JP2004007071A - 案内サービス提供方法及び案内サービス提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】最適なオペレータを提供する案内サービス提供方法を提供すること。
【解決手段】サーバ10がユーザ20の携帯電話1の端末番号からユーザ20の使用言語を検索する。そして、サーバ10が検索した使用言語に対応できるオペレータが備える携帯電話5への電話番号のリストを検索する。また、サーバ10は、ユーザ20の携帯電話1から受信したデータに基づいてユーザ20が必要とする専門情報を提供する専門情報提供者14の固定電話15への電話番号のリストを検索する。そして、検索したリストに基づいて、サーバ10は、オペレータ4の携帯電話5とユーザ20の携帯電話1の通信回線を接続し、オペレータ4のパソコン11に専門情報提供者14の固定電話15への電話番号のリストを送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】サーバ10がユーザ20の携帯電話1の端末番号からユーザ20の使用言語を検索する。そして、サーバ10が検索した使用言語に対応できるオペレータが備える携帯電話5への電話番号のリストを検索する。また、サーバ10は、ユーザ20の携帯電話1から受信したデータに基づいてユーザ20が必要とする専門情報を提供する専門情報提供者14の固定電話15への電話番号のリストを検索する。そして、検索したリストに基づいて、サーバ10は、オペレータ4の携帯電話5とユーザ20の携帯電話1の通信回線を接続し、オペレータ4のパソコン11に専門情報提供者14の固定電話15への電話番号のリストを送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内サービス提供方法及び案内サービス提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、旅行者は、目的地やその目的地までの経路等を知る場合、ガイドブックや地域の案内板等を参照していた。ところで、何らかの問題(怪我や犯罪)が発生したときに、旅行者は、電話にて病院や警察などに連絡を取っていた。また、旅行者は、その地域のことに不慣れであるため、例えば道に迷ったときなどには電話案内をするオペレータなどと連絡し、オペレータと会話のやり取りを通じて、案内情報を取得していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、その地域の言葉を喋ることができないような旅行者や留学生等にとっては、オペレータとの会話そのものができない場合や、オペレータに連絡を取ることすらできない場合があり、必要な情報を得ることができないという問題あった。
【0004】
また、そのようなその地域の言葉を喋ることができない人にとっては、そもそも自分の現在の正確な居場所を地図や道路標識などから知るには限界があり、オペレータ等の第三者に対して自分の居場所を伝えて迅速に物事に対処することができなかった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、最適なオペレータを検索することができる案内サービス提供方法及び案内サービス提供システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、該ユーザが使用する言語の情報とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を関連付けて記憶した第2の記憶手段と、を備え、サーバが、前記第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1のステップと、前記第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップを実行する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した記憶手段と、ユーザが所有する携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、を備え、サーバが、前記位置検出手段にて携帯端末の位置を検出する第1のステップと、前記記憶手段から携帯電話の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップを実行する。
【0008】
請求項3に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、該ユーザが使用する言語の情報とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を関連付けて記憶した第2の記憶手段と、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した第3の記憶手段と、前記携帯端末から発せられた信号に基づいて前記携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、を備え、サーバが、前記第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1のステップと、前記第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップと、前記位置検出手段にて携帯端末の位置を検出する第3のステップと、前記記憶手段から携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第4のステップを実行する。
【0009】
請求項4に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、ユーザが使用する言語とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語とオペレータが応答する通信機器への呼出情報とを関連付けて記憶した第2の記憶手段と、第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1の検索手段と、第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2の検索手段と、を備えた。
【0010】
請求項5に記載の発明は、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した記憶手段と、ユーザが所有する携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、前記記憶手段から前記位置検出手段にて検出した携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する検索手段と、を備えた。
【0011】
請求項6に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、ユーザが使用する言語とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語とオペレータが応答する通信機器への呼出情報とを関連付けて記憶した第2の記憶手段と、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した第3の記憶手段と、携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1の検索手段と、第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2の検索手段と、前記記憶手段から前記位置検出手段にて検出した携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第3の検索手段と、を備えた。
【0012】
(作用)
請求項1または4に記載の発明によれば、サーバがユーザの携帯端末固有の情報からユーザの使用言語を検索し、検索した使用言語を理解することができるオペレータが備える通信機器への呼出情報を検索する。
【0013】
請求項2または5に記載の発明によれば、サーバが携帯端末の位置を検出し、ユーザの現在位置の周辺の地域を案内できるオペレータが備える通信機器への呼出情報を検索する。
【0014】
請求項3または6に記載の発明によれば、サーバは、ユーザの携帯端末固有の情報からユーザの使用言語を検索し、また、携帯端末の位置を検出する。そして、それらの情報から判断して、サーバは、ユーザの使用言語を理解でき、ユーザの現在位置の周辺の地域を案内できるオペレータが備える通信機器への呼出情報を検索する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1は案内サービス提供システムの構成図である。
【0016】
ユーザ20が所有する携帯端末としての携帯電話1は、基地局2a及び移動体通信網(たとえば、ATM網)2bを介してサービスセンタ3に備えられ、かつ、オペレータ4が所有する通信機器としての携帯電話5と接続されている。また、携帯電話1、5は、移動体通信網2b及びゲートウェイサーバ(以下、単にG/Wという)6を介して、インターネット8と接続されており、該インターネット8は、サービスセンタ3内で構築されているLAN9と接続されている。該LAN9にはサーバコンピュータ(以下、単にサーバという)10及びオペレータ4が所有する端末としてのパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンという)11が接続されている。尚、サーバ10は、位置検出手段及び第1〜第3の検索手段としての機能を備えている。また、サーバ10は、LAN9及びインターネット8を介して代理店が備える端末としてのパソコン(図示略)と接続されている。そして、専門情報提供者14が所有する通信機器としての固定電話15は、固定電話網7を介してサービスセンタ3に備えられ、かつ、オペレータ4が所有する通信機器としての固定電話16と接続されている。尚、移動体通信網2bは、固定電話網7と接続されている。
【0017】
移動体通信網2bにおいては、移動体通信網2bで構築した独自のプロトコルでデータの授受がおこなわれる。また、インターネット8においては、インターネットプロトコル(TCP/IP)でデータの授受が行われる。
【0018】
サーバ10には、第1〜第3の記憶手段としての各種データベース、及び案内サービス提供システムを支える各種機能が備えられており、G/W6を介して携帯電話1、5に対してサーバ10が有するコンテンツを提供する。データベースには、言語別コンテンツデータベース17a、顧客情報データベース17b、地域情報データベース17c、通訳者データベース17d、専門情報提供者データベース17e等がある。サーバ10が備える機能には位置検索機能、オペレータ検索機能等がある。
【0019】
言語別コンテンツデータベース17aは、複数の言語(例えば、英語、ポルトガル語、韓国語等)を示す言語のリスト及びこの通信システムを提供する地域における緊急連絡方法、病院情報、盗難対応方法、交通アクセス方法、宿泊施設案内、イベント情報、公共機関案内など案内項目のリストから構成されている。各言語は案内項目のリストに関連づけられ、各案内項目はさらに各案内項目に関係づけられた言語で表示された案内情報に関するページデータと関係づけられて記憶されている。即ち、言語別コンテンツデータベース17aは、各国語に対応して作成された複数の案内情報に関するページデータを記憶している。サーバ10は、言語及び案内項目を指定することにより、指定された言語で、かつ、案内項目が示す案内情報に関するページデータを選択することができる。
【0020】
顧客情報データベース17bは、ユーザ20固有の情報としての携帯電話1の端末番号と、ユーザ20の設定情報として各ユーザ20が使用する言語と、が関係付けられて記憶されている。
【0021】
地域情報データベース17cは、この案内サービス提供システムを提供する地域の宿泊施設、病院、警察、駅などが記載された地図などの情報を含む地域情報に関するデータが記憶されている。
【0022】
通訳者データベース17dは、このシステムにて案内が可能な言語を記録した言語リストと、その言語にそれぞれ関係付けられた通訳者リストとが記憶されている。各通訳者リストには、その通訳者リストが関係付けられた言語の通訳者である一人又は複数のオペレータが有する携帯電話5を呼び出す呼出情報としての電話番号が記憶されている。呼出情報は、通信相手の機器を特定するための情報である。
【0023】
専門情報提供者データベース17eには、このシステムにて提供することが可能な専門情報を示す案内項目のリストと、該案内項目に関連付けられた専門情報提供者リストとから構成されている。尚、専門情報とは、例えば、法律や医療など専門的な知識を必要とする情報のことである。各専門情報提供者リストには、それが関連付けられた案内項目が示す専門情報を提供することができる一人又は複数の専門情報提供者14が所有する固定電話15を呼び出す呼出情報としての電話番号が記憶されている。
【0024】
次に、サーバ10が備える位置検出手段としての位置検出機能について説明する。サーバ10は、複数の基地局2aが計測した携帯電話1から基地局2aに発せられる電波の強度を受信し、受信した電波の強度とその電波の強度を計測した基地局2aの位置関係に基づいて携帯電話1の現在位置を検出する。
【0025】
サーバ10が備えるオペレータ検索機能を、図2のフローチャートに従って説明する。
まず、サーバ10は、ユーザ20が所有する携帯電話1からオペレータ4に対して案内依頼を要請する依頼データ(後述する呼出項目が選択された旨のデータ)を受信する(ステップ101)。この依頼データは携帯電話1の端末番号及びユーザ20が必要とする専門情報を示す案内項目を含む。サーバ10は、端末番号に基づいて顧客情報データベース17bからユーザ20が使用する言語を検索する(ステップ102)。そして、サーバ10は、検索した言語に基づいて、通訳者データベース17dを参照してユーザ20の使用する言語に関係付けられた通訳者リストを検索する(ステップ103)。
【0026】
同時に、サーバ10は、依頼データに含まれるユーザ20が必要とする専門情報を示す案内項目に基づいて、専門情報提供者データベース17eを参照し、該案内項目に関連づけられた専門情報提供者リストを検索する(ステップ104)。サーバ10は、検索した2つのリストを出力する(ステップ105)。
【0027】
次に、コンテンツの提供について説明する。このコンテンツは代理店から提供される。
代理店では、パソコンにて所定の言語にて記述されたコンテンツに関するページデータを作成し、そのページデータはパソコンからサーバ10へ送信される。サーバ10は、受信した該ページデータを言語別コンテンツデータベース17aに言語別に分けて記憶し、携帯電話1の要求に対して送信可能に管理する。
【0028】
また、代理店の店員がユーザ20をサービスセンタに登録するためにパソコンにてユーザが所有する携帯電話1の端末番号及び該ユーザの使用言語を入力すると、パソコンは、端末番号及び使用言語をサーバ10に送信する。サーバ10は受信した端末番号を有する携帯電話1の電話番号を設定し、顧客情報データベース17bに端末番号に関連付けて、携帯電話1の電話番号と受信したユーザ20の使用言語を記憶する。
【0029】
次に、携帯電話1、5が有する機能について説明する。
携帯電話1、5は、インターネット8上のサーバ10のコンテンツを閲覧することができる制御プログラムを備えている。つまり携帯電話1、5は、所望のURLを入力することでサーバ10のコンテンツを閲覧することができる。また、携帯電話1、5は本実施形態の案内サービス提供システムのサーバ10と接続するためにURLを送信する際、携帯電話1、5の端末番号を添付して送信する。
【0030】
また、携帯電話1、5はカメラを備えており、該カメラから動画像を取り込み、それらのデータを同様の機能を持つ他の携帯電話等に移動体通信網2bを介して送信することができる。このため、携帯電話1、5は同様の機能を持つ他の携帯電話と動画像を送受信しつつ、通話を行うことができる。
【0031】
尚、ユーザ20が所有する携帯電話1は、サーバ10にて電話番号が設定された後に他の電話と通信及びサーバ10のコンテンツを利用することができる。
次に、固定電話15、16が有する機能について説明する。
【0032】
オペレータ4が所有する固定電話16は、電話番号をボタン操作にて入力されることにより、固定電話網7を介して専門情報提供者が所有する固定電話15と通信可能に接続される。また、固定電話15、16は固定電話網7及び移動体通信網2bを介して携帯電話1、5とも通信可能に接続することができる。
【0033】
次に、この案内サービス提供システムを用いた案内方法について説明する。図3は案内サービスについてのフローチャートである。
携帯電話1のボタン操作にてサーバ10を指定するURLが入力されると、携帯電話1は、インターネット8を介してURL及び端末番号を含んだデータをサーバ10に送信する(ステップ201)。サーバ10は、URL及び端末番号を含んだデータを受信し、顧客情報データベース17bから端末番号に基づいてユーザ20が使用する使用言語を検索する(ステップ202)。サーバ10は、検索した言語に基づいて言語別コンテンツデータベース17aから検索された言語を指定し、初期選択画面に関するページデータを検索し、検索したページデータを携帯電話1に送信する(ステップ203)。
【0034】
携帯電話1は受信したページデータに基づいて初期選択画面を表示部に表示する。初期選択画面は、顧客情報データベース17bにユーザの携帯電話1の端末番号に関連づけられて記憶されている言語で表示される。また、初期選択画面は携帯電話1のボタン操作で選択することができる項目を複数表示する。項目には新たな表示画面をサーバ10から呼び出すための複数の案内項目と、オペレータ4が備える携帯電話5と通信回線を接続するための呼出項目がある。
【0035】
ここで、初期選択画面に従って、ボタン操作にて新たな表示画面を呼び出すために案内項目が選択されると、携帯電話1は案内項目が選択された旨のデータをサーバ10に送信する(ステップ204)。サーバ10は、該データを受信すると、呼出項目を受信したか否かを判断する(ステップ205)。
【0036】
呼出項目を受信していないと判断すると、サーバ10は、言語別コンテンツデータベース17aからユーザ20の使用言語に対応し、かつ、受信した案内項目に対応するページデータを検索する。サーバ10は検索したページデータを携帯電話1に送信する(ステップ203)。携帯電話1は表示部に受信したページデータに基づいて表示画面を表示する。この表示画面にも複数の案内項目が表示されており、携帯電話1のボタン操作にて通信を終了するか又は呼出項目が選択されない限り、この動作が繰り返される。
【0037】
初期選択画面において、呼出項目がボタン操作にて選択されると、携帯電話1はサーバ10に呼出項目及び現在表示しているページデータに関連づけられた案内項目を含む依頼データを送信する(ステップ204)。サーバ10は、該依頼データを受信すると、呼出項目を受信したか否かを判断する(ステップ205)。サーバ10は呼出項目が選択された旨のデータを受信したと判断すると、オペレータ検索機能により、携帯電話1の端末番号及び案内項目に基づいて、通訳者リストと、専門情報提供者リストを出力する(ステップ206)。
【0038】
また、サーバ10は、位置検索機能により測定した携帯電話1の現在位置に基づいて、地域情報データベース17cから携帯電話1の現在位置を中心とした周辺の地域情報に関するデータを検索する。
【0039】
サーバ10は、オペレータ検索機能により出力された通訳者リストに基づいて、オペレータ4が所有する携帯電話5に着信通知を行う。そして、サーバ10は、一番早く応答があった携帯電話5とユーザ20が所有する携帯電話1との間の通信回線を接続する。また、サーバ10は、通信回線を接続した携帯電話5の電話番号からオペレータ4のパソコン11を特定し、該パソコン11にオペレータ検索機能により出力された専門情報提供者リスト及び検索した地域情報に関するデータを送信する(ステップ207)。さらにサーバ10は、携帯電話1、5に対して、前述した携帯電話1の現在位置を中心とした周辺の地域情報に関するデータを送信する。
【0040】
携帯電話1は、受信したデータに基づいて地域情報を表示部に表示する。オペレータ4はパソコン11にて表示された地域情報を参照しつつ、携帯電話1を所有するユーザ20とユーザ20が理解できる言語で携帯電話1、5を介して会話を行う。また、必要に応じてオペレータ4はパソコン11に表示された専門情報提供者リストを参照してオペレータ4が所有する固定電話16と専門情報提供者14が所有する固定電話15と通話回線を接続する。オペレータ4は、固定電話16を介して専門情報提供者14と会話を行い、専門知識を取得する。そして、オペレータ4は携帯電話1、5を介して取得した専門情報を通訳してユーザ20に提供する。また、オペレータ又はユーザはボタン操作にて携帯電話1、5の表示を地域情報から動画像に切り替えて会話を行うことができる。
【0041】
以上詳述したように本実施の形態は、以下の特徴を有する。
(1)案内サービス提供システムは、携帯電話1のボタン操作にて呼出項目を選択するだけで、サーバ10が、その地域の言語を理解できないユーザ20の携帯電話1と、ユーザ20の使用言語に対応できるオペレータ4の携帯電話5と接続する。このため、ユーザ20は自分が理解できる言語でオペレータ4から電話案内を受けることができる。
【0042】
(2)案内サービス提供システムは、オペレータ4のパソコン11に、ユーザ20が持つ携帯電話1の現在位置を検出、表示する。このため、現在の位置がわからないユーザ20が、携帯電話1のボタン操作にて呼出項目を選択するだけで、携帯電話1でその周辺の地域情報を参照しつつ、オペレータ4から携帯電話1の現在位置の周辺の地域案内の提供を受けることができる。
【0043】
(3)携帯電話1とパソコン11はユーザ20の携帯電話1の現在位置を中心とした周辺の地域情報を表示するので、オペレータ4とユーザ20は地図を参照しながら会話を行うことができる。このため、オペレータ4はユーザ20に対して説明しやすく、ユーザ20はオペレータ4の説明を理解しやすい。
【0044】
(4)サーバ10が携帯電話1の現在位置を確認するので、わざわざ居場所を言葉にてオペレータ4に伝える必要がない。このため、ユーザ20は不慣れな地域で何か問題が生じても、その地域に適した情報、サービスを受けることができる。
【0045】
(5)サーバ10と接続する際、ユーザ20が自ら言語を設定しなくても携帯電話1の端末番号により、ユーザが使用する言語で携帯電話1の表示部にコンテンツが表示することができる。このため、ユーザ20は面倒な設定を行う手間を省くことができる。
【0046】
(6)サーバ10は、通訳者リストを構成しているすべての電話番号を参照して、オペレータ4の携帯電話5に対して着信通知を行い、一番早く応答があった携帯電話5と通信回線を接続する。このため、ユーザ20は長い時間通信回線が接続されるのを待つ必要がない。
【0047】
(7)ユーザ20の携帯電話1とオペレータ4の携帯電話5との間で、カメラにて取り込んだ動画像を送受信しながら、会話を行うことができるので、ユーザに対して安心感を与えることができる。
【0048】
(8)サーバ10は、専門情報提供者データベース17eを参照して依頼データに含まれる案内項目からその案内項目が示す専門情報を提供できる専門情報提供者リストを検索し、該専門情報提供者リストをユーザ20に対応するオペレータ4のパソコン11に送信する。このため、オペレータ4は、該専門情報提供者リストを参照し、ユーザ20が必要とする専門情報を提供する専門情報提供者の電話番号を効率よく取得することができる。
【0049】
なお、上記以外に次の形態にて具体化できる。
○上記実施携帯では、サーバは、携帯電話から受信した案内項目に基づいて専門知識を提供する情報提供者のリストを検索し、オペレータのパソコンに提供していたが、携帯電話の現在位置に基づいた情報からその地域を案内できる案内者のリストを検索し、オペレータのパソコンに提供できるようにしてもよい。
【0050】
これについて詳述すると、まず、サーバに案内者データベースを備える。案内者データベースには、このシステムにて案内が可能な地域の情報(住所)を記録した地域リストと、該地域に関連付けられた案内者リストとが記憶されている。各案内者リストには、それが関連付けられた地域を案内することができる一人又は複数の案内者が所有する通信機器を呼び出す呼出情報が記憶されている。
【0051】
サーバは、携帯電話から呼出項目を受信すると、位置検出機能により、該携帯電話の現在位置を確認し、案内者データベースを参照して携帯電話1の現在位置を示す住所に関係付けられた案内者リストを検索する。そして、サーバ10は、該案内者リストをオペレータのパソコンに送信する。オペレータは、該案内者リストを参照して必要なときにオペレータの通信機器と案内者の通信機器を接続し、案内者から地域の情報を取得し、その地域の情報を通訳してユーザに伝える。尚、案内者リストを参照してサーバが直接案内者の通信機器とユーザの携帯電話を接続してもよい。
【0052】
このようにすれば、ユーザは自分の居場所を伝えなくても、オペレータはユーザの携帯端末の現在位置を知ることができ、また、そのユーザの現在位置の周辺の地域に詳しいものから電話案内を受けることができる。
【0053】
○上記実施形態では、オペレータ4はパソコン11、携帯電話5及び固定電話16を備えていたが、三者通話できる通信機器を備えてもよい。この場合における三者通話できる通信機器とは、他の通信機器と同時に2つの通話回線を繋いで三者同時に通話する、又は、2つの通話回線を繋ぎ、ボタン操作で話す相手を切り替えられて通話することができる通信機器のことである。また、この通信機器は、さらに表示部を備えて、該表示部にサーバから送信された地域情報及び専門情報提供者リストを表示できるようにしてもよい。
【0054】
○上記実施形態では、専門情報提供者14は固定電話15を備えていたが、固定電話でなくてもよい。例えば、携帯電話などの携帯端末などでもよい。
○上記実施形態では、オペレータ4のパソコン11に専門情報提供者リストを表示するだけだったが、サーバが該専門情報提供者リストを参照して専門情報提供者の固定電話15とオペレータ4の固定電話16の通話回線を接続するようにしてもよい。
【0055】
○上記実施形態では、携帯電話1、5及びパソコン11に対して地域情報を提供していたが、専門情報提供者がパソコン又は携帯電話のように地域情報を表示する表示部を有す端末を所有するようにし、サーバがその端末に対しても地域情報を提供できるようにしてもよい。
【0056】
○上記実施形態では、専門情報をユーザに対して提供する際にはオペレータを介して三者通話を行っていたが、専門情報提供者の通信機器とユーザの携帯端末を接続することによる二者通話でもよい。この場合、例えば、専門情報提供者リストに、その専門情報提供者リストが関係付けられた専門情報提供者でもある一人又は複数のオペレータが有する携帯電話を呼び出すための電話番号を記憶する。つまり、オペレータは通訳者でもあり、専門情報提供者でもあるということである。そして、サーバが呼出項目を受信したとき、通訳者リストの中から専門情報提供者リストに対応する電話番号を抽出する。そして、サーバは抽出した電話番号に基づいて、通信回線を介してオペレータが所有する携帯電話とユーザが所有する携帯電話とを接続する。
【0057】
このようにすれば、ユーザは、携帯電話から呼出項目を選択するだけで、ユーザの使用言語に対応でき、かつ、ユーザが知りたい専門情報の提供をすることができるオペレータから直接電話案内を受けることができる。
【0058】
○上記実施形態において、サーバが、専門情報提供者データベースを参照してユーザが知りたい専門情報を示す案内項目に関連付けた専門情報提供者リストに基づいて、ユーザの端末と情報提供者の通信機器とを接続してもよい。
【0059】
○上記実施形態では、サーバ10にアクセスしてから呼出項目を選択していたが、呼出項目に対応する電話番号を携帯電話1のボタン操作にて入力することによって、呼出項目を選択したのと同じ動作が行われるようにしてもよい。
【0060】
○上記実施形態では、ユーザ固有の情報として、携帯電話1の端末番号を使用したが、電話番号でもよい。
○上記実施形態では、基地局2aが測定した携帯電話1からの電波の強度と該基地局2aの位置から携帯電話1の現在位置を確認していたが、衛星を使ったGPS(Global Positioning System)などで位置検出機能を実現してもよい。
【0061】
○上記実施形態では、サーバ10は検索した通訳者リストの電話番号に基づいて、すべての携帯電話5に対して着信通知を行っていたが、通訳者リストの中から1の電話番号を選択して着信通知を行ってもよい。
【0062】
以上に記載した別例及び実施形態から得ることができる技術的思想について開示する。
(A)オペレータが提供する専門情報を示す情報に関連づけてオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を記憶した第3の記憶手段を備え、サーバが、ユーザが所有する携帯端末から送信された専門情報を示す情報に基づいて、前記記憶手段から専門情報を提供するオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を検索する第3のステップを実行することを特徴とする請求項1に記載の案内サービス提供方法。
【0063】
(B)オペレータが提供する専門情報を示す情報に関連づけてオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を記憶した第4の記憶手段を備え、サーバが、ユーザが所有する携帯端末から送信された専門情報を示す情報に基づいて、前記記憶手段から専門情報を提供するオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を検索する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の案内サービス提供方法。
【0064】
(C)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報に基づいて、通信回線を介して通信機器と携帯端末を接続する第3のステップを実行することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【0065】
(D)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報に基づいて、通信回線を介して通信機器と携帯端末を接続する第3のステップを実行することを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
【0066】
(E)サーバが、前記第1のステップで検索した携帯電話の位置を中心とした周辺の地域情報を携帯端末または通信機器に対して送信する第3のステップを実行することを特徴とする請求項2に記載の通信方法。このため、ユーザが自ら現在位置を調べなくても、ユーザは自分の現在位置を知ることができる。また、ユーザが自ら現在位置をオペレータに伝えなくても、オペレータはユーザの現在位置を知ることができる。
【0067】
(F)サーバが、前記第3のステップで検索した携帯電話の位置を中心とした周辺の地域情報を携帯端末または通信機器に対して送信する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
【0068】
(G)第2の検索手段で検索した呼出情報の中から第3の検索手段で検索した呼出情報に対応する呼出情報を抽出する抽出手段と、通信回線を介して前記抽出手段にて抽出した呼出情報に基づいて通信機器と携帯端末を接続する接続手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の案内サービス提供システム。
【0069】
(H)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報を有する通信機器と前記第4のステップで検索した呼出情報を有する通信機器の間の通信回線を接続し、前記第2のステップで検索した呼出情報に基づいて通信機器と前記携帯端末の通信回線を接続する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の案内サービス提供方法。
【0070】
(I)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報の中から前記第4のステップで検索した呼出情報に対応する呼出情報を抽出し、通信回線を介して抽出した呼出情報に基づいて通信機器と携帯端末を接続する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の案内サービス提供方法。
【0071】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ユーザにとって最適なオペレータを検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】案内サービス提供システムの構成図。
【図2】オペレータ検索機能のフローチャート。
【図3】案内サービスのフローチャート。
【符号の説明】
1、5…携帯電話、3…サービスセンタ、4…オペレータ、10…サーバコンピュータ、11…パーソナルコンピュータ、14…専門情報提供者、15、16…固定電話、17a…言語別コンテンツデータベース、17b…顧客情報データベース、17c…地域情報データベース、17d…通訳者データベース、17e…専門情報提供者データベース、20…ユーザ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内サービス提供方法及び案内サービス提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、旅行者は、目的地やその目的地までの経路等を知る場合、ガイドブックや地域の案内板等を参照していた。ところで、何らかの問題(怪我や犯罪)が発生したときに、旅行者は、電話にて病院や警察などに連絡を取っていた。また、旅行者は、その地域のことに不慣れであるため、例えば道に迷ったときなどには電話案内をするオペレータなどと連絡し、オペレータと会話のやり取りを通じて、案内情報を取得していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、その地域の言葉を喋ることができないような旅行者や留学生等にとっては、オペレータとの会話そのものができない場合や、オペレータに連絡を取ることすらできない場合があり、必要な情報を得ることができないという問題あった。
【0004】
また、そのようなその地域の言葉を喋ることができない人にとっては、そもそも自分の現在の正確な居場所を地図や道路標識などから知るには限界があり、オペレータ等の第三者に対して自分の居場所を伝えて迅速に物事に対処することができなかった。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、最適なオペレータを検索することができる案内サービス提供方法及び案内サービス提供システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、該ユーザが使用する言語の情報とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を関連付けて記憶した第2の記憶手段と、を備え、サーバが、前記第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1のステップと、前記第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップを実行する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した記憶手段と、ユーザが所有する携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、を備え、サーバが、前記位置検出手段にて携帯端末の位置を検出する第1のステップと、前記記憶手段から携帯電話の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップを実行する。
【0008】
請求項3に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、該ユーザが使用する言語の情報とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を関連付けて記憶した第2の記憶手段と、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した第3の記憶手段と、前記携帯端末から発せられた信号に基づいて前記携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、を備え、サーバが、前記第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1のステップと、前記第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップと、前記位置検出手段にて携帯端末の位置を検出する第3のステップと、前記記憶手段から携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第4のステップを実行する。
【0009】
請求項4に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、ユーザが使用する言語とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語とオペレータが応答する通信機器への呼出情報とを関連付けて記憶した第2の記憶手段と、第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1の検索手段と、第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2の検索手段と、を備えた。
【0010】
請求項5に記載の発明は、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した記憶手段と、ユーザが所有する携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、前記記憶手段から前記位置検出手段にて検出した携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する検索手段と、を備えた。
【0011】
請求項6に記載の発明は、ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、ユーザが使用する言語とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、オペレータが対応する言語とオペレータが応答する通信機器への呼出情報とを関連付けて記憶した第2の記憶手段と、オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した第3の記憶手段と、携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1の検索手段と、第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2の検索手段と、前記記憶手段から前記位置検出手段にて検出した携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第3の検索手段と、を備えた。
【0012】
(作用)
請求項1または4に記載の発明によれば、サーバがユーザの携帯端末固有の情報からユーザの使用言語を検索し、検索した使用言語を理解することができるオペレータが備える通信機器への呼出情報を検索する。
【0013】
請求項2または5に記載の発明によれば、サーバが携帯端末の位置を検出し、ユーザの現在位置の周辺の地域を案内できるオペレータが備える通信機器への呼出情報を検索する。
【0014】
請求項3または6に記載の発明によれば、サーバは、ユーザの携帯端末固有の情報からユーザの使用言語を検索し、また、携帯端末の位置を検出する。そして、それらの情報から判断して、サーバは、ユーザの使用言語を理解でき、ユーザの現在位置の周辺の地域を案内できるオペレータが備える通信機器への呼出情報を検索する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1は案内サービス提供システムの構成図である。
【0016】
ユーザ20が所有する携帯端末としての携帯電話1は、基地局2a及び移動体通信網(たとえば、ATM網)2bを介してサービスセンタ3に備えられ、かつ、オペレータ4が所有する通信機器としての携帯電話5と接続されている。また、携帯電話1、5は、移動体通信網2b及びゲートウェイサーバ(以下、単にG/Wという)6を介して、インターネット8と接続されており、該インターネット8は、サービスセンタ3内で構築されているLAN9と接続されている。該LAN9にはサーバコンピュータ(以下、単にサーバという)10及びオペレータ4が所有する端末としてのパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンという)11が接続されている。尚、サーバ10は、位置検出手段及び第1〜第3の検索手段としての機能を備えている。また、サーバ10は、LAN9及びインターネット8を介して代理店が備える端末としてのパソコン(図示略)と接続されている。そして、専門情報提供者14が所有する通信機器としての固定電話15は、固定電話網7を介してサービスセンタ3に備えられ、かつ、オペレータ4が所有する通信機器としての固定電話16と接続されている。尚、移動体通信網2bは、固定電話網7と接続されている。
【0017】
移動体通信網2bにおいては、移動体通信網2bで構築した独自のプロトコルでデータの授受がおこなわれる。また、インターネット8においては、インターネットプロトコル(TCP/IP)でデータの授受が行われる。
【0018】
サーバ10には、第1〜第3の記憶手段としての各種データベース、及び案内サービス提供システムを支える各種機能が備えられており、G/W6を介して携帯電話1、5に対してサーバ10が有するコンテンツを提供する。データベースには、言語別コンテンツデータベース17a、顧客情報データベース17b、地域情報データベース17c、通訳者データベース17d、専門情報提供者データベース17e等がある。サーバ10が備える機能には位置検索機能、オペレータ検索機能等がある。
【0019】
言語別コンテンツデータベース17aは、複数の言語(例えば、英語、ポルトガル語、韓国語等)を示す言語のリスト及びこの通信システムを提供する地域における緊急連絡方法、病院情報、盗難対応方法、交通アクセス方法、宿泊施設案内、イベント情報、公共機関案内など案内項目のリストから構成されている。各言語は案内項目のリストに関連づけられ、各案内項目はさらに各案内項目に関係づけられた言語で表示された案内情報に関するページデータと関係づけられて記憶されている。即ち、言語別コンテンツデータベース17aは、各国語に対応して作成された複数の案内情報に関するページデータを記憶している。サーバ10は、言語及び案内項目を指定することにより、指定された言語で、かつ、案内項目が示す案内情報に関するページデータを選択することができる。
【0020】
顧客情報データベース17bは、ユーザ20固有の情報としての携帯電話1の端末番号と、ユーザ20の設定情報として各ユーザ20が使用する言語と、が関係付けられて記憶されている。
【0021】
地域情報データベース17cは、この案内サービス提供システムを提供する地域の宿泊施設、病院、警察、駅などが記載された地図などの情報を含む地域情報に関するデータが記憶されている。
【0022】
通訳者データベース17dは、このシステムにて案内が可能な言語を記録した言語リストと、その言語にそれぞれ関係付けられた通訳者リストとが記憶されている。各通訳者リストには、その通訳者リストが関係付けられた言語の通訳者である一人又は複数のオペレータが有する携帯電話5を呼び出す呼出情報としての電話番号が記憶されている。呼出情報は、通信相手の機器を特定するための情報である。
【0023】
専門情報提供者データベース17eには、このシステムにて提供することが可能な専門情報を示す案内項目のリストと、該案内項目に関連付けられた専門情報提供者リストとから構成されている。尚、専門情報とは、例えば、法律や医療など専門的な知識を必要とする情報のことである。各専門情報提供者リストには、それが関連付けられた案内項目が示す専門情報を提供することができる一人又は複数の専門情報提供者14が所有する固定電話15を呼び出す呼出情報としての電話番号が記憶されている。
【0024】
次に、サーバ10が備える位置検出手段としての位置検出機能について説明する。サーバ10は、複数の基地局2aが計測した携帯電話1から基地局2aに発せられる電波の強度を受信し、受信した電波の強度とその電波の強度を計測した基地局2aの位置関係に基づいて携帯電話1の現在位置を検出する。
【0025】
サーバ10が備えるオペレータ検索機能を、図2のフローチャートに従って説明する。
まず、サーバ10は、ユーザ20が所有する携帯電話1からオペレータ4に対して案内依頼を要請する依頼データ(後述する呼出項目が選択された旨のデータ)を受信する(ステップ101)。この依頼データは携帯電話1の端末番号及びユーザ20が必要とする専門情報を示す案内項目を含む。サーバ10は、端末番号に基づいて顧客情報データベース17bからユーザ20が使用する言語を検索する(ステップ102)。そして、サーバ10は、検索した言語に基づいて、通訳者データベース17dを参照してユーザ20の使用する言語に関係付けられた通訳者リストを検索する(ステップ103)。
【0026】
同時に、サーバ10は、依頼データに含まれるユーザ20が必要とする専門情報を示す案内項目に基づいて、専門情報提供者データベース17eを参照し、該案内項目に関連づけられた専門情報提供者リストを検索する(ステップ104)。サーバ10は、検索した2つのリストを出力する(ステップ105)。
【0027】
次に、コンテンツの提供について説明する。このコンテンツは代理店から提供される。
代理店では、パソコンにて所定の言語にて記述されたコンテンツに関するページデータを作成し、そのページデータはパソコンからサーバ10へ送信される。サーバ10は、受信した該ページデータを言語別コンテンツデータベース17aに言語別に分けて記憶し、携帯電話1の要求に対して送信可能に管理する。
【0028】
また、代理店の店員がユーザ20をサービスセンタに登録するためにパソコンにてユーザが所有する携帯電話1の端末番号及び該ユーザの使用言語を入力すると、パソコンは、端末番号及び使用言語をサーバ10に送信する。サーバ10は受信した端末番号を有する携帯電話1の電話番号を設定し、顧客情報データベース17bに端末番号に関連付けて、携帯電話1の電話番号と受信したユーザ20の使用言語を記憶する。
【0029】
次に、携帯電話1、5が有する機能について説明する。
携帯電話1、5は、インターネット8上のサーバ10のコンテンツを閲覧することができる制御プログラムを備えている。つまり携帯電話1、5は、所望のURLを入力することでサーバ10のコンテンツを閲覧することができる。また、携帯電話1、5は本実施形態の案内サービス提供システムのサーバ10と接続するためにURLを送信する際、携帯電話1、5の端末番号を添付して送信する。
【0030】
また、携帯電話1、5はカメラを備えており、該カメラから動画像を取り込み、それらのデータを同様の機能を持つ他の携帯電話等に移動体通信網2bを介して送信することができる。このため、携帯電話1、5は同様の機能を持つ他の携帯電話と動画像を送受信しつつ、通話を行うことができる。
【0031】
尚、ユーザ20が所有する携帯電話1は、サーバ10にて電話番号が設定された後に他の電話と通信及びサーバ10のコンテンツを利用することができる。
次に、固定電話15、16が有する機能について説明する。
【0032】
オペレータ4が所有する固定電話16は、電話番号をボタン操作にて入力されることにより、固定電話網7を介して専門情報提供者が所有する固定電話15と通信可能に接続される。また、固定電話15、16は固定電話網7及び移動体通信網2bを介して携帯電話1、5とも通信可能に接続することができる。
【0033】
次に、この案内サービス提供システムを用いた案内方法について説明する。図3は案内サービスについてのフローチャートである。
携帯電話1のボタン操作にてサーバ10を指定するURLが入力されると、携帯電話1は、インターネット8を介してURL及び端末番号を含んだデータをサーバ10に送信する(ステップ201)。サーバ10は、URL及び端末番号を含んだデータを受信し、顧客情報データベース17bから端末番号に基づいてユーザ20が使用する使用言語を検索する(ステップ202)。サーバ10は、検索した言語に基づいて言語別コンテンツデータベース17aから検索された言語を指定し、初期選択画面に関するページデータを検索し、検索したページデータを携帯電話1に送信する(ステップ203)。
【0034】
携帯電話1は受信したページデータに基づいて初期選択画面を表示部に表示する。初期選択画面は、顧客情報データベース17bにユーザの携帯電話1の端末番号に関連づけられて記憶されている言語で表示される。また、初期選択画面は携帯電話1のボタン操作で選択することができる項目を複数表示する。項目には新たな表示画面をサーバ10から呼び出すための複数の案内項目と、オペレータ4が備える携帯電話5と通信回線を接続するための呼出項目がある。
【0035】
ここで、初期選択画面に従って、ボタン操作にて新たな表示画面を呼び出すために案内項目が選択されると、携帯電話1は案内項目が選択された旨のデータをサーバ10に送信する(ステップ204)。サーバ10は、該データを受信すると、呼出項目を受信したか否かを判断する(ステップ205)。
【0036】
呼出項目を受信していないと判断すると、サーバ10は、言語別コンテンツデータベース17aからユーザ20の使用言語に対応し、かつ、受信した案内項目に対応するページデータを検索する。サーバ10は検索したページデータを携帯電話1に送信する(ステップ203)。携帯電話1は表示部に受信したページデータに基づいて表示画面を表示する。この表示画面にも複数の案内項目が表示されており、携帯電話1のボタン操作にて通信を終了するか又は呼出項目が選択されない限り、この動作が繰り返される。
【0037】
初期選択画面において、呼出項目がボタン操作にて選択されると、携帯電話1はサーバ10に呼出項目及び現在表示しているページデータに関連づけられた案内項目を含む依頼データを送信する(ステップ204)。サーバ10は、該依頼データを受信すると、呼出項目を受信したか否かを判断する(ステップ205)。サーバ10は呼出項目が選択された旨のデータを受信したと判断すると、オペレータ検索機能により、携帯電話1の端末番号及び案内項目に基づいて、通訳者リストと、専門情報提供者リストを出力する(ステップ206)。
【0038】
また、サーバ10は、位置検索機能により測定した携帯電話1の現在位置に基づいて、地域情報データベース17cから携帯電話1の現在位置を中心とした周辺の地域情報に関するデータを検索する。
【0039】
サーバ10は、オペレータ検索機能により出力された通訳者リストに基づいて、オペレータ4が所有する携帯電話5に着信通知を行う。そして、サーバ10は、一番早く応答があった携帯電話5とユーザ20が所有する携帯電話1との間の通信回線を接続する。また、サーバ10は、通信回線を接続した携帯電話5の電話番号からオペレータ4のパソコン11を特定し、該パソコン11にオペレータ検索機能により出力された専門情報提供者リスト及び検索した地域情報に関するデータを送信する(ステップ207)。さらにサーバ10は、携帯電話1、5に対して、前述した携帯電話1の現在位置を中心とした周辺の地域情報に関するデータを送信する。
【0040】
携帯電話1は、受信したデータに基づいて地域情報を表示部に表示する。オペレータ4はパソコン11にて表示された地域情報を参照しつつ、携帯電話1を所有するユーザ20とユーザ20が理解できる言語で携帯電話1、5を介して会話を行う。また、必要に応じてオペレータ4はパソコン11に表示された専門情報提供者リストを参照してオペレータ4が所有する固定電話16と専門情報提供者14が所有する固定電話15と通話回線を接続する。オペレータ4は、固定電話16を介して専門情報提供者14と会話を行い、専門知識を取得する。そして、オペレータ4は携帯電話1、5を介して取得した専門情報を通訳してユーザ20に提供する。また、オペレータ又はユーザはボタン操作にて携帯電話1、5の表示を地域情報から動画像に切り替えて会話を行うことができる。
【0041】
以上詳述したように本実施の形態は、以下の特徴を有する。
(1)案内サービス提供システムは、携帯電話1のボタン操作にて呼出項目を選択するだけで、サーバ10が、その地域の言語を理解できないユーザ20の携帯電話1と、ユーザ20の使用言語に対応できるオペレータ4の携帯電話5と接続する。このため、ユーザ20は自分が理解できる言語でオペレータ4から電話案内を受けることができる。
【0042】
(2)案内サービス提供システムは、オペレータ4のパソコン11に、ユーザ20が持つ携帯電話1の現在位置を検出、表示する。このため、現在の位置がわからないユーザ20が、携帯電話1のボタン操作にて呼出項目を選択するだけで、携帯電話1でその周辺の地域情報を参照しつつ、オペレータ4から携帯電話1の現在位置の周辺の地域案内の提供を受けることができる。
【0043】
(3)携帯電話1とパソコン11はユーザ20の携帯電話1の現在位置を中心とした周辺の地域情報を表示するので、オペレータ4とユーザ20は地図を参照しながら会話を行うことができる。このため、オペレータ4はユーザ20に対して説明しやすく、ユーザ20はオペレータ4の説明を理解しやすい。
【0044】
(4)サーバ10が携帯電話1の現在位置を確認するので、わざわざ居場所を言葉にてオペレータ4に伝える必要がない。このため、ユーザ20は不慣れな地域で何か問題が生じても、その地域に適した情報、サービスを受けることができる。
【0045】
(5)サーバ10と接続する際、ユーザ20が自ら言語を設定しなくても携帯電話1の端末番号により、ユーザが使用する言語で携帯電話1の表示部にコンテンツが表示することができる。このため、ユーザ20は面倒な設定を行う手間を省くことができる。
【0046】
(6)サーバ10は、通訳者リストを構成しているすべての電話番号を参照して、オペレータ4の携帯電話5に対して着信通知を行い、一番早く応答があった携帯電話5と通信回線を接続する。このため、ユーザ20は長い時間通信回線が接続されるのを待つ必要がない。
【0047】
(7)ユーザ20の携帯電話1とオペレータ4の携帯電話5との間で、カメラにて取り込んだ動画像を送受信しながら、会話を行うことができるので、ユーザに対して安心感を与えることができる。
【0048】
(8)サーバ10は、専門情報提供者データベース17eを参照して依頼データに含まれる案内項目からその案内項目が示す専門情報を提供できる専門情報提供者リストを検索し、該専門情報提供者リストをユーザ20に対応するオペレータ4のパソコン11に送信する。このため、オペレータ4は、該専門情報提供者リストを参照し、ユーザ20が必要とする専門情報を提供する専門情報提供者の電話番号を効率よく取得することができる。
【0049】
なお、上記以外に次の形態にて具体化できる。
○上記実施携帯では、サーバは、携帯電話から受信した案内項目に基づいて専門知識を提供する情報提供者のリストを検索し、オペレータのパソコンに提供していたが、携帯電話の現在位置に基づいた情報からその地域を案内できる案内者のリストを検索し、オペレータのパソコンに提供できるようにしてもよい。
【0050】
これについて詳述すると、まず、サーバに案内者データベースを備える。案内者データベースには、このシステムにて案内が可能な地域の情報(住所)を記録した地域リストと、該地域に関連付けられた案内者リストとが記憶されている。各案内者リストには、それが関連付けられた地域を案内することができる一人又は複数の案内者が所有する通信機器を呼び出す呼出情報が記憶されている。
【0051】
サーバは、携帯電話から呼出項目を受信すると、位置検出機能により、該携帯電話の現在位置を確認し、案内者データベースを参照して携帯電話1の現在位置を示す住所に関係付けられた案内者リストを検索する。そして、サーバ10は、該案内者リストをオペレータのパソコンに送信する。オペレータは、該案内者リストを参照して必要なときにオペレータの通信機器と案内者の通信機器を接続し、案内者から地域の情報を取得し、その地域の情報を通訳してユーザに伝える。尚、案内者リストを参照してサーバが直接案内者の通信機器とユーザの携帯電話を接続してもよい。
【0052】
このようにすれば、ユーザは自分の居場所を伝えなくても、オペレータはユーザの携帯端末の現在位置を知ることができ、また、そのユーザの現在位置の周辺の地域に詳しいものから電話案内を受けることができる。
【0053】
○上記実施形態では、オペレータ4はパソコン11、携帯電話5及び固定電話16を備えていたが、三者通話できる通信機器を備えてもよい。この場合における三者通話できる通信機器とは、他の通信機器と同時に2つの通話回線を繋いで三者同時に通話する、又は、2つの通話回線を繋ぎ、ボタン操作で話す相手を切り替えられて通話することができる通信機器のことである。また、この通信機器は、さらに表示部を備えて、該表示部にサーバから送信された地域情報及び専門情報提供者リストを表示できるようにしてもよい。
【0054】
○上記実施形態では、専門情報提供者14は固定電話15を備えていたが、固定電話でなくてもよい。例えば、携帯電話などの携帯端末などでもよい。
○上記実施形態では、オペレータ4のパソコン11に専門情報提供者リストを表示するだけだったが、サーバが該専門情報提供者リストを参照して専門情報提供者の固定電話15とオペレータ4の固定電話16の通話回線を接続するようにしてもよい。
【0055】
○上記実施形態では、携帯電話1、5及びパソコン11に対して地域情報を提供していたが、専門情報提供者がパソコン又は携帯電話のように地域情報を表示する表示部を有す端末を所有するようにし、サーバがその端末に対しても地域情報を提供できるようにしてもよい。
【0056】
○上記実施形態では、専門情報をユーザに対して提供する際にはオペレータを介して三者通話を行っていたが、専門情報提供者の通信機器とユーザの携帯端末を接続することによる二者通話でもよい。この場合、例えば、専門情報提供者リストに、その専門情報提供者リストが関係付けられた専門情報提供者でもある一人又は複数のオペレータが有する携帯電話を呼び出すための電話番号を記憶する。つまり、オペレータは通訳者でもあり、専門情報提供者でもあるということである。そして、サーバが呼出項目を受信したとき、通訳者リストの中から専門情報提供者リストに対応する電話番号を抽出する。そして、サーバは抽出した電話番号に基づいて、通信回線を介してオペレータが所有する携帯電話とユーザが所有する携帯電話とを接続する。
【0057】
このようにすれば、ユーザは、携帯電話から呼出項目を選択するだけで、ユーザの使用言語に対応でき、かつ、ユーザが知りたい専門情報の提供をすることができるオペレータから直接電話案内を受けることができる。
【0058】
○上記実施形態において、サーバが、専門情報提供者データベースを参照してユーザが知りたい専門情報を示す案内項目に関連付けた専門情報提供者リストに基づいて、ユーザの端末と情報提供者の通信機器とを接続してもよい。
【0059】
○上記実施形態では、サーバ10にアクセスしてから呼出項目を選択していたが、呼出項目に対応する電話番号を携帯電話1のボタン操作にて入力することによって、呼出項目を選択したのと同じ動作が行われるようにしてもよい。
【0060】
○上記実施形態では、ユーザ固有の情報として、携帯電話1の端末番号を使用したが、電話番号でもよい。
○上記実施形態では、基地局2aが測定した携帯電話1からの電波の強度と該基地局2aの位置から携帯電話1の現在位置を確認していたが、衛星を使ったGPS(Global Positioning System)などで位置検出機能を実現してもよい。
【0061】
○上記実施形態では、サーバ10は検索した通訳者リストの電話番号に基づいて、すべての携帯電話5に対して着信通知を行っていたが、通訳者リストの中から1の電話番号を選択して着信通知を行ってもよい。
【0062】
以上に記載した別例及び実施形態から得ることができる技術的思想について開示する。
(A)オペレータが提供する専門情報を示す情報に関連づけてオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を記憶した第3の記憶手段を備え、サーバが、ユーザが所有する携帯端末から送信された専門情報を示す情報に基づいて、前記記憶手段から専門情報を提供するオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を検索する第3のステップを実行することを特徴とする請求項1に記載の案内サービス提供方法。
【0063】
(B)オペレータが提供する専門情報を示す情報に関連づけてオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を記憶した第4の記憶手段を備え、サーバが、ユーザが所有する携帯端末から送信された専門情報を示す情報に基づいて、前記記憶手段から専門情報を提供するオペレータが応答する通信機器への呼出し情報を検索する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の案内サービス提供方法。
【0064】
(C)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報に基づいて、通信回線を介して通信機器と携帯端末を接続する第3のステップを実行することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【0065】
(D)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報に基づいて、通信回線を介して通信機器と携帯端末を接続する第3のステップを実行することを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
【0066】
(E)サーバが、前記第1のステップで検索した携帯電話の位置を中心とした周辺の地域情報を携帯端末または通信機器に対して送信する第3のステップを実行することを特徴とする請求項2に記載の通信方法。このため、ユーザが自ら現在位置を調べなくても、ユーザは自分の現在位置を知ることができる。また、ユーザが自ら現在位置をオペレータに伝えなくても、オペレータはユーザの現在位置を知ることができる。
【0067】
(F)サーバが、前記第3のステップで検索した携帯電話の位置を中心とした周辺の地域情報を携帯端末または通信機器に対して送信する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
【0068】
(G)第2の検索手段で検索した呼出情報の中から第3の検索手段で検索した呼出情報に対応する呼出情報を抽出する抽出手段と、通信回線を介して前記抽出手段にて抽出した呼出情報に基づいて通信機器と携帯端末を接続する接続手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の案内サービス提供システム。
【0069】
(H)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報を有する通信機器と前記第4のステップで検索した呼出情報を有する通信機器の間の通信回線を接続し、前記第2のステップで検索した呼出情報に基づいて通信機器と前記携帯端末の通信回線を接続する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の案内サービス提供方法。
【0070】
(I)サーバが、前記第2のステップで検索した呼出情報の中から前記第4のステップで検索した呼出情報に対応する呼出情報を抽出し、通信回線を介して抽出した呼出情報に基づいて通信機器と携帯端末を接続する第5のステップを実行することを特徴とする請求項3に記載の案内サービス提供方法。
【0071】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ユーザにとって最適なオペレータを検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】案内サービス提供システムの構成図。
【図2】オペレータ検索機能のフローチャート。
【図3】案内サービスのフローチャート。
【符号の説明】
1、5…携帯電話、3…サービスセンタ、4…オペレータ、10…サーバコンピュータ、11…パーソナルコンピュータ、14…専門情報提供者、15、16…固定電話、17a…言語別コンテンツデータベース、17b…顧客情報データベース、17c…地域情報データベース、17d…通訳者データベース、17e…専門情報提供者データベース、20…ユーザ。
Claims (6)
- ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、該ユーザが使用する言語の情報とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、
オペレータが対応する言語に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を関連付けて記憶した第2の記憶手段と、を備え、
サーバが、前記第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1のステップと、前記第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップを実行すること特徴とする案内サービス提供方法。 - オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した記憶手段と、
ユーザが所有する携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、を備え、
サーバが、前記位置検出手段にて携帯端末の位置を検出する第1のステップと、前記記憶手段から携帯電話の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップを実行することを特徴とする案内サービス提供方法。 - ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、該ユーザが使用する言語の情報とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、
オペレータが対応する言語に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を関連付けて記憶した第2の記憶手段と、
オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した第3の記憶手段と、
前記携帯端末から発せられた信号に基づいて前記携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、を備え、
サーバが、前記第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1のステップと、前記第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2のステップと、前記位置検出手段にて携帯端末の位置を検出する第3のステップと、前記記憶手段から携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第4のステップを実行することを特徴とする案内サービス提供方法。 - ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、ユーザが使用する言語とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、
オペレータが対応する言語とオペレータが応答する通信機器への呼出情報とを関連付けて記憶した第2の記憶手段と、
第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1の検索手段と、
第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2の検索手段と、
を備えたことを特徴とする案内サービス提供システム。 - オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した記憶手段と、
ユーザが所有する携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、
前記記憶手段から前記位置検出手段にて検出した携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する検索手段と、
を備えたことを特徴とする案内サービス提供システム。 - ユーザが所有する携帯端末固有の情報と、ユーザが使用する言語とを関連付けて記憶した第1の記憶手段と、
オペレータが対応する言語とオペレータが応答する通信機器への呼出情報とを関連付けて記憶した第2の記憶手段と、
オペレータが案内する地域を示す情報に関連付けてオペレータが応答する通信機器への呼出情報を記憶した第3の記憶手段と、
携帯端末から発せられた信号に基づいて携帯端末の現在位置を検出する位置検出手段と、第1の記憶手段を参照して携帯端末固有の情報からユーザが使用する言語を検索する第1の検索手段と、
第2の記憶手段を参照してユーザが使用する言語に対応するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第2の検索手段と、
前記記憶手段から前記位置検出手段にて検出した携帯端末の位置を含む地域を案内するオペレータが応答する通信機器への呼出情報を検索する第3の検索手段と、を備えたことを特徴とする案内サービス提供システム。
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---|---|---|---|
JP2002157963A JP2004007071A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 案内サービス提供方法及び案内サービス提供システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006318321A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | 印鑑照会システム |
KR101514310B1 (ko) * | 2014-10-17 | 2015-04-28 | 천영진 | 위치기반 실시간 동시통역 시스템 |
JP2019046441A (ja) * | 2017-04-25 | 2019-03-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 検索方法、検索装置及びプログラム |
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2002
- 2002-05-30 JP JP2002157963A patent/JP2004007071A/ja active Pending
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