JP2004015040A - メンテナンス時期の報告機能を備えたテープ化電子部品送り装置及びそれを用いた電子部品実装装置及びテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因に関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知する手段と、該検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し出力する手段、とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上に装着する電子部品を電子部品実装装置に供給するテープ化電子部品送り装置に係り、特に、メンテナンス時期の報告機能を備えたテープ化電子部品送り装置及びそれを用いた電子部品実装装置及びテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、供給手段に搭載している電子部品や供給した電子部品の情報を記憶する機能をその供給手段に設けた電子部品実装装置が、特開平9−214183号公報に開示されている。この例では、供給手段のIPCメモリに、セットされているテーピング部品の部品名称、部品数量、特性の情報を記憶しており、テーピング部品が変更された場合には、IPCメモリ内の情報も変更する必要がある。
【0003】
一方、特開2000−208987号公報には、供給手段の使用寿命、保守点検などの時期を知らせる機能を有する部品実装装置が開示されている。すなわち、制御装置で制御される生産情報を伝送するR/Wヘッド部により生産情報を書き込むように、供給手段に設けられた記憶部としてのIPCメモリを備えた部品実装装置において、供給手段から部品が供給された回数の累計をそのIPCメモリに記憶するようにしたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
部品装着機の稼働率を大きく左右する要因にはテープ化電子部品送り装置(又は、カートリッジと称する)の動作精度が挙げられる。この動作精度を絶えず正常状態に維持する為には「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」が必要である。例えば、「定期的なメンテナンス」としては、テープ化電子部品の送り回数に基づくものが考えられる。すなわち、テープ化電子部品を送り動作させた場合、テープ部の削れ等による、塵、埃、がカートリッジ内部に堆積、動作機構部に付着し動作に支障をきたす。動作回数に比例した塵、埃が堆積するので定期的に塵、埃の除去メンテナンスが必要である。換言すると、動作回数が多い程、潤滑油の消耗が激しく、機械的摩擦抵抗の増加が考えられる。そのため、定期的なグリスアップ等のメンテナンスが必要である。
【0005】
しかしながら、現状のカートリッジの使用状況を見ると、どちらのメンテナンスも行われない事が多い。その要因としては、カートリッジのユーザーが、通常、カートリッジを多数保有していることが多い為、それらの管理が難しく、従って、定期的なメンテナンスが困難なことにあると考えられる。また、メンテナンスすべきカートリッジを特定するには専門知識の有る作業者でないと判断できず、必要に応じたメンテナンスも困難であると考えられる。
【0006】
ユーザーにメンテナンス時期を知らせるために、前記特開2000−208987号公報に記載のものでは、カートリッジの使用回数、すなわち部品が吸着される回数によって、カートリッジのメンテナンス時期を判断している。
【0007】
しかし、カートリッジの使用回数のみでは、的確なメンテナンス時期の判断が困難であると考えられる。例えば、カートリッジを単体で移動させた場合に作業者が誤ってカートリッジを落したりするなど、予期せぬ不具合の発生も考えられる。このような場合、実際の動作には影響ない微小な動作精度の狂いが発生し、この微小な狂いが部品送り動作に支障を来す可能性がある。そこで、電子部品組み立て機に搭載され実装を行っている際の各カートリッジの動作状態を正確に把握し、想定される不具合を事前に予測し、必要な場合には警告し、早めにメンテナンスを行い、その狂いを修正させることが望ましい。
【0008】
本発明の目的は、カートリッジや電子部品実装装置の動作状況から得られる多面的な情報に基づいて、的確なメンテナンス時期をユーザーに知らせることのできるメンテナンス時期の報告機能を備えた、テープ化電子部品送り装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、カートリッジや電子部品実装装置の動作状況から得られる多面的な情報に基づいて、的確なメンテナンス時期をユーザーに知らせることのできる機能を有する電子部品実装装置、及びテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因に関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知する手段と、該検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し出力する手段、とを備えたことにある。
【0011】
本発明の他の特徴は、搭載されたテープ化電子部品送り装置から電子部品供給を受ける電子部品組み立て機であって、前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因の各々に関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知するための検知手段と、前記検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し、出力する手段とを備えたことにある。
【0012】
本発明の他の特徴は、電子部品組み立て機に電子部品供給を行うテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法であって、前記テープ化電子部品送り装置に関して、予め複数のメンテナンス要因及び該メンテナンス要因に基づく警告条件を設定し、前記テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知し、該検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し出力することにある。
【0013】
本発明によれば、テープ化電子部品送り装置に関する「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」をユーザーに的確に警告することが出来る。
【0014】
「定期的なメンテナンス」の時期には、テープ化電子部品の送り回数や段取り替えを行った回数に基づくものがある。また、「必要に応じたメンテナンス」の時期の判断要因としては、カートリッジを単体で移動させた場合に発生する予期せぬ不具合の累積回数などが想定される。さらに、カートリッジの送り動作が正常にできなかった回数や、カートリッジ自体の送り動作ではなく物理的な問題が発生した場合も挙げられる。
【0015】
本発明によれば、ユーザーは特別の装置やシステム、あるいは手間無しで、「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」の必要性を的確に判断でき、カートリッジを高品質に保つ事が可能になる。これにより、ユーザーは、電子部品組み立て作業を、高効率でかつ信頼性の高いものとすることが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。まず、図1〜図4により本発明の一実施例になる記憶機能付き電子部品パッケージを装着したテープ化電子部品送り装置と電子部品組み立て機の構成を説明する。図1は、本発明の実施例が適用される電子部品組み立て機の要部を示す外観図である。図2は、本発明の一実施例になるテープ化電子部品送り装置(以下、カートリッジ)の側面図である。また、図3は、図1の電子部品組み立て機における制御装置の機能を示すブロック図であり、図4は、図2のカートリッジに設けられた制御装置の機能を示すブロック図である。
【0017】
図1において、複数のカートリッジ100が、電子部品組み立て機110の支持台(部品供給部)に搭載される。各カートリッジ100には、リールタイプのパッケージとしてのテープリール16が載置される。電子部品組み立て機110には、部品装着ヘッド115を保持したXレール111と、このXレール111を保持したYレール112と、X方向駆動手段(図示せず)、及びY方向駆動手段(図示せず)によって、部品装着ヘッド115をXY方向に移動させるヘッド移動手段が構成されている。また、基板114を搬送する基板搬送コンベア113を備えている。これにより、部品装着ヘッド115は、XY平面上を移動自在であり、各カートリッジ100の部品取出し位置と基板114との間を移動することによって、電子部品を基板114上に移送して装着する。
【0018】
また、電子部品組み立て機110側には、入力部122及び表示部123(図3参照)を兼ねたタッチパネル式のディスプレイ116が設けられている。
【0019】
図2及び図4に示したように、カートリッジ100は、テーピングされた電子部品の巻装されたテープリール16と、この電子部品を吸着位置1へ送るテープ送り駆動部5と、この電子部品を順次1個ずつ吸着位置1に供給するスプロケット2と、フィルム回収駆動部7及び制御基板15上の演算処理部(CPU)22を中心とした制御部を備えている。
【0020】
カートリッジ100は、また、「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」に関する情報を生成するための情報源として、フィルム回収駆動監視部(テンション監視センサ)8、を備えている。さらに、脱着検出部17、テープ送り駆動監視部(リンク棒動作監視センサ)19、表示パネル(LED)あるいは警告ランプ等で構成された表示器20、カウンタリセット部(SW)21、書き換え可能な記憶素子EPROMやEEPROM等からなる記憶部23、及び送受信部(通信ポート)29を備えている。カートリッジ100の制御部により、「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」に関する情報が生成される。送受信部29は、電子部品組み立て機120のカートリッジ送受信部125との間で必要な情報の送受信を行う。
【0021】
電子部品組み立て機110による部品組み立て作業の動作中、カートリッジ100の制御基板15で制御されるテープ送り駆動部5(第1のモーター)が矢印6の方向に回転されると、このモーターの軸についているカム28が回転し、リンク棒24が矢印4方向に動作する。このリンク棒24の先端にラチェット18があり、スプロケット2を矢印3方向に回転させ、テープリール16に巻装されたテープを矢印14方向へ送る。
【0022】
この時、フィルム回収駆動部7を構成する第2のモーター(巻き取りモーター)により、テーピングされた電子部品のフィルム25を巻き取り、フィルム収納箱13へ収納する。フィルム回収駆動部7の巻き取りモーターが矢印10方向に回転すると、フィルム巻き取りギヤ12によってフィルム25は矢印方向11に巻き取られる。フィルム25のテンションはテンションバー27の軸26を支点にして矢印9方向に働く力によって保つ事が可能である。
【0023】
テンションバー27のテンションは、フィルム回収駆動監視部8を構成するテンション監視センサによって監視され、制御基板15上のCPU22によって一括管理されている。
【0024】
電子部品は、スプロケット2の上部に示した矢印1の吸着位置(部品取出し位置)において、電子部品組み立て機110の部品装着ヘッド115により吸着される。
【0025】
図3に示したように、複数の電子部品組み立て機120(ライン120A〜120N)が、通信ネットワークを介してホストコンピュータ(電子部品組み立て機制御サーバー)200に接続され、統括制御される。各電子部品組み立て機120は、制御部121、入力部122、表示部123、通信部124、カートリッジ送受信部125、記憶部126及び生産実行部127を備えている。
【0026】
制御部121は、電子部品組み立て機120における基板114の搬送やカートリッジ100から基板114への電子部品の実装も制御する。
【0027】
なお、各電子部品組み立て機120の上記構成は、たとえば、CPUやメモリ、プログラムおよび入出力手段などを備えたコンピュータと、このコンピュータの制御出力により制御される各種アクチュエーターなどによって、実現される。
【0028】
通信部124は、通信ネットワークを介してホストコンピュータ200等との通信を制御する。すなわち、ホストコンピュータ200から送信された新規の「生産作業プログラム」を受信したり、ホストコンピュータ200での生産状況集中管理のために、電子部品組み立て機120の稼動状況情報をホストへ送信したりする。
【0029】
記憶部126には、電子部品の組み立てに必要なプログラムやデータが記憶される。生産実行部127は、基板の搬入搬出と、搬入された基板に対して部品の実装を行う、生産装置の機構部分である。
【0030】
カートリッジ送受信部125は、電子部品組み立て機120とカートリッジ100の制御基板15との間の制御情報の送受信を行う。また、カートリッジ100の制御基板15がメンテナンス作業要の警告を行ったとき、メンテナンス作業が必要となる要因をカートリッジの記憶部23から読み出して、電子部品組み立て機120のディスプレイ116に表示させることができる。
【0031】
本発明では、「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」に関する情報源としての、テンション監視センサ8やリンク棒動作監視センサ19によって、実際にカートリッジが動作したか確認できる。カートリッジ100の制御部のCPU22は、制御司令を出し、これらのセンサの情報に基づいて、実際にカートリッジが動作したかの動作確認を行う。これらのセンサは、電子部品組み立て機110の実動作回数を監視する為にも使われる。すべての動作情報、センサ情報は、制御基板15上のCPU22によって管理され、必要なデータはすべて書き換え可能な記憶素子23へ記憶される。
【0032】
テープカートリッジの記憶素子23には、例えば、各メンテナンス要因の検出回数と、メンテナンス作業を行った履歴が記憶される。CPU22は、監視結果に基づき、メンテナンス時期の報告機能を実行する。カートリッジに設けられた操作パネル上20の表示器に、さらには必要に応じて電子部品組み立て機120の表示部123に、メンテナンスに関する必要情報を表示する事が可能である。例えば、次のような場合に、表示器にメンテナンス時期等の必要情報を表示する。
【0033】
(1)テープ化電子部品の送り回数の管理
カートリッジ内部に設けられた内部記憶素子(EPROMやEEPROM等)23には、カートリッジのメンテナンスすべき箇所、例えばスプロケット部、第1、第2のモーター、ラチェット等、の動作回数をカウントし記憶させる。全ての動作回数を記憶することは記憶素子23の寿命を短くする原因になるので、任意の回数を動作した場合にのみ記憶素子23に書込みを行うのが良い。この記憶素子23は電源が切れても内容は記憶している。記憶された値が任意の値に達した場合、カートリッジの表示パネル20にある表示器にその結果を表示させ、顧客は“カートリッジのメンテナンスが必要である“と判断することができる。以降、メンテナンスが行われるまで、電源が投入できる環境であればいつでもそのカートリッジを識別できる。
【0034】
(2)段取り替えを行った回数の管理
カートリッジには挿抜を判断できる脱着検出器17が搭載されている。この検出器17で挿抜を検知した回数をカウントし内部記憶素子23に記憶させる。この記憶素子23は電源が切れても内容は記憶している。記憶された値が任意の値に達した場合、カートリッジの表示パネルにある表示器20にその結果を表示させ、顧客は“メンテナンスが必要である“と判断ができる。以降、メンテナンスが行われるまで、電源が投入できる環境であればいつでもそのカートリッジを識別できる。
【0035】
(3)カートリッジの送り動作が正常に行なわれなかった回数(自己判断機能)の管理
カートリッジの内部には、一連の動作を管理するCPU22と動作検出器8、19)が搭載されている。CPU22は所定の基準に基づく判断により、正常でない動作を行ったと自ら判断した回数をカウントし内部記憶素子23に記憶させる。この記憶素子は電源が切れても内容は記憶している。記憶された値が任意の値に達した場合、カートリッジの表示パネルにある表示器20にその結果を表示させ、顧客は“メンテナンスが必要である“と判断ができる。以降、メンテナンスが行われるまで、電源が投入できる環境であればいつでもそのカートリッジを識別できる。
【0036】
(4)カートリッジ自体の送り動作ではなく、物理的な問題の管理
カートリッジ100を“ぶつける“、”落とす“等によって部品送り精度に狂いが発生した場合等、自らの判断では検知できない事でも、外部の検出器等で判断した不具合を通信ポート29から、対象のカートリッジの記憶素子23に記憶させる。外部の検出器とは、カートリッジから部品を吸着する機械や画像処理機能付のカートリッジ調整装置などが挙げられる。この記憶素子23は電源が切れても内容は記憶している。電源投入されるとカートリッジ100の表示パネル20にある表示器にその結果を表示させ、顧客は“メンテナンスが必要である“と判断ができる。以降、メンテナンスが行われるまで、電源が投入できる環境であればいつでもそのカートリッジを識別できる。
【0037】
上記(1)〜(4)の管理は、個々に行うこともできるが、一括して管理するのが良い。この場合の実施例として、図5のフローチャート及び図6のテーブルにより、「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」に関する情報の、生成、表示、警告の動作を説明する。
【0038】
最初に、メンテナンス要因(A〜X)と、各メンテナンス要因の警告回数等の警告条件を設定する(S502)。これらの設定は、電子部品組み立て機120のディスプレイ116を介して電子部品組み立て機120のオペレーターが行い、その設定値は、テープカートリッジの記憶素子23に記録される、また、記憶部126にも同じデータが保持される。
【0039】
テープカートリッジの記憶素子23に記録される保持メンテナンス要因(A〜X)と、各メンテナンス要因の警告条件の関係を与えるデータの一例を、図6のテーブルに示す。この例では、次のようなメンテナンス要因と警告条件が設定されている。
(1)「テープ送り動作」の回数
警告回数=10000回
これは、テープ送り動作の回数が、10000回に達したら、そのカートリッジの状態の如何にかかわらず、メンテナンス時期になったものとして警告を発するものである。
【0040】
(2)「段取り替え」の回数
例えば、カートリッジを単体で移動させた場合に発生する予期せぬ不具合を想定し、「段取り替え」の回数が20に達したら不具合の発生が高くなるとして、警告を発する。
【0041】
(3)「テープ送りの異常動作」の回数
これは、各カートリッジに備えられた検出手段によって検出される。「テープ送りの異常動作」の回数が20に達したら不具合の発生頻度が高いとして、警告を発する。
【0042】
(4)「吸着ミス」の回数
テープ送り量が不正確で部品が正規の吸着位置に正しく位置付けられていないとき、又は、潤滑油の不足による不規則なテープ送り動作によってパーツの飛び出しが発生したとき、等に生ずる現象であり、その検出は、電子部品組み立て機本体において、ノズルに部品が吸着しているか否かをセンサ等の検出手段で検出することによって行う。電子部品組み立て機本体は、吸着ミスを検出すると、その情報を吸着ミスの発生したカートリッジ100に送信する。そのカートリッジは通信ポート29によってこれを受信し、記憶素子23に記憶する。「吸着ミス」の回数が10に達したらそのカートリッジは不具合の発生が高くなるとして、警告を発する。
【0043】
(5)異常動作の相乗作用に基づく警告
上記異常動作あるいはその可能性を示すメンテナンス要因(2)〜(4)の個々検出項目は警告回数に到達しない状態であっても、特定のカートリッジにおいてこれら複数の検出項目がある程度の回数になること、換言すると種々の異常動作が頻発することは、そのカートリッジ100に何らかの異常性のある可能性があると考えられる。そこで、「(2)〜(4)の合計」のように、各検出項目の累計値が所定値に到達したときは、個別の値が警告回数に到達していなくてもそのカートリッジは不具合の発生が高くなるとして、メンテナンス時期の警告を発する。この例では、「(2)〜(4)の合計」が30に達したら不具合の発生が高くなるとして、警告を発する。
【0044】
なお、実施例では、単純にメンテナンス要因(2)〜(4)の合計としたが、各メンテナンス要因に重み付けをして、それらの累計値が所定値に達したか否かで判断するようにしても良い。また、メンテナンス要因(1)の「テープ送り動作の回数」のような経時的要素と、異常動作の要素とに夫々重み付けを行い、それらの累計値が所定値に達したか否かでそのカートリッジは不具合の発生が高くなると判断するようにしても良い。各検出項目と所定値の関係を予め関数で定義しておけば、カートリッジの種々の使用条件にも対処できる。
【0045】
図5のフローチャートに戻って、最初にカートリッジがセットされるとカウンタリセット部(SW)21によりリセット操作がなされることにより、記憶素子23に保持されたメンテナンス要因の各カウンタ値がリセットされる(S504)。次に、電子部品の巻装されたテープリール16がカートリッジ100に装填され、電子部品組み立て機110による部品組み立て作業が行われる。そして、部品組み立て作業中、カートリッジあるいは電子部品組み立て機本体により、検出項目の何れかからの動作もしくは異常が検出されたら、該当項目のカウントアップを行う(S506)。
【0046】
例えば、監視センサ8、19から発信されるテープ送り動作検出信号(又はテープ送り異常動作検出信号)、検出器17から発信されるカートリッジ脱着検出信号、部品実装機から送信される吸着ミス検出信号の何れかを受けて、CPU22は増加する検出項目を判断し、記憶素子23に追記する。このカウントアップは、テープリール16が順次新たなものに交換されカートリッジ100に装填されても、継続して行われる。
【0047】
次に、各カウント値と各メンテナンス要因の警告条件として設定された所定値とを比較し(S508)、いずれかが所定値に達したらそのカートリッジは不具合の発生が高くなるとして、メンテナンス時期の警告を行う(S510)。すなわち、検出項目が警告回数に到達したときにカートリッジの表示器20を点灯させ、メンテナンスの必要なカートリッジをユーザーに知らせる。各カウント値が所定値に達していなくても、異常動作の相乗作用に基づく警告条件として設定された所定値とを比較し(S512)、いずれかが所定値に達したら表示器20を点灯させることでメンテナンス時期の警告を行う(S510)。いずれも所定値に達していなければ、該当項目のカウントアップの処理に戻る(S506)。
【0048】
さらに、メンテナンス原因を表示する(S514)。すなわち、電子部品組み立て機のオペレータが入力部(タッチパネル)を操作して、メンテナンス原因の表示を求めると、カートリッジ100のメモリ23からメンテナンスが必要となった原因(検出項目)を読み出して、表示部のディスプレイ116に表示する。これにより、ユーザーはメンテナンスが必要となった原因を知るとともに、原因別に具体的なメンテナンス作業が記載されたマニュアル本を見る等により、カートリッジのメンテナンス作業を行う(S516)。
【0049】
上記カートリッジのメンテナンス作業(S516)を行う場合の具体例を、以下において説明する。
(1)「テープ送り動作」が原因のとき
テープ化電子部品を送り動作させた場合、テープ部の削れ等による、塵、埃、がカートリッジ内部に堆積、動作機構部に付着し動作に支障をきたす。動作回数に比例した塵、埃が堆積するので、定期的に塵、埃の除去メンテナンスが必要である。動作回数が多い程、潤滑油の消耗が激しく、機械的摩擦抵抗の増加が考えられる。定期的なグリスアップ等のメンテナンスが必要である。
【0050】
(2)「段取り替え」が原因のとき
段取り替え時のカートリッジの挿抜時、電極部が摩耗する。頻繁に段取り替えを行う環境の場合、カートリッジの電極部の交換が必要になる。定期的に電極部の目視チェックを行い必要に応じて部品交換のメンテナンスが必要である。段取り替えが頻繁に行われると、作業者の扱い次第で、“ぶつける”、“落とす”が考えられる。この場合、実際の動作には影響ない微小な動作精度の狂いが発生する。この微小な狂いが部品送り動作に支障を来す前にメンテナンスを行い、その狂いを修正させる必要がある。
【0051】
(3)「テープ送りの異常動作」
ラチェット18、リンク棒24等のテープ送り駆動機構部に異常がある可能性が高いので、その部分のメンテナンスを行う。
【0052】
(4)「吸着ミス」が原因のとき
テープのピッチ送りが適正でないと吸着ミスの原因になるので、テープ送り駆動機構部のメンテナンスは必要。また、フィルム25の巻き取り動作が適正でないと、部品がポケット内で立ち上がって吸着不良を引き起こすことがあるので、フィルムの巻き取り駆動部のメンテナンスも必要である。
【0053】
なお、マニュアル本に記載された情報をメーカーから電子データとして提供してもらい、メンテナンス原因と必要な作業内容の関係を示すサポート情報として、予め、制御部の記憶部126等に記録しておき、オペレータからの要求に応じてこのサポート情報をディスプレイに表示するようにしても良い。この場合、メンテナンスの原因はわかっているので、原因に応じて必要なサポート情報を自動的に読み出して表示させても良い。
【0054】
次に、そのカートリッジは再使用可能か判断する(S518)。これは、マニュアル本等を見て、あるいは、上記サポート情報に基づき、ユーザー(オペレータ)が判断する。ユーザーは、そのカートリッジのメンテナンス履歴やカートリッジ使用開始時点からの各項目の累計値を参考にして、カートリッジの廃棄処分の可否を判断する。例えば、メンテナンス時期の警告が頻繁になされるようになったものや、各項目の累計値がかなり大きくなっているものなどは、廃棄処分の対象になる。各項目の累計値等を基にして制御部が、廃棄処分を提案するように構成しても良い。
【0055】
カートリッジが再使用可能な場合、メンテナンス作業が終わった後、ユーザーは、部品実装機の入力部を介してカートリッジの記憶部にメンテナンス履歴情報を書き込む(S520)。この履歴情報は、図6に示すように、作業の日時や、原因、作業者のIDなどからなる。また、各カートリッジの使用開始時点からの各項目のカウントアップ値の累計も記録される。これらは、後のメンテナンス作業の適格性やカートリッジの廃棄時期の判断に利用できる。すなわち、作業者は必要に応じていつでもそのカートリッジを識別できるので、正確な情報に基づき的確なメンテナンスが可能である。なお、カートリッジを支持してメンテナンス作業を行うメンテナンス用のカートリッジ支持台に、メンテナンス履歴情報を入力する入力部と入力した情報をカートリッジの送受信部29に対して送信する通信ポートを設けるようにして、カートリッジ支持台で行われたメンテナンス作業の終了後に、カートリッジ支持台からメンテナンス履歴情報を入力して書込み記憶部23に書き込めるようにしてもよい。
【0056】
ユーザーは、カートリッジをメンテナンスした場合、制御基板15にある1BitスライドSW21を反対側に設定させ、カートリッジに電源を再投入させる。CPU22は“以前のスライドSW21の状態”を記憶するシステムがあり、現在と以前の設定が違うと判断した場合、カウント数をリセット(クリア)する(S504)。
【0057】
すなわち、メンテナンス完了後にユーザーがカウンタリセット部(SW)21を操作した場合、メンテナンス作業に対応したいずれかの項目のカウンタ値がリセットされる。これは、メンテナンス履歴の書込みに連動して自動的にSWがリセットされるようにしても良い。メンテナンス作業に対応しない項目のカウンタ値については、引き続き前の値が保持される。
【0058】
一方、カートリッジが再使用不可能な場合、廃棄処分がなされる(S520)。制御部の記憶部126には、カートリッジの廃棄に関する情報も記録される。
【0059】
このように、作業者は必要に応じていつでもそのカートリッジを識別できるので、正確な情報に基づき的確なメンテナンスが可能である。
【0060】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、電子部品組み立て機に搭載され部品供給を行うためのカートリッジ自体が、自己の稼動数、段取り替えの行なわれた回数、自己判断動作不良率、他装置判断の動作不良率等を管理し、自らの判断で、あるいは電子部品組み立て機と連動して、メンテナンスの時期に達したことを表示する。そのため、ユーザーは特別の装置やシステム、あるいは手間無しで、「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」の必要性を的確に判断でき、カートリッジを高品質に保つ事が可能になる。これにより、ユーザーは、電子部品組み立て作業を、高効率でかつ信頼性の高いものとすることが出来る。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品組み立て機に搭載され部品供給を行うためのカートリッジに対して、メンテナンスの原因に関する複数の要因を検知して、メンテナンスが必要とされることを警告することができるので、単に、ユーザにメンテナンス作業を促すだけではなく、その原因に応じた適切なメンテナンス作業を行わせることが可能となり、信頼性の高い電子部品組み立て作業を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例が適用される電子部品組み立て機の要部を示す外観図である。
【図2】本発明の一実施例になるテープ化電子部品送り装置(カートリッジ)の側面図である。
【図3】図1の電子部品組み立て機における制御装置の機能を示すブロック図である。
【図4】図2のカートリッジに設けられた制御装置の機能を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例による「定期的なメンテナンス」と「必要に応じたメンテナンス」に関する情報の、生成、表示、警告の動作を説明するフローチャートである。
【図6】テープカートリッジの記憶素子に記録される保持メンテナンス要因(A〜X)と、各メンテナンス要因の警告条件の関係等を与えるデータの一例を示すテーブルである。
【符号の説明】
1…吸着位置、2…スプロケット、5…テープ送り駆動部(第1のモーター)、7…フィルム回収駆動部(第2のモーター)、8…フィルム回収駆動監視部(テンション監視センサ)、10…テープ送り監視部、12…フィルム巻き取りギヤ、13…フィルム収納箱、15…制御基板、16…テープリール、17…脱着検出部、18…ラチェット、19…テープ送り駆動監視部(リンク棒動作監視センサ)、20…表示器、21…カウンタリセット部(スライドSW)、22…演算処理部(CPU)、23…記憶部、24…リンク棒、25…電子部品のフィルム、26…軸、27…テンションバー、28…カム、29…送受信部(通信ポート)、100…カートリッジ、110…電子部品組み立て機、111…Xレール、112…Yレール、113…基板搬送コンベア、114…基板、115…部品装着ヘッド、116…ディスプレイ、121…制御部、122…入力部、123…表示部、124…通信部、125…カートリッジ送受信部、126…記憶部、127…生産実行部
Claims (12)
- 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因に関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知する手段と、
該検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し出力する手段、
とを備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因に関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知する手段と、
該検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成する手段と、
前記メンテナンス要因及び前記メンテナンス時期の情報を記録する記憶装置、
とを備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因の少なくとも1つに関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知するために該テープ化電子部品送り装置自体に設けられた内部検知手段と、
前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因の少なくとも1つに関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知するために該テープ化電子部品送り装置の外に設けられた外部検知手段と、
前記内部検知手段及び前記外部検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成する手段と、
前記メンテナンス要因及び前記メンテナンス時期の情報を記録する書き換え可能な記憶装置、
とを備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して、定期的なメンテナンス要因と必要に応じたメンテナンス要因に関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知する手段と、
該検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関する前記定期的なメンテナンス及び前記必要に応じたメンテナンスの時期の情報を生成する手段と、
前記各メンテナンス要因及び前記メンテナンス時期の情報を記録するための記憶装置、
とを備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、
前記テープ化電子部品の送り回数と、前記テープ化電子部品の段取り替えを行った回数、及びカートリッジの送り動作が正常にできなかった回数及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成する手段と、
前記各回数及び前記メンテナンス時期の情報を記録する記憶装置、
とを備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うためのテープ化電子部品送り装置であって、
前記テープ化電子部品の送り回数、前記テープ化電子部品の段取り替えを行った回数、カートリッジの送り動作が正常にできなかった回数、及び吸着位置精度不良回数のいずれかが予め設定された所定値に達した時、または、前記複数の検出項目の累計値が所定値に到達したとき、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成する手段と、
前記各検出項目の値及び前記メンテナンスの履歴情報を記録する記憶装置、
とを備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載のテープ化電子部品送り装置であって、
テンション監視センサを含むフィルム回収駆動監視部と、テープ送り監視部と、テープ送り駆動監視部と、テープ脱着検出部とを備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載のテープ化電子部品送り装置であって、
メンテナンス作業の後、該メンテナンス作業に対応する前記検出項目の情報値をリセットするためのカウンタリセット部を備えたことを特徴とするテープ化電子部品送り装置。 - 搭載されたテープ化電子部品送り装置から電子部品供給を受ける電子部品組み立て機であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因の各々に関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知するための検知手段と、
前記検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し、出力する手段、
とを備えたことを特徴とする電子部品組み立て機。 - 搭載されたテープ化電子部品送り装置から電子部品供給を受ける電子部品組み立て機であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して予め設定された複数のメンテナンス要因の少なくとも1つに関して、該テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知するために該テープ化電子部品送り装置自体に設けられた内部検知手段と、
前記テープ化電子部品の吸着ミスを検知するために前記電子部品組み立て機に設けられた外部検知手段と、
前記内部検知手段及び前記外部検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し、出力する手段、
とを備えたことを特徴とする電子部品組み立て機。 - 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して、予め複数のメンテナンス要因及び該メンテナンス要因に基づく警告条件を設定し、
前記テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知し、
該検知手段により検知された情報及び予め設定された警告条件に基づいて、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し出力する、
ことを特徴とするテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法。 - 電子部品組み立て機に電子部品供給を行うテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法であって、
前記テープ化電子部品送り装置に関して、予め異常動作あるいはその可能性を示す複数のメンテナンス要因、及び該メンテナンス要因に基づく警告条件を設定し、
前記テープ化電子部品送り装置の動作状態を検知し、
該検知手段により検知された異常動作あるいはその可能性を示すメンテナンス要因の個々の検出項目が各々の警告回数に到達しない状態であって、かつ、前記複数の検出項目の累計値が所定値に到達したとき、前記テープ化電子部品送り装置に関するメンテナンス時期の情報を生成し出力する、
ことを特徴とするテープ化電子部品送り装置のメンテナンス時期の報告方法。
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