JP2004005020A - 課金処理装置、課金処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】単一あるいは複数の出力装置5000と、出力装置5000と直接あるいはネットワークにより接続されたパーソナルコンピュータを含む情報処理装置3000とからなる課金処理装置において、情報処理装置3000から出力装置5000に出力する際に課金が行われるときに、出力装置5000からの出力を行うことなく課金料金を算出するようにして、課金料金に応じた処理を行うことができるようにする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータと複数の出力装置と該出力装置と直接あるいはネットワークにより接続された情報処理システムにおけるホストコンピュータと周辺装置に関するものである。特に、ホストコンピュータから出力装置に対して出力を行う際に課金される場合に関する、出力の可否及び出力が可能な場合の課金料金の算出や出力を含む課金処理装置、課金処理方法及びその処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、出力に対して課金を行うプリントサービスや出力に対する課金を部門ごとに行うことなどが考えられている。こういった場合、実際に課金の行われる出力の前に出力の可否、出力が可能な場合の課金料金をユーザに知らせることが重要になる。現在一般的に使用されているWindows(R)などのグラフィックユーザインタフェースを備えている環境では、出力を行うアプリケーションは決められたAPIを使用することで、ドライバを呼び出して出力ゴマンドを生成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、こういったAPIでは、物理的に可能な枚数を超えた場合のステープル指定など、そもそも出力が可能であるか、また可能な場合に例えば用紙の向きやサイズといった一般的な項目は指定可能であるが、それ以外の項目に関してはドライバ独自のユーザインタフェースでの指定が可能であるだけで、例えばステープルやN−UPといった項目の指定が課金料金の算出に影響を与える場合、アプリケーションでは課金を行った場合の料金を取得することができなかった。
【0004】
本発明では、上述の問題点にかんがみてなされたもので、実際に課金されることなく、出力の可否や、課金料金に関連する情報をアプリケーションが取得することを可能にし、アプリケーションからの出力の可否、課金料金情報の通知、課金料金をユーザが確認した後の出力や課金料金をユーザが確認した後の出力のキャンセル、設定された料金の上限を超えた際の出力キャンセルといった課金料金に応じた処理を行うことを可能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の課金処理装置は、アプリケーションはドライバに拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェースで出力の可否及び課金料金の算出処理あるいは出力処理を切り替えるための情報の提供を行う手段と、ドライバにより算出された出力の可否に応じたユーザへの通知、また出力可能な場合の課金料金に応じアプリケーションからの課金料金情報の通知、課金料金をユーザが確認した後の出力や課金料金をユーザが確認した後の出力のキャンセル、設定された料金の上限を超えた際の出力キャンセルといった課金料金に応じた処理を行う手段及び印刷を行う手段を備え、ドライバはアプリケーションから拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェースで出力の可否及び課金料金の算出処理あるいは出力処理を切り替えるための情報を取得する手段、前述の出力の可否及び課金料金の算出の際に使用する情報と単価などの課金料金算出の基となる情報及びユーザ設定及び印字データから出力の可否や課金料金を算出し、アプリケーションに通知する手段及び出力データ生成手段を備えている。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の課金処理装置、課金処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施形態について説明する。
【0007】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態を示す課金処理装置の構成を説明するブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0008】
図1において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0009】
また、このROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等を記憶し、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データ(例えば、ディレクトリ情報、プリンタドライバテーブル等)を記憶する。この場合、制御の主体は、ハードウェア上はCPUである。一方、ソフトウェア上は制御の主体はアプリケーション及び課金処理機能を備えた印刷関連モジュールである。
【0010】
2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0011】
7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、印刷関連処理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)12、フレキシブルディスクドライブ(FDD)13にセットされたフレキシブルディスク(FD)14等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0012】
8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)20を介してプリンタ5000に接続されて、プリンタ5000との通信制御処理を実行する。なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0013】
プリンタ5000において、21はプリンタのCPUで、ROM23のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ30に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス24に接続される印刷部(プリンタエンジン)27に出力情報としての画像信号を出力する。
【0014】
また、このROM23のプログラムROMには、CPU21の制御プログラム等を記憶する。ROM23のフォント用ROMには、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM23のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ30がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶している。
【0015】
CPU21は、入力部25を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。22はCPU21の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM22は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0016】
前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ30は、ディスクコントローラ(DKC)29によりアクセスを制御される。外部メモリ30は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、28は前述した操作パネルで操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されている。
【0017】
また、前述した外部メモリは1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示しないNVRAMを有し、操作パネル28からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0018】
図2は、ホストコンピュータ3000がネットワークを介して、プリンタ5000、スキャナ及びプリンタ機能を備える複合機6000と接続されている場合の例である。また、図示しないが、ホストコンピュータ3000が接続しているインターネット上にプリンタ等が接続されていても構わないことは言うまでもない。
【0019】
図3は、ホストコンピュータ3000において、OSの管理の基にRAM2にロードされたアプリケーション及び課金処理機能を備えたプリンタドライバを含む印刷関連モジュールが実行可能となった状態の構成図を示している。
【0020】
図4は、課金処理機能を備えた印刷関連モジュールの構成を説明するブロック図であり、出力データ生成部(53)の他に課金料金算出の基礎となる課金情報(54)、アプリケーションから課金に関連した情報を受け、アプリケーションに課金料金の情報を返す課金関連データ送受信部(52)、課金情報及びアプリケーションから受け取った課金関連データから課金料金を算出する課金計算部(51)、出力可否判定部(55)から成っている。
【0021】
図5は、第1の実施形態におけるアプリケーションの処理内容を示したフローチャートである。
図5によって表わされるプログラムはホストコンピュータ3000上のHD12またはFD14に記憶され、CPU1がOS46の管理の下で実行することにより達成する手段として機能している。以下、図5に示すフローチャートを中心にして、本発明の第1の実施形態を詳しく説明する。
【0022】
本実施形態では、ホストコンピュータ3000において、BIOS,OS、アプリケーション及び課金処理機能を備えた印刷関連モジュールをCPU1が実行することにより動作する。BIOSはプログラムROM3に書き込まれており、OSは外部メモリ11であるハードディスク12(以下、HD12)に書き込まれている。そして、ホストコンピュータ3000の電源がONされた時に、BIOSプログラム中のIPL(Initia1Program Loading)機能により、OSがHDからRAM2へ読み込まれ、OSの動作が開始される。
【0023】
そして、実際に、課金処理機能を備えた印刷関連モジュールが動作可能となるのは、ユーザ等の指示により、ホストコシビュータ3000上で、OS管理の下動作するアプリケーションより印刷処理が実行された場合やアプリケーションが呼び出した場合で、印刷関連モジュールを記録しているFD14をFDD13にセットするか、または、印刷関連モジュールをHDドライブ12に保存しておき、OS及びBIOSの制御のもとに印刷関連モジュールがFD14またはHDドライブ12から読み出され、RAM2にロードされた時である。
【0024】
前述の通り、図3が、本実施形態におけるアプリケーション及び課金処理機能を備えた印刷関連モジュールがホストコンピュータ3000上のRAM2にロードされ実行可能となった状態のメモリマップを示している。ここでは、課金料金の算出に影響を与える設定として2in1(2ページ分のデータを縮小して紙1ページに印字)の設定がされており、課金料金は印字された紙の枚数のみに依存するものとして例を示すが、カラーまたはモノクロなど、他の課金要素を含んでも構わないことは言うまでもない。また、ここでは同時にステープルの指定が行われており、ステープルには1回に可能なステープルの枚数の制限があるものとする。
【0025】
ここでアプリケーションは、以下の5種類の機能があるものとする。
・出力が不可能である場合にユーザに通知する。
・出力が可能である場合に課金料金の情報のみをユーザに通知し出力を行わない。
・出力が可能である場合に課金料金の情報のみをユーザに通知せず出力を行う。
・出力が可能である場合に課金料金の情報のみをユーザに通知し、ユーザが料金を確認後に出力する。
・出力が可能である場合に課金料金の情報のみをユーザに通知し、ユーザが料金を確認後に出力をキャンセルする。
【0026】
アプリケーションにおける処理フローは図5に示す通りで、ドライバに出力可否の判定を依頼しその結果を取得(ステップ301)し、出力が可能か否かを判別する(ステップ302)。ステップ302の判別の結果、出力が可能でない場合には、ステップ303に進み出力不可の通知をユーザに行い、終了する。一方、ステップ302の判別の結果、出力が可能な場合には、ユーザに課金料金情報の通知を行う設定であるかどうかを判別する(ステップ304)。
【0027】
ステップ304の判別の結果、通知を行わない場合には、ステップ307に進む。一方、ステップ304の判別の結果、通知を行う場合には、ステップ305に進み、ドライバに拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェースを使用して課金関連データを渡して課金料金の算出を行ってもらい、算出された課金料金を受け取る。この際、呼び出されたドライバでは、課金関連データ送受信部(52)で受け取ったデータとドライバ設定から出力可否判定部(55)で印刷の可否判定を行う。
【0028】
また、課金関連データ送受信部(52)で受け取ったデータと課金料金算出の基礎となる課金情報(54)及びドライバ設定から課金計算部(51)で課金料金を算出する。ここでは先に示した例で説明すると、アプリケーションは論理的な総べ一ジ数をドライバに渡し、それを課金関連データ送受信部(52)で受け取ったドライバはドライバ設定と合わせて、出力可否判定部(55)でステープル可能枚数を超えていないか判定し、出力の可否を判定する。
【0029】
また、アプリケーションは諭理的な総べ一ジ数をドライバに渡し、それを課金関連データ送受信部(52)で受け取ったドライバはドライバ設定と合わせて、出力される紙の枚数及びその単価の情報が含まれている課金情報(54)から課金料金の算出を課金計算部(51)で行い、その算出結果を課金関連データ送受信部(52)を通じてアプリケーションに通知する。
【0030】
次に、ステップ306では、アプリケーションはドライバで算出された課金料金の通知をユーザに対して行う。続いて、ステップ307では、出力を行うか否かの判別を行い、この判別の結果、出力を行う必要がある場合には、ステップ308に進み、課金の伴う印刷処理を行い、終了する。一方、ステップ307の判別の結果、出力を行う必要がない場合には、終了する。
【0031】
また、ここでは詳しく述べないが、利用可能な金額に上限があり、設定された料金の上限を超えた際に出力をキャンセルするといったことも同様に可能である。
今までに示した本実施形態により、実際に課金されることなく、出力の可否の判定を行い、出力不可の場合には、アプリケーションがユーザに通知することができる。一方、出力が可能な場合には、課金料金に関連する情報をアプリケーションが取得することを可能にし、アプリケーションからの課金料金情報の通知、課金料金をユーザが確認した後の出力や課金料金をユーザが確認した後の出力のキャンセル、設定された料金の上限を超えた際の出力キャンセルといった課金料金に応じた処理を行うことを可能にする。
【0032】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施例として、アプリケーションは拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェースを用いて、ドライバに課金料金の算出を行うことを通知し、その後通常の出力と同様の処理を行うことでドライバに課金料金の算出を行わせることが考えられる。
【0033】
以下、図6、図7、図8のフローチャートを用いて本発明の第2の実施形態について説明を行う。
図6は、第2の実施形態におけるアプリケーションの処理内容を示したフローチャートであり、図7は、第2の実施形態におけるドライバの処理内容を示したフローチャートである。また、図8は、図7の「処理1」(ステップ503)の詳細な処理内容を示したフローチャートである。
【0034】
アプリケーションにおける処理のフローチャートは図6に示す通りであり、ステップ401では、ユーザに対して出力の不可及び課金料金情報の通知を行う設定であるかどうかを判別する。この判別の結果、通知を行わない場合には、ステップ407に進む。一方、ステップ401の判別の結果、通知を行う場合には、ステップ402に進む。
【0035】
続いて、ステップ402では、拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェースを使用して出力の可否に関連するデータ及び課金関連データをドライバに渡して出力の可否の検査と課金料金の算出を行うことを通知する。
【0036】
続いて、ステップ403では、アプリケーションはドライバが課金料金の算出を行えるように、通常の出力の場合と同様に印刷処理を行う。
【0037】
続いて、ステップ404では、ドライバが算出した出力可否の情報及び課金料金情報を取得する。
【0038】
続いて、ステップ405では、出力が不可能かどうかを判別する。この判別の結果、出力が不可能な場合には、ステップ410に進み、ユーザに出力不可の通知を行い、処理を終了する。一方、ステップS405の判別の結果、出力が不可能でない場合には、ステップ406に進み、取得した課金料金情報をユーザーに通知する。
【0039】
続いて、ステップ407では、出力を行うかどうかを判別する。この判別の結果、出力を行う必要がある場合には、ステップ408に進み、課金料金情報の通知を行わないように変更した後、ステップ409に進み、課金の伴う印刷処理を行い、処理を終了する。一方、この判別の結果、出力を行う必要がない場合には、処理を終了する。
【0040】
次に、アプリケーションがステップ403またはステップ409で印刷処理を行った際に、呼び出されるドライバの処理内容は図7に示す通りである。
【0041】
図7のステップ501では、印刷処理の入力を受け付ける。
【0042】
続いて、ステップ502では、印刷処理が終了かどうか判別する。この判別の結果、印刷処理が終了の場合には、この処理を終了する。一方、ステップ502の判別の結果、印刷処理が終了でない場合、ステップ503に進み、「処理1」を行い、ステップ501に戻る。
【0043】
次に、図7の「処理1」(ステップ503)の詳細な処理内容は図8に示す通りである。
【0044】
図8のステップ601では、出力の不可及び課金料金情報の通知を行う設定がどうか判別する。この判別の結果、通知を行う設定の場合には、ステップ603に進み、出力不可の検査及び課金処理を行い、その後、処理を終了する。一方、ステップ601に判別の結果、課金料金情報の通知を行わない設定の場合には、ステップ602に進み、出力処理を行い、その後、処理を終了する。
【0045】
また、第2の実施形態によれば、図6のステップ410における「出力不可の通知」の際に、アプリケーションは拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェrスを用いて、ドライバからの通知の際に文字列などの情報を取得することも可能である。こうすることにより、出力が不可能になった理由を知らなくても、アプリケーションはその理由をユーザに通知することが可能になる。
【0046】
なお、本実施例ではアプリケーションプログラム及び課金処理機能を備える印刷関連モジュールを記録する媒体をFDもしくはHDドライブとしたが、媒体はそれ以外にCD−ROMやlCメモリカード、あるいは電子メールやパソコン通信等のネットワークを介するものであっても良い。更に、アプリケーションプログラム及び課金処理機能を備える印刷関連モジュールをROM3に記録しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU1で実行することも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、実際に課金されることなく、出力の可否をアプリケーションが取得することを可能にし、出力が不可の場合にアプリケーションが通知を行うなど出力可否に応じた処理をすることができる。また出力が可能な場合、課金料金に関連する情報をアプリケーションが取得することを可能にし、アプリケーションからの課金料金情報の通知、課金料金をユーザが確認した後の出力や課金料金をユーザが確認した後の出力のキャンセル、設定された料金の上限を超えた際の出力キャンセルといった課金料金に応じた処理を行うことを可能にする。また、出力が不可能になった理由を知らなくても、アプリケーションからその理由をユーザに通知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す課金処理装置の構成を示すフロック図である。
【図2】本実施形態の課金処理装置がネットワーク接続された場合の例を示すブロック図である。
【図3】本実施形態におけるアプリケーションプログラム及び課金処理機能を備える印刷関連モジュールが情報処理装置上のRAMにロードされ実行可能となった状態の構成図である。
【図4】課金処理機能を備える印刷関連モジュールの構成例を示す図である。
【図5】第1の実施形態におけるアプリケーションの処理内容を示したフローチャートである。
【図6】第2の実施形態におけるアプリケーションの処理内容を示したフローチャートである。
【図7】第2の実施形態におけるドライバの処理内容を示したフローチャートである。
【図8】図7の「処理1」(ステップ503)の詳細な処理内容を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 システムデバイス
5 キーボードコントローラ(KBC)
6 CRTコントローラ(CRTC)
7 ディスクコントローラ(DKC)
8 プリンタコントローラ(PRTC)
9 キーボード
10 CRTディスプレイ(CRT)
11 外部メモリ
12 ハードディスク(HD)
13 フレキシブルディスクドライブ(FDD)
14 フレキシブルディスク(FD)
20 双方向性インタフェース(インタフェース)
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 システムバス
25 入力部
26 印刷部I/F
27 印刷部
28 操作部
29 ディスクコントローラ(DKC)
30 外部メモリ
3000 ホストコンピュータ
5000 プリンタ
Claims (15)
- 単一あるいは複数の出力装置と、前記出力装置と直接あるいはネットワークにより接続されたパーソナルコンピュータを含む情報処理装置とからなる課金処理装置であって、
前記情報処理装置から前記出力装置に出力する際に課金が行われるときに、前記出力装置からの出力を行うことなく課金料金を算出することを特徴とする課金処理装置。 - 前記パーソナルコンピュータを含む前記情報処理装置からの出力は、アプリケーションからオペレーティングシステムあるいは前記オペレーティングシステムに類する環境で決められたAPIを通じてドライバを呼び出すことにより行われることを特徴とする請求項1に記載の課金処理装置。
- 前記アプリケーション及び前記ドライバは、拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェースを利用し、出力可否及び前記課金料金の算出あるいは出力処理の切り替えを行い、印刷処理のデータから出力データを生成することなく前記出力可否及び前記課金料金の算出を行うことを特徴とする請求項2に記載の課金処理装置。
- 前記出力装置からの出力を行うことなく前記出力可否の判定及び出力が可能な場合の前記課金料金を算出して、ユーザに通知することを特徴とする請求項3に記載の課金処理装置。
- 前記出力可否に応じた処理及び前記課金料金をユーザが確認した後の出力や前記課金料金をユーザが確認した後の出力のキャンセル、設定された料金の上限を超えた際の出力キャンセルといった前記課金料金に応じた処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の課金処理装置。
- 前記ドライバがプリンタドライバであること特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の課金処理装置。
- 前記アプリケーションは、出力が不可の際の通知に使用する情報を前記ドライバから前記拡張可能なインタフェースあるいは前記独自のインタフェースを利用して取得し、その取得結果に基づいてユーザに通知することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の課金処理装置。
- 単一あるいは複数の出力装置と、前記出力装置と直接あるいはネットワークにより接続されたパーソナルコンピュータを含む情報処理装置とからなる課金処理装置における課金処理方法であって、
前記情報処理装置から前記出力装置に出力する際に課金が行われるときに、前記出力装置からの出力を行うことなく課金料金を算出することを特徴とする課金処理方法。 - 前記パーソナルコンピュータを含む前記情報処理装置からの出力は、アプリケーションからオペレーティングシステムあるいは前記オペレーティングシステムに類する環境で決められたAPIを通じてドライバを呼び出すことにより行われることを特徴とする請求項8に記載の課金処理方法。
- 前記アプリケーション及び前記ドライバは、拡張可能なインタフェースあるいは独自のインタフェースを利用し、出力可否及び前記課金料金の算出あるいは出力処理の切り替えを行い、印刷処理のデータから出力データを生成することなく前記出力可否及び前記課金料金の算出を行うことを特徴とする請求項9に記載の課金処理方法。
- 前記出力装置からの出力を行うことなく前記出力可否の判定及び出力が可能な場合の前記課金料金を算出して、ユーザに通知することを特徴とする請求項10に記載の課金処理方法。
- 前記出力可否に応じた処理及び前記課金料金をユーザが確認した後の出力や前記課金料金をユーザが確認した後の出力のキャンセル、設定された料金の上限を超えた際の出力キャンセルといった前記課金料金に応じた処理を行うことを特徴とする請求項10に記載の課金処理方法。
- 前記ドライバがプリンタドライバであること特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の課金処理方法。
- 前記アプリケーションは、出力が不可の際の通知に使用する情報を前記ドライバから前記拡張可能なインタフェースあるいは前記独自のインタフェースを利用して取得し、その取得結果に基づいてユーザに通知することを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の課金処理方法。
- 請求項8〜14のいずれか1項に記載の課金処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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- 2002-05-30 JP JP2002157555A patent/JP2004005020A/ja active Pending
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