JP2004013364A - 硬貨処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検銭部1および硬貨払出部2を有する硬貨処理装置において、硬貨払出部2の中継基板4に不揮発性メモリ5を実装し、検銭部1の制御基板3から不揮発性メモリ5に硬貨の払い出し処理に関する履歴情報を記憶するように構成した。これにより、検銭部1を差し替えても、硬貨払出部2の稼動履歴を正確に記憶することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は硬貨処理装置に関し、特に自動販売機に搭載されて受け付けた硬貨の検銭および釣り銭の払い出しを行う硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機は、複数の各種機能部品から構成されている。機能部品は、それぞれ機構部と制御部とを有し、各機能部品の制御部が主制御部(マスタ)に有機的に接続されている。主制御部は、自動販売機全体の制御を行うもので、そこに設けられているメモリには、各種設定データ、故障履歴データなどを保持し、電源投入時あるいは必要に応じてそのメモリから各種設定やメンテナンスに必要なデータを読み出すようにしていた。
【0003】
このように自動販売機における動作を主制御部により一括制御する構成では、主制御部の故障による交換時に、メモリに保持していた各機能部品の設定データを再入力したり、あるいは、機能部品毎の使用状況や故障状況が明確でなかったりすることから、たとえば特開2001−101492号公報に記載の自動販売機では、機能部品毎にそれらの制御部に不揮発性メモリを設けて、その不揮発性メモリにその機能部品の設定データや動作履歴データを保持させるようにしている。
【0004】
自動販売機の機能部品の1つに、硬貨処理装置(コインメカニズム)がある。この硬貨処理装置は、受け付けた硬貨の金種判別および真贋判定を行う検銭部(アクセプタ部)と、検銭が済んだ硬貨を金種別に用意されたチューブに収納し、商品を購入した後に釣銭が必要な場合には、チューブに積載収納されている硬貨から所定金種の硬貨が必要枚数分払い出す硬貨払出部(ペイアウト部)とから構成されている。
【0005】
検銭部は、制御基板を搭載し、硬貨払出部は、中継基板を搭載していて、これらは互いにケーブルで接続されている。検銭部の制御基板は、主に、硬貨処理装置全般の制御を司り、自動販売機の本体の主制御部との通信、硬貨識別、硬貨払い出しなどの能動的な機能を有する。一方、硬貨払出部の中継基板は、硬貨の満杯検知センサ、釣銭有無検知センサ、払出モータ、検銭部との接統コネクタなどで構成され、検銭部の制御基板と比べると受動的な機能を有する。
【0006】
この硬貨処理装置においては、検銭部の制御基板に不揮発性のメモリが実装されている。この不揮発性のメモリは、主として検銭に必要な硬貨の識別用データを格納しているが、その空き領域を利用して、硬貨の投入枚数や払出枚数といった履歴情報の保管が可能である。その履歴情報を読み出すことにより、当該自動販売機の使用頻度や稼動の状況を把握することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
市場展開された硬貨処理装置は、検銭部と硬貨払出部とがケーブルで接続されているため、検銭部単独での差し替えが頻繁に行われている。したがって、ある時点まで稼動していた硬貨処理装置の履歴情報、特に硬貨払出部の払い出しなどに関する情報は、検銭部を差し替えることによって、別の硬貨処理装置へ引き継がれるため、正確な稼動履歴情報を把握できない状況となってしまうという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、検銭部を差し替えても硬貨払出部の正確な稼動履歴情報を出力できる硬貨処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、制御基板を搭載した検銭部と前記制御基板とケーブルで接続された中継基板を搭載する硬貨払出部とを有する硬貨処理装置において、前記硬貨払出部の前記中継基板に不揮発性メモリを実装したことを特徴とする硬貨処理装置が提供される。
【0010】
このような硬貨処理装置によれば、硬貨払出部の稼動履歴の情報を、差し替えが頻繁に行なわれる検銭部の不揮発性メモりとは別個の中継基板に設けた不揮発性メモリに記憶させるようにした。これにより、たとえ、検銭部の差し替えがあっても、硬貨払出部の出荷時期からのトータルの稼動履歴情報を正確に保管しておくことができるので、この情報を出力することによって正確な稼動情報を把握することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による硬貨処理装置の構成を示す概略ブロック図である。
【0012】
硬貨処理装置は、検銭部(アクセプタ部)1と、硬貨払出部(ペイアウト部)2とから構成されている。検銭部1は、自動販売機が受け付けた硬貨の金種判別および真贋判定を行う機能を有し、検銭のための機構部と、硬貨処理装置全般の制御を行う制御基板3とを搭載している。硬貨払出部2は、検銭が行われて正貨と判断された硬貨を金種別に用意されたチューブに収納し、商品を購入した後に釣銭が必要な場合には、チューブに積載収納されている硬貨から所定金種の硬貨が必要枚数分払い出す機能を有し、硬貨収納および硬貨払い出しのための機構部と、この機構部を検銭部1の制御基板3とケーブルによって接続する中継基板4を搭載している。この中継基板4には、不揮発性メモリ5が実装されている。
【0013】
中継基板4に実装された不揮発性メモリ5は、制御基板3からの制御により硬貨の払出枚数の情報、硬貨詰まりの情報など硬貨払出部2における履歴情報を記憶する。
【0014】
これにより、たとえ検銭部1を差し替えたとしても、硬貨払出部2の正確な稼動履歴情報を記憶しておくことが可能になる。
図2は本発明による硬貨処理装置の実施構成例を示すブロック図である。
【0015】
硬貨処理装置における検銭部1の制御基板(プリント板)3は、マイクロコンピュータ(CPU)11を備え、そのマイクロコンピュータ11の内部には、読み書き可能なメモリ(RAM)12を有している。マイクロコンピュータ11には、不揮発性メモリ(EEP−ROM)13が接続されている。この不揮発性メモリ13は、硬貨の特徴を検出するためのセンサ出力値を補正する調整データ、機器のシリアルナンバー、制御モードの設定データなど、製品固有のデータのほか、検銭動作における不具合発生時の動作履歴に関するデータなどを記憶させるのに利用されている。
【0016】
マイクロコンピュータ11は、また、ケーブル14を介して硬貨払出部2に搭載の中継基板(プリント板)4の接続コネクタ15に接続されている。この接続コネクタ15は、釣銭を払い出すための払出モータ16、硬貨収納部に設置された満杯検知センサ17および釣銭有無検知センサ18、不揮発性メモリ(EEP−ROM)19などが接続されている。マイクロコンピュータ11は、さらに、ケーブル20を介して自動販売機全体を統括制御する自動販売機主制御部21に接続されている。
【0017】
以上の構成の硬貨処理装置において、硬貨処理に関するプログラムは、硬貨処理装置の全体制御を行うマイクロコンピュータ11の内部に格納されており、動作時にメモリ12にロードされ、マイクロコンピュータ11によって実行される。また、中継基板4に実装された不揮発性メモリ5は、硬貨払出部2における払い出し動作に関する履歴情報が検銭部1の稼働履歴とは別個に保存される。この情報は、検銭部1の制御基板3を通じて専用のテスタもしくは自動販売機主制御部21に出力することができる。
【0018】
次に、この硬貨処理装置の動作の中で、硬貨の払出枚数についての履歴情報を記憶する動作例について説明する。
図3は硬貨の払出枚数に関する履歴情報を記憶させるための処理の流れを示すフローチャートである。
【0019】
まず、工場出荷時点や修理終了時点で、中継基板4上の不揮発性メモリ5の累積払出枚数カウンタを0にセットしておく(ステップS0)。
自動販売機が稼働しているときには、マイクロコンピュータ11のメモリ12上の払出枚数カウンタnを0にセットし(ステップS1)、実際に払い出す枚数mを0にセットする(ステップS2)。また、一定時間を計測するタイマについても0をセットする(ステップS3)。
【0020】
次に、一定時間中に払い出された枚数mをカウントし(ステップS4)、その値mを払出枚数カウンタnにストアする(ステップS5)。払い出された枚数mは、払出枚数カウンタnにストアした後に、0にセットする(ステップS6)。次に、タイマがある一定時間経過したかどうかを判断し(ステップS7)、一定時間経過していない場合は、ステップS4に戻る。タイマがある一定時間経過していた場合には、払出枚数カウンタnの値を中継基板4上の不揮発性メモリ19の累積枚数カウントNに加算することにより、累積払出枚数を不揮発性メモリ19に記憶させ、最初のステップS1に戻る。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、硬貨払出部の中継基板に不揮発性メモリを実装して、その不揮発性メモリに硬貨の払い出し処理に関する履歴情報を記憶するように構成した。これにより、検銭部を差し替えても、硬貨払出部の稼動履歴を正確に記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による硬貨処理装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明による硬貨処理装置の実施構成例を示すブロック図である。
【図3】硬貨の払出枚数に関する履歴情報を記憶させるための処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 検銭部
2 硬貨払出部
3 制御基板
4 中継基板
5 不揮発性メモリ
11 マイクロコンピュータ
12 メモリ
13 不揮発性メモリ
14 ケーブル
15 接続コネクタ
16 払出モータ
17 満杯検知センサ
18 釣銭有無検知センサ
19 不揮発性メモリ
20 ケーブル
21 自動販売機主制御部
Claims (3)
- 制御基板を搭載した検銭部と前記制御基板とケーブルで接続された中継基板を搭載する硬貨払出部とを有する硬貨処理装置において、
前記硬貨払出部の前記中継基板に不揮発性メモリを実装したことを特徴とする硬貨処理装置。 - 前記不揮発性メモリは、前記検銭部の前記制御基板によって硬貨の払い出し処理に関する履歴情報を記憶するようにしたことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
- 前記制御基板は、硬貨の払い出し処理が行われることによって発生する履歴情報を保持しておき、一定時間経過するごとに保持していた前記履歴情報を前記不揮発性メモリに記憶させるようにしたことを特徴とする請求項2記載の硬貨処理装置。
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JP2011008476A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Panasonic Corp | 硬貨識別装置 |
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