JP2004005295A - 懸賞システム - Google Patents
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Abstract
【課題】懸賞サイトに対する懸賞の申し込みを支援することでき、かつ利用数が多い懸賞システムを提供すること。
【解決手段】本発明にかかる懸賞システムは、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援するものである。この懸賞システムは、商品又はサービスの購買証明情報と商品又はサービスの販売価格情報とを関連付けて記憶する販売価格情報ＤＢ２３を備えている。また、ユーザの端末３より送信された購買証明情報に基づき、販売価格情報ＤＢ２３より販売価格情報に変換し、さらにこの販売価格情報に基づき対応するポイントに換算している。
【選択図】 図１
【解決手段】本発明にかかる懸賞システムは、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援するものである。この懸賞システムは、商品又はサービスの購買証明情報と商品又はサービスの販売価格情報とを関連付けて記憶する販売価格情報ＤＢ２３を備えている。また、ユーザの端末３より送信された購買証明情報に基づき、販売価格情報ＤＢ２３より販売価格情報に変換し、さらにこの販売価格情報に基づき対応するポイントに換算している。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、商品又はサービスの購入を条件に懸賞の機会を与えるサイトに対する申し込みを支援する懸賞システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
インターネットの普及及び情報通信技術の向上に伴って、懸賞がインターネット上で行われるようになった。懸賞に申し込むためには、様々な条件が課される場合がある。例えば、クイズに対する解答や商品の購入である。このうち、商品の購入を条件とすると直接的に商品の販売促進に繋がることから、最近広く行われるようになっている。例えば、缶コーヒーにシリアル番号を印刷したシールを貼付し、このシリアル番号を特定のサイト上で入力すると、懸賞に申し込むことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このような懸賞サイトに対する懸賞の申し込みは、懸賞サイト毎に行わなければならない。現在、多数の懸賞サイトへリンクするためのサイトがあるが、申し込みは結局のところ懸賞サイト毎に行わなければならない。また、このサイトは、懸賞サイトを検索する上では便利だが、それ以上のメリットは少ない。
【０００４】
よって、本発明の目的は、懸賞サイトに対する懸賞の申し込みを支援することでき、かつ利用数が多い懸賞システムを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる懸賞システムは、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞システムであって、商品又はサービスの購買証明情報と商品又はサービスの販売価格情報とを関連付けて記憶する販売価格情報記憶手段（例えば、本発明の実施の形態における販売価格情報ＤＢ２３）と、ユーザの端末より送信された購買証明情報に基づき、前記販売価格情報記憶手段より販売価格情報に変換し、さらにこの販売価格情報に基づき対応するポイントに換算するポイント処理手段（例えば、本発明の実施の形態におけるポイント処理部１５）とを備えたものである。このような構成により、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【０００６】
本発明にかかる他の懸賞システムは、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞システムであって、商品又はサービスの購買証明情報と、商品又はサービスの販売価格情報に対応するポイントとを関連付けて記憶するポイント情報記憶手段と、ユーザの端末より送信された購買証明情報に基づき、前記ポイント情報記憶手段より、対応するポイントに換算するポイント処理手段とを備えたものである。このような構成によっても、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【０００７】
また、ユーザに対して懸賞の応募のために必要な情報を入力するための応募フォームページを送信する手段を備え、この応募フォームページは、会員登録時に入力された情報に基づき、応募のために必要な情報の一部又は全部を入力した状態とするようにするとよい。これにより、ユーザの申し込みに伴う入力のための労力を軽減することができる。
【０００８】
他方、本発明にかかる懸賞申込支援方法は、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞申込支援方法であって、ユーザの端末より送信された購買証明情報を受信するステップと、受信した購買証明情報を販売価格情報に変換するステップと、販売価格情報をポイントに換算するステップと備えたものである。このような方法により、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【０００９】
本発明にかかる他の懸賞申込支援方法は、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞申込支援方法であって、ユーザの端末より送信された購買証明情報を受信するステップと、受信した購買証明情報を商品又はサービスの販売価格に対応するポイントに換算するステップを備えたものである。このような方法によっても、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【００１０】
また、ユーザに対して懸賞の応募のために必要な情報を入力するための応募フォームページを送信するステップを備え、この応募フォームページは、会員登録時に入力された情報に基づき、応募のために必要な情報の一部又は全部を入力した状態とするようにしてもよい。これにより、ユーザの申し込みに伴う入力のための労力を軽減することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明にかかる懸賞システムのシステム構成図である。この懸賞システムは、主に懸賞システムサーバ１と、このサーバ１と接続されたデータベース２より構成される。懸賞システムサーバ１は、通信網５を介してユーザの端末３及び企業キャンペーンサイト用サーバ４とも接続されている。
【００１２】
懸賞システムサーバ１は、本システムの主体的な動作を行い、コンピュータにより構成される。但し、物理的に単一である必要はなく、分散的に処理する構成としてもよい。当該懸賞システムサーバ１は、制御部１１、ウェブ（ＷＥＢ）エンジン１２を有し、さらに各種プログラムがハードディスク、メモリ等の記憶手段に格納されている。これらのプログラムと制御部１１が協働することによって、会員登録処理部１３、応募処理部１４及びポイント処理部１５を実現する。その他、当サーバ１には、通信を行うための通信接続手段、通信処理プログラム、キーボード等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置を含むが、この説明では煩雑化を避けるために省略する。
【００１３】
他方、データベース２は、会員登録ＤＢ２１、応募情報ＤＢ２２、販売価格情報ＤＢ２３及びポイント情報ＤＢ２４を有する。
【００１４】
懸賞システムサーバ１の制御部１１は、記憶手段に格納された各種プログラムに基づいて、各種制御を実行する機能を有し、中央演算処理装置（ＣＰＵ）、読出専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、入出力ポート（Ｉ／Ｏ）等により実現される。
【００１５】
ウェブエンジン１２は、ユーザの端末３に対して本システムを実行するために必要なウェブページを閲覧させる処理を行う。
【００１６】
会員登録処理部１３は、ユーザの会員登録に関する処理を実行する機能を有する。会員登録は、通信網５を介してユーザの端末３により実行する。そして、会員登録処理部１３により登録された情報は、データベース２の会員登録ＤＢ２１に格納される。
【００１７】
応募処理部１４は、各企業が提供する懸賞サイトに対する応募を行うための処理を行う。例えば、この懸賞システムを介して応募することができる懸賞サイトを紹介するページをユーザの端末３に提供する。また、ユーザの端末３に対して、懸賞サイトに応募するための共通応募フォームページを提供する。このとき、共通応募フォームページ上では、会員登録により取得した情報を、応募情報中に含ませている。これによって、応募するために必要な入力を少なくすることができる。さらに、応募処理部１４は、各懸賞サイトに対して応募に必要な情報を送信し、応募を行う。
【００１８】
ポイント処理部１５は、この懸賞システムを介してユーザが各懸賞サイトに申し込みを行うことによってユーザに付与されるポイントに関する処理を行う。具体的には、ポイント処理部１５は、購買証明情報に基づき予め購買証明情報と関連付けられた商品又はサービスの販売価格情報を、販売価格情報ＤＢ２３より取得し、この販売価格情報に応じたポイントをユーザ毎に蓄積する。また、ユーザがポイントを還元する場合にもこのポイント処理部１５が処理を行う。
【００１９】
データベース２の会員登録ＤＢ２１には、会員登録による登録情報が格納される。登録情報には、例えば、会員ＩＤ、パスワード、氏名、郵便番号、住所、性別、電子メールアドレス、電話番号が含まれる。このうち、パスワードは、ユーザが本システムにログインするために必要な情報である。
【００２０】
応募情報ＤＢ２２には、応募を行うために必要な情報や応募履歴に関する情報が格納される。応募を行うために必要な情報は、懸賞サイトのそれぞれに応募を行うために必要な情報の種類を特定する情報である。例えば、懸賞サイトＡに応募するためには、氏名、メールアドレス、購買証明情報の３つの情報が必要であり、懸賞サイトＢに応募するためには、氏名、住所、年齢、性別、購買証明情報の５つの情報が必要であるといった情報をいう。応募履歴に関する情報とは、ユーザが過去にこの発明にかかる懸賞システムを用いて懸賞サイトに応募を行なった履歴に関する情報である。この応募履歴に関する情報には、例えば、懸賞サイトを特定する識別情報、応募日時情報、会員ＩＤ、購入金額情報等が含まれる。
【００２１】
販売価格情報ＤＢ２３には、購買証明の対象となる商品又はサービスを特定する情報とその販売価格に関する情報が互いに関連付けられて記憶されている。このとき、シリアルナンバー等の購買証明情報と販売価格が直接関連付けられていてもよいが、購買証明情報と、商品又はサービスを特定する情報を関連付け、さらに商品又はサービスを特定する情報と販売価格を関連付けるようにしてもよい。この販売価格情報は、例えば、商品又はサービスの一般的流通価格に相当する金額の情報であり、実際に個々のユーザが購入した金額でなくともよい。この一般的流通価格は、商品やサービスの種類によって異なるが、実際に店頭にて販売される価格を推定して設定される価格である。例えば、インスタントラーメンについては、定価の８０％が一般的流通価格である。但し、この販売価格情報は、処理の単純化のために、定価としてもよい。尚、販売価格情報ＤＢ２３では、購買証明情報と、商品等の販売価格に対応するポイント情報とが直接的に関連付けられてもよい。このシステムでは、例えば、販売価格が１００円である場合に、その２％である２円に相当する２ポイントがユーザに与えられる。
【００２２】
ポイント情報ＤＢ２４には、ユーザを特定する会員ＩＤと、そのユーザが獲得したポイントに関する情報が格納されている。このポイントは、そのポイントに相当する商品、サービスと交換することができたり、いわゆるウェブポイントマイレージとして使用することができる。
【００２３】
ユーザの端末３には、例えばユーザのパーソナルコンピュータ（ＰＣ）３ａ、携帯電話３ｂが含まれる。これらのＰＣ３ａ、携帯電話３ｂは、いわゆるインターネットを介してデータ通信を行うことができ、ブラウザプログラムがインストールされている。この端末３は、少なくともＣＰＵ等により構成される制御部、メモリ、ハードディスク等の記憶手段、通信網５を介してサーバ１に接続するための通信手段を備えている。
【００２４】
企業キャンペーンサイト用サーバ４は、各懸賞サイトのサーバである。
【００２５】
通信網５は、インターネット、公衆網等の通信網である。
【００２６】
次に、図２を用いて、本発明にかかる懸賞システムにおいて、ユーザが会員登録後、ポイントを獲得するまでの一連のフローについて説明する。
【００２７】
まず、ユーザは、この懸賞システムを利用するために、会員登録を行う（Ｓ２０１）。会員登録は、例えば、通信網５を介してユーザの端末３を用いて懸賞システムサーバ１にアクセスすることによって実行する。ユーザからのアクセスがあると、懸賞システムサーバ１から通信網５を介して会員登録のために必要な情報を入力することを促すメッセージ及び情報入力欄を備えたウェブページが、会員登録処理部１３及びウェブエンジン１２によって、ユーザの端末３に送信される。ユーザは、その端末３を用いて、画面に表示されたウェブページを閲覧し、必要情報を入力した上で、その情報を懸賞システムサーバ１に送信する。懸賞システムサーバ１は、会員登録に必要な情報を、会員登録処理部１３によって、会員登録ＤＢ２１に格納する。そのとき、会員登録処理部１３は、会員ＩＤを各ユーザに割り振り、またパスワードを設定する処理も実行する。
【００２８】
次にユーザは、懸賞サイトに懸賞を行うために、商品又はサービスを購入する（Ｓ２０２）。
【００２９】
続いて、ユーザは、端末３を用いて懸賞システムサーバ１にアクセスする（Ｓ２０３）。そして、ユーザは、会員ＩＤ及びパスワードを入力し、システムにログインする（Ｓ２０４）。システムにログインすると、この懸賞システムによって応募可能な懸賞が端末３の画面に表示される。ユーザは、応募する懸賞を選択する（Ｓ２０５）。すると、ユーザの端末３には、共通応募フォームが表示されるため、未入力の必要情報を入力する（Ｓ２０６）。このとき、ユーザは、懸賞の申し込み条件である購買証明を行う。そして、ユーザは、応募確認を行い、応募する（Ｓ２０７）。ユーザに対しては、懸賞の申し込みに伴ってポイントが付与され、蓄積される（Ｓ２０８）。ポイントは、懸賞の際に購買証明を行なった商品またはサービスの販売価格に対応して付与されるポイントである。
【００３０】
次に、懸賞システムへのアクセス（Ｓ２０３）からポイント蓄積（Ｓ２０８）までの一連の処理をさらに詳細に図３を用いて説明する。
【００３１】
まず、ユーザは、ブラウザプログラムを起動し、その端末３から懸賞システムへアクセスする（Ｓ３０１）。懸賞システムサーバ１のウェブエンジン１２は、ユーザの端末３からのアクセスに応じて、ログインページを送信する（Ｓ３０２）。ログインページは、通信網５を介して端末３に送信される。端末３では、ログインページが表示される（Ｓ３０３）。ログインページの例を図４に示す。図に示されるように、会員ＩＤ及びパスワードの入力欄が設けられている。ユーザは、これらの入力欄に会員ＩＤ及びパスワードを入力し、送信ボタンをクリックすると、会員ＩＤ及びパスワードがサーバ１に送信される（Ｓ３０４）。サーバ１は、会員ＩＤ及びパスワードを受信する。さらに、サーバ１は、会員登録処理部１３によって会員登録ＤＢ２１に記憶された会員の識別情報である会員ＩＤ及びパスワードと、受信した会員ＩＤ及びパスワードを照合する（Ｓ３０５）。照合の結果、会員ＩＤとパスワードの組み合わせが会員登録ＤＢ２１に格納されている場合には、会員登録されているものと判断され、次のステップに移行することができる。
【００３２】
次のステップでは、サーバ１のウェブエンジン１２によって、懸賞紹介ページを通信網５を介してユーザの端末３に送信する（Ｓ３０６）。端末３は、この懸賞紹介ページを受信し、ブラウザプログラムによって画面に表示する（Ｓ３０７）。懸賞紹介ページの画面表示例を図５に示す。図５に示されるように、懸賞システムによって申し込みが可能な懸賞が複数表示される。この懸賞紹介ページは、商品カテゴリ別や景品別、形式別等さまざまな様式によって表示及び検索することができる。ユーザは、懸賞紹介ページを閲覧し、懸賞を申し込みたいと考える懸賞を選択する。つまり、懸賞の選択情報を入力する。そして、この懸賞の選択情報は通信網５を介してサーバ１に送信される（Ｓ３０８）。
【００３３】
懸賞システムサーバ１は、選択情報を受信し、応募処理部１４によって、選択情報を一時格納する（Ｓ３０９）。そして、応募処理部１４は、選択情報により特定される懸賞サイトにおいて応募に必要とされる情報を応募情報ＤＢ２２より読み出す。さらに、応募処理部１４は、応募に必要とされる情報が会員登録ＤＢ２１にあるかどうかを検索し、あった場合には、その情報を読み出す。続いて、応募処理部１４は、応募に必要とされる情報を入力するための共通応募フォームページを合成し、ウェブエンジン１２によってユーザの端末３に送信する。
【００３４】
ユーザの端末３は、共通応募フォームページを受信し、ブラウザプログラムによって画面表示を行う。画面表示例を図６に示す。図６に示されるように、ユーザが選択した懸賞（ここでは、缶コーヒー購入キャンペーン）において必要とされる情報の項目及び入力欄が設けられている。そして、この入力欄には、会員登録ＤＢ２１に基づき入力可能な情報については、既に入力欄中に入力された状態で表示されている。この情報は、ユーザによって書き換えることも可能である。また、図に示されるように、本発明にかかる懸賞システムでは、実際に商品またはサービスを購入し、その購買を証明することによって初めて参加することができる懸賞を対象としているため、購買証明情報の入力欄が設けられている。この購買証明情報は、会員登録ＤＢ２１に格納された情報ではないため、空欄になっており、このタイミングでユーザが入力することになる。購買証明情報には、様々な形態が含まれる。例えば、缶コーヒーに貼付されたシールに印刷されたシリアルナンバーである。また、商品個々の包装に印刷された識別情報であってもよい。また、商品または包装にバーコードを印刷しておき、そのバーコードをスキャンすることによって得られるバーコード情報であってもよい。
【００３５】
この例では、ユーザは、購買証明情報を入力し、送信ボタンをクリックすると、購買証明情報が通信網５を介してサーバ１に送信される（Ｓ３１２）。サーバ１は、この購買証明情報を受信し、応募処理部１４によって、この購買証明情報を応募情報ＤＢ２２に格納する（Ｓ３１３）。さらに、応募処理部１４は、応募確認ページを合成し、ウェブエンジン１２によってユーザの端末５に送信する（Ｓ３１４）。
【００３６】
ユーザの端末５では、ブラウザプログラムによってこの応募確認ページが画面表示される（Ｓ３１５）。画面には、会員登録ＤＢ２１より抽出し、またユーザが入力した、応募に必要な情報が表示される。ユーザは、これらの情報を画面で確認し、誤りがないものと判断した場合には、確認ボタンをクリックする。即ち、ユーザは応募確認を入力する。そして、この応募確認は、通信網５を介してサーバ１に送信される（Ｓ３１６）。
【００３７】
サーバ１は、応募情報を受信する。そして、応募処理部１４によって、この応募情報を応募情報ＤＢ２２に格納するとともに、懸賞サイトである企業キャンペーンサイト用サーバ４に対して送信する（Ｓ３１７）。サーバ４は、応募情報を受信し、所定の記憶手段に格納する（Ｓ３１８）。サーバ４は、応募完了ページをサーバ１に対して送信する（Ｓ３１９）。
【００３８】
サーバ１は、この応募完了ページを受信し、ポイント処理部１５によってポイント変換処理を実行する（Ｓ３２０）。ポイント変換処理は、例えば、次のようにして実行される。ポイント処理部１５は、販売価格情報ＤＢ２３から、購買証明情報により証明される商品またはサービスの販売価格情報を読み出す。そして、ポイント処理部１５は、この販売価格を所定の計算式に従い、ポイントに換算する。例えば、販売価格に０．０２を乗じることによって、購入金額の２％をポイントに変換することができる。また、販売価格情報ＤＢ２３において、購買証明情報とポイント情報とが直接的に関連付けられている場合には、ポイント処理部１５は、販売価格情報ＤＢ２３より購買証明情報に対応するポイント情報を読み出す。
【００３９】
続いて、サーバ１は、ウェブエンジン１２により応募完了ページをユーザの端末３に送信する。応募完了ページには、ユーザが今回の応募により獲得したポイント数及び今までユーザが獲得した累積ポイント数が含まれる。ユーザの端末３は、応募完了ページを受信し、画面表示を行う（Ｓ３２２）。
【００４０】
サーバ１においてポイント処理部１５は、ユーザを特定する会員ＩＤと関連付けてポイント情報をポイント情報ＤＢ３４に格納する（Ｓ３２３）。
【００４１】
懸賞システムは、さらに応募回数に応じてポイントを蓄積する機能を備えてもよい。また、この懸賞システムを通じて懸賞に応募したが、当選しなかったことを参加条件とする懸賞を用意してもよい。この場合、懸賞によってユーザに与えられる景品は、法的な規制の範囲内の額に収まるようにする。また、このシステムを通じて懸賞に応募し、当選した者の情報を自動集計して、例えば、１年間の一定期間に最も懸賞に当たった回数が多い者や当たった懸賞の総額が大きい者を選び出し、画面表示するようにしてもよい。さらにその者に対して景品を付与するようにしてもよい。また、各懸賞の当選率を一定のアルゴリズムにより予測するようにしてもよい。
【００４２】
上述の例において、サーバやユーザの端末等のハードディスク、メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、ＲＯＭカートリッジ、バッテリバックアップ付きＲＡＭメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性ＲＡＭカートリッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれる。
【００４３】
【発明の効果】
本発明により、懸賞サイトに対する懸賞の申し込みを支援することでき、かつ利用数が多い懸賞システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる懸賞システムのシステム構成図である。
【図２】本発明にかかる懸賞システムにおける処理フローを示すフローチャートである。
【図３】本発明にかかる懸賞システムにおける詳細処理フローを示すフローチャートである。
【図４】本発明にかかる懸賞システムにおける画面表示例を示す図である。
【図５】本発明にかかる懸賞システムにおける画面表示例を示す図である。
【図６】本発明にかかる懸賞システムにおける画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
１ システムサーバ ２ データベース ３ ユーザの端末
４ 企業キャンペーンサイト用サーバ ５ 通信網
【発明が属する技術分野】
本発明は、商品又はサービスの購入を条件に懸賞の機会を与えるサイトに対する申し込みを支援する懸賞システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
インターネットの普及及び情報通信技術の向上に伴って、懸賞がインターネット上で行われるようになった。懸賞に申し込むためには、様々な条件が課される場合がある。例えば、クイズに対する解答や商品の購入である。このうち、商品の購入を条件とすると直接的に商品の販売促進に繋がることから、最近広く行われるようになっている。例えば、缶コーヒーにシリアル番号を印刷したシールを貼付し、このシリアル番号を特定のサイト上で入力すると、懸賞に申し込むことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このような懸賞サイトに対する懸賞の申し込みは、懸賞サイト毎に行わなければならない。現在、多数の懸賞サイトへリンクするためのサイトがあるが、申し込みは結局のところ懸賞サイト毎に行わなければならない。また、このサイトは、懸賞サイトを検索する上では便利だが、それ以上のメリットは少ない。
【０００４】
よって、本発明の目的は、懸賞サイトに対する懸賞の申し込みを支援することでき、かつ利用数が多い懸賞システムを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる懸賞システムは、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞システムであって、商品又はサービスの購買証明情報と商品又はサービスの販売価格情報とを関連付けて記憶する販売価格情報記憶手段（例えば、本発明の実施の形態における販売価格情報ＤＢ２３）と、ユーザの端末より送信された購買証明情報に基づき、前記販売価格情報記憶手段より販売価格情報に変換し、さらにこの販売価格情報に基づき対応するポイントに換算するポイント処理手段（例えば、本発明の実施の形態におけるポイント処理部１５）とを備えたものである。このような構成により、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【０００６】
本発明にかかる他の懸賞システムは、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞システムであって、商品又はサービスの購買証明情報と、商品又はサービスの販売価格情報に対応するポイントとを関連付けて記憶するポイント情報記憶手段と、ユーザの端末より送信された購買証明情報に基づき、前記ポイント情報記憶手段より、対応するポイントに換算するポイント処理手段とを備えたものである。このような構成によっても、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【０００７】
また、ユーザに対して懸賞の応募のために必要な情報を入力するための応募フォームページを送信する手段を備え、この応募フォームページは、会員登録時に入力された情報に基づき、応募のために必要な情報の一部又は全部を入力した状態とするようにするとよい。これにより、ユーザの申し込みに伴う入力のための労力を軽減することができる。
【０００８】
他方、本発明にかかる懸賞申込支援方法は、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞申込支援方法であって、ユーザの端末より送信された購買証明情報を受信するステップと、受信した購買証明情報を販売価格情報に変換するステップと、販売価格情報をポイントに換算するステップと備えたものである。このような方法により、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【０００９】
本発明にかかる他の懸賞申込支援方法は、商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞申込支援方法であって、ユーザの端末より送信された購買証明情報を受信するステップと、受信した購買証明情報を商品又はサービスの販売価格に対応するポイントに換算するステップを備えたものである。このような方法によっても、商品等の購入を条件とする懸賞サイトを申し込みするにあたって、その商品等の価格に応じたポイントをユーザに対し与えることができるため、ユーザの利用数を大幅に増加させることができる。
【００１０】
また、ユーザに対して懸賞の応募のために必要な情報を入力するための応募フォームページを送信するステップを備え、この応募フォームページは、会員登録時に入力された情報に基づき、応募のために必要な情報の一部又は全部を入力した状態とするようにしてもよい。これにより、ユーザの申し込みに伴う入力のための労力を軽減することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明にかかる懸賞システムのシステム構成図である。この懸賞システムは、主に懸賞システムサーバ１と、このサーバ１と接続されたデータベース２より構成される。懸賞システムサーバ１は、通信網５を介してユーザの端末３及び企業キャンペーンサイト用サーバ４とも接続されている。
【００１２】
懸賞システムサーバ１は、本システムの主体的な動作を行い、コンピュータにより構成される。但し、物理的に単一である必要はなく、分散的に処理する構成としてもよい。当該懸賞システムサーバ１は、制御部１１、ウェブ（ＷＥＢ）エンジン１２を有し、さらに各種プログラムがハードディスク、メモリ等の記憶手段に格納されている。これらのプログラムと制御部１１が協働することによって、会員登録処理部１３、応募処理部１４及びポイント処理部１５を実現する。その他、当サーバ１には、通信を行うための通信接続手段、通信処理プログラム、キーボード等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置を含むが、この説明では煩雑化を避けるために省略する。
【００１３】
他方、データベース２は、会員登録ＤＢ２１、応募情報ＤＢ２２、販売価格情報ＤＢ２３及びポイント情報ＤＢ２４を有する。
【００１４】
懸賞システムサーバ１の制御部１１は、記憶手段に格納された各種プログラムに基づいて、各種制御を実行する機能を有し、中央演算処理装置（ＣＰＵ）、読出専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、入出力ポート（Ｉ／Ｏ）等により実現される。
【００１５】
ウェブエンジン１２は、ユーザの端末３に対して本システムを実行するために必要なウェブページを閲覧させる処理を行う。
【００１６】
会員登録処理部１３は、ユーザの会員登録に関する処理を実行する機能を有する。会員登録は、通信網５を介してユーザの端末３により実行する。そして、会員登録処理部１３により登録された情報は、データベース２の会員登録ＤＢ２１に格納される。
【００１７】
応募処理部１４は、各企業が提供する懸賞サイトに対する応募を行うための処理を行う。例えば、この懸賞システムを介して応募することができる懸賞サイトを紹介するページをユーザの端末３に提供する。また、ユーザの端末３に対して、懸賞サイトに応募するための共通応募フォームページを提供する。このとき、共通応募フォームページ上では、会員登録により取得した情報を、応募情報中に含ませている。これによって、応募するために必要な入力を少なくすることができる。さらに、応募処理部１４は、各懸賞サイトに対して応募に必要な情報を送信し、応募を行う。
【００１８】
ポイント処理部１５は、この懸賞システムを介してユーザが各懸賞サイトに申し込みを行うことによってユーザに付与されるポイントに関する処理を行う。具体的には、ポイント処理部１５は、購買証明情報に基づき予め購買証明情報と関連付けられた商品又はサービスの販売価格情報を、販売価格情報ＤＢ２３より取得し、この販売価格情報に応じたポイントをユーザ毎に蓄積する。また、ユーザがポイントを還元する場合にもこのポイント処理部１５が処理を行う。
【００１９】
データベース２の会員登録ＤＢ２１には、会員登録による登録情報が格納される。登録情報には、例えば、会員ＩＤ、パスワード、氏名、郵便番号、住所、性別、電子メールアドレス、電話番号が含まれる。このうち、パスワードは、ユーザが本システムにログインするために必要な情報である。
【００２０】
応募情報ＤＢ２２には、応募を行うために必要な情報や応募履歴に関する情報が格納される。応募を行うために必要な情報は、懸賞サイトのそれぞれに応募を行うために必要な情報の種類を特定する情報である。例えば、懸賞サイトＡに応募するためには、氏名、メールアドレス、購買証明情報の３つの情報が必要であり、懸賞サイトＢに応募するためには、氏名、住所、年齢、性別、購買証明情報の５つの情報が必要であるといった情報をいう。応募履歴に関する情報とは、ユーザが過去にこの発明にかかる懸賞システムを用いて懸賞サイトに応募を行なった履歴に関する情報である。この応募履歴に関する情報には、例えば、懸賞サイトを特定する識別情報、応募日時情報、会員ＩＤ、購入金額情報等が含まれる。
【００２１】
販売価格情報ＤＢ２３には、購買証明の対象となる商品又はサービスを特定する情報とその販売価格に関する情報が互いに関連付けられて記憶されている。このとき、シリアルナンバー等の購買証明情報と販売価格が直接関連付けられていてもよいが、購買証明情報と、商品又はサービスを特定する情報を関連付け、さらに商品又はサービスを特定する情報と販売価格を関連付けるようにしてもよい。この販売価格情報は、例えば、商品又はサービスの一般的流通価格に相当する金額の情報であり、実際に個々のユーザが購入した金額でなくともよい。この一般的流通価格は、商品やサービスの種類によって異なるが、実際に店頭にて販売される価格を推定して設定される価格である。例えば、インスタントラーメンについては、定価の８０％が一般的流通価格である。但し、この販売価格情報は、処理の単純化のために、定価としてもよい。尚、販売価格情報ＤＢ２３では、購買証明情報と、商品等の販売価格に対応するポイント情報とが直接的に関連付けられてもよい。このシステムでは、例えば、販売価格が１００円である場合に、その２％である２円に相当する２ポイントがユーザに与えられる。
【００２２】
ポイント情報ＤＢ２４には、ユーザを特定する会員ＩＤと、そのユーザが獲得したポイントに関する情報が格納されている。このポイントは、そのポイントに相当する商品、サービスと交換することができたり、いわゆるウェブポイントマイレージとして使用することができる。
【００２３】
ユーザの端末３には、例えばユーザのパーソナルコンピュータ（ＰＣ）３ａ、携帯電話３ｂが含まれる。これらのＰＣ３ａ、携帯電話３ｂは、いわゆるインターネットを介してデータ通信を行うことができ、ブラウザプログラムがインストールされている。この端末３は、少なくともＣＰＵ等により構成される制御部、メモリ、ハードディスク等の記憶手段、通信網５を介してサーバ１に接続するための通信手段を備えている。
【００２４】
企業キャンペーンサイト用サーバ４は、各懸賞サイトのサーバである。
【００２５】
通信網５は、インターネット、公衆網等の通信網である。
【００２６】
次に、図２を用いて、本発明にかかる懸賞システムにおいて、ユーザが会員登録後、ポイントを獲得するまでの一連のフローについて説明する。
【００２７】
まず、ユーザは、この懸賞システムを利用するために、会員登録を行う（Ｓ２０１）。会員登録は、例えば、通信網５を介してユーザの端末３を用いて懸賞システムサーバ１にアクセスすることによって実行する。ユーザからのアクセスがあると、懸賞システムサーバ１から通信網５を介して会員登録のために必要な情報を入力することを促すメッセージ及び情報入力欄を備えたウェブページが、会員登録処理部１３及びウェブエンジン１２によって、ユーザの端末３に送信される。ユーザは、その端末３を用いて、画面に表示されたウェブページを閲覧し、必要情報を入力した上で、その情報を懸賞システムサーバ１に送信する。懸賞システムサーバ１は、会員登録に必要な情報を、会員登録処理部１３によって、会員登録ＤＢ２１に格納する。そのとき、会員登録処理部１３は、会員ＩＤを各ユーザに割り振り、またパスワードを設定する処理も実行する。
【００２８】
次にユーザは、懸賞サイトに懸賞を行うために、商品又はサービスを購入する（Ｓ２０２）。
【００２９】
続いて、ユーザは、端末３を用いて懸賞システムサーバ１にアクセスする（Ｓ２０３）。そして、ユーザは、会員ＩＤ及びパスワードを入力し、システムにログインする（Ｓ２０４）。システムにログインすると、この懸賞システムによって応募可能な懸賞が端末３の画面に表示される。ユーザは、応募する懸賞を選択する（Ｓ２０５）。すると、ユーザの端末３には、共通応募フォームが表示されるため、未入力の必要情報を入力する（Ｓ２０６）。このとき、ユーザは、懸賞の申し込み条件である購買証明を行う。そして、ユーザは、応募確認を行い、応募する（Ｓ２０７）。ユーザに対しては、懸賞の申し込みに伴ってポイントが付与され、蓄積される（Ｓ２０８）。ポイントは、懸賞の際に購買証明を行なった商品またはサービスの販売価格に対応して付与されるポイントである。
【００３０】
次に、懸賞システムへのアクセス（Ｓ２０３）からポイント蓄積（Ｓ２０８）までの一連の処理をさらに詳細に図３を用いて説明する。
【００３１】
まず、ユーザは、ブラウザプログラムを起動し、その端末３から懸賞システムへアクセスする（Ｓ３０１）。懸賞システムサーバ１のウェブエンジン１２は、ユーザの端末３からのアクセスに応じて、ログインページを送信する（Ｓ３０２）。ログインページは、通信網５を介して端末３に送信される。端末３では、ログインページが表示される（Ｓ３０３）。ログインページの例を図４に示す。図に示されるように、会員ＩＤ及びパスワードの入力欄が設けられている。ユーザは、これらの入力欄に会員ＩＤ及びパスワードを入力し、送信ボタンをクリックすると、会員ＩＤ及びパスワードがサーバ１に送信される（Ｓ３０４）。サーバ１は、会員ＩＤ及びパスワードを受信する。さらに、サーバ１は、会員登録処理部１３によって会員登録ＤＢ２１に記憶された会員の識別情報である会員ＩＤ及びパスワードと、受信した会員ＩＤ及びパスワードを照合する（Ｓ３０５）。照合の結果、会員ＩＤとパスワードの組み合わせが会員登録ＤＢ２１に格納されている場合には、会員登録されているものと判断され、次のステップに移行することができる。
【００３２】
次のステップでは、サーバ１のウェブエンジン１２によって、懸賞紹介ページを通信網５を介してユーザの端末３に送信する（Ｓ３０６）。端末３は、この懸賞紹介ページを受信し、ブラウザプログラムによって画面に表示する（Ｓ３０７）。懸賞紹介ページの画面表示例を図５に示す。図５に示されるように、懸賞システムによって申し込みが可能な懸賞が複数表示される。この懸賞紹介ページは、商品カテゴリ別や景品別、形式別等さまざまな様式によって表示及び検索することができる。ユーザは、懸賞紹介ページを閲覧し、懸賞を申し込みたいと考える懸賞を選択する。つまり、懸賞の選択情報を入力する。そして、この懸賞の選択情報は通信網５を介してサーバ１に送信される（Ｓ３０８）。
【００３３】
懸賞システムサーバ１は、選択情報を受信し、応募処理部１４によって、選択情報を一時格納する（Ｓ３０９）。そして、応募処理部１４は、選択情報により特定される懸賞サイトにおいて応募に必要とされる情報を応募情報ＤＢ２２より読み出す。さらに、応募処理部１４は、応募に必要とされる情報が会員登録ＤＢ２１にあるかどうかを検索し、あった場合には、その情報を読み出す。続いて、応募処理部１４は、応募に必要とされる情報を入力するための共通応募フォームページを合成し、ウェブエンジン１２によってユーザの端末３に送信する。
【００３４】
ユーザの端末３は、共通応募フォームページを受信し、ブラウザプログラムによって画面表示を行う。画面表示例を図６に示す。図６に示されるように、ユーザが選択した懸賞（ここでは、缶コーヒー購入キャンペーン）において必要とされる情報の項目及び入力欄が設けられている。そして、この入力欄には、会員登録ＤＢ２１に基づき入力可能な情報については、既に入力欄中に入力された状態で表示されている。この情報は、ユーザによって書き換えることも可能である。また、図に示されるように、本発明にかかる懸賞システムでは、実際に商品またはサービスを購入し、その購買を証明することによって初めて参加することができる懸賞を対象としているため、購買証明情報の入力欄が設けられている。この購買証明情報は、会員登録ＤＢ２１に格納された情報ではないため、空欄になっており、このタイミングでユーザが入力することになる。購買証明情報には、様々な形態が含まれる。例えば、缶コーヒーに貼付されたシールに印刷されたシリアルナンバーである。また、商品個々の包装に印刷された識別情報であってもよい。また、商品または包装にバーコードを印刷しておき、そのバーコードをスキャンすることによって得られるバーコード情報であってもよい。
【００３５】
この例では、ユーザは、購買証明情報を入力し、送信ボタンをクリックすると、購買証明情報が通信網５を介してサーバ１に送信される（Ｓ３１２）。サーバ１は、この購買証明情報を受信し、応募処理部１４によって、この購買証明情報を応募情報ＤＢ２２に格納する（Ｓ３１３）。さらに、応募処理部１４は、応募確認ページを合成し、ウェブエンジン１２によってユーザの端末５に送信する（Ｓ３１４）。
【００３６】
ユーザの端末５では、ブラウザプログラムによってこの応募確認ページが画面表示される（Ｓ３１５）。画面には、会員登録ＤＢ２１より抽出し、またユーザが入力した、応募に必要な情報が表示される。ユーザは、これらの情報を画面で確認し、誤りがないものと判断した場合には、確認ボタンをクリックする。即ち、ユーザは応募確認を入力する。そして、この応募確認は、通信網５を介してサーバ１に送信される（Ｓ３１６）。
【００３７】
サーバ１は、応募情報を受信する。そして、応募処理部１４によって、この応募情報を応募情報ＤＢ２２に格納するとともに、懸賞サイトである企業キャンペーンサイト用サーバ４に対して送信する（Ｓ３１７）。サーバ４は、応募情報を受信し、所定の記憶手段に格納する（Ｓ３１８）。サーバ４は、応募完了ページをサーバ１に対して送信する（Ｓ３１９）。
【００３８】
サーバ１は、この応募完了ページを受信し、ポイント処理部１５によってポイント変換処理を実行する（Ｓ３２０）。ポイント変換処理は、例えば、次のようにして実行される。ポイント処理部１５は、販売価格情報ＤＢ２３から、購買証明情報により証明される商品またはサービスの販売価格情報を読み出す。そして、ポイント処理部１５は、この販売価格を所定の計算式に従い、ポイントに換算する。例えば、販売価格に０．０２を乗じることによって、購入金額の２％をポイントに変換することができる。また、販売価格情報ＤＢ２３において、購買証明情報とポイント情報とが直接的に関連付けられている場合には、ポイント処理部１５は、販売価格情報ＤＢ２３より購買証明情報に対応するポイント情報を読み出す。
【００３９】
続いて、サーバ１は、ウェブエンジン１２により応募完了ページをユーザの端末３に送信する。応募完了ページには、ユーザが今回の応募により獲得したポイント数及び今までユーザが獲得した累積ポイント数が含まれる。ユーザの端末３は、応募完了ページを受信し、画面表示を行う（Ｓ３２２）。
【００４０】
サーバ１においてポイント処理部１５は、ユーザを特定する会員ＩＤと関連付けてポイント情報をポイント情報ＤＢ３４に格納する（Ｓ３２３）。
【００４１】
懸賞システムは、さらに応募回数に応じてポイントを蓄積する機能を備えてもよい。また、この懸賞システムを通じて懸賞に応募したが、当選しなかったことを参加条件とする懸賞を用意してもよい。この場合、懸賞によってユーザに与えられる景品は、法的な規制の範囲内の額に収まるようにする。また、このシステムを通じて懸賞に応募し、当選した者の情報を自動集計して、例えば、１年間の一定期間に最も懸賞に当たった回数が多い者や当たった懸賞の総額が大きい者を選び出し、画面表示するようにしてもよい。さらにその者に対して景品を付与するようにしてもよい。また、各懸賞の当選率を一定のアルゴリズムにより予測するようにしてもよい。
【００４２】
上述の例において、サーバやユーザの端末等のハードディスク、メモリ等の記憶手段等にインストールされた各種のプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ、ＲＯＭカートリッジ、バッテリバックアップ付きＲＡＭメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性ＲＡＭカートリッジ等を含む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネットも含まれる。
【００４３】
【発明の効果】
本発明により、懸賞サイトに対する懸賞の申し込みを支援することでき、かつ利用数が多い懸賞システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる懸賞システムのシステム構成図である。
【図２】本発明にかかる懸賞システムにおける処理フローを示すフローチャートである。
【図３】本発明にかかる懸賞システムにおける詳細処理フローを示すフローチャートである。
【図４】本発明にかかる懸賞システムにおける画面表示例を示す図である。
【図５】本発明にかかる懸賞システムにおける画面表示例を示す図である。
【図６】本発明にかかる懸賞システムにおける画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
１ システムサーバ ２ データベース ３ ユーザの端末
４ 企業キャンペーンサイト用サーバ ５ 通信網
Claims (6)
- 商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞システムであって、
商品又はサービスの購買証明情報と、商品又はサービスの販売価格情報とを関連付けて記憶する販売価格情報記憶手段と、
ユーザの端末より送信された購買証明情報に基づき、前記販売価格情報記憶手段より販売価格情報に変換し、さらにこの販売価格情報に基づき対応するポイントに換算するポイント処理手段とを備えた懸賞システム。 - 商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞システムであって、
商品又はサービスの購買証明情報と、商品又はサービスの販売価格情報に対応するポイントとを関連付けて記憶するポイント情報記憶手段と、
ユーザの端末より送信された購買証明情報に基づき、前記ポイント情報記憶手段より、対応するポイントに換算するポイント処理手段とを備えた懸賞システム。 - ユーザに対して懸賞の応募のために必要な情報を入力するための応募フォームページを送信する手段を備え、この応募フォームページは、会員登録時に入力された情報に基づき、応募のために必要な情報の一部又は全部を入力した状態とすることを特徴とする請求項１又は２記載の懸賞システム。
- 商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞申込支援方法であって、
ユーザの端末より送信された購買証明情報を受信するステップと、
受信した購買証明情報を販売価格情報に変換するステップと、
販売価格情報をポイントに換算するステップと備えた懸賞申込支援方法。 - 商品又はサービスの購入を懸賞の申し込み条件とする懸賞サイトに対する申し込みを支援する懸賞申込支援方法であって、
ユーザの端末より送信された購買証明情報を受信するステップと、
受信した購買証明情報を商品又はサービスの販売価格に対応するポイントに換算するステップとを備えた懸賞申込支援方法。 - ユーザに対して懸賞の応募のために必要な情報を入力するための応募フォームページを送信するステップを備え、この応募フォームページは、会員登録時に入力された情報に基づき、応募のために必要な情報の一部又は全部を入力した状態とすることを特徴とする請求項４又は５記載の懸賞申込支援方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002160988A JP2004005295A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 懸賞システム |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI484935B (zh) * | 2011-05-13 | 2015-05-21 | Mitsubishi Electric Corp | 電動吸塵器 |
| JP2022067348A (ja) * | 2020-10-20 | 2022-05-06 | サントリーホールディングス株式会社 | 情報処理システム、自動販売機、情報処理装置、情報処理方法、自動販売機の制御方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-06-03 JP JP2002160988A patent/JP2004005295A/ja active Pending
Cited By (3)
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| TWI484935B (zh) * | 2011-05-13 | 2015-05-21 | Mitsubishi Electric Corp | 電動吸塵器 |
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| JP7160881B2 (ja) | 2020-10-20 | 2022-10-25 | サントリーホールディングス株式会社 | 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム |
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