JP2004009871A - 車両の自己診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イグニッションスイッチのオフ状態時における自己診断を適切に行うことのできる車両の自己診断装置を提供する。
【解決手段】エンジンECU30内のホストマイコン31は、イグニッションスイッチのオン状態時と、起床タイマ33によってイグニッションスイッチがオフとされてから所定時間経過したことが検知されたときに起動する。エバポパージシステムは、起床タイマ33によってホストマイコン31が起動されたときに、異常診断がなされる。この起床タイマ33によってホストマイコン31が起動されたときには、エンジンECU30の負荷のうち、エバポパージシステム以外の負荷22への信号の出力が禁止される。また、ホストマイコン31とローカルエリアネットワーク(LAN)にて接続される電子機器(ECU1、ECU2、…)との通信も禁止される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の所定箇所についての自己診断を行う車両の自己診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自己診断装置としては、例えば特開平7−43255号公報に記載の装置がある。この装置では、イグニッションスイッチがオン状態となっている時に、所定時間毎の定期的な割り込み処理によって当該車両の各部の異常を検出し、この検出した結果を適宜のメモリに記憶し、また適宜の表示装置に表示するようにしている。車両にこのような自己診断装置を搭載することで、車両をディーラーや修理工場に持ち込むなど、外部の診断装置による異常診断の機会を待たずに、ユーザ自身が車両の各部についてその異常の有無を迅速に診断することができるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした車両の自己診断装置の中には、その診断精度に車両の走行状態が影響するものがある。そして、このような診断装置の1つに、例えば燃料タンクで発生した燃料蒸気(エバポ)をキャニスタで捕集し、その捕集された燃料蒸気を適宜の時期にキャニスタからエンジンの吸気通路へパージするようにしたエバポパージシステムの異常を診断する装置がある。この診断装置では、基本的には、パージ経路を孤立空間化し、その後のパージ経路内の圧力変化に基づいてエバポ経路内の穴あき等に起因した気化燃料の漏れの有無を検出することとなるが、この圧力は、エバポの漏れの有無のみならず、車両の走行状態によっても変化する。特に、燃料タンク内の燃料などは、車両走行中の揺れが激しい。このため、燃料タンクをはじめとする上記エバポ経路でのエバポの漏れの有無を高い精度で診断するとなると、車両が停止してから所定時間経過した後にこうした診断を行う必要がある。そしてこの場合には、イグニッションスイッチがオフとなっている状態で異常診断を行うことが要求されるため、このイグニッションスイッチがオフとなっている状態においてエンジンの電子制御装置が起動されることとなる。
【0004】
しかし、このようにイグニッションスイッチがオフとなっている状態でのエンジンの電子制御装置が起動されると、該電子制御装置に接続されている駆動回路やアクチュエータ等も併せて作動されてしまい、消費電力の過度な浪費を招くおそれがある。また、こうしたエンジンの電子制御装置が車両に搭載されている他の電子制御装置等とネットワークを介して接続されている場合には、エンジンの電子制御装置の起動に伴い他の制御装置により制御される補機類の誤作動を招くおそれもある。
【0005】
なお、イグニッションスイッチがオフとなっている状態での診断が要求される車両の自己診断項目は、上記エバポパージシステムの異常診断には限らない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、イグニッションスイッチがオフ状態にあるときの自己診断をより適切に行うことのできる車両の自己診断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、予め定められた診断プログラムに基づき車両の所定箇所を自己診断する車両制御装置を備える車両の自己診断装置において、イグニッションスイッチがオフ状態であることが含まれる所定の条件下において前記車両制御装置を起動する起動手段と、前記車両制御装置が前記起動手段によって起動されているときに同車両制御装置の出力信号に基づく車両の特定箇所の作動を禁止する禁止手段とを備えることをその要旨とする。
【0007】
上記構成では、イグニッションスイッチがオフ状態であることが含まれる所定の条件下において、自己診断を行う車両制御装置が起動される。ここにおいて、車両制御装置が自己診断の対象となる箇所以外の箇所へも信号を出力する構成である場合などにおいては、様々な不都合が生じるおそれがある。例えば車両制御装置の起動に伴って当該車両制御装置に接続されたアクチュエータ等が作動されてしまい、消費電力が増大するおそれがある。また、例えば車両制御装置の起動に伴って車両に搭載されている他の電子制御装置による補機類の誤作動を招くおそれもある。
【0008】
この点、上記構成では、車両制御装置が起動手段によって起動されているときに同車両制御装置の出力信号に基づく車両の特定箇所の作動が禁止されるために、上述した不都合を抑制又は回避することができるようになる。したがって、上記構成によれば、イグニッションスイッチのオフ状態時における自己診断を適切に行うことができるようになる。
【0009】
なお、ここで特定箇所とは、例えば電力消費が所定以上となる箇所や、上記他の電子制御装置との接続にかかる通信線等とすることができる。また、当該自己診断にかかる箇所以外の全ての箇所とすることもできる。
【0010】
なお、この請求項1記載の発明は、以下のような構成としてもよい。
すなわち、請求項2記載の発明によるように、請求項1記載の発明において、前記禁止手段は、前記車両制御装置によって駆動制御される要素のうちの特定の要素の駆動を禁止するものであるようにしてもよい。
【0011】
なお、ここで特定の要素を、例えば電力消費が所定以上となる要素とすれば、消費電力の増大を抑制することができる。
また、請求項3記載の発明によるように、請求項1記載の発明において、前記車両制御装置は、当該車両に搭載される他の電子制御装置とネットワークを介して接続されており、前記禁止手段は、前記車両制御装置から前記ネットワークへの通信を禁止するものであるようにしてもよい。
【0012】
これにより、起動手段によって車両制御装置が起動されたときに、同車両制御装置の出力信号がネットワークを介して車両の他の電子制御装置に取り込まれることを回避することができる。そして、これにより、車両に搭載される他の電子制御装置によって制御される補機の誤作動を回避することができるようになる。
【0013】
更に、請求項4記載の発明によるように、請求項1記載の発明において、前記車両制御装置は、当該車両に搭載される他の電子制御装置とネットワークを介して接続されており、前記禁止手段は、前記車両制御装置によって駆動制御される要素のうちの特定の要素の駆動を禁止するとともに、前記車両制御装置から前記ネットワークへの通信を禁止するものであるようにしてもよい。
【0014】
ここで特定の要素を、例えば電力消費が所定以上となる要素とすれば、消費電力の増大を抑制することができる。また、上記構成により、起動手段によって車両制御装置が起動されたときに、同車両制御装置の出力信号がネットワークを介して車両の他の電子制御装置に取り込まれることを回避することができる。そして、これにより、車両に搭載される他の電子制御装置によって制御される補機の誤作動を回避することができるようになる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記車両制御装置は、前記イグニッションスイッチがオン状態にあるときに前記車両の任意箇所を自己診断する車両稼働時診断プログラムに基づき自己診断を実行する機能を併せ有しており、前記禁止手段は、前記起動手段によって前記車両制御装置が起動されているときに同車両制御装置によって行われる前記車両稼働時診断プログラムに基づく診断を無効とする機能を更に備えることをその要旨とする。
【0016】
上記構成では、車両制御装置が、イグニッションスイッチがオン状態にあるときに車両の任意箇所を自己診断する車両稼働時診断プログラムに基づき自己診断を実行する機能を更に有する。このため、起動手段による車両制御装置の起動に起因して車両稼働時診断プログラムに基づく自己診断が行われることがある。これに対し、上記構成では、起動手段によって車両制御装置が起動されているときに同車両制御装置によって行われる車両稼働時診断プログラムに基づく診断を無効とする機能を禁止手段に付与する。このため、上記構成によれば、車両稼働時診断プログラムに基づく診断の履歴についてもこれを適切なものとすることができる。
【0017】
なお、上記請求項1〜5のいずれかに記載の発明は、請求項6記載の発明によるように、前記起動手段は、前記イグニッションスイッチがオフ状態とされてからの時間を計時する計時手段を備え、該計時される時間が所定値に達することをもって前記車両制御装置を起動するようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる車両の自己診断装置をエバポパージシステムの異常診断装置に適用した第1の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0019】
図1に、本実施形態にかかるエバポパージシステムの異常診断装置の全体構成を示す。
まず、本実施形態にかかる異常診断装置の診断対象となるエバポパージシステムについて説明する。
【0020】
同エバポパージシステムは、以下のものを備えている。まず、燃料タンク10と、同燃料タンク10内にて発生した燃料蒸気を捕集するキャニスタ11とを備えている。また、燃料タンク10及びキャニスタ11間を連通するベーパ通路12と、キャニスタ11及びエンジン20の吸気通路21とを連通するパージ通路13とを備えている。
【0021】
ここで、キャニスタ11は、その内部に、燃料蒸気を吸着させて一時的に蓄える吸着材(活性炭)11aを備えている。そして、この吸着材11aに吸着した燃料蒸気は、同キャニスタ11の内部空間が減圧されることによって再離脱される構成となっている。
【0022】
こうしたキャニスタ11内への燃料蒸気の吸着や再離脱を的確に行うべく、上記エバポパージシステムは、次のものを備えている。まず、キャニスタ11には、同キャニスタ11内の圧力が大気圧よりも高い所定圧以上の状態に達すると開弁し、キャニスタ11内の余分な空気を排出するための大気弁11bを備えている。また、キャニスタ11及びエンジン20の吸気通路21間を連通及び遮断すべく、パージ通路13には例えば電磁弁からなるパージ制御弁14を備えている。更に、キャニスタ11には、キャニスタ11内に大気を導入すべく、例えば電磁弁からなる大気導入弁11cが備えている。
【0023】
そして、キャニスタ11内の吸着材11aに吸着された燃料蒸気は、大気導入弁11c及びパージ制御弁14が開弁制御されることで、キャニスタ11内が減圧されると再離脱される。これにより、燃料蒸気は、エンジン20の吸気通路21にパージされる。
【0024】
こうしたエバポパージシステムやエンジン20を制御する電子制御装置として、本実施形態ではエンジンECU30を備えている。このエンジンECU30は、中央処理装置31a及びメモリ31bを備えるホストマイコン(ホストマイクロコンピュータ)31を備えている。そして、このホストマイコン31は、基本的には、イグニッションスイッチのオン状態時に起動されるものである。すなわち、イグニッションスイッチのオン状態時に、メインリレー41を介してバッテリ40の電力がエンジンECU30内のホストマイコン電源32に供給される。そして、このホストマイコン電源32によって所定の電圧値に調整されたバッテリ40の電力がホストマイコン31に供給される。
【0025】
このホストマイコン31は、上記診断対象であるエバポパージシステムやエンジン20を制御する。詳しくは、エバポパージシステムの上記パージ制御弁14や大気導入弁11cと、エンジン20の燃料制御弁等の各種アクチュエータ等、(エバポパージシステム以外の)エンジンECU30の負荷22とを制御する。
【0026】
また、エンジンECU30は、当該車両に搭載された他の(エンジンECU30の制御対象以外の)電子機器等とローカルエリアネットワーク(LAN)によって通信可能に接続されている。すなわち、このエンジンECU30は、エンジン以外の車両の所定箇所を制御する様々な電子制御装置(図中、ECU1、ECU2、…と表記)や表示装置50と通信可能に接続されている。
【0027】
次に、本実施形態にかかるエバポパージシステムの自己診断装置について説明する。
このエバポパージシステムの異常診断は、基本的には、パージ制御弁14及び大気導入弁11cが閉制御されて、燃料タンク10、ベーパ通路12、キャニスタ11、パージ通路13によって形成される空間(エバポ経路)が孤立空間化されているときの同空間の圧力の変化態様を検出することで行う。
【0028】
詳しくは、密閉されたエバポ経路内を加圧装置15によって大気圧以上に加圧した後、圧力センサ16によってエバポ経路内の圧力の変化態様をモニタする。このとき、エバポ経路に漏れのある場合には、同経路内圧は大気圧へと収束していく。これに対し、エバポ経路に漏れのない場合には、同経路内圧は大気圧に収束しない。したがって、エバポ経路内の圧力が大気圧に収束するか否かに基づき、異常の有無を診断することができる。
【0029】
そして本実施形態においては、診断精度の向上を図る等の目的で、車両が停止しイグニッションスイッチがオフとされてから所定時間経過後に、この異常診断を行う。このため、上記エンジンECU30は、次のような構成を有している。
【0030】
すなわち、エンジンECU30は、イグニッションスイッチがオフとされてからの時間が所定時間となるとその旨を通知する起床タイマ33を備えている。そして、この起床タイマ33の出力信号とイグニッションキー信号とがOR回路34に取り込まれ、OR回路34からこれらの論理和信号がメインリレー41に出力される。このため、イグニッションスイッチがオンとされるときと、起床タイマ33によってイグニッションスイッチがオフとされてから所定時間が経過した旨が検知されたときに、メインリレー41が駆動される。これにより、ホストマイコン31が起動されることとなる。
【0031】
そして、本実施形態では、起床タイマ33によるホストマイコン31の起動時に、ホストマイコン31の出力信号に基づく自己診断の対象となるエバポパージシステム以外の箇所の作動を禁止する。これは、本実施形態では、起床タイマ33によるホストマイコン31の起動時に、自己診断の対象となるエバポパージシステム以外の箇所へのホストマイコン31からの信号の出力を禁止することで行う。図1に、この信号の出力を禁止する信号線を波線で示す。
【0032】
このように、起床タイマ33によるホストマイコン31の起動時において、車両内の他の電子制御装置等へのホストマイコン31の信号の出力を禁止することで、以下のような補機類の誤作動も回避することができる。
【0033】
例えば、車両のドアの開閉についての外部からの指令を受け取るワイヤレスECUと、同ワイヤレスECUの指示にしたがってドアを開閉制御するドアロックECUとを備える場合には、イグニッションスイッチのオフ状態時においても、上記LANを介して両者の間で通信が行われる。すなわち、ドアの開閉についての指令を検知した旨のワイヤレスECUからの通知を受けるべく、ドアロックECUは待機している。こうした状況下、エンジンECU30から上記LAN上に信号が出力されると、この信号によってドアロックECUが誤作動する可能性がある。
【0034】
これに対し、本実施形態では、ホストマイコン31からLANへの通信を禁止することで、こうした補機類の誤作動を回避する。換言すれば、ホストマイコン31と上記LANでつながる車両内の他の電子制御装置等へのホストマイコン31の信号の出力を禁止することで、こうした補機類の誤作動を回避する。
【0035】
また、起床タイマ33によるホストマイコン31の起動時において、ホストマイコン31から負荷22への信号の出力を禁止することで、負荷22の作動が禁止される。そして、これにより負荷22による無駄な電力の消費を回避する。
【0036】
詳しくは、このホストマイコン31から自己診断の対象となるエバポパージシステム以外の負荷22への信号の出力の禁止は、上記ホストマイコン31の中央処理装置31aから負荷22への信号の出力を禁止することで行われる。以下、これについて説明する。
【0037】
図2は、上記バッテリ40から中央処理装置31a、負荷22への電力の供給態様を示す図である。同図2に示すように、メインリレー41を介してバッテリ40の電力が給電されるとともに、中央処理装置31aの出力に応じた信号を負荷22に出力するトランジスタTR1、TR2…、をホストマイコン31は備えている。このため、所定の負荷(例えば負荷1)に対応した信号が中央処理装置31aから出力されると、対応するトランジスタ(例えばTR1)では、この出力信号に対応してバッテリ40の電圧が所定に調整されて上記所定の負荷(負荷1)に供給される。
【0038】
このように、メインリレー41が駆動されているときであって、中央処理装置31aから信号が出力されるときには、その信号の出力対象となる負荷には電力が供給される。したがって、この負荷は、この供給された電力に基づいて駆動されることとなる。これに対し、本実施形態では、上記ホストマイコン31の中央処理装置31aから自己診断の対象となるエバポパージシステム以外の負荷22への信号の出力を禁止することで、メインリレー41が駆動されているときにおいても、負荷22の作動を禁止することができる。
【0039】
次に、本実施形態にかかるエバポパージシステムの異常診断の処理手順について、図3及び図4を用いて更に説明する。
図3は、自己診断の判断を行う処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、上記ホストマイコン31において、メモリ31bに格納されており中央処理装置31aによって実行される。なお、この処理は、例えば中央処理装置31aの起動時の初期化の処理期間に行われる等、中央処理装置31aの起動時において通常のタスク処理の実行に先立ち行われる。
【0040】
この一連の処理においては、まずステップ100に示すように、中央処理装置31aでは、入力信号に基づき今回の起動がイグニッションスイッチがオンとされたことによるものか、起床タイマ33によるものかを判断する。ここでは、先の図1に示すように、起床タイマ33から起床要求信号が入力されたときには、起床タイマ33による起動であると判断する。なお、この起床要求信号は、イグニッションスイッチがオフとされてから所定時間が経過したことが起床タイマ33によって検知されたときにホストマイコン31に起動(起床)を促すべく出力される信号である。
【0041】
次に、ステップ110において起床タイマ33による起床であると判断されると、ステップ120において自己診断フラグをオンする。そして、この処理の後、または、ステップ110においてイグニッションスイッチによる起動であると判断された後に、この処理を終了する。
【0042】
この図3に示す処理の実施後、中央処理装置31aでは、エンジンECU30の行う様々な制御にかかる処理を実行する。図4に、これらの処理のうち、自己診断にかかる処理以外の処理であって、且つ中央処理装置31aからの信号の出力にかかる処理の手順を示す。この処理は、ホストマイコン31内において、メモリ31bにプログラムとして格納され、中央処理装置31aによって例えば所定周期毎に実行される。
【0043】
この一連の処理においては、まずステップ200において、中央処理装置31aで実行される演算処理に基づき同中央処理装置31aから出力される信号の演算値(出力指令)を読み込む。次に、ステップ210において、先の図3に示した処理における自己診断フラグがオンとされているか否かを判断する。すなわち、ここでは、イグニッションスイッチがオンとされているのか、起床タイマ33によって中央処理装置31aが起動されてエバポパージシステムの異常診断処理のみが要求されているのかが判断される。
【0044】
そして、自己診断フラグがオンとされているときには、換言すれば、自己診断のために中央処理装置31aが起動されたときには、ステップ220において、同中央処理装置31aの出力ポートからの信号の出力を禁止する。これに対し、自己診断フラグがオフとされているときには、換言すれば、イグニッションスイッチがオンとされることで中央処理装置31aが起動されたときには、ステップ230において、同中央処理装置31aからの出力指令に応じた信号を出力する。
【0045】
なお、ステップ220、及びステップ230の処理の後には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
【0046】
(1)起床タイマ33によるホストマイコン31の起動時において、ホストマイコン31の出力信号に基づく自己診断の対象となる箇所以外の箇所の作動を禁止した。このため、起床タイマ33によるホストマイコン31の起動に起因する様々な不都合を回避することができる。
【0047】
(2)中央処理装置31aから自己診断の対象となるエバポパージシステム以外の負荷22への信号の出力を禁止した。これにより、自己診断にかかる処理以外の処理であって、且つ中央処理装置31aからの信号の出力にかかる処理に変更を加えることで、ハードウェアに変更を加えることなく、ホストマイコン31の出力信号に基づく自己診断の対象となる箇所以外の箇所の作動を禁止することができる。
【0048】
(3)起床タイマ33を備えてイグニッションスイッチがオフとされてから所定時間経過後に自己診断を行うようにした。これにより、通常の車両の使用状態において、イグニッションスイッチがオフとされてからオンとされるまでの各期間に1回ずつ、ほぼ確実に自己診断を行うことができる。
【0049】
(第2の実施形態)
以下、本発明にかかる車両の自己診断装置をエバポパージシステムの異常診断装置に適用した第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
【0050】
上記第1の実施形態では、中央処理装置31aから自己診断の対象となるエバポパージシステム以外の負荷22への信号の出力を禁止した。これに対し、本実施形態では、起床タイマ33によってホストマイコン31が起動されたときには、負荷22の給電経路を遮断する。これは、中央処理装置31aの出力に基づいた信号を負荷22に出力するトランジスタTR1、TR2、…への電力供給を禁止することで行う。
【0051】
図5に、本実施形態におけるバッテリ40、ホストマイコン31、負荷22間の電力の流通経路を示す。なお、この図5において、先の図1、図2と同一の部材については、便宜上同一の符号を付した。
【0052】
図5に示すように、本実施形態では、中央処理装置31aの出力に基づいた信号を負荷22に出力するトランジスタTR1、TR2、…とメインリレー41との間に、スイッチングトランジスタSWを備える。このスイッチングトランジスタSWは、負荷22の給電経路(バッテリ40及び負荷22の接地側間)の導通を制御するものである。換言すれば、このスイッチングトランジスタSWは、中央処理装置31aからの指令に基づきメインリレー41及びトランジスタTR1、TR2、…間の導通を制御するものである。これにより、本実施形態では、起床タイマ33によるホストマイコン31が起動されたときには、スイッチングトランジスタSWを制御することで、ホストマイコン31からの信号が負荷22へ出力されることを禁止する。
【0053】
図6に、ホストマイコン31から負荷22への信号の出力の禁止にかかる処理手順を示す。この処理は、メモリ31bに格納されたプログラムが中央処理装置31aにて実行されることで行われる。なお、この処理は、例えば中央処理装置31aの起動時の初期化の処理期間に行われる等、中央処理装置31aの起動時において通常のタスク処理の実行に先立ち行われる。
【0054】
この一連の処理においては、まずステップ300に示すように、中央処理装置31aでは、入力信号に基づき今回の起動がイグニッションスイッチがオンとされたことによるものか、起床タイマ33によるものかを判断する。そして、ステップ310において起床タイマ33による起床と判断されると、換言すれば、自己診断のために中央処理装置31aが起動されたと判断されると、ステップ320に移行する。そして、ステップ320では、スイッチングトランジスタSWを制御することで、メインリレー41及びトランジスタTR1、TR2、…間の導通を禁止する。
【0055】
なお、ステップ320の処理を実行した後、又は、ステップ310において起床タイマ33による起床ではないと判断されると、この処理は終了される。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1)及び(3)の効果に加えて、更に以下の効果を得ることができる。
【0056】
(4)起床タイマ33によってホストマイコン31が起動されたときには、中央処理装置31aの出力に基づいた信号を負荷22に出力するトランジスタTR1、TR2、…への電力供給を禁止した。このように、トランジスタTR1、TR2、…への電力供給態様を制御するために、中央処理装置31aの処理プログラムを変更せずに、ホストマイコン31の起動に伴う負荷22の作動を禁止することができる。
【0057】
(5)トランジスタTR1、TR2、…への電力供給態様を制御するスイッチングトランジスタSWを備えた。これにより、トランジスタTR1、TR2、…への電力供給態様の制御を簡易に行うことができる。
【0058】
なお、上記各実施形態は以下のように変更して実施してもよい。
・中央処理装置31aの出力に応じた信号を自己診断対象以外の箇所に出力する出力手段としては、トランジスタTR1、TR2、…に限らない。
【0059】
・中央処理装置31aの出力に応じた信号を出力する出力手段への給電態様を制御する給電制御手段としては、上記第2の実施形態のスイッチングトランジスタSWに限らない。
【0060】
・中央処理装置31aの出力に応じた信号を出力する出力手段への給電態様を制御する給電制御手段を、中央処理装置31aによって制御する代わりに、専用のハードウェア手段によって制御するようにしてもよい。すなわち、イグニッションキー信号と起床タイマ33からの信号とに基づいて給電制御手段を制御する専用のハードウェア手段を備えてもよい。これにより、中央処理装置31aで実行される処理プログラムの追加、変更を回避することができる。
【0061】
・負荷22への電力の供給態様は、図2や図5に例示するものに限らない。例えば、メインリレー41と負荷22とが直接接続される構成とし、且つ負荷22と接地との間の導通態様を制御するトランジスタ等の導通制御手段を設けて、これを中央処理装置31aの出力信号によって制御するようにしてもよい。この場合であっても、上記第1の実施形態に準じて、起床タイマ33によって中央処理装置31aが起動されたときには、導通制御手段への中央処理装置31aの信号の出力を禁止するようにしてもよい。また、上記第2の実施形態に準じて、起床タイマ33によって中央処理装置31aが起動されたときには、負荷22の給電経路を遮断するようにしてもよい。
【0062】
・負荷22への信号の入力を制御する専用のスイッチを備えて、起床タイマ33によって中央処理装置31aが起動されたときには、負荷22への信号の入力を禁止するようにしてもよい。なお、この専用のスイッチについては、中央処理装置31aによって制御するようにしてもよいし、また、専用のハードウェア手段によって制御するようにしてもよい。
【0063】
・中央処理装置31aは、イグニッションスイッチがオン状態であるときに車両の任意箇所を自己診断する車両稼働時診断プログラムを実行するものであってもよい。この場合、起床タイマ33によって中央処理装置31aが起動されたときに、中央処理装置31aによって車両稼働時診断プログラムに基づく自己診断が行われたときには、この診断を無効とすることが望ましい。
【0064】
・中央処理装置31aが起動されたときに、初期化の処理等とともに、起床タイマによる起動か否かを判断し、起床タイマによる起動と判断されたときには、自己診断にかかる処理プログラムのみが起動するように設定してもよい。
【0065】
・イグニッションスイッチのオフ状態時の自己診断対象としては、エバポパージシステムに限らない。この際、この自己診断対象としては、エンジンシステムに限らず、車両の所定箇所であればよい。そしてこの際、この自己診断を行う車両制御装置としては、上記ホストマイコンを備えて構成されるものに限らない。
【0066】
・イグニッションスイッチがオフされてからの時間を計時する計時手段としては、エンジンECU30内に備えられた起床タイマに限らない。
・イグニッションスイッチのオフ状態であることを含む所定の条件下において自己診断を行うべく車両制御装置を起動する起動手段としては、上記計時手段によって計時された時間に基づき車両制御装置を起動するものに限らない。ここで、所定の条件には、例えば外気温等、環境パラメータが所定の状態となる条件を含めてもよい。
【0067】
・自己診断対象となる箇所以外の箇所の全ての箇所の車両制御装置の出力信号に基づく作動を禁止することなく、例えば自己診断対象となる箇所以外の特定箇所の車両制御装置の出力信号に基づく作動を禁止するようにしてもよい。
【0068】
なお、上記各実施形態及びそれらの変形例から把握できる技術思想としては以下のものがある。
(1)請求項1記載の発明において、前記禁止手段は、前記起動手段によって前記車両制御装置が起動されているときに、前記特定箇所への当該車両制御装置の信号の出力を禁止することを特徴とする車両の自己診断装置。
【0069】
(2)請求項1記載の車両の自己診断装置において、前記車両制御装置は中央処理装置を備え、前記禁止手段は、前記特定箇所への前記中央処理装置の信号の出力を禁止するものであることを特徴とする車両の自己診断装置。
【0070】
(3)請求項1記載の車両の自己診断装置において、前記禁止手段は、前記起動手段によって前記車両制御装置が起動されたときには前記特定の箇所への給電経路を遮断するものであることを特徴とする車両の自己診断装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両の自己診断装置をエバポパージシステムの異常診断装置に適用した第1の実施形態の構成を示す図。
【図2】同実施形態のホストマイコンから負荷への電力の供給態様を示す図。
【図3】同実施形態の自己診断条件の成立を判断する処理手順を示すフローチャート。
【図4】同実施形態における自己診断箇所以外への信号の出力の禁止にかかる処理手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施形態において、ホストマイコンから負荷への電力の供給態様を示す図。
【図6】同実施形態における自己診断箇所以外への信号の出力の禁止にかかる処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…燃料タンク、11…キャニスタ、11a…吸着材、11b…大気弁、11c…大気導入弁、12…ベーパ通路、13…パージ通路、14…パージ制御弁、20…エンジン、21…吸気通路、22…負荷、30…エンジンECU、31…ホストマイコン、31a…中央処理装置、31b…メモリ、32…ホストマイコン電源、33…起床タイマ、34…OR回路、40…バッテリ、41…メインリレー、50…表示装置。

Claims (6)

  1. 予め定められた診断プログラムに基づき車両の所定箇所を自己診断する車両制御装置を備える車両の自己診断装置において、
    イグニッションスイッチがオフ状態であることが含まれる所定の条件下において前記車両制御装置を起動する起動手段と、
    前記車両制御装置が前記起動手段によって起動されているときに同車両制御装置の出力信号に基づく車両の特定箇所の作動を禁止する禁止手段とを備える
    ことを特徴とする車両の自己診断装置。
  2. 前記禁止手段は、前記車両制御装置によって駆動制御される要素のうちの特定の要素の駆動を禁止するものである
    請求項1記載の車両の自己診断装置。
  3. 前記車両制御装置は、当該車両に搭載される他の電子制御装置とネットワークを介して接続されており、前記禁止手段は、前記車両制御装置から前記ネットワークへの通信を禁止するものである
    請求項1記載の車両の自己診断装置。
  4. 前記車両制御装置は、当該車両に搭載される他の電子制御装置とネットワークを介して接続されており、前記禁止手段は、前記車両制御装置によって駆動制御される要素のうちの特定の要素の駆動を禁止するとともに、前記車両制御装置から前記ネットワークへの通信を禁止するものである
    請求項1記載の車両の自己診断装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の車両の自己診断装置において、
    前記車両制御装置は、前記イグニッションスイッチがオン状態にあるときに前記車両の任意箇所を自己診断する車両稼働時診断プログラムに基づき自己診断を実行する機能を併せ有しており、前記禁止手段は、前記起動手段によって前記車両制御装置が起動されているときに同車両制御装置によって行われる前記車両稼働時診断プログラムに基づく診断を無効とする機能を更に備える
    ことを特徴とする車両の自己診断装置。
  6. 前記起動手段は、前記イグニッションスイッチがオフ状態とされてからの時間を計時する計時手段を備え、該計時される時間が所定値に達することをもって前記車両制御装置を起動する
    請求項1〜5のいずれかに記載の車両の自己診断装置。
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