JP2004015995A - 軌道布設用ケーブル支持具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】壁面部への固定部1aを備えた支持アーム1と、この支持アーム1に下面側で第1のボルト3とナット4を用いて回転可能に支持されている絶縁体の支持枠2と、この支持枠2に第2のボルト5とナット6を用いてケーブルCの支持線cを挟着できるように支持されている左右一対のイヤー7,8からなり、支持枠2の回転中心は両イヤー7,8間の中心を通る垂直線上に位置している。なお、支持枠2への上記ボルト3,5の挿通部には絶縁体の第1及び第2のブッシュ24,25がそれぞれ介在し、両ブッシュ24,25の装着されている側の支持枠2内面に補強金属板26が添設されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、LCX(漏洩同軸ケーブル)等を始めとして、新幹線等の車両軌道に沿って布設されるケーブルの横揺れ時に発生する応力を小さくできるように改良した軌道布設用ケーブル支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両軌道に沿って布設されるLCXを始めとする通信ケーブルは、トンネル等の壁面部より突出する支持アームに固定した支持金具に一対のイヤーを取り付けて、両イヤーの下半部側でケーブルの支持線を挟着して垂れ下がり状態に支持されているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
イヤーが支持金具を介して支持アームに固定状態に取り付けられていると、ケーブルは高速列車等の通過時に受ける風圧等により激しく揺れ(横揺れ)、その横揺れの程度によってはケーブルに大きな応力が発生し、これの反復が原因でケーブルは内部胴体の破損に対する寿命が短くなるという問題があった。
【0004】
本発明はかかる問題を解決したものであって、その目的はイヤーに水平方向に沿う回転機能を付加し、かつ、その回転中心がイヤーにより支持されるケーブルに対し垂直線上に位置するようにして、風圧によって発生するケーブルの横揺れに対する抵抗力をイヤーの支持枠側の回転により軽減し、発生する応力が可及的に小さくなる軌道布設用ケーブル支持具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の特徴とする軌道布設用ケーブル支持具は、壁面部への固定部を備えた支持アームと、この支持アームに下面側で第1のボルトとナットを用いて回転可能に支持されている絶縁体の支持枠と、この支持枠に第2のボルトとナットを用いて支持線を挟着できるように支持されている左右一対のイヤーからなり、上記支持枠の回転中心は上記両イヤー間の中心を通る垂直線上に位置して構成されている。
【0006】
上記構成において、第1及び第2のボルトの支持枠への挿通部に絶縁体の第1及び第2のブッシュがそれぞれ介在し、両ブッシュの装着されている側の支持枠内面に補強金属板が添設されて構成されていることが好ましく、これにより支持枠は第1のボルトによる枢軸を回転中心として円滑に回転でき、また、支持枠の強度が保証されて、ケーブル側からの荷重変動に対し耐久性を発揮できる。
【0007】
【作用】
支持枠の回転中心は両イヤー間の中心を通る垂直線上に位置しているので、列車通過時の風圧により支持具間でケーブルの横揺れが発生すると、その横揺れに対する抵抗力は支持枠の首振り状の回転により軽減され、ケーブルへの負荷を低減させることができる。したがって、ケーブルは発生する応力を小さくして内部胴体の破損を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。1はトンネル等の壁面部に対する固定部1aを備えた下向きコの字状断面形の支持アームであり、支持アーム1は絶縁体の支持枠2を下面に当接させた状態で回転可能に支持している。支持枠2は前面から下面全域にわたって傾斜面状に開口し、天板部21の部分で第1のボルト3とナット4を用いて支持アーム1に支持されている一方、上記開口面と対向した背板部22には第2のボルト5とナット6を用いてケーブルCの支持線cを挟着できる左右一対のイヤー7,8が支持されている。23,23は支持枠2の側板部である。
【0009】
即ち、天板部21のバカ穴21aに絶縁体の第1のブッシュ24が支持枠2と相対的回転ができるように嵌装されており、第1のブッシュ24には下側から第1のボルト3が相対的回転不能の状態で挿通され、支持アーム1上に突出した上記ボルト3に第1のナット4を螺合し、その締め付けにより支持枠2は第1のブッシュ24を介して支持アーム1に回転可能に支持される。図示の場合、第1のブッシュ24の上端の相対向した位置に突設した湾曲状の係止片24a,24aは支持レバー1のバカ穴11に連設した窪み12,12に係入して、第1のナット4の締め付け操作時における第1のボルト3のとも回りを不能にしている。
【0010】
一方、背板部22側に設けられている嵌合穴22aに絶縁体の第2のブッシュ25が嵌装されており、その第2のブッシュ25に補強金属板26が添設されていて、この補強金属板26は、折り曲がった上板部26a側が背板部22から第1のブッシュ24の嵌装されている部分の天板部21まで延びて、これらの部分に接合させることにより支持枠2を補強している。背板部22には、背面側から第2のブッシュ25と補強金属板26を通して、第2のボルト5が該ボルト5と第2のブッシュ25とは相対的回転不能の状態で挿通され、また、第2のブッシュ25と補強金属板26は支持枠2の左右の側板部23,23により回転が阻止される大きさに形成されている。
【0011】
そして、第2のボルト5にイヤー7,8を支持させて、そのボルト5に螺合した第2のナット6の締め付け操作により両イヤー7,8間にケーブルCの支持線cを挟着する仕組である。なお、狭い支持枠2内に第2のブッシュ25と補強金属板26を組み付けるには、第2のブッシュ25に突設されている突起25a,25aを補強金属板26にあけられている穴26a,26aに嵌入して、第2のブッシュ25と補強金属板26を仮結合し、第2のブッシュ25を嵌合穴22aに嵌装した後、支持枠2と補強金属板26を第1のブッシュ24により受け止めながら第1のナット4を締め付ければよく、その最終段階では突起25aは穴26aから離脱し、図2に示す状態になる。
【0012】
以上の説明において、絶縁体には強度に優れるガラス繊維強化樹脂等が用いられ、また図示省略したが、支持アーム1の固定部1a側はアンカーボルトを用いてトンネル等の壁面部に固定される。また、右側のイヤー8の上端は左側のイヤー7に向かって直角に折り曲げられ、その折り曲げ部8aは第2のナット6による締め付けの最終段階でイヤー7に当接して、ケーブルCの支持線cを挟着した両イヤー7,8の下方側が開かれないようにしている。図中、13,14はアンカーボルト用バカ穴、7b,8bは各々のイヤー7,8上に設けた補強リブ、15は角座金、16は第2のナット6の締め付け時におけるイヤーの撓み防止用パイプカラーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】要部を断面により示す図1の実施の形態の側面図である。
【図3】図2に示す実施の形態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1は支持アーム
1aは固定部
2は支持枠
3は第1のボルト
4は第1のナット
5は第2のボルト
6は第2のナット
7,8はイヤー
21aはバカ穴(第1のボルトの挿通部)
22aは嵌合穴(第2のボルトの挿通部)
24は第1のブッシュ
25は第2のブッシュ
26は補強金属板
Claims (2)
- 壁面部への固定部を備えた支持アームと、この支持アームに下面側で第1のボルトとナットを用いて回転可能に支持されている絶縁体の支持枠と、この支持枠に第2のボルトとナットを用いてケーブルの支持線を挟着できるように支持されている左右一対のイヤーからなり、上記支持枠の回転中心は上記両イヤー間の中心を通る垂直線上に位置していることを特徴とする軌道布設用ケーブル支持具。
- 第1及び第2のボルトの支持枠へのボルト挿通部に絶縁体の第1及び第2のブッシュがそれぞれ介在し、その両ブッシュの装着されている側の支持枠内面に補強金属板が添設されていることを特徴とする請求項1記載の軌道布設用ケーブル支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002201913A JP2004015995A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 軌道布設用ケーブル支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002201913A JP2004015995A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 軌道布設用ケーブル支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004015995A true JP2004015995A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30437279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002201913A Pending JP2004015995A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 軌道布設用ケーブル支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004015995A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104242182A (zh) * | 2014-04-21 | 2014-12-24 | 宁海县雁苍山电力设备厂 | 电缆支架 |
CN105140675A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-12-09 | 江苏省电力公司常州供电公司 | 提高工效的地电位作业非承力接续线夹 |
-
2002
- 2002-06-07 JP JP2002201913A patent/JP2004015995A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105140675A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-12-09 | 江苏省电力公司常州供电公司 | 提高工效的地电位作业非承力接续线夹 |
CN105186423A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-12-23 | 江苏省电力公司常州供电公司 | 结构简单的地电位作业非承力接续线夹 |
CN104242182A (zh) * | 2014-04-21 | 2014-12-24 | 宁海县雁苍山电力设备厂 | 电缆支架 |
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