JP2004007429A - データ処理回路 - Google Patents

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アリステイア ゴウディ
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Abstract

【課題】伝送データ流れの回復バージョンを発生するデータクロック回復回路を提供する。
【解決手段】データ流れを受け取り、これからもとの伝送データ流れのビット周期毎に信号レベルの評価推定値を発生する。データ回復ブロック4に信号レベルの評価推定値を記憶し、クロック回復ブロック6によってサンプリングし、もとのデータ流れを回復する。また、データ回復ブロック4については、評価推定された信号レベルの精度を表す品質係数,ワードメトリックを発生させる。クロック回復ブロック6は、受信データ流れおよびデータ回復ブロック4で発生したワードメトリックの両者を使用し、現在のサンプリング時間が正しいかどうかを決定する。正しくない場合には、現在のサンプリング時間を調節し、理想的なサンプリング時間に向けて移動させる。相関器8は、新しいデータ流れの起点をいつ受信したかを決定する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理回路、特に、劣化データ流れを受信し、これから元の劣化していないデータ流れを推定するデータ処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
物理的なあるリンク、あるいは無線方式のあるリンクを介して伝送されたデジタルデータの場合、ある程度は劣化する。例えば、ノイズや電磁波干渉がデータに影響をもつと、受信されたデータにエラーが発生することがある。劣化が生じると、データの振幅および/またはデータのタイミングに影響がでる。データ振幅が激しく劣化した場合には、“高”レベル信号が“低”レベル信号と読み間違えられる傾向がある。また、クロックジッターなどのタイミングエラーが発生し、同期ロスが発生する。
【0003】
従って、デジタル方式のデータ受信装置の場合、もとの送信データを回復するために、データ/タイミング回復回路を利用することが多い。無線ラン(LAN)チップWL102などの従来の回復回路では、エッジ検出方法を状態マシンと組み合わせて使用し、データパケットの開始を検出しているが、この状態マシンには、問題が多い。というのは、良好なデータパケットを確認する能力が、状態マシンが正確な初期状態にあるかに依存しているからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、受信された劣化データ流れから良好なデータパケットを回復する、信頼性の高いデジタルデータ処理回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1実施態様によれば、本発明は、(a)第1ビット速度でデータ処理回路に伝送され、かつ複数の信号レベルをもつ第2データ流れから誘導された第1データ流れを第1ビット速度で受信し、(b)第1データ流れから、第1ビット速度のビット周期毎に伝送信号レベルの推定値を発生し、そして(c)各推定信号レベルを使用して、各推定信号レベルの精度を表す品質係数を発生するように構成したデータ回復手段(i)、および上記データ回復手段から上記品質係数を受信し、これから第1データ流れをサンプリングすべき時間を決定し、そしてこのようにして決定された時間に従って各推定信号レベルをサンプリングし、これによって第2データ流れと実質的に同じである第3データ流れを発生するように構成したクロック回収手段(ii)を有することを特徴とするデータ処理回路を提供するものである。
【0006】
本発明のデータ処理装置は、データ/クロック回復回路として構成する。品質係数は、劣化データ流れの推定信号レベルから計算する。この品質係数を使用して、推定信号レベルのサンプリング時間を調節する。従って、元のデータ流れの(信号レベルおよびタイミングに関して)確実な回復を実現できる。
【0007】
第3データ流れは、実質的に第2データ流れと同じでなければならない。なお、この文脈では、クロック/データ回復回路/方法の場合、伝送データ流れと受信データ流れとの間には差があることを理解すべきである。特に毎秒当たり数百万ビットを伝送する場合がそうである。重要なことは、回路/方法の効率が高いこと、すなわちこのような差が最小であることである。本発明のデータ処理回路では、一体的な構造を利用して、クロック/データ回復を効率よく実現する。
【0008】
第1ビット速度より大きい第2ビット速度で第1データ流れをサンプリングし、第1ビット速度の各ビット周期内で取り込んだデータサンプルを加算し、そして複数の閾値レベルの一つを占めるように加算の結果を量子化し、量子化された結果が第1ビット速度毎に推定信号レベルを表すように上記データ回復手段を構成する。第2ビット速度については、第1ビット速度の整数倍であることが好ましい。また、この“オーバーサンプリング”速度については、第1ビット速度の4倍以上であるのが好ましい。
【0009】
加算する前に、第1ビット速度のビット周期毎にデータサンプルに重みを付け、各ビット周期の中心に実質的に向かって取り込んだデータサンプルに、各ビット周期の起点および終点に実質的に向かって取り込んだデータサンプルよりも多い量で重みを付ける。実際には、データ回復手段は、有限インパルス応答(FIR)フィルターとして構成することができる。
【0010】
各ビット周期内で取り込んだデータサンプルに重みを付け、加算することによって上記品質係数を決定し、そして各ビット周期の中心に実質的に向かって取り込んだデータサンプルに、各ビット周期の起点および終点に実質的に向かって取り込んだデータサンプルよりも多い量で重みを付けるように重みを付ける。
【0011】
さらに、本発明のデータ処理回路は、第1データ流れの起点を検出する手段を有す。この検出手段としては、第2データ流れの起点を表す同期データ流れを第3データ流れと比較し、第3データ流れと上記の同期データ流れとが実質的に一致する時点を確認するように構成した相関器を使用することができる。
【0012】
上記品質係数がビット周期毎に推定された最適なサンプリング時間を示すように上記データ回復手段を構成し、最適なサンプリング時間の推定値を現在のサンプリング時間と比較し、現在のサンプリング時間を進めるか、または遅らせて、上記の推定された最適サンプリング時間に向けて移動させるように上記クロック回復手段を構成する。
【0013】
また、本発明の第2実施態様によれば、本発明は、第1ビット速度でデータ源から伝送され、かつ複数の信号レベルをもつ第2データ流れから誘導された第1データ流れを第1ビット速度で受信する工程、
第1ビット速度のビット周期毎に、上記伝送信号レベルの推定値を発生する工程、
上記伝送信号レベルの各推定値から、各推定信号レベルの精度を示す品質係数を発生する工程、そして
上記品質係数から、第1データ流れをサンプリングすべき時点を計算し、その後、決定された時間に従って推定信号レベルをサンプリングし、第2データ流れと実質的に同じである第3データ流れを発生する工程を有する伝送データ流れを回復する方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、例示のみを目的として、本発明を添付図面について説明する。
図1(a)に、伝送データ流れ1の一部を示す。このデータ流れは2つの交替信号レベル(即ち、信号レベルは“低”レベルと“高“レベルとの間で交替する)を有する。伝送データ流れのビット速度は1Mbit/secであり、従って各ビットのビット周期は1μsである。伝送データ流れ1が、例えば無線チャンネルなどの完全ではないデータチャンネルを介して伝送される場合、恐らくノイズやその他の大気作用によりデータ流れが劣化する。
【0015】
図1(b)に、図1(a)に示した伝送データ流れ1の劣化バージョンである受信データ流れ2を示す。この受信データ流れ2は、受信機の復調器回路からの出力を表す。復調器回路はいくつかのチャンネルを介して伝送データ流れ1を受信する。図示のように、図1(a)のパルス“a”が影響を受け、受信バージョン“a′”の振幅が劣化する。パルス“b”も影響を受け、受信バージョン“b′”の振幅およびタイミングの両者が劣化する。また、パルス“c”および“d”も影響を受け、それぞれ受信バージョン“c′”および“d′”のタイミングのみが劣化する。このような劣化データ流れ2がコンピュータなどの受信装置に送られると、データにエラーが発生し、コンピュータの演算に支障がでることがある。従って、復調段の後に、特殊なデータ処理回路、即ちデータ/クロック回復回路が必要になる。図2に、有利には集積システム内でデータ回復機能およびタイミング回復機能を結合したデータ/クロック回復回路3を示す。
【0016】
図2に示すように、データ/クロック回復回路3は3つの主ブロック、即ちデータ回復ブロック4と、クロック回復ブロック6と、相関器8と有する。データ回復ブロック4は、受信データ流れ2を受信し、最初に伝送されたデータ流れ1のビット周期毎に信号レベルを評価する。すなわち、伝送データ流れ1が1Mbit/secのビット速度で送られる場合、受信データ流れ2の1μsおきに信号レベルが評価される。信号レベルの評価推定値をデータ回復ブロック4に記憶し、クロック回復ブロック6によってサンプリングし、元のデータ流れを回復する。
【0017】
データ回復ブロック4は、評価された信号レベルの精度を示す品質係数であるいわゆる“ワードメトリック”を発生する。クロック回復ブロック6は、受信データ流れ2と、データ回復ブロック4で発生したワードメトリックの両者を使用し、現在のサンプリング時間が最適かどうかを判定する。最適でない場合には、現在のサンプリング時間を調整し、“理想”サンプリング時間に向けて移動する。相関器8が、新しいデータ流れの起点をいつ受信したかを判定する。
【0018】
以下、データ回復ブロック4、クロック回復ブロック6および相関器ブロック8について詳細に説明する。
【0019】
データ回復ブロック4は12の“ビットサンプラー”16a〜16lを有するが、図2には、図示を明確にするため、6つのサンプラーのみ、即ち16a〜16cおよび16j〜16lを示す。中間のビットサンプラー16d〜16iは、中間サンプラーブロック17で示す。第1ビットサンプラー16aは、(図示していない)復調器から受信データ流れ2を伝送する回路入力ライン14に接続する。ビットサンプラー16a〜16lは、直列配列し、データが一つのビットサンプラーの出力から次のビットサンプラーの入力に、例えば第1ビットサンプラー16aの出力18aから第2ビットサンプラー16bの入力にシフトするように構成する。ビットサンプラー16a〜16lのそれぞれに貯えられたデータは、相関器8に入力される。以下、より詳細に説明する。
【0020】
各ビットサンプラー16a〜16lは、伝送データ流れ1におけるビット速度の5倍の速度で受信データ流れ2をオーバーサンプングする。換言すると、伝送データ流れ2は1Mbit/secのビット速度で送られるため、1μsのビット周期おきに5つのサンプルが取得されることになる。このために、データ回復ブロック4が伝送データ流れにおけるビット速度の5倍の速度、即ち5Mbit/secのクロック信号を受信する。各ビットサンプラー16a〜16lは、クロックライン24で5Mbit/secクロック信号を受信する。図2には、5Mbit/secクロックライン24に接続した第1ビットサンプラー16aのみを図示する。
【0021】
オーバーサンプリングされたデータ流れを処理し、“高”信号レベルか、あるいは“低”信号レベルである信号レベルの推定値を受信データ流れ2の1μsビット周期おきに記憶する。また、データ流れ1μsおきに品質係数(いわゆる“ビットメトリック”)を計算する。なお、このビットメトリックが信号レベルの推定値の精度を表す。各ビットメトリックをそれぞれのビットメトリックライン19a〜19lに出力し、この後各ビットメトリックを一連の加算器20に加え、(上記)ワードメトリックを発生する。
【0022】
図3は、第1ビットサンプラー16aのブロック線図である。なお、第2〜第12ビットサンプラー16b〜16lそれぞれの構成は、図3に示した構成と全く同じである。
【0023】
図3に示すように、第1ビットサンプラー16aは、第1〜第5D形ラッチ30a〜30eと、第1演算ブロック32、第2演算ブロック34および排他的OR(XOR)ブロック36を有する。第1〜第5D形ラッチ30a〜30eは直列配列し、第1D形ラッチ30aの出力を第2D形ラッチ30bの入力に接続する。以下これに準じて接続を行なう。図2に示すように、回路入力ライン14を第1D形ラッチ30aの入力に接続し、第5D形ラッチ30eの出力ライン18を第2ビットサンプラー16bの入力ラインに接続する。第1〜第5D形ラッチ30a〜30eをそれぞれ5Mbit/secクロック信号によりクロック処理し、1Mbit/secデータ流れの1μsビット周期毎に入力信号について5つのサンプルを取得し、5Mbit/secクロックのサイクル毎にサンプルを記憶し、D形ラッチにそってシフトする。
【0024】
第1ビットサンプラー16aが、オーバーサンプリングされたデータについて“多数決投票”演算を行なうことによって伝送信号レベルを評価する。この演算は第1演算ブロック32によって行なう。第1演算ブロック32が、第1〜第5D形ラッチ30a〜30eに記憶されている5つのデータサンプルを受け取る。第1演算ブロックへの入力に重みを付け、第1D形ラッチ30aおよび第5D形ラッチ30eからのデータサンプルを1倍し、第2D形ラッチ30bおよび第4D形ラッチ30dからのデータサンプルを2倍し、そして第3D形ラッチ30cからのデータサンプルを3倍する。この重み付けの場合、ビット周期の中心に向かって取得されたデータサンプルは、(故障やクロックジッターの影響を受けやすい)ビット周期の起点および終点で取得されるデータサンプルよりも精度が高い事実を利用する。従って、単純な平均演算を行なう場合よりも、ある特定のビット周期に関して正確な信号レベルが“高”レベルにあるか“低”レベルにあるかを判定するさいには、中心データサンプルの重要性がより高くなる。重みを付けた結果を第1演算ブロック32に加え、合計が4より大きい場合には、“高”レベル信号を出力する。重みを付けたサンプルの合計が“高”レベル信号または“低”レベル信号を示すかどうかを決定するために好適な閾値として4を選択する。状態が異なる場合には、別な閾値を選択すればよい。この“閾値決定”によりデータを量子化することができる。
【0025】
第1ビットサンプラー16aが、同様な重み付け/加算演算によってビットメトリックを計算する。これは、第2演算ブロック34によって行なう。第1演算ブロック32と同様に、第2演算ブロックが第1〜第5D形ラッチ30a〜30eに記憶されている5つのデータサンプルを受け取るが、第1演算ブロック32からの出力が“高い”場合にのみ実行可能になるXORブロック36を介してデータサンプルを受け取る。D形ラッチ30l〜30eからの信号をXORブロック36が変調し、第2演算ブロック34への信号が、“Recov−data”38と同じでない場合には“高く”なり、そして“Recov−data”38と同じ場合には“低く”なる。同様に、第2演算ブロック34への入力に重みを付け、第1D形ラッチ30aおよび第5D形ラッチ30eからのデータサンプルを1倍し、第2D形ラッチ30bおよび第4D形ラッチ30dからのデータサンプルを2倍し、そして第3D形ラッチ30cからのデータサンプルを3倍する。第2演算ブロック34からの出力が、“Recov−data”38に一致しないビットの合計を表し、その範囲は0(ビット数が一致する)〜4である。5〜9の範囲にある合計を出力する入力の組み合わせがあると、“Recov−data”38が極性をかえ、合計を4〜0の範囲に収めるようになる。
【0026】
ここで第1演算ブロックおよび第2演算ブロックの演算を説明するために、ビット周期が1μsで、信号レベルが“高”レベルである劣化していないパルスを第1ビットサンプラー16aに入力する場合を考える。先ず、時間t1では、第1D形ラッチ30aのみが“高”レベル信号を保持する。従って、重み付け合計が1になるため、“低”レベル信号が出力することになる。これは4より大きくないからである。また、Recov−data”38がD形ラッチ30aに一致していないため、第2演算ブロック34が1になる。時間t2では、第1D形ラッチ30aおよび第2D形ラッチ30bが“高”レベル信号を保持し、従って第1演算ブロック32からの出力が同様に“低く”なり、第2演算ブロック34からの出力が3に増加する。時間t3では、第1〜第3D形ラッチ30a〜30cが“高”レベル信号を保持し、従って第1演算ブロック32からの出力が今度は“高く”なる。6の重み付け加算が4より大きくなるからである。従って、XORブロック36が実行可能になり、第2演算ブロック34が3(9−6)を出力することになる。
【0027】
D形ラッチ30a〜30eのすべてが“高”レベル信号を保持する時には、第1演算ブロック32からの出力が結果的に再度“高”レベル信号になり、従ってデータサンプルがすべて一致するため、第2演算ブロック34からの出力がゼロになる。つまり、第2演算ブロック34からのビットメトリックライン19aへの出力であるビットメトリックが最低でも、最善のあるいは最適なサンプリング時間になる(この時点では、記憶されているデータのすべてが一致する傾向がある)。ビットメトリックが最大になった場合、これは最悪のサンプリング時間になる。データサンプルがこの時点では一致しない傾向になるからである。データサンプルがD形ラッチ30a〜30eから次の第2ビットサンプラー16bにシフトすると、“高”パルスに続く“低”レベル信号がD形ラッチにシフトする。従って、第1演算ブロック32からの出力が、重み付け合計が4以下になると、“低”に戻り、データサンプルが一致しなくなる傾向を示すと、第2演算ブロック34からの出力が再び増加し始める。
【0028】
図4aは、(周期および振幅が劣化していない)非劣化パルス42に関する上記理想的な場合におけるビットメトリックのグラフ40である。図4bは、振幅が劣化しているパルス46のグラフ44である。なお、ビットメトリックを示す曲線44の極大点および極小点は接近している。実際、これらの点は、振幅劣化が大きくなるに従って、収斂する傾向を示す。パルスがクロック劣化を受けると、図4cに示すように、ビットメトリックを示す曲線49がシフトする。
【0029】
図3に戻って説明を続けると、受信データ流れ2がクロックされるに従って、第1ビットサンプラー16aの演算が第2〜第11ビットサンプラー16b〜16lによって繰り返される。従って、オーバーサンプリングされたデータ流れが12ビット周期、即ち12μs間保持される。既に説明したように、第2演算ブロック34から出力される各ビットメトリックは加算器20によって合計され、そして最後の加算器20´がワードメトリックライン22にワードメトリックを出力する。同様に既に説明したように、ワードメトリックは、ビットサンプラー16a〜16lに記憶されている信号レベル全体の精度を表す品質係数である。図示のグラフでは、ワードメトリックはビットメトリックの誇張されたバージョンである。このように、受信データ流れ2の劣化は、上記の個々のビットメトリックの場合と全く同様に、ワードメトリックの外観に影響するものである。このワードメトリックを受信品質メトリック処理装置12に出力すると、これがデータ/クロック回復回路3の精度を数値出力する。この出力数値を“受信品質メトリック”と呼ぶ。具体的には、クロック回復ブロック6が(後述する)“ロック”フラッグを設定すると、現在のワードメトリックが32倍され、受信品質メトリック処理装置12にロードされる。次に、ビット周期おきに、以下のアルゴリズムが続く。
【0030】
(“ワードメトリック×32)>受信品質メトリック)ならば、
“受信品質メトリック”=“受信品質メトリック”+32である。
一方、“受信品質メトリック”>0ならば、
“受信品質メトリック”=“受信品質メトリック”−1である。
【0031】
受信品質メトリック処理装置12の場合、13×4×32=1,664が成立する必要があり、従って11ビット長さでなければならない。出力された受信品質メトリックは、受信品質メトリック処理装置12に記憶されているデータのうち最も重要な8つのビットである。データ流れの終点では、受信品質メトリック処理装置12は理想的なデータから“平均的な”変分の目安を保持する必要がある。
【0032】
データ回復ブロック4の構成は、FIRフィルターの構成に相当するものである。
【0033】
以下、相関器ブロック8の動作について説明する。上述したように、相関器ブロック8は、新しいデータ流れの起点を検出するものである。この検出のために、相関器ブロック8は、受信データ流れ2の始点に含まれる同期流れに対応する“Sync.Word”データ流れを受け取る。この相関器ブロック8は、(a)データ回復回路4に記憶されている信号レベルに関する評価推定値および(b)“Sync.Word”に関して相関動作を行い、その後、両者間の最善の一致に従って受信データ流れの起点を決定する。
【0034】
本発明のデータ回復回路をブルーツース受信機(Bluetooth receiver)とともに使用する特殊な場合には、相関器8は、ブルーツースパケットの長さである64ビットのデータを取り込む必要がある。D形ラッチ16a〜16lそれぞれから1ビットにつき一つのサンプルのみを取り出す場合、クロック回復ブロック6によるスリップ問題が生じる。また、(最善の結果を与える)64ビットパケット全体に対して1ビット周期につき複数の(5の)サンプルを使用する場合には、消費電力や装置サイズの制約により深刻な問題が生じる。従って、妥協点を選ぶことによって、(第12ビットサンプラー16lに記憶されている) 最も古い回復データビットを“受信データレジスター“10にロードする。この受信データレジスター10に記憶されている最も古い52ビットを受信データレジスター10が相関器8に出力する。相関器8はまた(第1〜第12ビットサンプラー16a〜lに記憶されている)12の最も新しい回復データビットを受信し、これによって64ビットワードを構成し、これをSync.Wordと相関させる。相関の結果が所定の閾値を越える場合には、相関器トリガー信号“Corr_Trig”がCorr_Trigライン27に発生し、相関器結果を記録する。相関器8内部のカウンター(図示せず)が、Corr_Trigの設定後に発生するビット周期の数をカウントする。カウンターが設定数に達する前に、遅い相関結果がすぐれた結果になる場合には、新しい相関結果を記録し、Corr_Trigを再設定し、カウンターをリセットする。カウンターがその設定数に達し、相関器が実行不能になるまで上記プロセスを繰り返す。Corr_Trig信号をクロック回復ブロック6に送り出す。
【0035】
次に、図5についてクロック回復ブロック6を詳細に説明する。クロック回収ブロック6が5Mbit/secクロック信号をデータ回復ブロック4に発生し、受信データ流れ2をオーバーサンプリングする。このクロック回復動作によって5Mbit/secの周波数が変調することはない。このクロック回復ブロック6はまたデータサンプル信号を発生し、“理想的な”サンプル時間に関する現在の評価を示す“高”パルスを出す。クロック回復ブロック6に使用するデータサンプル信号ライン28を相関器8まで延設し、ライン60にデータ出力を出力するために使用する。クロック回復ブロック7についても、受信データ流れ2およびデータ回復ブロック4で発生したワードメトリックを解析し、現在のサンプリング時間が正しいかどうかを判定するように構成する。正しくない場合には、現在のサンプリング時間を調節し、これを“理想的な”サンプリング時間に向けて移す。
【0036】
図5に示すように、クロック回復ブロック6は、ビット周期カウンター50、調節ブロック52およびメトリック処理装置54を有する。ビット周期カウンター50は、クロックライン24上の5Mbit/secクロック信号およびライン28上のデータサンプル信号を有するだけでなく、繰り返しパターンにおいて−2から+2(二進数字)に増分するカウンターレジスターを有する。この繰り返しパターンは、調節ブロック52に対して“カウント”信号として出力される。ビット周期カウンター50は、カウント信号がゼロになった時点で、データ回復ブロック6に現在記憶されているデータをサンプリングする機能をもつ。このサンプリングは、第1ビットサンプラー16aに接続されたデータサンプリングライン28に“高”データサンプル信号を出力することによって実施する。第1ビットサンプラー16aに記憶された評価信号レベルをこの時点でデータ出力ライン60に出力する。この信号レベルが上記特定の場合における1μsビット周期の第1“回復”データビットを表す。ビット周期カウンター50内の繰り返しパターンを進めるか、あるいは遅らせることによってデータサンプル信号のタイミングを調節する。これは、以下に説明するように、調節ブロック52からの“調節”信号によって制御する。
【0037】
メトリック処理装置54は、ワードメトリックライン22でワードメトリックを受信するように構成する。既に説明したように、(個々のビットメトリックの加算バージョンを示す)ワードメトリックは、ビットサンプラー16a〜16lに記憶されている信号レベルの精度を示す。ほとんどのデータサンプルが一致している場合には、ワードメトリックは最小である。ほとんどのデータサンプルが一致していない時点では、ワードメトリックは最大である。すべてのデータサンプルが一致し、受信データ流れ2内に多数のエッジ遷移が認められる理想的な状態では、“理想的な”サンプリング時点においてワードメトリックは非常に低く、半ビット周期後には、このワードメトリックは非常に大きくなる。エッジ遷移が少ない場合、ワードメトリックのピークは低くなるが、極小値も小さくなる。ノイズがより多いデータの場合(すなわち、隣接データサンプルに“高”レベル信号と“低”レベル信号が混在している場合)、極小値が高くなり、ピーク値が低くなる。換言すると、極大点と極小点とが収斂する傾向がでてくる。
【0038】
各ビット周期内で、メトリック処理装置54はワードメトリックの極大値および極小値の両者、および極小点と現在のサンプリング時間との間の相対的な時間差を取り込む。メトリック処理装置54は、2(ワードメトリックの極大点と極小点との差が比較的大きい)と0(この差が比較的小さい)との範囲にある“有意味な”データを出力する。この相対的な時間差は、調節ブロック52に“最小カウント”信号として出力される。
【0039】
調節ブロック52は、(i)データ入力ライン14上の受信データ流れ(あるいは復調器出力)、(ii)相関器8からのCorr_Trig信号、(iii)ビット周期カウンター50からの“カウント”データ、(iv)メトリック処理装置54からの“有意味な”データ、および(v)メトリック処理装置からの“最小カウント”データを受信する。調節ブロック52は、上述したように、ビット周期カウンター50に“調節”信号を出力する。
【0040】
調節ブロック52は、現在のサンプル時間(すなわち、データサンプル信号がライン28上で“高く”なる時間)を変更すべきかどうかを判定し、そして変更すべき場合には、進めるかあるいは遅らせるかどうかを判定するように構成する。新しいデータ流れの起点では、サンプル時間は、データ流れに対して可能限り迅速に同期させ、そして必要な調節がある場合には、これを可能な限り迅速に行なう必要がある。一旦データ流れにサンプル時間を同期させた後は、サンプル時間を何度も調節する必要がないため、調節の回数を減らすことができる。
【0041】
調節ブロック52は、新しいデータ流れの起点で“低”にリセットする“ロック”フラッグを有する。ロックフラッグは、調節ブロックが、同期が生じたことを確認した時点で“高く”なる。これは、新しいデータ流れの起点で7に初期化された3ビットロックカウンターを使用して行なう。メトリック処理装置54が(ワードメトリックの極大点と極小点との間に大きな差があることを示す)2の“有意味な”信号を示すたびに、ロックカウンターを小さく設定する。ロックカウンターがゼロに達した場合には、ロックフラッグを設定する。Corr_Trig信号が高くなり、相関器ブロック8が新しいデータ流れの起点を検出したことを示す場合にも、ロックカウンターを設定する。
【0042】
また、調節ブロック52は、−256と255との間にある値を示すことができる9ビット調節カウンターも有している。周期毎に、メトリック処理装置54が現在のサンプリング時間の前に、ワードメトリックの極大点が生じたことを示した場合には、有意味な値を4倍し、得られた値を調節カウンターから差し引く。メトリックカウンター54が現在のサンプリング時間の後に極大点が生じたことを示した場合には、有意味な値を4倍し、得られた値を調節カウンターから差し引く。
【0043】
上記に加えて、受信データ流れ2(入力ライン14で受け取られる)をエッジ検出回路に入力する。エッジ検出回路(図示せず)は、回路が利用できる最も早いクロック信号によってクロックされるD形ラッチで構成する。D形ラッチへの入力がD形ラッチの出力と異なっている場合には、エッジが既に検出されたことを意味する。ビット周期カウンター50からの“カウント”信号がエッジ検出時点で負の場合、エッジは早いと考えられ、ビット周期カウンター50からの“カウント”信号がエッジ検出時点で正ならば、エッジは遅いと考えられる。ビット周期カウンター50からの“カウント”信号がゼロならば、エッジは予測した時間で発生したことになる。エッジが予測時間よりも早く検出された場合には、調節カウンターを小さく設定する。エッジが予測時間よりも遅く検出された場合には、調節カウンターを大きく設定する。このエッジ検出回路は、特に5Mbit/secよりもエッジ検出回路の動作時間が早い場合に、より微小な調節を可能にするものである。
【0044】
ロックフラッグが低い場合には、調節カウンターが±8に達するか超えた時点で調節を開始する。ロックフラッグを高く設定した場合には、調節カウンターが±128に達するか超えた時点で調節を開始する。以下に説明するように、調節カウンターが負の場合には、ビット周期カウンター50を進め、そして調節カウンターが正の場合には、ビット周期カウンターを遅らせる。同時に、調節カウンター閾値(即ち、±8および±128)を調節カウンターに加算するか減算する。調節カウンター初期値および調節閾値は何を実行するかに依存し、かつビット周期がどのように変動あるいは安定化するかに関係がある。
【0045】
上述したように、調節ブロック52からの“調節”信号は、現在のサンプル時間を進めるか、あるいは遅らせる必要があるかを示すものである。“調節”信号が、理想的なサンプリング時間が現在のサンプリング時間よりも早いことを示す場合には、単一クロックサイクルのために(通常の単一増分の代わりに)2だけ大きくビット周期カウンター50を設定する。これは、ビット周期カウンター50が一つのクロックサイクル分早くゼロに達し、データが一つのクロックサイクル分早くサンプリングされることを意味する。“調節”信号が、理想的なサンプル時間が現在サンプル時間よりも遅いことを示す場合には、ビット周期カウンター50が一つのクロックサイクル分カウントを保持するため、一つのクロック分ゼロに達するのが遅くなる。このように、データは一つのクロックサイクル分だけ遅れてサンプリングされる。
【0046】
このようにして、帰還ループまたは追跡ループが構成され、これによってデータ回復ブロック4に記憶されたデータの精度を目安として使用し、現在のサンプリング時間が正しいかどうかを判定する。正しくない場合には、サンプリング時間をどのように調節するかを決定する。クロックの回復またはタイミングの回復は、データ回復ブロック4および相関器8の両者から入力を取り出すクロック回復ブロック6で実施し、相関器が新しいデータ流れの起点を決定する。このためには、相関器8がデータ回復ブロック4の(既に)オーバーサンプリングされたデータを使用し、これによりビット周期毎にただ一つのサンプルを使用して、すぐれた相関結果を与えるようにする。すなわち、データ/クロック回復回路の動作を一体化し、受信された劣化データ流れ2から伝送データ流れ1を正確に表現するように構成する。個々の機能ブロック(データ回復ブロック4、クロック回復ブロック6および相関器8)を一つのより大きな機能ブロックに一体化すると、各サブブロックの性能を改善できる。
【0047】
図2に示したデータ/クロック回復回路3は、MT1020ブルーツースベースバンドチップの特殊な要求仕様を満たすように設計する。異なる用途に対処できるように多数のパラメータを変更できる。例えば、上記回路の場合、伝送データは2レベル信号である。すなわち、“高”レベル信号か、あるいは“低”レベル信号のいずれかである。多重レベル信号(即ち、3つ以上の信号レベルをもつ信号)の場合には、中間レールからのオフセットを第2演算ブロック34で重み付けすることによって、各ビット周期メトリックを発生する。ビット周期毎に、5つのサンプルを取り出す。これを多くすればデータ回復を改善できるが、装置面積の要求仕様が厳しくなり、第2クロック信号をより速くしなければならず、いずれも消費電力が大きくなる。
【0048】
データ/クロック回復回路3の場合には、12のビットサンプラーブロック16a〜16lを使用する。ブロックを増やすと、回復データの解像度および信頼性(およびワードメトリックの精度)を改善することが可能になる。また、相関器8に影響せずにクロック回復回路6のクロック調節に利用できる時間を増やすことも可能である。ビットサンプラーの出力をビット周期毎に一つのサンプルとして記憶する場合には、クロック信号を半ビット周期以上調節すると、相関器8内に潜在的ビットスリップを導入する結果になるため、良好な一致点を検出できなくなる。
【0049】
既に述べたように、ブルーツースパケットの検出が必要なため、相関器8は64ビット長さである。他のプロトコルの場合には、小形の相関器が必要である。以上は、ブルーツースシステムで受信データを回復することを対象としているが、IEEE802.11やHomeRFなどの他の無線LANプロトコルにも適用可能である。最適な対象は、データ速度が20kHz〜100MHzの範囲にある復調式データパケットの回復である。原則的には、本発明回路は任意のタイプのシリアルなデータ流れからデータを回復するために使用できる。また、以上は、公知分野におけるデータのパケットを取り出すために最適化されている。構成が複雑になっているが、これはノイズやジッターが存在する場合におけるデータ回復を改善するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝送データ流れおよび受信データ流れを説明する図である。
【図2】本発明に従って構成したデータ/クロック回復回路3を示すブロック線図である。
【図3】図2に示したビットサンプラー16aを示す回路図である。
【図4】図2に示したデータ/クロック回復回路から出力されたワードメトリックデータを表す3つのグラフである。
【図5】図2に示したタイミング回復回路6のブロック線図である。
【符号の説明】
1:伝送データ流れ
2:受信データ流れ
3:データ/クロック回復回路
4:データ回復ブロック
6:クロック回復ブロック
8:相関器

Claims (16)

  1. (a)第1ビット速度でデータ処理回路に伝送され、かつ複数の信号レベルをもつ第2データ流れから誘導された第1データ流れを第1ビット速度で受信し、(b)第1データ流れから、第1ビット速度のビット周期毎に伝送信号レベルの推定値を発生し、そして(c)各推定信号レベルを使用して、各推定信号レベルの精度を表す品質係数を発生するように構成したデータ回復手段(i)、および上記データ回復手段から上記品質係数を受信し、これから第1データ流れをサンプリングすべき時間を決定し、そしてこのようにして決定された時間に従って各推定信号レベルをサンプリングし、これによって第2データ流れの回復バージョンを表す第3データ流れを発生するように構成したクロック回収手段(ii)を有することを特徴とするデータ処理回路。
  2. 第1ビット速度より大きい第2ビット速度で第1データ流れをサンプリングし、第1ビット速度の各ビット周期内で取り込んだデータサンプルを加算し、そして複数の閾値レベルの一つを占めるように加算の結果を量子化し、量子化された結果が第1ビット速度毎に推定信号レベルを表すように上記データ回復手段を構成した請求項1記載の回路。
  3. 第2ビット速度が第1ビット速度の整数倍である請求項2記載の回路。
  4. 加算する前に、第1ビット速度のビット周期毎にデータサンプルに重みを付け、各ビット周期の中心に実質的に向かって取り込んだデータサンプルに、各ビット周期の起点および終点に実質的に向かって取り込んだデータサンプルよりも多い量で重みを付けた請求項2または請求項3記載の回路。
  5. 各ビット周期内で取り込んだデータサンプルに重みを付け、加算することによって上記品質係数を決定するように上記データ回復手段を構成し、そして各ビット周期の中心に実質的に向かって取り込んだデータサンプルに、各ビット周期の起点および終点に実質的に向かって取り込んだデータサンプルよりも多い量で重みを付けるように重みを付けた請求項1〜4のいずれか1項記載の回路。
  6. さらに第1データ流れの起点を検出する手段を有する請求項1〜5のいずれか1項記載の回路。
  7. 少なくとも第2データ流れの起点を表す同期データ流れを第3データ流れと比較し、第2データ流れの推定値と上記の同期データ流れとが実質的に一致する時点を確認するように構成した相関器を上記検出手段が有する請求項6記載の回路。
  8. 上記品質係数がビット周期毎に推定された最適なサンプリング時間を示すように上記データ回復手段を構成し、最適なサンプリング時間の推定値を現在のサンプリング時間と比較し、現在のサンプリング時間を進めるか、または遅らせて、上記の推定された最適サンプリング時間に向けて移動する請求項1〜7のいずれか1項記載の回路。
  9. 第1ビット速度でデータ源から伝送され、かつ複数の信号レベルをもつ第2データ流れから誘導された第1データ流れを第1ビット速度で受信する工程、
    第1ビット速度のビット周期毎に、上記伝送信号レベルの推定値を発生する工程、
    上記伝送信号レベルの各推定値から、各推定信号レベルの精度を示す品質係数を発生する工程、そして
    上記品質係数から、第1データ流れをサンプリングすべき時点を計算し、その後、決定された時間に従って推定信号レベルをサンプリングし、第2データ流れと実質的に同じである第3データ流れを発生する工程を有する伝送データ流れを回復する方法。
  10. 上記伝送信号レベルを推定値を発生する工程で、第1ビット速度より大きい第2ビット速度で第1データ流れをサンプリングし、第1ビット速度の各ビット周期内でデータサンプルを加算し、そして複数の閾値レベルの一つを占めるように加算の結果を量子化し、量子化された結果が第1ビット速度毎に推定信号レベルを表すようにした請求項9記載の方法。
  11. 第2ビット速度が第1ビット速度の整数倍である請求項10記載の方法。
  12. 加算する前に第1ビット速度のビット周期毎にデータサンプルに重みを付け、各ビット周期の中心に実質的に向かって取り込んだデータサンプルに、各ビット周期の起点および終点に実質的に向かって取り込んだデータサンプルよりも多い量で重みを付けた請求項10または請求項11記載の方法。
  13. 各ビット周期内で取り込んだデータサンプルに重みを付け、加算することによって上記品質係数を決定し、そして各ビット周期の中心に実質的に向かって取り込んだデータサンプルに、各ビット周期の起点および終点に実質的に向かって取り込んだデータサンプルよりも多い量で重みを付けるように重みを付けた請求項9〜12のいずれか1項記載の方法。
  14. さらに劣化データ流れの起点を検出する手段を有する請求項9〜13のいずれか1項記載の方法。
  15. 上記の劣化データ流れを検出する工程で、少なくとも非劣化データ流れの起点を表す同期データ流れを非劣化データ流れと比較し、非劣化データ流れの推定値と上記の同期データ流れとが実質的に一致する時点を確認する請求項14記載の方法。
  16. 上記品質係数がビット周期毎に最適なサンプリング時間の推定値を示し、第1データ流れをサンプリングする時間を計算する工程で、最適なサンプリング時間の推定値を現在のサンプリング時間と比較し、現在のサンプリング時間を進めるか、または遅らせて、上記の最適サンプリング時間推定値に向けて移動させる請求項9〜15のいずれか1項記載の方法。
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