JP2004012547A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化することなく高精細なカラー表示を実現することが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】複数の走査信号線とこれに交差する画像信号線との交差部に画素駆動素子がマトリクス状に配置された液晶パネルと、光学系とを有する液晶表示装置において、前記液晶パネル22と前記光学系26との間に、少なくとも1枚以上の液晶セル50A,50Bと少なくとも1枚以上の複屈折手段としての複屈折板52A,52Bとよりなる画素シフト素子30が介在され、前記液晶パネルを赤色、緑色、青色の画像データで順次所望の順序で切り替えて走査して行くと共に、これに同期して前記液晶パネルに照射する光を、赤色光、緑色光、青色光で前記と同じ順序で時系列的に順次切り替える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に関し、特に高精細の表示を容易に実現可能な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶と薄膜トランジスタを用いて構成される液晶パネルは、アクテブマトリクス回路が形成される反射電極基板と、これと対向する面上に透明な共通電極が被着形成された透明電極基板との間に液晶層を充填することによって構成される。
ここで液晶パネルの等価回路の構成の一例を図11に基づいて説明する。
ここでは並行に配列された複数本の画像信号線Xと同じく並行に配列された複数本の走査信号線Yとが互いに直交するように配列され、各信号線X、Yの交差部に1つの画素Pが単位画素として配列される。尚、図示例では各X、Y、Pの符号に添字としてそれぞれ正の整数を表すiとjが記されており、任意の位置の画素を一般化して示している。
【0003】
単位の画素Pは、トランジスタTR、電荷蓄積用コンデンサC、そして液晶層LC等により構成される。この液晶層LCは各画素Pに対して共通にある。上述のように、この画素Pをマトリクス状に配列し、XおよびY方向に走査することにより画面を構成することが可能である。一般に、X方向のトランジスタTRのゲート端子に走査信号が同時に加わり、トランジスタTRを一斉にオンさせて、画像信号をコンデンサCに電荷として書き込ませるようにし、このコンデンサCの電圧が液晶層LCに印加されて液晶分子の配向状態が変化する。これをY方向に順次走査を繰り返す線順次走査によって画面が形成される。
【0004】
従来より、液晶表示装置のカラー化の手段としては、液晶パネルに赤、緑、青色の各画素を設け、これに対応させて赤色、緑色、青色のカラーフィルタを配設した液晶表示装置が広く使用されている。
ここで液晶表示装置の概略構成の一例について図12を参照して説明する。この液晶表示装置は、カラーフィルタ2を設けた液晶パネル4と、偏光ビームスプリッタ6と、凸レンズのような光学系8と、光源10とにより主に構成される。そして、液晶パネル駆動回路12を介して上記液晶パネル4に画像信号S1を印加するようになっている。
上記光源10から出射した光の所定の偏光成分が偏光ビームスプリッタ6で反射されて液晶パネル4に入射し、ここで画像信号S1に応じた光変調を受ける。そして、光変調を受けた反射光は上記偏光ビームスプリッタ6を透過して、これが光学系8により光学的に拡大されて映像となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、液晶表示装置では、多くの画素が液晶パネルに形成され、そして、この画素数によって解像度が決まる。このため、赤、緑、青用の各画素を設けて高解像度化するには液晶パネルが大きくなってしまうことや、製造の歩留まりを著しく低下させる問題点があり、カラーフィルタ2を配設した液晶パネルのカラー表示では解像度を低下させるという問題点があった。
この問題を解決するために、装置自体を大型化することなく、画素を見かけ上シフトさせる、いわゆる画素シフト法により解像度を上げる技術が知られているが、従来の液晶パネルの線順次走査で画面を形成する方法では、厳密には画素シフトを線順次走査で行う必要があり、この実現は困難であった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、装置を大型化することなく高精細なカラー表示を実現することが可能な液晶表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光源と、前記光源から出射する光のうち第1偏光光を反射し、第2偏光光を通過させる偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタから反射された第1偏光光を画像信号に応じて光変調した後、第2偏光光の画像光として出射する液晶パネルと、前記画像光を前記偏光ビームスプリッタに通過させた後、拡大投影する光学系と、前記偏光ビームスプリッタと前記光学系との間に、前記偏光ビームスプリッタを通過した前記画像光の偏光面を選択的に変化させる液晶セルと前記液晶セルから出射する光を複屈折させる複屈折手段とからなる画素シフト素子と、を備えた液晶表示装置において、前記液晶パネルを赤色、緑色、青色の画像信号で所望の順序で切り変えて走査すると共に、これに同期して前記液晶パネルに照射する光を赤色光、緑色光、青色光で前記と同じ順序で時系列的に切り換え、且つ1フィールド走査する毎に画面切り替えを行うパルスを印加して画素表示を行うことを特徴とする液晶表示装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る液晶表示装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の液晶表示装置の一例を示す全体構成図、図2は一般的な液晶パネルの一部を示す部分拡大断面図、図3は液晶パネルを示す等価回路図、図4は本発明の第1実施例の画素シフト素子を示す分解図である。
この液晶表示装置20は、液晶パネル22と、偏光ビームスプリッタ24と、画像光を拡大して投影する凸レンズのような光学系26と、光源28と、本発明の特徴とする画素シフト素子30とにより主に構成される。そして、液晶パネル駆動回路34を介して上記液晶パネル22に画像信号S1を印加するようになっている。また、上記画素シフト素子30は画素シフト素子駆動回路34により駆動されるようになっている。
【0008】
また、上記光源28は、例えば赤色発光素子28R、緑色発光素子28G、青色発光素子28Bを有しており、例えば液晶パネル駆動回路32からの指命により赤色、緑色、青色を選択的に発光し得るようになっている。尚、この光源28としては、上記構成に限定されず、赤、緑、青の3色光を選択的に出力できればその構成は問わず、例えば白色光を出力する白色光源と、赤、緑、青の各色フィルタを設けた回転フィルタ機構とにより、赤、緑、青の各色光を選択的に出力できる構成を用いてもよい。
上記液晶パネル22は、図2に示すように、例えばシリコン基板35の表面に画素毎に設けられた反射電極36が絶縁層42を介して形成された反射電極基板38と、これに対向するように配置されて例えばガラス基板39の対向面に透明な共通電極CEが形成された透明電極基板43とを有し、これらの両基板38、43間に液晶層LCを挟み込んで封止している。
【0009】
上記反射電極36は、画素駆動素子の一部を形成する後述するトランジスタ(図3参照)と接続される。そして、シリコン基板35の表面とは絶縁層42を介して絶縁されている。また、上記両基板38、43の液晶層LCと接する面には、それぞれ配向膜44、46が全面に形成されている。上記反射電極36は例えばAl等の金属よりなり、また、上記共通電極CEはITO等の透明電極よりなる。
【0010】
次に、この液晶パネル22の等価回路について図3も参照して説明する。
この液晶パネル22では、並行に配列された複数本の画像信号線Xと同じく並行に配列された複数本の走査信号線Yとが互いに直交するように配列され、各信号線X、Yの交差部に1つの画素Pが単位画素として配列される。尚、図示例では各X、Y、Pの符号に添字としてそれぞれ正の正数を表すiとjが記されており、任意の位置の画素を一般化して示している。
各画素の画素駆動素子は、第1のトランジスタTR1と、第2のトランジスタTR2と、電荷蓄積用のコンデンサCとよりなる。
そして、上記第1のトランジスタTR1のゲートが上記走査信号線Yに、ソースが上記画像信号線Xに、ドレインが上記コンデンサCにそれぞれ接続され、上記第2のトランジスタTR2のゲートが相互に、ソースが上記コンデンサCに、ドレインが上記反射電極36に、それぞれ接続される。そして、上記第2のトランジスタTR2のゲートは信号線Zに接続される。この信号線Zには、上記走査信号線Yが全て1回走査される毎に画面切り替え用のパルスが1パルス入力され、これにより各コンデンサCに蓄積されていた電荷が液晶層LCに加えられて画面が切り替えられることになる。図3中において、CEは対向面の共通電極、COMはシリコン基板の共通電極を示す(図2中では図示せず)。
【0011】
また、上記画素シフト素子30は、図4に示すように構成される。この画素シフト素子30は、少なくとも1枚以上の液晶セルと少なくとも1枚以上の複屈折板とを有する。具体的には、図4に示す場合には、2つの液晶セル50A、50Bと2つの複屈折手段としての複屈折板52A、52Bを有しており、光の通過する方向に沿って、第1の液晶セル50A、第1の複屈折板52A、第2の液晶セル50B及び第2の複屈折板52Bの順序で並べて互いに接合されている。上記各液晶セル50A、50Bは、それぞれ通過光の偏光方向を制御するために用いられ、それぞれ電圧をオン・オフ制御することにより、個別独立的に制御できるようになっている。また、両複屈折板52A、52Bは、例えば水晶などよりなり、それぞれ常光線(例えばS偏光)と異常光線(例えばP偏光)との通過で1/2画素ピッチだけシフトさせた位置に画像を表示できるようにその厚さが制御されて定まっている。また、両複屈折板52A、52Bの結晶軸方向は互いに直交するように配置されており、その結晶軸方向によって画像のシフト方向が定まることになる。図4中において、複屈折板52A、52B中の矢印は複屈折によって画像がシフトする方向を示している。
【0012】
この時、見かけ上の画像の位置は、図5に示すように変化する。例えば図5では、4つの4角形の画像(A)、(B)、(C)、(D)が示されており、もとの画素位置、すなわち両液晶セル50A、50Bに共に電圧を印加していない時の画像位置を画像(A)と仮定すると、この画像(A)を基準として画像幅に相当するピッチだけ、横方向(画像(B))、上方向(画像(D))へ移動し、更に上記ピッチの√2倍だけ斜め45度上方(画像(C))へ移動する。この場合、例えば第1の液晶セル50Aのみに電圧を印加すると画像(B)の位置になり、第1と第2の両液晶セル50A、50Bに電圧を印加すると画像(C)の位置になり、第2の液晶セル50Bのみに電圧を印加すると画像(D)の位置になる。
【0013】
まず、上記装置例の基本的動作について説明する。
さて、上記した構成において、光源28から出力された光は、偏光ビームスプリッタ24にて一方の偏光光のみが反射され、この反射された偏光光は液晶パネル22に入射し、ここで画像信号S1に応じた光変調を受ける。そして、光変調を受けたこの反射光は上記偏光ビームスプリッタ24にて変調成分のみ(例えばP偏光のみ)が透過して、これが画像シフト素子30を通過した後に光学系26にて光学的に拡大されて映像となる。
ここで、液晶パネル駆動回路32は、1画面の画像信号S1を水平および垂直方向に1画素おきに間引いて、これら各フィールドの画像を液晶パネル22に供給して表示させると共に、それに同期して画素シフト素子30に画像シフト素子駆動回路34を介して電圧を選択的に印加する。ここで、画素シフト素子30の2つの液晶セル50A、50Bへの印加電圧を別個独立に選択的にオン・オフすることで、それぞれのセル50A、50Bでの偏光方向を90°変えることができるので、各複屈折板52A、52Bを通過する常光線(例えばS偏光)と異常光線(例えばP偏光)とが選択制御可能である。図4に示すように、2組の液晶セル50A、50Bと複屈折板52A、52Bの結晶軸方位が直交することにより、図5に示すように水平2位置(画像(A)と画像(B))と垂直2位置(画像(C)と画像(D))の4位置に画像を任意に選択的にシフトさせて表示することが可能になる。
例えば偏光ビームスプリッタ24を出た偏光光(例えばP偏光)は、第1の液晶セル50Aを通過してこの時の電圧のオン・オフ制御により偏光方向が90度変更されて、或いは変更されず、選択的に出力される。そして、この出力光は次に前段の第1の複屈折板52Aに入射して、常光線(例えばP偏光)、或いは異常光線(例えばS偏光)として通過する。この時に画像シフトが選択的に生ずる。この通過光は、次に、第2の液晶セル50Bを通過してこの時の電圧のオン・オフ制御により偏光方向が90度変更されて、或いは変更されず、選択的に出力される。そして、この出力光は次に後段の第2の複屈折板52Bに入射して、常光線(例えばP偏光)、或いは異常光線(例えばS偏光)として通過する。この時に画像シフトが選択的に生ずる。これにより、上記4位置内にて画像を選択的にシフトさせて表示することができる。
【0014】
本発明に係るカラー表示を実現する画素シフト素子30による画素の位置を図6に示す。前述したように、液晶パネル駆動回路32により1画面の画像信号S1を水平および垂直方向に1画素おきに間引いて、更に、それぞれを赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の画像データに分解し、これら各フィールドの画像データを液晶パネル22に供給して順次切り替えて表示させる。これと同時に、光源28の各発光素子28R、28G、28Bを制御することにより、上記画面書き替えに同期して液晶パネル22に照射する光を、時系列的に順次に赤色光、緑色光、青色光で切り替えると共に、それに同期して画素シフト素子30の両液晶セル50A、50Bに個別的に且つ選択的に電圧を印加する。
【0015】
これにより、まず、画像(A)の位置でR、G、Bの各色が表示され、次に画像(B)の位置でR、G、Bの各色が表示され、次に画像(C)の位置でR、G、Bの各色が表示され、次に画像(D)の位置でR、G、Bの各色が表示され、次に元の画像位置に戻る、という具合に画像が表示される。
この装置によると、各色光に対応した残像が人の網膜上で合成されてカラー画像として認識されるので、カラーフィルタが不要であり、しかも、単一画素で赤色、緑色、青色すべての色を表示できるので、カラー表示でも高い解像度を得ることができる。尚、ここでは画像(A)→画像(B)→画像(C)→画像(D)の順番で位置をシフトしたが、この順番はどのようにしてもよく、また、R、G、Bの色順序も上述した順序に限定されない。
【0016】
次に、第2実施例の画素シフト素子について説明する。
図7は第2実施例の画素シフト素子を示す分解図である。この画素シフト素子60は、先の図4に示す画素シフト素子30から第2の液晶セル50Bを、取り除いた構成と同じになる。すなわち、この画素シフト素子60は、偏光方向制御用の1つの液晶セル50Aと、水晶などよりなる2板の複屈折板52A、52Bからなる。両複屈折板52A、52Bは前述したように常光線(例えばS偏光)と異常光線(例えばP偏光)との通過で1/2画素ピッチシフトさせた位置に画像を表示するように厚さが制御され、2つの複屈折板52A、52Bの結晶軸方位が直行して積層配置されている。
【0017】
この第2実施例の画素シフト素子60による画像の位置とそれに好適な画素形状の一例を図8に示す。ここでは、液晶セル50Aへの電圧印加をオン・オフすることにより画像(A)と画像(B)とで位置がシフトする。実際の動作では、1画面の画像信号S1を水平および垂直方向に1画素おきに間引いて、これら各フィールドの画像を液晶パネル22に供給して表示させると共に、それに同期して画素シフト素子60に電圧を選択的に印加する。この画素シフト素子60の液晶セル50Aへの印加電圧をオン・オフすることで、通過する光の偏光方向を90°変えることができるので、複屈折板52A、52Bを通過する常光線(例えばS偏光)と異常光線(例えばP偏光)とが選択制御可能である。図7に示すように、2つの複屈折板50A、50Bを、その結晶軸方位が互いに直行にするように積層配置することにより、斜め45度方向の2位置に画像(A)及び画像(B)を表示することが可能になる。
【0018】
このように、斜め45度方向の2位置に2つの画像を選択的に表示することにより、水平方向と垂直方向をそれぞれ擬似的に2倍の解像度にすることが可能である。
ここで実際にカラー表示を実現する時の状況を図9を参照して説明する。その実施例と同様に1画面の画像信号S1を水平および垂直方向に1画素おきに間引いて、更に、それぞれを赤色、緑色、青色の画像データに分解し、これら各フィールドの画像データを液晶パネル22に供給して順次切り替えて表示させる。これと同時に、画面書き替えに同期して液晶パネル22に照射する光を、時系列的に順次に赤色光、緑色光、青色光で切り替えると共に、それに同期して画素シフト素子60に電圧を選択的に印加する。これにより、画像(A)の位置でR、G、Bの各色が表示され、次に画像(B)の位置でR、G、Bの各色が表示されて、次に元の位置に戻る、という具体に表示される。
【0019】
この装置の場合にも、各色光に対応した残像が人の網膜上で合成されてカラー画像として認識されるので、カラーフィルタが不要であり、単一画素で赤色、緑色、青色すべての色を表示できるので、カラー表示でも高い解像度を得ることができる。
尚、この第2実施例の画素シフト素子60を用いる場合には、反射電極の形状を略正方形状の4つの角部を僅かに微小三角形状に切り欠き、全体で変則的な八角形状に成形するのがよい。この時の画像は図8及び図9に示されており、また、この時の反射電極(画素)の形状及び配列状態を図10に示す。反射電極(画素)70の4つの角部に微小三角形状に切り欠き62を形成している。
この場合には、45度方向に画像の位置をシフトしたとき、上述したように液晶パネル22の反射電極70の形状が八角形であると、反射電極70間に僅かな隙間が発生し、この隙間に液晶パネル22の画像信号線と走査信号線とを通すことができる。
すなわち、通常の反射電極(画素電極)の配列は微小な正方形の反射電極を縦横に整然と配列しているが、ここでの画像シフト法により解像度を上げる技術では正方形の4隅を僅かに斜めに切り取ったような、いわゆる全体で八角形状の画素電極とし、これを図10に示すように、斜め45度に傾けた状態で微小間隙を隔てて縦横に整然と並べる。そして、この隙間に液晶パネル22の画像信号線と走査信号線とを通すことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の液晶表示装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
装置を大型化することなく高精細なカラー表示を実現することが可能な液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一例を示す全体構成図である。
【図2】一般的な液晶パネルの一部を示す部分拡大断面図である。
【図3】液晶パネルを示す等価回路図である。
【図4】本発明の第1実施例の画素シフト素子を示す分解図である。
【図5】4位置に画像が選択的にシフトされた状態を示す図である。
【図6】カラー表示の画像が4位置に選択的にシフトされた状態を示す図である。
【図7】第2実施例の画素シフト素子を示す分解図である。
【図8】第2実施例の画素シフト素子による画像の位置とそれに好適な画素形状の一例を示す図である。
【図9】第2実施例の画素シフト素子によるカラー表示の画像の位置とそれに好適な画素形状の一例を示す図である。
【図10】第2実施例の画素シフト素子の反射電極(画素)の形状及び配列の一例を示す図である。
【図11】液晶パネルの等価回路の構成の一例を示す図である。
【図12】液晶表示装置の概略構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
20…液晶表示装置、22…液晶パネル、24…偏光ビームスプリッタ、26…光学系、28…光源、30,60…画素シフト素子、32…液晶パネル駆動回路、34…画素シフト駆動回路、36…反射電極、38…反射電極基板、50A,50B…液晶セル、52A,52B…複屈折板、COM…共通電極、LC…液晶層、TR1,TR2…トランジスタ。

Claims (1)

  1. 光源と、
    前記光源から出射する光のうち第1偏光光を反射し、第2偏光光を通過させる偏光ビームスプリッタと、
    前記偏光ビームスプリッタから反射された第1偏光光を画像信号に応じて光変調した後、第2偏光光の画像光として出射する液晶パネルと、
    前記画像光を前記偏光ビームスプリッタに通過させた後、拡大投影する光学系と、
    前記偏光ビームスプリッタと前記光学系との間に、前記偏光ビームスプリッタを通過した前記画像光の偏光面を選択的に変化させる液晶セルと前記液晶セルから出射する光を複屈折させる複屈折手段とからなる画素シフト素子と、
    を備えた液晶表示装置において、
    前記液晶パネルを赤色、緑色、青色の画像信号で所望の順序で切り変えて走査すると共に、これに同期して前記液晶パネルに照射する光を赤色光、緑色光、青色光で前記と同じ順序で時系列的に切り換え、且つ1フィールド走査する毎に画面切り替えを行うパルスを印加して画素表示を行うことを特徴とする液晶表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010250003A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Seiko Epson Corp 画像表示装置および画像表示方法
JP2012215740A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Jvc Kenwood Corp 投射型表示装置および画像表示素子
WO2020155990A1 (zh) * 2019-01-30 2020-08-06 惠科股份有限公司 显示面板的驱动方法及显示设备

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