JP2004011419A - 樹脂タンク用パイプ継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性の高い樹脂タンク用パイプ継手を提供することを課題とする。
【解決手段】樹脂タンク用パイプ継手1は、耐燃料性樹脂からなる内周層30と、樹脂タンクに溶着可能なポリエチレンからなる外周層31と、を含んで形成される管壁10を持つ。ポリエチレンの比重は0.94以下であり、外周層31は、少なくとも樹脂タンクへの溶着部と管壁10の衝撃力集中部202に配置されている。衝撃力集中部202に衝撃が加わっても、外周層31は伸長するだけであり破断しない。このため、樹脂タンク用パイプ継手1は耐衝撃性が高い。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂タンクと他の部材とを連結する樹脂タンク用パイプ継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂タンク用パイプ継手は、各種バルブや各種ポートとして、樹脂製の燃料タンクつまり樹脂タンクに配置されている。例えば、United StatesPatent 5139043号公報には、液体燃料流出防止弁として用いられた樹脂タンク用パイプ継手が紹介されている。
【0003】
図9に、この液体燃料流出防止弁の部分断面図を示す。図に示すように、液体燃料流出防止弁100は、樹脂タンク101の上壁に配置されている。樹脂タンク101は、高密度ポリエチレン(HDPE)により形成されている。
【0004】
液体燃料流出防止弁100は、ケース102とフロート103とを備える。このうち、ケース102は、ケース本体104と溶着部105と接続筒部106とを備える。ケース本体104は、樹脂タンク101内に配置されている。溶着部105は、樹脂タンク101上壁の上面に溶着されている。接続筒部106は、ホース107に接続されている。ホース107は、エバポ回路のキャニスタ(図略)に連通している。
【0005】
ケース本体104および接続筒部106内周側は、ポリアミド(PA)により形成されている。これらの部位をPAにより形成したのは、PAは耐燃料透過性が高いからである。
また、溶着部105および接続筒部106外周側は、HDPEにより形成されている。これらの部位をHDPEにより形成したのは、HDPEは樹脂タンク101との溶着性が高いからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液体燃料流出防止弁100は、自動車に搭載された他の機器の振動により機械的な衝撃力を受ける場合がある。例えば、ホース107が揺動すると、接続筒部106根本には曲げモーメントが加わる。したがって、樹脂タンク用パイプ継手においては、耐燃料透過性および樹脂タンク溶着性に加えて、耐衝撃性も高い方が好ましい。
【0007】
本発明の樹脂タンク用パイプ継手は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、耐衝撃性の高い樹脂タンク用パイプ継手を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため、本発明の樹脂タンク用パイプ継手は、耐燃料性樹脂からなる内周層と、樹脂タンクに溶着可能なポリエチレンからなる外周層と、を含んで形成される管壁を持つ樹脂タンク用パイプ継手であって、該ポリエチレンの比重は0.94以下であり、該外周層は、少なくとも該樹脂タンクへの溶着部と該管壁の衝撃力集中部に配置されていることを特徴とする。
【0009】
例えば、中密度ポリエチレン(MDPE)や低密度ポリエチレン(LDPE)などの比重0.94以下のPEは、高い引張り破断伸びを有する。このため、比重0.94以下のPEは、割れ始めるまでの変形量が大きい。本発明の樹脂タンク用パイプ継手の管壁における衝撃力集中部には、このPEからなる外周層が配置されている。したがって、例えば、衝撃力集中部が変形し、内周層に内−外周面を連通するような亀裂が入るような場合であっても、外周層は伸長するだけである。すなわち、外周層の内−外周面は連通しない。このため、本発明の樹脂タンク用パイプ継手は、耐衝撃性が高い。本発明の樹脂タンク用パイプ継手によると、衝撃力集中部に衝撃が加わり管壁が変形するような場合であっても、外周層の外側に燃料が漏出するおそれが小さい。
【0010】
(2)好ましくは、前記ポリエチレンの引張り破断伸びを、650%以上とする方がよい。引張り破断伸びを650%以上としたのは、650%未満だと、衝撃が大きい場合、外周層に内−外周面を連通する亀裂が入り、外周層外側に燃料が漏出するおそれがあるためである。なお、引張り破断伸びは、JIS K 7113の試験方法により測定する。
【0011】
(3)好ましくは、衝撃力集中部における外周層の肉厚は、0.5mm以上である方がよい。外周層の肉厚を0.5mm以上としたのは、0.5mm未満だと、衝撃が大きい場合、外周層に亀裂が入り外周層外側に燃料が漏出するおそれがあるためである。
【0012】
(4)好ましくは、前記管壁は、小径部と、該小径部に軸方向に連なる大径部と、を持ち、前記衝撃力集中部は、該小径部と該大径部との間に形成される衝撃力集中段差である構成とする方がよい。
【0013】
管壁に小径部と大径部とを配置すると、衝撃力はこれら小径部と大径部との間に形成される段差に集中する。本構成は、この段差に外周層を配置することにより耐衝撃性を確保するものである。本構成によると、段差の位置を変えることにより衝撃力集中部の位置を自在に調整することができる。言い換えると、所望の位置に衝撃力集中部を配置することができる。
【0014】
(5)好ましくは、前記小径部は、弾性的に拡径する相手側部材の内周側に圧入される圧入部であり、該相手側部材と該圧入部とのシールポイントは、前記外周層に配置されている構成とする方がよい。
【0015】
つまり、本構成は、相手側部材と圧入部とのシールポイントを、外周層に配置するものである。本構成によると、例えば衝撃などにより内周層と外周層との界面の一部が剥離することで、内周層と外周層との界面を通じて樹脂タンク内と外部とが連通しても、樹脂タンクの内容物は、シールポイントでシールされているため、外部に漏出しない。
【0016】
(6)好ましくは、前記圧入部の外周面には、断面略三角形状の凸条が複数配置されており、該複数の凸条の頂上同士は、互いに6mm以上離間して配置されている構成とする方がよい。
【0017】
つまり、本構成は、圧入部の外周面に凸条を複数配置するものである。圧入部が圧入されることにより、相手側部材は、縮径力により、圧入部を締め付ける。ここで、圧入部の外周面に凸条を複数配置すると、相手側部材の縮径力により、凸条の頂上が相手側部材の内周面に食い込む。このため、外周層が比較的柔らかい材料により形成されていても、相手側部材が圧入部から抜けるのを抑制することができる。
【0018】
また、本構成は、凸条の頂上同士の間隔を6mm以上に設定するものである。凸条の頂上同士の間隔を6mm以上に設定したのは、6mm未満だと相手側部材の圧入部に対する食いつき性が悪くなるおそれがあるからである。
【0019】
すなわち、圧入部の外周面には、凸条の頂上と谷底とにより起伏が形成されている。圧入部は、相手側部材の内周側に圧入される。このため、相手側部材は、圧入部を外周側から締め付ける。このとき、凸条の頂上同士の間隔が6mm未満だと、圧入部外周面の前記起伏に、相手側部材内周面の弾性変形が追従できなくなる。言い換えると、相手側部材の圧入部に対する食いつき性が悪くなる。したがって、圧入部外周面と相手側部材内周面との間に、比較的大きい隙間が発生する。このため、相手側部材が圧入部から抜けやすくなるおそれがある。
【0020】
これに対し、本構成によると、複数の凸条の頂上同士が、互いに6mm以上離間して配置されている。このため、相手側部材の圧入部に対する食いつき性は良好である。したがって、本構成によると、相手側部材が圧入部から抜けるおそれが小さい。
【0021】
(7)好ましくは、前記相手側部材の拡径率は、20%以上である構成とする方がよい。ここで、拡径率は、相手側部材の拡径前の内周径をφ1、相手側部材の拡径後における凸条の頂上に圧接する部分の内周径をφ2として、(φ2−φ1)/φ1×100により決定される。拡径率を20%以上としたのは、20%未満だと相手側部材の圧入部に対する縮径力が小さいため、相手側部材が圧入部から抜けるおそれがあるからである。
【0022】
(8)好ましくは、前記相手側部材の拡径率は、35%以上である構成とする方がよい。ここで、拡径率を35%以上としたのは、35%以上だと相手側部材の圧入部に対する縮径力が大きく、相手側部材が圧入部から抜けるおそれが小さいからである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の樹脂タンク用パイプ継手の実施の形態について説明する。
【0024】
(1)第一実施形態
本実施形態は、樹脂タンク用パイプ継手をパージポートとして具現化したものである。まず、本実施形態のパージポートの構成について説明する。図1に、本実施形態のパージポート1の軸方向断面図を示す。
【0025】
パージポート1は、接続筒部20とポート本体21とを備える。ポート本体21は、下方に開口するカップ状を呈している。ポート本体21は、伏せられた状態で、HDPE製の樹脂タンク4の上壁に開設された開口40を塞いでいる。ポート本体21の開口端には、リング状に溶着部22が配置されている。
【0026】
接続筒部20は、円筒状を呈している。接続筒部20は、ポート本体21の側壁から拡径方向に突設されている。接続筒部20の先端は、ホース9に圧入されている。ホース9は、キャニスター(図略)に連通している。
【0027】
パージポート1の管壁10は、内周層30と外周層31とにより形成されている。内周層30は、PAにより形成されている。内周層30は、ポート本体21の内周側および接続筒部20の内周側を形成している。また、外周層31は、樹脂タンクへの溶着性と内周層のPA樹脂との接着性に優れるマレイン酸変性MDPEにより形成されている。外周層31は、ポート本体21の外周側および接続筒部20の外周側を形成している。これら内周層30および外周層31は、まず型にMDPEを流し込み外周層31を成形し、続いて外周層31の内側にPAを流し込み内周層30を成形することにより完成される。すなわち、パージポート1は、二色成形により製造される。外周層31は、前記溶着部22を形成している。パージポート1と樹脂タンク4とは、溶着部22が開口40周縁に熱板溶着されることにより、接合されている。
【0028】
図2に、接続筒部の拡大断面図を示す。図に示すように、接続筒部20の外周層31には、圧入部200と大径部201とが形成されている。そして、圧入部200と大径部201との間には、衝撃力集中段差202が形成されている。ここで、衝撃力集中段差202における圧入部200の肉厚は、0.5mm以上に設定してある。接続筒部20は、ホース9先端がこの衝撃力集中段差202に当接するまで、ホース9に圧入されている。すなわち、衝撃力集中段差202は、ホース9の位置決めに用いられる。また、外周層31には、断面略三角形状の凸条204が、合計2個環装されている。凸条204の頂上205径φ3は、φ3=9.2mmである。また、凸条204の谷底206径φ4は、φ4=7.44mmである。また、隣り合う頂上205同士の間隔Lは、L=6mmである。凸条204が集合して、ファーツリー203が形成されている。
【0029】
次に、本実施形態のパージポートの動きについて説明する。図3に、先端に過大な衝撃力が加わった場合の接続筒部の拡大断面図を示す。図に示すように、先端に上方から過大な衝撃力Fが加わると、衝撃力集中段差202を起点に接続筒部20が下方に屈曲する。ここで、内周層30は、引張り破断伸びの小さいPAにより形成されている。このため、内周層30には亀裂Cが発生する。そして、内周層30の内−外周面は連通する。
【0030】
しかしながら、外周層31は、引張り破断伸びの大きいMDPEにより形成されている。このため、外周層31には亀裂が発生しない。すなわち、外周層31は湾曲しながら伸長するだけである。したがって、外周層31の内−外周面は連通しない。
【0031】
次に、本実施形態のパージポートの効果について説明する。外周層31を形成するMDPEの比重は、0.94以下である。また、引張り破断伸びは、650%以上である。また、衝撃力集中段差202が形成されている部分の外周層31の肉厚は、0.5mm以上である。したがって、本実施形態のパージポート1は、耐衝撃性が高い。また、外周層31は、肉厚が0.5mm以上であるため、形状保持性が高い。したがって、二色成形時のハンドリング性に優れている。
【0032】
また、本実施形態のパージポート1においては、衝撃力集中段差202が、本来の衝撃力を集中させる役割と、ホース9の位置決めをする役割と、を併有している。このため、衝撃力集中段差202とは別にホース9の位置決めをする部材を配置する場合と比較して、部品点数が少なくて済む。
【0033】
また、本実施形態のパージポート1においては、ホースとポートとのシールポイントを外周層に設けているため、衝撃等により内周層と外周層の界面の一部が剥離することで、内周層と外周層の界面を通じてタンク内と外部が連通したとしても、蒸発燃料は前記シールポイントでシールされているため、大気中に漏れることがない。
【0034】
また、本実施形態のパージポート1においては、凸条204が合計2個配置されている。また、凸条204の頂上205径φ3は、φ3=9.2mmである。また、凸条204の谷底206径φ4は、φ4=7.44mmである。また、隣り合う頂上205同士の間隔Lは、L=6mmである。このため、ホース9の圧入部200に対する食いつき性は良好である。したがって、ホース9が圧入部200から抜けにくい。
【0035】
また、本実施形態のホース9の拡径前つまり圧入前の内周径は、6mmである。また、ホース9の拡径後つまり圧入後の内周径は、凸条204の頂上205径φ3に等しく9.2mmである。したがって、ホース9の拡径率は53%である。この点においても、ホース9が圧入部200から抜けにくい。
【0036】
(2)第二実施形態
本実施形態は、樹脂タンク用パイプ継手を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。まず、本実施形態の液体燃料流出防止弁の構成について説明する。図4に、本実施形態の液体燃料流出防止弁の軸方向断面図を示す。なお、図1と対応する部位については同じ記号で示す。液体燃料流出防止弁5は、カバー50とケース51とフロート52とを備える。また、カバー50は、カバー本体500と接続筒部20と溶着部22とを備える。カバー本体500は、下方に開口するカップ状を呈している。カバー本体500は、伏せられた状態で、HDPE製の樹脂タンク4の上壁に開設された開口40を塞いでいる。カバー本体500の開口端には、リング状に溶着部22が配置されている。接続筒部20は、円筒状を呈している。接続筒部20は、カバー本体500の側壁から拡径方向に突設されている。接続筒部20の先端は、ホース90に圧入されている。ホース90は、エバポ回路のキャニスタ(図略)に連通している。
【0037】
また、カバー50の管壁10は、内周層30と外周層31とにより形成されている。内周層30は、エチレンビニルアルコール(EVOH)により形成されている。内周層30は、カバー本体500の内周側および接続筒部20の内周側を形成している。また、外周層31は、マレイン酸変性LDPEにより形成されている。外周層31は、カバー本体500の外周側および接続筒部20の外周側を形成している。これら内周層30および外周層31は、まず型にマレイン酸変性LDPEを流し込み外周層31を成形し、続いて外周層31の内側にEVOHを流し込み内周層30を成形することにより完成される。すなわち、カバー50は、二色成形により製造される。外周層31は、前記溶着部22を形成している。カバー50と樹脂タンク4とは、溶着部22が開口40周縁に熱板溶着されることにより、接合されている。
【0038】
ケース51は、中空円筒状を呈している。ケース51は、カバー本体500に螺着されている。ケース51の上壁には、エバポ開口510が穿設されている。フロート52は、ケース51の内部に配置されている。樹脂タンク4内の燃料液面が上昇すると、ケース51内においてフロート52が浮上する。そして、フロート52はエバポ開口510を塞ぐ。このエバポ開口510の閉塞により、液体燃料流出防止弁5は、液体燃料がエバポ回路に流出するのを抑制している。本実施形態の液体燃料流出防止弁5のように、内周層30をEVOHで、外周層31をマレイン酸変性LDPEで、それぞれ形成しても、耐衝撃性を高くすることができる。
【0039】
(3)その他
以上、本発明の樹脂タンク用パイプ継手の実施の形態について説明した。しかしながら、実施形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
【0040】
例えば、上記実施形態においては、本発明の樹脂タンク用パイプ継手をパージポートおよび液体燃料流出防止弁として具現化した。しかしながら、例えば樹脂タンク内に配置された燃料ポンプとデリバリパイプとを連結する燃料供給ポートとして具現化してもよい。また、樹脂タンクと圧力センサとを連結するタンク内圧取り出しポートとして具現化してもよい。また、樹脂タンクとフィラーパイプとを連結するチェックバルブとして具現化してもよい。このように、本発明の樹脂タンク用パイプ継手は、樹脂タンクに接続される各種ポート、各種バルブとして具現化することができる。
【0041】
また、上記実施形態においては、内周層30と外周層31とから管壁10を形成したが、これら二層以外の他の層を含んで管壁10を形成してもよい。また、上記実施形態においては、筒状の大径部201を配置したが、例えば圧入部200の外周面に突設されたリブ状の大径部を配置してもよい。また、上記実施形態においては、衝撃力集中部として衝撃力集中段差202を配置したが、例えば接続筒部20の外周面に周設したリング溝を衝撃力集中部としてもよい。
【0042】
また、ホースとポートのシールポイントを外周層に設定すれば内周層と外周層の接着性は必ずしも必要ではない。逆に、内周層と外周層の接着性を充分に確保することができれば、上シールポイントを内周層に設定することもできる。
【0043】
【実施例】
以下、第一実施形態のパージポートと同タイプのポートサンプルに対して行った落錘実験およびホース引き抜き実験の結果を実施例として説明する。
【0044】
(1)落錘実験
(a)サンプル
〈実施例1〉
まず、サンプルの材質および物性について説明する。前出の図2を参照して、接続筒部20の内周層30は、PA12により形成した。このPA12の比重(JIS K 7112)は1.02、引張り破断強度(JIS K 7113)は40MPa、引張り破断伸び(JIS K 7113)は250%未満、曲げ弾性率(JIS K 7203)は1050MPa、−40℃におけるアイゾット衝撃強度(JIS K 7110)は15kJ/mであった。
【0045】
また、接続筒部20の外周層31は、マレイン酸変性MDPEにより形成した。このマレイン酸変性MDPEの比重(JIS K 7112)は0.931、引張り破断強度(JIS K 7113)は27.5MPa、引張り破断伸び(JIS K 7113)は860%、曲げ弾性率(JIS K 7203)は590MPaであった。また、接続筒部20の外周層31は、−40℃におけるアイゾット衝撃試験(JIS K 7110)では破壊されなかった。
【0046】
次に、サンプルの寸法について説明する。衝撃力集中段差202から、接続筒部20先端の落錘位置までの長さは、25.5mmとした。また、衝撃力集中段差202配置部位における圧入部200の直径は、8mmとした。また、内周層30の肉厚は1.2mmとした。また、外周層31の肉厚は0.8mmとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを実施例1とした。
【0047】
〈比較例1〉
まず、サンプルの材質および物性について説明する。前出の図2を参照して、接続筒部20は、ガラス繊維強化PA12一層のみにより形成した。このガラス繊維強化PA12の引張り破断強度(JIS K 7113)は145MPa、引張り破断伸び(JIS K 7113)は3%、曲げ弾性率(JIS K 7203)は8275MPa、−40℃におけるアイゾット衝撃強度(JIS K7110)は20kJ/mであった。
【0048】
次に、サンプルの寸法について説明する。衝撃力集中段差202から、接続筒部20先端の落錘位置までの長さは、25mmとした。また、衝撃力集中段差202配置部位における圧入部200の直径は、8mmとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを、比較例1とした。
【0049】
〈比較例2〉
まず、サンプルの材質および物性について説明する。前出の図2を参照して、接続筒部20は、ガラス繊維強化PA12一層のみにより形成した。このガラス繊維強化PA12は、比較例1のガラス繊維強化PA12と同じものとした。
【0050】
次に、サンプルの寸法について説明する。衝撃力集中段差202から、接続筒部20先端の落錘位置までの長さは、24.5mmとした。また、衝撃力集中段差202配置部位における圧入部200の直径は、7.5mmとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを、比較例2とした。
【0051】
〈比較例3〉
まず、サンプルの材質および物性について説明する。前出の図2を参照して、接続筒部20は、HDPE一層のみにより形成した。このHDPEの比重(JIS K 7112)は0.95、引張り破断強度(JIS K 7113)は26MPa、引張り破断伸び(JIS K 7113)は570%未満、−40℃におけるアイゾット衝撃強度(JIS K 7110)は15kJ/mとした。
【0052】
次に、サンプルの寸法について説明する。衝撃力集中段差202から、接続筒部20先端の落錘位置までの長さは、16mmとした。また、衝撃力集中段差202配置部位における圧入部200の直径は、7mmとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを、比較例3とした。
【0053】
これら、実施例サンプル、比較例サンプルの材質、物性、寸法を表1にまとめて示す。
【0054】
【表1】
Figure 2004011419
【0055】
(b)実施例と比較例との対比実験
〈実験方法および実験装置〉
実験においては、まず実施例サンプルおよび比較例サンプルを、−40℃の槽中で4時間以上保持した。次に、図5に示すように、接続筒部20だけ開放した状態で、サンプル81をジグ8に固定した。それから、接続筒部20先端に、落錘高さhから1kgの錘80を落下させた。なお、落錘は、サンプル81を槽から取り出してから10秒以内に行った。
【0056】
〈実験結果〉
実施の結果を表2に示す。
【0057】
【表2】
Figure 2004011419
【0058】
表に示すように、実施例1のサンプルは、落錘高さh=2mの位置から錘80を落としても、接続筒部20が折れたり、亀裂が入ったりすることは無かった。これに対し、比較例1、比較例2、比較例3のサンプルは、落錘高さh=1mの位置から錘80を落とした段階で、接続筒部20が衝撃力集中段差202から折れてしまった。そして、接続筒部20の内−外周面が連通してしまった。この実験から、実施例サンプルは比較例サンプルよりも耐衝撃性が高いことが判った。
【0059】
なお、前出の図9に示した液体燃料流出防止弁100においては、接続筒部106の内周層がPAにより形成されている。また、外周層がHDPEにより形成されている。前出の表1から、HDPEの方がPA12よりも引張り破断伸びが大きいことが判る。すなわち、HDPEの方がPA12よりも耐衝撃性が高いことが判る。したがって、HDPEとPAとを積層させた図9の液体燃料流出防止弁100よりも、HDPE一層からなる比較例3サンプルの方が耐衝撃性が高いことになる。このため、実施例サンプルは、図9の液体燃料流出防止弁100よりも、耐衝撃性が高いと考えられる。
【0060】
(c)実施例の耐久実験
〈実験方法および実験装置〉
実験においては、まず実施例1のサンプルを四つ用意した。このうち一つのサンプルは、室温で保持した。このサンプルを実施例1−1とした。
【0061】
残りの三つのサンプルのうち一つは、上記(1)の実験における実施例と同様に、−40℃の温度条件下で4時間以上放置した。このサンプルを実施例1−2とした。
【0062】
また、残りの二つのサンプルのうち一つは、まず、80℃の温度条件下で1000時間保持した。次に、−40℃の温度条件下で4時間以上放置した。このサンプルを実施例1−3とした。
最後の一つのサンプルは、まず、65℃の温度条件下で1000時間保持した。なお、このサンプル保持は、ガソリン90質量%−エタノール10質量%の混合溶液中で行った。次に、−40℃の温度条件下で4時間以上放置した。このサンプルを実施例1−4とした。
【0063】
これらの実施例サンプルを、上記(1)の実験と同様に、図5に示すジグ8に固定した。そして、接続筒部20先端に、落錘高さhから1kgの錘80を落下させた。
【0064】
〈実験結果〉
実施の結果を表3に示す。
【0065】
【表3】
Figure 2004011419
【0066】
表に示すように、実施例1−1のサンプルは、落錘高さh=4mの位置から錘80を落としても、接続筒部20が折れたり、亀裂が入ったりすることは無かった。また、実施例1−2、実施例1−3、実施例1−4のサンプルは、落錘高さh=2mの位置から錘80を落としても、接続筒部20が折れたり、亀裂が入ったりすることは無かった。
【0067】
この実験から、実施例サンプルの耐衝撃性が、熱により劣化しにくいことが判った。また、実施例サンプルの耐衝撃性が、燃料膨潤により劣化しにくいことが判った。
【0068】
(2)ホース引き抜き実験
(a)サンプル
〈実施例2−1〉
実施例2−1のサンプルの材質、物性は上記実施例1のサンプルの材質、物性と同様とした。実施例2−1のサンプルの寸法について、前出の図2を参照しながら説明する。圧入部200における凸条204の頂上205径φ3は、9.4mmとした。また、凸条204の谷底206径φ4は、6.7mmとした。また、凸条204の配置数は、二つとした。また、隣り合う頂上205同士の間隔Lは、8mmとした。また、内周層30の肉厚は1.2mmとした。また、外周層31の肉厚は0.8mmとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを実施例2−1とした。なお、ホース9の拡径前つまり圧入前の内周径は、6mmとした。また、ホース9の拡径後つまり圧入後の内周径は、凸条204の頂上205径φ3に等しく9.4mmとした。すなわち、ホース9の拡径率は57%とした。
【0069】
〈実施例2−2〉
実施例2−2のサンプルの材質、物性は上記実施例2−1のサンプルの材質、物性と同様とした。実施例2−2のサンプルの寸法と実施例2−1のサンプルの寸法との相違点は、凸条204の配置数のみである。凸条204の配置数は、三つとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを実施例2−2とした。
【0070】
〈実施例2−3〉
実施例2−3のサンプルの材質、物性は上記実施例2−1のサンプルの材質、物性と同様とした。実施例2−3のサンプルの寸法と実施例2−1のサンプルの寸法との相違点は、凸条204の配置数のみである。凸条204の配置数は、四つとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを実施例2−3とした。
【0071】
〈実施例2−4〉
実施例2−4のサンプルの材質、物性は上記実施例2−1のサンプルの材質、物性と同様とした。実施例2−4のサンプルの寸法と実施例2−1のサンプルの寸法との相違点は、凸条204の頂上205径φ3のみである。頂上205径φ3は、8.9mmとした。したがって、ホース9の拡径率は48%となった。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを実施例2−4とした。
【0072】
〈実施例2−5〉
実施例2−5のサンプルの材質、物性は上記実施例2−1のサンプルの材質、物性と同様とした。実施例2−5のサンプルの寸法と実施例2−1のサンプルの寸法との相違点は、凸条204の頂上205径φ3のみである。頂上205径φ3は、9.0mmとした。したがって、ホース9の拡径率は50%となった。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを実施例2−5とした。
【0073】
〈参考例2−6〉
参考例2−6のサンプルの材質、物性は上記実施例2−1のサンプルの材質、物性と同様とした。参考例2−6のサンプルの寸法と実施例2−1のサンプルの寸法との相違点は、隣り合う頂上205同士の間隔のみである。隣り合う頂上205同士の間隔は、4mmとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを参考例2−6とした。
【0074】
〈実施例2−7〉
実施例2−7のサンプルの材質、物性は上記実施例2−1のサンプルの材質、物性と同様とした。実施例2−7のサンプルの寸法と実施例2−1のサンプルの寸法との相違点は、隣り合う頂上205同士の間隔のみである。隣り合う頂上205同士の間隔は、11mmとした。このような材質、物性、寸法を有するサンプルを実施例2−7とした。
【0075】
これら、実施例サンプル、参考例サンプルの寸法を表4にまとめて示す。
【0076】
【表4】
Figure 2004011419
【0077】
(b)凸条配置数と引き抜き荷重との関係を調べる実験
〈実験方法〉
実験に用いたサンプルは、実施例2−1、実施例2−2、実施例2−3のサンプルである。実験は、まず前出の図2に示す圧入部200をホース9に圧入し、次いでホース9を圧入部200から引き抜くことにより行った。引き抜きに要した荷重を引き抜き荷重とした。
【0078】
〈実験結果〉
実施の結果を図6に示す。図に示すように、実験から、実施例2−1、実施例2−2、実施例2−3の順番に引き抜き荷重が高くなることが判った。すなわち、凸条配置数に比例して、引き抜き荷重が高くなることが判った。言い換えると、凸条を多く配置すると、ホースすなわち相手側部材が抜けにくくなることが判った。
【0079】
(c)凸条の頂上径と引き抜き荷重との関係を調べる実験
〈実験方法〉
実験に用いたサンプルは、実施例2−1、実施例2−4、実施例2−5のサンプルである。実験方法は上記(b)と同様である。なお、実験は、各実施例サンプルについて二回ずつ行った。
【0080】
〈実験結果〉
実施の結果を図7に示す。図に示すように、実験から、実施例2−4、実施例2−5、実施例2−1の順番に引き抜き荷重が高くなることが判った。すなわち、頂上径(拡径率)に比例して、引き抜き荷重が高くなることが判った。言い換えると、頂上径(拡径率)を大きくすると、ホースすなわち相手側部材が抜けにくくなることが判った。
【0081】
また、実験から、実施例2−4は、引き抜き荷重のばらつきが大きいことが判った。すなわち、頂上径(拡径率)が大きいと、引き抜き荷重のばらつきが小さくなることが判った。
【0082】
(d)隣り合う頂上同士の間隔と引き抜き荷重との関係を調べる実験
〈実験方法〉
実験に用いたサンプルは、実施例2−1、参考例2−6、実施例2−7のサンプルである。実験方法は上記(b)と同様である。
【0083】
〈実験結果〉
実施の結果を図8に示す。図に示すように、実験から、参考例2−6、実施例2−1、実施例2−7の順番に引き抜き荷重が高くなることが判った。すなわち、頂上同士の間隔に比例して、引き抜き荷重が大きくなることが判った。ただし、頂上同士の間隔が約12mmに達すると、間隔をそれ以上広げても引き抜き荷重はあまり変わらないことが判った。つまり、間隔約12mmまでであれば、頂上同士の間隔を広くすると、ホースすなわち相手側部材が抜けにくくなることが判った。
【0084】
【発明の効果】
本発明によると、耐衝撃性の高い樹脂タンク用パイプ継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態のパージポートの軸方向断面図である。
【図2】第一実施形態のパージポートの接続筒部の拡大断面図である。
【図3】先端に過大な衝撃力が加わった場合の接続筒部の拡大断面図である。
【図4】第二実施形態の液体燃料流出防止弁の軸方向断面図である。
【図5】落錘実験に用いた装置の概略図である。
【図6】凸条配置数と引き抜き荷重の関係を示すグラフである。
【図7】頂上径と引き抜き荷重の関係を示すグラフである。
【図8】頂上同士の間隔と引き抜き荷重の関係を示すグラフである。
【図9】従来の液体燃料流出防止弁の軸方向断面図である。
【符号の説明】
1:パージポート(樹脂タンク用パイプ継手)、10:管壁、20:接続筒部、200:圧入部、201:大径部、202:衝撃力集中段差、203:ファーツリー、204:凸条、205:頂上、206:谷底、21:ポート本体、22:溶着部、30:内周層、31:外周層、4:樹脂タンク、40:開口、5:液体燃料流出防止弁(樹脂タンク用パイプ継手)、50:カバー、500:カバー本体、51:ケース、510:エバポ開口、52:フロート、8:ジグ、80:錘、81:サンプル、9:ホース、90:ホース、C:亀裂、F:衝撃力、h:落錘高さ、L:間隔、φ3:頂上径、φ4:谷底径。

Claims (8)

  1. 耐燃料性樹脂からなる内周層と、樹脂タンクに溶着可能なポリエチレンからなる外周層と、を含んで形成される管壁を持つ樹脂タンク用パイプ継手であって、
    該ポリエチレンの比重は0.94以下であり、該外周層は、少なくとも該樹脂タンクへの溶着部と該管壁の衝撃力集中部に配置されていることを特徴とする樹脂タンク用パイプ継手。
  2. 前記ポリエチレンの引張り破断伸びは、650%以上である請求項1に記載の樹脂タンク用パイプ継手。
  3. 前記衝撃力集中部における前記外周層の肉厚は、0.5mm以上である請求項1または請求項2に記載の樹脂タンク用パイプ継手。
  4. 前記管壁は、小径部と、該小径部に軸方向に連なる大径部と、を持ち、前記衝撃力集中部は、該小径部と該大径部との間に形成される衝撃力集中段差である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の樹脂タンク用パイプ継手。
  5. 前記小径部は、弾性的に拡径する相手側部材の内周側に圧入される圧入部であり、該相手側部材と該圧入部とのシールポイントは、前記外周層に配置されている請求項4に記載の樹脂タンク用継手。
  6. 前記圧入部の外周面には、断面略三角形状の凸条が複数配置されており、該複数の凸条の頂上同士は、互いに6mm以上離間して配置されている請求項5に記載の樹脂タンク用パイプ継手。
  7. 前記相手側部材の拡径率は、20%以上である請求項5または請求項6に記載の樹脂タンク用パイプ継手。
  8. 前記相手側部材の拡径率は、35%以上である請求項7に記載の樹脂タンク用パイプ継手。
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