JP2004008691A - 筆巻き用留め具および筆巻き - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は筆を収納した筆巻きの外周部に巻付けるだけで、確実に筆巻きを締付け固定することができる筆巻き用の留め具および筆巻きを提供することを目的を得るにある。
【解決手段】未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシートとで筆巻き用の留め具を構成している。
【選択図】図1
【解決手段】未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシートとで筆巻き用の留め具を構成している。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は筆を収納した筆巻きを確実に締付け固定することができる筆巻き用留め具および筆巻きに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、筆巻きは、一端部中央に、先端部に掛け爪片が取付けられた留め紐が取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の筆巻きは、留め紐を充分に締付けて巻付けないと、容易に筆先等が外方に出てしまい筆を傷めてしまうという不具合が生じるので、取り扱いが慎重になり、手軽に筆巻きを用いることができないという欠点があった。
また、留め紐で充分に締付けて巻付け、掛け爪片で固定しても、カバン等に収納する際に他の道具類等と擦れたり、移動時の衝撃等によって、前記掛け爪片が容易に外れてしまい、留め紐の締付け状態が容易に緩んでしまうという欠点があるとともに、長期間使用していると掛け爪片が容易に取れてしまうという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、筆を収納した筆巻きの外周部に巻付けるだけで、確実に筆巻きを締付け固定することができる筆巻き用の留め具および筆巻きを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシートとで筆巻き用留め具を構成している。
【0007】
また、本発明は、筆巻き本体と、この筆巻き本体の一端部あるいは一端部寄りの部位に形成された、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆を収納した前記筆巻き本体の外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる、弾性を有するロール状のシートで形成された筆巻き用留め具とで筆巻きを構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1ないし図4に示す本発明の第1の実施の形態において、1は筆を収納した筆巻きの外周部に巻付けるだけで、確実に筆巻きを締付け固定することができる本発明の筆巻き用留め具で、この筆巻き用留め具1は、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシート2とで構成されている。
【0010】
前記ロール状のシート2は、略軸心部から外方にむけてロール部3が形成され、筆が収納された筆巻きの、少なくとも外周部中央および中央寄りの部位を締付けることができるように所定幅寸法で形成されている。
また、前記ロール状のシート2は、弾性を有する透明プラスチック等の樹脂材で形成され、筆巻きの留め紐の固定部位が透けて見えるように構成されている。さらに、前記ロール状のシート2の外方側端部の縁部2aには、該縁部2aを保護するために、バイヤステープ等の被覆材4が貼着されている。
【0011】
上記構成の筆巻き用留め具1は、使用時は図3に示すように、ロール部3を伸ばして、筆5が収納された筆巻き6の外周部に巻付けるように取付ける。
この場合、図4に示すように、筆巻き6に巻付けられた筆巻き用留め具1は、弾性力によって、元のロール状に復元する力が作用するので、該筆巻き6を締付けることができる。したがって、前記筆巻き6を確実に締付け固定することができる。
また、前記筆巻き用留め具1は、前記筆巻き6に形成された、先端部に掛け爪片7を取付けた留め紐8による固定部9を覆うように取付けることができるので、該固定部9を確実に保護することができる。
なお、本実施の形態では、前記ロール状のシート2の外方側端部の縁部2aに、被覆材4を構成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば図5に示すように、前記ロール状のシート2の両側縁部2b、2bを覆うように構成したり、図6に示すように外方側端部の縁部2aおよび両側縁部2b、2bを覆うように構成してもよい。
また、前記ロール状のシート2の縁部全周をアール処理することにより、前記バイヤステープ等の被覆材4を用いないで構成してもよい。
【0012】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図7ないし図16に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0013】
図7および図8に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、長手方向に幅寸法を有するように形成されたロール状のシート2Aを用いた点で、このように形成されたロール状のシート2Aを構成した筆巻き用留め具1Aにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0014】
図9ないし図11に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、ロール状のシート2の外方側の端部寄りの内面2cにシリコンゴム等の軟性樹脂材を塗布あるいは貼着して抵抗部10を形成した点で、このように形成された抵抗部10を構成した筆巻き用留め具1Bにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、抵抗部10によって摩擦抵抗が増すので、締付け状態を強固に保つことができる。
【0015】
図12ないし図14に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、筆巻き本体11と、この筆巻き本体11の一端部あるいは一端部寄りの部位、本実施の形態では一端部中央および中央寄りの部位に形成された、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆5を収納した前記筆巻き本体11の外周部に取付けると、該筆巻き本体11の外周部に巻付いて締付け状態にすることができる、弾性を有するロール状のシート2Bで形成された筆巻き用留め具1Cとで筆巻き12を構成した点で、このように構成された筆巻き11を用いても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、筆巻き本体11の締付け固定を筆巻き用留め具1Cだけで行うことができるので、簡易に筆5等を収納することができる。
なお、前記筆巻き本体11は、従来からある竹製等で形成されているとともに、前記筆巻き用留め具1Cは、一端部に中央部を切欠いた略C字状の取付け片13、13が形成され、他端部に向けてロール部3が形成されており、前記筆巻き本体11の一端部の縁材11aに、該縁材11aの外周を覆うように前記取付け片13、13の先端を差し込んだ後、該取付け片13、13の先端部を接着剤、溶着等の固定手段によって抜け脱不能に固定している。
さらに、本実施の形態では、筆巻き用留め具1Cを、筆巻き本体11の縁材11aに取付けたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、前記筆巻き本体11の一端部寄りの部位に取付けて構成してもよい。
また、本実施の形態では、筆巻き用の留め具1Cを、取付け片13、13で筆巻き本体11の縁材11aに取付けるように構成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、筆巻き本体11の縁材11aに取付け孔を所定間隔離間させて複数形成するとともに、筆巻き用の留め具1の外方側端部の縁部2aにも同じような取付け孔を複数形成して、該筆巻き用の留め具1の取付け孔と前記縁材11aの取付け孔に略リング状の金具を通して筆巻きを構成する等、筆巻き用の留め具1を筆巻き本体11に取付けることができる態様であれば、どのような態様でもよい。
【0016】
図15および図16に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第4の実施の形態と主に異なる点は、他端部に2重のロール部3Aが形成された1枚のロール状のシート2Cで筆巻き用留め具1Dを構成した点で、このように構成された筆巻き用留め具1Dを構成した筆巻き12Aにしても前記本発明の第4の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、筆巻き用留め具1Dのロール部3Aが2重に形成されているので、締付け状態をより強くすることができる。
なお、本実施の形態において、ロール状のシート2Cを1枚で構成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、2枚を重ね合わせた状態のロール状のシートで構成してもよい。
【0017】
なお、本発明の各実施の形態において、ロール状のシート2、2A、2B、2Cは、弾性を有する透明プラスチックで形成されたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、弾性を有する材質であれば、例えば、半透明プラスチック、不透明プラスチック、ビニール材、軽量金属材等で構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0019】
(1)未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシートとで構成されているので、筆を収納した筆巻きの外周部に巻付けるだけで、確実に筆巻きを締付け固定することができる。したがって、誰もが簡易に筆巻きを使用することができる。
【0020】
(2)前記(1)によって、筆巻きの留め紐部位を覆うように巻付けることにより、該留め紐部位を保護することができる。したがって、留め紐に取付けられた掛け爪片が取れてしまう等の不具合を確実に回避することができる。
【0021】
(3)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易に実施することができる。
【0022】
(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)と同様の効果が得られる。
【0023】
(5)請求項4も前記(1)〜(3)と同様の効果が得られるとともに、ロール状のシート材が透明樹脂材で形成されているので、筆巻きの留め紐の留め状態を外方から確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の一端部を展開した状態の説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明図。
【図4】図3の4−4線に沿う拡大断面図。
【図5】被覆材の異なる構成を示した説明図。
【図6】被覆材の異なる構成を示した説明図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の斜視図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の使用状態の説明図。
【図9】本発明の第3の実施の形態の斜視図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の一端部を展開した状態の説明図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の締付け状態を示した説明図。
【図12】本発明の第4の実施の形態の説明図。
【図13】図12の13−13線に沿う拡大断面図。
【図14】本発明の第4の実施の形態の使用状態の説明図。
【図15】本発明の第5の実施の形態の説明図。
【図16】図15の16−16線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
1、1A〜1D:筆巻き用留め具、 2、2A〜2C:ロール状のシート、
3、3A:ロール部、 4:被覆材、
5:筆、 6:筆巻き、
7:掛け爪片、 8:留め紐、
9:固定部、 10:抵抗部、
11:筆巻き本体、 12、12A:筆巻き、
13:取付け片。
【発明の属する技術分野】
本発明は筆を収納した筆巻きを確実に締付け固定することができる筆巻き用留め具および筆巻きに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、筆巻きは、一端部中央に、先端部に掛け爪片が取付けられた留め紐が取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の筆巻きは、留め紐を充分に締付けて巻付けないと、容易に筆先等が外方に出てしまい筆を傷めてしまうという不具合が生じるので、取り扱いが慎重になり、手軽に筆巻きを用いることができないという欠点があった。
また、留め紐で充分に締付けて巻付け、掛け爪片で固定しても、カバン等に収納する際に他の道具類等と擦れたり、移動時の衝撃等によって、前記掛け爪片が容易に外れてしまい、留め紐の締付け状態が容易に緩んでしまうという欠点があるとともに、長期間使用していると掛け爪片が容易に取れてしまうという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、筆を収納した筆巻きの外周部に巻付けるだけで、確実に筆巻きを締付け固定することができる筆巻き用の留め具および筆巻きを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシートとで筆巻き用留め具を構成している。
【0007】
また、本発明は、筆巻き本体と、この筆巻き本体の一端部あるいは一端部寄りの部位に形成された、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆を収納した前記筆巻き本体の外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる、弾性を有するロール状のシートで形成された筆巻き用留め具とで筆巻きを構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1ないし図4に示す本発明の第1の実施の形態において、1は筆を収納した筆巻きの外周部に巻付けるだけで、確実に筆巻きを締付け固定することができる本発明の筆巻き用留め具で、この筆巻き用留め具1は、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシート2とで構成されている。
【0010】
前記ロール状のシート2は、略軸心部から外方にむけてロール部3が形成され、筆が収納された筆巻きの、少なくとも外周部中央および中央寄りの部位を締付けることができるように所定幅寸法で形成されている。
また、前記ロール状のシート2は、弾性を有する透明プラスチック等の樹脂材で形成され、筆巻きの留め紐の固定部位が透けて見えるように構成されている。さらに、前記ロール状のシート2の外方側端部の縁部2aには、該縁部2aを保護するために、バイヤステープ等の被覆材4が貼着されている。
【0011】
上記構成の筆巻き用留め具1は、使用時は図3に示すように、ロール部3を伸ばして、筆5が収納された筆巻き6の外周部に巻付けるように取付ける。
この場合、図4に示すように、筆巻き6に巻付けられた筆巻き用留め具1は、弾性力によって、元のロール状に復元する力が作用するので、該筆巻き6を締付けることができる。したがって、前記筆巻き6を確実に締付け固定することができる。
また、前記筆巻き用留め具1は、前記筆巻き6に形成された、先端部に掛け爪片7を取付けた留め紐8による固定部9を覆うように取付けることができるので、該固定部9を確実に保護することができる。
なお、本実施の形態では、前記ロール状のシート2の外方側端部の縁部2aに、被覆材4を構成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば図5に示すように、前記ロール状のシート2の両側縁部2b、2bを覆うように構成したり、図6に示すように外方側端部の縁部2aおよび両側縁部2b、2bを覆うように構成してもよい。
また、前記ロール状のシート2の縁部全周をアール処理することにより、前記バイヤステープ等の被覆材4を用いないで構成してもよい。
【0012】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図7ないし図16に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0013】
図7および図8に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、長手方向に幅寸法を有するように形成されたロール状のシート2Aを用いた点で、このように形成されたロール状のシート2Aを構成した筆巻き用留め具1Aにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0014】
図9ないし図11に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、ロール状のシート2の外方側の端部寄りの内面2cにシリコンゴム等の軟性樹脂材を塗布あるいは貼着して抵抗部10を形成した点で、このように形成された抵抗部10を構成した筆巻き用留め具1Bにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、抵抗部10によって摩擦抵抗が増すので、締付け状態を強固に保つことができる。
【0015】
図12ないし図14に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、筆巻き本体11と、この筆巻き本体11の一端部あるいは一端部寄りの部位、本実施の形態では一端部中央および中央寄りの部位に形成された、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆5を収納した前記筆巻き本体11の外周部に取付けると、該筆巻き本体11の外周部に巻付いて締付け状態にすることができる、弾性を有するロール状のシート2Bで形成された筆巻き用留め具1Cとで筆巻き12を構成した点で、このように構成された筆巻き11を用いても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、筆巻き本体11の締付け固定を筆巻き用留め具1Cだけで行うことができるので、簡易に筆5等を収納することができる。
なお、前記筆巻き本体11は、従来からある竹製等で形成されているとともに、前記筆巻き用留め具1Cは、一端部に中央部を切欠いた略C字状の取付け片13、13が形成され、他端部に向けてロール部3が形成されており、前記筆巻き本体11の一端部の縁材11aに、該縁材11aの外周を覆うように前記取付け片13、13の先端を差し込んだ後、該取付け片13、13の先端部を接着剤、溶着等の固定手段によって抜け脱不能に固定している。
さらに、本実施の形態では、筆巻き用留め具1Cを、筆巻き本体11の縁材11aに取付けたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、前記筆巻き本体11の一端部寄りの部位に取付けて構成してもよい。
また、本実施の形態では、筆巻き用の留め具1Cを、取付け片13、13で筆巻き本体11の縁材11aに取付けるように構成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、筆巻き本体11の縁材11aに取付け孔を所定間隔離間させて複数形成するとともに、筆巻き用の留め具1の外方側端部の縁部2aにも同じような取付け孔を複数形成して、該筆巻き用の留め具1の取付け孔と前記縁材11aの取付け孔に略リング状の金具を通して筆巻きを構成する等、筆巻き用の留め具1を筆巻き本体11に取付けることができる態様であれば、どのような態様でもよい。
【0016】
図15および図16に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第4の実施の形態と主に異なる点は、他端部に2重のロール部3Aが形成された1枚のロール状のシート2Cで筆巻き用留め具1Dを構成した点で、このように構成された筆巻き用留め具1Dを構成した筆巻き12Aにしても前記本発明の第4の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、筆巻き用留め具1Dのロール部3Aが2重に形成されているので、締付け状態をより強くすることができる。
なお、本実施の形態において、ロール状のシート2Cを1枚で構成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、2枚を重ね合わせた状態のロール状のシートで構成してもよい。
【0017】
なお、本発明の各実施の形態において、ロール状のシート2、2A、2B、2Cは、弾性を有する透明プラスチックで形成されたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、弾性を有する材質であれば、例えば、半透明プラスチック、不透明プラスチック、ビニール材、軽量金属材等で構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0019】
(1)未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシートとで構成されているので、筆を収納した筆巻きの外周部に巻付けるだけで、確実に筆巻きを締付け固定することができる。したがって、誰もが簡易に筆巻きを使用することができる。
【0020】
(2)前記(1)によって、筆巻きの留め紐部位を覆うように巻付けることにより、該留め紐部位を保護することができる。したがって、留め紐に取付けられた掛け爪片が取れてしまう等の不具合を確実に回避することができる。
【0021】
(3)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易に実施することができる。
【0022】
(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)と同様の効果が得られる。
【0023】
(5)請求項4も前記(1)〜(3)と同様の効果が得られるとともに、ロール状のシート材が透明樹脂材で形成されているので、筆巻きの留め紐の留め状態を外方から確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の一端部を展開した状態の説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明図。
【図4】図3の4−4線に沿う拡大断面図。
【図5】被覆材の異なる構成を示した説明図。
【図6】被覆材の異なる構成を示した説明図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の斜視図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の使用状態の説明図。
【図9】本発明の第3の実施の形態の斜視図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の一端部を展開した状態の説明図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の締付け状態を示した説明図。
【図12】本発明の第4の実施の形態の説明図。
【図13】図12の13−13線に沿う拡大断面図。
【図14】本発明の第4の実施の形態の使用状態の説明図。
【図15】本発明の第5の実施の形態の説明図。
【図16】図15の16−16線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
1、1A〜1D:筆巻き用留め具、 2、2A〜2C:ロール状のシート、
3、3A:ロール部、 4:被覆材、
5:筆、 6:筆巻き、
7:掛け爪片、 8:留め紐、
9:固定部、 10:抵抗部、
11:筆巻き本体、 12、12A:筆巻き、
13:取付け片。
Claims (4)
- 未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆が収納された筆巻きの外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる弾性を有するロール状のシートとからなることを特徴とする筆巻き用留め具。
- 筆巻き本体と、この筆巻き本体の一端部あるいは一端部寄りの部位に形成された、未使用時ではロール状態となり、このロール状態を伸ばして筆を収納した前記筆巻き本体の外周部に取付けると、該筆巻きの外周部に巻付いて締付け状態にすることができる、弾性を有するロール状のシートで形成された筆巻き用留め具とからなることを特徴とする筆巻き。
- 筆巻き用留め具は、筆が収納された筆巻きあるいは筆巻き本体の外周部中央および中央寄りの部位を締付けることができるように所定幅で形成されていることを特徴とする請求項1、2記載の筆巻き用留め具および筆巻き。
- 筆巻き用留め具は、透明樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1、3記載の筆巻き用留め具および筆巻き。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002170245A JP2004008691A (ja) | 2002-06-11 | 2002-06-11 | 筆巻き用留め具および筆巻き |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002170245A JP2004008691A (ja) | 2002-06-11 | 2002-06-11 | 筆巻き用留め具および筆巻き |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004008691A true JP2004008691A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30436571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002170245A Pending JP2004008691A (ja) | 2002-06-11 | 2002-06-11 | 筆巻き用留め具および筆巻き |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004008691A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008167700A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Shimano Inc | 釣り竿収納袋 |
CN107898096A (zh) * | 2017-10-26 | 2018-04-13 | 深圳市奇思妙想教育科技有限公司 | 一种多功能笔盒 |
DE102019001912A1 (de) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | Yasin Karaca | Etui mit vorspannbarer Halteeinrichtung |
-
2002
- 2002-06-11 JP JP2002170245A patent/JP2004008691A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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