JP2004016222A - 供給ブラシロール - Google Patents
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Abstract
【課題】イモや根菜類を選別する選別装置等において、サツマイモやニンジン等の長ものを被選別物とする場合、この供給姿勢を一定に揃えて、正確に選別皿へ供給する。
【解決手段】相並列して回転する一対のブラシロール1,2間の谷間部3に沿って被供給物を載せて移送する移送終端部に、このブラシロール1、又は2の回転周面を所定幅にわたって切欠状形態にして被供給物を落下させる切欠部4を有することを特徴とする供給ブラシロールの構成。
【選択図】 図1
【解決手段】相並列して回転する一対のブラシロール1,2間の谷間部3に沿って被供給物を載せて移送する移送終端部に、このブラシロール1、又は2の回転周面を所定幅にわたって切欠状形態にして被供給物を落下させる切欠部4を有することを特徴とする供給ブラシロールの構成。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、果実や野菜等を載せて移送する供給ブラシロールに関し、選果装置の選別皿等に対してニンジンや、サツマイモ等の野菜類を一箇毎繰出しながら供給載置する供給装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
野菜類の選別装置において、選別される野菜類等を移送供給するためにブラシロールを用いる技術は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
選別皿に果実や野菜等を一箇宛を正確に載せて搬送しながら重量選別域毎に選別する選別装置にあっては、選別皿に一箇宛て正確に供給するのは容易でない。とくにンジンや、サツマイモのように長もの形態の被供給物にあっては、前記ブラシロールによる構成形態にあっては、供給姿勢が一定し難いものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、相並列して回転する一対のブラシロール1,2間の谷間部3に沿って被供給物を載せて移送する移送終端部に、このブラシロール1、又は2の回転周面を所定幅にわたって切欠状形態にして被供給物を落下させる切欠部4を有することを特徴とする供給ブラシロールの構成とする。ブラシロール1,2の回転によって、この谷間部3上面に受けられた被供給物がブラシング作用を受けながら移送され、この終端の切欠部4から落下供給される。この被供給物がニンジンのように長もの形態であるときは、長手方向の中心線の周りに回転されながらブラッシング作用を受けながら前方へ移送され、切欠部4上に位置すると、ブラシロール1、又は2による支持を失って被供給物の長手方向を変えることなくそのまま下方へ落下される。
【0005】
請求項2に記載の発明は、前記いずれか一方のブラシロール2に螺旋ブラシ条5を形成したことを特徴とするものである。この螺旋ブラシ条5を形成したブラシロール2の回転によって、被供給物はブラッシング作用を受けながら回転する螺旋ブラシ条5部に押されて前方へ移動される。被供給物は切欠部4上に対向する位置にきても螺旋ブラシ条5の回転に押されて移送されることとなり、切欠部4の回転位置に入ることによって移送姿勢のまま直下へ落下される。
【0006】
請求項3に記載の発明は、前記いずれか一方のブラシロール1のブラシ6はロール軸7芯に対して傾斜αさせて植設し、他方のブラシロール2は螺旋ブラシ条5を形成したことを特徴とするものである。螺旋ブラシ条5を有するブラシロール2と、ブラシ6を傾斜αさせて植設したブラシロール1との間の谷間部3に受けられて移送される被供給物は、螺旋ブラシ条5による移送作用に加えてブラシ6の傾斜αによる移送作用を受けるため、移送がより円滑で速かに行われる。
【0007】
請求項4に記載の発明は、相並列して回転する一対のブラシロール1,2のうちいずれか一方のブラシロール2の回転周面には、移送方向に至るに伴って順次幅Aを狭く形成の螺旋ブラシ条5を有することを特徴とする供給ブラシロールの構成とする。回転するブラシロール1,2間に載せられた被供給物は、ブラッシング作用を受けながら螺旋ブラシ条5の回転移行により移送される。この螺旋ブラシ条5の幅Aが始端部側では広く終端部側では順次狭く形成されているため、前後の螺旋ブラシ条5間の螺旋溝部間に嵌入される被供給物は終端に至るほど深くなり、螺旋ブラシ条5によって前後に正確に仕切られることとなり、この螺旋ブラシ条5の回転移行によって移送される被供給物を一箇毎に繰出供給することができる。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、ブラシロール1,2間の谷間部3を移送される被供給物は、長手方向をこの谷間部3の方向に沿わせたままの姿勢にして終端の切欠部4上に移送されて、切欠部4の回転によって直下へ落下されるため、被供給物が長ものであっても落下姿勢を一定化して揃えることができ、選別皿等の供給を整揃として行わせることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、ブラシロール1,2間の谷間部3の被供給物は、螺旋ブラシ条5によって移送されて切欠部4に対する送込作用を深く正確に行わせることができ、この切欠部4における落下姿勢を一定にして安定させることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、ブラシ6の傾斜αされたブラシロール1による移送と、螺旋ブラシ条5を有したブラシロール2とによる移送によって、長もの被供給物であっても移送を円滑で速かに行わせることができ、切欠部4から落下姿勢を安定させることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、ブラシロール1,2の始端部上に供給された被供給物は、螺旋ブラシ条5の回転移行によって移送され、この螺旋ブラシ条5の幅Aが移送に伴って順次狭くなるため、前後の螺旋ブラシ条5間の螺旋溝部へ深く嵌入されて前後に正確に仕切られながら一箇毎的確に繰出供給することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。先ず図1〜図5に基づいて、左右一対の平行状に軸装されるブラシロール1,2は、始端部上に供給シュータ8をのぞませて、終端部を選別装置9の選別皿10の上側にのぞませている。供給シュータ8から供給されるニンジンやサツマイモ等の被選別物Bを、ブラシロール1,2間の谷間部3に沿わせて移送させながら、各選別皿10に一箇毎供給する。ブラシロール1,2は、ロール軸7に一体の円柱形状のロールコア11の外周面にブラシ6を植設して平ブラシロール形態に構成したもので、このブラシ6をロール軸7芯に対して、先端部がロール軸7の搬送方向側へ適宜鋭角度のブラシ傾斜角αに傾斜した状態に植設される。このようなブラシ傾斜角αの植設によって、該谷間部3に載せられた被選別物Bは、両ブラシロール1,2の回転によってブラッシング作用を受けると共に、このブラシ傾斜角α側へ向けて移動される。
【0013】
このようなブラシロール1,2の終端部には切欠部4が形成される。ブラシロール1,2のブラシ6部が短かく形成されるか、又はロールコア11の周面に植設されない部分があって、切欠部4の側面は垂直状面に形成される。この切欠部4は被選別物Bの長さに応じてロール軸7の方向に沿って適宜長にわたって形成される。このような両ブラシロール1,2は、同回転方向C、又は、相互に反対方向D(図5)等に回転させるが、これらの切欠部4は、一回転毎に谷間部3で相対向し合う形態となるように同期回転させる。これらブラシロール1,2の谷間部3に沿って搬送される被選別物Bは、終端部で切欠部4上に位置されることによって、この切欠部4を直下へ落下される。
【0014】
前記供給シュータ8には供給コンベア22がのぞませて設けられ、ホッパー23から供給される被選別物Bを搬送して、この供給シュータ8からブラシロール1,2間の谷間部3の始端部上に供給できる。又、選別装置9は、被選別物Bを受ける選別皿10が、前後のスプロケット12間にわたって掛け渡されるチエン13に沿って一定間隔に配置される。この選別皿10はチエン13に対して横側へ転倒可能に取付けられ、搬送途中のロードセル等からなる計量器14による重量計測を受ける。この計量器14による計測によって、この選別皿10が所定の重量選別域に搬送されると、この選別皿10が搬送ラインの横側へ転倒されて、載せていた被選別物Bをこの選別域へ選別排出させるように構成される。
【0015】
このような選別皿10は、前記ブラシロール1,2の切欠部4の直下を搬送経路としている。これらブラシロール1,2とチエン13とはモータ15によってチエン16,17,18等で伝動されるが、両ブラシロール1,2は同速で、かつ、切欠部4が対向位置で同期するようにチエン17(図4は同回転方向Cの場合を示す)連動され、しかも、この切欠部4が対向するとき、選別皿10がこの切欠部4の直下位置にあって、切欠部4から落下される被選別物Bを受けるように、ロール軸7からスプロケット軸19がチエン18で連動構成される。
【0016】
次に、主として図6〜図10に基づいて、上例と異なる点を説明する。いずれか一方のブラシロール2に螺旋ブラシ状5を形成したものである。このブラシロール2の回転によって、螺旋ブラシ状5のピッチ間、即ち螺旋ブラシ溝部20に位置される被選別物Bを切欠部4側へ確実に移送する。図6では、左右のブラシロール1,2のブラシ6がロール軸7に対して直角状になるように植設されたもので、ロール軸7や、ブラシロール1,2の回転面が水平状態に設けられても、被選別物Bはこの螺旋ブラシ条5の回転移行によって搬送される。
【0017】
図7は、前記切欠部4を一側のブラシロール1側のみ形成したものである。螺旋ブラシ条5による被選別物Bの搬送作用がブラシロール2の終端まで働くため、切欠部4の長さ方向に被選別物Bの全長を沿わせ易くすることができ、長もの被選別物Bの選別皿10への供給位置を正確に維持できる。
【0018】
図8は、前記平ブラシロール1側のブラシ6をブラシ傾斜角αに植設し、螺旋ブラシ条5を有するブラシロール2のブラシ6はロール軸7に対して直角状に植設したものである。螺旋ブラシ条5による移送作用と、ブラシ傾斜角αによる移送作用とにより、被選別物Bの搬送性をよくすることができる。
【0019】
図9は、前記螺旋ブラシ条5のピッチは一定であるが、螺旋ブラシ条5のブラシ条幅Aを搬送方向の終端に向うに伴って順次幅狭く形成したものである。このため螺旋ブラシ溝部20の幅は順次広くなり、被選別物Bは谷間部3を搬送されるに伴って順次深く螺旋ブラシ溝部20へ嵌合される。このため各螺旋ブラシ溝部20への被選別物Bの嵌合が一箇毎に行なわれ易く、切欠部4からの落下繰出を一箇毎正確に行わせることができる。
この構成にあっては、前記切欠部の形成とは直接の関連性はなく、この切欠部を、螺旋ブラシ条終端側のブラシ条の形成されないブラシロールの終端部分に形成するもよく、又、前記切欠部を全く形成しない形態とすることもできる。
【0020】
図10は前記螺旋ブラシ条5のピッチ間隔を搬送方向に向うに従って順次大きく形成したものである。螺旋ブラシ条5のブラシ条幅は一定として、螺旋ブラシ溝部20の溝幅Aが順次広く形成される。この形態においても図9の形態と略同様の作用、効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】選別装置の一部の斜視図。
【図2】その平面図。
【図3】その正面図。
【図4】その伝動正面図。
【図5】そのブラシロール部の平面図と、正面図。
【図6】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図7】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図8】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図9】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図10】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【符号の説明】
1 ブラシロール
2 ブラシロール
3 谷間部
4 切欠部
5 螺旋ブラシ条
6 ブラシ
7 ロール軸
【発明の属する技術分野】
この発明は、果実や野菜等を載せて移送する供給ブラシロールに関し、選果装置の選別皿等に対してニンジンや、サツマイモ等の野菜類を一箇毎繰出しながら供給載置する供給装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
野菜類の選別装置において、選別される野菜類等を移送供給するためにブラシロールを用いる技術は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
選別皿に果実や野菜等を一箇宛を正確に載せて搬送しながら重量選別域毎に選別する選別装置にあっては、選別皿に一箇宛て正確に供給するのは容易でない。とくにンジンや、サツマイモのように長もの形態の被供給物にあっては、前記ブラシロールによる構成形態にあっては、供給姿勢が一定し難いものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、相並列して回転する一対のブラシロール1,2間の谷間部3に沿って被供給物を載せて移送する移送終端部に、このブラシロール1、又は2の回転周面を所定幅にわたって切欠状形態にして被供給物を落下させる切欠部4を有することを特徴とする供給ブラシロールの構成とする。ブラシロール1,2の回転によって、この谷間部3上面に受けられた被供給物がブラシング作用を受けながら移送され、この終端の切欠部4から落下供給される。この被供給物がニンジンのように長もの形態であるときは、長手方向の中心線の周りに回転されながらブラッシング作用を受けながら前方へ移送され、切欠部4上に位置すると、ブラシロール1、又は2による支持を失って被供給物の長手方向を変えることなくそのまま下方へ落下される。
【0005】
請求項2に記載の発明は、前記いずれか一方のブラシロール2に螺旋ブラシ条5を形成したことを特徴とするものである。この螺旋ブラシ条5を形成したブラシロール2の回転によって、被供給物はブラッシング作用を受けながら回転する螺旋ブラシ条5部に押されて前方へ移動される。被供給物は切欠部4上に対向する位置にきても螺旋ブラシ条5の回転に押されて移送されることとなり、切欠部4の回転位置に入ることによって移送姿勢のまま直下へ落下される。
【0006】
請求項3に記載の発明は、前記いずれか一方のブラシロール1のブラシ6はロール軸7芯に対して傾斜αさせて植設し、他方のブラシロール2は螺旋ブラシ条5を形成したことを特徴とするものである。螺旋ブラシ条5を有するブラシロール2と、ブラシ6を傾斜αさせて植設したブラシロール1との間の谷間部3に受けられて移送される被供給物は、螺旋ブラシ条5による移送作用に加えてブラシ6の傾斜αによる移送作用を受けるため、移送がより円滑で速かに行われる。
【0007】
請求項4に記載の発明は、相並列して回転する一対のブラシロール1,2のうちいずれか一方のブラシロール2の回転周面には、移送方向に至るに伴って順次幅Aを狭く形成の螺旋ブラシ条5を有することを特徴とする供給ブラシロールの構成とする。回転するブラシロール1,2間に載せられた被供給物は、ブラッシング作用を受けながら螺旋ブラシ条5の回転移行により移送される。この螺旋ブラシ条5の幅Aが始端部側では広く終端部側では順次狭く形成されているため、前後の螺旋ブラシ条5間の螺旋溝部間に嵌入される被供給物は終端に至るほど深くなり、螺旋ブラシ条5によって前後に正確に仕切られることとなり、この螺旋ブラシ条5の回転移行によって移送される被供給物を一箇毎に繰出供給することができる。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、ブラシロール1,2間の谷間部3を移送される被供給物は、長手方向をこの谷間部3の方向に沿わせたままの姿勢にして終端の切欠部4上に移送されて、切欠部4の回転によって直下へ落下されるため、被供給物が長ものであっても落下姿勢を一定化して揃えることができ、選別皿等の供給を整揃として行わせることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、ブラシロール1,2間の谷間部3の被供給物は、螺旋ブラシ条5によって移送されて切欠部4に対する送込作用を深く正確に行わせることができ、この切欠部4における落下姿勢を一定にして安定させることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、ブラシ6の傾斜αされたブラシロール1による移送と、螺旋ブラシ条5を有したブラシロール2とによる移送によって、長もの被供給物であっても移送を円滑で速かに行わせることができ、切欠部4から落下姿勢を安定させることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、ブラシロール1,2の始端部上に供給された被供給物は、螺旋ブラシ条5の回転移行によって移送され、この螺旋ブラシ条5の幅Aが移送に伴って順次狭くなるため、前後の螺旋ブラシ条5間の螺旋溝部へ深く嵌入されて前後に正確に仕切られながら一箇毎的確に繰出供給することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。先ず図1〜図5に基づいて、左右一対の平行状に軸装されるブラシロール1,2は、始端部上に供給シュータ8をのぞませて、終端部を選別装置9の選別皿10の上側にのぞませている。供給シュータ8から供給されるニンジンやサツマイモ等の被選別物Bを、ブラシロール1,2間の谷間部3に沿わせて移送させながら、各選別皿10に一箇毎供給する。ブラシロール1,2は、ロール軸7に一体の円柱形状のロールコア11の外周面にブラシ6を植設して平ブラシロール形態に構成したもので、このブラシ6をロール軸7芯に対して、先端部がロール軸7の搬送方向側へ適宜鋭角度のブラシ傾斜角αに傾斜した状態に植設される。このようなブラシ傾斜角αの植設によって、該谷間部3に載せられた被選別物Bは、両ブラシロール1,2の回転によってブラッシング作用を受けると共に、このブラシ傾斜角α側へ向けて移動される。
【0013】
このようなブラシロール1,2の終端部には切欠部4が形成される。ブラシロール1,2のブラシ6部が短かく形成されるか、又はロールコア11の周面に植設されない部分があって、切欠部4の側面は垂直状面に形成される。この切欠部4は被選別物Bの長さに応じてロール軸7の方向に沿って適宜長にわたって形成される。このような両ブラシロール1,2は、同回転方向C、又は、相互に反対方向D(図5)等に回転させるが、これらの切欠部4は、一回転毎に谷間部3で相対向し合う形態となるように同期回転させる。これらブラシロール1,2の谷間部3に沿って搬送される被選別物Bは、終端部で切欠部4上に位置されることによって、この切欠部4を直下へ落下される。
【0014】
前記供給シュータ8には供給コンベア22がのぞませて設けられ、ホッパー23から供給される被選別物Bを搬送して、この供給シュータ8からブラシロール1,2間の谷間部3の始端部上に供給できる。又、選別装置9は、被選別物Bを受ける選別皿10が、前後のスプロケット12間にわたって掛け渡されるチエン13に沿って一定間隔に配置される。この選別皿10はチエン13に対して横側へ転倒可能に取付けられ、搬送途中のロードセル等からなる計量器14による重量計測を受ける。この計量器14による計測によって、この選別皿10が所定の重量選別域に搬送されると、この選別皿10が搬送ラインの横側へ転倒されて、載せていた被選別物Bをこの選別域へ選別排出させるように構成される。
【0015】
このような選別皿10は、前記ブラシロール1,2の切欠部4の直下を搬送経路としている。これらブラシロール1,2とチエン13とはモータ15によってチエン16,17,18等で伝動されるが、両ブラシロール1,2は同速で、かつ、切欠部4が対向位置で同期するようにチエン17(図4は同回転方向Cの場合を示す)連動され、しかも、この切欠部4が対向するとき、選別皿10がこの切欠部4の直下位置にあって、切欠部4から落下される被選別物Bを受けるように、ロール軸7からスプロケット軸19がチエン18で連動構成される。
【0016】
次に、主として図6〜図10に基づいて、上例と異なる点を説明する。いずれか一方のブラシロール2に螺旋ブラシ状5を形成したものである。このブラシロール2の回転によって、螺旋ブラシ状5のピッチ間、即ち螺旋ブラシ溝部20に位置される被選別物Bを切欠部4側へ確実に移送する。図6では、左右のブラシロール1,2のブラシ6がロール軸7に対して直角状になるように植設されたもので、ロール軸7や、ブラシロール1,2の回転面が水平状態に設けられても、被選別物Bはこの螺旋ブラシ条5の回転移行によって搬送される。
【0017】
図7は、前記切欠部4を一側のブラシロール1側のみ形成したものである。螺旋ブラシ条5による被選別物Bの搬送作用がブラシロール2の終端まで働くため、切欠部4の長さ方向に被選別物Bの全長を沿わせ易くすることができ、長もの被選別物Bの選別皿10への供給位置を正確に維持できる。
【0018】
図8は、前記平ブラシロール1側のブラシ6をブラシ傾斜角αに植設し、螺旋ブラシ条5を有するブラシロール2のブラシ6はロール軸7に対して直角状に植設したものである。螺旋ブラシ条5による移送作用と、ブラシ傾斜角αによる移送作用とにより、被選別物Bの搬送性をよくすることができる。
【0019】
図9は、前記螺旋ブラシ条5のピッチは一定であるが、螺旋ブラシ条5のブラシ条幅Aを搬送方向の終端に向うに伴って順次幅狭く形成したものである。このため螺旋ブラシ溝部20の幅は順次広くなり、被選別物Bは谷間部3を搬送されるに伴って順次深く螺旋ブラシ溝部20へ嵌合される。このため各螺旋ブラシ溝部20への被選別物Bの嵌合が一箇毎に行なわれ易く、切欠部4からの落下繰出を一箇毎正確に行わせることができる。
この構成にあっては、前記切欠部の形成とは直接の関連性はなく、この切欠部を、螺旋ブラシ条終端側のブラシ条の形成されないブラシロールの終端部分に形成するもよく、又、前記切欠部を全く形成しない形態とすることもできる。
【0020】
図10は前記螺旋ブラシ条5のピッチ間隔を搬送方向に向うに従って順次大きく形成したものである。螺旋ブラシ条5のブラシ条幅は一定として、螺旋ブラシ溝部20の溝幅Aが順次広く形成される。この形態においても図9の形態と略同様の作用、効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】選別装置の一部の斜視図。
【図2】その平面図。
【図3】その正面図。
【図4】その伝動正面図。
【図5】そのブラシロール部の平面図と、正面図。
【図6】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図7】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図8】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図9】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【図10】一部別実施例を示すブラシロール部の平面図と、正面図。
【符号の説明】
1 ブラシロール
2 ブラシロール
3 谷間部
4 切欠部
5 螺旋ブラシ条
6 ブラシ
7 ロール軸
Claims (4)
- 相並列して回転する一対のブラシロール1,2間の谷間部3に沿って被供給物を載せて移送する移送終端部に、このブラシロール1、又は2の回転周面を所定幅にわたって切欠状形態にして被供給物を落下させる切欠部4を有することを特徴とする供給ブラシロール。
- 前記いずれか一方のブラシロール2に螺旋ブラシ条5を形成したことを特徴とする請求項1に記載の供給ブラシロール。
- 前記いずれか一方のブラシロール1のブラシ6はロール軸7芯に対して傾斜αさせて植設し、他方のブラシロール2は螺旋ブラシ条5を形成したことを特徴とする請求項1、又は2に記載の供給ブラシロール。
- 相並列して回転する一対のブラシロール1,2のうちいずれか一方のブラシロール2の回転周面には、移送方向に至るに伴って順次幅Aを狭く形成の螺旋ブラシ条5を有することを特徴とする供給ブラシロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002213131A JP2004016222A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | 供給ブラシロール |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002213131A JP2004016222A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | 供給ブラシロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004016222A true JP2004016222A (ja) | 2004-01-22 |
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ID=31184455
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002213131A Pending JP2004016222A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | 供給ブラシロール |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004016222A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307061A (ja) * | 2008-09-11 | 2008-12-25 | Sandee Syst Kk | 搬送洗浄装置 |
KR102141668B1 (ko) * | 2020-04-14 | 2020-08-05 | 이정석 | 블루베리 선별장치 |
-
2002
- 2002-06-17 JP JP2002213131A patent/JP2004016222A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008307061A (ja) * | 2008-09-11 | 2008-12-25 | Sandee Syst Kk | 搬送洗浄装置 |
KR102141668B1 (ko) * | 2020-04-14 | 2020-08-05 | 이정석 | 블루베리 선별장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Effective date: 20050616 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |