JP2004009813A - 熱交換器取付ケース - Google Patents

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JP2004009813A JP2002163962A JP2002163962A JP2004009813A JP 2004009813 A JP2004009813 A JP 2004009813A JP 2002163962 A JP2002163962 A JP 2002163962A JP 2002163962 A JP2002163962 A JP 2002163962A JP 2004009813 A JP2004009813 A JP 2004009813A
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Reijirou Okano
岡野 令二郎
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Abstract

【課題】成形時の型抜きを可能にしてリブを形成可能にするとともに、シール性の確保を図ること。
【解決手段】ヒータコア取付ケース(熱交換器取付ケース)20は、ケース本体部21に、ヒータコア(熱交換器)4のタンク部41,43側面と当接可能なシール用リブ22A,22Bを突設して構成される。シール用リブ22A,22Bは、その成形時、ケース20内に熱交換器4を挿入する方向と同一方向への型抜きが可能なように形成される。また、シール用リブ22A,22Bは、タンク部41,43を挟む一対のリブからなり、ばね力によりタンク部41,43側面と当接する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置などの熱交換器取付ケースに関し、特にヒータコアの取付ケースとして好適な熱交換器取付ケースの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−58957号公報に、車両用空調装置などの熱交換器取付ケースに関する技術が開示されている。この従来技術は、空調ケーシング内を流れる空気がヒータコアを迂回して下流側に流れることをパッキンを用いることなく防止するために、ヒータコア取付ケースの凹部にリブを突設し、このリブによってヒータコアのボトム部をシールするとともに、空気流路の上流側又は下流側に三角形状リブを設け、このリブによってヒータコアのタンク部(サイド部)を反対側の壁面に押し付けてタンク部をシールするよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術によると、上記三角形状リブがヒータコア挿入方向に対し垂直方向に伸びて設けられていることから、ケース成形時の型抜き方向がヒータコア挿入方向と同一方向である場合に、上記三角形状リブを成形できないという問題がある。
【0004】
また、上記三角形状リブを押し潰してヒータコアをケース内部に挿入するようにしていることから、ヒータコアに対し大きな挿入力を加える必要があり、自動組付設備がコスト高になるとともに、ヒータコア挿入時に三角形状リブ先端部が削られ隙間が発生することからシール性が劣るという問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、ケース成形時の型抜き方向ヒータコアなど熱交換器のケース内への挿入力を減少を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る熱交換器取付ケースによると、シール用リブは、その成形時、ケース内に熱交換器を挿入する方向と同一方向への型抜きが可能なように形成されることから、ヒータコア挿入方向と型抜き方向が同一方向である場合にシール用リブを形成できるようになる。また、シール用リブは、ヒータコア挿入時に、リブがそのばね力によって撓む(弾性変形する)ため、ヒータコアの挿入力が小さくて済み、自動組付設備がコスト安になるとともに、挿入後はリブがそのばね力によって弾性復帰しタンク部側面を押圧することから、シール性を十分に確保できるようになる。
【0007】
なお、シール用リブの先端部は、断面略三角形の突条部で構成されることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る熱交換器取付ケースを組み込んだ車両用空調装置の全体構成図、図2は、ヒータコアのケースへの挿入状態を示す斜視図、図3は、同挿入状態の断面図である。
【0010】
図1において、車両用空調装置は、ユニットケース1内に、ブロワ付きモータ2、エバポレータ3及びヒータコア(熱交換器)4が配設されている。内気取入口5及び外気取入口6付近には、ユニットケース1内へ内気又は外気を選択的に取り入れるための内外気ドア7が配設されている。ヒータコア4の上流側には、エバポレータ3で冷却された空気のうちヒータコア4へ通す冷却空気の割合を調整するエアミックスドア8が配設されている。デフロスタ吹出口9、フェース吹出口10及びフット吹出口11には、それぞれ、空気吹出量を調整するためのデフロスタドア12、フェースドア13及びフットドア14が配設されている。
【0011】
ヒータコア4は、周知のように、温水のエンジン冷却水とユニットケース内を通る空気との熱交換を行なうものであり、ラジエタ側から冷却水を取り入れる導入タンク部41と、この導入タンク部41内の冷却水を分配して流す複数の偏平チューブを有するコア部42と、複数の偏平チューブからの冷却水を集合してラジエタ側へ流出させる導出タンク部43とを備える。導入タンク部41及び導出タンク部43は、それぞれ図2に示すように、四角形の筒状に形成されている。
【0012】
ヒータコア4は、ヒータコア取付ケース(熱交換器取付ケース)20内に固定配置されている。
【0013】
ヒータコア取付ケース20は、ユニットケース1の一部を構成するケース本体部21と、ケース本体部21に突設されたシール用リブ22A,22Bとを備える。
【0014】
シール用リブ22A,22Bは、図2及び図3に示すように、ヒータコア4の導入タンク部41側の一対のリブ22Aと、導出タンク部43側の一対のリブ22Bとからなる。各々の一対のリブ22A,22Bは、タンク部41,43をユニットケース1の上流側及び下流側の両側から挟むように形成されており、各リブ22A,22Bは、ケース本体部21の内壁面から略垂直に伸び、ばね力により弾性変形可能な板状の基部22aと、基部22aの先端からタンク部41,43側へ突出した断面略三角形状の突条部22bとにより構成される。各リブ22A,22Bは、ヒータコア4のケース20への挿入方向(図2図示矢印A方向)に沿って形成されており、この挿入方向は、ケース20の成形時の型抜き方向と同一方向である。
【0015】
ヒータコア取付ケース20内にヒータコア4を挿入する際、各リブ22A,22Bの基部22aはばね力によって弾性変形し(撓み)、ヒータコア4は比較的小さな挿入力でケース20内に挿入することができる。ヒータコア4がケース20内に挿入された状態においては、各リブ22A,22Bの基部22aはばね力によって弾性復帰し、その突条部22bはタンク部41,43の側面を常時押圧した状態に保たれる。このため、突条部22bによってタンク部41,43の側面部におけるシール性が確保されるようになる。なお、図示は省略したが、ヒータコア4の底部を受けるケース20の受部(底部)には、上記従来技術(特開平10−58957号公報)の同部のシール部と同様なシール部が設けられており、このシール部によってヒータコア4の底部におけるシール性は確保されている。また、ヒータコア4の上部のシール性は、図2図示のパッキン30によって確保される。したがって、ケース20のシール性は、ヒータコア4の側面部、底部及び上部つまり全周において確保されることから、ヒータコア4へと流れてきた空気が非所望にヒータコア4を迂回して下流側へ流れることを防止できる。
【0016】
以上説明したように、本実施形態に係るヒータコア取付ケース(熱交換器取付ケース)20は、ケース本体部21に、ヒータコア(熱交換器)4のタンク部41,43側面と当接可能なシール用リブ22A,22Bを突設し、シール用リブ22A,22Bは、その成形時、ケース20内に熱交換器4を挿入する方向と同一方向への型抜きが可能なように形成され、また、シール用リブ22A,22Bは、タンク部41,43を挟む一対のリブからなり、ばね力によりタンク部41,43側面と当接する。このため、ヒータコア挿入方向と型抜き方向が同一方向である場合にシール用リブ22A,22Bを形成できるようになる。また、シール用リブ22A,22Bは、ヒータコア4挿入時に、リブ22A,22Bがそのばね力によって撓む(弾性変形する)ため、ヒータコア4の挿入力が小さくて済み、自動組付設備がコスト安になるとともに、挿入後はリブ22A,22Bがそのばね力によって弾性復帰しタンク部41,43側面を押圧することから、シール性を十分に確保できるようになる。
【0017】
シール用リブの他の実施形態を図4、図5及び図6に示す。図4に示すリブは、一対のリブ22C,22Dのうち一方のリブ22Cは、上記実施形態と同様にばね力を有する構成とし、他方のリブ22Dはばね力を有していない構成とした例を示している。このように構成しても、上述した実施形態と同様に、ヒータコア4の挿入力を減少させ、また、シール性を確保することができる。また、図5に示すリブは、一対のリブ22E,22Fのうち一方のリブ22Eは、上記実施形態と同様に突条部22bを有する構成とし、他方のリブ22Fは突条部22bを有していない構成とした例を示している。この場合でも、ヒータコア4の挿入力の減少と、シール性の確保を図ることができる。また、図6に示すリブは、一対のリブ22G,22Hのうち一方のリブ22Hは、タンク部43の側面から僅かに離れ側面を押圧しない構成とした例を示している。この場合にあっても、他方のリブ22Gによってシール性を確保することができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明の熱交換器取付ケースによると、成形時に型抜きが可能となってリブを形成可能になるとともに、シール性を十分に確保できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る熱交換器取付ケースを組み込んだ車両用空調装置の全体構成図である。
【図2】ヒータコアのケースへの挿入状態を示す斜視図である。
【図3】同挿入状態の断面図である。
【図4】他の実施形態に係るケースへのヒータコアの挿入状態を示す断面図である。
【図5】さらに他の実施形態に係るケースへのヒータコアの挿入状態を示す断面図である。
【図6】さらに他の実施形態に係るケースへのヒータコアの挿入状態を示す断面図である。
【符号の説明】
4  ヒータコア(熱交換器)
41,43  タンク部
20  ヒータコア取付ケース(熱交換器取付ケース)
21  ケース本体部
22A,22B  シール用リブ
22b  突条部

Claims (2)

  1. ケース本体部に、熱交換器のタンク部側面と当接可能なシール用リブを突設し、該シール用リブは、その成形時、当該ケース内に熱交換器を挿入する方向と同一方向への型抜きが可能なように形成され、また、前記シール用リブは、前記タンク部を挟む一対のリブからなり、少なくとも一方のリブは、ばね力により前記タンク部側面と当接することを特徴とする熱交換器取付ケース。
  2. 前記シール用リブの先端部は、断面略三角形の突条部で構成されることを特徴とする請求項1記載の熱交換器取付ケース。
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