JP2004325940A - アクティブマトリクス型表示装置及びその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】階調特性を維持した状態で容易に輝度調整を行うこと。
【解決手段】本発明のアクティブマトリクス型表示装置100は、走査信号線140,150と、映像信号線130と、表示素子111、駆動制御回路SST,C1,Tr、及び出力制御用スイッチBCTを備えた画素110と、駆動制御回路SST,C1,Trで書込期間と表示可能期間との切り替えに利用する走査信号を走査信号線140に順次出力するシフトレジスタCiraと、出力制御用スイッチBCTで表示出力期間と表示非出力期間との切り替えに利用するとともに表示画面の輝度調整の際に表示出力期間の長さが変化するように変調される走査信号を走査信号線150に順次出力するシフトレジスタCirbとを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のアクティブマトリクス型表示装置100は、走査信号線140,150と、映像信号線130と、表示素子111、駆動制御回路SST,C1,Tr、及び出力制御用スイッチBCTを備えた画素110と、駆動制御回路SST,C1,Trで書込期間と表示可能期間との切り替えに利用する走査信号を走査信号線140に順次出力するシフトレジスタCiraと、出力制御用スイッチBCTで表示出力期間と表示非出力期間との切り替えに利用するとともに表示画面の輝度調整の際に表示出力期間の長さが変化するように変調される走査信号を走査信号線150に順次出力するシフトレジスタCirbとを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブマトリクス型表示装置及びその駆動方法に係り、特には、表示素子として有機EL(エレクトロルミネセンス)素子を備えた有機EL表示装置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CRTディスプレイと比較して薄型、軽量、低消費電力であるなどの有利な特徴から、液晶表示装置に代表される平面表示装置の需要が急速に伸びてきた。なかでも、オン画素とオフ画素とを電気的に分離し且つオン状態において供給した映像信号をオフ状態において保持するメモリ機能を各画素に付与したアクティブマトリクス型表示装置は、隣接画素間でのクロストークのない良好な表示品位が得られることから、携帯情報機器を始めとする種々のディスプレイに利用されるようになってきた。特に、近年では、液晶表示装置に比べて高速応答及び広視野角化が可能な自己発光型のディスプレイである有機EL表示装置の開発が盛んに行われている。
【0003】
これら平面表示装置には、表示画面の輝度調整が可能であることが望まれる。例えば、透過型液晶表示装置では、バックライトの入力電圧を可変抵抗で適宜調整することにより容易に輝度調整を行うことができる。
【0004】
これに対し、有機EL表示装置の輝度調整方式としては、有機EL素子に電流を供給する電源の電圧を制御することが考えられる(例えば、特許文献1を参照のこと)。しかしながら、この輝度調整方式では、有機EL素子に流れる電流が一律に減少することとなる。有機EL素子の電流−輝度特性は、赤、緑、及び青の各発光色毎に異なっているため、上記の方式で輝度調整を行うと、ホワイトバランスが崩れてしまうおそれがある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−194428号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、階調特性を維持した状態で容易に輝度調整を行うことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面によると、複数本の第1及び第2走査信号線と、前記複数本の第1及び第2走査信号線と交差した複数本の映像信号線と、前記複数本の第1走査信号線と前記複数本の映像信号線との交差部近傍にそれぞれ配置され、それぞれが、流れる電流の大きさに応じて光学特性が変化する表示素子と、書込期間において前記映像信号線を介して供給される映像信号をそれに続く表示可能期間において保持するとともに前記表示可能期間において前記映像信号の大きさに対応した駆動電流を出力可能な駆動制御回路と、前記表示可能期間内の表示出力期間において前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給を可能とするとともに前記表示可能期間内の表示非出力期間において前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給を阻止する出力制御用スイッチとを備えた複数の画素と、前記駆動制御回路で前記書込期間と前記表示可能期間との切り替えに利用する第1走査信号を前記複数本の第1走査信号線に順次出力する第1シフトレジスタと、出力制御用スイッチで前記表示出力期間と前記表示非出力期間との切り替えに利用するとともに表示画面の輝度調整の際に前記表示出力期間の長さが変化するように変調される第2走査信号を前記複数本の第2走査信号線に順次出力する第2シフトレジスタとを具備したことを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置が提供される。
【0008】
本発明の第2の側面によると、流れる電流の大きさに応じて光学特性が変化する表示素子と、書込期間において供給される映像信号をそれに続く表示可能期間において保持するとともに前記表示可能期間において前記映像信号の大きさに対応した駆動電流を出力可能な駆動制御回路とをそれぞれが備えた複数の画素をマトリクス状に配置してなる表示画面を有するアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法であって、前記表示可能期間内であって前記駆動制御回路から前記表示素子へと前記駆動電流が供給される表示出力期間と、前記表示可能期間内であって前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給が阻止される表示非出力期間との長さの比を変化させることにより前記表示画面の輝度調整を行い、前記複数の画素のうち前記書込期間を同時に開始及び終了するものからなる画素群のそれぞれでは前記表示非出力期間を同時に開始及び終了し、前記画素群間では前記書込期間の開始及び終了時刻のずれに対応して前記表示非出力期間の開始及び終了時刻をずらすことにより、1フレーム内で前記比を前記表示画面の全体にわたり一定とすることを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法が提供される。
【0009】
表示素子は、対向した一対の電極とそれらの間に介在するとともに発光可能な光活性層とを備えた自発光素子であってもよい。この場合、光活性層は有機発光層を含んでいてもよい。
【0010】
駆動制御回路は、映像信号の大きさに対応した大きさの駆動電流を出力する駆動トランジスタを含んでいてもよい。この場合、出力制御スイッチは、駆動トランジスタと表示素子との間に接続されていてもよい。
【0011】
第1及び第2シフトレジスタのそれぞれは複数のフリップフロップ回路を含んでいてもよい。この場合、第1シフトレジスタに入力された第1スタートパルスの複数のフリップフロップ回路間での転送と、第2シフトレジスタに入力された第2スタートパルスの複数のフリップフロップ回路間での転送とは、第1及び第2シフトレジスタに供給される同一のクロック信号によって同期していてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型表示装置を、有機EL表示装置を例にとり、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の一例に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図である。図2は、図1の有機EL表示装置の一駆動方法を示すタイミングチャートである。
【0014】
図1に示す有機EL表示装置100は、ガラス等の絶縁支持基板101上にマトリクス状に配置された複数の画素110を備えている。基板101上には、映像信号線駆動回路121と走査信号線駆動回路122とを含んだ駆動回路120が設けられている。映像信号線駆動回路121は、画素110の列毎に設けられた映像信号線130と接続されており、図示しない信号供給源から供給される各種制御信号及びデータ信号並びに図示しない電源から供給される電源電圧に基づいて映像信号を生成するとともに、この映像信号を各映像信号線130に供給する。他方、走査信号線駆動回路122は、画素110の行毎に設けられた第1及び第2走査信号線140,150と接続されており、図示しない信号供給源から供給される各種制御信号及びデータ信号並びに図示しない電源から供給される電源電圧に基づいて第1及び第2走査信号を生成する。また、走査信号線駆動回路122は、第1及び第2走査信号を、それぞれ、走査信号線140,150に順次供給する。
【0015】
各画素110は、対向した一対の電極間に光活性層を備えた表示素子111と、この表示素子111を駆動する画素回路112とから構成されている。表示素子111は、ここでは光活性層として少なくとも有機発光層を含んだ有機EL素子であり、例えば、赤、緑、青色に発光する有機EL素子が基板101上で所定の順序で配列している。
【0016】
画素回路112は、駆動制御回路と、出力制御用スイッチ112とを備えている。ここでは、駆動制御回路は、画素選択スイッチSST、メモリ素子であるキャパシタC1、及び駆動トランジスタTrを含んでいる。
【0017】
画素選択スイッチSSTは、その入力端子が映像信号線130に接続され、出力端子が駆動トランジスタTrのゲートに接続され、制御端子が走査信号線140に接続されている。駆動トランジスタTrのソースは第1電源端子に接続されている。キャパシタC1は、その一方の端子が駆動トランジスタTrのソースに接続され、他方の端子が駆動トランジスタTrのゲートに接続されている。
【0018】
走査信号線駆動回路122から走査信号線140を介して供給される第1走査信号ScanMaは、画素選択スイッチSSTを導通状態とする第1レベルと、画素選択スイッチSSTを非導通状態とする第2レベルとの間で周期的に変化する。第1走査信号ScanMaが第1レベルにある書込期間では、映像信号線駆動回路121から映像信号線130及び画素選択スイッチSSTを介して駆動トランジスタTrのゲートに映像信号DataNが供給される。この映像信号DataNは、第1走査信号ScanMaが第2レベルにある表示可能期間においてもキャパシタC1によって保持される。したがって、駆動トランジスタTrは、表示可能期間において、映像信号DataNの大きさに対応した駆動電流を出力可能である。
【0019】
画素選択スイッチSSTの制御端子同士が走査信号線140を介して接続された複数の画素110,ここでは行方向に並んだ複数の画素110,は、画素群を構成している。この画素群を構成している複数の画素110は、出力制御スイッチBCTの制御端子(ゲート)同士が走査信号線150を介して接続されている。また、出力制御スイッチBCTは、それぞれの画素110において、その入力端子が駆動トランジスタTrのドレインに接続され、出力端子が表示素子111の一方の電極に接続されている。すなわち、駆動トランジスタTr、出力制御スイッチBCT、及び表示素子111は、この順に第1電源端子及び第2電源端子間に直列に接続されている。
【0020】
表示可能期間内であって走査信号線駆動回路122から走査信号線150を介して供給される第2走査信号ScanMbが出力制御用スイッチBCTを導通状態とする第3レベルにある表示出力期間では、映像信号DataNの大きさに対応した駆動電流が表示素子111に流れる。また、走査信号線駆動回路122から走査信号線150を介して供給される第2走査信号ScanMbが出力制御用スイッチBCTを非導通状態とする第4レベルにある場合、表示可能期間内であっても、駆動電流は表示素子111には流れない。
【0021】
なお、ここでは、画素選択スイッチSSTとしてnチャネル薄膜トランジスタ(TFT)を使用し、駆動トランジスタTr及び出力制御スイッチBCTとしてpチャネルTFTを使用しているが、それらTFTは導電型を何れか一方,例えばpチャネル型,に統一してもよい。
【0022】
走査線駆動回路122は、第1シフトレジスタCira及び第2シフトレジスタCirbを備えている。シフトレジスタCira,Cirbは、それぞれ、上記画素群の数,ここでは画素110の行数,に応じた段数のフリップフロップ回路CirMa,CirMbを含んでいる。なお、走査線駆動回路122は、画素回路112と同一工程で、支持基板101上に一体形成することができる。
【0023】
シフトレジスタCiraは、フリップフロップ回路Cir1aに供給されたスタートパルスStartaをクロックパルス(信号)Clkに同期して順次次段に転送する。同様に、シフトレジスタCirbは、フリップフロップ回路Cir1bに供給されたスタートパルスStartaを先のクロックパルスClkに同期して順次次段に転送する。
【0024】
第1シフトレジスタCiraを構成する各フリップフロップ回路CirMaの出力端子には走査信号線140が接続され、フリップフロップ回路CirMaの出力を走査信号ScanMaとして対応する画素選択スイッチSSTの制御端子へ供給する。また、第2シフトレジスタCirbについても同様に、各フリップフロップ回路CirMbの出力端子には走査信号線150が接続され、フリップフロップ回路CirMbの出力を制御信号ScanMbとして対応する出力制御スイッチBCTの制御端子(ゲート)に供給する。但し、本実施形態においては、画素選択スイッチSSTと出力制御スイッチBCTとは導電型が異なっている。そこで、フリップフロップ回路CirMbの出力を極性反転させ、これを制御信号ScanMbとして利用している。
【0025】
第1及び第2シフトレジスタCira,Cirbの動作については、以下により詳細に説明する。
【0026】
第1シフトレジスタCiraのフリップフロップ回路CirMaに供給されたスタートパルスStartaは、その立ち上がり及び立ち下がりがクロックパルスClkに同期するように順次次段に転送され、各フリップフロップ回路CirMaから走査差信号ScanMaとして出力される。この走査信号ScanMaが画素選択スイッチSSTをオン状態とする期間,ここでは走査信号ScanMaがHighレベルにある期間,が1水平走査期間の幅に対応する。すなわち、画素110への映像信号Dataの書込期間となる。また、走査信号ScanMaが画素選択スイッチSSTをオフ状態とする期間,ここでは走査信号ScanMaがLowレベルにある期間,が表示可能期間となる。なお、ここでは線順次駆動をする場合について例示しているので、1水平走査期間内で、1行の画素群を構成している全ての画素110に対して映像信号DataNの供給が同時に行われている。
【0027】
第2シフトレジスタCirbのフリップフロップ回路CirMbに供給されたスタートパルスStartbは、その立ち上がり及び立ち下がりが第1シフトレジスタCiraに供給したのと同一のクロックパルスClkに同期するように順次次段のフリップフロップ回路へ転送され、各フリップフロップ回路CirMbから走査信号ScanMbとして出力される。この走査信号ScanMbが出力制御スイッチBCTをオン状態とする期間,ここでは走査信号ScanMbがLowレベルにある期間,が表示出力期間(発光期間)となる。また、走査信号ScanMbが出力制御スイッチBCTをオフ状態とする期間,ここでは走査信号ScanMbがHighレベルにある期間,が非表示期間となる。出力制御スイッチBCTをオン状態とする制御信号ScanMb,ここではLowレベルの制御信号ScanMb,は、対応する画素群の画素選択スイッチSSTが非選択状態であるとき、つまり、その画素群についての書込期間が終了した後に供給される。なお、ここでは、表示非出力期間(非発光期間)は表示出力期間を除く表示可能期間であり、非表示期間は書込期間と表示非出力期間との和に等しい。
【0028】
以上のように構成される表示装置100では、走査信号線駆動回路122は第1及び第2シフトレジスタCira,Cirbを備えるとともに、それらシフトレジスタCira,Cirbに別々のスタートパルスStarta,Startbを供給する。また、スタートパルスStartbのパルス幅は、走査信号ScanMbが出力制御スイッチBCTをオン状態とする期間,すなわち表示出力期間,の長さに対応している。さらに、表示出力期間の表示可能期間(或いは表示非出力期間や非表示期間)に対する長さの比は、1フレーム当りの平均的な表示画面の輝度にほぼ比例する。それゆえ、この表示装置100によると、スタートパルスStartbのパルス幅を変更することにより、1フレームの長さや表示可能期間などを変化させることなく先の比を変化させることができ、したがって、表示画面の輝度調整を行うことができる。
【0029】
また、このような輝度調整では、表示出力期間において表示素子111を流れる電流の大きさは表示出力期間の長さに拘らず一定である。そのため、表示素子11の電流−輝度特性が赤、緑、及び青の各表示色毎に異なっていたとしても、表示素子111を流れる電流の大きさを変化させる場合とは異なり、輝度調整を行うことによりホワイトバランスが崩れることはない。
【0030】
すなわち、本実施形態によると、階調特性を維持した状態で容易に輝度調整を行うことができる。
【0031】
なお、本実施形態では、上記の通り、第1及び第2シフトレジスタCira,Cirbのフリップフロップ回路CirMa,CirMbに供給されたスタートパルスStarta,Startbは、それぞれ、その立ち上がり及び立ち下がりがクロックパルスClkに同期するように順次次段に転送される。そのため、表示出力期間は書込期間のほぼ整数倍になる。
【0032】
また、表示出力期間は書込期間のほぼ整数倍になるため、表示出力期間を表示可能期間と一致させた場合に最大輝度が得られ、表示非出力期間を表示可能期間と一致させた場合(この場合、画像は表示されない)に最小輝度が得られるとすると、(M−1)段階の輝度調整が可能である。
【0033】
この表示出力期間と表示非出力期間との時間比を制御する際、制御信号用シフトレジスタCirbへ供給するスタートパルスStartbのパルス幅の制御は、外部から手動で行ってもよいし、映像信号Dataより画面階調を検出し、その結果に基づいて自動調整してもよい。
【0034】
このように、走査信号線140のための第1シフトレジスタCiraとは別に走査信号線150のための第2シフトレジスタCirbを設け、各画素110に第2シフトレジスタCirbからの出力によってオン/オフが制御される出力制御スイッチBCTを設けることにより、各垂直周期での表示出力(発光)時間を制御することが可能になり、表示出力(発光)時間と表示非出力(非発光)時間との比に基づいて輝度調整を行うことができる。また、スタートパルスStartbのパルス幅を調整することにより発光時間の制御を行うことができ、より容易に輝度調整をすることができる。このため、表示素子111の特性変更や表示装置の仕様変更に際しても、駆動回路120や画素回路112の変更なく輝度制御を行うことができる。
【0035】
また、出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作は、全ての画素110で同時に開始及び終了する訳ではなく、画素群毎に順次行う。そのため、表示出力期間と表示非出力期間との長さの比が画素群間でばらつくことがなく、したがって、表示画面内で均一な階調制御をすることができる。
【0036】
次に、画素回路112の変形例について説明する。
図3は、本発明の他の実施形態に係る有機EL表示装置100の画素110を概略的に示す回路図である。本実施形態に係る有機EL表示装置100は、画素110に図3の構造を採用したこと以外は、先の実施形態に係る有機EL表示装置100と同様である。
【0037】
図3に示す画素110は、駆動トランジスタTrのドレインと出力制御スイッチBCTの入力端子(表示素子111と接続する端子の反対側の端子)との間に接続された第1スイッチSw1と、駆動トランジスタTrのドレインとゲートとの間に接続された第2スイッチSw2と、画素選択スイッチSSTの出力端子(ドレイン)と駆動トランジスタTrのゲートとの間に接続されたキャパシタC2とをさらに備えていること以外は、図1に示す画素110と同様である。
【0038】
この画素110の動作について説明すると、まず準備期間として、画素選択スイッチSSTを導通状態とするとともに、キャパシタC2の画素選択スイッチSST側の端子にリセット電圧を供給した状態で、第1スイッチSw1、第2スイッチSw2、及び出力制御スイッチBCTを導通状態とし、駆動トランジスタTrのゲート−ソース間電圧を駆動トランジスタTrの閾値電圧よりも大きくする。次に、第2スイッチSw2を導通状態としたまま第1スイッチSw1を非導通状態として、駆動トランジスタTrのゲート−ソース間電圧を閾値電圧と等しくなるように設定する。このとき、キャパシタC2の画素選択スイッチSST側の端子はリセット電位に維持され、キャパシタC2にはリセット電位と閾値電位との差分の電圧が保持される。
【0039】
次に、画素110に映像信号Dataを書き込む。すなわち、第2スイッチSw2を非導通状態とし、映像信号線130から映像信号Dataを供給する。こうすると、駆動トランジスタTrのゲート電位は、映像信号Dataの電位とリセット電位との差に対応して変動する。
【0040】
その後、画素選択スイッチSSTを非導通状態とするとともに、第1スイッチSw1を導通状態とする。これにより、表示素子111には映像信号Dataに対応した駆動電流が流れ、発光動作が開始する。
【0041】
こうして、駆動トランジスタTrの閾値バラツキを補正することができ、より表示品位の良好な表示装置を実現することができる。
【0042】
このような画素110を備えた表示装置100で輝度調整を行うべく、出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作を全ての画素110で同時に開始及び終了すると、或る画素群の準備期間において第1及び第2スイッチSw1,Sw2及び出力制御スイッチBCTを導通状態として表示素子111を介して微小電流を流すべき期間に輝度調整の非発光期間が重なった場合に十分な補正動作を行うことができず、表示不良となる可能性がある。
【0043】
しかしながら、先に説明した如く出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作を画素群毎に順次行えば、上記のような表示不良を回避することができる。
【0044】
このように、出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作を画素群毎に順次行うと、画素110の設計の自由度が高くなる。
【0045】
画素回路112は、図1及び図3の構造に限定されず、種々の構造を採用することができる。例えば、上述の図1及び図3の画素回路112は、電圧で映像信号Dataを書き込むタイプであるが、図4に示すように電流で映像信号Dataを書き込みタイプのものであってもよい。
【0046】
図4に示す画素110の動作について説明すると、まず、第3スイッチSw3を開いた状態(OFF)で、画素選択スイッチSST及び第4スイッチSw4を閉じ(ON)、駆動トランジスタTrに映像信号Dataに対応した大きさの電流Iを流す。このとき、駆動トランジスタTrは第4スイッチSw4によってダイオード接続されているため、キャパシタC1の両端間の電位差は、電流Iを流す駆動トランジスタTrのゲート−ソース間電圧となる。その後、画素選択スイッチSST及び第4スイッチSw4を開き(OFF)、入力信号によって決定されたゲート−ソース間電圧をキャパシタC1に保持する。
【0047】
次に、第3スイッチSw3を閉じて(ON)、出力制御スイッチBCTの制御のもとで表示素子111をトランジスタTrのドレインと接続する。これにより、表示素子11には電流Iとほぼ等しい大きさの電流が流れ、発光動作が開始する。
【0048】
図4では、第3スイッチSw3と出力制御スイッチBCTとを別個に設けたが、それらの機能は何れか一方のみに担わせることができる。すなわち、第3スイッチSw3及び出力制御スイッチBCTの何れか一方は省略することができる。また、第3スイッチSw3の制御端子と出力制御スイッチBCTの制御端子とは同一の走査信号線150により制御してもよい。
【0049】
以上説明したように、上記の実施形態によると、階調特性を維持した状態で表示画面の輝度調整を容易に行うことが可能となる。
また、上記の実施形態によると、画素群の数とほぼ等しい段階の輝度調整を行うことができる。すなわち、より細かな輝度調整が可能となる。
【0050】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、映像信号線駆動回路121の出力端子数と映像信号線130の数とが等しく、全ての映像信号線130に対して同時に映像信号を出力する(線順次)場合について説明したが、複数の映像信号線130をそれぞれスイッチを介して同一の出力端子に接続し、時分割で個々の映像信号線130を順次選択して映像信号を出力してもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、1行の画素110を1本の走査信号線140に接続する場合について説明したが、これに限定されず、複数の行の画素110を1本の走査信号線140に接続し、これら画素110で画素群を構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、階調特性を維持した状態で容易に輝度調整を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図。
【図2】図1の有機EL表示装置の一駆動方法を示すタイミングチャート。
【図3】本発明の他の実施形態に係る有機EL表示装置の画素を概略的に示す回路図。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係る有機EL表示装置の画素を概略的に示す回路図。
【符号の説明】
100…有機EL表示装置、101…支持基板、110…画素、111…表示素子、112…画素回路、120…駆動回路、121…映像信号線駆動回路、122…走査信号線駆動回路、130…映像信号線、140…走査信号線、150…走査信号線、SST…画素選択スイッチ、C1,C2…キャパシタ、Tr…駆動トランジスタ、Sw1〜Sw4…スイッチ、Cira…シフトレジスタ、Cirb…シフトレジスタ、Cir1a〜CirMa…フリップフロップ回路、Cir1b〜CirMb…フリップフロップ回路、Scan1a〜ScanMa…走査信号、Scan1b〜ScanMb…走査信号、Data1〜DataN…映像信号、Starta…スタートパルス、Clk…クロックパルス。
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブマトリクス型表示装置及びその駆動方法に係り、特には、表示素子として有機EL(エレクトロルミネセンス)素子を備えた有機EL表示装置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CRTディスプレイと比較して薄型、軽量、低消費電力であるなどの有利な特徴から、液晶表示装置に代表される平面表示装置の需要が急速に伸びてきた。なかでも、オン画素とオフ画素とを電気的に分離し且つオン状態において供給した映像信号をオフ状態において保持するメモリ機能を各画素に付与したアクティブマトリクス型表示装置は、隣接画素間でのクロストークのない良好な表示品位が得られることから、携帯情報機器を始めとする種々のディスプレイに利用されるようになってきた。特に、近年では、液晶表示装置に比べて高速応答及び広視野角化が可能な自己発光型のディスプレイである有機EL表示装置の開発が盛んに行われている。
【0003】
これら平面表示装置には、表示画面の輝度調整が可能であることが望まれる。例えば、透過型液晶表示装置では、バックライトの入力電圧を可変抵抗で適宜調整することにより容易に輝度調整を行うことができる。
【0004】
これに対し、有機EL表示装置の輝度調整方式としては、有機EL素子に電流を供給する電源の電圧を制御することが考えられる(例えば、特許文献1を参照のこと)。しかしながら、この輝度調整方式では、有機EL素子に流れる電流が一律に減少することとなる。有機EL素子の電流−輝度特性は、赤、緑、及び青の各発光色毎に異なっているため、上記の方式で輝度調整を行うと、ホワイトバランスが崩れてしまうおそれがある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−194428号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、階調特性を維持した状態で容易に輝度調整を行うことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面によると、複数本の第1及び第2走査信号線と、前記複数本の第1及び第2走査信号線と交差した複数本の映像信号線と、前記複数本の第1走査信号線と前記複数本の映像信号線との交差部近傍にそれぞれ配置され、それぞれが、流れる電流の大きさに応じて光学特性が変化する表示素子と、書込期間において前記映像信号線を介して供給される映像信号をそれに続く表示可能期間において保持するとともに前記表示可能期間において前記映像信号の大きさに対応した駆動電流を出力可能な駆動制御回路と、前記表示可能期間内の表示出力期間において前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給を可能とするとともに前記表示可能期間内の表示非出力期間において前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給を阻止する出力制御用スイッチとを備えた複数の画素と、前記駆動制御回路で前記書込期間と前記表示可能期間との切り替えに利用する第1走査信号を前記複数本の第1走査信号線に順次出力する第1シフトレジスタと、出力制御用スイッチで前記表示出力期間と前記表示非出力期間との切り替えに利用するとともに表示画面の輝度調整の際に前記表示出力期間の長さが変化するように変調される第2走査信号を前記複数本の第2走査信号線に順次出力する第2シフトレジスタとを具備したことを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置が提供される。
【0008】
本発明の第2の側面によると、流れる電流の大きさに応じて光学特性が変化する表示素子と、書込期間において供給される映像信号をそれに続く表示可能期間において保持するとともに前記表示可能期間において前記映像信号の大きさに対応した駆動電流を出力可能な駆動制御回路とをそれぞれが備えた複数の画素をマトリクス状に配置してなる表示画面を有するアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法であって、前記表示可能期間内であって前記駆動制御回路から前記表示素子へと前記駆動電流が供給される表示出力期間と、前記表示可能期間内であって前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給が阻止される表示非出力期間との長さの比を変化させることにより前記表示画面の輝度調整を行い、前記複数の画素のうち前記書込期間を同時に開始及び終了するものからなる画素群のそれぞれでは前記表示非出力期間を同時に開始及び終了し、前記画素群間では前記書込期間の開始及び終了時刻のずれに対応して前記表示非出力期間の開始及び終了時刻をずらすことにより、1フレーム内で前記比を前記表示画面の全体にわたり一定とすることを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法が提供される。
【0009】
表示素子は、対向した一対の電極とそれらの間に介在するとともに発光可能な光活性層とを備えた自発光素子であってもよい。この場合、光活性層は有機発光層を含んでいてもよい。
【0010】
駆動制御回路は、映像信号の大きさに対応した大きさの駆動電流を出力する駆動トランジスタを含んでいてもよい。この場合、出力制御スイッチは、駆動トランジスタと表示素子との間に接続されていてもよい。
【0011】
第1及び第2シフトレジスタのそれぞれは複数のフリップフロップ回路を含んでいてもよい。この場合、第1シフトレジスタに入力された第1スタートパルスの複数のフリップフロップ回路間での転送と、第2シフトレジスタに入力された第2スタートパルスの複数のフリップフロップ回路間での転送とは、第1及び第2シフトレジスタに供給される同一のクロック信号によって同期していてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型表示装置を、有機EL表示装置を例にとり、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の一例に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図である。図2は、図1の有機EL表示装置の一駆動方法を示すタイミングチャートである。
【0014】
図1に示す有機EL表示装置100は、ガラス等の絶縁支持基板101上にマトリクス状に配置された複数の画素110を備えている。基板101上には、映像信号線駆動回路121と走査信号線駆動回路122とを含んだ駆動回路120が設けられている。映像信号線駆動回路121は、画素110の列毎に設けられた映像信号線130と接続されており、図示しない信号供給源から供給される各種制御信号及びデータ信号並びに図示しない電源から供給される電源電圧に基づいて映像信号を生成するとともに、この映像信号を各映像信号線130に供給する。他方、走査信号線駆動回路122は、画素110の行毎に設けられた第1及び第2走査信号線140,150と接続されており、図示しない信号供給源から供給される各種制御信号及びデータ信号並びに図示しない電源から供給される電源電圧に基づいて第1及び第2走査信号を生成する。また、走査信号線駆動回路122は、第1及び第2走査信号を、それぞれ、走査信号線140,150に順次供給する。
【0015】
各画素110は、対向した一対の電極間に光活性層を備えた表示素子111と、この表示素子111を駆動する画素回路112とから構成されている。表示素子111は、ここでは光活性層として少なくとも有機発光層を含んだ有機EL素子であり、例えば、赤、緑、青色に発光する有機EL素子が基板101上で所定の順序で配列している。
【0016】
画素回路112は、駆動制御回路と、出力制御用スイッチ112とを備えている。ここでは、駆動制御回路は、画素選択スイッチSST、メモリ素子であるキャパシタC1、及び駆動トランジスタTrを含んでいる。
【0017】
画素選択スイッチSSTは、その入力端子が映像信号線130に接続され、出力端子が駆動トランジスタTrのゲートに接続され、制御端子が走査信号線140に接続されている。駆動トランジスタTrのソースは第1電源端子に接続されている。キャパシタC1は、その一方の端子が駆動トランジスタTrのソースに接続され、他方の端子が駆動トランジスタTrのゲートに接続されている。
【0018】
走査信号線駆動回路122から走査信号線140を介して供給される第1走査信号ScanMaは、画素選択スイッチSSTを導通状態とする第1レベルと、画素選択スイッチSSTを非導通状態とする第2レベルとの間で周期的に変化する。第1走査信号ScanMaが第1レベルにある書込期間では、映像信号線駆動回路121から映像信号線130及び画素選択スイッチSSTを介して駆動トランジスタTrのゲートに映像信号DataNが供給される。この映像信号DataNは、第1走査信号ScanMaが第2レベルにある表示可能期間においてもキャパシタC1によって保持される。したがって、駆動トランジスタTrは、表示可能期間において、映像信号DataNの大きさに対応した駆動電流を出力可能である。
【0019】
画素選択スイッチSSTの制御端子同士が走査信号線140を介して接続された複数の画素110,ここでは行方向に並んだ複数の画素110,は、画素群を構成している。この画素群を構成している複数の画素110は、出力制御スイッチBCTの制御端子(ゲート)同士が走査信号線150を介して接続されている。また、出力制御スイッチBCTは、それぞれの画素110において、その入力端子が駆動トランジスタTrのドレインに接続され、出力端子が表示素子111の一方の電極に接続されている。すなわち、駆動トランジスタTr、出力制御スイッチBCT、及び表示素子111は、この順に第1電源端子及び第2電源端子間に直列に接続されている。
【0020】
表示可能期間内であって走査信号線駆動回路122から走査信号線150を介して供給される第2走査信号ScanMbが出力制御用スイッチBCTを導通状態とする第3レベルにある表示出力期間では、映像信号DataNの大きさに対応した駆動電流が表示素子111に流れる。また、走査信号線駆動回路122から走査信号線150を介して供給される第2走査信号ScanMbが出力制御用スイッチBCTを非導通状態とする第4レベルにある場合、表示可能期間内であっても、駆動電流は表示素子111には流れない。
【0021】
なお、ここでは、画素選択スイッチSSTとしてnチャネル薄膜トランジスタ(TFT)を使用し、駆動トランジスタTr及び出力制御スイッチBCTとしてpチャネルTFTを使用しているが、それらTFTは導電型を何れか一方,例えばpチャネル型,に統一してもよい。
【0022】
走査線駆動回路122は、第1シフトレジスタCira及び第2シフトレジスタCirbを備えている。シフトレジスタCira,Cirbは、それぞれ、上記画素群の数,ここでは画素110の行数,に応じた段数のフリップフロップ回路CirMa,CirMbを含んでいる。なお、走査線駆動回路122は、画素回路112と同一工程で、支持基板101上に一体形成することができる。
【0023】
シフトレジスタCiraは、フリップフロップ回路Cir1aに供給されたスタートパルスStartaをクロックパルス(信号)Clkに同期して順次次段に転送する。同様に、シフトレジスタCirbは、フリップフロップ回路Cir1bに供給されたスタートパルスStartaを先のクロックパルスClkに同期して順次次段に転送する。
【0024】
第1シフトレジスタCiraを構成する各フリップフロップ回路CirMaの出力端子には走査信号線140が接続され、フリップフロップ回路CirMaの出力を走査信号ScanMaとして対応する画素選択スイッチSSTの制御端子へ供給する。また、第2シフトレジスタCirbについても同様に、各フリップフロップ回路CirMbの出力端子には走査信号線150が接続され、フリップフロップ回路CirMbの出力を制御信号ScanMbとして対応する出力制御スイッチBCTの制御端子(ゲート)に供給する。但し、本実施形態においては、画素選択スイッチSSTと出力制御スイッチBCTとは導電型が異なっている。そこで、フリップフロップ回路CirMbの出力を極性反転させ、これを制御信号ScanMbとして利用している。
【0025】
第1及び第2シフトレジスタCira,Cirbの動作については、以下により詳細に説明する。
【0026】
第1シフトレジスタCiraのフリップフロップ回路CirMaに供給されたスタートパルスStartaは、その立ち上がり及び立ち下がりがクロックパルスClkに同期するように順次次段に転送され、各フリップフロップ回路CirMaから走査差信号ScanMaとして出力される。この走査信号ScanMaが画素選択スイッチSSTをオン状態とする期間,ここでは走査信号ScanMaがHighレベルにある期間,が1水平走査期間の幅に対応する。すなわち、画素110への映像信号Dataの書込期間となる。また、走査信号ScanMaが画素選択スイッチSSTをオフ状態とする期間,ここでは走査信号ScanMaがLowレベルにある期間,が表示可能期間となる。なお、ここでは線順次駆動をする場合について例示しているので、1水平走査期間内で、1行の画素群を構成している全ての画素110に対して映像信号DataNの供給が同時に行われている。
【0027】
第2シフトレジスタCirbのフリップフロップ回路CirMbに供給されたスタートパルスStartbは、その立ち上がり及び立ち下がりが第1シフトレジスタCiraに供給したのと同一のクロックパルスClkに同期するように順次次段のフリップフロップ回路へ転送され、各フリップフロップ回路CirMbから走査信号ScanMbとして出力される。この走査信号ScanMbが出力制御スイッチBCTをオン状態とする期間,ここでは走査信号ScanMbがLowレベルにある期間,が表示出力期間(発光期間)となる。また、走査信号ScanMbが出力制御スイッチBCTをオフ状態とする期間,ここでは走査信号ScanMbがHighレベルにある期間,が非表示期間となる。出力制御スイッチBCTをオン状態とする制御信号ScanMb,ここではLowレベルの制御信号ScanMb,は、対応する画素群の画素選択スイッチSSTが非選択状態であるとき、つまり、その画素群についての書込期間が終了した後に供給される。なお、ここでは、表示非出力期間(非発光期間)は表示出力期間を除く表示可能期間であり、非表示期間は書込期間と表示非出力期間との和に等しい。
【0028】
以上のように構成される表示装置100では、走査信号線駆動回路122は第1及び第2シフトレジスタCira,Cirbを備えるとともに、それらシフトレジスタCira,Cirbに別々のスタートパルスStarta,Startbを供給する。また、スタートパルスStartbのパルス幅は、走査信号ScanMbが出力制御スイッチBCTをオン状態とする期間,すなわち表示出力期間,の長さに対応している。さらに、表示出力期間の表示可能期間(或いは表示非出力期間や非表示期間)に対する長さの比は、1フレーム当りの平均的な表示画面の輝度にほぼ比例する。それゆえ、この表示装置100によると、スタートパルスStartbのパルス幅を変更することにより、1フレームの長さや表示可能期間などを変化させることなく先の比を変化させることができ、したがって、表示画面の輝度調整を行うことができる。
【0029】
また、このような輝度調整では、表示出力期間において表示素子111を流れる電流の大きさは表示出力期間の長さに拘らず一定である。そのため、表示素子11の電流−輝度特性が赤、緑、及び青の各表示色毎に異なっていたとしても、表示素子111を流れる電流の大きさを変化させる場合とは異なり、輝度調整を行うことによりホワイトバランスが崩れることはない。
【0030】
すなわち、本実施形態によると、階調特性を維持した状態で容易に輝度調整を行うことができる。
【0031】
なお、本実施形態では、上記の通り、第1及び第2シフトレジスタCira,Cirbのフリップフロップ回路CirMa,CirMbに供給されたスタートパルスStarta,Startbは、それぞれ、その立ち上がり及び立ち下がりがクロックパルスClkに同期するように順次次段に転送される。そのため、表示出力期間は書込期間のほぼ整数倍になる。
【0032】
また、表示出力期間は書込期間のほぼ整数倍になるため、表示出力期間を表示可能期間と一致させた場合に最大輝度が得られ、表示非出力期間を表示可能期間と一致させた場合(この場合、画像は表示されない)に最小輝度が得られるとすると、(M−1)段階の輝度調整が可能である。
【0033】
この表示出力期間と表示非出力期間との時間比を制御する際、制御信号用シフトレジスタCirbへ供給するスタートパルスStartbのパルス幅の制御は、外部から手動で行ってもよいし、映像信号Dataより画面階調を検出し、その結果に基づいて自動調整してもよい。
【0034】
このように、走査信号線140のための第1シフトレジスタCiraとは別に走査信号線150のための第2シフトレジスタCirbを設け、各画素110に第2シフトレジスタCirbからの出力によってオン/オフが制御される出力制御スイッチBCTを設けることにより、各垂直周期での表示出力(発光)時間を制御することが可能になり、表示出力(発光)時間と表示非出力(非発光)時間との比に基づいて輝度調整を行うことができる。また、スタートパルスStartbのパルス幅を調整することにより発光時間の制御を行うことができ、より容易に輝度調整をすることができる。このため、表示素子111の特性変更や表示装置の仕様変更に際しても、駆動回路120や画素回路112の変更なく輝度制御を行うことができる。
【0035】
また、出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作は、全ての画素110で同時に開始及び終了する訳ではなく、画素群毎に順次行う。そのため、表示出力期間と表示非出力期間との長さの比が画素群間でばらつくことがなく、したがって、表示画面内で均一な階調制御をすることができる。
【0036】
次に、画素回路112の変形例について説明する。
図3は、本発明の他の実施形態に係る有機EL表示装置100の画素110を概略的に示す回路図である。本実施形態に係る有機EL表示装置100は、画素110に図3の構造を採用したこと以外は、先の実施形態に係る有機EL表示装置100と同様である。
【0037】
図3に示す画素110は、駆動トランジスタTrのドレインと出力制御スイッチBCTの入力端子(表示素子111と接続する端子の反対側の端子)との間に接続された第1スイッチSw1と、駆動トランジスタTrのドレインとゲートとの間に接続された第2スイッチSw2と、画素選択スイッチSSTの出力端子(ドレイン)と駆動トランジスタTrのゲートとの間に接続されたキャパシタC2とをさらに備えていること以外は、図1に示す画素110と同様である。
【0038】
この画素110の動作について説明すると、まず準備期間として、画素選択スイッチSSTを導通状態とするとともに、キャパシタC2の画素選択スイッチSST側の端子にリセット電圧を供給した状態で、第1スイッチSw1、第2スイッチSw2、及び出力制御スイッチBCTを導通状態とし、駆動トランジスタTrのゲート−ソース間電圧を駆動トランジスタTrの閾値電圧よりも大きくする。次に、第2スイッチSw2を導通状態としたまま第1スイッチSw1を非導通状態として、駆動トランジスタTrのゲート−ソース間電圧を閾値電圧と等しくなるように設定する。このとき、キャパシタC2の画素選択スイッチSST側の端子はリセット電位に維持され、キャパシタC2にはリセット電位と閾値電位との差分の電圧が保持される。
【0039】
次に、画素110に映像信号Dataを書き込む。すなわち、第2スイッチSw2を非導通状態とし、映像信号線130から映像信号Dataを供給する。こうすると、駆動トランジスタTrのゲート電位は、映像信号Dataの電位とリセット電位との差に対応して変動する。
【0040】
その後、画素選択スイッチSSTを非導通状態とするとともに、第1スイッチSw1を導通状態とする。これにより、表示素子111には映像信号Dataに対応した駆動電流が流れ、発光動作が開始する。
【0041】
こうして、駆動トランジスタTrの閾値バラツキを補正することができ、より表示品位の良好な表示装置を実現することができる。
【0042】
このような画素110を備えた表示装置100で輝度調整を行うべく、出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作を全ての画素110で同時に開始及び終了すると、或る画素群の準備期間において第1及び第2スイッチSw1,Sw2及び出力制御スイッチBCTを導通状態として表示素子111を介して微小電流を流すべき期間に輝度調整の非発光期間が重なった場合に十分な補正動作を行うことができず、表示不良となる可能性がある。
【0043】
しかしながら、先に説明した如く出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作を画素群毎に順次行えば、上記のような表示不良を回避することができる。
【0044】
このように、出力制御スイッチBCTによる表示非出力動作を画素群毎に順次行うと、画素110の設計の自由度が高くなる。
【0045】
画素回路112は、図1及び図3の構造に限定されず、種々の構造を採用することができる。例えば、上述の図1及び図3の画素回路112は、電圧で映像信号Dataを書き込むタイプであるが、図4に示すように電流で映像信号Dataを書き込みタイプのものであってもよい。
【0046】
図4に示す画素110の動作について説明すると、まず、第3スイッチSw3を開いた状態(OFF)で、画素選択スイッチSST及び第4スイッチSw4を閉じ(ON)、駆動トランジスタTrに映像信号Dataに対応した大きさの電流Iを流す。このとき、駆動トランジスタTrは第4スイッチSw4によってダイオード接続されているため、キャパシタC1の両端間の電位差は、電流Iを流す駆動トランジスタTrのゲート−ソース間電圧となる。その後、画素選択スイッチSST及び第4スイッチSw4を開き(OFF)、入力信号によって決定されたゲート−ソース間電圧をキャパシタC1に保持する。
【0047】
次に、第3スイッチSw3を閉じて(ON)、出力制御スイッチBCTの制御のもとで表示素子111をトランジスタTrのドレインと接続する。これにより、表示素子11には電流Iとほぼ等しい大きさの電流が流れ、発光動作が開始する。
【0048】
図4では、第3スイッチSw3と出力制御スイッチBCTとを別個に設けたが、それらの機能は何れか一方のみに担わせることができる。すなわち、第3スイッチSw3及び出力制御スイッチBCTの何れか一方は省略することができる。また、第3スイッチSw3の制御端子と出力制御スイッチBCTの制御端子とは同一の走査信号線150により制御してもよい。
【0049】
以上説明したように、上記の実施形態によると、階調特性を維持した状態で表示画面の輝度調整を容易に行うことが可能となる。
また、上記の実施形態によると、画素群の数とほぼ等しい段階の輝度調整を行うことができる。すなわち、より細かな輝度調整が可能となる。
【0050】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、映像信号線駆動回路121の出力端子数と映像信号線130の数とが等しく、全ての映像信号線130に対して同時に映像信号を出力する(線順次)場合について説明したが、複数の映像信号線130をそれぞれスイッチを介して同一の出力端子に接続し、時分割で個々の映像信号線130を順次選択して映像信号を出力してもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、1行の画素110を1本の走査信号線140に接続する場合について説明したが、これに限定されず、複数の行の画素110を1本の走査信号線140に接続し、これら画素110で画素群を構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、階調特性を維持した状態で容易に輝度調整を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る有機EL表示装置を概略的に示す平面図。
【図2】図1の有機EL表示装置の一駆動方法を示すタイミングチャート。
【図3】本発明の他の実施形態に係る有機EL表示装置の画素を概略的に示す回路図。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係る有機EL表示装置の画素を概略的に示す回路図。
【符号の説明】
100…有機EL表示装置、101…支持基板、110…画素、111…表示素子、112…画素回路、120…駆動回路、121…映像信号線駆動回路、122…走査信号線駆動回路、130…映像信号線、140…走査信号線、150…走査信号線、SST…画素選択スイッチ、C1,C2…キャパシタ、Tr…駆動トランジスタ、Sw1〜Sw4…スイッチ、Cira…シフトレジスタ、Cirb…シフトレジスタ、Cir1a〜CirMa…フリップフロップ回路、Cir1b〜CirMb…フリップフロップ回路、Scan1a〜ScanMa…走査信号、Scan1b〜ScanMb…走査信号、Data1〜DataN…映像信号、Starta…スタートパルス、Clk…クロックパルス。
Claims (6)
- 複数本の第1及び第2走査信号線と、
前記複数本の第1及び第2走査信号線と交差した複数本の映像信号線と、
前記複数本の第1走査信号線と前記複数本の映像信号線との交差部近傍にそれぞれ配置され、それぞれが、流れる電流の大きさに応じて光学特性が変化する表示素子と、書込期間において前記映像信号線を介して供給される映像信号をそれに続く表示可能期間において保持するとともに前記表示可能期間において前記映像信号の大きさに対応した駆動電流を出力可能な駆動制御回路と、前記表示可能期間内の表示出力期間において前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給を可能とするとともに前記表示可能期間内の表示非出力期間において前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給を阻止する出力制御用スイッチとを備えた複数の画素と、
前記駆動制御回路で前記書込期間と前記表示可能期間との切り替えに利用する第1走査信号を前記複数本の第1走査信号線に順次出力する第1シフトレジスタと、
前記出力制御用スイッチで前記表示出力期間と前記表示非出力期間との切り替えに利用するとともに表示画面の輝度調整の際に前記表示出力期間の長さが変化するように変調される第2走査信号を前記複数本の第2走査信号線に順次出力する第2シフトレジスタとを具備したことを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置。 - 前記表示素子は、対向した一対の電極とそれらの間に介在するとともに発光可能な光活性層とを備えた自発光素子であることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
- 前記光活性層は有機発光層を含んだことを特徴とする請求項2に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
- 前記駆動制御回路は前記映像信号の大きさに対応した大きさの駆動電流を出力する駆動トランジスタを含み、前記出力制御スイッチは前記駆動トランジスタと前記表示素子との間に接続されたことを特徴とする請求項2に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
- 前記第1及び第2シフトレジスタのそれぞれは複数のフリップフロップ回路を含み、前記第1シフトレジスタに入力された第1スタートパルスの前記複数のフリップフロップ回路間での転送と、前記第2シフトレジスタに入力された第2スタートパルスの前記複数のフリップフロップ回路間での転送とは、前記第1及び第2シフトレジスタに供給される同一のクロック信号によって同期していることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス型表示装置。
- 流れる電流の大きさに応じて光学特性が変化する表示素子と、書込期間において供給される映像信号をそれに続く表示可能期間において保持するとともに前記表示可能期間において前記映像信号の大きさに対応した駆動電流を出力可能な駆動制御回路とをそれぞれが備えた複数の画素をマトリクス状に配置してなる表示画面を有するアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法であって、
前記表示可能期間内であって前記駆動制御回路から前記表示素子へと前記駆動電流が供給される表示出力期間と、前記表示可能期間内であって前記駆動制御回路から前記表示素子への前記駆動電流の供給が阻止される表示非出力期間との長さの比を変化させることにより前記表示画面の輝度調整を行い、
前記複数の画素のうち前記書込期間を同時に開始及び終了するものからなる画素群のそれぞれでは前記表示非出力期間を同時に開始及び終了し、前記画素群間では前記書込期間の開始及び終了時刻のずれに対応して前記表示非出力期間の開始及び終了時刻をずらすことにより、1フレーム内で前記比を前記表示画面の全体にわたり一定とすることを特徴とするアクティブマトリクス型表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
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JP2003122402A JP2004325940A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | アクティブマトリクス型表示装置及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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