前縁部に略倒L字状のスリットを形成するとともに、前記落下防止バーの両端部に装着した端部キャップを前記スリットに落し込み係合してなることも好ましい。
【0010】
更に、前記支持バーを前記棚板の係合孔に係入して下板に当止した状態で、該支持バーの下端部の前後移動を規制する移動規制手段を棚板に設けてなるとより好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る棚装置における落下防止装置を適用した棚付き机の全体斜視図、図2〜図4は各部材の組立構造を示し、図中符号Aは机、Bは棚、1は天板、2は脚部、3は幕板、4は下部棚板、5は連結部材、6は支柱、7は棚板、8は前面パネル、9は照明具、10は落下防止バーをそれぞれ示している。
【0012】
本実施形態の棚付き机は、図1に示すように、机Aの背後に棚Bを連結して構成したものである。前記机Aは、天板1の両側部に脚部2,2を固定するとともに、両脚部2,2の後端部間に幕板3を渡設して剛性を持たせ、天板1下の足入れ空間内であって、前記幕板3の前面側に下部棚板4を着脱可能に取付けたものである。ここで、本実施形態において、前記机Aは、通常の構造のスチール製机であり、既製のものを使用できる。また、前記棚Bは、前記机Aの両脚部2,2の後端にそれぞれ連結部材5,5を介して支柱6,6を立設し、該両支柱6,6に多段に棚板7,…を取付けるとともに、最下段の棚板7の下方であって両支柱6,6間に前面パネル8を着脱可能に取付け、更に所定高さの棚板7の下面に照明具9を着脱可能に取付けた構造のものである。そして、前記下部棚板4の前縁部に落下防止バー10を装着している。
【0013】
更に詳しくは、図2〜図4に示すように、前記机Aの両脚部2,2の後端部に連結部材5,5を介してそれぞれ支柱6,6を立設するとともに、両支柱6,6の上端間を横杆11で連結してフレーム構成し、前記支柱6の前面側に形成した係止孔12,…を利用してブラケット13を嵌合係止し、両ブラケット13,13で前記棚板7の両側端部を支持した構造となっている。
【0014】
ここで、前記脚部2の後端は、前記天板1の後端よりも前方位置に設定されたタイプの机Aを用いたため、前記連結部材5を介して支柱6を立設するようにしているが、脚部2の後端と天板1の後端が一致するタイプの机であれば、前記支柱6を直接脚部2の後端に取付けても良い。
【0015】
前記連結部材5は、図2〜図4に示すように、前記脚部2の後端と天板1の後端の間の隙間を埋める化粧板14の前縁に、脚部2の後端面に接合し且つ脚部2の後端部内面に連結するための平面視L字形の固定板15を直角に形成するとともに、化粧板14の後縁に前記支柱6の前面と内側面とに接合してネジ止めするための断面略L字形の取付板16を折曲形成したものである。尚、前記連結部材5の固定板15を前記脚部2の後端部内面に連結する構造は、本来、机Aの幕板3を連結するために用いていた構造をそのまま利用する。つまり、前記連結部材5の固定板15は、幕板3の端面を連結するためのネジを用いて取付けることができるようにし、その代わりに該連結部材5の固定板15より後方側に沿って幕板取付部17を固定している。この幕板取付部17は、本来、前記脚部2の幕板3を連結するために後端部内面に設けていた構造と同じ構造にしている。例えば、前記脚部2の後端部内面と幕板取付部17には螺孔18,…を形成してネジ19とネジピン20を螺合可能とし、前記固定板15にはネジ19にて締着するための通孔21,…を形成し、幕板取付部17の螺孔18に螺合したネジピン20に前記幕板3の端面に形成したダルマ孔22,…を嵌合係止するようにしている。ここで、前記連結部材5を介して脚部2に支柱6を連結した状態では、脚部2の外面、化粧板14及び支柱6の外側面とが面一になるように設定し、また外部からは前記固定板15及び取付板16は見えないようになっている。
【0016】
前記前面パネル8は、スチール製の表面板23の両側端に前記支柱6の内面へ取付ける端板24,24を形成するとともに、表面板23の下縁に前方へ直角に突出した閉塞板25を一体形成し、更に該閉塞板25の前端に下方へ直角に補強部26を一体形成し、前記閉塞板25を前記机Aの天板1の上面と面一に設定するとともに、前記補強部26を天板1の後端面に接合した状態で前記端板24,24を両支柱6,6の内側面に着脱可能に取付けている。つまり、前記前面パネル8は、両支柱6,6間の間隔に一致した横幅の表面板23と、その下端の閉塞板25とで側面視略L字形となっている。ここで、両支柱6,6間に前面パネル8を取付けることにより、棚Bの剛性が高くなり、強度が増すとともに、天板1と閉塞板25が面一になるので、天板面が拡張するばかりでなく、天板1の後方に筆記具や書類等の物品の落下を防止できる。また、前面パネル8は、背後を隠すので目隠しの働きをなし、更にその前面に書類をマグネットで吸着して保持することができ、掲示ボードとしても利用できる。
【0017】
更に詳しくは、前記前面パネル8は、図3及び図4に示すように、表面板23の両側縁を後方へ折曲して前記端板24,24を形成するとともに、表面板23の上縁を後方へ折曲して上板27を形成し、前記端板24,24に形成した通孔28,28を利用してネジ29で前記支柱6の内側面の後端寄りに螺合して取付ける。しかし、前記前面パネル8を支柱6へ取付ける構造は、特に限定されるものではない。また、前記前面パネル8の表面板23の下縁に形成した閉塞板25の前端には、補強部26を一体形成しているが、該補強部26は垂直な当接板30とその下縁に後方へ向け、更にその後端を立ち上げて形成したL字形補強板31からなっている。従って、前記前面パネル8は、閉塞板25と補強部26とで曲げ剛性が高くなっているが、強度が不足する場合には、表面板23の背面に横方向に補強部材を固定しても何ら差し支えない。
【0018】
前記幕板3は、図5及び図6に示すように、上縁に断面略L字形の上係止縁32を形成するとともに、下縁に断面略L字形の下係止縁33を形成し、更に両側端に前側へ側縁補強部34,34を折曲形成したものである。そして、前記幕板3の前面側の両側に、それぞれ支持杆35の上下端部を上係止縁32と下係止縁33とに係止して立設し、両支持杆35,35にブラケット36,36を嵌合係止し、両ブラケット36,36で前記下部棚板4の両側端部を載支するのである。
【0019】
前記支持杆35は、図5及び図6に示すように、上下方向に長尺の杆体でその前面に上下方向へ一定間隔毎に複数の係止孔37,…を形成したものである。前記支持杆35は左右一対用いるが、該支持杆35の形状を上下対称形にすることによって、同一形状の支持杆35,35を左右両側において上下反転させて用いることも好ましい。
【0020】
前記ブラケット36は、図5及び図6に示すように、垂直な基板38の後端に前記係止孔37に嵌合係止するフック39,…を上下に複数突設するとともに、基板38の下縁に内向きに受板40を折曲形成し、更に該受板40の先端縁の前寄り中間部に突片41を立ち上げ形成したものである。前記ブラケット36のフック39,…は、前記基板38の後端縁に該基板38と同一平面となして延設しても良いが、本実施形態では基板38の後端縁に内向きに折曲片42を形成し、該折曲片18の内縁から後方へ向けて前記フック39,…を形成している。尚、本実施形態で使用したブラケット36は、特別な構造ではなく、他の棚装置で使用する既製のブラケットをそのまま転用したものである。
【0021】
そして、前記幕板3の前側に前記下部棚板4を装着するには、先ず前記支持杆35,35を若干左右に倒し、前記幕板3の表面板に当てた状態で、垂直姿勢に戻すことで、その上下端部をそれぞれ上係止縁32と下係止縁33の両側端部に係止する。次に、両支持杆35,35のそれぞれの所定高さの係止孔37,…に、前記ブラケット36,36のフック39,…を嵌合係止する。それから、両ブラケット36,36の受板40,40に前記下部棚板4の両側端部を載置しながら、前記ブラケット36の基板38を対応する側の前記側縁補強部34に当接させる。こうすることによって、前記支持杆35を幕板3に固定しなくても、前記下部棚板4の横方向の移動やガタツキを完全に規制することができる。
【0022】
また、前記下部棚板4を両ブラケット36,36の受板40,40に載置した状態で、該下部棚板4の前後方向の移動を規制するための構造を簡単に説明する。本実施形態で使用した前記下部棚板4は、他の棚装置で使用する既製の棚板をそのまま転用したものであるが、下部棚板4の両側縁には下方へ断面略コ字形に折曲した側縁部43を有しており、該側縁部43をブラケット36の受板40に載置し且つ基板38と突片41の間に保持するとともに、下部棚板4の前縁に下方へ折曲形成した前縁部44と下部棚板4の前後中間部下面に横方向に固定した補強部材との間に前記突片41を嵌合して前後方向の移動を規制している。
【0023】
そして、本発明は、落下防止バー10の両端部を両ブラケット36,36に保持するとともに、該落下防止バー10の中間部に垂下した複数の支持バー45Aを前記下部棚板4の載置板46の前縁部に形成した係合孔47,47に下方への移動を規制した状態で係入したものである。
【0024】
更に詳しくは、前記下部棚板4の前縁部44は、前記載置板46から垂下した前面板44Aと、該前面板44Aから後方に延びた下板44Bと、該下板44Bの端部から立ち上げた立片44Cとから構成されている。そして、前記下部棚板4の係合孔47の下方に前記支持バー45Aの下端を受ける下板44Bを有し、該支持バー45Aの下端を下板44Bで当止している。更に、前記落下防止バー10に倒U字状又はM字状等の倒半環状の支持金具45を固着し、該支持金具45の一方を下方に延びた前記支持バー45Aとし、該支持金具45の他方を前記下部棚板4の載置板46の上面に当止する当止バー45Bとしている。
【0025】
また、図5及び図6に示すように、前記ブラケット36の前縁部に略倒L字状のスリット48を形成するとともに、前記落下防止バー10の両端部に装着した端部キャップ49を前記スリット48に落し込み係合する。このとき、同時に前記支持バー45Aを前記下部棚板4の係合孔47に挿入するのである。
【0026】
また、前記落下防止バー10を前述のように装着しても、中央部を前後方向へ押せば該落下防止バー10が撓みながら前記支持バー45Aが係合孔47を支点として前後へ傾動する。これを抑制するために、前記支持バー45Aを前記下部棚板4の係合孔47に係入して下板44Bに当止した状態で、該支持バー45Aの下端部の前後移動を規制する移動規制手段を下部棚板4に設ける。この移動規制手段の具体例は、図8に示している。図8(a)に示したものは、前記支持バー45Aの下端を前方へ直角に折曲して当止杆45Cを形成し、前記支持バー45Aの下端が前記立片44Cに当接するとともに、当止杆45Cの前端を前記前面板44Aに当接するように寸法設定したものである。また、図8(b)に示したものは、前記下板44Bの前後幅を前記支持バー45Aの外径に略一致させ、該支持バー45Aの下端を前面板44Aと立片44C間に嵌合させたものである。そして、図8(c)に示したものは、前記立片44Cの上端に前方へ上板44Dを折曲形成し、該上板44Dに支持バー45Aの下端を係合する支持孔44Eを形成し、前記係合孔47と支持孔44Eとで支持バー45Aを上下で支持するものである。
【0027】
また、図9は、前記落下防止バー10の端部を前記ブラケット36に支持する他の構造を示し、前記ブラケット36の基板38に前記端部キャップ49を嵌入する通孔50を形成し、前記端部キャップ49を基板38の外側から通孔50に嵌入すると同時に落下防止バー10の端部を端部キャップ49の軸孔49Aに嵌入するのである。この場合、前記落下防止バー10の長さは、両ブラケット36,36の間隔と一致させるか、若干短く設定することで、先ず前記支持バー45Aを係合孔47に係入させることができる。また、図10は、前記同様に前記ブラケット36の基板38に通孔50を形成し、前記落下防止バー10の端部に軸方向に雌ネジ10Aを形成し、そして、つまみ付きの固定ネジ51の中間部51Aを前記通孔50に外側から嵌入すると同時に、先端の雄ネジ51Bを落下防止バー10の雌ネジ10Aに螺合するものである。
【0028】
次に、図11及び図12に基づいて、前記棚板7をブラケット13,13にて前記支柱6,6に取付ける構造を説明する。前記棚板7は、載置板52の前縁に下方へ前面板53を形成するとともに、該前面板53の下端から後方へ下板54を形成し、更に該下板54の後端から立起片55を立ち上げ形成し、また前記載置板52の両側縁から下方へ側面板56を形成するとともに、該側面板56の下端から内方へ載支片57を形成して断面略L字形となしたものである。更に、前記棚板7は、載置板52の後端に上方へ立ち上げた突出部58を形成している。また、前記棚板7は、載置板52の下面で前後中間部に断面略コ字形の補強部材59を横設している。この補強部材59の前面側の垂直面60は、前記立起片55と平行となっており、該垂直面60の両端部で、前記載支片57の端縁の直上内側に縦長のスリット孔61を形成している。
【0029】
前記ブラケット13は、側面視略四角形の基板62の後端縁に、前記支柱6の係止孔12,…に嵌合係止する複数の下向きフック63,…を突設するとともに、前記基板62の下端に、前記棚板7の載支片57を載置する受板64を内向きに形成するとともに、該受板64の前部内側端に前記立起片55と垂直面60の間隔に略等しい長さの規制板65を立ち上げ形成している。更に、前記規制板65の後端には、前記補強部材59の垂直面60のスリット孔61に嵌入する爪片66を後向きに突設するとともに、前記規制板65の前端には下部に前記立起片55に当接する当接部67を形成し且つ上部に該当接部67よりも前方へ突出した規制部68を形成し、前記当接部67と規制部68の間は凹陥部69となっている。この凹陥部69の上下寸法は前記立起片55の上下寸法より大きく設定している。
【0030】
そして、前記ブラケット13を対応する支柱6の係止孔12,…に下向きフック63,…を嵌合係止して取付けた後、前記棚板7を前傾させた状態で前記凹陥部69に前記立起片55を受入れ、それから棚板7の後部を押し下げて前記規制板65を前記立起片55と補強部材59の垂直面60との間に進入させ、最後に棚板7を後退させて前記爪片66を垂直面60のスリット孔61に嵌入するとともに、前記当接部67を立起片55の後面に当止すると、前記棚板7の載支片57が前記ブラケット13の受板64に載置するとともに、該載支片57をブラケット13の基板62と規制板65とで内外から挟持するのである。この状態で、前記棚板7は前後左右の移動が完全に規制される。尚、前記棚板7を外す場合には、前述の手順を逆にすれば良いのである。ここで、前記棚板7の前部を単純に持ち上げても、前記立起片55の上端が規制部68の下縁に当止するので、不意に脱落することはないのである。
【0031】
また、前記棚板7を支持する両ブラケット13,13の前端部間に、落下防止バー70を渡設することも好ましい。それには、前記ブラケット13の基板62の前端部でやや上方に孔71を形成し、該孔71に外側から鍔付きキャップ72を嵌入すると同時に、両ブラケット13,13間に配した落下防止バー70の端部を鍔付きキャップ72の軸孔73に嵌入して保持する。
【0032】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の棚装置における落下防止装置によれば、落下防止バーの両端部を両ブラケットに保持するとともに、該落下防止バーの中間部に垂下した複数の支持バーを前記棚板の載置板の前縁部に形成した係合孔に下方への移動を規制した状態で係入してなるので、落下防止バーが撓むことがなく、また棚板及びブラケットから簡単に外れることがなく、しかも装着が簡単であるにも係らず、支持強度が高いものとなる。
【0033】
請求項2によれば、落下防止バーの撓みを規制することができ、また支持バーの下端が棚板の下面から突出しないので外観性にも優れている。
【0034】
請求項3によれば、落下防止バーの撓みを確実に規制することができる。
【0035】
請求項4によれば、落下防止バーの両端部をブラケットに簡単に装着できる。
【0036】
請求項5によれば、落下防止バーの前後方向の撓みを規制することができ、支持強度が格段に高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棚装置における落下防止装置を適用した棚付き机の全体斜視図である。
【図2】棚付き机の基本構造の分解斜視図である。
【図3】同じく組立てた状態の部分横断面図である。
【図4】同じく組立てた状態の部分縦断面図である。
【図5】机の天板下方に設ける棚板と落下防止バーを示す分解斜視図である。
【図6】同じく組立てた状態を一部破断して示す部分斜視図である。
【図7】同じく部分正面図である。
【図8】支持バーの前後移動を規制する移動規制手段の例を示す部分断面図である。
【図9】落下防止バーの端部をブラケットに装着する他の構造を示す部分分解斜視図である。
【図10】同じく落下防止バーの端部をブラケットに装着する更に他の構造を示す部分分解斜視図である。
【図11】ブラケットにて棚板を支柱に取付ける構造を示す部分縦断面図である。
【図12】同じく分解斜視図である。
【符号の説明】
A 机        B 棚
1 天板       2 脚部
3 幕板       4 下部棚板
5 連結部材     6 支柱
7 棚板       8 前面パネル
8A 上部パネル   8B 下部パネル
9 照明具      10 落下防止バー
11 横杆      12 係止孔
13 ブラケット   14 化粧板
15 固定板     16 取付板
17 幕板取付部   18 螺孔
19 ネジ      20 ネジピン
21 通孔      22 ダルマ孔
23 表面板     24 端板
25 閉塞板     26 補強部
27 上板      28 通孔
29 ネジ      30 当接板
31 補強板     32 上係止縁
33 下係止縁    34 側縁補強部
35 支持杆     36 ブラケット
37 係止孔     38 基板
39 フック     40 受板
41 突片      42 折曲片
43 側縁部     44 前縁部
44A 前面板    44B 下板
44C 立片     44D 上板
44E 支持孔    45 支持金具
45A 支持バー   45B 当止バー
45C 当止杆    46 載置板
47 係合孔     48 スリット
49 端部キャップ  49A 軸孔
50 通孔      51 固定ネジ
51A 中間部    51B 雄ネジ
52 載置板     53 前面板
54 下板      55 立起片
56 側面板     57 載支片
58 突出部     59 補強部材
60 垂直面     61 スリット孔
62 基板      63 下向きフック
64 受板      65 規制板
66 爪片      67 当接部
68 規制部     69 凹陥部
70 落下防止バー  71 孔
72 鍔付きキャップ 73 軸孔

Claims (5)

  1. 両側に立設した支持杆又は支柱にブラケットを介して棚板を取付けてなる棚装置において、落下防止バーの両端部を両ブラケットに保持するとともに、該落下防止バーの中間部に垂下した複数の支持バーを前記棚板の載置板の前縁部に形成した係合孔に下方への移動を規制した状態で係入してなることを特徴とする棚装置における落下防止装置。
  2. 前記棚板の係合孔の下方に前記支持バーの下端を受ける下板を有してなる請求項1記載の棚装置における落下防止装置。
  3. 前記落下防止バーに倒半環状の支持金具を固着し、該支持金具の一方を下方に延びた前記支持バーとし、該支持金具の他方を前記棚板の載置板の上面に当止する当止バーとしてなる請求項1又は2記載の棚装置における落下防止装置。
  4. 前記ブラケットの前縁部に略倒L字状のスリットを形成するとともに、前記落下防止バーの両端部に装着した端部キャップを前記スリットに落し込み係合してなる請求項1〜3何れかに記載の棚装置における落下防止装置。
  5. 前記支持バーを前記棚板の係合孔に係入して下板に当止した状態で、該支持バーの下端部の前後移動を規制する移動規制手段を棚板に設けてなる請求項1〜4何れかに記載の棚装置における落下防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016086894A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社岡村製作所 棚板支持什器

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