JP2019046441A - 検索方法、検索装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特定のグループに対して購買履歴を用いなくても最適な商品又はサービス等を推薦することができる検索方法を提供する。【解決手段】プロセッサにより実行される単語拡張方法であって、プロセッサは、(a)検索単語を取得し、(b)複数の単語と当該複数の単語の各々の間の意味的距離とを含む第1〜第3の概念マップをメモリから取得し、(c)第1及び第2の概念マップの各々に含まれる意味的距離の近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、(d)第1〜第3の概念マップの各々に含まれる意味的距離の近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、(e)複数の単語の中から、第1の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度と、第2の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、(f)検索単語及び関連単語に基づいて検索した結果を出力する。【選択図】図11

Description

本開示は、検索方法、検索装置及びプログラムに関する。
ユーザがインターネット上の検索サービス等を利用して、商品又はサービス等に関する情報を検索する機会が多くなっている。例えば、特定のグループで訪れるための旅行先又は飲食店等の候補を検索する場合には、特定のグループに属する全てのユーザに共通の好みを満たす検索キーワードを情報端末等に入力する必要がある。
特許文献1には、特定のグループに属する全てのユーザが商品又はサービス等に対するスコアを予め入力しておくことにより、入力されたスコアの履歴から算出される評価値に基づいて、特定のグループに対して商品又はサービス等を推薦する技術が開示されている。
特開2015−18453号公報
G. Linden, B. Smith, and J. York, "Amazon.com Recommendations: Item-to-Item Collaborative Filtering," IEEE Internet Computing, vol. 7, no. 1, 2003, pp. 76-80.
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、ユーザがスコアを予め入力しておく必要があるため、例えばユーザが購入したことのない商品又は利用したことのないサービス等のように、スコアが予め入力されていない商品又はサービス等を特定のグループに対して推薦することができない。
そのほかに、非特許文献1に開示された技術では、ユーザがスコアを予め入力する必要はないが、実際の購買行動をベースにしているため、購買行動の情報が存在しない商品分野においては、適用できなかった。
そこで、本開示は、特定のグループに対して購買履歴を用いなくても最適な商品又はサービス等を推薦することができる検索方法、検索装置及びプログラムを提供する。
本開示の一態様に係る検索方法は、プロセッサにより実行される検索方法であって、前記プロセッサは、(a)検索単語を取得し、(b)複数の単語と、前記複数の単語の各々の間の意味的距離と、を含む第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップであって、第1のグループに属する第1のユーザに固有の第1の概念マップと、前記第1のグループに属する第2のユーザに固有の第2の概念マップと、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザに固有の第3の概念マップと、をメモリから取得し、(c)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、(d)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第3の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、(e)前記複数の単語の中から、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度と、前記第2の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、(f)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を出力する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、装置、システム、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)などの不揮発性の記録媒体を含む。
本開示の一態様に係る検索方法等によれば、特定のグループに対して購買履歴を用いなくても最適な商品又はサービス等を推薦することができる。本開示の一態様の付加的な恩恵及び有利な点は本明細書及び図面から明らかとなる。この恩恵及び/又は有利な点は、本明細書及び図面に開示した様々な態様及び特徴により個別に提供され得るものであり、その1以上を得るために全てが必要ではない。
実施の形態1に係る検索システムの適用例を示す図である。 実施の形態1に係る検索システムの他の適用例を示す図である。 実施の形態1に係る検索システムの概要を示すブロック図である。 実施の形態1に係る検索システムの構成を示すブロック図である。 第1の概念マップの一例を示す図である。 第2の概念マップの一例を示す図である。 第3の概念マップの一例を示す図である。 第4の概念マップの一例を示す図である。 第1〜第4の概念マップを概念的に説明するための図である。 第1〜第4の概念マップを概念的に説明するための図である。 実施の形態1に係るグループ共通概念抽出部の動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係るグループ共通概念抽出部による概念間距離の算出例を示す図である。 実施の形態1に係るグループ共通概念抽出部による関連度の算出例を示す図である。 実施の形態1に係る全体共通概念抽出部の動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る全体共通概念抽出部による概念間距離の算出例を示す図である。 実施の形態1に係る全体共通概念抽出部による関連度の算出例を示す図である。 実施の形態1に係る全体共通概念除外部の動作の流れを示すフローチャートである。 第1の概念マップから抽出された相関行列を模式的に示す図である。 第1の概念マップ及び第2の概念マップからそれぞれ抽出された相関行列を模式的に示す図である。 第1〜第4の概念マップからそれぞれ抽出された相関行列を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る推薦要求部の動作例を示す図である。 実施の形態1に係る推薦対象ユーザ端末の表示部における推薦結果の表示例1を示す図である。 実施の形態1に係る推薦対象ユーザ端末の表示部における推薦結果の表示例1を示す図である。 実施の形態1に係る推薦対象ユーザ端末の表示部における推薦結果の表示例2を示す図である。 実施の形態1に係る推薦対象ユーザ端末の表示部における推薦結果の表示例3を示す図である。 実施の形態2に係る検索システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る概念平均距離演算部による概念平均距離の算出例を示す図である。 実施の形態2に係る全体共通概念除外部の動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態3に係る検索システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る検索システムの構成を示すブロック図である。
本開示の一態様に係る検索方法は、プロセッサにより実行される検索方法であって、前記プロセッサは、(a)検索単語を取得し、(b)複数の単語と、前記複数の単語の各々の間の意味的距離と、を含む第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップであって、第1のグループに属する第1のユーザに固有の第1の概念マップと、前記第1のグループに属する第2のユーザに固有の第2の概念マップと、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザに固有の第3の概念マップと、をメモリから取得し、(c)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、(d)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第3の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、(e)前記複数の単語の中から、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度と、前記第2の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、(f)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を出力する。
本態様によれば、第1の概念マップ及び第2の概念マップに基づいて、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにとって検索単語に対する共通の概念を示す関連単語を抽出する。この抽出した関連単語と検索単語とに基づいて検索するので、第1のユーザ又は第2のユーザが購入したことのない商品又は利用したことのないサービス等であっても、第1のグループに対して最適な商品又はサービス等を推薦することができる。さらに、複数の単語の中から、第1の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度と、第2の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度との差分が第1の閾値以上である単語を、関連単語として抽出する。これにより、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにのみ共通の概念を示す関連単語を抽出することができ、関連単語の抽出精度を高めることができる。
例えば、前記(e)において、前記差分が前記第1の閾値以上である前記少なくとも1つの単語について、前記第1の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離との和に基づく値が第2の閾値以下である場合に、前記関連単語として抽出するように構成してもよい。
本態様によれば、第1のユーザ及び第2のユーザにとって検索単語に対して共通の概念を示すが、検索単語に対して意味的な距離が遠い単語を関連単語から除外することができる。これにより、第1のグループに対してより最適な商品又はサービス等を推薦することができる。
例えば、前記(f)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1のグループに属する前記第1のユーザ又は前記第2のユーザに対して表示するように構成してもよい。
本態様によれば、検索結果を表示することにより、第1のグループに対して商品又はサービス等を推薦することができる。
例えば、前記(f)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語と前記関連単語との前記関連度の高い順に表示するように構成してもよい。
本態様によれば、検索結果を第1のグループに対するお薦めの順に表示することができる。
例えば、前記(f)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、他のユーザによる評価の高いコンテンツよりも上位に表示するように構成してもよい。
本態様によれば、第1のグループに推薦すべき検索結果を優先的に表示することができる。
例えば、前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、脳計測の結果に基づいて生成されるように構成してもよい。
本態様によれば、脳計測の結果に基づいて、第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップを生成することができる。
例えば、前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、fMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)を用いた脳計測の結果に基づいて生成されるように構成してもよい。
本態様によれば、fMRIを用いた脳計測の結果に基づいて、第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップを生成することができる。
本開示の一態様に係る検索装置は、プロセッサとメモリとを備えた検索装置であって、前記プロセッサは、(a)検索単語を取得し、(b)複数の単語と、前記複数の単語の各々の間の意味的距離と、を含む第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップであって、第1のグループに属する第1のユーザに固有の第1の概念マップと、前記第1のグループに属する第2のユーザに固有の第2の概念マップと、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザに固有の第3の概念マップと、を前記メモリから取得し、(c)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、(d)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第3の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、(e)前記複数の単語の中から、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度と、前記第2の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、(f)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索用の単語を出力する。
本態様によれば、第1の概念マップ及び第2の概念マップに基づいて、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにとって検索単語に対する共通の概念を示す関連単語を抽出する。この抽出した関連単語と検索単語とに基づいて検索するので、第1のユーザ又は第2のユーザが購入したことのない商品又は利用したことのないサービス等であっても、第1のグループに対して最適な商品又はサービス等を推薦することができる。さらに、複数の単語の中から、第1の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度と、第2の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度との差分が第1の閾値以上である単語を、関連単語として抽出する。これにより、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにのみ共通の概念を示す関連単語を抽出することができ、関連単語の抽出精度を高めることができる。
例えば、前記(e)において、前記差分が前記第1の閾値以上である前記少なくとも1つの単語について、前記第1の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離との和に基づく値が第2の閾値以下である場合に、前記関連単語として抽出するように構成してもよい。
本態様によれば、第1のユーザ及び第2のユーザにとって検索単語に対して共通の概念を示すが、検索単語に対して意味的な距離が遠い単語を関連単語から除外することができる。これにより、第1のグループに対してより最適な商品又はサービス等を推薦することができる。
例えば、前記プロセッサは、さらに、(g)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1のグループに属する前記第1のユーザ又は前記第2のユーザに対して表示するように構成してもよい。
本態様によれば、検索結果を表示することにより、第1のグループに対して商品又はサービス等を推薦することができる。
例えば、前記(g)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語と前記関連単語との前記関連度の高い順に表示するように構成してもよい。
本態様によれば、検索結果を第1のグループに対するお薦めの順に表示することができる。
例えば、前記(g)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、他のユーザによる評価の高いコンテンツよりも上位に表示するように構成してもよい。
本態様によれば、第1のグループに推薦すべき検索結果を優先的に表示することができる。
例えば、前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、脳計測の結果に基づいて生成されるように構成してもよい。
本態様によれば、脳計測の結果に基づいて、第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップを生成することができる。
例えば、前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、fMRIを用いた脳計測の結果に基づいて生成されるように構成してもよい。
本態様によれば、fMRIを用いた脳計測の結果に基づいて、第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップを生成することができる。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータに検索方法を実行させるプログラムであって、前記コンピュータに、(a)検索単語を取得し、(b)複数の単語と、前記複数の単語の各々の間の意味的距離と、を含む第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップであって、第1のグループに属する第1のユーザに固有の第1の概念マップと、前記第1のグループに属する第2のユーザに固有の第2の概念マップと、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザに固有の第3の概念マップと、をメモリから取得し、(c)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、(d)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第3の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、(e)前記複数の単語の中から、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度と、前記第2の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、(f)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を出力することを実行させる。
本態様によれば、第1の概念マップ及び第2の概念マップに基づいて、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにとって検索単語に対する共通の概念を示す関連単語を抽出する。この抽出した関連単語と検索単語とに基づいて検索するので、第1のユーザ又は第2のユーザが購入したことのない商品又は利用したことのないサービス等であっても、第1のグループに対して最適な商品又はサービス等を推薦することができる。さらに、複数の単語の中から、第1の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度と、第2の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度との差分が第1の閾値以上である単語を、関連単語として抽出する。これにより、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにのみ共通の概念を示す関連単語を抽出することができ、関連単語の抽出精度を高めることができる。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD−ROM等の記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[1−1.検索システムの概要]
まず、図1A〜図2を参照しながら、実施の形態1に係る検索システム2の概要について説明する。図1Aは、実施の形態1に係る検索システム2の適用例を示す図である。図1Bは、実施の形態1に係る検索システム2の他の適用例を示す図である。図2は、実施の形態1に係る検索システム2の概要を示すブロック図である。
図1A及び図1Bに示すように、実施の形態1に係る検索システム2は、特定のグループ4に属するユーザ6が検索単語を入力した際に、EC(Electronic Commerce)サイト等で検索を実行して検索結果を出力するためのシステムである。これにより、検索システム2は、特定のグループ4に対して、特定のグループ4に属する全てのユーザ6に共通の好みを満たす商品又はサービス等を推薦する。
図1Aに示す例では、検索システム2は、音声インタフェースを有する音声端末8を備えている。ユーザ6は、音声端末8に対して音声を発することにより、音声端末8に検索単語を入力する。これにより、音声端末8は、検索結果を音声により出力する。具体的には、ユーザ6がお薦めの飲食店等をリクエストするための検索単語を音声端末8に入力した場合には、音声端末8は、当該検索単語に対応した適切なサービスを音声により提供する。
図1Bに示す例では、検索システム2は、タッチパネルを有するタブレット又はスマートフォン等の情報端末10を備えている。ユーザ6は、情報端末10のタッチパネルを操作することにより検索単語を入力する。これにより、情報端末10は、検索結果をタッチパネルに表示する。
図2に示すように、検索システム2は、推薦概念演算部12(検索装置の一例)と、推薦サービス提供部14と、複数の推薦対象ユーザ端末16a及び16bと、複数の推薦対象外ユーザ端末18a及び18bとを備えている。これらは、インターネット20を介して相互に通信可能に接続されている。
複数の推薦対象ユーザ端末16a及び16bはそれぞれ、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにより操作される情報端末である。なお、第1のグループは、検索システム2による商品又はサービス等の推薦対象となるグループである。複数の推薦対象ユーザ端末16a及び16bはそれぞれ、第1のユーザ及び第2のユーザにより入力された検索単語を受け付け、受け付けた検索単語を推薦概念演算部12に送信する。
複数の推薦対象外ユーザ端末18a及び18bはそれぞれ、第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザ及び第4のユーザにより操作される情報端末である。なお、第2のグループは、検索システム2による商品又はサービス等の推薦対象外となるグループである。
推薦概念演算部12は、複数の推薦対象ユーザ端末16a及び16bの各々から送信された検索単語を受信する。推薦概念演算部12は、受信した検索単語に対して、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザに共通するグループ共通概念を示す関連単語を付加し、これらの検索単語と関連単語との組み合わせである検索用の単語を推薦概念として推薦サービス提供部14に送信する。
推薦サービス提供部14は、推薦概念演算部12から送信された推薦概念を受信する。推薦サービス提供部14は、受信した推薦概念に基づいて検索を実行し、検索結果を推薦結果として複数の推薦対象ユーザ端末16a及び16bのうち少なくとも1つに送信する。
[1−2.推薦対象ユーザ端末の構成]
次に、図3を参照しながら、推薦対象ユーザ端末16aの構成について説明する。図3は、実施の形態1に係る検索システム2の構成を示すブロック図である。なお、複数の推薦対象ユーザ端末16a及び16bは同一の構成を有しているので、以下では、推薦対象ユーザ端末16aの構成についてのみ説明する。
図3に示すように、推薦対象ユーザ端末16aは、検索単語送信部22と、概念マップ保持部24と、推薦結果受信部26とを有している。
検索単語送信部22は、推薦対象ユーザ端末16aの利用者である第1のユーザが入力した検索単語を推薦概念演算部12に送信する。
概念マップ保持部24は、第1のユーザに固有の第1の概念マップを保持するメモリである。概念マップ保持部24は、推薦概念演算部12からの要求に基づいて、第1の概念マップを推薦概念演算部12に送信する。
推薦結果受信部26は、推薦サービス提供部14から送信された推薦結果を受信する。なお、推薦結果受信部26により受信された推薦結果は、例えば推薦対象ユーザ端末16aに搭載されたタッチパネル等の表示部70(後述する図16A参照)に表示される。
なお、推薦対象ユーザ端末16bの概念マップ保持部には、推薦対象ユーザ端末16bの利用者である第2のユーザに固有の第2の概念マップが保持されている。また、複数の推薦対象外ユーザ端末18a及び18bの各々は、上述と同様に概念マップ保持部を有している。推薦対象外ユーザ端末18aの概念マップ保持部には、推薦対象外ユーザ端末18aの利用者である第3のユーザに固有の第3の概念マップが保持されている。また、推薦対象外ユーザ端末18bの概念マップ保持部には、推薦対象外ユーザ端末18bの利用者である第4のユーザに固有の第4の概念マップが保持されている。
ここで、図4A〜図6を参照しながら、上述した第1〜第4の概念マップの各構成について説明する。図4Aは、第1の概念マップの一例を示す図である。図4Bは、第2の概念マップの一例を示す図である。図4Cは、第3の概念マップの一例を示す図である。図4Dは、第4の概念マップの一例を示す図である。図5及び図6の各々は、第1〜第4の概念マップを概念的に説明するための図である。
第1〜第4の概念マップはそれぞれ、第1〜第4のユーザと対応付けられており、例えば図4A〜図4Dに示す2次元のテーブルとして表現される。図4A〜図4Dに示すように、第1〜第4の概念マップの各々は、複数の一般単語(単語の一例)と、複数の一般単語の各々の間の意味的距離とを含んでいる。
第1〜第4の概念マップの各々には、例えば1000種類の一般単語が含まれている。この場合、第1〜第4の概念マップの各々は、1000行×1000列のサイズの2次元のテーブルとなる。複数の一般単語の各々は、例えば「home」、「rent」、「owner」及び「house」等の日常生活で使用される概念を示す英単語である。なお、説明の都合上、図4A〜図4Dでは、第1〜第4の概念マップの各々を、8種類の単語を含む8行×8列サイズの2次元のテーブルとして表現してある。
意味的距離は、複数の一般単語の各々の間の意味的な距離の近さを、相対的な大きさで表現した値である。図4A〜図4Dに示す例では、意味的距離は、「0」〜「10」の整数値で表現される。意味的距離の値が小さいほど、複数の一般単語の各々の間の意味的な距離が近いことを表している。具体的には、意味的距離が「1」である場合には、異なる2種類の一般単語の間の意味的な距離は最も近く、意味的距離が「10」である場合には、異なる2種類の一般単語の間の意味的な距離は最も遠い。なお、例えば「home」と「home」との間のように、同じ種類の一般単語の間の意味的距離は「0」であるとする。
第1ユーザの「第1の単語」と「第2の単語」の意味的距離は、ユーザが「第1の単語」と「第2の単語」をどの程度容易に連想するかの程度を示す情報であってもよい。
図4Aに示す例では、「home」に対する意味的距離は、「house」、「car」及び「weekend」が「1」であり、「rent」及び「place」が「2」であり、「owner」が「4」であり、「park」が「5」である。一方、図4Bに示す例では、「home」に対する意味的距離は、「house」及び「car」が「1」であり、「owner」及び「place」が「2」であり、「rent」が「3」であり、「park」及び「weekend」が「5」である。
第1のユーザにとっては、例えば「home」と「weekend」とは意味的に近い概念であり、第1のユーザは週末を家で過ごすことが多いと考えられる。一方、第2のユーザにとっては、例えば「home」と「weekend」とは意味的に遠い概念であり、第2のユーザは週末に外出することが多いと考えられる。すなわち、図4Aに示す第1の概念マップと図4Bに示す第2の概念マップとの間における意味的距離の違いは、第1のユーザと第2のユーザとの間における概念の個人差を表している。同様に、図4Cに示す第3の概念マップと図4Dに示す第4の概念マップとの間における意味的距離の違いは、第3のユーザと第4のユーザとの間における概念の個人差を表している。
上述した第1〜第4の概念マップの各々は、例えば脳計測の結果に基づいて生成される。具体的には、第1〜第4のユーザが複数の物語を音声で聞いている時、第1〜第4のユーザの脳反応をfMRI(機能的磁気共鳴画像法;functional Magnetic Resonance Imaging)により計測する。複数の物語には、約1000種類の英単語が含まれている。脳反応の計測結果に基づいて、複数の英単語の各々の間の関係性を、視覚的に大脳皮質上にマッピングする。例えば下記文献に記載の方法により、1000種類の英単語の各々の間の意味的距離を定義することができる。すなわち、例えば図5及び図6に示すように、複数の英単語の各々の間の意味的距離を有する概念マップを生成することができる。なお、図5及び図6はそれぞれ異なるユーザに固有の概念マップであり、図5及び図6における複数の英単語の各々の間の物理的な距離は、ユーザ間における概念の個人差を表している。例えば、大脳皮質上における複数の英単語の各々の間の物理的な距離を正規化して、「0.0」〜「1.0」の範囲の意味的距離を定義することもできる。
上述した脳計測については、例えば、「Alexander G.Huth,Wendy A.de Heer,Thomas L.Griffiths,Frederic E.Theunissen,Jack L.Gallant,“Natural speech reveals the semantic maps that tile human cerebral cortex”,Nature,Vol.532,p.453−458、2016年4月28日、Nature Publishing Group」等の文献に開示された、公知の方法を用いることができる。
なお、概念マップは、上述した脳計測の結果に基づいて生成する方法以外にも、複数の概念の各々の間の意味的距離が定義されていれば他の方法により生成してもよい。例えば、第1〜第4のユーザの日常生活における発言及び行動等に基づいて、複数の概念の各々の間の意味的距離を推定することにより概念マップを生成してもよい。
[1−3.推薦概念演算部の構成]
次に、図3を参照しながら、推薦概念演算部12の構成について説明する。図3に示すように、推薦概念演算部12は、検索単語受信部28と、推薦対象端末概念マップ受信部30と、推薦対象外端末概念マップ受信部32と、グループ共通概念抽出部34と、全体共通概念抽出部36と、全体共通概念除外部38と、推薦概念送信部40とを有している。
検索単語受信部28は、推薦対象ユーザ端末16aの検索単語送信部22及び推薦対象ユーザ端末16bの検索単語送信部の各々から送信された検索単語を受信する。
推薦対象端末概念マップ受信部30は、推薦対象ユーザ端末16aの概念マップ保持部24及び推薦対象ユーザ端末16bの概念マップ保持部からそれぞれ送信された第1の概念マップ及び第2の概念マップを受信する。
推薦対象外端末概念マップ受信部32は、推薦対象外ユーザ端末18aの概念マップ保持部及び推薦対象外ユーザ端末18bの概念マップ保持部からそれぞれ送信された第3の概念マップ及び第4の概念マップを受信する。
グループ共通概念抽出部34は、推薦対象端末概念マップ受信部30により受信された第1の概念マップ及び第2の概念マップに基づいて、第1の概念マップ及び第2の概念マップに共通する少なくとも1つの一般単語をグループ共通概念として抽出する。
全体共通概念抽出部36は、推薦対象端末概念マップ受信部30により受信された第1の概念マップ及び第2の概念マップと、推薦対象外端末概念マップ受信部32により受信された第3の概念マップ及び第4の概念マップとに基づいて、第1の概念マップ、第2の概念マップ、第3の概念マップ及び第4の概念マップに共通する少なくとも1つの一般単語を全体共通概念として抽出する。
全体共通概念除外部38は、グループ共通概念抽出部34で抽出されたグループ共通概念から全体共通概念抽出部36で抽出された全体共通概念を除外することにより、検索単語受信部28により受信された検索単語と関連性の高い、且つ、第1のグループにのみ共通の概念を示す関連単語を抽出する。全体共通概念除外部38は、検索単語と関連単語との組み合わせを推薦概念として推薦概念送信部40に出力する。
推薦概念送信部40は、全体共通概念除外部38から出力された推薦概念を推薦サービス提供部14に送信する。
[1−4.推薦サービス提供部の構成]
次に、図3を参照しながら、推薦サービス提供部14の構成について説明する。図3に示すように、推薦サービス提供部14は、推薦概念受信部42と、データベース44と、推薦要求部46と、推薦内容生成部48と、推薦結果送信部50とを有している。
推薦概念受信部42は、推薦概念演算部12から送信された推薦概念を受信し、受信した推薦概念を推薦要求部46に出力する。
データベース44は、第1のグループ等に推薦するための例えば住宅物件等に関するデータを記憶する。
推薦要求部46は、データベース44を参照することにより、推薦概念受信部42から出力された推薦概念と最も関連性の高いデータを抽出する。
推薦内容生成部48は、推薦要求部46により抽出されたデータを、推薦対象ユーザ端末16aの表示部70(後述する図16A参照)に表示するのに適切な形式に変換する。推薦内容生成部48は、この変換したデータを、第1のグループに推薦するための推薦内容として推薦結果送信部50に出力する。
推薦結果送信部50は、推薦内容生成部48から出力された推薦内容を、例えば検索単語が入力された推薦対象ユーザ端末16aに推薦結果として送信する。
[1−5.検索システムの動作]
[1−5−1.グループ共通概念抽出部の動作]
図7〜図8Bを参照しながら、グループ共通概念抽出部34の動作について説明する。図7は、実施の形態1に係るグループ共通概念抽出部34の動作の流れを示すフローチャートである。図8Aは、実施の形態1に係るグループ共通概念抽出部34による概念間距離の算出例を示す図である。図8Bは、実施の形態1に係るグループ共通概念抽出部34による関連度の算出例を示す図である。
以下、例えば第1のグループに適した住宅物件を検索するために、第1のグループに属する第1のユーザが検索単語「home」を推薦対象ユーザ端末16aに入力した場合について説明する。
図7に示すように、まず、グループ共通概念抽出部34は、推薦対象端末概念マップ受信部30から第1の概念マップ及び第2の概念マップを取得する(S101)。次に、グループ共通概念抽出部34は、次式1に基づいて、第1の概念マップと第2の概念マップとの間の概念間距離を算出する(S102)。
Figure 2019046441
上式1において、Dijはi行j列の概念間距離であり、dAijは第1の概念マップのi行j列の意味的距離であり、dBijは第2の概念マップのi行j列の意味的距離である。例えば、図4Aに示す第1の概念マップのi行j列の意味的距離とは、第1の概念マップのi行の一般単語(例えば「home」)と、第1の概念マップのj列の一般単語(例えば「rent」)との間の意味的距離(例えば「2」)である。
ここで、概念間距離とは、第1の概念マップと第2の概念マップとの間における意味的距離の近さを表す。概念間距離が小さいほど、第1の概念マップのi行の一般単語とj列の一般単語との間の意味的距離と、第2の概念マップのi行の一般単語とj列の一般単語との間の意味的距離とが近いことを表す。図8Aに示すように、グループ共通概念抽出部34は、上式1に基づいて、図4Aに示す第1の概念マップと図4Bに示す第2の概念マップとの間の概念間距離を算出する。
なお、本実施の形態では、第1のグループに2人のユーザが属する場合について説明したが、第1のグループに3人以上のユーザが属する場合には、グループ共通概念抽出部34は、3つ以上の概念マップから抽出した任意の2つの概念マップに対して概念間距離を算出してもよい。
次に、グループ共通概念抽出部34は、次式2に基づいて、ステップS102で算出した概念間距離Dijを関連度vijに変換する(S103)。
Figure 2019046441
ここで、関連度とは、第1の概念マップと第2の概念マップとの間における意味的距離の近さを表す。例えば、グループ共通概念抽出部34は、上式2に基づいて、図8Aに示す概念間距離を関連度に変換することにより、図8Bに示す第1の関連度マップを取得する。第1の関連度マップとは、第1の概念マップと第2の概念マップとの間の概念間距離を関連度に変換した2次元のテーブルである。
図8Bに示す例では、関連度は、「1.00」以下の正の値である。関連度が大きいほど、第1の概念マップのi行の一般単語とj列の一般単語との間の意味的距離と、第2の概念マップのi行の一般単語とj列の一般単語との間の意味的距離とが近いことを表す。例えば、「home」に対する「car」の関連度は「1.00」であり、これは、第1のユーザ及び第2のユーザにとって、「home」と「car」とは関連性が最も高いことを表している。なお、図8Bにおいて破線の枠線52で囲まれた行は、第1の関連度マップにおける検索単語「home」に対する複数の一般単語の各々の関連度を表している。
本実施の形態では、グループ共通概念抽出部34は、図8Bに示す全ての一般単語をグループ共通概念として抽出する。なお、グループ共通概念抽出部34は、所定の閾値(例えば「0.50」)以上の関連度を有する一般単語をグループ共通概念として抽出してもよい。
最後に、グループ共通概念抽出部34は、ステップS103で取得した第1の関連度マップを全体共通概念除外部38に出力する(S104)。
[1−5−2.全体共通概念抽出部の動作]
図9〜図10Bを参照しながら、全体共通概念抽出部36の動作について説明する。図9は、実施の形態1に係る全体共通概念抽出部36の動作の流れを示すフローチャートである。図10Aは、実施の形態1に係る全体共通概念抽出部36による概念間距離の算出例を示す図である。図10Bは、実施の形態1に係る全体共通概念抽出部36による関連度の算出例を示す図である。
図9に示すように、まず、全体共通概念抽出部36は、推薦対象端末概念マップ受信部30から第1の概念マップ及び第2の概念マップを取得する(S201)。次に、全体共通概念抽出部36は、推薦対象外端末概念マップ受信部32から第3の概念マップ及び第4の概念マップを取得する(S202)。次に、全体共通概念抽出部36は、次式3に基づいて、第1〜第4の概念マップの間の概念間距離を算出する(S203)。
Figure 2019046441
上式3において、D’ijはi行j列の概念間距離であり、dxij及びdyijはそれぞれ、第1〜第4の概念マップのうち任意の2つの概念マップの各々のi行j列の意味的距離である。図10Aに示すように、全体共通概念抽出部36は、上式3に基づいて、図4A〜図4Dにそれぞれ示す第1〜第4の概念マップの間の概念間距離を算出する。
例えば、「car」と「weekend」の場合は、D’78 =|d178-d278|2+|d178-d378|2+|d178-d478|2+|d278-d378|2+|d278-d478|2++|d378-d478|2=|2-1|2+|2-4|2+|2-1|2+|1-4|2+|1-1|2+|4-1|2である。
次に、全体共通概念抽出部36は、次式4に基づいて、ステップS203で算出した概念間距離D’ijを関連度v’ijに変換する(S204)。
Figure 2019046441
例えば、全体共通概念抽出部36は、上式4に基づいて、図10Aに示す概念間距離を関連度に変換することにより、図10Bに示す第2の関連度マップを取得する。第2の関連度マップとは、第1〜第4の概念マップの間の概念間距離を関連度に変換した2次元のテーブルである。例えば、「home」に対する「house」の関連度は「1.00」であり、これは、第1〜第4のユーザにとって、「home」と「house」とは関連性が最も高いことを表している。なお、図10Bにおいて破線の枠線54で囲まれた行は、第2の関連度マップにおける検索単語「home」に対する複数の一般単語の各々の関連度を表している。
本実施の形態では、全体共通概念抽出部36は、図10Bに示す全ての一般単語を全体共通概念として抽出する。なお、全体共通概念抽出部36は、所定の閾値(例えば「0.50」)以上の関連度を有する一般単語を全体共通概念として抽出してもよい。
最後に、全体共通概念抽出部36は、ステップS204で取得した第2の関連度マップを全体共通概念除外部38に出力する(S205)。
[1−5−3.全体共通概念除外部の動作]
図11を参照しながら、全体共通概念除外部38の動作について説明する。図11は、実施の形態1に係る全体共通概念除外部38の動作の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、全体共通概念除外部38は、グループ共通概念抽出部34及び全体共通概念抽出部36からそれぞれ第1の関連度マップ及び第2の関連度マップを取得する(S301)。次に、全体共通概念除外部38は、検索単語受信部28から検索単語「home」を取得する(S302)。
次に、全体共通概念除外部38は、第1の関連度マップから、検索単語「home」に対する複数の一般単語の各々の関連度vを取得する(S303)。具体的には、全体共通概念除外部38は、図8Bに示す第1の関連度マップから、破線の枠線52で囲まれた行における複数の一般単語の各々の関連度vを取得する。
次に、全体共通概念除外部38は、第2の関連度マップから、検索単語「home」に対する複数の一般単語の各々の関連度v’を取得する(S304)。具体的には、全体共通概念除外部38は、図10Bに示す第2の関連度マップから、破線の枠線54で囲まれた行における複数の一般単語の各々の関連度v’を取得する。
次に、全体共通概念除外部38は、複数の一般単語のうち1つの一般単語を抽出し、抽出した一般単語について、関連度vと関連度v’との差分v−v’を算出する(S305)。全体共通概念除外部38は、算出した差分v−v’が第1の閾値(例えば「0.20」)以上であるか否かを判定する(S306)。
差分v−v’が第1の閾値以上である場合には(S306でYES)、全体共通概念除外部38は、抽出した一般単語を関連単語として採用する(S307)。一方、差分v−v’が第1の閾値未満である場合には(S306でNO)、全体共通概念除外部38は、抽出した一般単語を関連単語として採用しない(S308)。なお、図8B及び図10Bに示す例では、「rent」(v−v’=0.30)、「park」(v−v’=0.96)及び「car」(v−v’=0.96)が関連単語として採用される。
全ての一般単語について差分v−v’を算出していない場合には(S309でNO)、ステップS305を再度実行する。一方、全ての一般単語について差分v−v’を算出した場合には(S309でYES)、全体共通概念除外部38は、検索単語「home」と関連単語「rent」、「park」及び「car」との組み合わせを推薦概念として推薦概念送信部40に出力する(S310)。
ここで、図12〜図14を参照しながら、全体共通概念除外部38の処理について概念的に説明する。図12は、第1の概念マップから生成される相関行列を模式的に示す図である。図13は、第1の概念マップ及び第2の概念マップからそれぞれ抽出された相関行列を模式的に示す図である。図14は、第1〜第4の概念マップからそれぞれ抽出された相関行列を模式的に示す図である。
図12には、第1の概念マップから生成された、検索単語「home」と複数の一般単語の各々との相関行列が図示されている。図12の横軸は、複数の一般単語を横一列に並べたリストを表している。図12において、検索単語「home」との間の意味的距離が近い一般単語には網掛け模様が付されている。
図13には、第1の概念マップから生成された相関行列と、第2の概念マップから生成された相関行列とが図示されている。これら2つの相関行列は、図12に示す相関行列と同じ手順で生成されたものとする。図13に示す2つの相関行列を比較することにより、第1のユーザと第2のユーザとの間で共通する、検索単語「home」との間の意味的距離が近い一般単語を抽出することができる。しかしながら、このように抽出した一般単語は、第1のユーザと第2のユーザとの間でのみ共通するグループ共通概念56(例えば「rent」等)だけでなく、第1〜第4のユーザの間で共通する全体共通概念58(例えば「house」)も含む可能性があり、グループ共通概念56と全体共通概念58とを区別することができない。抽出した一般単語が全体共通概念58を含む場合には、第1のユーザ及び第2のユーザにのみ共通する概念を示す一般単語を関連単語として採用することができないという課題が生じる。
図14には、第1〜第4の概念マップからそれぞれ生成された相関行列が図示されている。図14に示す4つの相関行列を比較することにより、第1〜第4のユーザの間で共通する、検索単語「home」との間の意味的距離が近い一般単語を抽出することができる。このように抽出した一般単語は、第1〜第4のユーザの間で共通する全体共通概念60を含まず、第1のユーザと第2のユーザとの間でのみ共通するグループ共通概念62が含まれる。そのため、第1のユーザ及び第2のユーザにのみ共通する概念を示す一般単語を関連単語として採用することができる。すなわち、全体共通概念除外部38が上述したステップS301〜S310を実行することにより、上述した図13に示すような課題を解決することができる。
[1−5−4.推薦要求部の動作例]
図15を参照しながら、推薦サービス提供部14の推薦要求部46の動作例について説明する。図15は、実施の形態1に係る推薦要求部46の動作例を示す図である。
推薦要求部46は、複数の一般単語の各々と最も関連性の高い検索クエリに関する情報を保持している。図15に示すように、推薦要求部46は、当該情報に基づいて、推薦概念受信部42から出力された推薦概念に含まれる関連単語64(例えば、「rent」、「park」及び「car」)と最も関連性の高い検索クエリ66を優先するように、データベース44内の物件データベース68に問い合わせる。図15に示す例では、検索クエリ66は、「rent」に対しては契約条件、「park」に対しては近隣の公園までの距離、「car」に対しては駐車場の有無である。
推薦要求部46は、物件データベース68への問い合わせの結果、例えば物件データベース68に記憶された「物件A」〜「物件F」の中から、「物件E」を推薦概念と最も関連性の高いデータとして抽出する。
[1−5−5.推薦結果の表示例]
次に、図16A〜図18を参照しながら、推薦対象ユーザ端末16aの表示部70における推薦結果の表示例について説明する。図16A及び図16Bの各々は、実施の形態1に係る推薦対象ユーザ端末16aの表示部70における推薦結果の表示例1を示す図である。図17は、実施の形態1に係る推薦対象ユーザ端末16aの表示部70における推薦結果の表示例2を示す図である。図18は、実施の形態1に係る推薦対象ユーザ端末16aの表示部70における推薦結果の表示例3を示す図である。
図16Aに示す表示例1では、推薦対象ユーザ端末16aの表示部70には、入力された検索単語(例えば「home」)を表示するための表示エリア72と、推薦結果に含まれる関連単語(例えば「rent」、「park」及び「car」)を表示するための表示エリア74と、選択肢ボタン76及び78とが表示されている。第1のユーザは、推薦結果の表示を希望する場合には選択肢ボタン76にタッチし、推薦結果の表示を希望しない場合には選択肢ボタン78にタッチする。
第1のユーザが選択肢ボタン76にタッチした場合には、図16Bに示すように、推薦対象ユーザ端末16aの表示部70に推薦結果表示画面80が表示される。推薦結果表示画面80には、1番目の推薦結果82からN番目の推薦結果84までの各推薦結果が表示されている。例えば1番目の推薦結果82には、1番目の推薦物件の写真及び説明文が含まれている。なお、推薦結果表示画面80における複数の推薦結果の表示順は、第1の関連度マップに含まれる関連度の高い順であってもよい。
図17に示す表示例2では、推薦対象ユーザ端末16aの表示部70には、入力された検索単語を表示するための表示エリア72と、推薦結果に含まれる関連単語を表示するための表示エリア74と、推薦結果を表示するための表示エリア86とが表示されている。表示エリア86には、1番目の推薦結果82からN番目の推薦結果84までの各推薦結果が表示されている。
図18に示す表示例3では、推薦対象ユーザ端末16aの表示部70には、入力された検索単語を表示するための表示エリア72と、推薦結果に含まれる関連単語を表示するための表示エリア74と、推薦結果を表示するための表示エリア86と、一般ユーザによる評価の高い物件を表示するための表示エリア88とが表示されている。表示エリア86は、表示エリア88よりも上位に表示されている。なお、表示エリア88には、検索システム2を利用する複数のユーザ6の間で人気の高いコンテンツが表示される。
[1−6.効果]
上述したように、第1の概念マップ及び第2の概念マップに基づいて、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにとって検索単語に対する共通の概念を示す関連単語を抽出する。この抽出した関連単語と検索単語とに基づいて検索するので、第1のユーザ又は第2のユーザが購入したことのない商品又は利用したことのないサービス等であっても、第1のグループに対して最適な商品又はサービス等を推薦することができる。
さらに、上述したように、複数の一般単語の中から、第1の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度と、第2の関連度マップに含まれる検索単語に対する関連度との差分v−v’が第1の閾値以上である一般単語を関連単語として採用する。これにより、第1のグループに属する第1のユーザ及び第2のユーザにのみ共通の概念を示す関連単語を抽出することができ、関連単語の抽出精度を高めることができる。
(実施の形態2)
[2−1.推薦概念演算部の構成]
図19及び図20を参照しながら、実施の形態2に係る検索システム2Aの推薦概念演算部12Aの構成について説明する。図19は、実施の形態2に係る検索システム2Aの構成を示すブロック図である。図20は、実施の形態2に係る概念平均距離演算部90による概念平均距離の算出例を示す図である。なお、以下の各実施の形態において、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図19に示すように、実施の形態2に係る検索システム2Aでは、推薦概念演算部12Aの構成が上記実施の形態1と異なっている。具体的には、推薦概念演算部12Aは、上記実施の形態1で説明した構成要素に加えて、概念平均距離演算部90を有している。
概念平均距離演算部90は、推薦対象端末概念マップ受信部30により受信された第1の概念マップ及び第2の概念マップに基づいて概念平均距離を算出し、算出した概念平均距離を全体共通概念除外部38Aに出力する。具体的には、概念平均距離演算部90は、次式5に基づいて、概念平均距離Daveijを算出する。
Figure 2019046441
上式5において、Daveijはi行j列の概念平均距離であり、dxijは第1の概念マップのi行j列の意味的距離であり、dyijは第2の概念マップのi行j列の意味的距離である。ここで、概念平均距離とは、第1の概念マップの意味的距離と第2の概念マップの意味的距離との和に基づく値である。概念平均距離が大きいほど、第1の概念マップのi行の一般単語とj列の一般単語と間の意味的距離、及び、第2の概念マップのi行の一般単語とj列の一般単語との間の意味的距離のうち少なくとも一方が大きいことを表す。すなわち、概念平均距離が大きいほど、第1のユーザ及び第2のユーザの少なくとも一方にとって、検索単語と一般単語との間の意味的な距離が遠いことを表す。図20に示すように、概念平均距離演算部90は、上式5に基づいて、図4Aに示す第1の概念マップの意味的距離と図4Bに示す第2の概念マップの意味的距離との間の概念平均距離を算出する。なお、図20において破線の枠線92で囲まれた行は、検索単語「home」に対する複数の一般単語の各々の概念平均距離を表している。
[2−2.全体共通概念除外部の動作]
次に、図21を参照しながら、全体共通概念除外部38Aの動作について説明する。図21は、実施の形態2に係る全体共通概念除外部38Aの動作の流れを示すフローチャートである。なお、図21のフローチャートにおいて、上述した図11のフローチャートの処理と同一の処理には同一のステップ番号を付し、その説明を省略する。
まず、上記実施の形態1と同様に、ステップS301〜S306が実行される。ステップS306において、差分v−v’が第1の閾値以上である場合には(S306でYES)、全体共通概念除外部38Aは、概念平均距離が第2の閾値(例えば「10」)以下であるか否かを判定する(S401)。
概念平均距離が第2の閾値以下である場合には(S401でYES)、全体共通概念除外部38Aは、抽出した一般単語を関連単語として採用する(S307)。一方、概念平均距離が第2の閾値を超える場合には(S401でNO)、全体共通概念除外部38Aは、抽出した一般単語を関連単語として採用しない(S308)。
[2−3.効果]
上述したように、概念平均距離が第2の閾値を超える場合には、全体共通概念除外部38Aは、抽出した一般単語を関連単語として採用しない。これにより、第1のユーザ及び第2のユーザにとって検索単語に対して共通の概念を示すが、検索単語に対して意味的な距離が遠い一般単語を関連単語から除外することができる。その結果、第1のグループに対してより最適な商品又はサービス等を推薦することができる。
(実施の形態3)
図22を参照しながら、実施の形態3に係る検索システム2Bの構成について説明する。図22は、実施の形態3に係る検索システム2Bの構成を示すブロック図である。
図22に示すように、実施の形態3に係る検索システム2Bでは、推薦概念演算部12及び推薦サービス提供部14が同一の中継装置94(検索装置の一例)に搭載されている。このような構成であっても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図23を参照しながら、実施の形態4に係る検索システム2Cの構成について説明する。図23は、実施の形態4に係る検索システム2Cの構成を示すブロック図である。
図23に示すように、実施の形態4に係る検索システム2Cでは、推薦概念演算部12は、推薦対象ユーザ端末16Ca及び16Cb(検索装置の一例)の各々に搭載されている。推薦対象ユーザ端末16Caから送信された推薦概念は、推薦サービス提供部14により受信される。このような構成であっても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(他の変形例)
以上、一つ又は複数の態様に係る単語拡張方法等について、上記実施の形態1〜4に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態1〜4に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思い付く各種変形を実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
上記各実施の形態では、全体共通概念抽出部36は、関連単語を抽出する際に第1〜第4の概念マップを利用したが、第1〜第4の概念マップに代えて、例えばwordnetのような概念辞書を利用してもよい。なお、wordnetは、例えば「George A.Miller “WordNet:A Lexical Database for
English”,Communications of the ACM,Volume 38 Issue 11,Nov.1995」の文献に開示されている公知の概念辞書である。
上記各実施の形態では、全体共通概念抽出部36は、関連単語を抽出する際に第1〜第4の概念マップを利用したが、第4の概念マップを省略し、少なくとも第1〜第3の概念マップを利用してもよい。
上記各実施の形態では、推薦サービス提供部14のデータベース44は、住宅物件に関する情報を記憶したが、これに限定されず、例えば旅行先、宿泊先又は飲食店等に関する各種情報を記憶してもよい。
上記各実施の形態では、第1〜第4の概念マップの各々における意味的距離を「0」〜「10」の整数値で表現したが、これに限定されず、例えば「0.0」〜「1.0」の小数値等で表現してもよい。
上記各実施の形態では、意味的距離の値が小さいほど、複数の一般単語の各々の間の意味的な距離が近いことを表したが、これに限定されず、例えば意味的距離の値が大きいほど、複数の一般単語の各々の間の意味的な距離が近いことを表してもよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態に係る検索装置の機能の一部又は全てを、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現してもよい。
上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしても良い。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等から構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしても良い。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしても良い。
本開示は、上記に示す方法であるとしても良い。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしても良いし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。また、本開示は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ等に記録したものとしても良い。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしても良い。また、本開示は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしても良い。また、本開示は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしても良い。また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしても良い。
本開示に係る検索方法は、特定のグループに対して商品又はサービス等を推薦するための検索システム等に有用である。
2,2A,2B,2C 検索システム
4 グループ
6 ユーザ
8 音声端末
10 情報端末
12,12A 推薦概念演算部
14 推薦サービス提供部
16a,16b,16Ca,16Cb 推薦対象ユーザ端末
18a,18b 推薦対象外ユーザ端末
20 インターネット
22 検索単語送信部
24 概念マップ保持部
26 推薦結果受信部
28 検索単語受信部
30 推薦対象端末概念マップ受信部
32 推薦対象外端末概念マップ受信部
34 グループ共通概念抽出部
36 全体共通概念抽出部
38,38A 全体共通概念除外部
40 推薦概念送信部
42 推薦概念受信部
44 データベース
46 推薦要求部
48 推薦内容生成部
50 推薦結果送信部
52,54,92 枠線
56,62 グループ共通概念
58,60 全体共通概念
64 関連単語
66 検索クエリ
68 物件データベース
70 表示部
72,74,86,88 表示エリア
76,78 選択肢ボタン
80 推薦結果表示画面
82,84 推薦結果
90 概念平均距離演算部
94 中継装置

Claims (15)

  1. プロセッサにより実行される検索方法であって、
    前記プロセッサは、
    (a)検索単語を取得し、
    (b)複数の単語と、前記複数の単語の各々の間の意味的距離と、を含む第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップであって、第1のグループに属する第1のユーザに固有の第1の概念マップと、前記第1のグループに属する第2のユーザに固有の第2の概念マップと、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザに固有の第3の概念マップと、をメモリから取得し、
    (c)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、
    (d)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第3の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、
    (e)前記複数の単語の中から、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度と、前記第2の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、
    (f)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を出力する
    検索方法。
  2. 前記(e)において、前記差分が前記第1の閾値以上である前記少なくとも1つの単語について、前記第1の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離との和に基づく値が第2の閾値以下である場合に、前記関連単語として抽出する
    請求項1に記載の検索方法。
  3. 前記(f)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1のグループに属する前記第1のユーザ又は前記第2のユーザに対して表示する
    請求項1又は2に記載の検索方法。
  4. 前記(f)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語と前記関連単語との前記関連度の高い順に表示する
    請求項3に記載の検索方法。
  5. 前記(f)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、他のユーザによる評価の高いコンテンツよりも上位に表示する
    請求項4に記載の検索方法。
  6. 前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、脳計測の結果に基づいて生成される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の検索方法。
  7. 前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、fMRI(functional Magnetic Resonance Imaging)を用いた脳計測の結果に基づいて生成される
    請求項6に記載の検索方法。
  8. プロセッサとメモリとを備えた検索装置であって、
    前記プロセッサは、
    (a)検索単語を取得し、
    (b)複数の単語と、前記複数の単語の各々の間の意味的距離と、を含む第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップであって、第1のグループに属する第1のユーザに固有の第1の概念マップと、前記第1のグループに属する第2のユーザに固有の第2の概念マップと、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザに固有の第3の概念マップと、を前記メモリから取得し、
    (c)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、
    (d)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第3の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、
    (e)前記複数の単語の中から、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度と、前記第2の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、
    (f)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索用の単語を出力する
    検索装置。
  9. 前記(e)において、前記差分が前記第1の閾値以上である前記少なくとも1つの単語について、前記第1の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記検索単語に対する前記意味的距離との和に基づく値が第2の閾値以下である場合に、前記関連単語として抽出する
    請求項8に記載の検索装置。
  10. 前記プロセッサは、さらに、
    (g)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1のグループに属する前記第1のユーザ又は前記第2のユーザに対して表示する
    請求項8又は9に記載の検索装置。
  11. 前記(g)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語と前記関連単語との前記関連度の高い順に表示する
    請求項10に記載の検索装置。
  12. 前記(g)において、前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を、他のユーザによる評価の高いコンテンツよりも上位に表示する
    請求項11に記載の検索装置。
  13. 前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、脳計測の結果に基づいて生成される
    請求項8〜12のいずれか1項に記載の検索装置。
  14. 前記第1の概念マップ、前記第2の概念マップ及び前記第3の概念マップの各々は、fMRIを用いた脳計測の結果に基づいて生成される
    請求項13に記載の検索装置。
  15. コンピュータに検索方法を実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)検索単語を取得し、
    (b)複数の単語と、前記複数の単語の各々の間の意味的距離と、を含む第1の概念マップ、第2の概念マップ及び第3の概念マップであって、第1のグループに属する第1のユーザに固有の第1の概念マップと、前記第1のグループに属する第2のユーザに固有の第2の概念マップと、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する第3のユーザに固有の第3の概念マップと、をメモリから取得し、
    (c)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第1の関連度マップを取得し、
    (d)前記第1の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第2の概念マップに含まれる前記意味的距離と、前記第3の概念マップに含まれる前記意味的距離との近さを示す関連度を含む第2の関連度マップを取得し、
    (e)前記複数の単語の中から、前記第1の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度と、前記第2の関連度マップに含まれる前記検索単語に対する前記関連度との差分が第1の閾値以上である少なくとも1つの単語を関連単語として抽出し、
    (f)前記検索単語及び前記関連単語に基づいて検索した結果を出力する
    ことを実行させるプログラム。
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