JP2004009928A - サンルーフにおける遮蔽部材の取付構造 - Google Patents

サンルーフにおける遮蔽部材の取付構造 Download PDF

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大津 雅信
Akira Tsuruo
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Abstract

【課題】遮蔽部材の弾性舌片の強度を低下させることなく、遮蔽部材を確実に取り付けることができるようにする。
【解決手段】リッド1の下面に固定されるリッド取付プレート5の側端部に、所定の間隙をもってリッド1の下面と対向し、かつ前後方向のスリット8が穿設された凸部6と、所定の間隙より大なる間隙をもってリッド1の下面と対向する凹部5とを、前後方向に互い違いに設け、遮蔽部材20に設けた前後方向の取付片20bを、リッド1の下面とリッド取付プレート5の凸部6との間に嵌合するとともに、取付片6に前後方向へ延設された弾性舌片21を、スリット8に係合させる。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体のルーフに形成された開口を開閉するリッドの後端部をルーフより上昇させて開放した際に、ルーフとリッドとの間の側部の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材を有するサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述のようなサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造においては、例えば、図13に示すように、リッド(101)の下面側の両側部に前後方向を向く金属製のリッド取付プレート(102)を固定するとともに、リッド取付プレート(102)とリッド(101)の下面との間の間隙(103)に、軟質の合成樹脂により形成される可撓性の遮蔽部材(104)の上端部に設けられた取付片(104a)を、矢示方向(車外方向)から嵌合するとともに、取付片(104a)に前後方向に断続的に設けられた複数の弾性舌片(105)を、リッド取付プレート(102)に設けた複数のスリット(106)に、それぞれ係合することによって、遮蔽部材(104)の上端部がリッド(101)側に固定されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のようなサンルーフにおける遮蔽部材(104)は、一般的に、安価に成形することができる押し出し成形をもって形成されるため、リッド取付プレート(102)に設けた複数のスリット(106)に係合しうるように弾性舌片(105)を形成するには、押し出し成形の後工程で、遮蔽部材(104)の弾性舌片(105)を部分的に切り取る作業等を必要とする。そのために、遮蔽部材(104)のコストの上昇を招くとともに、弾性舌片(105)が部分的に切り取られるため、遮蔽部材(102)の脱着時に弾性舌片(105)の根本部分が切断するおそれがある。
【0004】
また、弾性舌片(105)の一部を切り取ることなく、前後方向へ連続させたままにすれば、作業効率の向上が図られるとともに、弾性舌片(105)の強度の低下を招くことがないものの、このようにすると、今度は、リッド取付プレート(102)に設けたスリット(106)を、弾性舌片(105)の長さに応じて前後方向へ連続させなければならなくなり、リッド取付プレート(102)の強度の低下を招くこととなる。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、遮蔽部材の弾性舌片の強度を低下させることなく、遮蔽部材を確実に取り付けることができるようにしたサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車体のルーフに形成された開口を開閉するリッドの後端部を前記ルーフより上昇させて開放した際に、前記ルーフとリッドとの間の側部の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材を有するサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造において、前記リッドの下面に固定される前後方向を向くリッド取付プレートの側端部に、上下方向に所定の間隙をもって前記リッドの下面と対向し、かつ前後方向のスリットが穿設された凸部と、前記所定の間隙より大なる上下方向の間隙をもって前記リッドの下面と対向する凹部とを、前後方向に互い違いに設け、前記遮蔽部材に設けた前後方向の取付片を、前記リッドの下面とリッド取付プレートの凸部との間に嵌合するとともに、前記取付片に設けられた前後方向に長い下向き弾性舌片を、前記スリットに係合させる。
【0007】
(2)車体のルーフに形成された開口を開閉するリッドの後端部を前記ルーフより上昇させて開放した際に、前記ルーフとリッドとの間の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材を有するサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造において、前記リッドの下面に固定される前後方向を向くリッド取付プレートの側端部に、上下方向に所定の間隙をもって前記リッドの下面と対向しうるように上向きに突出する係合部を前後方向へ延設し、前記遮蔽部材に設けた前後方向の取付片を、前記リッドの下面とリッド取付プレートの係合部との間に嵌合するとともに、前記取付片に設けられた下向き弾性舌片を、前記係合部に係合させる。
【0008】
(3)上記(2)項において、係合部を、リッド取付プレートの一部を前後方向に断続的に切り起こして形成する。
【0009】
(4)上記(2)項において、係合部を、リッド取付プレートの側端部をリッドの下面に向けて折曲して形成する。
【0010】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、遮蔽部材の取付片に、リッド取付プレートの側端縁に当接可能な規制片を前後方向に延設する。
【0011】
(6)車体のルーフに形成された開口を開閉するリッドの後端部を前記ルーフより上昇させて開放した際に、前記ルーフとリッドとの間の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材を有するサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造において、前記リッドの下方におけるルーフ側に配設されるスライド取付プレートの側端部に、上下方向を向く凹部と凸部とを前後方向に互い違いに設けるとともに、前記凸部の頂部に前後方向のスリットを設け、前記遮蔽部材の下端部に設けられ、かつ側方が開口する前後方向の取付溝に、前記スライド取付プレートの側端部を嵌合するとともに、前記取付溝の内側に設けた前後方向に長い上下方向に突出する弾性舌片を、前記スリットに係合させる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図8に基づいて説明する。
図1は、本発明における第1実施形態を適用した自動車のルーフの平面図、図2は、リッドがチルトアップ状態にあるときの図1におけるII−II線に沿う断面図、図3は、リッドが全閉状態にあるときの図2におけるIII−III線に沿う縦断面図、図4は、図3におけるIV−IV線に沿う拡大縦断面図、図5は、図2におけるV−V線に沿う拡大縦断面図、図6は、図1におけるVI−VI線に沿うリッド及びリッド取付プレート断面図、図7は、遮蔽部材を取り付けた状態の図6におけるVII矢視図、図8は、リッドの下面側から見た要部の斜視図である。
なお、以下の説明では、図1及び図2の左方を「前方」、右方を「後方」とし、図3の左方を「室内側」、右方を「室外側」とする。
【0013】
(1)は、車両のルーフ(2)に形成された開口(3)の左右両側に配置された前後方向を向く左右1対のガイドレール(4)に沿って移動可能に支持されたリッドで、開口(3)を閉鎖する全閉位置と、後端部がルーフ(2)の上面より上昇した図2に示すチルトアップ位置と、後端部がルーフ(2)の上面より下降した状態で、後方へ移動してルーフ(2)の下部に収納され、開口(3)を開放する全開位置とに移動することができる。
【0014】
リッド(1)の下面側(室内側)の両側部には、金属板により形成された前後方向を向くリッド取付プレート(5)がボルト(図示略)により固定されている。
【0015】
リッド取付プレート(5)には、本発明における第1実施形態の特徴部分である、後述の遮蔽部材(20)の上端部をリッド(1)側に固定するための、所定の間隙(遮蔽部材(20)における後述の取付片(20b)の上下方向の厚さより僅かに大きい)をもってリッド(1)の下面と対向するとともに、前後方向のスリット(8)が穿設され、かつリッド(1)の下面側へ向けて突出する凸部(6)と、前記所定の間隙より大なる間隙をもってリッド(1)の下面と対向するように下方へ凹んだ凹部(7)とが、前後方向に互い違いに設けられている。
【0016】
(9)は、リッド取付プレート(5)に形成された前後の取付片(5a)(5a)に左右方向を向くボルト(10)により固定された金属製のリッドブラケットで、図3に示すように、縦断面がほぼ下向きコ字型をなし、かつ図2に示すように、前端部が左右方向を向く軸(11)をもって、ガイドレール(4)に摺動可能に嵌合されたフロントガイド(12)に枢着される。
【0017】
(13)は、金属板により形成されたスライドブラケットで、前端部がガイドレール(4)に摺動可能に嵌合されたリヤガイド(14)に左右方向を向く軸(15)をもって枢着され、かつ後端部が左右方向を向く軸(16)によりリッド取付プレート(5)の後部に枢着される。
【0018】
スライドブラケット(13)の側面には、ほぼ下向きへ字状のガイド溝(17)が設けられ、ガイド溝(17)には、ガイドレール(4)に摺動自在に嵌合された駆動シュー(18)の上端部に設けられた側方へ突出する突部(18a)が摺動可能に係合している。
【0019】
駆動シュー(18)は、開口(3)の前方に配置されたモータ及び減速機構等により形成される駆動源(19)により、ガイドレール(4)に沿って前後方向へ移動可能なケーブル(図示略)に連結され、ケーブルの前後方向への移動に連動して前後方向へ移動することができる。
【0020】
駆動シュー(18)の突部(18a)が、ガイド溝(17)の前端部に位置している場合は、リッド(1)が全閉状態にある。この状態から、駆動源(19)の駆動により、駆動シュー(18)がケーブルを介して後方へ移動させられて、図2に示すように、突部(18a)がガイド溝(17)のほぼ中央部に位置すると、スライドブラケット(13)が、軸(15)を中心にして、後端部が上昇する方向へ回動させられることにより、リッド(1)は、リッドブラケット(9)及びリッド取付プレート(5)を介して、チルトアップ位置に変位する。
【0021】
さらに、駆動シュー(18)が後方へ移動させられて、突部(18a)がガイド溝(17)の後端に位置すると、スライドブラケット(13)が、軸(15)を中心に後端部が下降する方向へ回動させられることにより、リッド(1)は、後端部がルーフ(2)の上面より下降した状態で全開位置に移動する。
【0022】
(20)は、リッド(1)がチルトアップ状態にあるときの風巻き込み防止を図るとともに、ルーフ(2)とリッド(1)との間の側部の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材で、主に図3に示すように、リッド(1)がチルトアップ状態にあるとき、ルーフ(2)とリッド(1)との間の間隙を覆うように、上下方向に伸縮可能な蛇腹形状の伸縮部(20a)と、伸縮部(20a)の上部に設けられ、リッド(1)側に固定される上部の取付片(20b)と、伸縮部(20a)の下部に設けられ、後述のスライド取付プレート(23)に固定される下部の取付部(20c)とを有している。
【0023】
上部の取付片(20b)は、遮蔽部材(20)の前端から後端に亘って延設されるとともに、図3〜図5に示すように、リッド(1)の下面とリッド取付プレート(5)の凸部(6)との間に嵌合される。
【0024】
上部の取付片(20b)の下側面には、斜め下方へ突出する弾性舌片(21)と、下方へ真直ぐ突出する規制片(22)とが、前後方向に向けて並設されている。
【0025】
弾性舌片(21)は、取付片(20b)の前端から後端に亘って切れ目がないように連続的に延設されるとともに、取付片(20b)がリッド(1)の下面とリッド取付プレート(5)の凸部(6)との間に嵌合されることにより、各凸部(6)に設けたスリット(8)に対して抜け方向(図3及び図5において左方)に係合して、遮蔽部材(20)の上端部をリッド(1)側に固定する。
【0026】
規制片(22)は、取付片(20b)をリッド(1)の下面とリッド取付プレート(5)の凸部(6)との間に嵌合する際、及び嵌合した際、取付片(20b)の側縁に当接することにより、取付片(20b)の嵌合方向(図3及び図5において右方向)の位置決めをする。
【0027】
下部の取付部(20c)は、室外側が開口するほぼコ字型をなして、前後方向へ長寸のスライド取付プレート(23)に固定される。スライド取付プレート(23)は、前端部がフロントガイド(12)に連結されるとともに、フロントガイド(12)とともにガイドレール(4)に沿って前後方向に移動しうるように支持されている。
【0028】
上部の取付片(20b)を、図8に示す矢示方向(室内側から室外側へ向く方向)からリッド(1)の下面に沿って、各凸部(6)とリッド(1)の下面との間に嵌合することにより、弾性舌片(21)は、前後方向に向けて断続的に穿設された全てのスリット(8)に係合する。これによって、遮蔽部材(20)の上部の取付片(20b)は、上下、左右及び前後方向にがた付くことなく、リッド(1)側に確実に固定される。
【0029】
また、弾性舌片(21)は、前後方向へ切れ目がないように延設されるため、従来のように、弾性舌片(21)に切欠きを設けたものに比して、弾性舌片(21)の強度を飛躍的に向上させることができる。また、弾性舌片(21)に切欠きを設ける作業を必要としないので、遮蔽部材(20)のコストの低減を図ることができる。
【0030】
さらには、リッド取付プレート(5)のスリット(8)は、前後方向へ断続的に穿設されるため、リッド取付プレート(5)の強度の低下を招くことはない。
【0031】
図9は、本発明の第2実施形態を示す図3と同じ部位の縦断面図である。
第2実施形態は、第1実施形態と同様に、遮蔽部材(20)の取付片(20b)には、前後方向に切れ目がないように延設された弾性舌片(21)及び規制片(22)が並設されている。
【0032】
リッド(1)の下面に固定されるリッド取付プレート(24)には、その一部をリッド(1)側に向けて切り起こされた複数の係合部(24a)が設けられている。各係合部(24a)は、前後方向に所定の間隔をもって断続的に形成される。
【0033】
遮蔽部材(20)の取付片(20b)及び弾性舌片(21)は、前記第1実施形態と同一形状である。取付片(20b)は、リッド(1)の下面とリッド取付プレート(24)の係合部(24a)との間に嵌合され、弾性舌片(21)は、各係合部(24a)に対して取付片(20b)がリッド(1)の下面と係合部(24a)との間から抜け出ることがないように係合する。
【0034】
第2実施形態においても、遮蔽部材(20)における取付片(20b)の弾性舌片(21)を、前端から後端に亘って切れ目がないように延設することができる。また、リッド取付プレート(24)に、従来のように前後方向に連続したスリットを設ける必要がないので、弾性舌片(21)及びリッド取付プレート(24)の強度の向上を図ることができるとともに、遮蔽部材(20)のコストの低減を図ることができる。
【0035】
図10は、本発明の第3実施形態を示す図3と同じ部位の縦断面図である。
第3実施形態は、第1実施形態と同様に、遮蔽部材(20)の取付片(20b)には、前後方向に切れ目がないように延設された弾性舌片(21)及び規制片(22)が設けられている。
【0036】
リッド(1)の下面に固定されるリッド取付プレート(25)の側端部には、リッド(1)の下面側に向けて折曲した前後方向を向く係合部(25a)が設けられている。
【0037】
遮蔽部材(20)の取付片(20b)及び弾性舌片(21)は、前記第1実施形態と同一形状である。取付片(20b)は、リッド(1)の下面とリッド取付プレート(25)の係合部(25a)との間に嵌合され、弾性舌片(21)は、取付片(20b)がリッド(1)の下面と係合部(25a)との間から抜け出ることがないように、係合部(25a)に係合する。
なお、係合部(25a)は、遮蔽部材(20)の取付片(20b)の前端から後端に亘って連続的に形成するものであっても、前後方向に断続的に形成するものであっても良い。
【0038】
第3実施形態においても、遮蔽部材(20)における取付片(20b)の弾性舌片(21)を、前端から後端に亘って切れ目がないように延設することができる。また、リッド取付プレート(25)には、スリットを一切設ける必要がないので、弾性舌片(21)及びリッド取付プレート(25)の強度の向上を図ることができるとともに、遮蔽部材(20)のコストの低減を図ることができる。
【0039】
図11及び図12は、本発明の第4実施形態を示す。
図11は、図3と同じ部位の拡大縦断面図、図12は、要部の拡大分解斜視図である。
第4実施形態の特徴部分は、遮蔽部材(20)の下部を、スライド取付プレート(26)に固定するところにある。
遮蔽部材(20)の下部に設けた取付溝(20d)は、側方が開口するほぼコ字型であるとともに、内側における開口する側の端部には、斜め上方へ突出する弾性舌片(27)が設けられている。弾性舌片(27)は、取付溝(20d)の前端から後端に亘って切れ目がないように延設される。
【0040】
スライド取付プレート(26)は、前記第1実施形態と同様に、図2に示したフロントガイド(12)に連結されるとともに、その側端部の上面には、図12に示すように、凸部(28)と凹部(29)とが前後方向に互い違いに設けられており、凸部(28)には、遮蔽部材(20)の弾性舌片(27)が係合可能な前後方向のスリット(30)が設けられている。
なお、スリット(30)は、凹部(29)側に設けても良い。この場合、弾性舌片(27)は、取付溝(20d)の内側に、下向きに突出するように設けられる。
【0041】
スライド取付プレート(26)の各凸部(28)及び凹部(29)を含む側端部を、図12に示す矢示方向から、取付溝(20d)に差し込むことにより、図11に示すように、各凸部(28)及び凹部(29)は、取付溝(20d)内に嵌合するとともに、弾性舌片(27)は、各凸部(28)に設けられた各スリット(30)に係合する。これにより、遮蔽部材(20)の下部は、スライド取付プレート(26)に固定され、リッド(1)とともに前後方向へ移動することができる。
【0042】
第4実施形態においては、遮蔽部材(20)の弾性舌片(27)を、前端から後端に亘って切れ目がないように延設することができ、また、スライド取付プレート(26)には、スリット(30)が前後方向に断続的に設けられるので、弾性舌片(27)及びスライド取付プレート(26)の強度の向上を図ることができるとともに、遮蔽部材(20)のコストの低減を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1の発明によると、遮蔽部材の取付片に設けた弾性舌片を、従来のように切り欠く必要がないので、弾性舌片の強度の向上を図ることができる。また、リッド取付プレートのスリットは、前後方向に連なることなく断続的に設けることができるので、リッド取付プレートの強度の向上を図ることができる。
【0044】
(b)請求項2の発明によると、遮蔽部材の取付片に設けた弾性舌片を、従来のように切り欠く必要がないので、弾性舌片の強度の向上を図ることができる。また、リッド取付プレートには、弾性舌片が係合するスリットを必要としないので、リッド取付プレートの強度の向上を図ることができる。
【0045】
(c)請求項3の発明によると、係合部をリッド取付プレートに簡単に形成することができる。
【0046】
(d)請求項4の発明によると、係合部をリッド取付プレートに簡単に形成することができるとともに、リッド取付プレートにスリットを一切設ける必要がないので、リッド取付プレートの強度をより向上させることができる。
【0047】
(e)請求項5記載の発明によると、遮蔽部材の取付片を簡単に位置決めすることができ、取付片を簡単かつ確実にリッド側に固定することができる。
【0048】
(f)請求項6記載の発明によると、遮蔽部材の取付溝に設けた弾性舌片を、切り欠く必要がないので、弾性舌片の強度の向上を図ることができる。また、スライド取付プレートのスリットは、前後方向に断続的に設けられるので、スライド取付プレートの強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施形態を適用した自動車のルーフの平面図である。
【図2】リッドがチルトアップ状態にあるときの図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【図3】リッドが全閉状態にあるときの図2におけるIII−III線に沿う縦断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う拡大縦断面図である。
【図5】図2におけるV−V線に沿う拡大縦断面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線に沿うリッド及びリッド取付プレート断面図である。
【図7】遮蔽部材を取り付けた状態の図6におけるVII矢視図である。
【図8】リッドの下面側から見た要部の斜視図である。
【図9】本発明における第2実施形態を適用した図3と同じ部位の縦断面図である。
【図10】本発明における第3実施形態を適用した図3と同じ部位の縦断面図である。
【図11】本発明における第4実施形態を適用した図3と同じ部位の縦断面図である。
【図12】本発明における第4実施形態の要部の拡大分解斜視図である。
【図13】従来技術の要部の拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
(1)リッド
(2)ルーフ
(3)開口
(4)ガイドレール
(5)リッド取付プレート
(5a)取付片
(6)凸部
(6a)垂直片
(7)凹部
(8)スリット
(9)リッドブラケット
(10)ボルト
(11)軸
(12)フロントガイド
(13)スライドブラケット
(14)リヤガイド
(15)(16)軸
(17)ガイド溝
(18)駆動シュー
(18a)突部
(19)駆動源
(20)遮蔽部材
(20a)伸縮部
(20b)上部の取付片
(20c)下部の取付部
(20d)取付溝
(21)(27)弾性舌片
(22)規制片
(23)スライド取付プレート
(24)(25)リッド取付プレート
(24a)(25a)係合部
(26)スライド取付プレート
(27)弾性舌片
(28)凸部
(29)凹部
(30)スリット

Claims (6)

  1. 車体のルーフに形成された開口を開閉するリッドの後端部を前記ルーフより上昇させて開放した際に、前記ルーフとリッドとの間の側部の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材を有するサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造において、
    前記リッドの下面に固定される前後方向を向くリッド取付プレートの側端部に、上下方向に所定の間隙をもって前記リッドの下面と対向し、かつ前後方向のスリットが穿設された凸部と、前記所定の間隙より大なる上下方向の間隙をもって前記リッドの下面と対向する凹部とを、前後方向に互い違いに設け、前記遮蔽部材に設けた前後方向の取付片を、前記リッドの下面とリッド取付プレートの凸部との間に嵌合するとともに、前記取付片に設けられた前後方向に長い下向き弾性舌片を、前記スリットに係合させたことを特徴とするサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造。
  2. 車体のルーフに形成された開口を開閉するリッドの後端部を前記ルーフより上昇させて開放した際に、前記ルーフとリッドとの間の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材を有するサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造において、前記リッドの下面に固定される前後方向を向くリッド取付プレートの側端部に、上下方向に所定の間隙をもって前記リッドの下面と対向しうるように上向きに突出する係合部を前後方向へ延設し、前記遮蔽部材に設けた前後方向の取付片を、前記リッドの下面とリッド取付プレートの係合部との間に嵌合するとともに、前記取付片に設けられた下向き弾性舌片を、前記係合部に係合させたことを特徴とするサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造。
  3. 係合部を、リッド取付プレートの一部を前後方向に断続的に切り起こして形成した請求項2記載のサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造。
  4. 係合部を、リッド取付プレートの側端部をリッドの下面に向けて折曲して形成した請求項2記載のサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造。
  5. 遮蔽部材の取付片に、リッド取付プレートの側端縁に当接可能な規制片を前後方向に延設した請求項1〜4項のいずれかに記載のサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造。
  6. 車体のルーフに形成された開口を開閉するリッドの後端部を前記ルーフより上昇させて開放した際に、前記ルーフとリッドとの間の間隙を覆う可撓性の遮蔽部材を有するサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造において、前記リッドの下方におけるルーフ側に配設されるスライド取付プレートの側端部に、上下方向を向く凹部と凸部とを前後方向に互い違いに設けるとともに、前記凸部の頂部に前後方向のスリットを設け、前記遮蔽部材の下端部に設けられ、かつ側方が開口する前後方向の取付溝に、前記スライド取付プレートの側端部を嵌合するとともに、前記取付溝の内側に設けた前後方向に長い上下方向に突出する弾性舌片を、前記スリットに係合させたことを特徴とするサンルーフにおける遮蔽部材の取付構造。
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