JP2004015020A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を検査する場合において基板の処理効率を向上させる基板処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】1階の処理部搬送経路25の始点に、基板Wを検査するとともに、インデクサ1・熱処理部用搬送機構17・反射防止膜形成処理用搬送機構18間で受け渡しを行うために載置された基板Wを検査するための検査部Tを配設する。処理部搬送経路25の終点にも同様の検査部Tを、2階の処理部搬送経路の始点および終点にも検査部Tをそれぞれ配設する。これによって、基板処理の前、または基板処理が終了した直後の基板Wの状態を検査することができるとともに、始点あるいは終点に検査部Tを備えているので、検査の対象となる基板Wと、他の基板Wとの干渉による基板Wの待ち時間を低減させることができる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板、液晶表示器のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、光ディスク用の基板(以下、単に基板と称する)に対して処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような基板処理装置は、例えば、フォトレジスト膜を基板に塗布形成して、塗布されたその基板に対して露光処理を行い、さらに露光処理後の基板を現像するフォトリソグラフィ工程に用いられている。
これを図19の平面図に示し、以下に説明する。この基板処理装置は、未処理の複数枚(例えば25枚)の基板W、または後述する処理部104での処理が完了した処理済の基板Wが収納されるカセットCが複数個載置されるカセット載置台102と、この各カセットCの前を水平移動し、各カセットC・処理部104間で基板Wの受け渡しを行う搬送機構108aとを備えたインデクサ103と、複数の処理部104と、複数の処理部104間で基板Wを搬送する経路である基板搬送経路105と、処理部104および外部処理装置107間で基板Wの受け渡しを中継するインターフェイス106とから構成されている。
【0003】
インデクサ103は、カセット載置台102に置かれたカセットCから未処理の基板を順に取り出して処理部104に払い出す一方、処理済の基板を処理部104から受け取って、所定のカセットCに処理済基板を順に収納するように構成されている。
【0004】
インターフェイス106は、処理部104と外部処理装置107とを連結する。基板処理装置が、上述したレジスト塗布および現像処理を行う装置の場合、この外部処理装置107は、基板Wの露光処理を行う露光装置となる。
【0005】
また、基板搬送経路105上を搬送する搬送機構108bと、インターフェイス106の搬送経路上を搬送する搬送機構108cとがそれぞれ配設されている。その他に、インデクサ103と基板搬送経路105との連結部には載置台109a、基板搬送経路105とインターフェイス106との連結部には載置台109bがそれぞれ配設されている。
【0006】
上述した基板処理装置において、以下の手順で基板処理が行われる。未処理の基板Wを収納したカセットCをカセット載置台102に載置して、このカセットCから1枚の基板を搬送機構108aが取り出して、搬送機構108bに基板Wを渡すために、載置台109aまで搬送する。搬送機構108bは、載置台109aに載置された基板Wを受け取った後、各処理部104内で所定の処理(例えば、レジスト塗布などの処理)をそれぞれ行うために、それらの処理部104に基板Wをそれぞれ搬入する。所定の各処理がそれぞれ終了すると、搬送機構108bはそれらの処理部104から基板Wをそれぞれ搬出して、次の処理を行うために別の処理部104に基板Wを搬入する。
【0007】
露光前の一連の処理が終了すると、搬送機構108bは、搬送機構108cに基板Wを渡すために、載置部109bまで搬送する。搬送機構108cは、載置台109bに載置された基板Wを受け取った後、外部処理装置107まで搬送する。外部処理装置107に搬入して、所定の処理(例えば、露光処理などの処理)が終了すると、搬送機構108cは外部処理装置109から基板Wを搬出して、載置部109bまで搬送する。後は、搬送機構108bによって各処理部104に基板Wが搬送され、露光後の一連の基板処理(例えば、加熱処理、冷却処理、現像処理)が行われ、カセット載置台102に置かれた所定のカセットCに処理済基板を順に収納して、一連の基板処理が終了する。
【0008】
このような一連の処理の途中での基板Wを検査するために、検査機(図示省略)が基板処理装置とは別に設けられており、基板処理装置から基板Wを搬出して、この検査機にまで搬送する。検査機として、例えば、フォトリソグラフィ工程で形成された配線パターンの線幅を検査するもの、露光の際の重ね合わせ精度を検査するもの、基板Wに付着するゴミの大きさや数を検査するもの、配線パターンの欠陥を検査するものなどがある。このような検査機は、光学顕微鏡などから構成されている。一連の処理の途中での基板Wを検査するには、検査する対象の処理に関する処理部104から搬出された基板Wを検査機に搬送することで行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の基板処理装置では、検査しながら処理を行うので処理効率が向上しない問題がある。
【0010】
上述したように基板処理装置と検査機とは互いに別体の装置であるので、基板の搬送時間などによって基板の処理時間が増大してしまう。そこで、基板処理装置に検査機を組み込むことが考えられる。しかしながら、基板処理の途中で検査機を設けているので、検査の対象となる基板と他の基板との干渉を避けるために、他の基板を待機させなければならない。その結果、基板の無駄な待ち時間が増えて、処理効率が向上し難くなる。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、基板を検査する場合において基板の処理効率を向上させる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、処理対象の基板を収納するカセットが載置されるカセット載置部を有し、前記カセットから未処理の基板を順に取り出して前記処理部へ払い出すとともに、処理された基板を処理部から受け取ってカセット内へ順に収納するインデクサを備えるとともに、基板を検査する第1の検査部を、前記インデクサまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備えることを特徴とするものである。
【0013】
〔作用・効果〕請求項1に記載の発明によれば、インデクサまたはこれに隣接する処理部のいずれかに、基板を検査する第1の検査部を備えているので、基板処理を行う前の基板の状態、または基板処理が終了した直後の基板の状態を検査することができる。従って、検査の対象となる基板と他の基板との干渉による基板の待ち時間を低減させることができる。また、第1の検査部が基板処理装置に組み込まれているので、検査のために基板を搬送する時間を低減させることができる。これによって、基板を検査する場合において基板の処理効率を向上させることができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、前記基板処理装置に連設される外部処理装置と前記処理部との間で基板の受け渡しを中継するインターフェイスを備えるとともに、基板を検査する第2の検査部を、前記インターフェイスまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備えることを特徴とするものである。
【0015】
〔作用・効果〕請求項2に記載の発明によれば、インターフェイスまたはこれに隣接する処理部のいずれかに、基板を検査する第2の検査部を備えているので、基板処理装置内の基板処理を行った後に外部処理装置による処理を行う前の基板の状態、または外部処理装置による処理を行った直後で基板処理装置内の基板処理を行う前の基板の状態を検査することができる。従って、検査の対象となる基板と他の基板との干渉による基板の待ち時間を低減させることができる。また、第2の検査部が基板処理装置に組み込まれているので、検査のために基板を搬送する時間を低減させることができる。これによって、基板を検査する場合において基板の処理効率を向上させることができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は、基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、処理対象の基板を収納するカセットが載置されるカセット載置部を有し、前記カセットから未処理の基板を順に取り出して前記処理部へ払い出すとともに、処理された基板を処理部から受け取ってカセット内へ順に収納するインデクサと、前記基板処理装置に連設される外部処理装置と前記処理部との間で基板の受け渡しを中継するインターフェイスとを備えるとともに、基板を検査する第1の検査部を、前記インデクサまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備え、基板を検査する第2の検査部を、前記インターフェイスまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備えることを特徴とするものである。
【0017】
〔作用・効果〕請求項3に記載の発明によれば、インデクサまたはこれに隣接する処理部のいずれかに、基板を検査する第1の検査部を備え、インターフェイスまたはこれに隣接する処理部のいずれかに、基板を検査する第2の検査部を備えているので、基板処理を行う前の基板の状態、または基板処理が終了した直後の基板の状態を第1の検査部が検査することができるとともに、基板処理装置内の基板処理を行った後に外部処理装置による処理を行う前の基板の状態、または外部処理装置による処理を行った直後で基板処理装置内の基板処理を行う前の基板の状態を第2の検査部が検査することができる。従って、検査の対象となる基板と他の基板との干渉による基板の待ち時間を低減させることができる。また、第1,第2の検査部が基板処理装置に組み込まれているので、検査のために基板を搬送する時間を低減させることができる。これによって、基板を検査する場合において基板の処理効率を向上させることができる。
【0018】
このような請求項1または請求項3に記載の発明に係る基板処理装置の場合において、すなわち、インデクサを備えている基板処理装置の場合において、下記のように構成するのが好ましい。すなわち、インデクサとこれに隣接する処理部との間で基板の受け渡しを行うために基板を載置する第1の載置部を備え、第1の検査部は、第1の載置部に載置された基板を検査する(請求項4に記載の発明)。この場合、インデクサとこれに隣接する処理部との間で基板の受け渡しを行う際に、第1の載置部に載置された基板を第1の検査部が検査するので、基板の受け渡しを行いつつ検査を行うことができ、基板の処理効率をより向上させることができる。
【0019】
同様に、請求項2または請求項3に記載の発明に係る基板処理装置の場合においても、すなわち、インターフェイスを備えている基板処理装置の場合においても、下記のように構成するのが好ましい。すなわち、インターフェイスとこれに隣接する処理部との間で基板の受け渡しを行うために基板を載置する第2の載置部を備え、第2の検査部は、第2の載置部に載置された基板を検査する(請求項5に記載の発明)。この場合、インターフェイスとこれに隣接する処理部との間で基板の受け渡しを行う際に、第2の載置部に載置された基板を第2の検査部が検査するので、基板の受け渡しを行いつつ検査を行うことができ、基板の処理効率をより向上させることができる。
【0020】
請求項4または請求項5に記載の基板処理装置のように基板の受け渡しを行いつつ検査を行う場合、基板の処理効率をより一層向上させる点において、下記のように構成するのがより好ましい。すなわち、インデクサまたはインターフェイスと各処理部との間で受け渡される複数枚の基板のうち、検査の対象となる基板については、第1または第2の検査部で検査するために、第1または第2の載置部を介して受け渡しを行い、残りの基板については、検査せずにバイパス用の通過部を介して受け渡しを行う(請求項6に記載の発明)のがより好ましい。この場合、検査の対象となる基板以外の基板については、検査せずにバイパス用の通過部を介して、インデクサまたはインターフェイスと各処理部との間での基板の受け渡しが行われるので、検査の対象となる基板を検査している間に、残りの基板の受け渡しを行うことができ、処理効率をより一層向上させることができる。
【0021】
また、装置を設置する床面積(フットプリント)を低減させるために、上下に階層構造で配設された処理部を有する基板処理装置についても、下記の請求項7に記載の基板処理装置のように適用することができる。
すなわち、請求項7に記載の発明は、基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、前記処理部間で基板を搬送する経路である一連の基板搬送経路が、上下に階層構造で配設されており、各階の基板搬送経路の始点あるいは終点に基板を検査する第3の検査部を備えることを特徴とするものである。
【0022】
〔作用・効果〕請求項7に記載の発明によれば、処理部間で基板を搬送する経路である一連の基板搬送経路が、上下に階層構造で配設されており、各階の基板搬送経路の始点あるいは終点に基板を検査する第3の検査部を備えているので、各階の基板搬送経路の始点に位置する基板の状態、すなわち基板処理を行う前の基板の状態を検査することができる、あるいは各階の基板搬送経路の終点に位置する基板の状態、すなわち基板処理が終了した直後の基板の状態を検査することができる。また、基板搬送経路の始点あるいは終点に第3の検査部を備えているので、基板搬送経路の途中で検査する場合と比較して、検査の対象となる基板と他の基板との干渉による基板の待ち時間を低減させることができる。また、第3の検査部が基板処理装置に組み込まれているので、検査のために基板を搬送する時間を低減させることができる。これによって、基板を検査する場合において基板の処理効率を向上させることができる。
【0023】
請求項7に記載の発明も、請求項1〜3に記載の発明と同様に、基板の処理効率をより向上させるために、処理対象の基板を収納するカセットが載置されるカセット載置部を有し、カセットから未処理の基板を順に取り出して処理部へ払い出すとともに、処理された基板を処理部から受け取ってカセット内へ順に収納するインデクサを備えるとともに、インデクサと処理部との間で基板の受け渡しを行うために、基板を載置する第3の載置部を基板搬送経路の始点あるいは終点に備え、第3の検査部は、第3の載置部に載置された基板を検査する(請求項8に記載の発明)のが好ましく、基板搬送経路の始点あるいは終点に隣接する処理部と、基板処理装置に連設される外部処理装置との間で基板の受け渡しを中継するインターフェイスを備えるとともに、インターフェイスと処理部との間で基板の受け渡しを行うために、基板を載置する第4の載置部を基板搬送経路の始点あるいは終点に備え、第3の検査部は、第4の載置部に載置された基板を検査する(請求項9に記載の発明)のが好ましい。
【0024】
請求項8の場合には、インデクサと処理部との間での基板の受け渡しを、基板搬送経路の始点あるいは終点に備えられた第3の載置部で行いつつ、第3の検査部で検査を行うことができ、請求項9の場合には、インターフェイスと処理部との間での基板の受け渡しを、基板搬送経路の始点あるいは終点に備えられた第4の載置部で行いつつ、第3の検査部で検査を行うことができる。
【0025】
請求項8または請求項9に記載の基板処理装置のように基板の受け渡しを行いつつ検査を行う場合も、請求項4または請求項5に記載の発明と同様に、基板の処理効率をより一層向上させる点において、下記のように構成するのがより好ましい。すなわち、インデクサまたはインターフェイスと、処理部との間で受け渡される複数枚の基板のうち、検査の対象となる基板については、第3の検査部で検査するために、第3または第4の載置部を介して受け渡しを行い、残りの基板については、検査せずにバイパス用の通過部を介して受け渡しを行う(請求項10に記載の発明)のがより好ましい。この場合、検査の対象となる基板を検査している間に、インデクサと処理部との間、またはインターフェイスと処理部との間における残りの基板の受け渡しを行うことができる。
【0026】
また、基板の処理枚数に応じた汎用性のある基板処理装置を実現するために、基板処理装置を、処理部をそれぞれ含む複数のユニットで構成し、それらのユニットを、基板の搬送方向に並べて配設する。このように構成することで、基板の処理枚数に応じてユニットを増減することができる。すなわち、処理枚数が増加する場合には、従来の基板処理装置にユニットを基板の搬送方向に並べて配設してユニットを増やすことができる。また、処理枚数が減少する場合には、従来の基板処理装置からユニットを外してユニットを減らすことができる。このように、従来の基板処理装置を利用して、処理枚数に応じてユニットを増減することができるので、汎用性のある基板処理装置を実現することができる。
【0027】
このようなユニットで構成された基板処理装置についても、本発明の請求項1から請求項10のいずれかに記載の基板処理装置を適用することができる。すなわち、第1,第2,および第3の検査部の少なくともいずれか1つの検査部を含む検査ユニットを備え、検査ユニットを、基板の搬送方向に処理部に対して並べて配設する(請求項11に記載の発明)。このように構成することで、検査が必要でない場合には、検査ユニットを従来の基板処理装置から外すことができ、検査が必要である場合には、検査ユニットを従来の基板処理装置に増設することができる。その結果、汎用性のある基板処理装置を実現することができる。
【0028】
なお、本明細書は、基板処理装置を用いた基板処理方法に係る発明も開示している。
【0029】
(1)請求項1に記載の基板処理装置を用いた基板処理方法であって、未処理の基板を、前記インデクサを介して、処理部に搬入し、各々の処理部で基板処理を行い、各々の処理部で処理されたその基板の合否を第1の検査部で行い、不合格と認定された基板を、前記インデクサを介して、処理部に再度搬入し、各々の処理部で基板処理を再度行うことを特徴とする基板処理方法。
【0030】
〔作用・効果〕上記の発明によれば、各々の処理部で処理された基板の合否を第1の検査部が行い、不合格と認定された基板を、インデクサを介して、処理部に再度搬入して、基板処理を再度行っているので、不合格と認定された基板でも再度の基板処理(リワーク)を即座に行うことができる。
【0031】
(2)請求項3に記載の基板処理装置に用いられる基板処理方法であって、未処理の基板を、前記インデクサを介して、処理部に搬入し、各々の処理部で基板処理を行い、各々の処理部で処理されたその基板を、前記インターフェイスを介して、前記外部処理装置に渡して外部処理装置による処理を行い、外部処理装置によって処理されたその基板を、前記インターフェイスを介して、処理部に搬入し、各々の処理部で基板処理を行い、各々の処理部で処理されたその基板の合否を第1の検査部で行い、不合格と認定された基板を、前記インデクサを介して、処理部に再度搬入し、各々の処理部で基板処理を再度行うことを特徴とすることを特徴とする基板処理方法。
【0032】
〔作用・効果〕上記の発明によれば、外部処理装置を含む各々の処理部で処理された基板の合否を第1の検査部が行い、不合格と認定された基板を、インデクサを介して、処理部に再度搬入して、基板処理を再度行っているので、不合格と認定された基板でも再度の基板処理(リワーク)を即座に行うことができる。
【0033】
(3)請求項8に記載の基板処理装置を用いた基板処理方法であって、未処理の基板を、前記インデクサを介して、基板搬送経路の始点に載置し、載置されたその基板を前記基板搬送経路に沿って搬送して、各々の処理部で基板処理を行い、各々の処理部で処理されたその基板を基板搬送経路の終点に載置し、載置されたその基板をインデクサに渡すために第3の載置部に載置し、載置されたその基板の合否を第3の検査部で行い、不合格と認定された基板を、前記インデクサを介して、基板搬送経路の始点に再度載置し、載置されたその基板を基板搬送経路に沿って再度搬送して、各々の処理部で基板処理を再度行うことを特徴とする基板処理方法。
【0034】
〔作用・効果〕上記の発明によれば、各々の処理部で処理された基板の合否を第3の検査部が行い、不合格と認定された基板を、インデクサを介して、基板搬送経路の始点に再度載置し、載置されたその基板を基板搬送経路に沿って再度搬送して、基板処理を再度行っているので、不合格と認定された基板でも再度の基板処理(リワーク)を即座に行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1は、実施例に係る基板処理装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は、基板処理装置の1階を平面視したときのブロック図であり、図3は、基板処理装置の2階を平面視したときのブロック図である。なお、紙面の都合上、図1では基板を多段に収納したカセットを載置するカセット載置台の図示を省略する。また、図2,図3については、後述する上下に階層構造で配設された熱処理部やインターフェイス用載置台などについては展開平面図で表す。なお、説明の都合上、図2,図3の各図に記載した後述するインデクサやインターフェイスは、本実施例装置にそれぞれが1つ備えられたものであり、各階に設けられたものでないことに留意されたい。また、本実施例では、フォトリソグラフィ工程において基板を回転させながらレジスト塗布を行うスピンコータ、およびレジスト塗布されて、さらに露光処理が行われた基板を回転させながら現像処理を行うスピンデベロッパを例に採って、基板処理を説明する。
【0036】
本実施例に係る基板処理装置は、図1〜図3に示すように、インデクサ1とプロセスユニット3とインターフェイス4とから構成されている。本実施例の場合には、インターフェイス4は、レジスト塗布および現像処理などを行うプロセスユニット3と、基板の露光処理を行う外部処理装置としての露光装置(例えば、ステップ露光を行うステッパなど)とを連結する。
【0037】
次に、インデクサ1の具体的構成について説明する。インデクサ1は、図1〜図3に示すように、カセット載置台2とインデクサ用搬送経路7とインデクサ用搬送機構8とから構成されている。カセット載置台2は、複数枚(例えば25枚)の未処理の基板Wまたは処理済の基板Wを収納したカセットCが複数個(図2,図3では4個)載置可能に構成されている。また、搬送経路7は、複数個のカセットCが載置されるカセット載置台2に沿って水平方向に形成されている。搬送機構8は、昇降移動および搬送経路7上を水平移動することで、カセット載置台2上のカセットCとプロセスユニット3との間で基板Wの受け渡しを行うことができるように構成されている。さらに具体的に説明すると、搬送機構8は、カセット載置台2に載置されたカセットCから未処理の基板Wを順に取り出してプロセスユニット3に払い出す一方、処理済の基板Wをプロセスユニット3から受け取って、カセット載置台6に置かれた所定のカセットCに処理済の基板Wを順に収納する。このカセット載置台2は、本発明におけるカセット載置部に相当する。
【0038】
次に、インデクサ用搬送機構8の具体的構成について、図4を参照して説明する。搬送機構8は、図4(a)の平面図、および図4(b)の右側面図に示すように、インデクサ用搬送経路7の方向(y方向)である矢印RAの方向にアーム基台8aを水平移動させるy軸移動機構8bと、矢印RBの方向(z方向)にアーム基台8aを昇降移動させるz軸昇降機構8cと、z軸周り(矢印RCの方向)にアーム基台8aを回転させる回転駆動機構8dとを備えている。このアーム基台8aには基板Wを保持するアーム8eが備えられており、このアーム8eは、回転半径方向(矢印RDの方向)に進退移動可能に構成されている。
【0039】
y軸移動機構8bは、図4(a)に示すように、螺軸8fと、この螺軸8fを軸心周りに回転させるモータ8gとを備えており、この螺軸8fには上述したz軸昇降機構8cの基部が螺合されている。モータ8gの回転によって、螺軸8fに取り付けられたz軸昇降機構8cが水平方向に移動する。
【0040】
z軸昇降機構8cは、図4(b)に示すように、y軸移動機構8bと同じく、螺軸8hと、この螺軸8hを軸心周りに回転させるモータ8iとを備えており、この螺軸8hには上述した回転駆動機構8dの基部が螺合されている。モータ8iの回転によって、螺軸8hに取り付けられた回転駆動機構8dが昇降移動する。
【0041】
回転駆動機構8dは、図4(b)に示すように、上述したアーム基台8aと、このアーム基台8aを軸心周りに回転させるモータ8jと、アーム基台8aとモータ8jとを支持する支持部材8kとを備えている。モータ8jの回転によって、アーム基台8aがアーム8eとともに水平面内で回転する。
【0042】
このように構成されることで、アーム基台8aのアーム8eに保持された基板Wは、カセット載置台2に沿った水平移動,昇降移動,水平面内の回転移動,水平面内の進退移動がそれぞれ可能となる。
【0043】
図1〜図3に戻って、プロセスユニット3の具体的構成について説明する。プロセスユニット3は、図2,図3に示すように、インデクサ1側から順に配置された第1の処理ユニット9,第2の処理ユニット10,第3の処理ユニット11から構成されている。
【0044】
また、上述した第1〜第3の処理ユニット9〜11は、1階から2階にわたって貫くようにそれぞれ配置されている。第1の処理ユニット9の1階には、図2に示すように、基板W上に形成されたフォトレジスト膜からの光の反射を防止するために下地用の反射防止膜(Bottom Anti−Reflective Coating)を基板Wに塗布形成するスピンコータ(Spin Coater)(図2中に符号『SC』で示す)や熱処理部などを含む反射防止膜形成用セル12が配設されている。第2の処理ユニット10の1階には、基板Wを回転させながらフォトレジスト膜を基板Wに塗布形成するスピンコータや熱処理部などを含むレジスト膜形成用セル13が配設されている。第3の処理ユニット11の1階には露光処理後の基板Wを加熱する(Post Exposure Bake)(図3中に符号『PEB』で示す)ための露光後加熱用セル14が配設されている。
【0045】
一方、第1の処理ユニット9の2階には、図3に示すように、露光処理後の基板Wを回転させながら現像処理を行うスピンデベロッパ(Spin Developer)(図3中に符号『SD』で示す)や熱処理部などを含む現像用セル15Aが配設されている。第2の処理ユニット10の2階には、第1の処理ユニット9と同様の現像用セル15Bが配設されている。第3の処理ユニット11の2階には、同ユニット11の1階と同様の露光後加熱用セル14が配設されている。
【0046】
以上のように、反射防止膜形成用セル12とインデクサ1側にある現像用セル15Aとで第1の処理ユニット9を、レジスト膜形成用セル13とインターフェイス4側にある現像用セル15Bとで第2の処理ユニット10を、1階および2階に設けられた2つの露光後加熱用セル14で第3の処理ユニット11を、それぞれ構成している。
【0047】
次に、反射防止膜形成用セル12の具体的構成について説明する。反射防止膜形成用セル12は、図2に示すように、3つの熱処理部16A,16B,16Cと、これらの熱処理部16A,16B,16C間で基板Wの受け渡しを行う熱処理部用搬送機構17と、反射防止膜を基板Wにそれぞれ塗布する2つのスピンコータSCと、熱処理部16Aおよび2つのスピンコータSC間で基板Wの受け渡しを行う反射防止膜形成処理用搬送機構18とから構成されている。
【0048】
3つの熱処理部16A,16B,16Cは、図2に示すように、熱処理部用搬送機構17に対向するように、その周囲の3箇所に配設されており、各々の熱処理部16A,16B,16Cは上下に階層構造でそれぞれ配設されている。
【0049】
インデクサ1に隣接して配設されている熱処理部16Aは、加熱された基板Wを冷却して常温に保つための2つの冷却部(図2,図3中に符号『CP』で示す),基板Wとフォトレジスト膜との密着性を向上させるための処理を行う3つのアドヒージョン(Adhesion)処理部(図2,図3中に符号『AHL』で示す),熱処理および検査を行わずに基板Wを載置して基板Wを受け渡すための基板載置部(図2,図3中に符号『Pass』で示す),検査部Tを下から順に積層することで構成されている。なお、アドヒージョン処理では、HMDS〔(CHSiNHSi(CH〕を蒸気状にしてレジスト塗布前の基板Wを処理する。
【0050】
この熱処理部16Aは、基板載置部Pass、アドヒージョン処理部AHL、冷却部CPを使って、インデクサ1にあるインデクサ用搬送機構8と、熱処理部用搬送機構17と、反射防止膜形成処理用搬送機構18との間で基板Wを受け渡す機能をも備えている。すなわち、インデクサ用搬送機構8と熱処理部用搬送機構17とは、基板載置部Passを介して受け渡しを行う構成となっており、基板載置部Passには、インデクサ用搬送機構8と熱処理部用搬送機構17とに対峙する面にのみそれぞれの搬送機構が進入することができるように開口部16aが形成されている。また、熱処理部用搬送機構17と反射防止膜形成処理用搬送機構18とは、冷却部CPを介して受け渡しを行う構成となっており、冷却部CPには、熱処理部用搬送機構17と反射防止膜形成処理用搬送機構18とに対峙する面にのみそれぞれの搬送機構が進入することができるように開口部16aが形成されている。なお、アドヒージョン処理部AHLは、熱処理部用搬送機構17としか基板Wの受け渡しを行わないので、熱処理部用搬送機構17が進入することができるように熱処理部用搬送機構17に対峙した面にのみ開口部16aが形成されている。
【0051】
この熱処理部16A内の基板載置部Passおよび後述する現像用セル15Aでの熱処理部16F内の基板載置部Passと,熱処理部16A内の検査部Tおよび現像用セル15Aでの熱処理部16F内の検査部Tとは、本発明における第3の載置部に、後述するインターフェイス用載置台30内の基板載置部Passと,インターフェイス用載置台30内の検査部Tとは、本発明における第4の載置部に、熱処理部16A内の検査部T,現像用セル15Aでの熱処理部16F内の検査部T,およびインターフェイス用載置台30内の検査部Tは、本発明における第3の検査部に、熱処理部16A内の基板載置部Pass,現像用セル15Aでの熱処理部16F内の基板載置部Pass,およびインターフェイス用載置台30内の基板載置部Passは、本発明におけるバイパス用の通過部にそれぞれ相当する。
【0052】
また、検査部Tは、例えば光学顕微鏡などから構成されており、熱処理部16A内の検査部Tは、基板Wに付着するゴミの大きさや数を検査する機構で、後述するインターフェイス用載置台30内の検査部Tは、露光の際の重ね合わせ精度を検査する機構で、同じく後述する現像用セル15Aでの熱処理部16F内の検査部Tは、配線パターンの欠陥を検査する機構で、それぞれ構成される。
【0053】
熱処理部16Bには、熱処理部用搬送機構17に面して開口部16a(図1参照)が、それぞれ各層に設けられている。そして、熱処理部用搬送機構17は、この開口部16aを介して、熱処理部16Bに基板Wを搬入して、熱処理部16Bから基板Wを搬出する。また、基板Wを加熱するための7つの加熱部(図2,図3中に符号『HP』で示す)を下から順に積層することで、熱処理部16Bは構成されている。
【0054】
熱処理部16Cは、反射防止膜形成用セル12とレジスト膜形成用セル13とにまたがって配設されている。このように配設されることで、反射防止膜形成用セル12以外にレジスト膜形成用セル13も、この熱処理部16Cを共用している。この熱処理部16Cは、熱処理部16Aと同様の3つの冷却部CP,熱処理部16Bと同様の3つの加熱部HP,熱処理部16Aと同様の基板載置部Passを下から順に積層することで構成されている。
【0055】
このうち、本実施形態の構成においては、3つのCPは、必要に応じて反射防止膜形成用セル12用として用いられ、3つの加熱部HPは、レジスト膜形成用セル13用として用いられる。この熱処理部16Cの基板載置部Passには、熱処理部用搬送機構17と後述するレジスト膜形成用セル13内に配置された熱処理部用搬送機構19との間で基板Wの受け渡しが可能なように、それぞれ熱処理部用搬送機構17および熱処理部用搬送機構19に対峙した面にのみ開口部16aが形成されている。熱処理部16Cを構成する3つの冷却部CPには、熱処理部用搬送機構17のみ基板Wの受け渡しが可能なように、熱処理部用搬送機構17に対峙する面にのみ開口部16aが形成されている。同様に、熱処理部16Cを構成する3つの加熱部HPには、熱処理部用搬送機構19のみ基板Wの受け渡しが可能なように、熱処理部用搬送機構19に対峙する面にのみ開口部16aが形成されている。
【0056】
反射防止膜形成用セル12内のスピンコータSCは、上述したように基板Wを回転させながら反射防止膜形成処理を行うように構成されている。詳述すると、基板Wを保持して水平面内に回転させるスピンチャック,反射防止液を吐出するノズルなどから構成されている。このスピンチャックに保持されて回転している基板Wの中心に向けてノズルから反射防止液を吐出することで、基板Wの遠心力により反射防止膜が基板Wの中心から全面にわたって塗布形成される。
【0057】
熱処理部用搬送機構17と反射防止膜形成処理用搬送機構18と、後述する熱処理部用搬送機構19とレジスト膜形成処理用搬送機構20とエッジ露光用搬送機構21と熱処理部用搬送機構23と現像用搬送機構24とは同じ構成からなる。これらの搬送機構の具体的構成については後で説明する。
【0058】
次に、レジスト膜形成用セル13の具体的構成について説明する。レジスト膜形成用セル13は、図2に示すように、反射防止膜形成用セル12と同じく、3つの熱処理部16C,16D,16Eと、これらの熱処理部16C,16D,16E間で基板Wの受け渡しを行う熱処理部用搬送機構19と、フォトレジスト液を基板Wにそれぞれ塗布する2つのスピンコータSCと、熱処理部16Dおよび2つのスピンコータSC間で基板Wの受け渡しを行うレジスト膜形成処理用搬送機構20とから構成されている。
【0059】
反射防止膜形成用セル12と同じく、3つの熱処理部16C,16D,16Eは、図2に示すように、熱処理部用搬送機構19に対向するように、その周囲の3箇所に配設されており、各々の熱処理部16C,16D,16Eは上下に階層構造でそれぞれ配設されている。
【0060】
第3の処理ユニット11に隣接して配設されている熱処理部16Dは、6つの冷却部CP,基板載置部Passを下から順に積層することで構成されている。
【0061】
この熱処理部16Dは、基板載置部Passを通じて、熱処理部用搬送機構19と後述する露光後加熱用セル14内に配置されたエッジ露光用搬送機構21との間で基板Wの受け渡しを行う機能をも備えている。すなわち、熱処理部用搬送機構19とエッジ露光用搬送機構21とは、基板載置部Passを介して受け渡しを行う構成となっており、基板載置部Passには、熱処理部用搬送機構19とエッジ露光用搬送機構21とに対峙する面にのみそれぞれの搬送機構が進入することができるように開口部16aが形成されている。また、6つの冷却部CPには、それぞれ熱処理部用搬送機構19とレジスト膜形成処理用搬送機構20とに対峙する面にのみそれぞれの搬送機構が進入することができるように開口部16aが形成されている(図1参照)。
【0062】
熱処理部16Eには、熱処理部用搬送機構17に面して開口部16a(図1参照)が、それぞれ各層に設けられている。そして、熱処理部用搬送機構19は、この開口部16aを介して、熱処理部16Eに基板Wを搬入して、熱処理部16Eから基板Wを搬出する。反射防止膜形成用セル12内の熱処理部16Bとほぼ同じような構成で、4つの冷却部CP,3つの加熱部HPを下から順に積層することで、熱処理部16Eは構成されている。
【0063】
上述したように熱処理部16Cは、反射防止膜形成用セル12とレジスト膜形成用セル13とにまたがって配設されており、レジスト膜形成用セル13以外に反射防止膜形成用セル12も、この熱処理部16Cを共用している。つまり、熱処理部16Cは反射防止膜形成用セル12内の熱処理部16Cでもある。熱処理部16Cの構成については説明を省略する。
【0064】
レジスト膜形成用セル13内のスピンコータSCは、フォトレジスト液を吐出してフォトレジスト膜を塗布形成する以外には、反射防止膜形成用セル12内のスピンコータSCと同様の構成をしているので、レジスト膜形成用セル13内のスピンコータSCの説明を省略する。
【0065】
次に、1階部分の露光後加熱用セル14の具体的構成について説明する。露光後加熱用セル14の1階部分は、図2に示すように、露光処理前に基板Wの端縁(エッジ)部分を露光するエッジ露光処理(Edge Exposure Unit)をそれぞれ行うための2つのエッジ露光部(図2中に符号『EE』で示す)と、熱処理部16D,2つのエッジ露光部EE,およびインターフェイス4内の後述するインターフェイス用載置台30間で基板Wの受け渡しを行うエッジ露光用搬送機構21とから構成されている。
【0066】
2つのエッジ露光部EEは、図2に示すような位置で、それぞれが互いに上下に積層された状態で配設されている。他の熱処理部16と同様に、各エッジ露光部EEには、エッジ露光用搬送機構21に面して開口部16a(図1参照)がそれぞれ設けられている。そして、エッジ露光用搬送機構21は、この開口部16aを介して、エッジ露光部EEに基板Wを搬入して、エッジ露光部EEから基板Wを搬出する。
【0067】
次に、2階部分の露光後加熱用セル14の具体的構成について説明する。露光後加熱用セル14の2階部分は、図3に示すように、露光処理後の基板Wをそれぞれ加熱する8つの露光後加熱部(図3中に符号『PEB』で示す)と、4つの冷却部CPと、これらの露光後加熱部PEB,冷却部CP,インターフェイス4内の後述するインターフェイス用載置台30,および現像用セル15B内の後述する熱処理部16F間で基板Wの受け渡しを行う露光後加熱用搬送機構22とから構成されている。
【0068】
8つの露光後加熱部PEB,4つの冷却部CPのうち、それぞれ半数(2つの冷却部CP,4つの露光後加熱部PEB)が下から順に積層された状態で、図3に示すように、露光後加熱用搬送機構22に対向するように、それぞれが配設されている。各露光後加熱部PEB,冷却部CPには、露光後加熱用搬送機構22に面して開口部16a(図1参照)がそれぞれ設けられている。そして、露光後加熱用搬送機構22は、この開口部16aを介して、各露光後加熱部PEB,冷却部CPに基板Wを搬入して、各露光後加熱部PEB,冷却部CPから基板Wを搬出する。露光後加熱用搬送機構22の具体的構成についても後で説明する。
【0069】
次に、現像用セル15(15A,15B)の具体的構成について説明する。現像用セル15のうち、インターフェイス4側にある現像用セル15Bは、図3に示すように、3つの処理部16F、16G,16Hと、これらの熱処理部16F,16G,16H間で基板Wの受け渡しを行う熱処理部用搬送機構23と、露光処理後の基板Wを回転させながら現像処理をそれぞれ行う2つのスピンデベロッパSDと、熱処理部16Fおよび2つのスピンデベロッパSD間で基板Wの受け渡しを行う現像用搬送機構24とから構成されている。
【0070】
3つの熱処理部16F,16G,16Hは、図3に示すように、熱処理部用搬送機構23に対向するように、その周囲の3箇所に配設されており、熱処理部16F,16Gは上下に階層構造でそれぞれ配設されている。
【0071】
第3の処理ユニット11に隣接、すなわちインターフェイス4側に配設されている熱処理部16Fは、4つの冷却部CP,基板載置部Passを下から順に積層することで構成されている。
【0072】
この熱処理部16Fは、基板載置部Passを通じて、熱処理部用搬送機構23と露光後加熱用搬送機構22との間で基板Wを受け渡す機能をも備えている。すなわち、熱処理部用搬送機構23と露光後加熱用搬送機構22とは、基板載置部Passを介して受け渡しを行う構成となっており、基板載置部Passには、熱処理部用搬送機構23と露光後加熱用搬送機構22とに対峙する面にのみそれぞれの搬送機構が進入することができるように開口部16aが形成されている(図1参照)。また、4つのCPには、それぞれ熱処理部用搬送機構23と現像用搬送機構24とに対峙する面にのみそれぞれの搬送機構が進入することができるように開口部16aが形成されている(図1参照)。
【0073】
熱処理部16Gには、熱処理部用搬送機構23に面して開口部16a(図1参照)が、それぞれ各層に設けられている。そして、熱処理部用搬送機構23は、この開口部16aを介して、熱処理部16Gに基板Wを搬入して、熱処理部16Gから基板Wを搬出する。また、2つの冷却部CP,3つの加熱部HPを下から順に積層することで、熱処理部16Gは構成されている。
【0074】
熱処理部16Hは、現像用セル15A,15Bにまたがって配設されている。このように配設されることで、現像用セル15B以外に現像用セル15Aも、この熱処理部16Hを共用している。この熱処理部16Hは、2つの冷却部CP,2つの加熱部HP,1つの基板載置部Passを下から順に積層することで構成されている。
【0075】
このうち、本実施形態の構成においては、下から2段目の冷却部CPと下から4段目の加熱部HPとは、現像用セル15B用として用いられ、下から1段目の冷却部CPと下から3段目の加熱部HPとは、現像用セル15A用として用いられる。この熱処理部16Hの基板載置部Passには、熱処理部用搬送機構23と後述する現像用セル15A内に配置される熱処理部用搬送機構23との間で基板Wの受け渡しが可能なように、それぞれ熱処理部用搬送機構23,熱処理部用搬送機構23に対峙した面にのみ開口部16aが形成されている(図1参照)。熱処理部16Hを構成する現像用セル15Bとして用いられる冷却部CPと加熱部HPには、現像用セル15B内に配置された熱処理部用搬送機構23のみ基板Wの受け渡しが可能なように、熱処理部用搬送機構23に対峙する面にのみ開口部16aが形成されている。同様に、熱処理部16Hを構成する現像用セル15A用として用いられる冷却部CPと加熱部HPには、現像用セル15A内に配置された熱処理部用搬送機構23のみ基板Wの受け渡しが可能なように、熱処理部用搬送機構23に対峙する面にのみ開口部16aが形成されている。
【0076】
インデクサ1側にある現像用セル15Aは、それぞれの構成が現像用セル15Bに対して左右逆(yz平面に対して左右対称)に配設されていること、および現像用セル15A内の熱処理部16Fに検査部Tが配設されていること以外には、インターフェイス4側にある現像用セル15Bと同様の構成をしているので、現像用セル15Aの説明を省略する。なお、現像用セル15A内の熱処理部16Fは、検査部Tで基板Wを検査する機能を有するほか、冷却部CPにおいて、熱処理部用搬送機構23と現像用搬送機構24との間で基板Wを受け渡す機能を有するとともに、基板載置部Passにおいて熱処理部用搬送機構23とインデクサ用搬送機構8との間で基板Wを受け渡す機能をも果たす。すなわち、熱処理部16Fの冷却部CPは、熱処理部用搬送機構23と現像用搬送機構24とに対峙する面にのみ開口部16aが形成され、基板載置部Passには、熱処理部用搬送機構23とインデクサ用搬送機構8とに対峙する面にのみ開口部16aが形成されている。また、2つの現像用セル15(現像用セル15A,15B)を設けた理由は、一方の現像用セル15内にある2つのスピンデベロッパSDで基板Wがともに処理されているときに、露光後加熱処理後の別の基板Wを他方の現像用セル15内にあるスピンデベロッパSDで処理するためである。
【0077】
このように、プロセスユニット3は、反射防止膜形成用セル12と現像用セル15Aとからなる第1の処理ユニット9、レジスト膜形成用セル13と現像用セル15Bとからなる第2の処理ユニット10、2階部分の露光後加熱用セル14と1階部分の露光後加熱用セル14とからなる第3の処理ユニット11から構成されている。
【0078】
そして、1階部分に関しては、熱処理部用搬送機構17と熱処理部用搬送機構19とが、熱処理部16(16A〜16G)のうち、熱処理部16Cに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構17,19がその熱処理部16Cを共用し、熱処理部用搬送機構17と反射防止膜形成処理用搬送機構18とが、熱処理部16Aに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構17,18がその熱処理部16Aを共用し、熱処理部用搬送機構19とレジスト膜形成処理用搬送機構20とエッジ露光用搬送機構21とが、熱処理部16Dに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構19,20,21がその熱処理部16Dを共用する。つまり、これらの熱処理部16A,16C,16Dを介在させて、これらの搬送機構17〜21を並べて配設することで、各熱処理部16・スピンコータSC間で基板Wを搬送する経路である処理部搬送経路25を構成している。また、処理部搬送経路25は、図2中の矢印の方向で基板Wが受け渡されて搬送される。この処理部搬送経路25は、本発明における基板搬送経路に相当する。
【0079】
2階部分に関しては、現像用セル15A、および現像用セル15Bの各々の熱処理部用搬送機構23が、熱処理部16(16A〜16G)のうち、熱処理部16Hに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構23がその熱処理部16Hを共用し、露光後加熱用搬送機構22と現像用セル15B内の熱処理部用搬送機構23と現像用セル15B内の現像用搬送機構24とが、現像用セル15B内の熱処理部16Fに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構22〜24がその熱処理部16Fを共用し、現像用セル15A内の熱処理部用搬送機構23と現像用セル15A内の現像用搬送機構24とが、現像用セル15A内の熱処理部16Fに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構23,24がその熱処理部16Fを共用する。つまり、これらの熱処理部16F,16Hを介在させて、これらの搬送機構22〜24を並べて配設することで、各熱処理部16・スピンデベロッパSD間で基板Wを搬送する経路である処理部搬送経路26を構成している。また、処理部搬送経路26は、図3中の矢印の方向で基板Wが受け渡されて搬送される。この処理部搬送経路26も、本発明における基板搬送経路に相当する。
【0080】
つまり、処理部搬送経路25,26が、上下に2階の階層構造で配設されていることになる。また、1階の処理部搬送経路25および2階の処理部搬送経路26の一端側(図2,図3では左側)が、インデクサ1にそれぞれ連結されている。また、1階の処理部搬送経路25および2階の処理部搬送経路26の他端側(図2,図3では右側)が、インターフェイス4にそれぞれ連結されている。これらの処理部搬送経路25,26は、基板の搬送方向が互いに逆方向に設定されることにより、処理部搬送経路25は、基板Wが順方向(本実施例では、インデクサ1から出て行く方向)に搬送される行き専用経路を構成し、処理部搬送経路26は、基板Wが逆方向(本実施例では、インデクサ1に戻って行く方向)に搬送される帰り専用経路を構成している。
【0081】
また、行き専用経路である処理部搬送経路25の始点、すなわちインデクサ1に隣接する部分に、検査の対象となる基板Wを検査する熱処理部16Aの検査部T、残りの基板Wを検査せずに受け渡しを行う熱処理部16Aの基板載置部Passが配設されるとともに、処理部搬送経路25の終点、すなわちインターフェイス4に、検査の対象となる基板Wを検査するインターフェイス用載置台30の検査部T、残りの基板Wを検査せずに受け渡しを行うインターフェイス用載置台30の基板載置部Passが配設されることになる。
【0082】
また、帰り専用経路である処理部搬送経路26の始点、すなわちインターフェイス4に、検査の対象となる基板Wを検査するインターフェイス用載置台30の検査部T、残りの基板Wを検査せずに受け渡しを行うインターフェイス用載置台30の基板載置部Passが配設されるとともに、処理部搬送経路26の終点、すなわちインデクサ1に隣接する部分に、検査の対象となる基板Wを検査する熱処理部16Fの検査部T、残りの基板Wを検査せずに受け渡しを行う熱処理部16Fの基板載置部Passが配設されることになる。
【0083】
次に、搬送機構17〜21,23,24の具体的構成について、図5〜図7を参照して説明する。なお、上述したように、これらの搬送機構は同じ構成からなるので、熱処理部用搬送機構17のみについて説明する。熱処理部用搬送機構17は、図5(a)の平面図、および図5(b)の右側面図に示すように、z軸周り(矢印REの方向)にアーム基台17aを回転させる回転駆動機構17bと、アーム基台17aを矢印RFの方向(z方向)に昇降移動させるz軸昇降機構17cとを備えている。このアーム基台17aには基板Wを保持するアーム17dが備えられており、このアーム17dは、回転半径方向(矢印RGの方向)に進退移動可能に構成されている。
【0084】
インデクサ用搬送機構8の回転駆動機構8dと同様に、回転駆動機構17bは、図5(b)に示すように、アーム基台17aを回転させるモータ17eと、アーム基台17aとモータ17eとを支持する支持部材17fとを備えている。
【0085】
z軸昇降機構17cは、図5(b)に示すように、螺軸17gと、この螺軸17gを回転させるモータ17hとを備えており、この螺軸17gには上述した回転駆動機構17bの基部が螺合されている。モータ17hの回転によって、螺軸17gに取り付けられた回転駆動機構17bが昇降移動する。また、このz軸昇降機構17cは、装置基台上に立設固定されているので、インデクサ用搬送機構8のz軸昇降機構8cのように水平方向には移動しない。
【0086】
このように構成されることで、アーム基台17aのアーム17dに保持された基板Wは、水平面内での回転移動、昇降移動、および進退移動がそれぞれ可能となる。また、z軸昇降機構17cは、図6(a)に示すように、熱処理部16A,16B,16Cの3方向以外であるスピンコータSCの方向に面して固定される。これにより基板Wは、熱処理部用搬送機構17によって熱処理部16A,16B,16C間で受け渡される。
【0087】
熱処理部用搬送機構17と同様に、熱処理部用搬送機構19,熱処理部用搬送機構23のz軸昇降機構19c,23cについても、図6(a)に示すような方向、すなわち熱処理部用搬送機構19の場合はスピンコータSC、熱処理部用搬送機構23の場合はスピンデベロッパSDの方向に面して固定される。
【0088】
反射防止膜形成処理用搬送機構18,インデクサ1側にある現像用セル15A内の現像用搬送機構24のz軸昇降機構18c,24cについては、図6(b)に示すような方向、すなわちインデクサ1の方向に面して固定され、これにより基板Wは、これらの各搬送機構18,24によって,反射防止膜形成処理用搬送機構18の場合はスピンコータSCと熱処理部16Aとの間で、現像用搬送機構24の場合はスピンデベロッパSDと熱処理部16Fとの間でそれぞれ受け渡される。
【0089】
レジスト膜形成処理用搬送機構20,インターフェイス4側にある現像用セル15B内の現像用搬送機構24のz軸昇降機構20c,24cについては、図7(a)に示すような方向、すなわちインターフェイス4の方向に面して固定され、これにより基板Wは、これらの各搬送機構20,24によって,レジスト膜形成処理用搬送機構20の場合はスピンコータSCと熱処理部16Dとの間で、現像用搬送機構24の場合はスピンデベロッパSDと熱処理部16Fとの間でそれぞれ受け渡される。
【0090】
エッジ露光用搬送機構21のz軸昇降機構21cについては、図7(b)に示すように、熱処理部16D、エッジ露光部EE、およびインターフェイス用載置台30には面していない側に固定され、これにより基板Wは、エッジ露光用搬送機構21によって,熱処理部16Dとエッジ露光部EEとインターフェイス4内の後述するインターフェイス用載置台30との間で受け渡される。
【0091】
次に、露光後加熱用搬送機構22の具体的構成について、図8を参照して説明する。露光後加熱用搬送機構22は、図8(a)の平面図、図8(b)の側面図、および図8(c)の正面図に示すようにアーム基台22aを昇降駆動するz軸昇降機構22b、そのz軸昇降機構22bをz軸周り(矢印RIの方向)に回転駆動するモータ22cを備えている。このアーム基台22aには基板Wを保持するアーム22dが備えられており、このアーム22dは、回転半径方向である矢印RJ方向に進退移動可能に構成されている。
【0092】
z軸昇降機構22bは、図8(a)〜(c)に示すように、螺軸22fと、この螺軸22fを軸心周りに回転させるモータ22gとを備えており、この螺軸22fにはアーム基台22aが螺合されている。モータ22gの回転によって、螺軸22fに螺合されたアーム基台22aが昇降移動する。
【0093】
z軸昇降機構22bの底部には、上述したモータ22cが取り付けられており、モータ22cの回転によって、z軸昇降機構22b自体が、アーム基台22aおよびアーム22dとともに縦軸心周りに回転駆動される。
【0094】
このように構成されることで、アーム基台22aのアーム22dに保持された基板Wは、水平面内での回転移動、昇降移動、および進退移動が可能となる。これにより基板Wは、露光後加熱用搬送機構22によって、露光後加熱部PEB,冷却部CP,インターフェイス4内の後述するインターフェイス用載置台30,および現像用セル15B内の熱処理部16F間で受け渡される。
【0095】
また、搬送機構17〜21,23,24の場合には、固定設置されたz軸昇降機構が取り付けられている方向には基板Wを受け渡すことができないが、露光後加熱用搬送機構22の場合には、そのz軸昇降機構22b自体が回転可能となっているので、水平面内の全ての方向に基板Wを受け渡すことができる。
【0096】
その反面、搬送機構17〜21,23,24の場合には、各処理部に面していない側(z軸昇降機構が設置された側)から各搬送機構の保守が容易であるが、露光後加熱用搬送機構22の場合には、その周囲に各処理部が配置される関係で、搬送機構の保守スペースの確保が容易でない。
【0097】
図1〜図3に戻って、インターフェイス4の具体的構成について説明する。インターフェイス4は、インターフェイス用搬送経路28とインターフェイス用搬送機構29とインターフェイス用載置台30とを備えている。インターフェイス用搬送経路28は、図2,図3に示すように、インデクサ用搬送経路7と平行に形成されている。インターフェイス用搬送機構29は、インターフェイス用搬送経路28上を移動することで、インターフェイス用載置台30と、図2,図3中の二点鎖線で示した露光装置(ステッパ)STPとの間で基板Wを搬送する。この露光装置STPは、本実施例装置とは別体の装置である。この露光装置STPは、本発明における外部処理装置にそれぞれ相当する。
【0098】
インターフェイス用搬送機構29の具体的構成については、インデクサ用搬送機構8のz軸昇降機構8cの取り付け位置が相違する以外には、インデクサ用搬送機構8と同様の構成であるので、その説明を省略する。
【0099】
インターフェイス用載置台30は、図1に示すように、1階専用の基板載置部Passと2階専用の基板載置部Passとが積層構造で配設されている。1階専用の基板載置部Passは、露光後加熱用セル14の1階部分にあるエッジ露光用搬送機構21とインターフェイス用搬送機構29との間で基板Wの受け渡しを行うためのものである。2階専用の基板載置部Passは、露光後加熱用セル14の2階部分にある露光後加熱用搬送機構22とインターフェイス用搬送機構29との間で基板Wの受け渡しを行うためのものである。両基板載置部Passの間および2階専用の基板載置部Passの上側には、基板Wをそれぞれ仮置きするための複数のバッファ(図1中に符号『BF』で示す)がある。さらに、2階専用のバッファBFの上である最上部には検査部Tが積層されている。以上のように、1階専用の基板載置部PassとバッファBF、2階専用の基板載置部PassとバッファBF、および検査部Tが積層構造で配設されている。
【0100】
両基板載置部Passは、露光後加熱用セル14,およびインターフェイス用搬送機構29の両方向に面してそれぞれ開口されており、これらの開口を介して、1階部分の露光後加熱用セル14内のエッジ露光用搬送機構21、および2階部分の露光後加熱用セル14内の露光後加熱用搬送機構22と、インターフェイス用搬送機構29との間で基板Wの受け渡しがそれぞれ行われる。
【0101】
また、1階専用のバッファBFおよび2階専用のバッファBFは、それぞれ少なくともインターフェイス用搬送機構29側に面して開口されており、この開口を介してインターフェイス用搬送機構29との間で基板Wの受け渡しが行われる。
【0102】
続いて、フォトリソグラフィ工程における一連の基板処理について、図9,図10のフローチャートおよび図11,図12を参照して説明する。なお、各処理において複数枚の基板Wが並行して処理されるが、1枚の基板Wのみに注目して説明する。また、図11,図12中の搬送機構において、IDはインデクサを示し、SCはスピンコータ(符号18の場合は反射防止膜形成処理,符号20の場合はレジスト膜形成処理)を示し、EEはエッジ露光を示し、IFはインターフェイスを示し、PEBは露光後加熱を示し、SDは現像を示す。
【0103】
(ステップS1)インデクサでの搬送
未処理の複数枚の基板Wを収納したカセットCを、カセット載置台2に載置する。このカセットCから1枚の基板Wを取り出すために、インデクサ用搬送機構8がカセットCに対向する位置にまでインデクサ用搬送経路7上を水平移動する。アーム基台8aが水平面内で回転してカセットCに対向するとともに、カセットC内の取り出し対象である基板Wに対向する位置にまで、アーム基台8aが昇降する。続いて、アーム8eが前進して基板Wの下側に進入する。アーム8eが少し上昇して基板Wを受け取る。基板Wを保持したアーム8eが後退することにより、基板WをカセットCから取り出す。
【0104】
(ステップS2)検査部で検査
反射防止膜形成用セル12内の熱処理部16Aの検査部Tで、検査の対象となる基板Wを検査するために、インデクサ用搬送機構8がインデクサ用搬送経路7を移動して、セル12内の熱処理部16Aの検査部Tに基板Wを載置する。具体的に説明すると、搬送機構8が検査部Tに対向する位置にまで搬送経路7上を移動し、続いて、アーム基台8aが上昇および回転することにより、アーム8eが検査部Tに対向する。そして、基板Wを保持したアーム8eが前進して、基板Wを検査部Tに載置する。その後、アーム8eが後退する。
【0105】
検査部Tに載置された基板Wに対して、例えば、基板Wに付着するゴミの大きさや数についての検査が行われる。検査後、もし所定の大きさ以上のゴミや、所定の数以上のゴミが基板Wに付着していれば、不合格と認定する。不合格と認定された基板Wを、熱処理部16A〜16H,スピコ−タSC,スピンデベロッパSDなどに搬入せずに、インデクサ1のカセット載置台2に戻し、その基板Wについての基板処理を中断するように制御する。このとき、後述する残りの各々の基板Wについても、検査の対象となる基板Wと同一のカセットC内に収納されていることから、それらの基板Wについても、熱処理部16A〜16H,スピコ−タSC,スピンデベロッパSDなどに搬入せずに、インデクサ1のカセット載置台2に戻し、それらの基板Wについての基板処理を中断するように制御するのが好ましい。
【0106】
(ステップS3)基板載置部での受け渡し
その一方で、検査の対象となる基板Wを検査している間に、残りの各々の基板Wについて、基板載置部Passを介して、受け渡しをそれぞれ行う。すなわち、反射防止膜形成用セル12内の熱処理部用搬送機構17に基板Wを渡すために、インデクサ用搬送機構8がインデクサ用搬送経路7を移動して、セル12内の熱処理部16Aの基板載置部Passに基板Wを載置する。
【0107】
(ステップS4)アドヒージョン(AHL)処理
検査部Tまたは基板載置部Passに載置された基板Wを受け取るために、熱処理部用搬送機構17のアーム基台17aが上昇および水平面内で回転する。検査部Tに基板Wが載置されている場合には、アーム17dが検査部Tに対向すると、アーム17dが前進して、基板Wを検査部Tから搬出する。また、基板載置部Passに基板Wが載置されている場合には、アーム17dが基板載置部Passに対向すると、アーム17dが前進して、基板載置部Passの開口部16aを通して、基板Wを基板載置部Passから搬出する。その後、基板Wを保持した状態でアーム17dが後退する。
【0108】
そして、熱処理部16Aのアドヒージョン処理部AHLで処理するために、検査部T,基板載置部Passの下方にあるアドヒージョン処理部AHLまでアーム基台17aが下降する。そして、アーム17dが前進して、アドヒージョン処理部AHLの開口部16aを通して、基板Wをアドヒージョン処理部AHLに載置する。その後、アーム17dが後退する。
【0109】
アドヒージョン処理部AHLに載置された基板Wに対して、基板Wとフォトレジスト膜との密着性を向上させるためにアドヒージョン処理が行われる。
【0110】
なお、アドヒージョン処理部AHLから次の冷却部CPに基板Wを渡すときも、熱処理部用搬送機構17によって基板Wの搬送が行われるので、アドヒージョン処理が終了するまで、アドヒージョン処理部AHLの前で搬送機構17が待機してもよいが、処理効率を向上させるために、アドヒージョン処理が終了するまでの間、搬送機構17が他の基板Wを搬送してもよい。
【0111】
(ステップS5)冷却(CP)処理
アドヒージョン処理が終了すると、搬送機構17のアーム17dがアドヒージョン処理部AHL内に進入して基板Wをアドヒージョン処理部AHLから搬出する。
【0112】
そして、熱処理部16Aの冷却部CPで処理するために、アドヒージョン処理部AHLの下方にある冷却部CPまでアーム基台17aが下降し、続いて、アーム17dが前進して、冷却部CPの開口部16aを通して、基板Wを冷却部CPに載置する。
【0113】
冷却部CPに載置された基板Wに対して、アドヒージョン処理部AHLで加熱された基板Wを冷却して常温に保つために冷却処理が行われる。
【0114】
(ステップS6)反射防止膜形成(BARC)処理
冷却処理が終了すると、反射防止膜形成処理用搬送機構18のアーム18dが、冷却部CPの開口部16aを通して、基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0115】
そして、反射防止膜形成用セル12内のスピンコータSCで処理するために、搬送機構18のアーム基台18aが下降および回転し、続いて、アーム18dが前進して、基板WをスピンコータSCのスピンチャック(図示省略)に載置する。
【0116】
スピンコータSCに載置された基板Wに対して、基板Wを回転させながら反射防止膜を塗布形成する反射防止膜形成処理が行われる。
【0117】
(ステップS7)冷却部(CP)での受け渡し
反射防止膜形成処理が終了すると、搬送機構18は基板WをスピンコータSCから搬出する。
【0118】
そして、熱処理部16Aの冷却部CPに搬入するために、搬送機構18のアーム基台18aが上昇および回転し、続いて、アーム18dが前進して、基板Wを冷却部CPに載置する。このとき、基板Wを冷却する必要があれば、この冷却部CPで冷却処理を行ってもよい。
【0119】
(ステップS8)加熱(HP)処理
冷却部CPに載置された基板Wを受け取るために、熱処理部用搬送機構17のアーム基台17aが冷却部CP内に進入して基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0120】
そして、反射防止膜形成用セル12内の熱処理部16Bの加熱部HPで処理するために、搬送機構17のアーム基台17aが加熱部HP内に進入して基板Wを加熱部HPに載置する。
【0121】
加熱部HPに載置された基板Wに対して、反射防止膜形成処理後の基板Wを加熱する加熱処理が行われる。
【0122】
(ステップS9)基板載置部での受け渡し
加熱処理が終了すると、搬送機構17は基板Wを加熱部HPから搬出する。
【0123】
そして、レジスト膜形成用セル13内の熱処理部用搬送機構19に基板Wを渡すために、熱処理部用搬送機構17は熱処理部16Cの基板載置部Passに基板Wを載置する。
【0124】
(ステップS10)冷却部(CP)での受け渡し
基板載置部Passに載置された基板Wを受け取るために、熱処理部用搬送機構19は基板Wを基板載置部Passから搬出する。
【0125】
そして、搬送機構19は熱処理部16Dの冷却部CPに基板Wを載置する。この冷却部CPでは、基板Wを所定の温度にまで冷却する冷却処理が行われる。
【0126】
(ステップS11)レジスト膜形成処理(SC)処理
冷却部CPに載置された基板Wを受け取るために、レジスト膜形成処理用搬送機構20は基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0127】
そして、レジスト膜形成用セル13内のスピンコータSCで処理するために、搬送機構20はスピンコータSCのスピンチャック(図示省略)に基板Wを載置する。
【0128】
スピンコータSCに載置された基板Wに対して、基板Wを回転させながらレジスト塗布を行うレジスト膜形成処理が行われる。
【0129】
(ステップS12)冷却部(CP)での受け渡し
レジスト膜形成処理が終了すると、搬送機構20は基板WをスピンコータSCから搬出する。
【0130】
そして、搬送機構20は熱処理部16Dの冷却部CPに基板Wを載置する。このとき、基板Wを冷却する必要があれば、この冷却部CPで冷却処理を行ってもよい。
【0131】
(ステップS13)加熱(HP)処理
冷却部CPに載置された基板Wを受け取るために、熱処理部用搬送機構19のは基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0132】
そして、レジスト膜形成用セル13内の熱処理部16Eの加熱部HPで処理するために、搬送機構19は加熱部HPに基板Wを載置する。
【0133】
加熱部HPに載置された基板Wに対して、レジスト膜形成処理後の基板Wを加熱する加熱処理が行われる。
【0134】
(ステップS14)冷却(CP)処理
加熱処理が終了すると、搬送機構19は基板Wを加熱部HPから搬出する。
【0135】
そして、熱処理部16Dの冷却部CPで処理するために、搬送機構19は冷却部CPに基板Wを載置する。
【0136】
冷却部CPに載置された基板Wに対して、加熱部HPで加熱された基板Wを冷却して常温に保つために冷却処理が行われる。
【0137】
(ステップS15)基板載置部での受け渡し
冷却処理が終了すると、熱処理部用搬送機構19は基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0138】
そして、露光後加熱用セル14内のエッジ露光用搬送機構21に基板Wを渡すために、熱処理部用搬送機構19は、熱処理部16Dの基板載置部Passに基板Wを載置する。
【0139】
(ステップS16)エッジ露光(EE)処理
基板載置部Passに載置された基板Wを受け取るために、エッジ露光用搬送機構21は、基板載置部Passに進入し、基板Wを基板載置部Passから搬出する。
【0140】
そして、1階部分の露光後加熱用セル14内のエッジ露光部EEで処理するために、搬送機構21はエッジ露光部EEに基板Wを載置する。
【0141】
エッジ露光部EEに載置された基板Wに対して、露光処理前に基板Wの端縁(エッジ)部分を露光するエッジ露光処理が行われる。
【0142】
(ステップS17)基板載置部での受け渡し
エッジ露光部EEでのエッジ露光処理が終了すると、エッジ露光用搬送機構21は、基板Wをエッジ露光部EEから搬出する。
【0143】
そして、インターフェイス4内のインターフェイス用搬送機構29に渡すために、エッジ露光用搬送機構21は、インターフェイス4内のインターフェイス用載置部30にある1階専用の基板載置部Passに基板Wを載置する。
【0144】
(ステップS18)バッファ(BF)での仮置き
基板載置部Passに載置された基板Wに基板Wを受け取るために、インターフェイス用搬送機構29は、基板載置部Passに進入し、基板Wを基板載置部Passから搬出する。そして、露光装置STPにおける処理時間との関係で、基板Wに待ち時間が発生する場合には、インターフェイス用搬送機構29によって1階専用のバッファBFに基板Wを収納する。なお、基板Wに待ち時間が発生せずにそのまま露光処理が行われる場合には、このバッファBFでの仮置きは省略される。
【0145】
(ステップS19)インターフェイスでの搬送
バッファBFに載置された基板Wを受け取るために、インターフェイス用搬送機構29がインターフェイス用搬送経路28を移動して、搬送機構29のアーム29eが前進して、バッファBFの開口を通して、基板WをバッファBFから搬出する。
【0146】
(ステップS20)露光処理
インターフェイス4に連結された露光装置STPで処理するために、搬送機構29が搬送経路28を移動して、搬送機構29のアーム29eが前進して、露光装置STPに搬入する。露光装置STPに搬入された基板Wに対して、基板Wの露光処理が行われる。
【0147】
(ステップS21)インターフェイスでの搬送
露光処理が終了すると、露光装置STPから搬出するために、搬送機構29が搬送経路28を移動する。
【0148】
(ステップS22)検査部で検査
インターフェイス用載置台30の最上部にある検査部Tで、検査の対象となる基板Wを検査するために、搬送機構29は検査部Tに基板Wを載置する。
【0149】
検査部Tに載置された基板Wに対して、例えば、露光の際の重ね合わせ精度についての検査が行われる。検査後、もし所定精度以上に基板Wとフォトマスクとの重ねあわせがズレていれば、不合格と認定する。不合格と認定された基板Wを直接取り出して、その基板Wについての基板処理を中断するように制御する。このとき、後述する残りの各々の基板Wについても、検査の対象となる基板Wとほぼ同時期に処理されていることから、それらの基板Wをそれぞれ直接取り出して、それらの基板Wについての基板処理を中断するように制御するのが好ましい。
【0150】
(ステップS23)基板載置部での受け渡し
その一方で、検査の対象となる基板Wを検査している間に、残りの各々の基板Wについて、基板載置部Passを介して、受け渡しをそれぞれ行う。すなわち、2階部分の露光後加熱用セル14内のPEB用搬送機構22に渡すために、インターフェイス4内のインターフェイス用載置台30にある2階専用の基板載置部Passにインターフェイス用搬送機構29は基板Wを載置する。
【0151】
もし、露光後加熱用搬送機構22に渡すための時間調整が必要な事態が生じた場合には、インターフェイス用搬送機構29によって2階専用のバッファBFに基板Wを搬送して時間調整を行い、露光後加熱用搬送機構22に受け渡すことができるようになった時点で、インターフェイス用搬送機構29によってそのバッファBFから基板載置部Passまで基板Wを搬送する。
【0152】
(ステップS24)露光後加熱(PEB)処理
検査部Tもしくは基板載置部Passに載置された基板Wを受け取るために、露光後加熱用搬送機構22は検査部Tもしくは基板載置部Passから基板Wを搬出する。
【0153】
そして、2階部分の露光後加熱用セル14内の露光後加熱部PEBで処理するために、露光後加熱用搬送機構22は露光後加熱部PEBに基板Wを載置する。
【0154】
露光後加熱部PEBに載置された基板Wに対して、露光処理後の基板Wを加熱する露光後加熱処理が行われる。
【0155】
(ステップS25)冷却(CP)処理
露光後加熱処理が終了すると、搬送機構22は基板Wを露光後加熱部PEBから搬出する。
【0156】
そして、2階部分の露光後加熱用セル14内の冷却部CPで処理するために、露光後加熱部PEBの下方にある冷却部CPまで搬送機構22のアーム基台22aが下降し、続いて、アーム22dが前進して、基板Wを冷却部CPに載置する。
【0157】
冷却部CPに載置された基板Wに対して、露光後加熱部PEBで加熱された基板Wを冷却して常温に保つために冷却処理が行われる。
【0158】
(ステップS26)基板載置部での受け渡し
冷却処理が終了すると、搬送機構22は基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0159】
そして、現像用セル15B内の熱処理部用搬送機構23に渡すために、搬送機構22はセル15B内の熱処理部16Fの基板載置部Passに基板Wを載置する。
【0160】
なお、セル15B内にある2つのスピンデベロッパSDで基板Wがともに処理されているときには、搬送機構22が、セル15B内の熱処理部16Fの基板載置部Passに基板Wを介して、セル15B内の熱処理部用搬送機構23に渡し、さらに、セル15B内の搬送機構23が、セル15A,15Bが共用する熱処理部16Hの基板載置部Passを介して、現像用セル15A内の搬送機構23に渡し、さらに、セル15A内の搬送機構23が、セル15A内の熱処理部16Fの冷却部CPを介して、セル15A内の現像用搬送機構24に渡した後に、セル15A内の搬送機構24がセル15A内のスピンデベロッパSDに載置して、そのスピンデベロッパSDで現像処理を行ってもよい。
【0161】
(ステップS27)冷却部(CP)での受け渡し
基板載置部Passに載置された基板Wを受け取るために、熱処理部用搬送機構23は、基板載置部Passから基板Wを搬出する。
【0162】
そして、熱処理部16Fのいずれかの冷却部CPに基板Wを載置する。基板Wが載置されたその冷却部CPでは、基板Wがより高精度に常温程度の温度になるように温度調整するようにしてもかまわない。
【0163】
(ステップS28)現像(SD)処理
冷却部CPに載置された基板Wを受け取るために、現像用搬送機構24は基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0164】
そして、現像用セル15B内のスピンデベロッパSDで処理するために、搬送機構24はスピンデベロッパSDのスピンチャック(図示省略)に基板Wを載置する。
【0165】
スピンデベロッパSDに載置された基板Wに対して、基板Wを回転させながら現像処理が行われる。
【0166】
(ステップS29)冷却部(CP)での受け渡し
現像処理が終了すると、搬送機構24は基板WをスピンデベロッパSDから搬出する。
【0167】
そして、現像用セル15B内の熱処理部用搬送機構23に基板Wを渡すために、搬送機構24は現像用セル15B内の熱処理部16Fの冷却部CPに基板Wを載置する。
【0168】
(ステップS30)加熱(HP)処理
冷却部CPに載置された基板Wを受け取るために、搬送機構23は基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0169】
そして、現像用セル15B内の熱処理部16Gの加熱部HPで処理するために、搬送機構23は基板Wを加熱部HPに載置する。
【0170】
加熱部HPに載置された基板Wに対して、現像処理後の基板Wを加熱する加熱処理が行われる。
【0171】
(ステップS31)冷却(CP)処理
加熱処理が終了すると、搬送機構23は基板Wを加熱部HPから搬出する。
【0172】
そして、熱処理部16Gの冷却部CPに基板Wで処理するために、加熱部HPの下方にある冷却部CPまで搬送機構23のアーム基台23aが下降し、続いて、アーム23dが前進して、基板Wを冷却部CPに載置する。
【0173】
冷却部CPに載置された基板Wに対して、加熱部HPで加熱された基板Wを冷却して常温に保つために冷却処理が行われる。
【0174】
(ステップS32)基板載置部での受け渡し
冷却処理が終了すると、搬送機構23は基板Wを冷却部CPから搬出する。
【0175】
そして、現像用セル15A内の熱処理部用搬送機構23に渡すために、現像用セル15B内の熱処理部用搬送機構23は熱処理部16Hの基板載置部Passに基板Wを載置する。
【0176】
(ステップS33)検査部で検査
現像用セル15A内の熱処理部16Fの検査部Tで、検査の対象となる基板Wを検査するために、現像用セル15A内にある熱処理部用搬送機構23は基板Wを熱処理部16Hの基板載置部Passから搬出し、検査部Tに基板Wを載置する。検査部Tに載置された基板Wについては、後述するステップS35(合格?)で詳しく説明する。
【0177】
(ステップS34)基板載置部での受け渡し
その一方で、検査の対象となる基板Wを検査している間に、残りの各々の基板Wについて、基板載置部Passを介して、受け渡しをそれぞれ行う。すなわち、インデクサ1内のインデクサ用搬送機構8に渡すために、現像用セル15A内の熱処理部16Fの基板載置部Passに熱処理部用搬送機構23は基板Wを載置する。
【0178】
(ステップS35)合格?
検査部Tに載置された基板Wに対して、例えば、配線パターンの欠陥についての検査が行われる。検査後、もし配線パターンの欠陥があれば、不合格と認定する。不合格と認定された基板Wについて基板処理(リワーク)を再度行うために、インデクサ1を介して、反射防止膜形成用セル12内の熱処理部16Aの基板載置部Passに再度載置することで、基板載置部Passでの受け渡し(ステップS3)を再度行うように制御する。このとき、ステップS34において基板載置部Passを介してそれぞれ受け渡される、残りの各々の基板Wについても、検査の対象となる基板Wとほぼ同時期に処理されていることから、ステップS34の後に、インデクサ1を介して、それらの基板Wを熱処理部16Aの基板載置部Passに再度載置することで、それらの基板Wについてのリワークを行うように制御するのが好ましい。
【0179】
(ステップS36)インデクサでの搬送
検査部Tまたは基板載置部Passに載置された基板Wを搬出するために、インデクサ用搬送機構8がインデクサ用搬送経路7を移動して、搬送機構8のアーム8eが前進して、基板Wを検査部Tまたは基板載置部Passから搬出する。
【0180】
カセット載置台2に載置されたカセットCに基板を収納するために、搬送機構8がカセットCに対向する位置にまで搬送経路7を移動して、搬送機構8のアーム基台8aが水平面内で回転してカセットCに対向する。続いて、カセットC内の取り出し対象である基板Wに対向する位置にまで、アーム基台8aが下降し、アーム8eが前進して基板Wの下側に進入する。アーム8eが少し下降して基板Wを載置する。基板Wを保持したアーム8eが後退することにより、基板WをカセットC内に収納する。
【0181】
カセットC内に所定枚数だけ処理済の基板Wが順に収納されて、一連の基板処理が終了する。
【0182】
上述の構成を有する本実施例に係る基板処理装置は、以下の効果を奏する。すなわち、熱処理部16・スピンコータSC間、あるいは熱処理部16・スピンデベロッパSD間で基板Wを搬送する経路である処理部搬送経路25,26が、上下に階層構造で配設されており、1階の処理部搬送経路25の始点、すなわちインデクサ1の隣接部分に熱処理部16Aの検査部Tを、処理部搬送経路25の終点(この終点は、2階の処理部搬送経路26の始点でもある)、すなわちインターフェイス4に、インターフェイス用載置台30の検査部Tを、処理部搬送経路26の終点、すなわちインデクサ1の隣接部分に熱処理部16Fの検査部Tをそれぞれ備えている。
【0183】
1階の処理部搬送経路25の始点に検査部Tを備えることで、処理部搬送経路25の始点に位置する基板Wの状態、すなわち一連の熱処理および反射防止膜形成処理やレジスト膜形成処理を行う前の基板Wの状態を検査することができる(ステップS2)。処理部搬送経路25の終点に検査部Tを備えることで、処理部搬送経路25の終点に位置する基板Wの状態、すなわち一連の熱処理および反射防止膜形成処理やレジスト膜形成処理の直後の基板Wの状態を検査することができる(なお、上述のステップでは、一連の熱処理および反射防止膜形成処理やレジスト膜形成処理の直後では基板Wの検査を行っていない)。
【0184】
また、2階の処理部搬送経路26の始点に検査部Tを備えることで、処理部搬送経路26に位置する基板Wの状態、すなわち一連の熱処理および現像処理を行う前の基板Wの状態を検査することができる(ステップS22)。処理部搬送経路26の終点に検査部Tを備えることで、処理部搬送経路25に位置する基板Wの状態、すなわち一連の熱処理および現像処理の直後の基板Wの状態を検査することができる(ステップS33)。
【0185】
また、処理部搬送経路26の始点の段階で、一連の熱処理および現像処理を行う前の段階での基板Wの状態を検査する(ステップS22)ことができることは、本実施例において換言すれば、露光処理直後の基板Wの状態を検査することができることを意味する。
【0186】
このように、処理部搬送経路25,26の始点・終点に検査部Tをそれぞれ備えているので、処理部搬送経路25,26の各途中でそれぞれ検査する場合と比較して、検査の対象となる基板Wと、他の基板Wとの干渉による基板Wの待ち時間を低減させることができる。また、これらの検査部Tが本実施例装置に組み込まれているので、検査のために基板Wを搬送する時間を低減させることができる。これによって、基板Wを検査する場合において、基板Wの処理効率を向上させることができる。
【0187】
さらに、本実施例において、処理部搬送経路25の始点にある熱処理部16Aとインデクサ1との間での基板Wの受け渡しを、熱処理部16Aの基板載置部Passと検査部Tとで行いつつ、熱処理部16Aの検査部Tで検査を行うことができ、処理部搬送経路25の終点(26の始点)にあるインターフェイス4と露光後加熱用セル14の各処理部(例えば、エッジ露光部EE,露光後加熱部PEB,冷却部CP)との間で基板Wの受け渡しを、インターフェイス用載置台30の基板載置部Passと検査部Tとで行いつつ、インターフェイス用載置台30の検査部Tで検査を行うことができ、処理部搬送経路26の終点にある熱処理部16Fとインデクサ1との間で基板Wの受け渡しを、熱処理部16Fの基板載置部Passと検査部Tとで行いつつ、熱処理部16Fの検査部Tで検査を行うことができる。この結果、基板Wの処理効率をより向上させることができる。
【0188】
さらに、本実施例において、検査の対象となる基板W以外の基板Wについては、検査せずに基板載置部Passを介して、インデクサ1およびインターフェイス4と各処理部16・スピンコータSC・スピンデベロッパSDとの間での基板Wの受け渡しが行われるので、検査の対象となる基板Wを検査している間に、残りの基板Wの受け渡しを行うことができ、処理効率をより一層向上させることができる。
【0189】
また、これらのステップS1〜S36に係る一連の基板処理方法によれば、露光処理を含む各々の処理部で処理された基板Wの合否を検査部Tが行っている。特に、ステップS33において不合格と認定された基板Wを、インデクサ1を介して、処理部搬送経路25の始点でもある熱処理部16Aの基板載置部Passに再度載置し、載置されたその基板Wを処理部搬送経路25に沿って再度搬送して、基板処理を再度行っているので、不合格と認定された基板Wでもリワークを行うことができる。
【0190】
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
【0191】
(1)上述した本実施例では、基板処理として、フォトリソグラフィ工程におけるレジスト塗布および現像処理を例に採って説明したが、上述した基板処理に限定されない。例えば、基板を処理液に浸漬して洗浄処理、エッチング処理、乾燥処理を含む処理を施す薬液処理や、上述した浸漬タイプ以外のエッチング処理(例えばドライエッチングやプラズマエッチングなど)や、上述した浸漬タイプ以外であって基板を回転させて洗浄する洗浄処理(例えばソニック洗浄や化学洗浄など)、エッチング処理や、化学機械研磨(CMP)処理や、スパッタリング処理や、化学気相成長(CVD)処理や、アッシング処理などのように、半導体基板、液晶表示器のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、光ディスク用の基板を通常の手法でもって行う基板処理であれば、本発明に適用することができる。
【0192】
(2)上述した本実施例では、1階の処理部搬送経路25の始点(この始点は2階の処理部搬送経路26の終点でもある)、すなわちインデクサ1に隣接する部分に熱処理部16Aの検査部Tを、処理部搬送経路25の終点(この終点は、処理部搬送経路26の始点でもある)、すなわちインターフェイス4に、検査部Tをそれぞれ備えていたが、処理部搬送経路25の始点(処理部搬送経路26の終点)は、インデクサ1に隣接する部分に限定されず、また、処理部搬送経路25の終点(処理部搬送経路26の始点)も、インターフェイス4に限定されない。すなわち、処理部搬送経路25の始点(処理部搬送経路26の終点)は、インデクサ1であってもよいし、また、処理部搬送経路25の終点(処理部搬送経路26の始点)は、インターフェイス4に隣接する部分(例えば1階の露光後加熱用セル14内のエッジ露光部EE)であってもよい。例えば、インデクサ1に検査部Tを備えてもよいし、インターフェイス4に隣接する部分に検査部Tを、例えば処理部搬送経路25の終点にある、1階の露光後加熱用セル14内のエッジ露光部EEに検査部Tをさらに備えてもよい。
【0193】
(3)上述した本実施例では、処理部搬送経路25,26の全ての始点・終点に検査部Tを備えたが、経路の始点あるいは終点のいずれか一方のみに検査部Tを備えてもよいし、処理部搬送経路25,26のいずれか一方の経路のみに検査部Tを備えてもよい。
【0194】
(4)上述した本実施例では、熱処理部16A,16Fのそれぞれに検査部Tを備えたが、図13,図14に示すように、各々の検査部Tを熱処理部16とは独立して備えるとともに、これら検査部Tを含む検査ユニット31を備えてもよい。図13は、基板処理装置の1階を平面視したときのブロック図であり、図14は、基板処理装置の2階を平面視したときのブロック図である。なお、紙面の都合上、図13,図14では基板を多段に収納したカセットを載置するカセット載置台の図示を省略する。また、本実施例と共通する箇所については説明を省略し、共通する構成についても共通する符号を付することにする。
【0195】
本実施例と同様の第1〜第3の処理ユニット9〜11の他に、図13,図14に示すように、検査ユニット31を備えている。検査ユニット31は、本発明における検査ユニットに相当する。
【0196】
第1〜第3の処理ユニット9〜11と同様に、検査ユニット31は、1階から2階にわたって貫くように配置されている。検査ユニット31の1階の検査セル31Aには、図13に示すように、検査用載置部32,スピンコータSCが検査部用搬送機構33に対向するように、その周囲の2箇所に配設されている。検査ユニット31の2階の検査セル31Bには、図14に示すように、検査用載置部32,スピンデベロッパSDが検査部用搬送機構33に対向するように、その周囲の2箇所に配設されている。検査セル31A,31B内の各々の検査部用搬送機構33は、熱処理部用搬送機構17と同様の構成からなる。
【0197】
露光後加熱用セル14の1階部分は、図13に示すように、本実施例と同様のエッジ露光部EEから構成されるとともに、スピンコータSCから構成されている。セル14の2階部分は、図14に示すように、本実施例と同様の露光後加熱部PEB,冷却部CPから構成されるとともに、スピンデベロッパSDから構成されている。
【0198】
検査セル31A,31Bにそれぞれ配設されている各検査用載置部32は、インデクサ1にあるインデクサ用搬送機構8と、検査部用搬送機構33との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置して、その受け渡しの間に検査の対象となる基板Wの検査する機能を備えている。すなわち、各検査用載置部32は、検査の対象となる基板W以外の基板Wを受け渡す基板載置部Pass,検査の対象となる基板Wを載置して検査する検査部Tを下から順に積層することでそれぞれ構成されている。この検査用載置部32は、本発明における第3の載置部に相当する。
【0199】
熱処理部16Aは、本実施例と同様に、熱処理部用搬送機構17と、反射防止膜形成処理用搬送機構18との間で基板Wの受け渡しを行うために基板を載置して、その受け渡しの間に熱処理を行う機能を備えている他に、検査部用搬送機構33との間で基板Wの受け渡しを行う機能をも備えている。現像用セル15A内の熱処理部16Fは、本実施例と同様に、熱処理部用搬送機構23と、現像用搬送機構24との間で基板の受け渡しを行うために基板を載置して、その受け渡しの間に熱処理を行う機能を備えている他に、検査部用搬送機構33との間で基板Wの受け渡しを行う機能をも備えている。
【0200】
このように構成されることで、1階部分に関しては、インデクサ用搬送機構8と検査部用搬送機構33とが、検査用載置部32に対して基板Wの受け渡しを行う。また、検査部用搬送機構33と熱処理部用搬送機構17と反射防止膜形成処理用搬送機構18とが、熱処理部16Aに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構33,17,18がその熱処理部16Aを共用する。また、2階部分に関しては、インデクサ用搬送機構8と検査部用搬送機構33とが、検査用載置部32に対して基板Wの受け渡しを行う。また、検査部用搬送機構33と熱処理部用搬送機構23と現像用搬送機構24とが、現像用セル15A内の熱処理部16Fに対して基板Wの受け渡しを行うことで、それらの搬送機構33,23,24がその熱処理部16Fを共用する。つまり、処理部搬送経路25は、検査セル31Aの検査用載置部32と検査部用搬送機構33とを並べて配設し、さらに本実施例と同様に、搬送機構17〜21を介在させて、熱処理部16A,16C,16Dを並べて配設することで構成される。処理部搬送経路26は、検査セル31Bの検査用載置部32と検査部用搬送機構33とを並べて配設し、本実施例と同様に、搬送機構22〜24を介在させて、熱処理部16F,16Hを並べて配設することで構成される。
【0201】
上述の構成のように、検査ユニット31を備えた場合、基板Wの検査を行わないときには、第1〜第3の処理ユニット9〜11から検査ユニット31を外してユニットを減らすことができる。また、基板Wの検査を行うときには、インデクサ1と第1の処理ユニット9との間に検査ユニット31を並べて配設することができる。このように、基板Wの検査を行わない装置に検査ユニット31を並設することができ、汎用性の高い基板処理装置を実現することができる。
【0202】
(5)上述した本実施例では、インデクサ1およびインターフェイス4の両方を備えて、インデクサ1,これに隣接する処理部,インターフェイス4,あるいはこれに隣接する処理部に検査部Tを設けたが、インデクサ1またはインターフェイス4のいずれか一方のみを備えて、その一方のみに検査部Tを設けてもよい。
【0203】
(6)上述した本実施例では、それぞれの処理部搬送経路25,26の一部を含む第1〜第3の処理ユニット9〜11が基板Wの搬送方向に並べられて配設されて構成されていたが、ユニット構成でなくて、一体に基板搬送経路(処理部搬送経路25,26)が構成されていてもよい。
【0204】
(7)上述した本実施例、および(1)〜(6)の変形例における装置は、いずれの場合も、2階からなる階層構造であったが、3階以上であってもよいし、1階のみからなる装置でもあってもよい。1階のみから構成される装置の場合には、例えば図15に示すように、検査部Tを、インデクサ1またはこれに隣接する処理部34のいずれかに配設してもよいし、図16に示すように、検査部Tを、インターフェイス4またはこれに隣接する処理部34のいずれかに配設してもよいし、図17に示すように、検査部Tを、インデクサ1またはこれに隣接する処理部のいずれかに配設するとともに、検査部Tを、インターフェイス4またはこれに隣接する処理部34のいずれかに配設してもよい。検査部Tは、本発明における第1の検査部に、検査部Tは、本発明における第2の検査部にそれぞれ相当する。また、検査部T・Tとともに、図示を省略する基板載置部を配設する場合には、検査部Tと基板載置部とが、本発明における第1の載置部に、検査部Tと基板載置部とが、本発明における第2の載置部に、基板載置部は、本発明におけるバイパス用の通過部にそれぞれ相当する。
【0205】
検査部Tを、インデクサ1またはこれに隣接する処理部34のいずれかに配設する場合には、図15(a)に示すように、インデクサ1のみに検査部Tを配設してもよいし、図15(b)に示すように、インデクサ1に隣接する処理部34のみに検査部Tを配設してもよい。また、インデクサ1およびこれに隣接する処理部34の両方に各検査部Tをそれぞれ配設してもよいし、図15(c)に示すように、インデクサ1とこれに隣接する処理部34とにまたがって検査部Tを配設してもよい。
【0206】
検査部Tを、インターフェイス4またはこれに隣接する処理部34のいずれかに配設する場合には、図16(a)に示すように、インターフェイス4のみに検査部Tをしてもよいし、図16(b)に示すように、インターフェイス4に隣接する処理部34のみに検査部Tをしてもよい。また、インターフェイス4およびこれに隣接する処理部34の両方に各検査部Tをそれぞれ配設してもよいし、図16(c)に示すように、インターフェイス4とこれに隣接する処理部34とにまたがって検査部Tを配設してもよい。
【0207】
検査部Tを、インデクサ1またはこれに隣接する処理部のいずれかに配設するとともに、検査部Tを、インターフェイス4またはこれに隣接する処理部34のいずれかに配設する場合には、図17(a)に示すように、インデクサ1・インターフェイス4のみに各々の検査部T・Tをそれぞれ配設してもよいし、図17(b)に示すように、インデクサ1に隣接する処理部34、およびインターフェイス4に隣接する処理部34のみに各々の検査部T・Tをそれぞれ配設してもよい。また、インデクサ1およびこれに隣接する処理部34の両方に各検査部Tを、インターフェイス4およびこれに隣接する処理部34の両方に各検査部Tをそれぞれ配設してもよいし、図17(c)に示すように、インデクサ1とこれに隣接する処理部34とにまたがって検査部Tを配設するとともに、インターフェイス4とこれに隣接する処理部34とにまたがって検査部Tを配設してもよい。また、検査部Tをインデクサ1に、検査部Tをインターフェイス4とこれに隣接する処理部34とにまたがって、あるいはインターフェイス4に隣接する処理部34にそれぞれ配設してもよい。
【0208】
(8)上述した本実施例では、本発明におけるバイパス用の通過部として基板載置部Passを備え、検査の対象となる基板W以外の基板Wを、その基板載置部Passを介して、受け渡しを行っていたが、必ずしも基板載置部Passを備える必要はない。また、本発明における第1〜第3の検査部である検査部T(T・Tを含む)は、検査する以外に、検査された基板Wの受け渡しを行う機能、すなわち本発明における第1〜第4の載置部の機能をも備えていたが、検査を行う機能のみを備え、基板Wの受け渡しについては行わなくてもよい。
【0209】
(9)なお、上述した本実施例に係る第1〜第3の処理ユニット9〜11の各ユニットを下記のように構成してもよい。すなわち、図18に示すように、各ユニットの右側面に開口部Faを、左側面に開口部Fbを、正面に開口部Fcを、背面に開口部Fdをそれぞれ設ける。これら開口部Fa〜Fdが設けられることで、開口部Fa〜Fd以外の各ユニットの外壁部分が、外枠のフレームFとしてそれぞれ構成される。隣接する2つのユニットのフレームF同士を、互いに接続部材f(例えば金具)で連結することで、一方のユニットの右側面における開口部Faが他方のユニットの左側面における開口部Fbに一致し、隣接するユニットが連通接続される。これによって各ユニット内の処理部搬送経路も、ユニット間にまたがって連通接続される。このように構成することで、第1〜第3の処理ユニット9〜11を基板Wの搬送方向に並べて配設することができる。また、基板の処理枚数に応じて各ユニットを増減可能にできるように着脱自在に構成してもよい。もちろん、検査ユニット31も、第1〜第3の処理ユニット9〜11と同様に構成してよい。
【0210】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、インデクサまたはこれに隣接する処理部のいずれかに、またはインターフェイスまたはこれに隣接する処理部のいずれかに、または上下に階層構造で配設された一連の基板搬送経路において各階の基板搬送経路の始点あるいは終点に、基板を検査する検査部(第1〜第3の検査部)を備えているので、検査の対象となる基板と他の基板との干渉による基板の待ち時間を低減させることができる。また、上記の検査部が基板処理装置に組み込まれているので、検査のために基板を搬送する時間を低減させることができる。これによって、基板を検査する場合において基板の処理効率を向上させることがことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る基板処理装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本実施例に係る基板処理装置の1階を平面視したときのブロック図である。
【図3】本実施例に係る基板処理装置の2階を平面視したときのブロック図である。
【図4】本実施例に係るインデクサ用搬送機構の概略構成を示す図であって、(a)はインデクサ用搬送機構の平面図、(b)はその右側面図である。
【図5】本実施例に係る熱処理部用/反射防止膜形成処理用/レジスト膜形成処理用/エッジ露光用/現像用搬送機構の概略構成を示す図であって、(a)はそれらの搬送機構の平面図、(b)はその右側面図である。
【図6】本実施例に係る搬送機構が固定される場所および周辺の位置関係を示す図であって、(a)は熱処理部用搬送機構が固定された場合の平面図、(b)はインデクサ側にある反射防止膜形成処理用/現像用搬送機構が固定された場合の平面図である。
【図7】本実施例に係る搬送機構が固定される場所および周辺の位置関係を示す図であって、(a)はインターフェイス側にあるレジスト膜形成処理用/現像用搬送機構が固定された場合の平面図、(b)はエッジ露光用搬送機構が固定された場合の平面図である。
【図8】本実施例に係る露光後加熱用搬送機構の概略構成を示す図であって、(a)は露光後加熱用搬送機構の平面図、(b)はその側面図、(c)はその正面図である。
【図9】本実施例に係る基板処理装置でのフォトリソグラフィ工程における一連の基板処理を示すフローチャートである。
【図10】本実施例に係る基板処理装置でのフォトリソグラフィ工程における一連の基板処理を示すフローチャートである。
【図11】一連の基板処理中の各処理における、検査の対象となる基板の位置と、その基板を搬送する搬送機構との関係を示した図である。
【図12】一連の基板処理中の各処理における、検査の対象以外の残りの基板の位置と、その基板を搬送する搬送機構との関係を示した図である。
【図13】変形例に係る基板処理装置の1階を平面視したときのブロック図である。
【図14】変形例に係る基板処理装置の2階を平面視したときのブロック図である。
【図15】(a)〜(c)は、さらなる変形例に係る基板処理装置の平面ブロック図である。
【図16】(a)〜(c)は、さらなる変形例に係る基板処理装置の平面ブロック図である。
【図17】(a)〜(c)は、さらなる変形例に係る基板処理装置の平面ブロック図である。
【図18】外枠付きの第1〜第3の処理ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図19】従来の基板処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 … インデクサ
2 … カセット載置台
4 … インターフェイス
25,26 … 処理部搬送経路
STP … 露光装置
T … 検査部
W … 基板

Claims (11)

  1. 基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、
    処理対象の基板を収納するカセットが載置されるカセット載置部を有し、前記カセットから未処理の基板を順に取り出して前記処理部へ払い出すとともに、処理された基板を処理部から受け取ってカセット内へ順に収納するインデクサを備えるとともに、
    基板を検査する第1の検査部を、前記インデクサまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、
    前記基板処理装置に連設される外部処理装置と前記処理部との間で基板の受け渡しを中継するインターフェイスを備えるとともに、
    基板を検査する第2の検査部を、前記インターフェイスまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、
    処理対象の基板を収納するカセットが載置されるカセット載置部を有し、前記カセットから未処理の基板を順に取り出して前記処理部へ払い出すとともに、処理された基板を処理部から受け取ってカセット内へ順に収納するインデクサと、
    前記基板処理装置に連設される外部処理装置と前記処理部との間で基板の受け渡しを中継するインターフェイスとを備えるとともに、
    基板を検査する第1の検査部を、前記インデクサまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備え、
    基板を検査する第2の検査部を、前記インターフェイスまたはこれに隣接する処理部のいずれかに備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1または請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記インデクサとこれに隣接する処理部との間で基板の受け渡しを行うために基板を載置する第1の載置部を備え、
    前記第1の検査部は、前記第1の載置部に載置された基板を検査することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記インターフェイスとこれに隣接する処理部との間で基板の受け渡しを行うために基板を載置する第2の載置部を備え、
    前記第2の検査部は、前記第2の載置部に載置された基板を検査することを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の基板処理装置において、
    前記インデクサまたはインターフェイスと、各処理部との間で受け渡される複数枚の基板のうち、検査の対象となる基板については、前記第1または第2の検査部で検査するために、前記第1または第2の載置部を介して受け渡しを行い、残りの基板については、検査せずにバイパス用の通過部を介して受け渡しを行うことを特徴とする基板処理装置。
  7. 基板処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置であって、
    前記処理部間で基板を搬送する経路である一連の基板搬送経路が、上下に階層構造で配設されており、
    各階の基板搬送経路の始点あるいは終点に基板を検査する第3の検査部を備えることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項7に記載の基板処理装置において、
    処理対象の基板を収納するカセットが載置されるカセット載置部を有し、前記カセットから未処理の基板を順に取り出して前記処理部へ払い出すとともに、処理された基板を処理部から受け取ってカセット内へ順に収納するインデクサを備えるとともに、
    前記インデクサと前記処理部との間で基板の受け渡しを行うために、基板を載置する第3の載置部を前記基板搬送経路の始点あるいは終点に備え、
    前記第3の検査部は、前記第3の載置部に載置された基板を検査することを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項7に記載の基板処理装置において、
    基板搬送経路の始点あるいは終点に隣接する処理部と、前記基板処理装置に連設される外部処理装置との間で基板の受け渡しを中継するインターフェイスを備えるとともに、
    前記インターフェイスと前記処理部との間で基板の受け渡しを行うために、基板を載置する第4の載置部を前記基板搬送経路の始点あるいは終点に備え、
    前記第3の検査部は、前記第4の載置部に載置された基板を検査することを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の基板処理装置において、
    前記インデクサまたはインターフェイスと、前記処理部との間で受け渡される複数枚の基板のうち、検査の対象となる基板については、前記第3の検査部で検査するために、前記第3または第4の載置部を介して受け渡しを行い、残りの基板については、検査せずにバイパス用の通過部を介して受け渡しを行うことを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記第1,第2,および第3の検査部の少なくともいずれか1つの検査部を含む検査ユニットを備え、
    前記検査ユニットを、基板の搬送方向に前記処理部に対して並べて配設することを特徴とする基板処理装置。
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