JP2004004848A - 表示装置の駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄積電荷により影響を小さくでき、表示品質の高い表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】複数の発光ダイオードを配列した表示部を備えた表示装置の駆動方法であって、駆動状態において、点灯状態を示す点灯制御信号によって、入力される表示データに基いて各コモンソースラインの一端及び各電流ラインの一端を、各記憶回路に記憶された階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを通電状態として通電制御し、コモンソースラインの各他端を開放とし、非駆動状態において、非点灯状態を示す点灯制御信号によって、点灯状態を示す点灯制御信号により駆動状態にあったコモンソースラインの一端を接地して他のコモンソースラインを開放し、電流ラインをそれぞれ表示部と接続されていない状態とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の発光素子をマトリクス配列してなる表示部を備えた発光装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、1000mcd以上の高輝度の発光ダイオードかRGBそれぞれ開発され、大型のLEDディスプレイが作製されるようになった。このLEDディスプレイは軽量、薄型化が可能で且つ消費電力が低いこと等の特徴を有し、屋外でも使用可能な大型ディスプレイとして需要が急激に増加している。
実際には、大型のLEDディスプレイは、設置場所に合わせて複数のLEDユニットを組み合わせることにより構成されており、そのLEDユニットは、基板上にRGBの発光ダイオードがドットマトリクス状に配置されて構成される。
【0003】
また、LEDディスプレイには各発光ダイオードを個々に駆動することができる駆動回路が設けられている。具体的には、LEDディスプレイにおいて、各LEDユニットに対してそれぞれ表示データを転送する各LED制御装置が接続され、それらが複数個接続されて1つの大型ディスプレイを構成している。LEDディスプレイが大型になれば、使用されるLEDユニットが増え、大きいものでは例えば、縦300×横400の合計12万のLEDユニットが使用される。
【0004】
また、LEDディスプレイにおいて駆動方式としてはダイナミック駆動方式が用いられ、具体的には以下のように接続されて駆動される。
例えば、m×nドットマトリクスで構成されたLEDユニットの場合、各行に位置する各発光ダイオード(LED)のアノード端子が1つのコモンソースラインに共通に接続され、各列に位置する各発光ダイオード(LED)のカソード端子が1つの電流ラインに共通に接続される。
そして、m行のコモンソースラインを所定の周期で順次ONすることにより、表示させる。尚、m行のコモンソースラインの切り換えは、例えば、アドレス信号に基いてデコーダ回路を介して行われる。
以上発光ダイオードを用いたLED表示装置について説明したが、エレクトロルミネッセンス表示装置、フィールドエミッションタイプ表示装置(FED)おいても同様の駆動回路(方法)で駆動することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のLED表示装置等の表示装置では、選択されたコモンソースラインに接続された発光ダイオード(発光素子)を点灯させているときに、選択されていない非点灯状態にあるコモンソースラインに接続された発光ダイオード(発光素子)に電荷が蓄積し、そのコモンソースラインが選択された時に、非選択時に蓄積された電荷による余分な電流が生じるという問題点があった。これにより、発光しないように制御している発光ダイオードが微小に発光したり、表示画像において十分なコントラストを得ることができないなど、表示品質を低下させる原因となっていた。
【0006】
そこで、本発明は蓄積電荷により影響を小さくでき、表示品質の高いLED表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本発明に係る表示装置の駆動方法は、複数の発光ダイオードをm行n列のマトリクス状に配列し、その各列に配置された各発光ダイオードのカソード端子をそれぞれ電流ラインに接続しかつ各行に配置された各発光ダイオードのアノード端子をそれぞれコモンソースラインに接続してなる表示部を備えた表示装置の駆動方法であって、
入力されるアドレス信号により指定されたコモンソースラインを選択することと、点灯状態と非点灯状態を制御する点灯制御信号によって、駆動状態と非駆動状態を制御することと、順次入力される表示データのn個の階調データをそれぞれ記憶装置に記憶することとを含み、
上記駆動状態において、上記点灯状態を示す上記点灯制御信号によって、入力される表示データに基いて上記各コモンソースラインの一端及び上記各電流ラインの一端を、上記各記憶回路に記憶された階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを通電状態として通電制御し、上記コモンソースラインの各他端を開放とし、
上記非駆動状態において、上記非点灯状態を示す上記点灯制御信号によって、点灯状態を示す点灯制御信号により駆動状態にあったコモンソースラインの一端を接地して他のコモンソースラインを開放し、上記電流ラインをそれぞれ上記表示部と接続されていない状態とすることを特徴とする。
【0008】
このように構成された本発明に係る表示装置の駆動方法によれば、上記駆動状態において発光素子又はその周辺に蓄積された不要な電荷を、上記非駆動状態において放電することができる。したがって、所定の発光素子を点灯させる時に、蓄積電荷により影響を実質的になくすことができる、表示品質の高い表示装置の駆動方法を提供することができる。
【0009】
本発明に関係した駆動装置は、複数の発光素子をm行n列のマトリクス状に配列し、その各列に配置された各発光素子のカソード端子をそれぞれ、各列ごとに設けられた電流ラインに接続しかつ各行に配置された各発光素子のアノード端子をそれぞれ各行ごとに設けられたコモンソースラインに接続してなる表示部を備えた表示装置において、上記各コモンソースラインの一端と接地端との間にそれぞれ、スイッチを設け、上記駆動状態において発光素子又はその周辺に蓄積された不要な電荷を、上記非駆動状態において上記各スイッチを介して放電するように構成することが可能としたものである。
【0010】
これによって、所定の発光素子を点灯させる駆動状態において、蓄積電荷により影響を実質的になくすことができ、表示品質の高い表示装置を提供することができる。
【0011】
また、上記表示装置は、入力される点灯制御信号によって駆動状態と非駆動状態が制御され、その各駆動状態において入力される表示データに基いて上記各コモンソースラインの他端及び上記各電流ラインを通電制御する駆動回路と、
上記スイッチを含んでなり、上記駆動状態において上記コモンソースラインの各他端を開放し、上記非駆動状態において、上記全てのコモンソースラインの各他端を接地するスイッチ回路部とを備えていてもよい。
【0012】
また、上記表示装置において、上記駆動回路が、上記コモンソースラインにそれぞれ対応して接続されたm個の切り換え回路を備え、上記駆動状態において入力されるアドレス信号で指定されたコモンソースラインを電流源と接続する電流源切り換え回路と、順次入力される上記表示データのn個の階調データをそれぞれ記憶する記憶回路を備え、上記駆動状態において、各記憶回路に記憶された階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを通電状態とする定電流制御回路部とを備えこともできる。
【0013】
また、上記表示装置がさらに、入力されるアドレス信号により指定されたコモンソースラインを選択し、入力される点灯制御信号に基いて、上記選択されたコモンソースラインの駆動状態と非駆動状態とを制御する駆動回路と、上記スイッチを含んでなるスイッチ回路部と、上記各非駆動状態において、駆動状態にあった直後のコモンソースラインの他端を接地するように上記スイッチ回路部を制御するスイッチングデコーダー回路とを備えることもできる。
【0014】
また、上記表示装置において、上記駆動回路が、順次入力される上記表示データのn個の階調データをそれぞれ記憶する記憶回路を備え、上記点灯状態において、各記憶回路に記憶された階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを通電状態とする定電流制御回路部とを備えたものである。
【0015】
また、上記表示装置において、上記発光素子は、例えば、発光ダイオードである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は本発明に係る実施の形態1の表示装置の構成を概念的に示す概念図である。
本実施の形態1の表示装置は、図1の概念図に示すように、
(1)複数の発光ダイオード4がm行n列のマトリクス状に配列され、各列の発光ダイオード4のカソード端子がそれぞれ電流ライン6に接続されかつ各行の発光ダイオード4のアノード端子がそれぞれコモンソースライン5に接続されることにより構成されたLED表示部と、
(2)コモンソースライン5にそれぞれ対応して接続されたm個のスイッチ回路を備え、入力される点灯制御信号によって指定された点灯期間においてアドレス信号で指定されたコモンソースラインを電流源と接続することにより該コモンソースラインに接続された発光ダイオード4に電流を供給する電流源切り換え回路1と、
(3)順次入力されるn個の階調データをそれぞれ記憶する記憶回路を備え、入力される点灯制御信号によって指定された点灯期間において、各記憶回路に記憶された階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを駆動状態とする定電流制御回路部3と、
(4)入力される点灯制御信号によって指定される点灯期間において各コモンソースラインの他端を開放し、点灯制御信号によって指定される非点灯期間において各コモンソースラインの他端を接地するスイッチ回路部2とを備えている。
【0017】
以上のように構成した実施の形態1のLED表示装置において、電流源切り換え回路1と定電流制御回路部3とスイッチ回路部2のON/OFFの切り換えはいずれも点灯制御信号によって行い、点灯制御信号が点灯期間を示す場合には電流源切り換え回路1と定電流制御回路部3とを駆動状態とし、スイッチ回路部2を非駆動状態(コモンソースラインの他端に接続された各スイッチをすべてOFF)とする。そして、この駆動状態の時に、電流源切り換え回路1において入力されるアドレス信号で指定されたコモンソースラインを電流源と接続し、定電流制御回路部3において、各記憶回路に記憶された階調データに基いて該階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを駆動状態とすることにより、アドレス信号により指定されたコモンソースラインに接続された各発光ダイオード4を対応する階調データに応じた階調幅で点灯させる。また、非駆動状態の時には、電流源切り換え回路1及び定電流制御回路部3をいずれも非駆動とし、スイッチ回路部2を駆動状態(コモンソースラインの他端に接続された各スイッチをすべてON)とする。このようにすると、点灯制御信号が非点灯期間を示す場合に各発光ダイオード又はその周辺に蓄積された電荷が、スイッチ回路部2の閉じられた各スイッチを介して接地端に放電され、各発光ダイオード又はその周辺には電荷が蓄積されていない状態となる。
【0018】
以下、順次点灯期間と非点灯期間が繰り返され、各点灯期間において順次各行に配列された発光ダイオードが点灯され、所望の画像がLED表示部に表示される。
以上のように構成することにより、点灯期間において非点灯状態にあった発光ダイオード又はその周辺に蓄積された電荷が、次の非点灯期間で放電されるので、点灯期間においては常に各発光ダイオード及びその周辺に不用な電荷が蓄積されていない状態で点灯制御することができる。
これにより、本実施の形態1のLED発光装置では、蓄積電荷による影響を受けることなく点灯制御できるので、表示画像において十分なコントラストを得ることができ、品質の高い表示が可能となる。
【0019】
(本実施の形態1の具体的な構成例)
以下、図2を参照して本実施の形態1に係るLED表示装置の具体的構成を説明する。
尚、図2において、図1と同様のものには同様の符号を付して示している。
本具体例では、図2に示すように、電流源切り換え回路1はデコーダ回路11とコモンソースドライバ12とからなり、デコーダ回路11は点灯制御信号がLOWレベルの時にアドレス信号に従って指定されたコモンソースライン5と電流源を接続するように、コモンソースドライバ12のON/OFF制御をする。
尚、電流源切り換え回路1において、点灯制御信号がHIGHレベルの時には、デコーダ回路11は全てのコモンソースラインと電流源とを切り離すようにコモンソースドライバ12を制御する。
このように構成された電流源切り換え回路1により、LED表示部10のコモンソースライン5は、点灯制御信号がLOWレベルの時にアドレス信号により指定されたコモンソースライン5のみが電流源と接続される。
【0020】
また、定電流制御回路部3は、シフトレジスタ31と記憶回路32とカウンタ33とデータ比較器34と定電流駆動部35とによって構成する。
以上のように構成した定電流制御回路部3は、シフトレジスタ31によってシフトクロックに同期して階調データをn回シフトして、ラッチクロックに応答してn本の電流ラインの各ラインに対応する階調データをそれぞれ記憶回路32に入力して記憶させる。そして、点灯制御信号がLOWレベルの間において、階調基準クロックを計数クロックとして、カウンタ33で計数した値と階調データとをデータ比較器34で比較して定電流駆動部35に入力し、定電流駆動部35により階調データ値に対応した駆動パルス幅の間、一定の電流が各電流ラインに流れるように制御する。
【0021】
以上のようにして、電流源切り換え回路1と定電流制御回路部3とによって、点灯制御信号がLOWレベルの間においてLED表示階調制御を行う。尚、点灯制御信号がHIGHレベルの間は、LED表示部10は、電流源切り換え回路1及び定電流制御回路部3とは接続されていない状態である。
また、スイッチ回路部2は、点灯制御信号がHIGHレベルの時にスイッチをONとし、全てのコモンソースライン5を接地し、点灯制御信号がLOWレベルの時にスイッチをOFFとし、全てのコモンソースライン5をOFF(開放状態)にする。
【0022】
以上のように構成された図2のLED表示装置は、点灯制御信号がLOWレベルの時に、LED表示部10が定電流駆動されることによって所定の発光ダイオードが点灯され、点灯制御信号がHIGHレベルの時にはLED表示部10の定電流駆動が停止され、LED表示部10の各発光ダイオード及びその周辺に蓄積された残留電荷がスイッチ回路部2を介して放電される。
【0023】
以上の図2の具体例では、点灯制御信号がLOWレベルの時に、LED表示部10を定電流駆動し、点灯制御信号がHIGHレベルの時にスイッチ回路部2をONとするように構成したが、本発明はこれに限らず、LOWレベル,HIGHレベルを逆にして制御するようにしてもよい。
【0024】
実施の形態2.
次に、本発明に係る実施の形態2の表示装置について説明する。
本実施の形態2の表示装置は、図3に示すように、スイッチ回路部2の各スイッチSW1〜6を別々に制御するスイッチング用デコーダ回路13を備えている点が図1の実施の形態1の表示装置とは異なり、その他の点は、本実施の形態1の表示装置と同様に構成される。
なお、図3において、図1および図2と同様のものには同様の符号を示している。
【0025】
本実施の形態2のLED表示装置において、電流源切り換え回路1のデコーダ回路11は、入力されるアドレス信号により指定されたコモンソースライン5を選択し、入力される点灯制御信号が点灯状態を示すときは選択されたコモンソースラインが電流源と接続されるように、入力される点灯制御信号が非点灯状態を示すときは選択されたコモンソースラインと電流源とを切り離すように、コモンソースドライバ12を制御する。尚、選択されていないコモンソースライン5は、電流源とは切り離されている。
また、定電流制御回路部3は、各点灯期間において、各記憶回路に記憶された階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを通電状態とする。
【0026】
さらに、本実施の形態2において、スイッチング用デコーダ回路13は、アドレス信号と点灯制御信号とが入力されており、これ等の入力信号に基づいてスイッチ回路部2の各スイッチSW1〜6のON/OFFを制御する。スイッチング用デコーダ回路13は、点灯制御信号がHIGHレベルの時に、アドレス信号で指定されたスイッチのみをONに制御して、このスイッチに接続されたコモンソースラインのみを接地する。このとき、アドレス信号で指定されていない残りのスイッチは全てOFFとして、アドレス信号で指定されていないスイッチに接続された残りのコモンソースラインを開放状態にする。
【0027】
この表示装置において、電流源切り換え回路1のコモンソースドライバ12と、スイッチ回路部2の各スイッチSW1〜6を制御する状態を、図4のタイミングチャートで示す。この図4において、コモンライン1〜6として示しているのは、スイッチ回路部2の各スイッチSW1〜6に対応して接続されているコモンソースラインの番号である。
【0028】
図4に示すように、電流源切り換え回路1は、点灯制御信号がLOWレベルの時に、アドレス信号により指定されたコモンソースラインのみ電流源と接続するように制御する。さらに、スイッチング用デコーダ回路13は、点灯制御信号がHIGHレベルの時に、アドレス信号により指定されたスイッチのみONとして接地する。たとえば、アドレス信号が0で点灯制御信号がLOWレベルの時には、電流源切り換え回路1により、コモンラインNo.1が電流源と接続される。このとき、全てのスイッチSW1〜6は、OFFに制御されている。さらに、アドレス信号が0の状態で点灯制御信号がHIGHレベルになると、コモンラインNo.1が電流源と切り離されると共に、コモンソースラインNo.1の他端に接続されたSW1のみがONに制御されて、このコモンソースラインNo.1のみを接地する。
【0029】
すなわち、実施の形態1の表示装置では、全ての行の点灯が終了した後にスイッチ回路部2のスイッチをすべてONにして蓄積された電荷を放電しているのに対して、本実施の形態2の表示装置では、1つのコモンセンスラインに接続されている発光ダイオードの点灯が終了する毎に、そのコモンセンスラインに接続されたスイッチをONし、蓄積された電荷を放電するように構成している。
【0030】
このように実施の形態2では、スイッチング用デコーダ回路13が点灯状態にあった発光ダイオードが非点灯状態になると、直ちに点灯状態にあった発光ダイオードに接続されたコモンソースラインを接地するようにスイッチ回路部2を制御するので、点灯状態にあった発光ダイオードをOFFにしたとき(電流源から切り離した時)に電荷が蓄積されるのを有効に阻止することができる。
また、この1つのコモンソースラインを接地することにより、他のコモンソースラインに接続されていた発光ダイオードに蓄積された電荷を接地されたコモンソースラインを介して放電することができる。
【0031】
以上のように、この実施の形態2の表示装置は、アドレス信号によってコモンラインNo.1〜6とスイッチSW1〜6のいずれかを選択し、点灯制御信号のLOWレベルとHIGHレベルで選択されたコモンラインとスイッチのON/OFFを制御しながら、発光ダイオードの点灯とコモンソースラインの接地とを順次繰り返して所望の画像をLEDドットマトリクスに表示する。
【0032】
以上のように構成された実施の形態2の表示装置は、選択したコモンソースラインに接続されて点灯状態にあった発光ダイオードを非点灯状態にした後にそのコモンソースラインに接続されたスイッチを選択的にONにするので、点灯状態にあった発光ダイオードを非点灯状態にしたときにその発光ダイオードに微小電流が流れるのを確実に阻止することができ、その発光ダイオードが微小点灯するのを防止できる。
また、選択したコモンソースラインを点灯状態からを非点灯状態に切り換えた後にそのコモンソースラインに接続されたスイッチをONにすることにより、選択されていないコモンソースラインに接続されていた発光ダイオードに蓄積された電荷を放電することができるので、実施の形態1と同様、選択されていない非点灯状態にある発光ダイオードの電荷の蓄積を防止できる。
【0033】
以上の実施の形態1,2においては、発光ダイオードを発光素子として用いたLED表示装置について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、本実施の形態1,2の駆動回路及び駆動方法は、エレクトロルミネッセンス表示装置、フィールドエミッションタイプ表示装置(FED)等の他の発光素子を用いた表示装置においても同様に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係る表示装置は、駆動状態において上記コモンソースラインの各他端を開き、上記非駆動状態において、上記コモンソースラインの各他端を接地するスイッチを備えているので、発光素子又はその周辺に蓄積された不要な電荷を、上記非駆動状態において放電することができ、蓄積電荷による微小点灯を防止が可能となり、表示品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1の表示装置の構成を概念的に示す概念図である。
【図2】本発明に係る実施の形態1の表示装置の具体例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る実施の形態2の表示装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る実施の形態2の表示装置の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…電流源切り換え回路、
2…スイッチ回路部、
3…定電流制御回路部、
4…発光ダイオード、
5…コモンソースライン、
6…電流ライン、
10…LED表示部、
11…デコーダ回路、
12…コモンソースドライバ、
13…スイッチングデコーダ回路、
31…シフトレジスタ、
32…記憶回路、
33…カウンタ、
34…データ比較器、
35…定電流駆動部。

Claims (1)

  1. 複数の発光ダイオードをm行n列のマトリクス状に配列し、その各列に配置された各発光ダイオードのカソード端子をそれぞれ電流ラインに接続しかつ各行に配置された各発光ダイオードのアノード端子をそれぞれコモンソースラインに接続してなる表示部を備えた表示装置の駆動方法であって、
    入力されるアドレス信号により指定されたコモンソースラインを選択することと、点灯状態と非点灯状態を制御する点灯制御信号によって、駆動状態と非駆動状態を制御することと、順次入力される表示データのn個の階調データをそれぞれ記憶装置に記憶することとを含み、
    上記駆動状態において、上記点灯状態を示す上記点灯制御信号によって、入力される表示データに基いて上記各コモンソースラインの一端及び上記各電流ラインの一端を、上記各記憶回路に記憶された階調データに応じた階調幅で対応する電流ラインを通電状態として通電制御し、上記コモンソースラインの各他端を開放とし、
    上記非駆動状態において、上記非点灯状態を示す上記点灯制御信号によって、点灯状態を示す点灯制御信号により駆動状態にあったコモンソースラインの一端を接地して他のコモンソースラインを開放し、上記電流ラインをそれぞれ上記表示部と接続されていない状態とすることを特徴とする表示装置の駆動方法。
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