JP2529451Y2 - 撚線装置 - Google Patents
撚線装置Info
- Publication number
- JP2529451Y2 JP2529451Y2 JP1994006911U JP691194U JP2529451Y2 JP 2529451 Y2 JP2529451 Y2 JP 2529451Y2 JP 1994006911 U JP1994006911 U JP 1994006911U JP 691194 U JP691194 U JP 691194U JP 2529451 Y2 JP2529451 Y2 JP 2529451Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- group
- cradle
- winding
- reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はタイヤやベルト等の補強
材として使用されるスチールコードの撚線装置に関する
ものである。
材として使用されるスチールコードの撚線装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の撚線機は図3、図4、図
5に示すように繰出部a、回転体部b、巻取部cがそれ
ぞれ1台の機械に1セットとして配置され、各幾毎に駆
動源を有していた。図3、図4は筒型撚線機であり、図
5は二度撚撚線機(特公昭59−26091第1図cに
示される)である。
5に示すように繰出部a、回転体部b、巻取部cがそれ
ぞれ1台の機械に1セットとして配置され、各幾毎に駆
動源を有していた。図3、図4は筒型撚線機であり、図
5は二度撚撚線機(特公昭59−26091第1図cに
示される)である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これらの従来型の撚線
機は設備の管理上、また少量生産の場合は生産管理、作
業性等の面において有利な点もあった。しかし多量生産
になれば機械の台数も多くなるため、生産管理、作業性
等の面においても煩雑となり、又最近特に要求があるコ
ストダウン、省エネルギー、自動化等に対する対策にお
いては、なお十分でないという欠点があった。
機は設備の管理上、また少量生産の場合は生産管理、作
業性等の面において有利な点もあった。しかし多量生産
になれば機械の台数も多くなるため、生産管理、作業性
等の面においても煩雑となり、又最近特に要求があるコ
ストダウン、省エネルギー、自動化等に対する対策にお
いては、なお十分でないという欠点があった。
【0004】そこで、上記欠点を改良し、生産性を向上
させることを目的として、繰出部、回転体部及び巻取部
を竪型に配列した一式の機械を、多数並列配置した撚線
機が提案されている(例えば、実公昭55−28800
号公報参照)。
させることを目的として、繰出部、回転体部及び巻取部
を竪型に配列した一式の機械を、多数並列配置した撚線
機が提案されている(例えば、実公昭55−28800
号公報参照)。
【0005】上記公報に開示の撚線機は、前記従来技術
の横型に配列したものを竪型に配列したものであり、据
付面積が減少する。しかし、竪型の撚線機は、特に回転
体部において、内部のクレードルがフライヤの高速回転
によって不規則な回転をし易くなる。このため、コード
に撚り乱れ(撚りピッチの変動)を生じ易くなり、高速
回転すると、この傾向が更に強まることとなって、高速
化の妨げとなっていた。また、上記竪型の撚線機は、そ
の一式の機械が繰出部、回転体部及び巻取部を夫々具え
ているため、一式の機械毎に管理、作業をしなければな
らず、生産管理、作業性の点で未だ満足すべきものでは
なかった。
の横型に配列したものを竪型に配列したものであり、据
付面積が減少する。しかし、竪型の撚線機は、特に回転
体部において、内部のクレードルがフライヤの高速回転
によって不規則な回転をし易くなる。このため、コード
に撚り乱れ(撚りピッチの変動)を生じ易くなり、高速
回転すると、この傾向が更に強まることとなって、高速
化の妨げとなっていた。また、上記竪型の撚線機は、そ
の一式の機械が繰出部、回転体部及び巻取部を夫々具え
ているため、一式の機械毎に管理、作業をしなければな
らず、生産管理、作業性の点で未だ満足すべきものでは
なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の欠点
を除去するためになされたものであり、繰出部、回転体
部、巻取部をそれぞれ1台の機械に1セットとして配置
し各機毎に駆動源を有していた従来の構造を改め、複数
の繰出部、回転体部、巻取部をそれぞれにまとめて配
し、駆動もまとめて行うようにして同時に多数本のスチ
ールコードを製造しようとする撚線装置である。
を除去するためになされたものであり、繰出部、回転体
部、巻取部をそれぞれ1台の機械に1セットとして配置
し各機毎に駆動源を有していた従来の構造を改め、複数
の繰出部、回転体部、巻取部をそれぞれにまとめて配
し、駆動もまとめて行うようにして同時に多数本のスチ
ールコードを製造しようとする撚線装置である。
【0007】すなわち撚線機を2台以上設置し複数本の
スチールコードを同時に製造する装置において、外側繰
出部、内部に繰出しリールを持つ遊動自在のクレードル
を有する回転体部、ならびに巻取部をそれぞれ一群に配
して、繰出群部、回転体群部、ならびに巻取群部を構成
し、上記回転体群部はその複数個の回転体部の回転軸が
同一水平面上で略一直線上に配置されるようになし、か
つ各群内の駆動は同一駆動源により駆動されることを特
徴とする撚線装置を提供するものである。
スチールコードを同時に製造する装置において、外側繰
出部、内部に繰出しリールを持つ遊動自在のクレードル
を有する回転体部、ならびに巻取部をそれぞれ一群に配
して、繰出群部、回転体群部、ならびに巻取群部を構成
し、上記回転体群部はその複数個の回転体部の回転軸が
同一水平面上で略一直線上に配置されるようになし、か
つ各群内の駆動は同一駆動源により駆動されることを特
徴とする撚線装置を提供するものである。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。 (実施例1) 図1は本考案の一実施例を示し、図において1は素線の
巻かれた繰出しリールであり、ガイドローラー2を通し
て各々回転体に導入されている。3は複数個の繰出しリ
ールを有する繰出群部で1つの駆動源により駆動され
る。4は回転体で7はクレードル6の両側に位置し、回
転するフライヤであってクレードル6の上には繰出しリ
ール5が載置されている。これら複数個の回転体はその
回転軸8が略一直線上になるよう配置されて回転体群部
13を構成する。
る。 (実施例1) 図1は本考案の一実施例を示し、図において1は素線の
巻かれた繰出しリールであり、ガイドローラー2を通し
て各々回転体に導入されている。3は複数個の繰出しリ
ールを有する繰出群部で1つの駆動源により駆動され
る。4は回転体で7はクレードル6の両側に位置し、回
転するフライヤであってクレードル6の上には繰出しリ
ール5が載置されている。これら複数個の回転体はその
回転軸8が略一直線上になるよう配置されて回転体群部
13を構成する。
【0009】12は駆動用モーターでありVベルト11
等により伝導軸9を介して各回転体にその回転を伝達駆
動している。14はスチールコードを引張る引取キャプ
スタン、15はトラバースローラーで16は巻取りリー
ルであり、これらの複数個の巻取部より巻取群部17を
構成する。引取キャプスタン14と巻取りリール16の
回転は本体回転の駆動源12より連動しているか、また
は別駆動であっても動作は連動している。
等により伝導軸9を介して各回転体にその回転を伝達駆
動している。14はスチールコードを引張る引取キャプ
スタン、15はトラバースローラーで16は巻取りリー
ルであり、これらの複数個の巻取部より巻取群部17を
構成する。引取キャプスタン14と巻取りリール16の
回転は本体回転の駆動源12より連動しているか、また
は別駆動であっても動作は連動している。
【0010】次にこの装置により複数本のスチールコー
ドを同時に製造する操作について説明する。外部繰出し
リール1より繰り出された素線18は回転体4の片側軸
芯よりフライヤ7の外周部に導かれクレードル6の周囲
を回転しながら他方のフライヤを経て他方軸芯に入り、
ここでクレードル6内の繰出しリール5より導き出され
た素線19と集合し撚り合わされながら回転体外部に導
き出されガイドローラー2、引取キャプスタン14、ト
ラバースローラー15を通り巻取りキャプスタン16の
巻き取られる。
ドを同時に製造する操作について説明する。外部繰出し
リール1より繰り出された素線18は回転体4の片側軸
芯よりフライヤ7の外周部に導かれクレードル6の周囲
を回転しながら他方のフライヤを経て他方軸芯に入り、
ここでクレードル6内の繰出しリール5より導き出され
た素線19と集合し撚り合わされながら回転体外部に導
き出されガイドローラー2、引取キャプスタン14、ト
ラバースローラー15を通り巻取りキャプスタン16の
巻き取られる。
【0011】本実施例は1×2構造のスチールコードを
製造する例を示したが、本考案はこの例だけでなく1×
5、1×4、2×2、2+2等の構成のスチールコード
の製造装置にも適用できることは当然である。この場
合、図3に示す構造を応用し、クレードルを複数個設け
複数本の素線を繰り出せばよい。又、同一クレードル上
に複数の繰出しリールを設け複数本を繰り出しても異な
る構成のスチールコードが製造される。
製造する例を示したが、本考案はこの例だけでなく1×
5、1×4、2×2、2+2等の構成のスチールコード
の製造装置にも適用できることは当然である。この場
合、図3に示す構造を応用し、クレードルを複数個設け
複数本の素線を繰り出せばよい。又、同一クレードル上
に複数の繰出しリールを設け複数本を繰り出しても異な
る構成のスチールコードが製造される。
【0012】また繰出し素線18、19をストランドに
変更すると複合形撚線が製造される。外側繰出しリール
1より繰り出される線をストランドにして、クレードル
内繰出しリール5より繰り出される線を単線とし、複数
個のクレードルより複数本繰り出すと複層構造の撚線が
製造される。さらに外側繰出しリール1よりスチールコ
ードを繰出し、クレードル内より単一の素線を繰り出す
とラッピング付スチールコードが製造される。
変更すると複合形撚線が製造される。外側繰出しリール
1より繰り出される線をストランドにして、クレードル
内繰出しリール5より繰り出される線を単線とし、複数
個のクレードルより複数本繰り出すと複層構造の撚線が
製造される。さらに外側繰出しリール1よりスチールコ
ードを繰出し、クレードル内より単一の素線を繰り出す
とラッピング付スチールコードが製造される。
【0013】(実施例2) 図2に本考案の他の実施例の撚線装置を示す。図2にお
ける実施例の装置は図1における装置とほとんど同じで
あるが、回転体部内での素線の通過経路が異なる。図2
においては、外側繰出しリール1より繰り出された素線
18は片側軸芯よりフライヤ7の外周部に導かれ、クレ
ードル6の周囲を回転しながら、他方のフライヤの軸芯
を通りクレードル内に入り、クレードル6内の繰出しリ
ール5より導き出された素線19とクレードル上で集合
し、反対側のクレードル軸芯よりフライヤ外周に導き再
度クレードルの外周を回転しながら他方のフライヤの軸
芯を通り回転体外部に導き出される。後は前記実施例1
と同様である。この場合、回転体内においては二度撚り
が行なわれることは広く知られている通りである。また
前記実施例と同様、クレードル内に複数の繰出しリール
を設けることも可能であるし、各素線をストランド等に
変更することも可能である
ける実施例の装置は図1における装置とほとんど同じで
あるが、回転体部内での素線の通過経路が異なる。図2
においては、外側繰出しリール1より繰り出された素線
18は片側軸芯よりフライヤ7の外周部に導かれ、クレ
ードル6の周囲を回転しながら、他方のフライヤの軸芯
を通りクレードル内に入り、クレードル6内の繰出しリ
ール5より導き出された素線19とクレードル上で集合
し、反対側のクレードル軸芯よりフライヤ外周に導き再
度クレードルの外周を回転しながら他方のフライヤの軸
芯を通り回転体外部に導き出される。後は前記実施例1
と同様である。この場合、回転体内においては二度撚り
が行なわれることは広く知られている通りである。また
前記実施例と同様、クレードル内に複数の繰出しリール
を設けることも可能であるし、各素線をストランド等に
変更することも可能である
【0014】さらにこれらの実施例において回転体部が
多数に至るときは、各ブロック毎にまとめて駆動するこ
とも可能である。
多数に至るときは、各ブロック毎にまとめて駆動するこ
とも可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上のような構成であるため、 多数の繰出しリールの交換が一度に同じ場所で出来
る。 多数の巻取りリールの交換並びに巻取状態の監視が
同じ場所で出来る。 設備的共通部分が1ヶ所にまとめるため共有部分等
が出来、全体の設置面積が約20〜30%減少する。 リール交換作業の自動化が出来易くなった。 作業者の移動距離が少なくなり、1人当たり持台数
が増加した。 駆動源が統一出来、モーター台数も極端に少なくな
り、省エネルギーが達成できた。 電気制御部品も兼用出来て、設備費も約30〜50
%削減出来た。等の優れた効果を有する考案である。
る。 多数の巻取りリールの交換並びに巻取状態の監視が
同じ場所で出来る。 設備的共通部分が1ヶ所にまとめるため共有部分等
が出来、全体の設置面積が約20〜30%減少する。 リール交換作業の自動化が出来易くなった。 作業者の移動距離が少なくなり、1人当たり持台数
が増加した。 駆動源が統一出来、モーター台数も極端に少なくな
り、省エネルギーが達成できた。 電気制御部品も兼用出来て、設備費も約30〜50
%削減出来た。等の優れた効果を有する考案である。
【図1】本考案の撚線装置の1実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図2】本考案の他の実施例を示す構成図である。
【図3】従来の撚線機を示す構成図である。
【図4】従来の撚線機を示す構成図である。
【図5】従来の撚線機を示す構成図である。
1、5 繰出しリール 2 ガイドローラー 3 繰出群部 4 回転体 6 クレードル 7 フライヤ 8 回転軸 9 伝導軸 11 Vベルト 12 駆動用モーター 13 回転体群部 14 引取キャプスタン 15 トラバースローラー 16 巻取りリール 17 巻取群部 18、19 素線
Claims (1)
- 【請求項1】 撚線機を2台以上設置し複数本のスチー
ルコードを同時に製造する装置において、外側繰出部、
内部に繰出しリールを持つ遊動自在のクレードルを有す
る回転体部、ならびに巻取部をそれぞれ一群に配して、
繰出群部、回転体群部、ならびに巻取群部を構成し、上
記回転体群部はその複数個の回転体部の回転軸が同一水
平面で略一直線上に直列配置されるようになし、かつ各
群内の駆動は同一駆動源により駆動されることを特徴と
する撚線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006911U JP2529451Y2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 撚線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006911U JP2529451Y2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 撚線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071100U JPH071100U (ja) | 1995-01-10 |
JP2529451Y2 true JP2529451Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=11651432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994006911U Expired - Lifetime JP2529451Y2 (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 撚線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529451Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2653041A1 (de) * | 1976-11-22 | 1978-05-24 | Barmag Barmer Maschf | Verfahren zur herstellung eines seils |
JPS5528800U (ja) * | 1978-08-17 | 1980-02-25 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP1994006911U patent/JP2529451Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071100U (ja) | 1995-01-10 |
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