JP2004012888A - 平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】平型コードに生じる撚りがサプライボビンに伝達されるのを防止して破断を防止することのできる平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置を提供する。
【解決手段】サプライボビン53から平型コード43を集合ダイ12に供給する際に、平型コード43はサプライボビン53に巻かれた状態と平行に繰り出されるので、各平型コード43は平行状態を保持して中心テンションメンバー41の周りに集合することができる。また、平型コード43が2本のローラ11a、11bをZ字状に通過することによりローラ11a、11bに押し付けられるので、ローラ11a、11bに接する平型コード43の面が平行に保持される。さらに、集合ダイ12が、中心テンションメンバー41を中心として回転自在なので、集合ダイ12に供給される平型コード43に撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイ12を回転させて解消する。
【選択図】 図1
【解決手段】サプライボビン53から平型コード43を集合ダイ12に供給する際に、平型コード43はサプライボビン53に巻かれた状態と平行に繰り出されるので、各平型コード43は平行状態を保持して中心テンションメンバー41の周りに集合することができる。また、平型コード43が2本のローラ11a、11bをZ字状に通過することによりローラ11a、11bに押し付けられるので、ローラ11a、11bに接する平型コード43の面が平行に保持される。さらに、集合ダイ12が、中心テンションメンバー41を中心として回転自在なので、集合ダイ12に供給される平型コード43に撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイ12を回転させて解消する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に架空ケーブルからのドロップケーブルとして用いられる平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、主に架空ケーブルから各加入者宅へ引き込むためのドロップケーブルとして用いられている平型コード集合型光ケーブルでは、中央に中心テンションメンバーを有し、この中心テンションメンバーの周囲に複数本の平型コードが集合されている。
【0003】
すなわち、図6に示すように、所定位置に固定されている集合ダイ61に供給される中心テンションメンバー41に対して、各々サプライボビン53から繰出される複数本の平型コード43を受けローラ55を介して供給する。このとき、各サプライボビン53が水平状態となるように保持しつつ回転自在に保持するケージ54を、中心テンションメンバー41を中心として回転させることにより、平型コード43を水平に保持しつつ回転させながら集合ダイ61に供給することにより、中心テンションメンバー41の周囲に撚り合わせて平型コード集合型光ケーブル62を製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、撚返しありで平型コード43を集合すると、各サプライボビン53を水平状態を保持しつつ回転自在に保持するケージ54が1回転するごとに、平型コード43に1回の撚りが与えられる。この撚り部は集合ダイ61を通過しにくく、集合ダイ61とサプライボビン53との間に、徐々に溜まってくる。この撚り溜まりが多くなってサプライボビン53まで達すると、図7に示すように、サプライボビン53においてフラットに巻かれている平型コード43が繰り出し時に縦方向に捻られた平型コード43aとなってしまう。
【0005】
このとき、ケージ54が回転してサプライボビン53の平型コード43間に隙間が生じると、縦に捻られた平型コード43aが下層の平型コード43間に食い込んで(図7中ハッチング部分)引っかかったりもつれたりして、繰出す際に平型コード43aを破断するおそれがあるという問題がある。
【0006】
また、平型コード43を撚返しありで集合する場合、集合ダイ61が固定されているので、例えば幅3mm、高さ1.6mmの平型コード43が縦になって集合ダイ61を通過する際には、一時的に1.4mm太くなった状態と同じ状態となる。このため、平型コード43の撚り部をブロックする形になり、集合ダイ61とサプライボビン53との間に撚りが溜まり易くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、平型コードに生じる撚りがサプライボビンに伝達されるのを防止して繰出される平型コードの破断を防止することのできる平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法は、請求項1に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造方法であって、前記サプライボビンから供給される前記平型コードの断面が、前記サプライボビンに巻かれた状態における断面と平行に繰り出されることを特徴としている。
【0009】
ここで、平型コードとしては、中心に光ファイバを有し、この光ファイバを挟んで両側にテンションメンバーを有し、全体を一括して被覆したものを例示することができる。
【0010】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造方法においては、サプライボビンから平型コードを集合ダイに供給する際に、平型コードはサプライボビンに巻かれた状態と平行に繰り出されるので、各平型コードは平行状態を保持して中心テンションメンバーの周りに集合することができる。これにより、平型コードに生じた撚りがサプライボビンに伝達されて、平型コードがもつれやすくなったり、下層に食い込んで繰り出しにくくなったりするのを防止することができる。
【0011】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法は、請求項2に記載したように、請求項1記載の平型コード集合型光ケーブルの製造方法において、前記サプライボビンと前記集合ダイとの間にZ型パスラインローラを設けて、平型コードの撚りが前記サプライボビンに伝達されるのを防止することを特徴としている。
【0012】
ここで、Z型パスラインローラとは、2本のローラを平行に設け、このローラ間を平型コードがZ字状に通過するものである。
【0013】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造方法においては、平型コードが2本のローラをZ字状に通過することによりローラに押し付けられるので、ローラに接する平型コードの面が平行に保持される。このため、平型コードに生じた撚りがZ型パスラインローラによりブロックされて、撚りがサプライボビンまで伝達されるのを防止することができる。
【0014】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法は、請求項3に記載したように、請求項1または2に記載した平型コード集合型光ケーブルの製造方法において、前記集合ダイを前記中心テンションメンバーを中心として回転自在とすることにより、平型コードの撚りが前記サプライボビンに伝達されるのを防止することを特徴としている。
【0015】
ここで、集合ダイを回転自在にする手段としては、集合ダイの外側にベアリング軸受けを介して取りつけることにより回転自在とすることができる。
【0016】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造方法においては、供給された平型コードを中心テンションメンバーの周りに撚り付ける集合ダイが、中心テンションメンバーを中心として回転自在なので、集合ダイに供給される平型コードに撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイを回転させて乗り越え巻取り側へ移動する。このため、平型コードのよりがサプライボビンに伝達されるのを防止することができる。
【0017】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置は、請求項4に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、前記サプライボビンと前記集合ダイとの間に前記平方コードの断面を水平に保持するためのZ型パスラインローラを設けたことを特徴としている。
【0018】
ここで、Z型パスラインローラとは、2本のローラを平行に設け、このローラ間を平型コードがZ字状に通過するものである。
【0019】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造装置においては、平型コードが2本のローラをZ字状に通過することによりローラに押し付けられるので、ローラに接する平型コードの面が平行に保持される。このため、平型コードに生じた撚りがZ型パスラインローラによりブロックされて、撚りがサプライボビンまで伝達されるのを防止することができるので、平型コードに生じた撚りがサプライボビンに伝達されて、平型コードがもつれやすくなったり、下層に食い込んで繰り出しにくくなったりするのを防止することができる。
【0020】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置は、請求項5に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、前記集合ダイを、前記中心テンションメンバーを中心として回転自在に設けたことを特徴としている。
【0021】
ここで、集合ダイを回転自在にする手段としては、集合ダイの外側にベアリング軸受けを介してフレーム等に取りつけることができる。
【0022】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造装置においては、供給された平型コードを中心テンションメンバーの周りに撚り付ける集合ダイが、中心テンションメンバーを中心として回転自在なので、集合ダイに供給される平型コードに撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイを回転させて乗り越え巻取り側へ移動する。このため、平型コードのよりがサプライボビンに伝達されるのを防止することができる。
【0023】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置は、請求項6に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、前記サプライボビンと前記集合ダイとの間に前記平方コードの断面を水平に保持するためのZ型パスラインローラを設けると共に、前記集合ダイを前記中心テンションメンバーを中心として回転自在に設けたことを特徴としている。
【0024】
ここで、Z型パスラインローラとは、2本のローラを平行に設け、このローラ間を平型コードがZ字状に通過するものである。また、集合ダイを回転自在にする手段としては、集合ダイの外側にベアリング軸受けを介してフレーム等に取りつけることができる。
【0025】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造装置においては、平型コードが2本のローラをZ字状に通過することによりローラに押し付けられるので、ローラに接する平型コードの面が平行に保持される。さらに、供給された平型コードを中心テンションメンバーの周りに撚り付ける集合ダイが、中心テンションメンバーを中心として回転自在なので、集合ダイに供給される平型コードに撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイを回転させて乗り越え巻取り側へ移動する。このため、平型コードに生じた撚りがZ型パスラインローラによりブロックされて、撚りがサプライボビンまで伝達されるのを防止することができると共に、平型コードに生じた撚りがサプライボビンに伝達されて、平型コードがもつれやすくなったり、下層に食い込んで繰り出しにくくなったりするのを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、既に図6ないし図7において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すこととして説明を簡略化あるいは省略する。
【0027】
図5には、従来より主に架空ケーブルから各加入者宅へ引き込むためのドロップケーブルとして用いられている平型コード集合型光ケーブル40の断面が示されている。この平型コード集合型光ケーブル40では、中央に例えば2.6mmφ〜4.6mmφの中心テンションメンバー41が例えばポリエチレン製の外皮42より覆われて設けられており、この中心テンションメンバー41の周囲に複数(ここでは8本)の平型コード43が集合されている。なお、各平型コード43は常に水平状態を保持しながら中心テンションメンバー41の周囲に集合して撚り合わされている。
【0028】
図5に示すように、平型コード43は、中央に光ファイバ心線44を有し、光ファイバ心線44を挟むようにして左右両側に例えば接着層付きの0.4mmφのテンションメンバー45が設けられていて、一括して被覆46が施されている。平型コード43は、例えば幅3.0mm、高さ1.6mmの矩形断面をしており、中央部上下にノッチ47を有している。
【0029】
図4には、中心テンションメンバー41に複数本の平型コード43を撚り合わせる本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造装置10の全体が示されている。この製造装置10では、上流側(図4において左側)に中心テンションメンバー41の供給ドラム51が回転自在に設けられており、中心テンションメンバー41が下流側(図4において右側)の集合ダイ52に供給される。
【0030】
集合ダイ52には、中心テンションメンバー41に撚り付けられる平型コード43が、撚り付けられる数(ここでは8個)だけ供給されている。各平型コード43を供給するサプライボビン53は各々ケージ54に各々自転可能に設けられると共に、中心テンションメンバー41周りに公転するケージ54に常に回転軸が水平となるように揺動自在に設けられている。これにより、平型コード43は水平に保持した状態で集合ダイ52に供給可能となっている。
【0031】
図1および図2に示すように、各平型コード43を供給するサプライボビン53と受けローラ55の間には、平らなローラ面を有する一対の平行なローラ11a、11bからなるZ型パスラインローラ11が各々設けられている。各ローラ11a、11bのローラ面の幅は、サプライボビン53から繰出される平型コード43が、サプライボビン53の全幅にわたって移動することから、略サプライボビン53の全幅と同じ大きさとなっている。
【0032】
このZ型パスラインローラ11では、平型コード43の水平状態を確保するため、平型コード43をローラ11a、11bに押付けるように配置されている。すなわち、サプライボビン53側のローラ11aは、もう一つのローラ11bよりもサプライボビン53から遠い位置にあり、サプライボビン53から繰出された平型コード43はローラ11aを通って一旦サプライボビン53側へ折り返され、さらにローラ11bにより折り返されるように全体Z型に配置されている。なお、受けローラ55は従来と同様にU字形状をしたローラ面を有しており、平型コード43がローラ11a、11bの幅で移動した場合でも、一定の位置から同じ角度を持って平型コード43を集合ダイ12に供給することができるようにしている。
【0033】
このZ型パスラインローラ11においては、ローラ11a、11bに対して平型コード43が一定以上の圧力を持って接触してガイドするために、前述したようにローラ11a、11bを配置すると共に、サプライボビン53から供給される平型コード43に一定の張力が付与されるように、サプライボビン53には例えばブレーキ機構が設けられていて、サプライボビン53が惰性で回転して平型コード43を過剰に繰出さないようにしている。
【0034】
このようにして、平型コード43がローラ11a、11bに押し付けられるので、サプライボビン53に巻かれている状態の平型コード43の平行状態を保持して繰り出すことができる。同時に、集合ダイ12側から受けローラ55を乗り越えてくる平型コード43の撚り部がローラ11a、11bに押付けられることにより水平状態に修正されるので、平型コード43の撚りがサプライボビン53に伝達されるのを防止することができる。
【0035】
また、図3に示すように、集合ダイ12は、ベアリング軸受け13を介して製造装置10に設けられているフレーム14に回転可能に取り付けられており、集合ダイ12を貫通する中心テンションメンバー41を中心として回転自在となっている。集合ダイ12の内面は、上流側に広がるテーパ面15を有しており、集合ダイ12に供給された平型コード43はテーパ面15に導かれて中心テンションメンバー41の周囲に集合される。
【0036】
このとき、サプライボビン53から集合ダイ12に供給される複数本の平型コード43のうちに撚りが生じているものがある場合、すなわち水平状態でない平型コード43がある場合には、その平型コード43の撚りの部分が集合ダイ12のテーパ面に引っかかって集合ダイ12を回転させようとする。従って、集合ダイ12を回転自在とすることにより、平型コード43に生じている撚りを逃がすことができる。
このため、従来のように、平型コード43が縦になって集合ダイ52を通過する際に、平型コード43の撚り部をブロックする現象を減少させることができるので、撚りはサプライボビン53に伝わるのを防止することができる。
【0037】
以上、前述した平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置10によれば、サプライボビン53と受けローラ55の間にZ型パスラインローラ11を設けて、平型コード43を水平なローラ面を有するローラ11a、11bに押付けるようにしたので、平型コード43に生じた撚り部はローラ面で水平に修正されるため、サプライボビン53側に伝達されなくなった。このため、サプライボビン53から繰り出す際に、平型コード43がもつれたり、下層に食い込んだりするのを防止することができる。
【0038】
すなわち、Z型パスラインローラ11を設けていない従来の場合には、例えば300mの平型コード43ごとに点検し、3直(1.5日または36時間)に1度の割合でサプライボビン53から供給される平型コード43が破断していたが、Z型パスラインローラ11を設けた本発明の製造装置10においては、1000mの平型コード43について1回の点検を行い、且つ平型コード43の破断は生じないという結果を得た。
【0039】
また、集合ダイ12に供給されている平型コード43に撚りが生じている場合には、その平型コード43が集合ダイ12を回転させることにより撚りが吸収されるので、集合ダイ12からサプライボビン53側に撚り部が伝達されるのを防止することができる。これにより、サプライボビン53から平型コード43を繰出す際に、下層の平型コード43間に詰まる現象を防止することができ、平型コード43の破断を防止することができる。
【0040】
なお、本発明の平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置によれば、平型コードに生じる撚りがサプライボビンに伝達されるのを防止することにより平型コードの破断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造装置の実施形態を示す要部側面図である。
【図2】図1中II方向から見た平面図である。
【図3】本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置における集合ダイの側面図である。
【図4】本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造装置の実施形態を示す構成図である。
【図5】従来より知られている平型コード集合型光ケーブルの断面図である。
【図6】従来の平型コード集合型光ケーブルの製造装置の要部を示す構成図である。
【図7】従来の平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置における問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
10 平型コード集合型光ケーブルの製造装置
11 Z型パスラインローラ
12 集合ダイ
40 平型コード集合型光ケーブル
41 中心テンションメンバー
43 平型コード
53 サプライボビン
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に架空ケーブルからのドロップケーブルとして用いられる平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、主に架空ケーブルから各加入者宅へ引き込むためのドロップケーブルとして用いられている平型コード集合型光ケーブルでは、中央に中心テンションメンバーを有し、この中心テンションメンバーの周囲に複数本の平型コードが集合されている。
【0003】
すなわち、図6に示すように、所定位置に固定されている集合ダイ61に供給される中心テンションメンバー41に対して、各々サプライボビン53から繰出される複数本の平型コード43を受けローラ55を介して供給する。このとき、各サプライボビン53が水平状態となるように保持しつつ回転自在に保持するケージ54を、中心テンションメンバー41を中心として回転させることにより、平型コード43を水平に保持しつつ回転させながら集合ダイ61に供給することにより、中心テンションメンバー41の周囲に撚り合わせて平型コード集合型光ケーブル62を製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、撚返しありで平型コード43を集合すると、各サプライボビン53を水平状態を保持しつつ回転自在に保持するケージ54が1回転するごとに、平型コード43に1回の撚りが与えられる。この撚り部は集合ダイ61を通過しにくく、集合ダイ61とサプライボビン53との間に、徐々に溜まってくる。この撚り溜まりが多くなってサプライボビン53まで達すると、図7に示すように、サプライボビン53においてフラットに巻かれている平型コード43が繰り出し時に縦方向に捻られた平型コード43aとなってしまう。
【0005】
このとき、ケージ54が回転してサプライボビン53の平型コード43間に隙間が生じると、縦に捻られた平型コード43aが下層の平型コード43間に食い込んで(図7中ハッチング部分)引っかかったりもつれたりして、繰出す際に平型コード43aを破断するおそれがあるという問題がある。
【0006】
また、平型コード43を撚返しありで集合する場合、集合ダイ61が固定されているので、例えば幅3mm、高さ1.6mmの平型コード43が縦になって集合ダイ61を通過する際には、一時的に1.4mm太くなった状態と同じ状態となる。このため、平型コード43の撚り部をブロックする形になり、集合ダイ61とサプライボビン53との間に撚りが溜まり易くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、平型コードに生じる撚りがサプライボビンに伝達されるのを防止して繰出される平型コードの破断を防止することのできる平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法は、請求項1に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造方法であって、前記サプライボビンから供給される前記平型コードの断面が、前記サプライボビンに巻かれた状態における断面と平行に繰り出されることを特徴としている。
【0009】
ここで、平型コードとしては、中心に光ファイバを有し、この光ファイバを挟んで両側にテンションメンバーを有し、全体を一括して被覆したものを例示することができる。
【0010】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造方法においては、サプライボビンから平型コードを集合ダイに供給する際に、平型コードはサプライボビンに巻かれた状態と平行に繰り出されるので、各平型コードは平行状態を保持して中心テンションメンバーの周りに集合することができる。これにより、平型コードに生じた撚りがサプライボビンに伝達されて、平型コードがもつれやすくなったり、下層に食い込んで繰り出しにくくなったりするのを防止することができる。
【0011】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法は、請求項2に記載したように、請求項1記載の平型コード集合型光ケーブルの製造方法において、前記サプライボビンと前記集合ダイとの間にZ型パスラインローラを設けて、平型コードの撚りが前記サプライボビンに伝達されるのを防止することを特徴としている。
【0012】
ここで、Z型パスラインローラとは、2本のローラを平行に設け、このローラ間を平型コードがZ字状に通過するものである。
【0013】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造方法においては、平型コードが2本のローラをZ字状に通過することによりローラに押し付けられるので、ローラに接する平型コードの面が平行に保持される。このため、平型コードに生じた撚りがZ型パスラインローラによりブロックされて、撚りがサプライボビンまで伝達されるのを防止することができる。
【0014】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法は、請求項3に記載したように、請求項1または2に記載した平型コード集合型光ケーブルの製造方法において、前記集合ダイを前記中心テンションメンバーを中心として回転自在とすることにより、平型コードの撚りが前記サプライボビンに伝達されるのを防止することを特徴としている。
【0015】
ここで、集合ダイを回転自在にする手段としては、集合ダイの外側にベアリング軸受けを介して取りつけることにより回転自在とすることができる。
【0016】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造方法においては、供給された平型コードを中心テンションメンバーの周りに撚り付ける集合ダイが、中心テンションメンバーを中心として回転自在なので、集合ダイに供給される平型コードに撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイを回転させて乗り越え巻取り側へ移動する。このため、平型コードのよりがサプライボビンに伝達されるのを防止することができる。
【0017】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置は、請求項4に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、前記サプライボビンと前記集合ダイとの間に前記平方コードの断面を水平に保持するためのZ型パスラインローラを設けたことを特徴としている。
【0018】
ここで、Z型パスラインローラとは、2本のローラを平行に設け、このローラ間を平型コードがZ字状に通過するものである。
【0019】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造装置においては、平型コードが2本のローラをZ字状に通過することによりローラに押し付けられるので、ローラに接する平型コードの面が平行に保持される。このため、平型コードに生じた撚りがZ型パスラインローラによりブロックされて、撚りがサプライボビンまで伝達されるのを防止することができるので、平型コードに生じた撚りがサプライボビンに伝達されて、平型コードがもつれやすくなったり、下層に食い込んで繰り出しにくくなったりするのを防止することができる。
【0020】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置は、請求項5に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、前記集合ダイを、前記中心テンションメンバーを中心として回転自在に設けたことを特徴としている。
【0021】
ここで、集合ダイを回転自在にする手段としては、集合ダイの外側にベアリング軸受けを介してフレーム等に取りつけることができる。
【0022】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造装置においては、供給された平型コードを中心テンションメンバーの周りに撚り付ける集合ダイが、中心テンションメンバーを中心として回転自在なので、集合ダイに供給される平型コードに撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイを回転させて乗り越え巻取り側へ移動する。このため、平型コードのよりがサプライボビンに伝達されるのを防止することができる。
【0023】
また、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置は、請求項6に記載したように、サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、前記サプライボビンと前記集合ダイとの間に前記平方コードの断面を水平に保持するためのZ型パスラインローラを設けると共に、前記集合ダイを前記中心テンションメンバーを中心として回転自在に設けたことを特徴としている。
【0024】
ここで、Z型パスラインローラとは、2本のローラを平行に設け、このローラ間を平型コードがZ字状に通過するものである。また、集合ダイを回転自在にする手段としては、集合ダイの外側にベアリング軸受けを介してフレーム等に取りつけることができる。
【0025】
このように構成された平型コード集合型光ケーブルの製造装置においては、平型コードが2本のローラをZ字状に通過することによりローラに押し付けられるので、ローラに接する平型コードの面が平行に保持される。さらに、供給された平型コードを中心テンションメンバーの周りに撚り付ける集合ダイが、中心テンションメンバーを中心として回転自在なので、集合ダイに供給される平型コードに撚りが生じている場合には、撚り部分が集合ダイを回転させて乗り越え巻取り側へ移動する。このため、平型コードに生じた撚りがZ型パスラインローラによりブロックされて、撚りがサプライボビンまで伝達されるのを防止することができると共に、平型コードに生じた撚りがサプライボビンに伝達されて、平型コードがもつれやすくなったり、下層に食い込んで繰り出しにくくなったりするのを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、既に図6ないし図7において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すこととして説明を簡略化あるいは省略する。
【0027】
図5には、従来より主に架空ケーブルから各加入者宅へ引き込むためのドロップケーブルとして用いられている平型コード集合型光ケーブル40の断面が示されている。この平型コード集合型光ケーブル40では、中央に例えば2.6mmφ〜4.6mmφの中心テンションメンバー41が例えばポリエチレン製の外皮42より覆われて設けられており、この中心テンションメンバー41の周囲に複数(ここでは8本)の平型コード43が集合されている。なお、各平型コード43は常に水平状態を保持しながら中心テンションメンバー41の周囲に集合して撚り合わされている。
【0028】
図5に示すように、平型コード43は、中央に光ファイバ心線44を有し、光ファイバ心線44を挟むようにして左右両側に例えば接着層付きの0.4mmφのテンションメンバー45が設けられていて、一括して被覆46が施されている。平型コード43は、例えば幅3.0mm、高さ1.6mmの矩形断面をしており、中央部上下にノッチ47を有している。
【0029】
図4には、中心テンションメンバー41に複数本の平型コード43を撚り合わせる本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造装置10の全体が示されている。この製造装置10では、上流側(図4において左側)に中心テンションメンバー41の供給ドラム51が回転自在に設けられており、中心テンションメンバー41が下流側(図4において右側)の集合ダイ52に供給される。
【0030】
集合ダイ52には、中心テンションメンバー41に撚り付けられる平型コード43が、撚り付けられる数(ここでは8個)だけ供給されている。各平型コード43を供給するサプライボビン53は各々ケージ54に各々自転可能に設けられると共に、中心テンションメンバー41周りに公転するケージ54に常に回転軸が水平となるように揺動自在に設けられている。これにより、平型コード43は水平に保持した状態で集合ダイ52に供給可能となっている。
【0031】
図1および図2に示すように、各平型コード43を供給するサプライボビン53と受けローラ55の間には、平らなローラ面を有する一対の平行なローラ11a、11bからなるZ型パスラインローラ11が各々設けられている。各ローラ11a、11bのローラ面の幅は、サプライボビン53から繰出される平型コード43が、サプライボビン53の全幅にわたって移動することから、略サプライボビン53の全幅と同じ大きさとなっている。
【0032】
このZ型パスラインローラ11では、平型コード43の水平状態を確保するため、平型コード43をローラ11a、11bに押付けるように配置されている。すなわち、サプライボビン53側のローラ11aは、もう一つのローラ11bよりもサプライボビン53から遠い位置にあり、サプライボビン53から繰出された平型コード43はローラ11aを通って一旦サプライボビン53側へ折り返され、さらにローラ11bにより折り返されるように全体Z型に配置されている。なお、受けローラ55は従来と同様にU字形状をしたローラ面を有しており、平型コード43がローラ11a、11bの幅で移動した場合でも、一定の位置から同じ角度を持って平型コード43を集合ダイ12に供給することができるようにしている。
【0033】
このZ型パスラインローラ11においては、ローラ11a、11bに対して平型コード43が一定以上の圧力を持って接触してガイドするために、前述したようにローラ11a、11bを配置すると共に、サプライボビン53から供給される平型コード43に一定の張力が付与されるように、サプライボビン53には例えばブレーキ機構が設けられていて、サプライボビン53が惰性で回転して平型コード43を過剰に繰出さないようにしている。
【0034】
このようにして、平型コード43がローラ11a、11bに押し付けられるので、サプライボビン53に巻かれている状態の平型コード43の平行状態を保持して繰り出すことができる。同時に、集合ダイ12側から受けローラ55を乗り越えてくる平型コード43の撚り部がローラ11a、11bに押付けられることにより水平状態に修正されるので、平型コード43の撚りがサプライボビン53に伝達されるのを防止することができる。
【0035】
また、図3に示すように、集合ダイ12は、ベアリング軸受け13を介して製造装置10に設けられているフレーム14に回転可能に取り付けられており、集合ダイ12を貫通する中心テンションメンバー41を中心として回転自在となっている。集合ダイ12の内面は、上流側に広がるテーパ面15を有しており、集合ダイ12に供給された平型コード43はテーパ面15に導かれて中心テンションメンバー41の周囲に集合される。
【0036】
このとき、サプライボビン53から集合ダイ12に供給される複数本の平型コード43のうちに撚りが生じているものがある場合、すなわち水平状態でない平型コード43がある場合には、その平型コード43の撚りの部分が集合ダイ12のテーパ面に引っかかって集合ダイ12を回転させようとする。従って、集合ダイ12を回転自在とすることにより、平型コード43に生じている撚りを逃がすことができる。
このため、従来のように、平型コード43が縦になって集合ダイ52を通過する際に、平型コード43の撚り部をブロックする現象を減少させることができるので、撚りはサプライボビン53に伝わるのを防止することができる。
【0037】
以上、前述した平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置10によれば、サプライボビン53と受けローラ55の間にZ型パスラインローラ11を設けて、平型コード43を水平なローラ面を有するローラ11a、11bに押付けるようにしたので、平型コード43に生じた撚り部はローラ面で水平に修正されるため、サプライボビン53側に伝達されなくなった。このため、サプライボビン53から繰り出す際に、平型コード43がもつれたり、下層に食い込んだりするのを防止することができる。
【0038】
すなわち、Z型パスラインローラ11を設けていない従来の場合には、例えば300mの平型コード43ごとに点検し、3直(1.5日または36時間)に1度の割合でサプライボビン53から供給される平型コード43が破断していたが、Z型パスラインローラ11を設けた本発明の製造装置10においては、1000mの平型コード43について1回の点検を行い、且つ平型コード43の破断は生じないという結果を得た。
【0039】
また、集合ダイ12に供給されている平型コード43に撚りが生じている場合には、その平型コード43が集合ダイ12を回転させることにより撚りが吸収されるので、集合ダイ12からサプライボビン53側に撚り部が伝達されるのを防止することができる。これにより、サプライボビン53から平型コード43を繰出す際に、下層の平型コード43間に詰まる現象を防止することができ、平型コード43の破断を防止することができる。
【0040】
なお、本発明の平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置によれば、平型コードに生じる撚りがサプライボビンに伝達されるのを防止することにより平型コードの破断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造装置の実施形態を示す要部側面図である。
【図2】図1中II方向から見た平面図である。
【図3】本発明にかかる平型コード集合型光ケーブルの製造装置における集合ダイの側面図である。
【図4】本発明に係る平型コード集合型光ケーブルの製造装置の実施形態を示す構成図である。
【図5】従来より知られている平型コード集合型光ケーブルの断面図である。
【図6】従来の平型コード集合型光ケーブルの製造装置の要部を示す構成図である。
【図7】従来の平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置における問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
10 平型コード集合型光ケーブルの製造装置
11 Z型パスラインローラ
12 集合ダイ
40 平型コード集合型光ケーブル
41 中心テンションメンバー
43 平型コード
53 サプライボビン
Claims (6)
- サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造方法であって、
前記サプライボビンから供給される前記平型コードの断面が、前記サプライボビンに巻かれた状態における断面と平行に繰り出されることを特徴とする平型コード集合型光ケーブルの製造方法。 - 前記サプライボビンと前記集合ダイとの間にZ型パスラインローラを設けて、平型コードの撚りが前記サプライボビンに伝達されるのを防止することを特徴とする平型コード集合型光ケーブルの製造方法。
- 前記集合ダイを前記中心テンションメンバーを中心として回転自在とすることにより、平型コードの撚りが前記サプライボビンに伝達されるのを防止することを特徴とする請求項1または2に記載した平型コード集合型光ケーブルの製造方法。
- サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、
前記サプライボビンと前記集合ダイとの間に前記平方コードの断面を水平に保持するためのZ型パスラインローラを設けたことを特徴とする平型コード集合型光ケーブルの製造装置。 - サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、
前記集合ダイを、前記中心テンションメンバーを中心として回転自在に設けたことを特徴とする平型コード集合型光ケーブルの製造装置。 - サプライボビンから供給される複数本の平型コードを、集合ダイにより撚返しありで中心テンションメンバーまわりに集合させる平型コード集合型光ケーブルの製造装置であって、
前記サプライボビンと前記集合ダイとの間に前記平方コードの断面を水平に保持するためのZ型パスラインローラを設けると共に、前記集合ダイを前記中心テンションメンバーを中心として回転自在に設けたことを特徴とする平型コード集合型光ケーブルの製造装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002167306A JP2004012888A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 平型コード集合型光ケーブルの製造方法および製造装置 |
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JP2016004219A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバテープ心線の製造装置および製造方法 |
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2002
- 2002-06-07 JP JP2002167306A patent/JP2004012888A/ja active Pending
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