JP2004004685A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数ページ分の静電潜像が現像位置を通過する際の静電潜像間の間隔領域の長さに関連する情報に応じて、静電潜像間の間隔領域が現像位置を通過する際の現像装置に印加するバイアスを設定する。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真記録技術や静電記録技術を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、トナー像を担持する像担持体をブレードを用いてクリーニングするクリーニング手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光ドラム表面に静電的に形成した静電潜像にトナーを供給してトナー像とし、このトナー像を紙等の記録材に転写する工程を繰り返す周知の画像形成装置においては、転写に際して全てのトナーを感光ドラムから記録材に転移させることは困難であり、若干のトナーが感光ドラムに残るのは避けられないため、この残留トナーを転写の都度十分にクリーニングする必要がある。
【0003】
ところで、クリーニング手段については従来から種々の提案がなされているが、ウレタンゴム等の弾性体材料から成るクリーニングブレードの尖鋭なエッジを感光ドラム表面の転写部位よりも下流側(感光ドラムの走行方向に対して下流側)に当接せしめて残留トナーを掻き取るようにしたものは、構造が簡単で小型であり、コスト的にも有利である等の理由から、従来から広く実用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の画像形成装置におけるクリーニング装置では、安定してクリーニングブレードを感光ドラムに当接させるために、常にそのニップ(当接部分)に少量のトナーを担持させ、このトナーを潤滑剤として用い、感光ドラムに対するクリーニングブレードの滑り性を確保する必要がある。
【0005】
潤滑剤としてのトナーが感光ドラムの表面に担持されていない状態で印刷を続ければ、クリーニングブレードの感光ドラムに対する当接が不安定(チャタリング,捲れ)になるだけでなく、クリーニングブレードのエッジが欠けてしまい、感光ドラム上の転写残トナーなどが多量にクリーニングブレードをすり抜けてしまうというクリーニング不良を起こすことになる。
【0006】
特に近年、プロセスカートリッジ寿命の増大のためプロセスカートリッジに収容されるトナー量が多くなり、そのトナー量の増加に伴って感光ドラムの耐久性を向上させるため、クリーニングブレードと摺擦する際に従来と比べて削れにくい感光ドラムが使用されている。
【0007】
かかる感光ドラムの硬度が高い場合においては、上記クリーニングブレードの捲れ等の弊害の発生頻度は高くなる。
【0008】
このような弊害を除去するために、例えば複数ページを連続印刷する際のページ間に相当する感光ドラム上の非画像域にクリーニングブレードの捲れ防止用トナー画像(ベタ黒やライン)を形成することにより、低印字耐久においてもクリーニングブレードの捲れを防止することが行われている。トナーを感光ドラムとクリーニングブレード間の潤滑剤として用いているのである。
【0009】
しかし、捲れ防止用トナー画像は、トナーの消費量が増加しコストが高くなるという欠点があった。
【0010】
更に感光ドラムから記録材にトナー像を転写する転写ローラが感光ドラムに当接している画像形成装置においては、感光ドラムの捲れ防止用トナー画像が転写ローラにくっついてしまい、転写ローラの汚染を悪化するという弊害があった。
【0011】
本発明は上述の課題に鑑み成されたものであり、その目的は、像担持体のクリーニング不良を抑えられる画像形成装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、クリーニングブレードの捲れを抑えられる画像形成装置を提供することにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、トナーの消費量を抑えられる画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するための本発明は、
記録材上に画像を形成する画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体に静電潜像を形成する手段と、
静電潜像を現像位置でトナーと前記トナーと逆の帯電極性の外添剤とを含有する現像剤を用いて現像する現像手段と、
前記像担持体をクリーニングするクリーニングブレードと、
前記現像手段に印加するバイアスを制御するバイアス制御手段と、
を備え、
前記バイアス制御手段は、複数ページ分の静電潜像が前記現像位置を通過する際の静電潜像間の間隔領域の長さに関連する情報に応じて、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際の前記現像手段に印加するバイアスを設定することを特徴とする。
【0015】
更なる本発明は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1〜図11を参照して、第1の実施の形態について説明する。
【0017】
図1に本実施の形態のレーザプリンタの概要を示す。1は像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下単に「感光ドラム」という)である。感光ドラム1は、有機感光体ドラムにより形成されている。
【0018】
感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に帯電手段としての帯電部材2、露光装置3、現像手段としての現像装置4、転写手段としての転写部材5およびクリーニング手段としてのクリーニング装置6が配置されている。なお、Lは露光装置3から出た露光光としてのレーザ光である。
【0019】
帯電部材2は、芯金にゴム材を成形した構成になっており、DCバイアスにACバイアスを重畳したバイアスを印加し、感光ドラム1の表面を所望の負電位に帯電する。本実施の形態では、DC成分を−620V、AC成分をVpp=1800Vとすることで感光ドラム1を−600Vに帯電させている。
【0020】
露光装置3は、感光ドラム1に画像情報(画像データ)に応じたレーザ光Lをオン/オフさせて照射し、感光ドラム1の表面の電荷を除電することで静電潜像を感光ドラム1上に形成する。本実施の形態では、レーザ光Lによる除電部分の電位は−200V程度である。
【0021】
現像装置4は、現像容器および現像スリーブ41を備えており、内部に現像剤(Tとして記載)を収容している。この現像剤はトナーと外添剤を有する一成分現像剤である。本実施の形態のトナーは磁性トナーである。
【0022】
トナーには正に帯電し易いもの、負に帯電し易いものがある(以下、それぞれ「ポジトナー」、「ネガトナー」という)。
【0023】
現像スリーブ41には、トナーが塗布され、DC成分(現像DCバイアス)とAC成分(現像ACバイアス)を重畳したバイアスが印加される。
【0024】
現像スリーブ41からは、ネガトナーを用いた系の画像形成装置であれば除電部分に、またポジトナーを用いた系の画像形成装置であれば非除電部分に、トナーが付着される。
【0025】
このようにして感光ドラム1上の静電潜像に対して現像装置4によって現像位置で現像が行なわれ、感光ドラム1上にはトナー像が形成される。
【0026】
その後、給紙カセット22から給紙ローラ23によりピックアップされて感光ドラム1に向けて搬送されてきた記録材の裏面に転写位置で転写部材5によりトナーと逆極性の電荷が乗せられ、その電界の力で感光ドラム1上のトナー像は記録材の表面に転写される。本実施の形態のプリンタの印刷可能な最大サイズはA4であり、このA4サイズの記録材はその長手方向(297mm)を搬送方向と平行にして搬送される。
【0027】
この記録材上の未定着トナー像は、記録材搬送方向で転写位置よりも下流に位置する定着ローラ21により加熱加圧されることで記録材に永久定着され、次いで記録材は排紙ローラ24を経て画像形成装置から排紙トレイ25に排出される。
【0028】
一方、転写時に感光ドラム1上に残ったトナーや紙紛などの粉体はクリーニング装置6により取り除かれる。
【0029】
クリーニング装置6には、弾性ブレードタイプのクリーニングブレード61が広く用いられている。
【0030】
本実施の形態では、クリーニングブレード61の当接方向が感光ドラム1の表面の移動方向と逆になるようにクリーニングブレード61のエッジを感光ドラム1の表面に当接させるカウンタ当接方式のクリーニング装置6を採用している。このようなカウンタ当接方式のクリーニング装置6によると転写残トナーなどを非常に効率よく回収することができる。
【0031】
なお、感光ドラム1、帯電部材2、現像装置4およびクリーニング装置6は、一体化されてプロセスカートリッジを構成している。このプロセスカートリッジは、画像形成装置に対して着脱自在に設けられている。
【0032】
次に本実施の形態のプリンタの、記録材搬送方向の記録材長さ(本実施の形態では紙縦幅)と紙間(インターバル)の関係について述べる。
【0033】
図1はA4の記録材を連続通紙(感光ドラム1を停止させることなく複数枚印字する状態)させたときの画像形成装置の図であるが、このときの紙間は紙縦幅に比べ小さい。
【0034】
従来、記録材を連続通紙する場合においては、図2におけるように紙縦幅の長さだけ現像ACバイアスをONしている。すなわち、紙サイズに拘わらず、また、片面印刷と両面印刷に拘わらず、紙間に対応する感光ドラム上の領域(静電潜像のインターバル領域(静電潜像間の間隔領域))が現像位置を通過する際は、現像DCバイアスのみ印加し、現像ACバイアスをオフしていた。
【0035】
しかし、通常、複数枚の記録材に連続印刷する際のインターバル(紙間、記録材間の間隔)及びこのインターバルに対応する感光ドラム上のインターバル領域(通常、記録材の先端及び後端には余白領域があるので、感光ドラム上の静電潜像のインターバル領域は紙間の長さより若干長い)は一定ではない。
【0036】
例えば、最大紙縦幅(本実施の形態ではA4サイズ)に比べて紙縦幅が小さな記録材を通す場合、図3に示すように、インターバル(紙間)を長く設定する装置がある。
【0037】
これは、以下の理由による。記録材上に転写されたトナーを記録材に永久定着するために、一般の画像形成装置は、加熱定着装置を有している。本実施の形態においては、定着ローラ21が用いられている。加熱定着装置は、トナーを加熱して溶融させ、記録材に永久定着するものである。このような加熱定着方式では、小サイズ通紙の場合の紙間を最大紙縦幅(A4)を流す場合と同様にすると、記録材が通過しない定着ローラ21の端部(紙横幅の外側)が昇温(一般に非通紙部昇温と呼ばれている)し、小サイズ紙の後に大サイズ紙の印刷を行うと、小サイズ紙の非通紙領域に相当するトナーが加熱され過ぎて定着ローラ表面に付着してしまうというホットオフセット現象が生じてしまう。このような現象を無くすために小サイズ紙に連続印刷する場合に、予め紙間を長く設定しておくことにより、非通紙部昇温を抑えている。
【0038】
また、インターバル(紙間)が長くなる例として、両面印刷を行う場合がある。図4、図5に両面印刷の一例を示す。本実施の形態では、記録材が排紙ローラ24に達した後にスイッチバックを行い記録材の表裏を反転させている。
【0039】
図4に示すように、給紙カセット22から給紙ローラ23により記録材が給紙された後、(1)から(2)、(3)という経路を辿るところまでは通常の片面連続印刷と異なるところはない。しかし、定着ローラ21を通過して排紙ローラ24まで紙が到達した後、(4)、(5)、(6)の経路を辿って(2)に戻り、記録材を反転して裏面を印字する。
【0040】
この両面印刷の場合は、図5に示すように、インターバル(紙間)が大きくなり、図2に示す従来例では現像ACバイアスが印加しない領域も大きくなる。
【0041】
尚、本実施の形態では感光ドラム1の直径は30mmであり、転写部材5である転写ローラの直径は14mmである。したがって、感光ドラム1の1周分は約95mmであり、転写部材5の1周分は約50mmである。
【0042】
このように、印刷する記録材のサイズや印刷モードの違いに応じてインターバルは異なっており、一定ではない。
【0043】
感光ドラム1上のインターバル領域が短い場合はクリーニングブレード61の捲れは生じないが、インターバル領域が長い場合はクリーニングブレード61の感光ドラム当接領域のトナー量が不足してブレード捲れが生じる可能性がある。
【0044】
そこで本実施の形態では、「複数ページ分の静電潜像が現像位置を通過する際のインターバル領域(静電潜像間の間隔領域)の長さに関連する情報」に応じて「インターバル領域(静電潜像間の間隔領域)が現像位置を通過する際の現像手段に印加するバイアス」を設定するようにした。
【0045】
本実施の形態では、感光ドラム1上の静電潜像間のインターバル領域の長さを判断する情報として、複数の記録材が転写位置を通過する際のインターバル(紙間)の長さの情報及び片面印刷か両面印刷かの印刷モード情報を用いた。
【0046】
そして、複数の記録材が転写位置を通過する際のインターバル(紙間)が基準長さより短い場合は、トナーと外添剤が感光ドラム1に付着しないように、静電潜像間のインターバル領域が現像位置を通過する際のバイアスを設定し、基準長さより長い場合は外添剤が感光ドラム1に付着するように静電潜像間のインターバル領域が現像位置を通過する際のバイアスを設定している。
【0047】
インターバル領域が長い場合は、クリーニングブレード61の捲れ現象が発生しやすいので、このインターバル領域に外添剤を付着させることで、外添剤をクリーニングブレード61と感光ドラム1の当接部の潤滑剤に用い、クリーニングブレード61の捲れを防止する。
【0048】
インターバル領域が現像位置を通過する際にACバイアスを印加することによりトナーを付着させずに外添剤を付着させるために、現像剤の外添剤には、トナーの帯電極性と逆極性のものを使用した。
【0049】
記録材の通紙タイミングとACバイアスの印加タイミングの関係を図6に、実際の印加バイアスを図7に示す。図7に示すようにインターバル(紙間)が短い場合はDCバイアス(−350V)のみ印加し、インターバル(紙間)が長い場合はDC成分(−350V)とAC成分(Vpp=1600V)の重畳バイアスを印加している。なお、感光ドラム1は、静電潜像形成領域及びインターバル領域共に帯電部材2によって−600Vに帯電されている。
【0050】
また、外添剤に求められる特性として、帯電極性だけでなく、感光ドラム1表層の硬度より高いものを用いればより好ましい。その理由を以下に示す。
【0051】
まず、本実施の形態の画像形成装置で使用する感光ドラム1について説明する。
【0052】
感光ドラム1の削れ易さはドラムの硬度に相関し、ユニバーサル硬度によって表すことができる。
【0053】
本実施の形態で使用する感光ドラム1は、ユニバーサル硬度(Hu)が235のものである。また、他の感光ドラムでも適用可能である。
【0054】
ユニバーサル硬度(Hu)は、ドイツ、フィッシャー(株)社製硬度計(H100VP−HCU)を用いて測定した。以後、これをフィッシャー硬度計と呼ぶ。測定環境は、すべて23℃/55%RHで行った。フィッシャー硬度計は、従来のマイクロビッカース法のように、圧子を試料表面に押し込み、除荷後(荷重を除いた後)の残留くぼみを顕微鏡で測定し硬さを求める方法ではなく、圧子に連続的に荷重をかけ、荷重下での押し込み深さを直読し、連続的硬さを求める方法である。
【0055】
ユニバーサル硬度(Hu)は、次のように規定される。圧子は四角錐の先端の対面角度(136°)のダイヤモンド圧子(ビッカース圧子)を使用し、試験荷重下での押し込み深さを測定する。ユニバーサル硬度(Hu)は、試験荷重をその試験荷重で生じた圧痕(圧子の幾何学的形状から計算された)の表面積で除した比率で表示され、以下の式(1)で表される。
【0056】
即ち、
である。
【0057】
硬度計の測定条件は、四角錐で先端の対面角136゜のダイヤモンド圧子で荷重をかけて測定する膜に1μmまで押し込み、加重をかけた状態での押し込み深さを電気的に検出して読みとる。硬度計で測定された例を図8に示す。横軸は押し込み深さ3(μm)で、縦軸は荷重L(mN)である。ここで得られた荷重Lと押し込み深さを式(1)に入れてユニバーサル硬度が求められる。
【0058】
上述したように、外添剤の特性としてトナーの帯電極性と逆の帯電極性を有していれば、トナーが感光ドラム1に付着しないインターバル領域に外添剤を付着させて、この外添剤をクリーニングブレード61と感光ドラム1の当接部の潤滑剤として用いることができる。
【0059】
また、感光ドラム1を帯電部材で帯電させると、感光ドラム1表面に放電生成物が付着する。放電生成物が付着すると感光ドラム1表面の摩擦係数が上がり、クリーニングブレード61の捲れ現象が発生しやすくなることがわかった。
【0060】
そこで、外添剤の硬度が感光ドラム1の表層(本実施の形態では電荷輸送層)の硬度以上であれば、感光ドラム1表面に付着した放電生成物を感光ドラム1表層と共に外添剤で削り取り感光ドラム表面の摩擦係数を下げることができる。したがって、外添剤の特性としてトナーの帯電極性と逆の帯電極性を有し、且つその硬度が感光ドラム表面の硬度(ユニバーサル硬度)以上であればより好ましい。
【0061】
次に本発明の第1の実施の形態と従来例を比較した検討結果、および本実施の形態の効果について述べる。
【0062】
従来例のように画像情報に応じて形成された1ページ分の静電潜像領域(記録材の先端及び後端の余白部を含む領域)、すなわち記録材の長さと同じ長さの領域にのみ現像ACバイアスをかける系では、小サイズ紙印刷(図3)や、両面印刷(図4、図5)の場合に、3000枚以内でクリーニングブレード61が捲れたり、破損したりするという問題が発生した。
【0063】
そこで本発明者は実験、検討により、現像剤に含まれる外添剤に要求される性質として、少なくともトナーの帯電極性と逆の帯電極性を有するもので、より好ましくは(1)感光ドラム1のVD部分に飛ぶもので、(2)トナーと逆帯電性の物質で、(3)トナーよりも小粒径で、(4)感光ドラム1よりも硬度が高い、という性質を有するものが好ましいことを明らかにした。
【0064】
より、具体的にいえば、この外添剤は無機微粉体であり、感光ドラム1表面に付着する紙粉等の低電気抵抗物質およびトナーを削り取る働きを持つ。また、現像剤の帯電を補助する効果を持つ。
【0065】
無機微粉体は、重量平均径が、一次粒子(個々の単位粒子に分離した状態の粒子)、若しくは二次粒子(一次粒子が凝集した状態)で、0.1〜5.0μm、好ましくは0.5〜5.0μm、より好ましくは1.0〜5.0μmである。
【0066】
無機微粉体の重量平均径が上記範囲より大きくなると、現像されずに現像装置4内に残ってしまい、それが蓄積して画像劣化の原因となる。重量平均径が上記範囲より小さくなると、無機微粉体の研磨効果が減少したり、クリーニング不良を起こしたりして、画像劣化の原因となる。
【0067】
本実施の形態に用いられる無機微粉体としては、マグネシウム、アルミニウム、チタン、鉄、ジルコニウム、セリウム等の金属酸化物及びチタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複合金属酸化物などがあげられる。
【0068】
中でも、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウム、炭化ケイ素、炭化チタン等の炭化物、及び窒化ケイ素、窒化ゲルマニウム等の窒化物がよく用いられる。
【0069】
この物質が前記に記したように、ACバイアスを印加すると感光ドラム1のVD(−600V)部分に飛ぶことから、非通紙領域における現像ACバイアス印加時間とクリーニングブレード61の捲れ易さの相関を調べた。
【0070】
以下、無機微粉体として、チタン酸ストロンチウムを用いた系での結果を図9に即して説明する。図9は、感光ドラム1を停止させずに複数枚の記録材に所定の画像を連続して形成し続けた時のクリーニングブレード61の耐久結果を示している。なお、その際のトナー消費量も調べた。
【0071】
A4紙片面印刷(縦通紙幅297mm)とA5紙片面印刷(縦通紙幅215mm)とではそれぞれの紙間は63mm、145mmとなる。かかる場合、従来例では紙間が短いA4紙では連続通紙をしてもクリーニングブレードが捲れる事はない。しかし、A5紙においては2000枚以内にクリーニングブレードが捲れる。また、A4サイズであっても両面印刷の場合は紙間が長くなり(243mm)、約1500枚の連続印刷でクリーニングブレードが捲れる。
【0072】
この理由を突き止めたところ、インターバル(紙間)の長さに対応して現像ACバイアスのOFF時間が長くなる(感光ドラム一周分以上)ため、感光ドラムにトナー又は外添剤が供給されず、感光ドラムとクリーニングブレードとの間の潤滑剤が枯渇することによるものであることが明らかになった。
【0073】
そこで本発明者は、図6及び図7に示すように、現像DCバイアスだけでなく現像ACバイアスをインターバル(紙間)でもかけ続けた状態で捲れ耐久を行った。この第1の実施の形態の場合、図9に示すように、A5紙耐久においても捲れが発生することは無く、劇的な捲れ対策効果を有することが判明した。
【0074】
これは感光ドラム1上の静電潜像が形成されていないインターバル領域(−600Vの電位領域)にも外添剤を供給することで、絶えず感光ドラム1とクリーニングブレード61の間に外添剤が存在し、この外添剤が潤滑剤として機能しているからである。
【0075】
また、従来の技術において説明したように、非画像領域において捲れ防止用トナー画像(ベタ黒やライン)を感光ドラム上に現像する捲れ防止方法に比べ、本実施の形態においてはトナーと逆帯電性の外添剤を利用して捲れを防止するため、従来のトナー像を用いた捲れ防止対策に比べ、転写部材5の汚染が格段に少ないというメリットがある。なお、感光ドラム1上のトナー像を記録材に転写する際は転写部材5に正極性のDCバイアスを印加しているが、インターバル(紙間)の長短に拘わらず、連続印刷あるいは両面印刷の際に転写位置に記録材がないときは転写部材5へのバイアス印加は遮断している。これにより外添剤の転写部材5への付着も抑えることができる。
【0076】
上記の検討結果から、本実施の形態においては、感光ドラム1上のインターバル領域でACバイアスを印加するか否かを判断する基準長さを感光ドラム1の一周の長さとし、紙間が感光ドラム1の一周分(95mm)以上(あらゆるサイズの記録材の連続印刷や、両面印刷において、)になる場合においては、図6に示すように、インターバル(紙間)に対応する非画像形成領域(インターバル領域)が現像位置を通過する際の現像ACバイアスOFF時間を無くすこととした。
【0077】
次に本実施の形態の現像ACバイアスシーケンスを変更するためのブロック図について、図10に即して説明する。
【0078】
先ず、画像形成装置には、紙サイズ検知手段と、その検知情報を獲得し判断できるCPUと、そのCPUに命令されて現像ACバイアスシーケンスを変更する電気回路を有している。さらにCPUはPCからの連続印刷か否か、両面印刷か否か等の情報を獲得し判断できるものとする。
【0079】
次に本実施の形態の現像ACバイアス変更シーケンスについて、図11に即して説明する。
【0080】
先ず、PCにより画像形成装置内に配設されたCPUに印刷指示が出される(Step101)。
【0081】
PCからの情報により、CPUが複数枚の連続印刷か否かを判断する(Step102)。
【0082】
連続印刷か否かを判断し(Step103)、CPUが連続印刷で有ると判断した場合は(Step104)に進むが、連続印刷でないと判断した場合は通紙開始(Step112)をした後、終了(Step111)する。
【0083】
(Step104)ではCPUが両面印刷であるか否かを判断する。
【0084】
両面印刷であるか判断し(Step105)、CPUが両面印刷であると判断した場合は(Step108)に進み、両面印刷でないと判断した場合は(Step106)に進む。
【0085】
(Step106)ではCPUが紙サイズ検知手段により、記録材(紙)の縦幅を判断し、更に連続通紙した場合のインターバル(紙間)を判断する。
【0086】
インターバル(紙間)が95mm以上になるか判断し(Step107)、インターバル(紙間)が95mm未満であるときは、通紙を開始(Step112)し、終了(Step111)する。一方、インターバル(紙間)が95mm以上であるときは、(Step108)に進む。
【0087】
(Step108)ではCPUが電気回路に指令を出し、現像ACバイアスOFF無しモード(図6の制御)にする。
【0088】
(Step109)では通紙を開始する。
【0089】
(Step110)では通紙が終了した後、CPUが電気回路に指令を出し、現像ACバイアスOFF無しモードを解除する。
【0090】
(Step111)で終了する。
【0091】
また、本実施の形態においては感光ドラム1上のインターバル領域が転写部材5に当接する場合は、転写部材5のDCバイアスを感光ドラム1の電位(−600V)よりも正極側にもっていくことにより、外添剤(正極性)および反転トナー(正極性)の転写部材5への付着を防止し、転写部材5が汚染されることによる紙裏汚れを防止している。本実施の形態では、転写部材5へのDCバイアスをオフしている。
【0092】
更に現像DCバイアス(350V)と帯電DCバイアス(−620V)、帯電ACバイアス(1800V)は画像形成領域、非画像形成領域を通して一定である。
【0093】
本実施の形態により、安価にクリーニング不良(主として、捲れ又は欠け)により発生する画像不良を防止でき、転写部材5による紙裏汚れを防止する画像形成装置を提供することができる。
【0094】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、インターバル領域が長い場合、インターバル領域が現像位置を通過する際も画像領域と同様にACバイアスを印加した。これに対し第2の実施の形態では、インターバル領域が長い場合、感光ドラム上のインターバル領域が現像位置を通過する際ACバイアスを印加し続けるのではなく、ACバイアス印加期間中一時的にOFFする時間帯を設けている。
【0095】
なお、本実施の形態では、先の実施の形態で述べた同構成のものについては再度の説明は省略し、同符号を付す。
【0096】
第1の実施の形態だけでも、捲れ防止対策としては十分である。しかし、トナー消費量を調べると、現像ACバイアスをONにし続ける場合は、本実施の形態の現像ACバイアスを一時OFFするよりも少し消費量が多い(図9)。
【0097】
また、紙裏汚れに関しても現像ACバイアスをONにし続ける場合の方が少し大きいことから、なるべくトナー消費量を少なくし、紙裏汚れを無くすために連続通紙における現像バイアスOFF時の走行距離と、紙裏カブリ量の相関に関する実験を行った。
【0098】
すると、図12のような結果が得られた。このことから紙裏カブリは50mm近傍から急激に減少することが分かる。この50mmは転写部材5の一周分の走行距離(本実施の形態の転写部材5としての転写ローラの直径は14mmである。)に近いことから、感光ドラム1上のインターバル領域に現像ACバイアスをかけたとしても、次のページの静電潜像が現像位置に達する前に転写部材5の一周分以上の現像ACバイアスOFF領域を設けることにより、それ以前の転写部材5の汚れを感光ドラム1に吐き出し、紙裏汚れを防止することが可能となる。
【0099】
この際においても、外添剤が無い感光ドラム1をクリーニングブレード61がクリーニングすることはない(現像ACバイアス非印加部位を連続2回以上クリーニングすることはない)ため、捲れ対策としては十分な効果を有する。ちなみに、トナー消費量も現像ACバイアスをONし続けるよりも5〜10g少なくなることが分かった。
【0100】
上記の検討結果から、本実施の形態においては、図13に示すように、紙間が感光ドラム1の一周分以上(あらゆるサイズの記録材の連続通紙や、両面連続通紙において、)になる場合においても、現像ACバイアスOFF時間を次の紙先端位置の手前における転写部材5の一周分以上、感光ドラム1の一周分以下とすることとした。
【0101】
本実施の形態においてはブロック図も第1の実施の形態と同じである。また、現像ACバイアス変更シーケンスも図11に示す第1の実施の形態とほぼ同様であるが、図14に示すように、本実施の形態のシーケンスにおいては第1の実施の形態のようにインターバル(紙間)において現像ACバイアス全てをONするものではなく、現像ACバイアスOFF時間を転写部材5の一周分以上、感光ドラム1の一周分以下とする現像ACバイアス短縮モード(本実施の形態においてはインターバル(紙間)をAmmとすると、(A―95)>0の場合は現像ACバイアスOFF距離=60mmとし、(A―95)<0の場合は現像ACバイアスOFF距離=Aとした。)をかけることになる。
【0102】
これにより、安価にクリーニング不良(主として、捲れ又は欠け)により発生する画像不良を防止し、トナー消費量の低減、更に紙裏汚れの無い画像形成装置を提供することができる。
【0103】
(第3の実施の形態)
本実施の形態の基本的な構成は第2の実施の形態とほぼ同様である。ただ一つ、異なる点は画像形成装置に温度検知手段を設けたことである(図15参照)。
【0104】
なお、本実施の形態では、先の実施の形態で述べた同構成のものについては再度の説明は省略し、同符号を付す。
【0105】
本実施の形態は、クリーニングブレード61の捲れが高温高湿環境下においてのみ発生することから、画像形成装置の温度検知手段により、ある所定温度以上の温度を検知した場合にのみ上記の第2の実施の形態の現像ACバイアス変更シーケンス(図13)を投入するものであり、クリーニングブレード61の捲れが発生しない他の環境においては上記図13のシーケンスを投入しないことにより、必要最小限のトナー消費量でクリーニングブレード61の捲れ対策効果を上げることができるものである。
【0106】
次に本実施の形態の現像ACバイアスシーケンスを変更するためのブロック図について、図15に即して説明する。
【0107】
先ず、画像形成装置には、紙サイズ検知手段と、温度検知手段と、それらの検知情報を獲得し判断できるCPUと、そのCPUに命令されて現像ACバイアスシーケンスを変更する電気回路を有している。さらにCPUはPCからの連続印刷か否か、両面印刷か否か等の情報を獲得し判断できるものとする。
【0108】
次に本実施の形態の現像ACバイアス変更シーケンスについて、図16に即して説明する。
【0109】
先ず、PCにより画像形成装置内に配設されたCPUに印刷指示が出される(Step301)。
【0110】
温度検知手段により温度を検知して、その温度情報をCPUが判断する(Step302)。
【0111】
その検知した温度が28℃以上であるか判断し(Step303)、その温度が28℃未満である場合は通紙を開始(Step314)し、その後、終了(Step313)する。
【0112】
その温度が28℃以上である場合は(Step304)でPCからの情報により、CPUが複数枚の連続印刷か否かを判断する。
【0113】
連続印刷であるか判断し(Step305)、CPUが連続印刷であると判断した場合は(Sep306)に進むが、連続印刷でないと判断した場合は通紙開始(Step314)をした後、終了(Step313)する。
【0114】
(Step306)ではCPUが両面印刷であるか否かを判断する。
【0115】
両面印刷であるか判断し(Step307)、CPUが両面印刷であると判断した場合は(Step310)に進み、両面印刷でないと判断した場合は(Step308)に進む。
【0116】
(Step308)ではCPUが紙サイズ検知手段により、記録材(紙)の縦幅を判断し、更に連続通紙した場合のインターバル(紙間)を判断する。
【0117】
インターバル(紙間)が95mm以上になるか判断し(Step309)、インターバル(紙間)が95mm未満であるときは、通紙を開始(Step314)し、終了(Step313)する。一方、インターバル(紙間)が95mm以上であるときは、(Step310)に進む。
【0118】
(Step310)ではCPUが電気回路に指令を出し、現像ACバイアスOFF無しモードにする。
【0119】
(Step311)では通紙を開始する。
【0120】
(Step312)では通紙が終了した後、CPUが電気回路に指令を出し、現像ACバイアスOFF無しモードを解除する。
【0121】
(Step313)で終了する。
【0122】
本実施の形態により、クリーニング不良(主として、捲れ又は欠け)により発生する画像不良を防止し、よりトナー消費量を低減でき、より紙裏汚れの無い画像形成装置を提供することができる。
【0123】
なお、上述の第1〜第3実施形態では、一枚だけの記録材の両面印刷時はインターバル領域で現像ACバイアスを印加していないが、印刷枚数にかかわらず両面印刷時は通常インターバル領域が長くなるので、一枚だけの両面印刷の場合もインターバル領域でACバイアスをかける設定にしても構わない。
【0124】
本発明は上述の例にとらわれるものではなく、技術思想内の変形を含むものである。
【0125】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、像担持体のクリーニング不良、クリーニングブレードの捲れ及びトナーの消費量を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
第1の実施の形態の画像形成装置の概略図である。
【図2】
従来例の現像ACバイアスシーケンスの変更図である。
【図3】
連続小サイズ印刷時における記録材の経路の図である。
【図4】
連続両面印刷時における記録材の経路の図である。
【図5】
連続両面印刷時における記録材の経路の図である。
【図6】
第1の実施の形態の現像ACバイアスシーケンスの変更図である。
【図7】
第1の実施の形態における実際の現像バイアスを示した図である。
【図8】
フィッシャー硬度計による測定チャートである。
【図9】
紙幅とインターバル(紙間)の関係図並びに従来例、第1の実施の形態及び第2の実施の形態の耐久結果図である。
【図10】
第1の実施の形態のブロック図である。
【図11】
第1の実施の形態のシーケンスチャートである。
【図12】
現像ACバイアスOFF時の走行距離と耐久1000枚時の平均の紙裏上カブリ量を示す図である。
【図13】
第2の実施の形態の現像バイアスシーケンスである。
【図14】
第2の実施の形態のシーケンスチャートである。
【図15】
第3の実施の形態のブロック図である。
【図16】
第3の実施の形態のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 帯電部材
3 露光装置
4 現像装置
41 現像スリーブ
5 転写部材
6 クリーニング装置
61 クリーニングブレード
21 定着ローラ
22 給紙カセット
23 給紙ローラ
24 排紙ローラ
25 排紙トレイ
Claims (12)
- 記録材上に画像を形成する画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体に静電潜像を形成する手段と、
静電潜像を現像位置でトナーと前記トナーと逆の帯電極性の外添剤とを含有する現像剤を用いて現像する現像手段と、
前記像担持体をクリーニングするクリーニングブレードと、
前記現像手段に印加するバイアスを制御するバイアス制御手段と、
を備え、
前記バイアス制御手段は、複数ページ分の静電潜像が前記現像位置を通過する際の静電潜像間の間隔領域の長さに関連する情報に応じて、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際の前記現像手段に印加するバイアスを設定することを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像手段によって現像されて前記像担持体上に形成されたトナー像を転写位置で記録材に転写する転写手段を有し、
前記静電潜像間の間隔領域の長さに関連する情報は、複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔の長さの情報である請求項1記載の画像形成装置。 - 前記バイアス制御手段は、複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔が基準長さより短い場合は、前記トナーと前記外添剤が前記像担持体に付着しないように、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際のバイアスを設定し、
複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔が基準長さより長い場合は、前記外添剤が前記像担持体に付着するように、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際のバイアスを設定する請求項2記載の画像形成装置。 - 前記バイアス制御手段は、静電潜像を現像する場合は、直流と交流を重畳した重畳バイアスを設定し、
複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔が基準長さより短い場合は、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際のバイアスを直流バイアスに設定し、
複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔が基準長さより長い場合は、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際のバイアスを直流と交流を重畳した重畳バイアスに設定する請求項3記載の画像形成装置。 - 複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔の長さを検知する検知手段を有する請求項2記載の画像形成装置。
- 複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔の長さは、記録材のサイズに応じて予め設定されている請求項2記載の画像形成装置。
- 複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔の基準長さは、前記像担持体の周長と略同じである請求項4記載の画像形成装置。
- 前記バイアス制御手段は、複数の記録材が前記転写位置を通過する際の記録材間の間隔が基準長さより長い場合、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際に交流バイアスを印加しない領域を設定する請求項4記載の画像形成装置。
- 前記転写手段はローラ形状の転写部材を有し、
前記交流バイアスを印加しない領域の長さは前記転写部材の周長以上である請求項8記載の画像形成装置。 - 前記静電潜像間の間隔領域の長さに関連する情報は、片面印刷モードと両面印刷モードの情報である請求項1記載の画像形成装置。
- 前記外添剤の硬度は、前記像担持体の表層の硬度より高い請求項1記載の画像形成装置。
- 環境温度を検知する温度検知手段を有し、
前記バイアス制御手段は、前記温度検知手段の検知温度に応じて、前記静電潜像間の間隔領域が前記現像位置を通過する際の前記現像手段に印加するバイアスを設定する請求項1記載の画像形成装置。
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