JP2004010051A - 光学製品梱包物およびその製造方法 - Google Patents

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Tsuneo Miyata
宮田 庸生
Isamu Tadokoro
田所 勇
Yoshihiro Matsui
松井 良宏
Chieko Hosomi
細見 千恵子
Takehiko Seko
瀬古 健彦
Tomotaka Arikawa
有川 知孝
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Abstract

【課題】扁平な光学製品のゴミ付着の低減と傷が付くことを抑止できる光学製品梱包物および光学製品梱包物の製造方法を実現する。
【解決手段】本発明の光学製品梱包物は、粘着面52,62を持った2枚の樹脂シート51,61をその粘着面52,62側を対向させ、この2枚の樹脂シート51,61間に複数の導光板26を平置きに整列させて挟み込んだものであり、2枚の樹脂シート51,61を引剥がし可能に導光板26それぞれの表裏面A,Bに密着させ且つ導光板26それぞれの配置した周囲部分C同士を密着させて封止する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導光板やレンズ等のような扁平な光学製品へのゴミ付着や傷が付くことを抑止する光学製品梱包物および光学製品梱包物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学製品として、例えば、導光板は、携帯電話やカーナビ、PDA等の表示部に備えられており、その側面にある蛍光管やLED等から発せられた線光源や点光源を面光源に変換し、高輝度、均一性を担保している。従って、導光板にゴミや傷が付くとその機能が損なわれることから成形から組立まで徹底した管理がなされ、特にゴミや傷が付きやすい梱包工程は十分な品質管理をする必要がある。
【0003】
従来、この導光板の梱包物としては、例えば、不織布等の緩衝シートに包み込んだものがある。すなわち、図5に示すように、緩衝シート25の上に導光板26を横1列に並べ、この緩衝シート25を折り畳み、また新たに導光板26を横1列に並べ同様に緩衝シート25を折り畳んで行くものである。
【0004】
また、図6に示す導光板26の梱包物では、底部に導光板起立用溝を形成した凹所29を幾つか設けた専用トレー27を作製し、各凹所29内に多数の導光板26を起立状態に整列させ、この専用トレー27を積み重ねて最上部にゴミ侵入防止のための蓋30をするものであり、これを段ボール箱28に詰め込む。
【0005】
そして、上記各方法で梱包した導光板26の梱包物は、車や飛行機等で輸送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように緩衝シート25に包んだものでは、横にすき間が空いているため梱包中や輸送中にそのすき間から目に見えない小さなゴミが侵入し導光板26に付着し易く、輸送中に緩衝シート25内で導光板26が移動して隣の導光板26と接触し傷が付き、導光板26の輝度や均一性の低下等の不良を生じさせていた。
【0007】
また、専用トレー27に縦詰めしたものでは、輸送中に導光板26の倒れや隣の導光板26との接触等により傷が付き、同様の不良が生じやすかった。また、様々な形状の導光板26ごとに合わせて専用トレー27を製作する必要があるため、専用トレー27自体の設計から含めると、この梱包物の完成までの納期が2ヶ月近くかかり、量産の初期流動に間に合わないことも多く、且つコスト高にもなっていた。更には輸送中の問題として空輸する場合、段ボール箱28の内気圧と外気圧に差が生じることにより、空気中に浮遊している小さなゴミやホコリが段ボール箱28を密閉してあっても中に入り、専用トレー27内の導光板26に付着するといった不具合が発生することもあった。
尚、以上のゴミ付着や傷の問題は、導光板に限らず種々の光学製品にも言える。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、扁平な光学製品のゴミ付着の低減と傷が付くことを抑止できる光学製品梱包物および光学製品梱包物の製造方法を実現するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光学製品の梱包物は、粘着面を持った樹脂シート2枚をその粘着面側を対向させ、この2枚の樹脂シート間に複数の扁平な光学製品を平置きに整列させて挟み込んだ梱包物であって、
上記2枚の樹脂シートを引剥がし可能に、上記光学製品それぞれの表裏面に密着させ、且つ上記光学製品それぞれの配置した周囲部分同士を密着させて封止したことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明に係る光学製品梱包物の製造方法は、粘着面を持った樹脂シート2枚をその粘着面側を対向させ、この2枚の樹脂シート間に複数の扁平な光学製品を平置きに整列させて挟み込んだ光学製品梱包物の製造方法であって、
第1ステージのシートロールから引き出された一方の樹脂シートの粘着面上に複数の扁平な光学製品を平置きに整列配置させる陳列工程と、
上記陳列工程で光学製品を配置させた一方の樹脂シート上に第2ステージのシートロールから引き出された他方の樹脂シートをその粘着面側を光学製品上に重ね合せ、これら2枚の樹脂シートを引剥がし可能に圧縮し、上記光学製品それぞれの表裏面に密着させると共に該光学製品それぞれの配置した周囲部分同士を密着させて封止する圧着工程と、
上記圧着工程で2枚の樹脂シートによって光学製品を挟み込んだ梱包部分を切離してこれを光学製品梱包物とする切断工程とを有することを特徴とするものである。
【0011】
また、上記光学製品梱包物の製造方法において、上記第1ステージおよび上記第2ステージにおけるシートロールは、そのロール芯を両端部から挟持し、且つ該シートロールと一緒に回転する固定治具にて保持させるようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。本実施の形態における光学製品梱包物では、扁平な光学製品として導光板を例にして説明する。なお、導光板は、従来の技術でも説明したとおり電気製品の表示部における光源部品として用いられ、その構造は、図5に示したように、板状主体22の一方の面に点および線光源を面光源に変換する為のパターン面23が形成されている。
【0013】
図1は、上記導光板を弱粘着面を有した2枚の樹脂シート51,61で自動梱包する梱包装置の模式図である。なお、弱粘着面を有した樹脂シート51,61としては、それ自体の片面側を粘着性の性質を持つものが簡易且つ低廉であるため好適に用いられる。このような樹脂シートとしては、例えば、新品の電化製品やOA機器等の適宜箇所に貼り付けて表面保護させているものが知られている。
【0014】
図1に示す梱包装置は、上記樹脂シート51を巻回させたシートロール5を回転可能に保持した第1ステージ1と、もう一方の上記樹脂シート61を巻回させたシートロール6を回転可能に保持した第2ステージ2と、第1ステージ1のシートロール5から引き出された樹脂シート51の弱粘着面上に多数の導光板26を平置きに縦横整列させる陳列ステージ9と、上記導光板26を整列させた樹脂シート51上に第2ステージ2のシートロール6から引き出されたもう1枚の樹脂シート61をその弱粘着面側を導光板26上に重ね合せ、次いで可動板18下部にスポンジ等のクッション材17を取付けた圧縮板19をそのシリンダ16を駆動させてクッション材17を押付け、上記2枚の樹脂シート51,61を引剥がし可能に上記導光板26それぞれの表裏面に密着させると共に該導光板26それぞれを配置した周囲部分同士を密着させて封止されるように圧縮する圧着ステージ10と、アーム13によって往復移動可能に取付けられ、圧着ステージ10から2枚の樹脂シート51,61の両端部を挟んで圧着保持し、この状態で引張り出すと同時にこれに連れて上記第1ステージ1および上記第2ステージ2からそれぞれ樹脂シート51,61を引き出させるグリッパー30と、圧着ステージ10で2枚の樹脂シート51,61によって導光板26を挟み込んだ梱包部分を切離して光学製品梱包物Rとするカッター20と、この光学製品梱包物Rを重ね合わせて所定個数収容する段ボール箱28を配置させた梱包ステージ21とを備える。
【0015】
上記第1ステージ1と上記陳列ステージ9との間には、樹脂シート51を架け渡すローラ8が配置され、このローラ8で樹脂シート51を緊張させて陳列ステージ9上での樹脂シート51の弛みを防いでいる。上記第2ステージ2と上記圧着ステージ10との間にも、樹脂シート61を架け渡すローラ11,12が配置され、これらローラ11,12で樹脂シート61を緊張させて圧着ステージ10上での樹脂シート61の弛みを防いでいる。また、ローラ12は、上記導光板26を整列させた樹脂シート51上に第2ステージ2からの樹脂シート61を正しく重ね合わされるように案内させる。
【0016】
図2に示すように、第1ステージ1には、モーターMと連結された固定冶具3と、ロッド付き固定冶具4とが回転可能に取付けられてあり、これら固定治具3,4によって上記シートロール5が回転可能に保持されている。すなわち、これら固定冶具3,4は、シートロール5の円筒状のロール芯7に浅く潜り込むテーパ部30,40と、ロール芯7の端部に当接される段部32,42とを有する。そして、ロッド付き固定治具4のロッド41をロール芯7内に通し、これら固定治具3,4をやや接近させ、ロッド41を反対側の固定治具3の凹部31に差込嵌合させ固定させると、ロール芯7がこれら固定治具3,4によって挟持される。これによって、シートロール5が第1ステージ1に回転可能に保持される。なお、第2ステージ2においても、この第1ステージ1のように上記固定治具3,4にてシートロール6が保持されている。このようにシートロール5,6自体は固定されたまま回転して樹脂シート51,61が引き出されるので、回転の摩擦によって固定治具3,4がロール芯7と擦れてロール芯7からゴミを発生させない構造になっている。従って、ロール芯7からはゴミやホコリが発生することもなく、梱包中に樹脂シート51,61や導光板26に対するゴミの付着を一層抑制することができ、不良品の低減が可能になる。
【0017】
図3に示すように、グリッパー30は、長方形の形状をした右グリッパー30Rと、長方形の形状をした左グリッパー30Lとの左右一対に構成されている。左右のグリッパー30R,30Lは、いずれも上下に開閉するチャック31R(31L)を有し、このチャック31R,31Lによって樹脂シート51,61の両端部を挟むと同時に圧着させる。これによって、樹脂シート51,61の両端部が圧着により封止される。
【0018】
そして、このグリッパー30R,30Lのチャック31R,31Lによって樹脂シート51,61の両端部を挟んだ状態で、上方の圧縮板19を降下させてその下部のクッション材17にて圧着ステージ10の載置台上の樹脂シート51,61を加圧・圧縮させる。これによって、2枚の樹脂シート51,61を、引剥がし可能に導光板26それぞれの表裏面に密着させると共に該導光板26それぞれを配置した周囲部分同士を密着させて封止される。
【0019】
次に、上記梱包装置による梱包の動作を説明する。
図1を参照して、第1ステージ1からの樹脂シート51は、ローラ8を通り、導光板26を陳列するための陳列ステージ9にその弱粘着面側を表向きにして引き出される。陳列ステージ9上では成形された導光板26が図示しない自動機により樹脂シート51の弱粘着面上に平置きに縦横整列されて陳列工程が完了する。
【0020】
次に、グリッパー30が圧着ステージ10上の前の樹脂シート51,61の両端を挟んで梱包ステージ21上に引っ張り移動させることにより、陳列ステージ9上の導光板26が並べられた樹脂シート51と、ローラ11,12に架け渡された第2ステージ2の樹脂シート61とが対になって圧着ステージ10まで誘導される。また同時に第1ステージ1からは樹脂シート51が引出されて陳列ステージ9上に配置される。この時、上記第1ステージ1および上記第2ステージ2では、上述のように、シートロール5,6の回転によって固定治具3,4がロール芯7と擦れることがなく、ロール芯7からゴミやホコリが発生することもない(図2を参照)。なお、上記第2ステージ2からの樹脂シート61は、その弱粘着面側が導光板26上に重ね合わされる。すなわち、圧着ステージ10上で対になった樹脂シート51,61は、その弱粘着面同士が対向されている。
【0021】
一方、圧着ステージ10上に誘導された上記樹脂シート51,61は、再度アーム13によって圧着ステージ10上に移動してきた上記グリッパー30のチャック31により樹脂シート51,61の両端部が挟持されると同時に圧着され、樹脂シート51,61両端部が封止される(図3を参照)。引き続き、圧縮板19がエアシリンダ16によって降下し、2枚の樹脂シート51,61を加圧、圧縮し、これによって、2枚の樹脂シート51,61を、引剥がし可能に導光板26それぞれの表裏面に密着させ、同時に導光板26それぞれを配置した周囲部分同士を密着させて封止される。以上で圧着工程が完了する。なお、この間に、上記陳列ステージ9上では次の導光板26が図示しない自動機により樹脂シート51上に平置きに縦横整列されている。
【0022】
次に、上記エアシリンダ16により上記圧縮板19が上昇して元に戻り、上記グリッパー30がアーム13により移動することにより上記樹脂シート51,61が梱包ステージ21上にまで誘導される。この時、上記圧着完了した樹脂シート51,61は、グリッパー30のチャック31で両端部が保持されているだけであり、樹脂シート51,61の中央部は、空中に浮いた状態になっている。そして、誘導された上記樹脂シート51,61は、上記圧着ステージ10の先端部に備え付けられたカッター20により切断されて、光学製品梱包物Rとして上記樹脂シート51,61から分離され、切断工程が完了する。
【0023】
切断工程が完了すると、上記光学製品梱包物Rは、グリッパー30のチャック31が開いてその両端部の保持が解除されることにより光学製品梱包物Rの自重で落下し、梱包ステージ21上に備えられた段ボール箱28内に収容される。そして、グリッパー30は、再びアーム13により圧着ステージ10まで移動し同様の工程を繰り返し、段ボール箱28内に所定個数の光学製品梱包物Rが連続収容されて行く。この所定個数の光学製品梱包物Rが収容された段ボール箱28は、次の組立工程へと輸送される。
【0024】
以上の工程によって、図4に示す光学製品梱包物Rが製造される。この光学製品梱包物Rは、図4(a)(b)に示すように、弱粘着面52,62を持った上記一対の樹脂シート51,61をその弱粘着面52,62側を対向させ、この一対の樹脂シート51,61間に複数の扁平な導光板26(光学製品)を平置きに整列させて挟み込み、上記一対の樹脂シート51,61を引剥がし可能に、上記導光板26それぞれの表裏面A,Bに密着させ、且つ上記導光板26それぞれの配置した周囲部分C同士を密着させて封止されている。従って、この光学製品梱包物R内の導光板26に対しては、ゴミ付着や傷が付くことが非常に効果的に抑止されている。また、上述の製造方法によって、このような光学製品梱包物Rを簡易に且つ短期に、しかも低コストに製造することができる。
【0025】
なお、本発明に係る光学製品梱包物やその製造方法は、上記実施の形態のものに限定されない。例えば、上記実施の形態では、スポンジ等のクッション材17を具備した圧縮板19によって樹脂シート51,61同士を圧着したが、樹脂シート51,61同士を上下一対のローラで挟み込んで圧着しても良い。例えば、図1に示すローラ12の位置に樹脂シート51,61を挟み込む上下一対のウレタン等のローラを配置すればよい。
【0026】
また、上記実施の形態では、樹脂シート51,61として、それ自体が粘着性の性質を持つものとするが、片面側に接着剤等の粘着層を積極的に形成させたものでも良い。更に、樹脂シート51,61によるゴミの吸着性能向上のため樹脂シート51,61に静電気を帯びさせるようにしても良い。
【0027】
また、上記実施の形態では、梱包装置という自動機による光学製品梱包物Rの製造を示したが、自動機によらず手作業によって製造しても良い。
【0028】
また、上記実施の形態では、光学製品として導光板を挙げたが、ゴミや傷により機能が損なわれる扁平な光学製品、例えば、カメラ等の光学レンズ、半導体製造用の露光装置のレチクルやマスク等、その他種々の光学製品についても導光板同様に適用できる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る光学製品梱包物によれば、樹脂シート自体に保護性やクッション性があるため、扁平な光学製品の表裏面には2枚の樹脂シートの粘着面が密着されているので、これら樹脂シートによって光学製品の表裏面が他の物体との直接の接触を防ぐことができる。従って、段ボール箱等への梱包中に樹脂シート同士が接触し光学製品には傷がつくことがなく、また、輸送中にこの光学製品梱包物を詰めた段ボール箱の転倒等があっても光学製品が傷付く心配もない。
【0030】
また、光学製品を配置した周囲部分同士には2枚の樹脂シートの粘着面同士が密着されて封止されているので、外部からのゴミやホコリ等の侵入を防ぐことができ、光学製品へのゴミ付着を防止でき、ゴミ付着による光学製品の機能低下をもたらすこともない。そして、仮に光学製品の梱包中にゴミが入ってしまったり、この光学製品梱包物の封止不十分で輸送中にゴミが侵入してしまった場合でも、樹脂シートを引き剥がすと樹脂シートの接着面にゴミが付着するので、光学製品へのゴミ付着をより確実に防止できる。
【0031】
また、樹脂シートであるから光学製品の形状に合わせて設計や製作することもないため、光学製品梱包物を短納期に作製でき、且つコストダウンも図れる。
【0032】
また、2枚の樹脂シートは引剥がし可能に密着されているので、後工程においても樹脂シートを簡単に引剥がして挟み込んだ光学製品を容易に取り出すことができる。
【0033】
更に、この光学製品梱包物は、扁平な光学製品を2枚の樹脂シート間に挟み込んだものであって、従来の専用トレー(図6)による場合のように嵩張ることもないので、段ボール箱等にはより多くの光学製品を収容させることができる。
【0034】
一方、本発明に係る光学製品梱包物の製造方法によれば、上記効果を奏する梱包物が簡易に且つ短期に、しかも低コストに得られる。そして、この製造方法において、シートロールは、そのロール芯を両端部から挟持し、且つ該シートロールと一緒に回転する固定治具にて保持させると、上記固定治具は、ロール芯と擦れることがないから、ロール芯からゴミやホコリを発生させることもなく、光学製品の梱包中におけるゴミやホコリの付着が一層抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における、光学製品梱包物を製造する梱包装置を示した模式図である。
【図2】梱包装置の第1ステージを示した模式図である。
【図3】梱包装置のグリッパーを示した模式図である。
【図4】本発明の実施の形態における光学製品梱包物を示した構成図である。
【図5】従来の緩衝シートで導光板を梱包する方法を示した模式図である。
【図6】従来の専用トレーで導光板を梱包する方法を示した模式図である。
【符号の説明】
1 第1ステージ
2 第2ステージ
3,4 固定治具
5,6 シートロール
7 ロール芯
9 陳列ステージ
10 圧着ステージ
19 圧縮板
20 カッター
21 梱包ステージ
26 導光板(光学製品)
28 段ボール箱
30 グリッパー
51,61 樹脂シート
52,62 粘着面
A 導光板の表面
B 導光板の裏面
C 導光板の配置した周囲部分
R 光学製品梱包物

Claims (3)

  1. 粘着面を持った樹脂シート2枚をその粘着面側を対向させ、この2枚の樹脂シート間に複数の扁平な光学製品を平置きに整列させて挟み込んだ梱包物であって、
    上記2枚の樹脂シートを引剥がし可能に、上記光学製品それぞれの表裏面に密着させ、且つ上記光学製品それぞれの配置した周囲部分同士を密着させて封止したことを特徴とする光学製品梱包物。
  2. 粘着面を持った樹脂シート2枚をその粘着面側を対向させ、この2枚の樹脂シート間に複数の扁平な光学製品を平置きに整列させて挟み込んだ光学製品梱包物の製造方法であって、
    第1ステージのシートロールから引き出された一方の樹脂シートの粘着面上に複数の扁平な光学製品を平置きに整列配置させる陳列工程と、
    上記陳列工程で光学製品を配置させた一方の樹脂シート上に第2ステージのシートロールから引き出された他方の樹脂シートをその粘着面側を光学製品上に重ね合せ、これら2枚の樹脂シートを引剥がし可能に圧縮し、上記光学製品それぞれの表裏面に密着させると共に該光学製品それぞれの配置した周囲部分同士を密着させて封止する圧着工程と、
    上記圧着工程で2枚の樹脂シートによって光学製品を挟み込んだ梱包部分を切離してこれを光学製品梱包物とする切断工程とを有することを特徴とする光学製品梱包物の製造方法。
  3. 請求項2に記載の光学製品梱包物の製造方法において、
    上記第1ステージおよび上記第2ステージにおけるシートロールは、そのロール芯を両端部から挟持し、且つ該シートロールと一緒に回転する固定治具にて保持させていることを特徴とする光学製品梱包物の製造方法。
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