JP2004016154A - シートの定着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】展張シートや換気用シートを押えるバンド状シートを全域に渡って平らに維持して、展張シートや換気用シートの損傷を防止し、外観良好で着脱も容易なシート定着方法の提供。
【解決手段】開口部巾狭の支持フレーム1と、支持フレーム1内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレーム2、3と、シート押えフレーム2、3間に嵌合した押圧部材4とでなるシート定着装置Fを用意し、シートSの一部を第1のシート押えフレーム2の水平板部2bを介して第2のシート押えフレーム3のガイド溝3e内に嵌合させながら当該シートSの一側をシート押えフレーム2、3の上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートSの一部をシート押えフレーム2、3の側壁2a、3aと押圧部材4とで挟持し、背面側に導いたシートSの一部を支持フレーム1の内周面と側壁2a、3aの外周面とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
【選択図】 図1
【解決手段】開口部巾狭の支持フレーム1と、支持フレーム1内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレーム2、3と、シート押えフレーム2、3間に嵌合した押圧部材4とでなるシート定着装置Fを用意し、シートSの一部を第1のシート押えフレーム2の水平板部2bを介して第2のシート押えフレーム3のガイド溝3e内に嵌合させながら当該シートSの一側をシート押えフレーム2、3の上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートSの一部をシート押えフレーム2、3の側壁2a、3aと押圧部材4とで挟持し、背面側に導いたシートSの一部を支持フレーム1の内周面と側壁2a、3aの外周面とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物を育成する温室たるパイプハウスに展張したシートの定着方法に関し、特に屋根面または側面に展張したシートまたは換気窓を開閉する換気用シートのばたつきを防止するバンド状シートの定着に適するシートの定着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に植物を育成する温室は、たとえば、アーチ状パイプと直交する蟻溝フレームに係止線条を介して透明または半透明な合成樹脂シートを固定しながら屋根面、側面方は妻面に展張している。
【0003】
また、屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓はパイプに巻きつけたシートを巻き上げまたは巻き戻すことにより開閉されるようになっている。
【0004】
しかし、上記の展張したシートや換気用シートは風雨または振動によってばたつくため、シート拘束用のロープ、ワイヤで押さえ込むようにしているのが普通である。
【0005】
このシート拘束用のロープ、ワイヤは地上側近傍に設けた屈曲したフック状の番線で端部を固定し、上方に延長した部位で展張シートや換気用シートを押えているが、このロープ、ワイヤは細くて固く、風、振動で揺れるために、長期に使用中に擦れて展張シートや換気用シートを損傷、破断させる恐れがある。
【0006】
そこで、最近は図9に示すように、蟻溝フレーム20に弾性的に固定した屈曲した番線8の端部に巾狭の紐やバンド状シート9を結び付け、この紐やバンド状シート9の広い面で上記の展張シートや換気用シートを押さえ込み、両者が擦れてもシートが、損傷したり、破断したりしないとされている方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図9に示す、紐やバンド状シート9の固定方法であると、番線8との結び目は、細くてこぶとなり、この細い部分やこぶの部分がどうしても展張シートまたは換気用シートと擦れてしまい、上記と同様な不具合が発生し、使用中には上記の部分も丸まってきてしまい、外観も悪くなる。
【0008】
さらに、上記のように紐やバンド状シート9を番線8に結びつけるのが面倒であり、手を傷める恐れもある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、展張シートや換気用シートを押えるバンド状シートを全域に亘って常に平らな状態に維持できて、展張シートや換気用シートの損傷、破断を防止し、外観も良好で着脱作業も容易なシートの定着方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために本発明は、開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1のシート押えフレームが側壁と水平板部とを備え、第2のシート押えフレームが側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝とを備えているシート定着装置を用意し、シートの一部を水平板部を介してガイド溝内に嵌合させながら当該シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたシートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とする。
【0011】
また、開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1および第2のシート押えフレームがそれぞれ、側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝と備えているシート定着装置を用意し、第1のシート押えフレームのガイド溝と第2のシート押えフレームのガイド溝を互い違いに噛み合わせて、シートの一部を各ガイド溝内に嵌合させながら当該シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたシートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とする。
【0012】
より具体的には、第1、第2のシート押えフレームは、各側壁の上端にカール部を介してそれぞれ水平または彎曲したガイドフレームを備え、上面側に導いたシートがカールの外面に当接しながらガイドフレームの上面に沿って支持され、同じく、背面側に導いたシートがガイドフレームの下面に沿って支持されていること特徴とする。
【0013】
さらに、上面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0014】
また、上面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0015】
そして、上面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が同じ側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0016】
そしてまた、上面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面に導いたシートの一部が同じ側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0017】
さらに、シートが、パイプハウスの屋根面、側面または妻面に展張される透明または半透明な合成樹脂シートであることを特徴とする。
【0018】
またさらに、シートが、パイプハウスの屋根面または側面に展張される透明または半透明な合成樹脂シートを押えるバンド状シートであることを特徴とする。
【0019】
そしてさらに、シートが、パイプハウスの屋根面または側面に形成された換気窓を開閉するパイプに巻きつけた換気用シートのロールを押えるバンド状シートであることを特徴とする。
【0020】
また、屋根面または側面に透明または半透明な合成樹脂シートを展張し、同じく屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓を開閉する換気用シートがパイプに開閉自在に巻きつけられており、上記合成樹脂シートまたは換気用シートを押えるバンド状シートの基端部がシートの定着装置を介して固定されているパイプハウスにおいて、シートの定着装置が開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1のシート押えフレームが側壁と水平板部とを備え、第2のシート押えフレームが側壁と水平低部とこの水平底部に形成したガイド溝とを備えてなり、バンド状シートの一部を水平板部を介してガイド溝内に嵌合させながら当該バンド状シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに、他側を背面側に導き、上面側に導いたバンド状シートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたバンド状シートの一部を支持フレームの内周面とシート押えフレームの側壁とで挟持することを特徴とする。
【0021】
そしてまた、屋根面または側面に透明または半透明な合成樹脂シートを展張し、同じく屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓を開閉する換気用シートがパイプに開閉自在に巻きつけられており、上記合成樹脂シートまたは換気用シートを押えるバンド状シートの基端部がシートの定着装置を介して固定されているパイプハウスにおいて、シートの定着装置が開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1および第2のシート押えフレームがそれぞれ、側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝と備えてなり、第1のシート押えフレームのガイド溝と第2のシート押えフレームのガイド溝を互い違いに噛み合わせて、バンド状シートの一部を各ガイド溝内に嵌合させながら当該バンド状シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたバンド状シートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたバンド状シートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面に即して説明する。
【0023】
以下、説明の都合上、本発明を農業用のパイプハウスの屋根面、側面または妻面に展張されるシートを定着する場面、および前記シートが風等に起因してばたつくのを防止するために使用されるバンド状シートを定着する場面を想定して説明するが、本発明の構成上、たとえば、遮光シートや防虫ネット等のほか、他のシートやバンド状シートに使用可能なことは、当然である。
【0024】
本発明の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態と、図2に示す第2の実施の形態と、図3に示す第3の実施の形態と、図4に示す第4の実施の形態と、図5に示す第5の実施の形態がある。
【0025】
第1の実施の形態に係る方法は、開口部巾狭の支持フレーム1と、第1のシート押えフレーム2と、第2のシート押えフレーム3と、押圧部材たる係止線条4とで構成される定着装置を使用する。支持フレーム1は、蟻溝フレームの他C型チャンネルであっても良い。
【0026】
以下、詳細に説明する。
【0027】
支持フレーム1は、鳩尾状の溝を備え、上端は内側に向けて折り曲げられた断面略蟻溝状のフレームであり、上記溝内に、各シート押えフレーム2、3がスライド自在に挿入される。
【0028】
第1のシート押えフレーム2は、水平板部2bと、水平板部2bから内側に傾斜して立ち上がる側壁2aと、側壁2aから延設されるカール部2cと、カール部2cに連設する水平なガイドフレーム2bとにより構成される。
【0029】
他方、第2のシート押えフレーム3は、水平底部3bと、水平底部3bから内側に傾斜して立ち上がる側壁3aと、側壁3aから延設されるカール部3cと、カール部3cに連設する水平なガイドフレーム3dと、水平底部3bに設けられたガイド溝3eとにより構成されている。
【0030】
そして、第2のシート押えフレーム3のガイド溝3e内に、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bを挿入しておくことにより、二つのシート押えフレーム2、3の横幅は支持フレーム1の開口部および底部の横幅寸法より小さくされて、支持フレーム1内にスライド自在に挿入可能である。
【0031】
すなわち、バンド状シートBまたはシートSを定着するには、図1に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0032】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0033】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第1のシート押えフレーム2と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0034】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第1のシート押えフレーム2の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2と係止線条4とで挟持するようにする。
【0035】
すると、この係止線条4が第1のシート押えフレーム2とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第2のシート押えフレーム3を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0036】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1の内周面1aと第1のシート押えフレーム2の側壁2aの外周面との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第1のシート押えフレーム2の側壁2aの内周面と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0037】
なお、第1のシート押えフレーム2の上部にカール部2cが設けられているので、シートSまたはバンド状シートBが支持フレーム1の内周面と第1のシート押えフレーム2の側壁2aの外周面との間に挟持された時にシートSまたはバンド状シートBを傷つけることが防止されている。
【0038】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用について説明する。
【0039】
バンド状シートBまたはシートSの一方側から引張力が負荷されると、定着装置から、抜けようとする。
【0040】
しかし、バンド状シートBまたはシートSは、その先で、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bおよび第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eにより折り曲げられながら挟持され、かつ、係止線条4と第1のシート押えフレーム2によって挟持されているので、上記各シート押えフレーム2、3の間隔を広げる方向に力が加わることとなる。
【0041】
すると、第1のシート押えフレーム2と支持フレーム1との間に挟持されているバンド状シートBまたはシートSに負荷される圧力が高まり、摩擦力が大きくなる。
【0042】
したがって、摩擦力が大きくなるので、引張力に耐え、定着状態を保持可能となる。
【0043】
さらに、単にフック状の番線に結びつけたような従来の定着方法にくらべ、本発明では上述のように3点で挟持しており、この点でもより大きな引張力に耐えうることは明らかである。
【0044】
また、取り外す際は、係止線条4を取り除き、各シート押えフレーム2、3をガイド溝3eに沿って、圧縮しつつ、支持フレーム1の上方あるいは長手方向にスライドさせながら支持フレーム1内から取り出し、各シート押えフレーム2、3を分離すれば、バンド状シートBまたはシートSが解放される。
【0045】
したがって、取り外しも簡易に行える。
【0046】
なお、上記各実施の形態において、係止手段としては各シート押えフレーム2、3を両側に付勢するものであればなんでも使用可能であるが、たとえば、上記係止線条4の替わりに係止板を挿入して各シート押えフレーム2、3を支持フレーム1へ向けて付勢しても良いし、山形状もしくは波形状の板バネ等を使用してもよい。
【0047】
つぎに、第2の実施の形態について説明する。
【0048】
支持フレーム1、各シート押えフレーム2、3は第1の実施の形態で説明したものと同一形状であるので説明を省略する。
【0049】
第2の実施の形態の定着方法では、図2に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0050】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0051】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第1のシート押えフレーム2と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0052】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第2のシート押えフレーム3の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第2のシート押えフレーム3と係止線条4とで挟持するようにする。
【0053】
すると、この係止線条4が第2のシート押えフレーム3とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第1のシート押えフレーム2を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0054】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1と第1のシート押えフレーム2との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第2のシート押えフレーム3と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0055】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0056】
さらに、第3の実施の形態について説明する。
【0057】
支持フレーム1、各シート押えフレーム2、3は第1の実施の形態で説明したものと同一形状であるので説明を省略する。
【0058】
第3の実施の形態の定着方法では、図3に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0059】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0060】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第2のシート押えフレーム3と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0061】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第1のシート押えフレーム2の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2と係止線条4とで挟持するようにする。
【0062】
すると、この係止線条4が第1のシート押えフレーム2とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第2のシート押えフレーム3を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0063】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1と第2のシート押えフレーム3との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第1のシート押えフレーム2と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0064】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0065】
そして、さらに、第4の実施の形態について説明する。
【0066】
支持フレーム1、各シート押えフレーム2、3は第1の実施の形態で説明したものと同一形状であるので説明を省略する。
【0067】
第4の実施の形態の定着方法では、図4に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0068】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0069】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第2のシート押えフレーム3と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0070】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第2のシート押えフレーム2の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第2のシート押えフレーム3と係止線条4とで挟持するようにする。
【0071】
すなわち、第4の実施の形態では、バンド状シートBまたはシートSが、支持フレーム1内で2回折り畳まれることになる。
【0072】
すると、この係止線条4が第2のシート押えフレーム3とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第1のシート押えフレーム2を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0073】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1と第2のシート押えフレーム3との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第2のシート押えフレーム3と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0074】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0075】
つづいて、第5の実施の形態について説明する。
【0076】
第5の実施の形態に係る方法は、図5に示すように、開口部巾狭の支持フレーム1と、第1のシート押えフレーム11と、第2のシート押えフレーム12と、押圧部材たる係止線条4とで構成される定着装置を使用する。支持フレーム1は、蟻溝フレームの他C型チャンネルであっても良い。
【0077】
以下、詳細に説明する。
【0078】
支持フレーム1は、第1の実施の形態同様に、鳩尾状の溝を備え、上端は内側に向けて折り曲げられた断面略蟻溝状のフレームであり、上記溝内に、各シート押えフレーム11、12がスライド自在に挿入される。
【0079】
第1のシート押えフレーム11は、水平底部11bと、水平底部11bから内側に傾斜して立ち上がる側壁11a、側壁11aから延設されるカール部11cと、カール部11cに連設する水平なガイドフレーム11dと、水平底部11bに設けられたガイド溝11eとにより構成されている。
【0080】
他方、第2のシート押えフレーム12は、第1のシート押えフレーム同様の形状をしており、水平底部12bと、水平底部12bから内側に傾斜して立ち上がる側壁12aと、側壁12aから延設されるカール部12cと、カール部12cに連設する水平なガイドフレーム12dと、水平底部12bに設けられたガイド溝12eとにより構成されている。
【0081】
そして、第1のシート押えフレーム11のガイド溝11eと第2のシート押えフレーム12のガイド溝12eが互い違いに差し込んで噛み合わされるように嵌合されることにより、二つのシート押えフレーム11、12の横幅は支持フレーム1の開口部および底部の横幅寸法より小さくされて、支持フレーム1内にスライド自在に挿入可能である。
【0082】
すなわち、バンド状シートBまたはシートSを定着するには、図5に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム11のガイド溝11eと第2のシート押えフレーム12のガイド溝12eとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが各シート押えフレーム11、12のガイド溝11e、12eに入り込み、折り畳まれる。
【0083】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム11、12に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0084】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第1のシート押えフレーム11と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0085】
そして、上記各シート押えフレーム11、12との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第2のシート押えフレーム12の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2と係止線条4とで挟持するようにする。
【0086】
すると、この係止線条4が第2のシート押えフレーム12とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第1のシート押えフレーム11を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0087】
これにより、各シート押えフレーム11、12がガイド溝11e、12eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1の内周面1aと第1のシート押えフレーム11の側壁11aの外周面との間と、第1のシート押えフレーム11のガイド溝11eと第2のシート押えフレーム12の水平底部12bとの間と、第1のシート押えフレーム11の水平底部11bと第2のシート押えフレーム12のガイド溝12eとの間と、および第2のシート押えフレーム12の側壁12aの内周面と係止線条4との間の4点で挟持され、定着される。
【0088】
なお、シート押えフレーム11、12の上面側に導かれるバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム11の側壁11aの内周面と係止線条4で挟持しても良く、また、シート押えフレーム11、12の背面側に導かれるバンド状シートBまたはシートSについても、各シート押えフレーム11、12の側壁11a、11bの外周面のどちらか一方と支持フレーム1の内周面1aとで挟持することによっても良い。
【0089】
また、第1のシート押えフレーム11の上部にカール部11cが設けられているので、シートSまたはバンド状シートBが支持フレーム1の内周面と第1のシート押えフレーム11の側壁11aの外周面との間に挟持された時にシートSまたはバンド状シートBを傷つけることが防止されている。
【0090】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用について説明する。
【0091】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0092】
上記した各定着方法は、たとえば、図6、図7、図8に示すような農業用等のパイプハウスに使用される。
【0093】
図6に示すように、定着装置は、たとえば、農業用等のパイプハウスの下方のパイプPに固定して使用される。
【0094】
まず、支持フレーム1をパイプPに螺子等の固定手段により、固定しておいてから、シートSを上記定着方法によって定着して、農業用等のパイプハウスに展張する。
【0095】
シートSは、たとえば、図7に示すように、パイプハウスの屋根面、側面または妻面の各骨組みRに展張される。
【0096】
つぎに、シートSの風雨、振動によるばたつきを防止するためのバンド状シートBをシートSの展張後にシートSの上面を押えるように上記定着方法により定着する。
【0097】
このとき、バンド状シートBは、定着装置に定着する際にその端部等を細くせずそのままの巾で定着可能であり、バンド状シートBの全域に亘り常に平らな状態に維持できるので、従来例のように、シートSの損傷や破断といった弊害を防止できる。
【0098】
また、シートSまたはバンド状シートBにしわがよることが無いので、外観が良好である。
【0099】
さらに、上記のように、シートSが展張された場合、シートSに風等による引張力が負荷されても、上述のように、シートSは強固に定着されているので、定着装置FからシートSが抜けることなく、定着状態を保持することができる。
【0100】
図7は、定着装置Fを農業用等のパイプハウスの側面下部に固定した状態の斜視図であるが、この場合には、バンド状シートBを定着装置Fに上記方法によりバンド状シートBは強固に定着され、緩まないので、農業用等のパイプハウスの換気窓を開閉する換気用シートTをロッド6に巻きつけたロールQを保持するために使用することができ、また、バンド状シートBの全域に亘り常に平らな状態に維持できるので、従来例のように、換気用シートTの損傷や破断といった弊害を防止できる。
【0101】
図8は、定着装置Fを農業用等のパイプハウスの側面上部に固定した状態における斜視図であるが、この場合には、バンド状シートB1の一端が、換気用シートTが巻きつけられたロッド6の一端に巻き付けられており、他端は、上記定着装置Fによりパイプハウスに定着されている。
【0102】
他方、バンド状シートB2は、やはり一端が上記ロッド6の一端に巻きつけられ、他端がバネ15により下方に付勢されながらパイプハウスに定着装置Fを介して上記定着方法により定着されている。
【0103】
上記各バンド状シートB1、B2は、ロッド6の回転による換気用シートTが開閉動作を安定させ、かつ、換気用シートTの風や振動によるばたつきを防止するために使用されている。
【0104】
このようなバンド状シートB1、B2の定着に際しても、本発明による定着方法は、バンド状シートB1、B2を強固に定着せしめることが可能であるから、バンド状シートB1、B2は緩まず、かつ、抜ける心配が無く、換気用シートTのばたつきも効果的に防止できる。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば以下の効果がある。
【0106】
各請求項の発明によれば、支持フレームと第1および第2のシート押えフレームと押圧部材を用いてシートを定着しているから、以下の効果がある。
【0107】
シートの着脱が容易である。
【0108】
さらに、シートにしわが寄らず外観が良好である。
【0109】
また、支持フレームのガイド溝内でシートを折り曲げて定着させているので、シートがガイド溝と水平板部とで強固に保持され、摩擦力も増大するから、効果的にシートを定着することが可能である。
【0110】
したがって、シートに大きな張力が負荷されても、シートが定着装置から抜けることなく、強固に定着状態を保つことが可能である。
【0111】
また、請求項3から10に記載の発明によれば、各シート押えフレーム上部にカール部を設けているから、シートを定着装置に定着するときにシートを傷つけることが防止される。
【0112】
また、請求項8から12の発明によれば、上述のように強固にシートを定着させるので、特に、農業用等のハウスの屋根、側面または妻面に展張される透明または半透明の合成樹脂製シートの定着に具現化した場合に効果がある。
【0113】
また、請求項9から12に記載の発明によれば、従来の定着方法のようにバンド状シートを細く捩じって定着させる必要が無いので、バンド状シートがひも状にならず、バンド状シートの全域に亘り常に平らな状態に維持できるので、従来例のように、シートSの損傷や破断といった弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図6】定着装置を農業用等のハウスの側面下部のパイプに取付けた状態における拡大斜視図である。
【図7】定着装置を農業用等のハウスの側面下部のパイプに取付け、バンド状シートを定着させた状態における斜視図である。
【図8】定着装置を農業用等のハウスの側面下部のパイプに取付け、バンド状シートを定着させた状態における斜視図である。
【図9】従来のバンド状シートの定着方法を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム
1a 支持フレームの内周面
2、11 第1のシート押えフレーム
2a、3a、11a、12a 側壁
2b 水平板部
2c、3c、11c、12c カール部
2d、3d、11d、12d ガイドフレーム
3、12 第2のシート押えフレーム
3b、11b、12b 水平底部
3e、11e、12e ガイド溝
4 係止線条
F シート定着装置
B、B1、B2 バンド状シート
S シート
T 換気用シート
Q ロール
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物を育成する温室たるパイプハウスに展張したシートの定着方法に関し、特に屋根面または側面に展張したシートまたは換気窓を開閉する換気用シートのばたつきを防止するバンド状シートの定着に適するシートの定着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に植物を育成する温室は、たとえば、アーチ状パイプと直交する蟻溝フレームに係止線条を介して透明または半透明な合成樹脂シートを固定しながら屋根面、側面方は妻面に展張している。
【0003】
また、屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓はパイプに巻きつけたシートを巻き上げまたは巻き戻すことにより開閉されるようになっている。
【0004】
しかし、上記の展張したシートや換気用シートは風雨または振動によってばたつくため、シート拘束用のロープ、ワイヤで押さえ込むようにしているのが普通である。
【0005】
このシート拘束用のロープ、ワイヤは地上側近傍に設けた屈曲したフック状の番線で端部を固定し、上方に延長した部位で展張シートや換気用シートを押えているが、このロープ、ワイヤは細くて固く、風、振動で揺れるために、長期に使用中に擦れて展張シートや換気用シートを損傷、破断させる恐れがある。
【0006】
そこで、最近は図9に示すように、蟻溝フレーム20に弾性的に固定した屈曲した番線8の端部に巾狭の紐やバンド状シート9を結び付け、この紐やバンド状シート9の広い面で上記の展張シートや換気用シートを押さえ込み、両者が擦れてもシートが、損傷したり、破断したりしないとされている方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図9に示す、紐やバンド状シート9の固定方法であると、番線8との結び目は、細くてこぶとなり、この細い部分やこぶの部分がどうしても展張シートまたは換気用シートと擦れてしまい、上記と同様な不具合が発生し、使用中には上記の部分も丸まってきてしまい、外観も悪くなる。
【0008】
さらに、上記のように紐やバンド状シート9を番線8に結びつけるのが面倒であり、手を傷める恐れもある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、展張シートや換気用シートを押えるバンド状シートを全域に亘って常に平らな状態に維持できて、展張シートや換気用シートの損傷、破断を防止し、外観も良好で着脱作業も容易なシートの定着方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために本発明は、開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1のシート押えフレームが側壁と水平板部とを備え、第2のシート押えフレームが側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝とを備えているシート定着装置を用意し、シートの一部を水平板部を介してガイド溝内に嵌合させながら当該シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたシートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とする。
【0011】
また、開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1および第2のシート押えフレームがそれぞれ、側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝と備えているシート定着装置を用意し、第1のシート押えフレームのガイド溝と第2のシート押えフレームのガイド溝を互い違いに噛み合わせて、シートの一部を各ガイド溝内に嵌合させながら当該シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたシートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とする。
【0012】
より具体的には、第1、第2のシート押えフレームは、各側壁の上端にカール部を介してそれぞれ水平または彎曲したガイドフレームを備え、上面側に導いたシートがカールの外面に当接しながらガイドフレームの上面に沿って支持され、同じく、背面側に導いたシートがガイドフレームの下面に沿って支持されていること特徴とする。
【0013】
さらに、上面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0014】
また、上面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0015】
そして、上面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が同じ側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0016】
そしてまた、上面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面に導いたシートの一部が同じ側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されていることを特徴とする。
【0017】
さらに、シートが、パイプハウスの屋根面、側面または妻面に展張される透明または半透明な合成樹脂シートであることを特徴とする。
【0018】
またさらに、シートが、パイプハウスの屋根面または側面に展張される透明または半透明な合成樹脂シートを押えるバンド状シートであることを特徴とする。
【0019】
そしてさらに、シートが、パイプハウスの屋根面または側面に形成された換気窓を開閉するパイプに巻きつけた換気用シートのロールを押えるバンド状シートであることを特徴とする。
【0020】
また、屋根面または側面に透明または半透明な合成樹脂シートを展張し、同じく屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓を開閉する換気用シートがパイプに開閉自在に巻きつけられており、上記合成樹脂シートまたは換気用シートを押えるバンド状シートの基端部がシートの定着装置を介して固定されているパイプハウスにおいて、シートの定着装置が開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1のシート押えフレームが側壁と水平板部とを備え、第2のシート押えフレームが側壁と水平低部とこの水平底部に形成したガイド溝とを備えてなり、バンド状シートの一部を水平板部を介してガイド溝内に嵌合させながら当該バンド状シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに、他側を背面側に導き、上面側に導いたバンド状シートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたバンド状シートの一部を支持フレームの内周面とシート押えフレームの側壁とで挟持することを特徴とする。
【0021】
そしてまた、屋根面または側面に透明または半透明な合成樹脂シートを展張し、同じく屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓を開閉する換気用シートがパイプに開閉自在に巻きつけられており、上記合成樹脂シートまたは換気用シートを押えるバンド状シートの基端部がシートの定着装置を介して固定されているパイプハウスにおいて、シートの定着装置が開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1および第2のシート押えフレームがそれぞれ、側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝と備えてなり、第1のシート押えフレームのガイド溝と第2のシート押えフレームのガイド溝を互い違いに噛み合わせて、バンド状シートの一部を各ガイド溝内に嵌合させながら当該バンド状シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたバンド状シートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたバンド状シートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面に即して説明する。
【0023】
以下、説明の都合上、本発明を農業用のパイプハウスの屋根面、側面または妻面に展張されるシートを定着する場面、および前記シートが風等に起因してばたつくのを防止するために使用されるバンド状シートを定着する場面を想定して説明するが、本発明の構成上、たとえば、遮光シートや防虫ネット等のほか、他のシートやバンド状シートに使用可能なことは、当然である。
【0024】
本発明の実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態と、図2に示す第2の実施の形態と、図3に示す第3の実施の形態と、図4に示す第4の実施の形態と、図5に示す第5の実施の形態がある。
【0025】
第1の実施の形態に係る方法は、開口部巾狭の支持フレーム1と、第1のシート押えフレーム2と、第2のシート押えフレーム3と、押圧部材たる係止線条4とで構成される定着装置を使用する。支持フレーム1は、蟻溝フレームの他C型チャンネルであっても良い。
【0026】
以下、詳細に説明する。
【0027】
支持フレーム1は、鳩尾状の溝を備え、上端は内側に向けて折り曲げられた断面略蟻溝状のフレームであり、上記溝内に、各シート押えフレーム2、3がスライド自在に挿入される。
【0028】
第1のシート押えフレーム2は、水平板部2bと、水平板部2bから内側に傾斜して立ち上がる側壁2aと、側壁2aから延設されるカール部2cと、カール部2cに連設する水平なガイドフレーム2bとにより構成される。
【0029】
他方、第2のシート押えフレーム3は、水平底部3bと、水平底部3bから内側に傾斜して立ち上がる側壁3aと、側壁3aから延設されるカール部3cと、カール部3cに連設する水平なガイドフレーム3dと、水平底部3bに設けられたガイド溝3eとにより構成されている。
【0030】
そして、第2のシート押えフレーム3のガイド溝3e内に、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bを挿入しておくことにより、二つのシート押えフレーム2、3の横幅は支持フレーム1の開口部および底部の横幅寸法より小さくされて、支持フレーム1内にスライド自在に挿入可能である。
【0031】
すなわち、バンド状シートBまたはシートSを定着するには、図1に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0032】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0033】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第1のシート押えフレーム2と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0034】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第1のシート押えフレーム2の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2と係止線条4とで挟持するようにする。
【0035】
すると、この係止線条4が第1のシート押えフレーム2とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第2のシート押えフレーム3を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0036】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1の内周面1aと第1のシート押えフレーム2の側壁2aの外周面との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第1のシート押えフレーム2の側壁2aの内周面と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0037】
なお、第1のシート押えフレーム2の上部にカール部2cが設けられているので、シートSまたはバンド状シートBが支持フレーム1の内周面と第1のシート押えフレーム2の側壁2aの外周面との間に挟持された時にシートSまたはバンド状シートBを傷つけることが防止されている。
【0038】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用について説明する。
【0039】
バンド状シートBまたはシートSの一方側から引張力が負荷されると、定着装置から、抜けようとする。
【0040】
しかし、バンド状シートBまたはシートSは、その先で、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bおよび第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eにより折り曲げられながら挟持され、かつ、係止線条4と第1のシート押えフレーム2によって挟持されているので、上記各シート押えフレーム2、3の間隔を広げる方向に力が加わることとなる。
【0041】
すると、第1のシート押えフレーム2と支持フレーム1との間に挟持されているバンド状シートBまたはシートSに負荷される圧力が高まり、摩擦力が大きくなる。
【0042】
したがって、摩擦力が大きくなるので、引張力に耐え、定着状態を保持可能となる。
【0043】
さらに、単にフック状の番線に結びつけたような従来の定着方法にくらべ、本発明では上述のように3点で挟持しており、この点でもより大きな引張力に耐えうることは明らかである。
【0044】
また、取り外す際は、係止線条4を取り除き、各シート押えフレーム2、3をガイド溝3eに沿って、圧縮しつつ、支持フレーム1の上方あるいは長手方向にスライドさせながら支持フレーム1内から取り出し、各シート押えフレーム2、3を分離すれば、バンド状シートBまたはシートSが解放される。
【0045】
したがって、取り外しも簡易に行える。
【0046】
なお、上記各実施の形態において、係止手段としては各シート押えフレーム2、3を両側に付勢するものであればなんでも使用可能であるが、たとえば、上記係止線条4の替わりに係止板を挿入して各シート押えフレーム2、3を支持フレーム1へ向けて付勢しても良いし、山形状もしくは波形状の板バネ等を使用してもよい。
【0047】
つぎに、第2の実施の形態について説明する。
【0048】
支持フレーム1、各シート押えフレーム2、3は第1の実施の形態で説明したものと同一形状であるので説明を省略する。
【0049】
第2の実施の形態の定着方法では、図2に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0050】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0051】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第1のシート押えフレーム2と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0052】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第2のシート押えフレーム3の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第2のシート押えフレーム3と係止線条4とで挟持するようにする。
【0053】
すると、この係止線条4が第2のシート押えフレーム3とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第1のシート押えフレーム2を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0054】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1と第1のシート押えフレーム2との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第2のシート押えフレーム3と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0055】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0056】
さらに、第3の実施の形態について説明する。
【0057】
支持フレーム1、各シート押えフレーム2、3は第1の実施の形態で説明したものと同一形状であるので説明を省略する。
【0058】
第3の実施の形態の定着方法では、図3に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0059】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0060】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第2のシート押えフレーム3と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0061】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第1のシート押えフレーム2の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2と係止線条4とで挟持するようにする。
【0062】
すると、この係止線条4が第1のシート押えフレーム2とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第2のシート押えフレーム3を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0063】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1と第2のシート押えフレーム3との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第1のシート押えフレーム2と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0064】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0065】
そして、さらに、第4の実施の形態について説明する。
【0066】
支持フレーム1、各シート押えフレーム2、3は第1の実施の形態で説明したものと同一形状であるので説明を省略する。
【0067】
第4の実施の形態の定着方法では、図4に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3の水平底部3bとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eに入り込み、折り畳まれる。
【0068】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム2、3に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0069】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第2のシート押えフレーム3と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0070】
そして、上記各シート押えフレーム2、3との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第2のシート押えフレーム2の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第2のシート押えフレーム3と係止線条4とで挟持するようにする。
【0071】
すなわち、第4の実施の形態では、バンド状シートBまたはシートSが、支持フレーム1内で2回折り畳まれることになる。
【0072】
すると、この係止線条4が第2のシート押えフレーム3とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第1のシート押えフレーム2を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0073】
これにより、各シート押えフレーム2、3がガイド溝3eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1と第2のシート押えフレーム3との間と、第1のシート押えフレーム2の水平板部2bと第2のシート押えフレーム3のガイド溝3eとの間、および第2のシート押えフレーム3と係止線条4との間の3点で挟持され、定着される。
【0074】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0075】
つづいて、第5の実施の形態について説明する。
【0076】
第5の実施の形態に係る方法は、図5に示すように、開口部巾狭の支持フレーム1と、第1のシート押えフレーム11と、第2のシート押えフレーム12と、押圧部材たる係止線条4とで構成される定着装置を使用する。支持フレーム1は、蟻溝フレームの他C型チャンネルであっても良い。
【0077】
以下、詳細に説明する。
【0078】
支持フレーム1は、第1の実施の形態同様に、鳩尾状の溝を備え、上端は内側に向けて折り曲げられた断面略蟻溝状のフレームであり、上記溝内に、各シート押えフレーム11、12がスライド自在に挿入される。
【0079】
第1のシート押えフレーム11は、水平底部11bと、水平底部11bから内側に傾斜して立ち上がる側壁11a、側壁11aから延設されるカール部11cと、カール部11cに連設する水平なガイドフレーム11dと、水平底部11bに設けられたガイド溝11eとにより構成されている。
【0080】
他方、第2のシート押えフレーム12は、第1のシート押えフレーム同様の形状をしており、水平底部12bと、水平底部12bから内側に傾斜して立ち上がる側壁12aと、側壁12aから延設されるカール部12cと、カール部12cに連設する水平なガイドフレーム12dと、水平底部12bに設けられたガイド溝12eとにより構成されている。
【0081】
そして、第1のシート押えフレーム11のガイド溝11eと第2のシート押えフレーム12のガイド溝12eが互い違いに差し込んで噛み合わされるように嵌合されることにより、二つのシート押えフレーム11、12の横幅は支持フレーム1の開口部および底部の横幅寸法より小さくされて、支持フレーム1内にスライド自在に挿入可能である。
【0082】
すなわち、バンド状シートBまたはシートSを定着するには、図5に示すように、まずバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム11のガイド溝11eと第2のシート押えフレーム12のガイド溝12eとで、挟み込むことによりバンド状シートBまたはシートSが各シート押えフレーム11、12のガイド溝11e、12eに入り込み、折り畳まれる。
【0083】
つぎに、上記のようにバンド状シートBまたはシートSが折り畳まれ、且つ上記各シート押えフレーム11、12に挟み込まれながら支持フレーム1の蟻溝内に挿入される。
【0084】
このとき、バンド状シートBまたはシートSの一方側を第1のシート押えフレーム11と支持フレーム1の内周で挟持する様に挿入する。
【0085】
そして、上記各シート押えフレーム11、12との間に、係止線条4が自己の弾性に抗して強制的に嵌合するが、バンド状シートBまたはシートSの他方側を第2のシート押えフレーム12の内周に沿わせて、バンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム2と係止線条4とで挟持するようにする。
【0086】
すると、この係止線条4が第2のシート押えフレーム12とバンド状シートBまたはシートSとを支持フレーム1の内周方向に向って押圧するとともに、第1のシート押えフレーム11を支持フレーム1の内周方向に向って押圧することとなる。
【0087】
これにより、各シート押えフレーム11、12がガイド溝11e、12eに案内されながら水平にスライドし、支持フレーム1の内周に押し付けられ、結果的にバンド状シートBまたはシートSは、支持フレーム1の内周面1aと第1のシート押えフレーム11の側壁11aの外周面との間と、第1のシート押えフレーム11のガイド溝11eと第2のシート押えフレーム12の水平底部12bとの間と、第1のシート押えフレーム11の水平底部11bと第2のシート押えフレーム12のガイド溝12eとの間と、および第2のシート押えフレーム12の側壁12aの内周面と係止線条4との間の4点で挟持され、定着される。
【0088】
なお、シート押えフレーム11、12の上面側に導かれるバンド状シートBまたはシートSを第1のシート押えフレーム11の側壁11aの内周面と係止線条4で挟持しても良く、また、シート押えフレーム11、12の背面側に導かれるバンド状シートBまたはシートSについても、各シート押えフレーム11、12の側壁11a、11bの外周面のどちらか一方と支持フレーム1の内周面1aとで挟持することによっても良い。
【0089】
また、第1のシート押えフレーム11の上部にカール部11cが設けられているので、シートSまたはバンド状シートBが支持フレーム1の内周面と第1のシート押えフレーム11の側壁11aの外周面との間に挟持された時にシートSまたはバンド状シートBを傷つけることが防止されている。
【0090】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用について説明する。
【0091】
上記のように、バンド状シートBまたはシートSが定着装置に定着されたときの作用については、第1の実施の形態で説明した作用と同様であるので説明を省略する。
【0092】
上記した各定着方法は、たとえば、図6、図7、図8に示すような農業用等のパイプハウスに使用される。
【0093】
図6に示すように、定着装置は、たとえば、農業用等のパイプハウスの下方のパイプPに固定して使用される。
【0094】
まず、支持フレーム1をパイプPに螺子等の固定手段により、固定しておいてから、シートSを上記定着方法によって定着して、農業用等のパイプハウスに展張する。
【0095】
シートSは、たとえば、図7に示すように、パイプハウスの屋根面、側面または妻面の各骨組みRに展張される。
【0096】
つぎに、シートSの風雨、振動によるばたつきを防止するためのバンド状シートBをシートSの展張後にシートSの上面を押えるように上記定着方法により定着する。
【0097】
このとき、バンド状シートBは、定着装置に定着する際にその端部等を細くせずそのままの巾で定着可能であり、バンド状シートBの全域に亘り常に平らな状態に維持できるので、従来例のように、シートSの損傷や破断といった弊害を防止できる。
【0098】
また、シートSまたはバンド状シートBにしわがよることが無いので、外観が良好である。
【0099】
さらに、上記のように、シートSが展張された場合、シートSに風等による引張力が負荷されても、上述のように、シートSは強固に定着されているので、定着装置FからシートSが抜けることなく、定着状態を保持することができる。
【0100】
図7は、定着装置Fを農業用等のパイプハウスの側面下部に固定した状態の斜視図であるが、この場合には、バンド状シートBを定着装置Fに上記方法によりバンド状シートBは強固に定着され、緩まないので、農業用等のパイプハウスの換気窓を開閉する換気用シートTをロッド6に巻きつけたロールQを保持するために使用することができ、また、バンド状シートBの全域に亘り常に平らな状態に維持できるので、従来例のように、換気用シートTの損傷や破断といった弊害を防止できる。
【0101】
図8は、定着装置Fを農業用等のパイプハウスの側面上部に固定した状態における斜視図であるが、この場合には、バンド状シートB1の一端が、換気用シートTが巻きつけられたロッド6の一端に巻き付けられており、他端は、上記定着装置Fによりパイプハウスに定着されている。
【0102】
他方、バンド状シートB2は、やはり一端が上記ロッド6の一端に巻きつけられ、他端がバネ15により下方に付勢されながらパイプハウスに定着装置Fを介して上記定着方法により定着されている。
【0103】
上記各バンド状シートB1、B2は、ロッド6の回転による換気用シートTが開閉動作を安定させ、かつ、換気用シートTの風や振動によるばたつきを防止するために使用されている。
【0104】
このようなバンド状シートB1、B2の定着に際しても、本発明による定着方法は、バンド状シートB1、B2を強固に定着せしめることが可能であるから、バンド状シートB1、B2は緩まず、かつ、抜ける心配が無く、換気用シートTのばたつきも効果的に防止できる。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば以下の効果がある。
【0106】
各請求項の発明によれば、支持フレームと第1および第2のシート押えフレームと押圧部材を用いてシートを定着しているから、以下の効果がある。
【0107】
シートの着脱が容易である。
【0108】
さらに、シートにしわが寄らず外観が良好である。
【0109】
また、支持フレームのガイド溝内でシートを折り曲げて定着させているので、シートがガイド溝と水平板部とで強固に保持され、摩擦力も増大するから、効果的にシートを定着することが可能である。
【0110】
したがって、シートに大きな張力が負荷されても、シートが定着装置から抜けることなく、強固に定着状態を保つことが可能である。
【0111】
また、請求項3から10に記載の発明によれば、各シート押えフレーム上部にカール部を設けているから、シートを定着装置に定着するときにシートを傷つけることが防止される。
【0112】
また、請求項8から12の発明によれば、上述のように強固にシートを定着させるので、特に、農業用等のハウスの屋根、側面または妻面に展張される透明または半透明の合成樹脂製シートの定着に具現化した場合に効果がある。
【0113】
また、請求項9から12に記載の発明によれば、従来の定着方法のようにバンド状シートを細く捩じって定着させる必要が無いので、バンド状シートがひも状にならず、バンド状シートの全域に亘り常に平らな状態に維持できるので、従来例のように、シートSの損傷や破断といった弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態におけるシートの定着方法でシートを定着装置に定着させた状態における定着装置の断面図である。
【図6】定着装置を農業用等のハウスの側面下部のパイプに取付けた状態における拡大斜視図である。
【図7】定着装置を農業用等のハウスの側面下部のパイプに取付け、バンド状シートを定着させた状態における斜視図である。
【図8】定着装置を農業用等のハウスの側面下部のパイプに取付け、バンド状シートを定着させた状態における斜視図である。
【図9】従来のバンド状シートの定着方法を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム
1a 支持フレームの内周面
2、11 第1のシート押えフレーム
2a、3a、11a、12a 側壁
2b 水平板部
2c、3c、11c、12c カール部
2d、3d、11d、12d ガイドフレーム
3、12 第2のシート押えフレーム
3b、11b、12b 水平底部
3e、11e、12e ガイド溝
4 係止線条
F シート定着装置
B、B1、B2 バンド状シート
S シート
T 換気用シート
Q ロール
Claims (12)
- 開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1のシート押えフレームが側壁と水平板部とを備え、第2のシート押えフレームが側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝とを備えているシート定着装置を用意し、シートの一部を水平板部を介してガイド溝内に嵌合させながら当該シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたシートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
- 開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1および第2のシート押えフレームがそれぞれ、側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝と備えているシート定着装置を用意し、第1のシート押えフレームのガイド溝と第2のシート押えフレームのガイド溝を互い違い噛み合わせて、シートの一部を各ガイド溝内に嵌合させながら当該シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたシートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたシートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
- 第1、第2のシート押えフレームは、各側壁の上端にカール部を介してそれぞれ水平または彎曲したガイドフレームを備え、上面側に導いたシートがカールの外面に当接しながらガイドフレームの上面に沿って支持され、同じく、背面側に導いたシートがガイドフレームの下面に沿って支持されている請求項1または2に記載のシートの定着方法。
- 上面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されている請求項1、2または3に記載のシートの定着方法。
- 上面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されている請求項1、2または3に記載のシートの定着方法。
- 上面側に導いたシートの一部が第1のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面側に導いたシートの一部が同じ側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されている請求項1、2または3に記載のシートの定着方法。
- 上面側に導いたシートの一部が第2のシート押えフレームの側壁の内周面と押圧部材とで挟持され、背面に導いたシートの一部が同じ側壁の外周面と支持フレームの内周面とで挟持されている請求項1、2または3に記載のシートの定着方法。
- シートが、パイプハウスの屋根面、側面または妻面に展張される透明または半透明な合成樹脂シートである請求項1、2、3、4、5、6または7に記載のシートの定着方法。
- シートが、パイプハウスの屋根面または側面に展張される透明または半透明な合成樹脂シートを押えるバンド状シートである請求項1、2、3、4、5、6または7に記載のシートの定着方法。
- シートが、パイプハウスの屋根面または側面に形成された換気窓を開閉するパイプに巻きつけた換気用シートのロールを押えるバンド状シートである請求項1、2、3、4、5、6または7に記載のシートの定着方法。
- 屋根面または側面に透明または半透明な合成樹脂シートを展張し、同じく屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓を開閉する換気用シートがパイプに開閉自在に巻きつけられており、上記合成樹脂シートまたは換気用シートを押えるバンド状シートの基端部がシートの定着装置を介して固定されているパイプハウスにおいて、シートの定着装置が開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1のシート押えフレームが側壁と水平板部とを備え、第2のシート押えフレームが側壁と水平低部とこの水平底部に形成したガイド溝とを備えてなり、バンド状シートの一部を水平板部を介してガイド溝内に嵌合させながら当該バンド状シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに、他側を背面側に導き、上面側に導いたバンド状シートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたバンド状シートの一部を支持フレームの内周面とシート押えフレームの側壁とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
- 屋根面または側面に透明または半透明な合成樹脂シートを展張し、同じく屋根面または側面の任意の位置に換気窓を形成し、この換気窓を開閉する換気用シートがパイプに開閉自在に巻きつけられており、上記合成樹脂シートまたは換気用シートを押えるバンド状シートの基端部がシートの定着装置を介して固定されているパイプハウスにおいて、シートの定着装置が開口部巾狭の支持フレームと、支持フレーム内にスライド自在に挿入した一対の第1、第2のシート押えフレームと、シート押えフレーム間に嵌合した押圧部材とを有し、第1および第2のシート押えフレームがそれぞれ、側壁と水平底部とこの水平底部に形成したガイド溝と備えてなり、第1のシート押えフレームのガイド溝と第2のシート押えフレームのガイド溝を互い違いに噛み合わせて、バンド状シートの一部を各ガイド溝内に嵌合させながら当該バンド状シートの一側をシート押えフレームの上面側に導くとともに他側を背面側に導き、上面側に導いたバンド状シートの一部をシート押えフレームの側壁と押圧部材とで挟持し、背面側に導いたバンド状シートの一部を支持フレームの内周面と側壁の外周面とで挟持することを特徴とするシートの定着方法。
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Cited By (1)
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JP2007166994A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Sato Sangyo Kk | シート材留め具、及び同シート材留め具を用いたシート材の止着方法 |
-
2002
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Cited By (2)
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JP2007166994A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Sato Sangyo Kk | シート材留め具、及び同シート材留め具を用いたシート材の止着方法 |
JP4658792B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-03-23 | 佐藤産業株式会社 | シート材留め具、及び同シート材留め具を用いたシート材の止着方法 |
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