JP2004013652A - ゴルフボールの物性を解析する方法 - Google Patents

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角田 昌也
Masaki Shiraishi
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Abstract

【課題】精度よくかつ短時間でなされうるゴルフボール物性解析方法の提供。
【解決手段】モデルは、ゴルフボールがメッシュ分割されることによって得られる。このモデルは、多数の要素3を備えている。モデルの最外層は、全て細要素3aからなる。最外層は、その全体が細要素領域である。細要素領域における分割数Naは、この細要素領域の内側の層の分割数Nbよりも大きい。分割数Naと分割数Nbとの比(Na/Nb)は、1.1以上15.0以下である。細要素3aとこの細要素3aの内側の要素3bとは、互いに固着処理(タイド処理)されている。このモデルが用いられた有限要素法により、ゴルフボールの物性値が解析される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフボール物性の解析方法に関し、詳細には、有限要素法、有限体積法等のシミュレーションによってゴルフボールの物性を解析する際のゴルフボールモデル形成方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフボールは、ゴルフクラブで打撃されることによって飛行する。打撃時の反発特性は、ゴルフボールの飛距離に大きな影響を与える。ゴルファーは飛距離に対する関心が高いので、ゴルフボールメーカーは反発性能の向上を目指し、常に開発努力を重ねている。
【0003】
ゴルフボールの開発では、まず設計がなされ、ついで試作品が製作される。そして、この試作品が打撃試験に供され、反発係数とともに飛距離が計測される。計測されたデータは判定され、得られた結果が不十分な場合はこのデータが次の設計にフィードバックされる。このように、ゴルフボール開発では設計、試作及び評価が繰り返されるが、これには多大の労力と時間とが必要である。
【0004】
打撃試験に代えて、又は打撃試験とともに、室内での物性測定がなされることもある。室内で測定されうる物性としては、反発係数、圧縮変形量(いわゆるコンプレッション)、固有振動数、衝撃力等が挙げられる。室内での物性測定は、打撃試験に比べれば容易である。しかし、試作品を製作しなければならないという点において室内での物性測定も打撃試験と同様であり、やはりゴルフボール開発に多大の労力と時間とが必要である。
【0005】
打撃試験であっても室内の物性測定であっても、得られるデータはゴルフボール全体としての物性にすぎない。衝突時や圧縮変形時にゴルフボールの各部位がどのような挙動を示しているかは、把握が困難である。このため、ゴルフボールの開発では、設計から評価までの試行錯誤が繰り返されることも多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
有限要素法、有限体積法等を利用したシミュレーションを行うことにより、試作を行うことなくゴルフボールを評価する方法も考えられる。このシミュレーションでは、解析対象物体(ここではゴルフボール)が多数の要素にメッシュ分割され、モデルが得られる。
【0007】
シミュレーションによる解析の精度の観点から、モデルにおける分割数は大きいほど好ましい。しかしながら、分割数の増大はコンピュータへの負荷の増大につながり、解析時間が大幅に長くなってしまう。解析精度向上と解析時間短縮とは、相反する。
【0008】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、精度よくかつ短時間でなされうるゴルフボール物性解析方法の提供をその目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る解析方法は、
(a)ゴルフボールを多数の要素にメッシュ分割し、要素の群からなる複数の層を備えたモデルを得るステップ
及び
(b)このモデルを用いてシミュレーションによって物性解析を行うステップを含む。このモデルでは、少なくとも一部が細要素領域とされた層を備えている。この細要素領域における周方向分割数Naは、この層の内側の層の周方向分割数Nbよりも大きい。
【0010】
ゴルフボールが他の物体と接触して変形する場合、中心近傍よりも表面近傍の方が変形量が大きい。表面近傍の変形挙動は、得られる物性値に大きく影響する。本発明の解析方法に用いられるモデルでは、比較的外寄りに位置する細要素領域が解析精度を向上させる。一方、この細要素領域を含む層よりも内側の層の分割数Nbは小さいので、解析時のコンピュータへの負荷はさほど大きくない。この解析方法では高い解析精度が得られ、かつ解析に要する時間は長くない。
【0011】
高い解析精度と短い解析時間との両立の観点から、分割数Naと分割数Nbとの比(Na/Nb)は1.1以上15.0以下が好ましい。
【0012】
好ましくは、細要素領域は、モデルの最外層に位置する。物性値に最も大きく影響を及ぼす最外層に細要素領域が位置することで、解析精度がより向上する。
【0013】
好ましくは、細要素領域の要素とこの細要素領域の内側の層の要素とは、固着結合される。固着結合によって、両者の分割数が異なっているにもかかわらず、シミュレーションに適したモデルが得られる。
【0014】
好ましくは、細要素領域を備えた層は、この細要素領域よりも分割数の小さな領域をも備える。他の物体と接触する領域に細要素領域が位置することで、解析精度が維持されつつ、解析時間がさらに短縮される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデル1が示された断面斜視図である。この図には、モデル1の中心を通過する平面で切断された半分(略半球状)が示されている。モデル1の全体形状は、略球状である。このモデル1は、ゴルフボールがメッシュ分割されることによって得られたものである。モデル1の直径は40mm以上45mm以下、特には42.67mm以上42.85mm以下である。このモデル1は、多数の要素3を備えている。全ての要素3は、六面体である。要素3は、モデル1の中心から表面にまで、層状に分布している。この例では、要素の群によって8個の層が形成されている。
【0017】
図2は、図1のモデル1が示された断面図である。図2において符号3aで示されているのは、細要素である。一方、符号3bで示されているのは、細要素3aの内側にあり、細要素3aと接している要素である。モデルの最外層は、全て細要素3aからなる。本明細書では、多数の細要素3aが集合している領域が、細要素領域と称される。最外層は、その全体が細要素領域である。
【0018】
図2の断面図では、5個の細要素3aに1個の要素3bが接している。換言すれば、細要素領域における周方向分割数Naは、この細要素領域の内側の層の周方向分割数Nbの5倍である。最外層(すなわち細要素領域)の分割数Naは大きく、個々の細要素3aは小さいので、このモデル1の表面は球面に近似する。ゴルフボールが他の物体と接触する際の物性値が、このモデル1が用いられた有限要素法によって予測される場合、細要素3aが小さいことに起因して誤差が抑制される。この解析方法では、物性値が精度よく予測されうる。
【0019】
細要素領域の内側の層の分割数は小さいので、シミュレーションに際してコンピュータにかかる負荷は小さい。この解析方法では、短時間でゴルフボール物性の解析が行われうる。
【0020】
分割数Naと分割数Nbとの比(Na/Nb)は、1.1以上15.0以下が好ましい。これにより、解析の精度と短時間とが両立される。解析精度の観点から比(Na/Nb)は2.0以上12.0以下がより好ましく、3.0以上10.0以下が特に好ましい。
【0021】
細要素領域の全周(360°)あたりの分割数は、32以上960以下が好ましい。分割数が上記範囲未満であると、解析精度が不十分となることがある。この観点から、分割数は48以上がより好ましく、64以上が特に好ましい。分割数が上記範囲を超えると、解析時間が長くなることがある。この観点から、分割数は480以下がより好ましく、320以下が特に好ましい。もちろん、コンピュータの性能向上により、さらに分割数が大きく設定されうる。細要素3aの半径方向長さは、通常は0.1mm以上10.0mm以下、特には0.5mm以上5.0mm以下が好ましい。
【0022】
細要素領域の内側の層の、全周(360°)あたりの分割数は、16以上48以下が好ましい。分割数が上記範囲未満であると、解析精度が不十分となることがある。この観点から、分割数は24以上が特に好ましい。分割数が上記範囲を超えると、解析時間が長くなることがある。この観点から、分割数は40以下が特に好ましい。もちろん、コンピュータの性能向上により、さらに分割数が大きく設定されうる。
【0023】
含まれる要素3の数は、864個以上100000個以下が好ましい。要素3の数が上記範囲未満であると、解析精度が不十分となるおそれがある。この観点から、要素3の数は1664個以上がより好ましく、2816個以上が特に好ましい。要素3の数が上記範囲を超えると、解析が長時間となるおそれがある。この観点から、要素3の数は50000個以下がより好ましく、20000個以下が特に好ましい。もちろん、コンピュータの性能向上により、さらに要素数が大きく設定されうる。
【0024】
半径方向において互いに隣接しており、かつ互いの分割数が異なる要素3同士(細要素3aと要素3b)とは、互いに固着処理(タイド処理)されるのが好ましい。固着処理により、細要素3aとその内側の要素3bとが両者の界面において一体的挙動を示すモデルが得られる。
【0025】
有限要素法等のシミュレーションにおいて理想的な要素3の形状は、立方体である。細要素3aが立方体に近いほど、換言すれば細要素3aのアスペクト比が1/1に近いほど、物性解析の精度が向上する。解析精度の観点から、細要素領域における平均アスペクト比は1/1以上4/1以下が好ましく、1/1以上3/1以下が好ましい。アスペクト比とは、要素の辺のうち最長のものの長さLaと最短のものの長さLbとの比(La/Lb)を意味する。
【0026】
前述のように、このモデルでは、全ての要素3が六面体である。六面体は、頂点を8個備えている。一般に、シミュレーションでは四面体、五面体、六面体等の要素が想定されるが、これらの中で最も変形挙動の表現の精度に優れる要素は、8点の積分点を使用できるという理由により、六面体の要素である。図1及び図2に示されたモデル1は、全ての要素3が六面体なので解析の精度に優れる。もちろん、全ての要素3が六面体とされる必要はなく、四面体等の六面体以外の要素と六面体の要素とが併存してもよい。解析精度の観点から、全要素の数に占める六面体の要素の数の比率は70%以上が好ましく、80%以上が特に好ましく、理想的にはこの比率は100%である。
【0027】
モデル1における層の数は特には制限されず、通常は3以上25以下、特には5以上18以下の層が形成される。
【0028】
コア、カバー及びペイント層を備えたゴルフボールが他の物体と衝突する場合、この物体と直接接触するのはペイント層である。ペイント層は通常は極めて薄いので、その変形挙動がゴルフボール物性に及ぼす影響は少ない。ゴルフボール物性に最も影響を及ぼすのは、ペイント層を除いて最も外側に位置するカバーの変形挙動である。解析精度の観点から、モデルのうちカバーに相当する部分が細要素領域に含まれるのが好ましい。このカバーは通常は熱可塑性樹脂、典型的にはアイオノマー樹脂を主成分とする。
【0029】
ゴルフボールは、その表面にディンプルを備えている。通常のディンプルの直径は、ゴルフボールの直径の0.1倍よりも小さい。サイズの大きな要素3では、ディンプル及びその近傍の変形挙動を正確に予測することは困難である。最外層が細要素領域とされれば、ディンプルの形状が反映されたモデルが得られうる。
【0030】
細要素領域は必ずしも最外層に位置する必要はないが、解析精度の観点から、細要素領域がなるべく外寄りに位置するのが好ましい。モデルの半径がRとされたとき、モデルの表面から0.4×Rの位置よりも外側に細要素領域が位置するのが好ましく、モデルの表面から0.2×Rの位置よりも外側に細要素領域が位置するのがより好ましい。
【0031】
略半球状又は略1/4球状のモデルが想定されてもよい。略半球状又は略1/4球状のモデルにおいても、外寄りの層の少なくとも一部が、細要素領域とされる。ゴルフボールは球状であって対称性が良好なので、半球状モデル及び1/4球状モデルであっても、並進拘束及び回転拘束を利用することによって測定精度が低下することなく解析が行われうる。しかも、半球状モデル及び1/4球状モデルが用いられることにより、モデル形成及び解析処理に要する時間が短縮されうる。
【0032】
最外層の全てが細要素領域とされる必要はない。図3は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデル5が、金属製円柱のモデル7とともに示された断面図である。この解析方法は、ゴルフボールが金属製円柱と接触(衝突)したときの反発係数を予測するために行われる。このモデル5の最外層は、細要素3aと他の要素3cとから構成されている。最外層のうち細要素領域は、金属製円柱と接触する部分及びこの近傍に位置している。最外層のうち細要素領域の分割数Naは、他の領域の分割数Ncよりも大きい。
【0033】
最外層のうち細要素領域以外の領域は金属製円柱のモデル7と接触しないので、分割数Ncが小さくされても、高い精度で反発係数が予測されうる。分割数Ncが小さくされることでコンピュータへの負荷がさらに低減され、解析時間が短縮される。
【0034】
分割数Naと分割数Ncとの比(Na/Nc)は、1.1以上15.0以下が好ましい。これにより、解析の精度と短時間とが両立される。この観点から、比(Na/Nc)は2.0以上12.0以下がより好ましく、3.0以上10.0以下が特に好ましい。
【0035】
このモデル5でも、細要素領域における分割数Naとこの細要素領域の内側の層の分割数Nbとの比(Na/Nb)は、1.1以上15.0以下が好ましい。これにより、解析の精度と短時間とが両立される。この観点から、比(Na/Nb)は2.0以上12.0以下がより好ましく、3.0以上10.0以下が特に好ましい。
【0036】
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデル9が示された断面図である。このモデル9の全体形状は、略球状である。このモデル9は、ゴルフボールがメッシュ分割されることによって得られたものである。図4において符号11aで示されているのは、細要素である。一方、符号11bで示されているのは、細要素11aの内側にあり、細要素11aと接している要素である。モデル9の最外層は、全て細要素11aからなる。細要素11aと要素11bとは、固着処理されている。
【0037】
このモデル9では、10個の細要素11aに1個の要素11bが接している。このモデル9では、分割数Naと分割数Nbとの比(Na/Nb)は10である。このモデル9でも、細要素11aの分割数が多いことに起因して、解析精度が向上する。このモデル9でも、要素11bの分割数が小さいことに起因して、解析時間の短縮が図られうる。
【0038】
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデル13が示された断面図である。このモデル13の全体形状は、略球状である。このモデル13は、ゴルフボールがメッシュ分割されることによって得られたものである。図5において符号15aで示されているのは、細要素である。一方、符号15bで示されているのは、細要素15aの内側にあり、細要素15aと接している要素である。モデル13の最外層は、全て細要素15aからなる。細要素15aと要素15bとは、固着処理されている。
【0039】
このモデル13では、16個の細要素15aに1個の要素15bが接している。このモデル13では、分割数Naと分割数Nbとの比(Na/Nb)は16である。このモデル13でも、細要素15aの分割数が多いことに起因して、解析精度が向上する。このモデル13でも、要素15bの分割数が小さいことに起因して、解析時間の短縮が図られうる。
【0040】
【実施例】
以下、実施例に基づいて本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
【0041】
[実施例1]
図1及び図2に示されるゴルフボールモデルを作成した。このモデルの比(Na/Nb)は5であり、要素の総数は11264個であり、細要素の一辺の長さの最小値は1mmである。このモデルを用い、ゴルフボールの圧縮変形量を有限要素法で予測した。このシミュレーションに用いたソフトウェアは、商品名「Is−dyna Ver950」である。このシミュレーションに用いたワークステーションは、SGI社の商品名「Origin」である。このワークステーションは、4つのCPU(300MHZ IP27 Processor)を備えている。このワークステーションのメインメモリーサイズは、2048MBytesである。このワークステーションの構成の詳細は、以下の通りである。
CPU:MIPS R12000 Processor Chip Revision 2.3
FPU:MIPS R12010 Floating Point Chip Revision 0.0
【0042】
[実施例2及び3並びに比較例1及び2]
下記の表1に示されたゴルフボールモデルを用いた他は実施例1と同様にして、ゴルフボールの圧縮変形量を有限要素法で予測した。
【0043】
[評価]
シミュレーションで得られた圧縮変形量と実際のゴルフボール(住友ゴム工業株式会社の商品名「DDH ツアースペシャル ロイヤルブルー」)の圧縮変形量との差を算出した。また、シミュレーションに要した時間と使用メモリー量とを求めた。これらの結果が、下記の表1に示されている。
【0044】
【表1】
Figure 2004013652
【0045】
表1に示されるように、各実施例の解析方法では、圧縮変形量の実測値との差が少ない。これは、解析精度が優れていることを示している。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
【0046】
【発明の効果】
以上説明されたように、本発明により精度よくかつ短時間でゴルフボール物性の解析がなされうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデルが示された断面斜視図である。
【図2】図2は、図1のモデルが示された断面図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデルが、金属製円柱のモデルとともに示された断面図である。
【図4】図4は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデルが示された断面図である。
【図5】図5は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデルが示された断面図である。
【図6】図6は、発明の比較例1に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデルが示された断面図である。
【図7】図7は、発明の比較例2に係るゴルフボール物性解析方法に用いられるモデルが示された断面図である。
【符号の説明】
1、5、9、13・・・モデル
3・・・要素
3a、11a、15a・・・細要素

Claims (5)

  1. ゴルフボールを多数の要素にメッシュ分割し、要素の群からなる複数の層を備えたモデルを得るステップと、
    このモデルを用いてシミュレーションによって物性解析を行うステップとを含むゴルフボール物性の解析方法であって、
    少なくとも一部が細要素領域とされた層を備えており、この細要素領域における周方向分割数Naがこの層の内側の層の周方向分割数Nbよりも大きく設定されていることを特徴とする解析方法。
  2. 上記分割数Naと分割数Nbとの比(Na/Nb)が1.1以上15.0以下である請求項1に記載の解析方法。
  3. 上記細要素領域がモデルの最外層に位置する請求項1又は請求項2に記載の解析方法。
  4. 細要素領域の要素とこの細要素領域の内側の層の要素とが固着結合されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の解析方法。
  5. 上記細要素領域を備えた層が、この細要素領域よりも分割数の小さな領域をも備えている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の解析方法。
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