JP2004012759A - 定着制御装置 - Google Patents

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JP2004012759A JP2002165419A JP2002165419A JP2004012759A JP 2004012759 A JP2004012759 A JP 2004012759A JP 2002165419 A JP2002165419 A JP 2002165419A JP 2002165419 A JP2002165419 A JP 2002165419A JP 2004012759 A JP2004012759 A JP 2004012759A
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Shinpei Matsuo
松尾 信平
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Abstract

【課題】電磁誘導加熱定着器において、ウォームアップ終了直後のファーストプリントタイム改善手段を提供する。
【解決手段】回転定着面周上に配置したヒータにより加熱した定着面を回転挟圧搬送し定着を行い、電源投入後のウォームアップ終了時は回転を停止してスタンバイ温調制御を行う定着装置において、ウォームアップ終了後に所定時間空回転温調を行う。空回転時間は、ウォームアップ処理温度上昇率に応じて調整する。空回転温調終了後所定時間スタンバイ温調目標温度を高くした後スタンバイ温調温度とする。スタンバイ温調目標温度切り換えタイミングは、ウォームアップ処理温度上昇率に応じて調整する。空回転速度はプリント時より遅くする。これら空回転予備加熱温調制御手段を具備した定着制御装置によりコールドスタート時のウォームアップ終了直後にファーストプリントタイムが悪化するのを防止する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
レーザービームプリンタ等電子写真プリンタに供するオンデマンド定着器の予備加熱制御手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーレーザービームプリンタ等のカラー電子写真プリンタにおいては、複数色のトナーを十分に溶かし色再現性、グロス制御性を確保するため、シリコンゴム層により弾性を持たせ、白黒に比べ高い温度に精密に保った定着面を有したスリーブを電磁誘導加熱方式により加熱し記録紙を挟圧搬送することにより、熱と圧力によりトナー像を定着させている。
【0003】
図10は、電磁誘導加熱方式を用いた定着器の横断面を説明する概略構成図である。
【0004】
また図11は、電磁誘導加熱方式を用いた定着器の用紙搬送方向より見た構造を説明する概略構成図である。
【0005】
また図12は、電磁誘導加熱方式を用いた定着器の磁力線分布と発熱分布を説明する概略構成図である。
【0006】
また図13は、電磁誘導加熱方式を用いた定着器のヒーター電源と温調制御部ハードウエア構成を説明する概略構成図である。
【0007】
1001は定着スリーブでありテフロン(登録商標)よりなる離型層をシリコンゴム層を介して貼り付けた磁性金属チューブを耐熱樹脂よりなるホルダ1002の周りに回転可能に配設している。1003は加圧ローラであり駆動軸1004を駆動ギア1103を介して駆動モータ1005で回転させることにより定着スリーブを回転駆動する。ホルダ1002内部にはフェライトコア1010と励磁コイル1008を配置し加圧バネ1101によりガイド1102、加圧ステー1009、ホルダ1002、摺動板1006を介して加圧ローラに圧力を加えている。1011はサーミスタチップでありサーミスタバネ1012により定着スリーブ1001に内接摺動し定着面の温度を検出している。
【0008】
1201は励磁コイル1008に高周波電流を通電した時の磁力線分布である。1202は前記磁力線1201により定着スリーブ1001上に誘起された渦電流分布を表す。1202は前記渦電流1202により定着スリーブ1001上に発生した抵抗損失によるジュール熱分布を説明する図である。このように定着スリーブ1001上に発生する熱は励磁コイルを定着スリーブに投影した渦電流分布1202に沿って発生する。
【0009】
従って、定着動作は駆動モータ1005により定着スリーブ1001を回転させることにより摺動板1006部にサーミスタ1011により温調加熱した定着スリーブを送り出すことにより行うよう構成されている。
【0010】
次に図13に沿ってヒーター電源及び温調制御回路構成を説明する。
【0011】
1301は一次ドライブ回路部であり商用電源1305を発振制御部1302からの制御パルスに基づいて励磁コイル1320への通電をスイッチし高周波電流を供給するインバータ電源のドライブ部を構成している。
【0012】
一次ドライブ回路部1301は、安全ヒューズ1306、ラインフィルタ1307を介して商用電源1305に接続し、過昇温保護の為の安全回路リレー1、2(1308、1309)を通じてブリッジダイオード1310により全波整流を行い、ノイズ流出防止のためのチョークコイル1311及びインピーダンス低減のための平滑コンデンサ1312を接続して構成されるインバータ用DC電源回路と発振制御部1302の2相の制御パルスを入力し、励磁コイルの通電をスイッチするインバータスイッチ回路より構成される。
【0013】
インバータスイッチ回路は発振制御部1302の2相の制御パルスをパルストランス1、2(1325、1326)、波形成型回路1、2(1314、1313)を介してIGBTよりなるメインスイッチ1316とサブスイッチ1315のゲートに入力し、パルス信号に応じて励磁コイルの通電をスイッチする。
【0014】
1317、1318はそれぞれのIGBTよりなるメインスイッチ1316とサブスイッチ1315の還流ダイオード2、1であり励磁コイル逆起電力による逆バイアスを防止している。メイン共振コンデンサ1319はメインスイッチ1316に並列に接続されメインスイッチOFF時に励磁コイル1320とフライバック共振を行う。1324はサブ共振コンデンサでありサブスイッチ1315を介して励磁コイルに並列に接続されサブスイッチON時に励磁コイル1320とフライバック共振を行う。
【0015】
発振制御部1302により発せられる2相の制御パルス1338、1339は入力電圧1336に応じてON幅を調整せしめた2相発振器VCO(1331)により発せられる。VCO(1331)により発せられる2相の信号はドライバ1330によりパルストランス1325、1326を駆動し、サブスイッチ1315のゲート信号はメインスイッチ1316のOFF期間にONするよう交互に発せられ、またメインスイッチ1316との同時ONを避けるためデッドタイム1314を付加してある。
【0016】
メインスイッチ1316がONすると励磁コイル1320に電源電圧VBが掛かり、VBを等価インダクタンス1321で割った電流勾配で電流がチャージされる。従って、励磁コイルチャージ電力はメインスイッチ1316のON時間に比例して変化する。メインスイッチ1316がOFFするとメインスイッチ1316コレクタ電圧Vs1は励磁コイル1320にチャージされた電流によりまずメイン共振コンデンサ1319をチャージし、さらにサブスイッチ1315の還流ダイオード1317がONする電圧に達するとさらにサブ共振コンデンサ1324をチャージし、サブ共振コンデンサ1324の容量とメイン共振コンデンサ1319の容量を合わせた容量と励磁コイル1320の等価インダクタンス1321で決まる時定数で電源電圧VBを中心に電圧共振する。
【0017】
電圧共振のVs1下降区間中にサブスイッチ1315をOFFさせると励磁コイル1320に反転チャージされた電流エネルギがメインとサブ両共振コンデンサ合わせた容量への反転チャージからサブ共振コンデンサ1324のみへの反転チャージに集中させるよう切り換わり電圧を急激に降下させる。
【0018】
ここで、サブ共振コンデンサ1324の容量をメイン共振コンデンサ1319の容量に対し十分大きな容量とすることにより、メインスイッチON時間が小さく小振幅時においても確実に0Vまで降下させ、メインスイッチON時におけるソフトスイッチングを行うとともにフライバック共振波形を矩形波状に近づけ、スイッチング周期に対し短いOFF時間であってもフライバックピーク電圧を抑制し、低い耐圧のIGBTで大きな最大電力を確保しながら広い電力調整範囲とを得ることができる。
【0019】
1327はカレントトランスであり一次側はインバータのDC電源のメインスイッチ1315のエミッタとGNDラインに直列に接続し、励磁コイル1320のチャージ電流を検出している。2次側にはカレントトランス負荷抵抗1328接続し、電圧波形に変換して電流ピーク検出回路1329に入力している。電流ピーク検出回路1329は励磁コイル1320にチャージした電流のピーク値を所定時定数でホールドし最大電力設定回路1332に入力する。
【0020】
最大電力設定回路1332は最大電力制御信号1337を最大電力リミッタ1333に入力し、エンジン制御部1303からの電力制御信号1336の値を最大電力制御信号1337以下に制限してVCO(1331)に入力することによりメインスイッチ1316のON時間を規制し電源電圧の変動による最大電力の変動を抑制している。
【0021】
1304は回転発熱体、発熱体等価抵抗1322に流れたときの損失ジュール熱により加熱されながら、当接する加圧ローラー1346を定着モータ1347の駆動力により回転し用紙を挟圧搬送する。1323はサーミスタであり回転発熱体1304に摺動内接し定着面の温度を基準抵抗1356との分圧により電気信号に変換する。
【0022】
1303はエンジン制御部でありCPU1335にA/Dコンバータ1341とD/Aコンバータ1334のインタフェースを備えてなり、A/Dコンバータ1341でサーミスタ1323の検出電圧を取り込み、D/Aコンバータ1334で前記インバータ電源の電力制御信号1336を出力する。CPU1335は、回転発熱体1304の温度を所定の目標温度とリアルタイムに比較するリニアフィードバック制御により電力制御信号を出力してメインスイッチのON時間を加減することにより、励磁電流を調整し発熱電力を制御し温調制御を行う。1343はON信号でありCPU1335の出力ポートから発振制御部1302のVCO1331に入力し、LレベルでVCOの発振を止める機能があり定着温調オフ時にはインバータ電源を制御入力1336の値に関わらずオフさせる。
【0023】
1345は安全回路であり温度検出回路1350、ラッチ回路1351、ドライブトランジスタ1353、バイアス抵抗1354、1355よりなる。安全回路1345は温度検出回路1350内臓コンパレータにより安全回路保護温度基準電圧と基準抵抗1356により電圧変換したサーミスタ出力と比較し、ラッチ回路1351に出力し、安全回路保護温度を超えた時にはリレー1308、1309をOFFしインバータ電源AC入力を遮断するとともに電源OFFまで保持する。
【0024】
図14は前記図11〜13のハードウエア構成における、電源投入時のソフトウエア定着制御処理構成を説明するフローチャート図である。また図15は図14ソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図である。
【0025】
図15の1501は定着スリーブ非加熱領域の温度推移を表し、1503は定着スリーブ加熱領域のサーミスタ検知温度の推移を表す。1504はスタンバイ温調熱平衡時の非加熱領域スリーブ温度の立上げ温度推移を表し、1516はウォームアップ終了後2分の非加熱領域スリーブ温度の立上げ温度推移を表す。1505、1506は前記1504、1516温度推移を、プリント受付けタイミングを基準に立上げ特性を比較したものである。1518はスタンバイ温調熱平衡時の立上げの定着モータ回転速度推移を、1519はウォームアップ終了後2分の立上げの定着モータ回転速度推移を表す。
【0026】
以後制御構成を図14フローチャート及び図15制御推移グラフ図に沿って説明する。
【0027】
CPU1335は電源投入またはジャム処理ドアクローズによりステップ1401より始まる定着イニシャル処理シーケンスを開始する。まず、定着モーターを駆動し、定着スリーブを回転させるとともにウォームアップ目標温度を設定し定着ヒーターをオンさせ、ヒーターを最大電力で駆動する(1402、1403、1404)。定着ウォームアップレディ温度に到達すると(1502)、温調目標温度をスタンバイ温度に設定し、定着モータを停止させプリント要求受信迄スタンバイ温調を行う(1405、1406、1407、1408、1409)。ホストよりプリント要求を受信すると(1507)CPU内臓タイマをスタートさせるとともに定着モータを駆動し温調目標温度にプリント目標温度を設定し、プリント立上げシーケンスを開始する(1409、1410、1411、1412)。ステップ1410でスタートしたタイマにより定着立上げレディ判定タイミング(1508)に到達すると、定着立上げレディ判定温度に到達しているか否かを判定し、到達した場合用紙をピックアップし画像形成シーケンスを開始する(1413、1414、1415)。
【0028】
これらの制御により用紙が定着ニップに到達するタイミング(1510)にはプリント時定着温度に到達、温調制御を行うことにより定着動作を達成せしめたものである(1416)。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記図10〜13ハード構成及び図14定着イニシャル処理シーケンスによれば、朝など定着器のコールドスタート時においては、ホルダ1002、励磁コイル1008フェライトコア1010、ステー1009等、定着スリーブ1001内の部材と加圧ローラ1003が冷えきっているため、ウォームアップが終了後定着スリーブの回転を停止するとスタンバイ温調をしていても、図15の1501の温度推移に示すように非加熱部スリーブ温度が急激にそれら部材に冷却される。
【0030】
従って、1516立上げ温度推移のようにウォームアップ終了後2分前後の最もスリーブ温度が低下するタイミングにプリント立上げシーケンスを開始した場合は、スタンバイ温調が熱平衡状態に達したタイミングに立上げシーケンスを開始した場合の温度推移1504と比べて1505と1506に示すように定着スリーブの初期温度が異なるため、温度上昇特性が遅くなる。よって、ステップ1413、1414制御により1506温度推移のように立上げレディ判定タイミング1508において立上げレディ判定温度1517に到達しない場合、用紙が定着ニップに到達するタイミング(1510、1511)にて定着温度到達を保証するため、ピックアップ処理が立上げレディ判定温度に到達する1509タイミングまで延期するよう制御される。結果として、ウォームアップ終了後2分前後に立上げを行った場合のファーストプリントタイム1513は、スタンバイ温調が熱平衡状態に達したタイミングに立上げシーケンスを開始した場合のファーストプリントタイム1514に比べて1512で示される時間だけ遅延してしまう問題点があった。
【0031】
ヒーター電源の出力は限りがあるため、保証ファーストプリントタイムは、コールドスタート時直後の立上げ時間に制限され、使用状態の大半占めるスタンバイ温度熱平衡状態からのファーストプリントタイムを保証値として採用できない問題点があった。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために考案したものであり、離型層よりなる定着面を形成した回転担持体と、前記回転担持体を回転駆動する駆動手段と、回転担持体周上に対向配置した加熱手段と、前記加熱手段への電力供給を制御入力に応じて調節する電源手段と、定着面の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出した温度情報を予め記憶した目標温度と比較し、目標温度に収束制御する温調制御手段と、前記温調制御手段により定着面を所定温度に加熱しながら回転駆動し、記録材を挟圧搬送してトナー像を定着する定着装置において、電源投入等イニシャル起動時に前記駆動手段と温調制御手段を同時に駆動しウォームアップ終了温度までウォームアップを行う定着イニシャル制御手段を有し、ウォームアップ終了温度到達タイミングからの経過時間を計時する計時手段とを備え、前記計時手段によりウォームアップ終了温度到達タイミングより所定時間回転担持体の目標温度での空回転温調駆動を継続せしめた空回転予備加熱温調制御手段を講じ、コールドスタート時直後の立上げ時間をスタンバイ温度平衡状態からの立上げ時間のレベルまで短縮せしめたものである。
【0033】
また、前記空回転時間は、起動からウォームアップ終了温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整し、ホットスタート時には空回転温調時間を短縮せしめたものである。
【0034】
また、空回転温調終了後の所定時間スタンバイ温調目標温度を高くしコールドスタート直後の立上げ時間を短縮せしめたものである。
【0035】
また、スタンバイ温調目標温度移行タイミングは、起動からウォームアップ終了温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整しホットスタート時にはスタンバイ温度の移行を短縮せしめたものである。
【0036】
また、空回転速度は、起動からウォームアップ終了温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整したことによりホットスタート時には空回転速度を低下せしめたものである。
【0037】
また、プリント信号の受付は、ウォームアップ終了温度到達タイミング以降に許可したことにより空回転温調によるプリントの受付け遅延を防止したものである。
【0038】
また、前記電源手段は、電磁誘導加熱方式の高周波電源により構成せしめたものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明第1実施例のソフトウエア制御構成を説明するフローチャート図である。また図2は前記図1ソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図である。なお、ハードウエア構成は前記従来例図10〜13説明と同一であり説明を省略する。尚、前記従来例説明と同一機能を有する構成は、同一番号を付し説明を省略する。
【0040】
図2の203は第1実施例制御の非加熱領域スリーブ温度の推移を表し、1501は従来制御の非加熱領域スリーブ温度の推移を表す。206は第1実施例制御の定着モータ回転速度推移を、207は従来制御の定着モータ回転速度推移を表す。
【0041】
以後制御構成を図1フローチャート及び図2制御推移グラフに沿って説明する。
CPU1335は前記従来例同様、電源投入またはジャム処理ドアクローズによりステップ101より始まる定着イニシャル処理シーケンスを開始する。まず、定着モータを回転させ定着スリーブを回転させるとともにウォームアップ目標温度を設定し、定着ヒーターをオンさせ、ヒーターを最大電力で駆動する(102、103、104)。定着ウォームアップレディ温度に到達すると(1502)、CPU内臓タイマをスタートさせる(105、106)。ウォームアップ目標温度に到達すると(201)、ステップ106でスタートしたタイマにより設定空回転時間に到達するまで目標温度での温調を続ける(107、108)。設定空回転時間に到達すると(202)、目標温度をスタンバイ温度に設定し、定着モータを停止させプリント要求受信迄スタンバイ温調を行う(109、110、111、112)。
【0042】
ホストよりプリント要求を受信すると(1507)、CPU内臓タイマをスタートさせるとともに、定着モータを駆動し温調目標温度にプリント目標温度を設定し、プリント立上げシーケンスを開始する(113、114、115)。ステップ113でスタートしたタイマにより定着立上げレディ判定タイミング(1508)に到達すると、定着立上げレディ判定温度に到達しているか否かを判定し、到達した場合用紙をピックアップし画像形成シーケンスを開始する(116、117、118)。
【0043】
これらの制御により用紙が定着ニップに到達するタイミング(1510)にはプリント時定着温度に到達、温調制御を行うことにより定着動作を達成したものである(119、120)。
【0044】
以上説明した制御により、定着ウォームアップレディ温度に到達して後、定着空回転温調を所定時間204付加するよう定着空回転温調制御手段を構成せしめたことにより、定着スリーブ加熱領域で発生した熱を効果的に非加熱領域に伝達することができ定着スリーブに接する部材を速く温めることができる。
【0045】
よって、従来制御の定着スリーブ非加熱領域の温度推移1501に対して203で示される定着スリーブ非加熱領域の温度推移に改善(205)し、コールドスタート時ウォームアップ終了直後であってもスタンバイ温調熱平衡状態と同じファーストプリントタイムを実現したものである。
【0046】
(実施例2)
図3は本発明第2実施例のソフトウエア制御構成を説明するフローチャート図である。また図4は前記図3ソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図である。なお、ハードウエア構成は前記従来例図10〜13説明と同一であり説明を省略する。尚、前記従来例及び第1実施例説明と同一機能を有する構成は、同一番号を付し説明を省略する。本第2の実施例の特徴として、前記第1実施例では定着空回転温調を終了して後プリント信号を受付けたのに対し定着ウォームアップレディ温度に到達後の定着空回転温調期間中もプリント信号を受付けるようソフトウェア制御手段を改良せしめたものである。
【0047】
図4の401は第1実施例制御の非加熱領域スリーブ温度の推移を表し、402は本第2実施例制御の非加熱領域スリーブ温度の推移を表す。403は第1実施例制御の定着モータ回転速度推移を、404は本第2実施例制御の定着モータ回転速度推移を表す。405は第1実施例制御のホストへのプリントレディ信号推移を表す。406は本第2実施例制御のホストへのプリントレディ信号推移を表す。
【0048】
以降制御構成を図3フローチャート及び図4制御推移グラフに沿って説明する。
【0049】
CPU1335は前記第1実施例同様、電源投入またはジャム処理ドアクローズによりステップ301より始まる定着イニシャル処理シーケンスを開始する。まず、定着モーターを回転させ定着スリーブを回転させるとともにウォームアップ目標温度を設定し定着ヒーターをオンさせ、ヒーターを最大電力で駆動する(302、303、304)。定着ウォームアップレディ温度に到達すると(605及び1502)、CPU内臓タイマをスタートさせる(305、306)。
【0050】
ウォームアップ目標温度に到達すると(201)、ステップ306でスタートしたタイマにより設定空回転時間に到達するまで目標温度での温調を続けるとともにステップ313でホストよりプリント要求の有無を監視し、プリント要求を検出するとステップ314に制御を移す。(307、308、313)。
【0051】
設定空回転時間に到達すると(605及び202)、目標温度をスタンバイ温度に設定し、定着モータを停止させプリント要求受信迄スタンバイ温調を行い、プリント要求を検出するとステップ314に制御を移す。(309、310、311、312)。
【0052】
ステップ313又はステップ312にてホストよりプリント要求を受信すると(1507)、CPU内臓タイマをスタートさせるとともに、定着モータを駆動し温調目標温度にプリント目標温度を設定し、プリント立上げシーケンスを開始する(314、315、316)。ステップ314でスタートしたタイマにより定着立上げレディ判定タイミング(1508)に到達すると、定着立上げレディ判定温度に到達しているか否かを判定し、到達した場合用紙をピックアップし画像形成シーケンスを開始する(317、318、319)。
【0053】
これらの制御により用紙が定着ニップに到達するタイミング(407)にはプリント時定着温度に到達、温調制御を行う様定着制御動作を構成したものである(320、321)。
【0054】
以上説明した制御により、定着ウォームアップレディ温度に到達して後の定着空回転温調期間においてプリント要求受信の有無監視ステップ313を付加するよう定着空回転温調制御手段を構成せしめたことにより、定着空回転温調期間においてプリント要求を受付ける様作用せしめたものである。
【0055】
よって、前記第1実施例のイニシャル直後のプリント終了タイミング401に対して402で示される本第2実施例のプリント終了タイミングのように、定着空回転温調期間分速くプリントが得られるよう改良したものである。
【0056】
(実施例3)
図5は本発明第3実施例のソフトウエア制御構成を説明するフローチャート図である。また図6は前記図5ソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図である。なお、ハードウエア構成は前記従来例図10〜13説明と同一であり説明を省略する。尚、前記従来例説明と同一機能を有する構成は、同一番号を付し説明を省略する。本第3の実施例の特徴として、前記第1及び第2実施例では定着空回転時間は、定着器の初期温度に関わらず一定であったのに対し、本第3実施例においては、電源投入によるイニシャル処理開始時点から定着ウォームアップレディ温度に到達迄の立上がり経過時間に応じて定着空回転温調時間を調整したことにある。また、前記定着空回転温調時間は、前記立上り経過時間が短いほど短縮する正比例の関係となるようソフト制御手段を構成したものである。
【0057】
図6の601はコールドスタート時の非加熱領域スリーブ温度の推移を表し、602はホットスタート時の非加熱領域スリーブ温度の推移を表す。603はコールドスタート時の定着モータ回転速度推移を、604はホットスタート時の定着モータ回転速度推移を表す。
【0058】
以降制御構成を図5フローチャート及び図6制御推移グラフに沿って説明する。
【0059】
CPU1335は、電源投入またはジャム処理ドアクローズによりステップ501より始まる定着イニシャル処理シーケンスを開始する。まず、CPU内臓タイマーをスタートし、イニシャルシーケンス経過時間を計時する(502)。次に、定着モーターを回転させ定着スリーブを回転させるとともにウォームアップ目標温度を設定し定着ヒーターをオンさせ、ヒーターを最大電力で駆動する(503、504、505)。定着ウォームアップレディ温度に到達すると(1502及び605)、ステップ502でスタートしたタイマ値を判定し、25秒未満の時、空回転温調時間を0秒に設定する(507、511)。タイマ値が30秒未満の時、空回転温調時間を30秒に設定する(508、510)。タイマ値が30秒以上の時、空回転温調時間を60秒に設定する(508、509)。
【0060】
次に、CPU内臓タイマをスタートさせ空回転温調時間の計時を開始する(512)。
【0061】
ウォームアップ目標温度に到達すると(201)、ステップ512でスタートしたタイマにより設定空回転時間に到達するまで目標温度での温調を続けるとともに、ステップ515でホストよりプリント要求の有無を監視し、プリント要求を検出するとステップ520に制御を移す。(513、514、515)。
【0062】
設定空回転時間(605及び202)に到達すると、目標温度をスタンバイ温度に設定し、定着モータを停止し、プリント要求受信迄スタンバイ温調を行い、プリント要求を検出するとステップ520に制御を移す。(516、517、518、519)。
【0063】
ステップ515又はステップ519にてホストよりプリント要求を受信すると(607)、CPU内臓タイマをスタートしプリントシーケンスを計時開始するとともに、定着モータを駆動し温調目標温度にプリント目標温度を設定し、プリント立上げシーケンスを開始する(520、521、522)。ステップ520でスタートしたタイマにより定着立上げレディ判定タイミング(608)に到達すると、定着立上げレディ判定温度に到達しているか否かを判定し、到達した場合用紙をピックアップし画像形成シーケンスを開始する(523、524、525)。
【0064】
これらの制御により用紙が定着ニップに到達するタイミング(609)にはプリント時定着温度に到達、温調制御を行う様定着制御動作を構成したものである(526、527)。
【0065】
以上説明した制御により、電源投入によるイニシャル処理開始時点から定着ウォームアップレディ温度に到達迄の立上がり経過時間(610、611)に応じて定着空回転温調時間(612)を調整したことにある。また、前記定着空回転温調時間は、前記立上り経過時間が短いほど短縮する様ステップ507〜511のソフト制御手段を作用せしめたものである。
【0066】
よって、前記第2実施例に加えてイニシャル立上り特性に応じて定着空回転温調時間を切替えホットスタート時には無駄な空回転動作を短縮し、ファーストプリントタイム(613)を悪化させることなく、定着器寿命の延長と電力効率を改善したものである。
【0067】
(実施例4)
図7は本発明第4実施例のソフトウエア制御構成を説明するフローチャート図である。また図8は前記図7ソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図である。なお、ハードウエア構成は前記従来例図10〜13説明と同一であり説明を省略する。尚、前記従来例説明と同一機能を有する構成は、同一番号を付し説明を省略する。本第4の実施例の特徴として、前記第1及び第2実施例では定着空回転温調後は、直ちにスタンバイ温度に切替えスタンバイ状態に移行したのに対し、本第4実施例においては、定着空回転温調後に所定時間スタンバイ温度より高いスタンバイ移行温度を設け立上り時間を短縮したことにある。
【0068】
図8を説明する。
【0069】
801は、本第4実施例である図7のスタンバイ温調移行制御を行ったときの非加熱部定着スリーブの温度推移を表し、805はその時点でのプリント立ち上げ温度推移を表す。802は、図7のスタンバイ温調移行制御を行ったときの加熱部定着スリーブの温度推移を表し、806はその時点でのプリント立ち上げ温度推移を表す。203は、従来スタンバイ温調移行制御でスタンバイ温度1503に直接移行したときの非加熱部定着スリーブの温度推移を表す。1504はスタンバイ熱平衡状態でのプリント立ち上げ温度推移を表す。808は本第4実施例制御プリント立ち上げ温度推移805を拡大し、従来806をプリント立上げ開始タイミングを基準に従来スタンバイ温調移行制御プリント立ち上げ温度推移806と比較するため示したものである。
【0070】
以降制御構成を図7フローチャート及び図8制御推移グラフに沿って説明する。
【0071】
尚、定着空回転温調終了迄の制御ステップ701〜715は前記実施例3ステップ501〜515説明と同様である。
【0072】
CPU1335は、電源投入またはジャム処理ドアクローズによりステップ701より始まる定着イニシャル処理シーケンスを開始する。まず、CPU内臓タイマーをスタートし、イニシャルシーケンス経過時間を計時する(702)。次に、定着モーターを回転させ定着スリーブを回転させるとともにウォームアップ目標温度を設定し定着ヒーターをオンさせ、ヒーターを最大電力で駆動する(703、704、705)。定着ウォームアップレディ温度に到達すると、ステップ702でスタートしたタイマ値を判定し、25秒未満の時、空回転温調時間を0秒にセットし(707、711)、30秒未満の時、空回転温調時間を30秒にセットし(708、710)、30秒以上の時、空回転温調時間を60秒にセットする(708、709)。
【0073】
次に、CPU内臓タイマをスタートさせ空回転温調時間の計時を開始する(712)。
【0074】
ウォームアップ目標温度に到達すると(201)、ステップ712でスタートしたタイマにより設定空回転時間に到達するまで目標温度での温調を続けるとともにステップ715でホストよりプリント要求の有無を監視し、プリント要求を検出するとステップ725に制御を移す。(713、714、715)。
【0075】
設定空回転時間(202)に到達すると、CPU内臓タイマをスタートしスタンバイ移行状態の計時を開始させるとともに目標温度をスタンバイ移行温度に設定し、定着モータを停止させスタンバイ移行温度での温調制御を行う。(716、717、718、719)。
【0076】
ステップ716で設定したタイマを監視し、所定のスタンバイ移行時間809までの間、スタンバイ移行温度802での温調制御を行い、その期間にプリント要求を検出するとステップ725に制御を移す(719、720、721)。
【0077】
プリント要求のないまま所定のスタンバイ移行時間経過すると温調目標温度をスタンバイ温度1503に設定しホストよりプリント要求を受信するまでスタンバイ温度1503での温調を行い、プリント要求を受信するとステップ725に制御を移す(722、723、724)。
【0078】
ステップ715、720又はステップ724にてホストよりプリント要求を受信すると(1507)、CPU内臓タイマをスタートしプリントシーケンスを計時開始するとともに、定着モータを駆動し温調目標温度にプリント目標温度を設定し、プリント立上げシーケンスを開始する(725、726、727)。ステップ720でスタートしたタイマにより定着立上げレディ判定タイミングに到達すると、定着立上げレディ判定温度に到達しているか否かを判定し、到達した場合用紙をピックアップし画像形成シーケンスを開始する(728、729、730)。
【0079】
これらの制御により用紙が定着ニップに到達するタイミングにはプリント時定着温度に到達、温調制御を行う様定着制御動作を構成したものである(731、732)。
【0080】
以上説明した制御により、定着空回転温調後は、スタンバイ温度より高いスタンバイ移行温度802を所定時間(809)設け定着空回転温調終了直後にスタンバイ温調温度1503に切り換えスリーブ温度の急激な低下を抑制するよう作用せしめたものである。よって、初期温度が最も低下する定着空回転温調終了直後における立上り時間810を短縮(812)し、空回転温調時間を抑制しつつ、ファーストプリントタイム短縮手段を講じたものである。
【0081】
(その他の実施例)
以上説明したように電源投入によるイニシャル処理における定着ウォームアップにおいて定着ウォームアップレディ温度に到達して後、所定時間定着空回転温調を行う定着空回転温調制御手段を構成せしめたことにより、定着ウォームアップ終了直後の定着スリーブの温度低下を防ぐ様作用せしめたものである。よって、前記制御に伴うパラメータ制御は前記空回転時間やプリント受付けタイミング、空回転温調後の目標温度のみだけでなく、例えば図9フローチャート図制御の様に空回転速度をフォームアップ立上り時間により切り替えたり、実施例4のスタンバイ温度移行タイミングをフォームアップ立上り時間により切り替えたりしても良い。
【0082】
図9は本発明その他の実施例である第5実施例のソフトウエア制御構成を説明するフローチャート図である。なお、ハードウエア構成は前記従来例図10〜13説明と同一であり説明を省略する。
【0083】
以後制御構成を図9フローチャートに沿って説明する。
【0084】
なお、制御ステップ901〜906は前記実施例4制御ステップ701〜706説明に対応するので省略する。
【0085】
定着ウォームアップレディ温度に到達すると、ステップ902でスタートしたタイマ値を判定し、25秒未満の時、空回転温調時間を0秒に設定するともにスタンバイ温度移行時間を0分に設定する(907、912、913)。タイマ値が30秒未満の時、空回転温調時間を30秒に設定するとともに空回転速度を1/2速に設定しさらにスタンバイ温度移行時間を5分に設定する(908、914、915、916)。タイマ値が30秒以上の時、空回転温調時間を60秒に設定するとともに空回転速度を1/1速に設定保持しさらにスタンバイ温度移行時間を10分に設定する(908、910、911)。
【0086】
次の、制御ステップ917〜937は前記実施例4制御ステップ712〜732説明に対応するので省略する。
【0087】
以上制御により、定着器のイニシャルウォームアップ速度に応じて空回転温調回転速度を切り換え、ホットスタート時の定着スリーブから定着部材への熱量の吸収が緩やかなときには、通常より空回転速度を落とすよう作用せしめたものである。また定着器のイニシャルウォームアップ速度に応じてスタンバイ温度移行時間を切り換え、ホットスタート時の定着空回転終了後の冷却が緩やかなときには、スタンバイ温度移行時間を短縮するよう作用せしめたものである。
【0088】
これらの制御により、ファーストプリントタイムを短縮しつつ、定着器寿命の延長や消費電力の低減、騒音の低減を実現する効果がある。
【0089】
なお、前記実施例計時手段はCPU内臓タイマであったがソフトウエアタイマであっても良いし、各パラメータの切り替えも段階的でなくても計算式による連続的に切り替えても良い。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、離型層よりなる定着面を形成した回転担持体と、前記回転担持体を回転駆動する駆動手段と、回転担持体周上に対向配置した加熱手段と、定着面温度を監視し、前記加熱手段により定着面を所定温度に温調する温調制御手段と、前記温調定着面を回転駆動し、記録材を挟圧搬送してトナー像を定着する定着装置において、電源投入等イニシャル起動時に前記駆動手段と温調制御手段を同時に駆動しウォームアップ終了温度までウォームアップを行う定着イニシャル制御手段を有し、ウォームアップ終了温度到達タイミングからの経過時間を計時する計時手段とを備え、ウォームアップ終了温度到達タイミングより所定時間回転担持体の目標温度での空回転温調駆動を継続せしめた空回転予備加熱温調制御手段を講じ、コールドスタート時直後の立上げ時間をスタンバイ温度平衡状態の立上げ時間のレベルまで短縮するよう作用させたものである。スタンバイ温調熱平衡状態のファーストプリントタイムに比べてコールドスタート時直後にファーストプリントタイムが悪化する問題を防止する効果がある。
【0091】
また、前記空回転時間は、起動からウォームアップ終了温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整し、ホットスタート時には空回転温調時間を短縮せしめたことにより定着器の寿命延長及び不必要な電力消費を抑える効果がある。
【0092】
また、空回転温調終了後の所定時間スタンバイ温調目標温度を高くしコールドスタート直後の立上げ時間を短縮せしめたことによりファーストプリントタイムを短縮する効果がある。
【0093】
また、スタンバイ温調目標温度移行タイミングは、起動からウォームアップ終了温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整しホットスタート時にはスタンバイ温度の移行を短縮せしめ不必要な電力消費を抑える効果がある。
【0094】
また、空回転速度は、起動からウォームアップ終了温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整したことによりホットスタート時には空回転速度を低下せしめ定着器の寿命延長及び不必要な電力消費と騒音を抑える効果がある。
【0095】
また、プリント信号の受付は、ウォームアップ終了温度到達タイミング以降に許可したことにより空回転温調によるプリントの受付け遅延を防止しウォームアップタイムの増大を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明第1実施例のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図。
【図2】発明第1実施例の図1のソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図。
【図3】発明第2実施例のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図。
【図4】発明第2実施例の図3のソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図。
【図5】発明第3実施例のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図。
【図6】発明第3実施例の図5のソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図。
【図7】発明第4実施例のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図。
【図8】発明第4実施例の図7のソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図。
【図9】発明第5実施例のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図。
【図10】従来電磁誘導加熱方式を用いた定着器の横断面を説明する概略構成図。
【図11】従来電磁誘導加熱方式を用いた定着器の用紙搬送方向より見た構造を説明する概略構成図。
【図12】従来電磁誘導加熱方式を用いた定着器の磁力線分布と発熱分布を説明する概略構成図。
【図13】従来電磁誘導加熱方式を用いた定着器のヒーター電源と温調制御部ハードウエア構成を説明する概略構成図。
【図14】前記図11〜13のハードウエア構成における、電源投入時のソフトウエア定着制御処理構成を説明するフローチャート図。
【図15】図14ソフトウエア定着制御処理構成における制御動作を説明する制御推移グラフ図。
【符号の説明】
101〜120 フローチャートステップ(文中記載)
201 ウォームアップターゲット温度到達時点
202 空回転温調終了
203 第1実施例制御の非加熱領域スリーブ温度の推移
204 空回転温調区間
206 第1実施例制御の定着モータ回転速度推移
207 従来制御の定着モータ回転速度推移を表す
301〜321 フローチャートステップ(文中記載)
401 第1実施例制御の非加熱領域スリーブ温度の推移
402 第2実施例制御の非加熱領域スリーブ温度の推移
403 第1実施例制御の定着モータ回転速度推移
404 本第2実施例制御の定着モータ回転速度推移
405 第1実施例制御のホストへのプリントレディ信号推移
406 本第2実施例制御のホストへのプリントレディ信号推移
407 本第2実施例制御の定着ニップ到達タイミング
501〜527 フローチャートステップ(文中記載)
601 コールドスタート時の非加熱領域スリーブ温度の推移
602 ホットスタート時の非加熱領域スリーブ温度の推移
603 コールドスタート時の定着モータ回転速度推移
604 ホットスタート時の定着モータ回転速度推移
605 ウォームアップレディ判定温度到達タイミング
607 プリント立上げタイミング
608 立上げレディ判定タイミング
609 定着ニップ到達タイミング
610 ホットスタート時のウォームアップ区間
611 コールドスタート時のウォームアップレディ判定温度到達タイミング
612 定着空回転温調区間
613 ファーストプリントタイム
701〜732 フローチャートステップ(文中記載)
801 本第4実施例である図7のスタンバイ温調移行制御を行ったときの非加熱部定着スリーブの温度推移
802 図7のスタンバイ温調移行制御を行ったときの加熱部定着スリーブの温度推移
805 801スタンバイ温調移行制御時点でのプリント立ち上げ温度推移
806 802スタンバイ温調制御時点でのプリント立ち上げ温度推移
807 806をプリント立上げ開始タイミングを基準に拡大表示
808 805プリント立ち上げ温度推移をプリント立上げ開始タイミングを基準に拡大表示
809 スタンバイ温度切り換えタイミング
810 本第4実施例である図7のスタンバイ温調移行制御ファーストプリントタイム
811 従来スタンバイ温調制御ファーストプリントタイム
812 ファーストプリントタイム改善時間
901〜937 フローチャートステップ(文中記載)
1001 定着スリーブ
1002 ホルダ
1003 加圧ローラ
1004 駆動軸
1005 駆動モータ
1006 摺動板
1007 フィルタ
1008 励磁コイル
1009 加圧ステー
1010 フェライトコア
1011 サーミスタチップ
1012 サーミスタバネ
1013 記録紙
1014 トナー
1101 加圧バネ
1102 ガイド
1103 駆動ギア
1201 磁力線分布
1202 渦電流分布
1203 ジュール熱分布
1301 一次回路部
1302 発振制御部
1303 エンジン制御部
1304 回転加熱体
1305 商用電源
1306 安全ヒューズ
1307 ラインフィルタ
1308 リレー1
1309 リレー2
1310 ブリッジダイオード
1311 チョークコイル
1312 平滑コンデンサ
1313 波形成型回路2
1314 波形成型回路1
1315 サブスイッチ
1316 メインスイッチ
1217 還流ダイオード2
1318 還流ダイオード1
1319 メイン共振コンデンサ
1320 励磁コイル
1321 等価インダクタンス
1322 発熱体等価抵抗
1323 サーミスタ
1324 サブ共振コンデンサ
1325 パルストランス1
1326 パルストランス2
1327 カレントトランス
1328 カレントトランス負荷抵抗
1329 電流ピーク検出回路
1330 ドライバ
1331 VCO
1332 最大電力設定回路
1333 最大電力リミッタ
1334 D/Aコンバータ1
1335 CPU
1336 電力制御信号
1337 最大電力制御信号
1338 メイン励磁信号
1339 サブ励磁信号
1340 ピーク電流検出信号
1341 A/Dコンバータ
1342 D/Aコンバータ2
1343 ON信号
1344 比較アンプ
1345 安全回路
1346 加圧ローラ
1347 定着モータ
1348 分圧抵抗2
1349 モータ制御ポート
1350 温度検出回路
1351 ラッチ回路
1352 プリント要求
1353 ドライブトランジスタ
1354 バイアス抵抗
1355 バイアス抵抗
1356 基準抵抗
1401〜1417 フローチャートステップ(文中記載)
1501 定着スリーブ非加熱領域の温度推移
1502 ウォームアップレディ判定温度到達タイミング
1503 定着スリーブ加熱領域のサーミスタ検知温度の推移(スタンバイ温調温度)
1504 スタンバイ温調熱平衡時の非加熱領域スリーブ温度の立上げ温度推移
1505 1504温度推移を、プリント受付けタイミングを基準に拡大比較したもの1506 1516温度推移を、プリント受付けタイミングを基準に拡大比較したもの
1507 プリント立上げタイミング
1508 1504の立上げレディ判定タイミング
1509 1516の立上げレディ判定タイミング
1510 1504の定着ニップ到達タイミング
1511 1516の定着ニップ到達タイミング
1512 ファーストプリントタイム悪化時間
1513 1504のファーストプリントタイム
1514 1516のファーストプリントタイム
1515 スタンバイ温調温度到達タイミング
1516 ウォームアップ終了後2分の非加熱領域スリーブ温度の立上げ温度推移
1517 プリント立上げレディ判定温度
1518 スタンバイ温調熱平衡時の立上げの定着モータ回転速度推移
1519 ウォームアップ終了後2分の立上げの定着モータ回転速度推移

Claims (9)

  1. 離型層よりなる定着面を形成した回転担持体と、前記回転担持体を回転駆動する駆動手段と、回転担持体周上に対向配置した加熱手段と、前記加熱手段への電力供給を制御入力に応じて調節する電源手段と、定着面の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出した温度情報を予め記憶した目標温度と比較し、目標温度に収束制御する温調制御手段と、前記温調制御手段により定着面を所定温度に加熱しながら回転駆動し、記録材を挟圧搬送してトナー像を定着する定着装置において、電源投入またはジャム処理復帰後の起動時に前記駆動手段と温調制御手段を同時に駆動し第一の温度までウォームアップを行う定着イニシャル制御手段を有し、第一の温度到達タイミングからの経過時間を計時する計時手段とを備え、前記計時手段により第一の温度到達タイミングより所定時間回転担持体の目標温度での空回転温調駆動を継続せしめた空回転予備加熱温調制御手段を具備した定着制御装置。
  2. 空回転温調駆動後は回転担持体の駆動を停止し第二の温度で温調を行うことを特徴とする特許請求項1記載の定着制御装置。
  3. 前記空回転時間は、起動から第一の温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整したことを特徴とする空回転温調制御手段を有する特許請求項1及び2記載の定着制御装置。
  4. 空回転温調終了後の所定時間第二の温度(スタンバイ温度)より高い第三の温度で温調した後、第二の温度に変更するスタンバイ温度移行温調制御手段を有したことを特徴とする特許請求項2記載の定着制御装置。
  5. スタンバイ温調目標温度移行タイミングは、起動から第一の温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整したことを特徴とするスタンバイ温度移行温調制御手段を有したことを特徴とする特許請求項4記載の定着制御装置。
  6. 空回転速度は、起動から第一の温度到達タイミング迄の温度上昇率に応じて調整したことを特徴とする空回転温調制御手段を有する特許請求項1及び2記載の定着制御装置。
  7. 空回転速度は、プリント時より遅くしたことを特徴とする特許請求項6記載の定着制御装置。
  8. プリント信号の受付は、第一の温度到達タイミング以降に許可したことを特徴とする特許請求項1〜7何れか1項記載の定着制御装置。
  9. 前記電源手段は、電磁誘導加熱方式の高周波電源よりなる特許請求項1〜8何れか1項記載の定着制御装置。
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