JP2004003914A - 表示装置 - Google Patents

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Hideki Igarashi
五十嵐 秀樹
Takashi Mikami
三上 貴史
Masahito Obata
小幡 雅人
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Abstract

【課題】本発明は、例えば車両のダッシュボードに搭載され、各種計測情報や報知・警報情報を表示する計器装置のごとき表示装置に関し、透視パネルへの写り込みを活用して斬新な視覚表現が可能な表示装置を提供する。
【解決手段】指針式の表示情報でなる第1の発光表示像17を形成する第1の発光表示器1と、この発光表示器1を覆う透視パネル3と、この透視パネル3に対向して観察者側に延びる庇体4と、この庇体4に設けられ光の表面反射により透視パネル3上に装飾虚像Vを投影する立体造形部(虚像形成手段)44とを備える。これにより透視パネル3への写り込みを活用して斬新な視覚表現を行うことができ、装飾性、商品性を向上させることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば車両のダッシュボードに搭載され、各種計測情報や報知・警報情報を表示する計器装置のごとき表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の表示装置にあっては、例えば特開平9−257523号公報に示されているように、発光表示器の前方をハーフミラー(透視パネル)で覆うと共にハーフミラーの前方に別の発光表示器を配置し、発光表示器によって形成される発光表示像はハーフミラーを透過させて実像表示し、別の発光表示器の発光表示像はハーフミラーで反射して虚像表示するタイプの表示装置が提案されている。
【0003】
この表示装置では、ハーフミラーの前方側に配置される別の発光表示器として、液晶パネルを発光表示体とする発光表示器が使用され、この発光表示器は透視パネルに対向しつつ観察者側(前方)に延びる庇体に支持され、この庇体のハーフミラーとの対向部分には、発光表示器を露出してその周囲を覆う被覆部材が設けられており、この被覆部材に開口部を形成し、この開口部を通じて発光表示器の発光表示像をハーフミラー側に通過させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、庇体の一部となる被覆部材は、つや消し黒色材料等の光反射を極力抑える材料で形成するか、あるいは表面に光反射を抑制する処理を施すのが普通であり、このように光反射を押さえることで、被覆部材が太陽光等の自然光や照明光を受けた際に被覆部材がハーフミラーに映り込んで観察者に視認されるのを抑制している。また被覆部材の外観形状についても、できるだけ簡素な形状に設定され、外光反射による写り込みが生じた場合でも視認性が大きく阻害されるのを抑制している。
【0005】
一方、この種の表示装置にあっては、限られたコストの中で斬新な視覚表現が可能な表示装置が求められており、外光反射による写り込みを抑制するだけでは、そのような要求に応えることはできないという問題を有している。
【0006】
本発明は、この点に鑑みてなされたもので、透視パネルへの写り込みを活用することにより、斬新な視覚表現が可能な表示装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、所定情報を表示する表示器と、この表示器を覆う透視パネルと、この透視パネルに対向して前記観察者側に延びる庇体と、この庇体に設けられ光の表面反射により前記透視パネル上に装飾虚像を投影する虚像形成手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記庇体が反射体を有し、前記虚像形成手段が前記反射体に設けられた凹状または凸状の立体造形部でなることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記庇体が反射体を有し、前記虚像形成手段が前記反射体に設けられた所定の装飾意匠部でなることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記装飾意匠部が所定の柄模様、絵、図、文字のうち少なくとも何れか一つであることを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記装飾意匠部が所定の装飾色調部であることを特徴とする。
【0012】
また本発明は、所定情報を表示する表示器と、この表示器を覆う透視パネルと、この透視パネルに対向して前記観察者側に延びる庇体と、この庇体に設けられ光の表面反射により前記透視パネル上に装飾虚像を投影する虚像形成手段とを備え、前記虚像形成手段が前記庇体に対し着脱可能となるよう前記虚像形成手段を磁力で保持する保持手段を設けたことを特徴とする表示装置。
【0013】
また本発明は、前記虚像形成手段に対応する前記庇体箇所に、前記透視パネル側に開口する凹部を設け、この凹部に前記虚像形成手段が収納されることを特徴とする。
【0014】
また本発明は、前記保持手段が前記虚像形成手段に設けられる第1の磁性体と、前記庇体に設けられる第1の磁性体とで構成され、前記第1,第2の磁性体のうち、少なくとも一方が永久磁石からなることを特徴とする。
【0015】
また本発明は、前記第1,第2の磁性体が互いに面結合されることを特徴とする。
【0016】
また本発明は、前記虚像形成手段が可撓性を有する支持体に支持されることを特徴とする。
【0017】
また本発明は、前記虚像形成手段が支持体に支持され、この支持体に把持部を設けたことを特徴とする。
【0018】
また本発明は、前記支持体が前記第1の磁性体でなることを特徴とする。
【0019】
また本発明は、前記虚像形成手段が装飾意匠部または装飾色調部でなることを特徴とする。
【0020】
また本発明は、前記虚像形成手段が立体造形部でなることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき本発明による表示装置の実施形態を説明する。
【0022】
図1から図3は、本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は表示装置の断面図、図2は本実施形態による表示装置の表示像を示す正面図、図3は図1中矢印A方向から第2の発光表示器を見たときの正面図である。
【0023】
図1において、本実施形態による表示装置は、第1の発光表示器(表示器)1と、第2の発光表示器(他の表示器)2と、透視パネル3と、庇体4とを有する。
【0024】
第1の発光表示器1は、計測値として車速に応じて回転軸を回転させる駆動装置11と、この駆動装置11によって回転する指針12と、この指針12の背後に配置される表示板13と、表示板及び指針12を照明する複数の光源14とを有し、表示板13には指針12の指示対象となる目盛や数字、図形等の指標部(図示省略)が複数形成されている。そして各光源14が点灯すると、図2に示すように、計測値に応じて回転移動する指針12の発光像15と、指針12に対応する複数の指標部の発光像16とでなる第1の発光表示像(指針式表示像)17を形成するもので、その発光表示面が透視パネル3の裏面側を向くように配置されている。なお発光像16は、その表示状態において、発光像15の移動軌道に応じて円弧状に配列される。
【0025】
指針12は光源14からの光で発光可能な透明合成樹脂材と遮光性合成樹脂材とで形成され、遮光性合成樹脂材より露出する透明合成樹脂材が部分的に発光し、図2記載の発光像15が形成される。また表示板13には、遮光性インクと透光性インクとによって印刷層が形成され、透光性インクからなる印刷層により前記指標部が形成されるようになっている。
【0026】
第2の発光表示器2は、発光表示素子21と、これを収納するケース22とでなり、その発光面が透視パネル3の前面を向くように第1の発光表示器1に対して略「L」字状に配置されている。
【0027】
発光表示素子21は、例えば、ガラス基板上に金属電極、有機発光層、透明電極の積層体を設け、その積層体を封止枠にて封止し、各電極間に直流電力を供給することにより、各電極間に挟まれた有機発光層領域が発光し、図2に示すように、例えば外気温情報デジタル表示する発光像23と、走行距離情報をデジタル表示する発光像24と、車速情報をデジタル表示する発光表示像25他でなる第2の発光表示像26を形成する有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルが使用されている。なお発光表示素子21に表示させる情報やその表示形態は任意である。
【0028】
透視パネル3は、例えば暗色系の色に着色された透光性基材の前面(観察者側)に図示しないアルミニウム薄膜からなる反射膜を被着した半透過反射型のパネル部材からなる。
【0029】
この透視パネル3は、観察者の視線方向Eから見たとき、第1の発光表示器1の表示面(前面)を覆い、且つその前面に形成した反射膜が第2の発光表示器2の表示面に対向するように、各発光表示器1,2間に配置されている。なお透視パネル3の視線方向Eに対する傾き角度は例えば45度に設定されている。またこの場合、第2の発光表示器2は、透視パネル3よりも前方(観察者側)であって、観察者からは直接見えない位置に配置される。
【0030】
庇体4は、車体のダッシュボードを形成する表面材と一体形成されるか、または前記表面材に接合されるバイザー部41と、このバイザー部41の内側に配置され、透視パネル3に対向する反射体42とでなり、透視パネル3上を観察者側に延びており、太陽光等の外光が図1中、上側から透視パネル3に入射するのを抑制している。
【0031】
反射体42は、本例の場合、例えば遮光性を有する黒色の合成樹脂によって形成され、第2の発光表示器2の発光面を露出し第2の発光表示像26を透視パネル3側に通過させる開口部43と、この開口部43の周囲に広がる立体造形部(虚像形成手段)44とを有している。
【0032】
開口部43は、指標部の発光像16の配列形状に沿った円弧状に形成され、その大きさは図2における表示状態において、第1の発光表示像17の外周を取り巻く大きさに設定されており、図3にも示すように、その内部に発光表示素子21が位置している。
【0033】
立体造形部44は、全体が透視パネル3側とは反対側に窪む凹形状に形成され、透視パネル3に向かって次第に径大となる傾斜面45を有している。この傾斜面45は、指標部の発光像16の配列形状に対応した円弧状であって、透視パネル3側(図3中、手前側)に広がるように延びる円錐形(円錐側面形)に形成され、その断面形状は、図1に示すように略「ハ」字形である。
【0034】
このように構成された本実施形態の表示装置では、例えば車両に装備された図示しない電源スイッチ(キースイッチまたはイグニッションスイッチ)をオンすると、第1,第2の発光表示器1,2が第1,第2の発光表示像17,26を発光表示する。第1の発光表示器1によって形成される第1の発光表示像17は、透視パネル3を観察者側に透過し、観察者からは実像として視認され、第2の発光表示器2によって形成される第2の発光表示像16は、透視パネル3の前面で観察者側に反射され、観察者からは虚像として視認され、これにより、図2に示すように、透視パネル3上に実像と虚像とでなる各発光表示像17,26が表示される。一方、前記電源スイッチのオフ時は、第1,第2の発光表示器1,2は発光せず、透視パネル3自体が暗色に視認される。この状態で第1の発光表示器1は観察者からほとんど見えないか、僅かに確認される程度である。
【0035】
ここで例えば前記電源スイッチのオン時に、発光表示素子21の光で反射体42が照らされ、反射体42の表面を通じて反射した光が反射光として透視パネル3に至ると、反射体42が透視パネル3上に投影され(写り込み)、この投影像が観察者に視認される。
【0036】
このとき、立体造形部44の表面で反射した光が透視パネル3に至ると、傾斜面45を含む立体造形部44が透視パネル3上に投影される。
【0037】
この投影像は、観察者から見ると、図2に示すように、指標部16の発光像16の配列形状に対応しているので、第1の発光表示像17を取り巻いて奥行き方向に窪む立体的な外郭像であって、第1の発光表示像17の背景上に浮かぶ装飾虚像Vとなり、実際の透視パネル3位置よりも奥まった位置に視認される。これにより装飾虚像V上もしくは装飾虚像V中に実像となる第1の発光表示像17が浮んでいるように視認される。従って、表示に立体感、浮遊感を与え、観察者に斬新な視覚表現を提供することができる。特に本例の場合、立体造形部44が指標部の発光像16に配列形状に対応した円弧状であるので、第1の発光表示像17と装飾虚像Vとのマッチングも良く、バランスの取れた表示となる。
【0038】
そして、このような装飾虚像Vは、前記電源スイッチのオン時、すなわち、第2の発光表示器2の発光時のみでなく、第2の発光表示器2の非発光の状態となる前記電源スイッチのオフ時にも投影され、例えば反射体42が太陽光等の自然光を受けた場合、装飾虚像Vが透視パネル3上に投影される。このとき、第1の発光表示像17は表示されないが、装飾虚像Vは、第1の発光表示像17の外郭像(輪郭像)となって視認される。従って、装飾虚像V単独で新たな視覚表現を持たせることができ、前記電源スイッチオフ時の単調な暗色表示を解消し、斬新性、装飾性を向上させることができる。
【0039】
以上のように本実施形態によれば、指針式の表示情報でなる第1の発光表示像17を形成する第1の発光表示器1と、この発光表示器1を覆う透視パネル3と、この透視パネル3に対向して観察者側に延びる庇体4と、この庇体4に設けられ光の表面反射により透視パネル3上に装飾虚像Vを投影する立体造形部(虚像形成手段)44とを備えることにより、透視パネル3への写り込みを活用して、斬新な視覚表現を行うことができ、装飾性、商品性を向上させることができ、大幅なコスト増を招くこともない。特に装飾虚像Vと第1の発光表示像17または第2の発光表示像26とを合わせて表示するように構成すると、斬新性、装飾性を一層、高めることができる。
【0040】
また本実施形態によれば、反射体42に形成した立体造形部44によって虚像形成手段を形成したことにより、装飾虚像Vに立体感を持たせることができ、装飾性、斬新性を高めることができる。この際、立体造形部44自体の形状は、断面凹状または凸状であれば任意であり、必ずしも本実施形態のように、指標部の発光像16に配列形状に対応させる必要はない。
【0041】
なお本実施形態では、採用していないが、立体造形部(虚像形成手段)44に光を供給する光源や採光窓等を採用してもよい。
【0042】
また本実施形態では、透視パネル3として、暗色系の色に着色された半透過反射型のパネル部材を用いたが、これによって覆われる表示器を透視でき、しかも庇体4に設けた虚像形成手段(立体造形部44)の投影像を表示できれば任意の部材を適用でき、例えば自然光にて表示器を視認し得る程度の着色透明材または無色透明材であってもよい。そして、このように自然光にて表示器が視認される透視パネル3を用いる場合、表示器を発光させたり、照明することなく、表示器による表示と装飾虚像Vとのコンビネーション表示を行うことができる。
【0043】
図4,図5は本発明の第2の実施形態として、透視パネル上に投影される装飾虚像が柄模様からなる例を示しており、図4は本発明の第2の実施形態に適用される反射体の正面図、図5は本発明の第2の実施形態で形成される装飾虚像を示す正面図である。
【0044】
図4において、反射体42は、例えば合成樹脂基板の表面に縞柄模様からなる装飾意匠部(虚像形成手段)420を印刷形成してなり、この反射体42の表面に光があたると、その反射光が透視パネル3側に反射され、図5に示すように、透視パネル3上に縞柄模様からなる装飾虚像Vが投影されるようになっており、本実施形態によっても、透視パネル3への写り込みを活用して、斬新な視覚表現を行うことができ、装飾性、商品性を向上させることができる。
【0045】
特に本実施形態では、装飾虚像Vが反射体42に施された装飾意匠部420により形成されるため、虚像源を有する反射体42を薄型にできる。また特に装飾意匠部420が印刷により形成されることにより、虚像源(装飾意匠部420)自体の作成が容易となり、しかも様々な形態、種類の虚像源を容易に形成できる。
【0046】
なお本実施形態では、装飾意匠部420をストライプ状の縞柄模様としたが、柄模様は格子模様や水玉模様、皮シボ模様等、任意の柄模様を設定できる。また装飾意匠部420は柄模様に限らず、絵や図形、文字であってもよく、装飾意匠となるものであれば任意である。例えば、車両のダッシュボートを構成する表面材の表面意匠デザイン(例えば皮シボ模様)と、装飾虚像Vの意匠デザインとを同じくすれば、表示装置の表面意匠にダッシュボートとの統一感を持たせることができる。
【0047】
また本実施形態では、装飾意匠部420を印刷により形成したが、その形成手段は任意であり、例えば、合成樹脂からなる反射体42を射出成形する際に、柄模様等を構成する凹凸を一体に形成し、これを装飾意匠部420としてもよい。
【0048】
また本実施形態の変形例として、図示しないが、装飾意匠部420は、前記のような柄模様、絵、文字に限らず、所定の装飾色調を持つ装飾色調部としてもよい。この場合、装飾色調部の色調は、例えばダッシュボードの色調と異ならせることにより、表示装置の存在感を強調してもよいし、表示装置構成部品の色調と異ならせることにより、斬新性、意外性を与えるようにしてもよい。
【0049】
図6は本発明の第3の実施形態を示す断面図、図7は同実施形態の支持体の正面図であり、本実施形態では、装飾意匠部5からなる虚像形成手段を庇体4に対し磁力で着脱可能に保持したものである。
【0050】
装飾意匠部5は、前記第2の実施形態と同様、縞柄模様からなり、例えば合成樹脂基板からなる支持体6の表面に印刷形成され、その表面に光があたると、その反射光が透視パネル3側に反射され、装飾虚像Vが投影されるようになっている。
【0051】
この支持体6には、例えばステンレス鋼板からなる第1の磁性体(保持手段)7が設けられており、この場合、第1の磁性体7は支持体6の装飾意匠部5が形成された側とは反対側の面に接着等の適宜手段により固定されている。なお支持体6自体はシート状であり、可撓性を有している。また第1の磁性体7は、本実施形態では支持体6と略同面積を有するが、支持体6より小さくても大きくてもよい。
【0052】
支持体6(装飾意匠部5)の配置個所に対応する庇体4箇所には、支持体6の面積及び形状に略対応した大きさを有し、透視パネル3側に開口する凹部46が形成され、この凹部46の底部に支持体6が配置されるようになっている。
【0053】
この凹部46の底部には、ゴム系材料中に磁性粉を含有させたシート形永久磁石からなる第2の磁性体(保持手段)8が接着等の適宜手段により固定されており、この部分に支持体6を配置すると、支持体6側となる第1の磁性体7が庇体4側となる第2の磁性体8の磁力に吸引され、両者が互いに面結合されるようになっており、第2の磁性体8の磁力により支持体6が庇体4に安定的に保持される。
【0054】
また図7に示すように、支持体6の図中、左右方向端縁には、一対の把持部61,62が形成され、観察者がこの把持部61,62を把持して凹部46に支持体6を着脱することにより、支持体6の装着、取り外しが行いやすくなっており、特に第1,第2の磁性材7,8の面結合により密着する支持体6の取り外しを容易としている。
【0055】
以上のように本実施形態では、第1,第2の磁性体7,8を通じて、装飾意匠部5からなる虚像形成手段を庇体4に対し磁力で着脱可能に保持してなることにより、前記第1,第2の実施形態と同等の効果を期待できる他、観察者による支持体6の装着、取り外しが可能となり、例えば観察者の好みに応じて多種多様な虚像形成手段と交換することができるだけでなく、磁力を利用するので、着脱に係わる取付構成または取付スペースの大型化や複雑化を抑えることができる。
【0056】
また本実施形態では、庇体4の凹部46に支持体6を収納したことにより、装飾意匠部5が観察者に直接視認されるのを防止することができ、凹部46を支持体6の形状に対応させることで、支持体6を位置決めすることができる。
【0057】
また本実施形態では、第2の磁性体8を永久磁石としたが、第2の磁性体8に替えて第1の磁性体7を永久磁石としてもよいし、双方を永久磁石としてもよい。
【0058】
また本実施形態では、第1,第2の磁性体7,8を互いに面結合させたことにより、支持体6を面で密着させることができ、装飾意匠部5を安定的に保持することができる。
【0059】
また本実施形態では、装飾意匠部5を支持する支持体6が可撓性を有することにより、支持体6が撓むので、着脱の作業性、容易性を向上させることができる。
【0060】
また本実施形態では、装飾意匠部5を支持する支持体6に把持部61,62を設けたことにより、着脱の作業性、容易性を向上させることができる。
【0061】
また本実施形態では、支持体6とは別に第1の磁性体7を設けたが、第1の磁性体7に装飾意匠部5を設けることで支持体6を廃止してもよい。
【0062】
また本実施形態では、装飾意匠部5を縞柄模様に設定したが、反射光を受けて装飾虚像を形成できるものであれば、虚像形成手段の具体的構成は任意である。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、所期の目的を達成することができ、透視パネルへの写り込みを活用することにより、斬新な視覚表現が可能な表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による表示装置の断面図。
【図2】同上実施形態における表示像を示す正面図。
【図3】図1中矢印A方向から第2の発光表示器を見たときの正面図。
【図4】本発明の第2の実施形態に適用される反射体の正面図。
【図5】同上実施形態で形成される装飾虚像を示す正面図。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す断面図。
【図7】同実施形態の支持体の正面図。
【符号の説明】
1 第1の発光表示器(表示器)
2 第2の発光表示器
3 透視パネル
4 庇体
5,420 装飾意匠部(虚像形成手段)
6 支持体
7 第1の磁性体(保持手段)
8 第2の磁性体(保持手段)
11 駆動装置
12 指針
13 表示板
14 光源
15,16 発光像
17 第1の発光表示像
21 発光表示素子
22 ケース
23,24,25 発光像
26 第2の発光表示像
41 バイザー部
42 反射体
43 開口部
44 立体造形部(虚像形成手段)
45 傾斜面
46 凹部
61,62 把持部
E 視線方向
V 装飾意匠

Claims (14)

  1. 所定情報を表示する表示器と、
    この表示器を覆う透視パネルと、
    この透視パネルに対向して前記観察者側に延びる庇体と、
    この庇体に設けられ光の表面反射により前記透視パネル上に装飾虚像を投影する虚像形成手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記庇体が反射体を有し、前記虚像形成手段が前記反射体に設けられた凹状または凸状の立体造形部でなることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記庇体が反射体を有し、前記虚像形成手段が前記反射体に設けられた所定の装飾意匠部でなることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記装飾意匠部が所定の柄模様、絵、図、文字のうち少なくとも何れか一つであることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記装飾意匠部が所定の装飾色調部であることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 所定情報を表示する表示器と、
    この表示器を覆う透視パネルと、
    この透視パネルに対向して前記観察者側に延びる庇体と、
    この庇体に設けられ光の表面反射により前記透視パネル上に装飾虚像を投影する虚像形成手段とを備え、
    前記虚像形成手段が前記庇体に対し着脱可能となるよう前記虚像形成手段を磁力で保持する保持手段を設けたことを特徴とする表示装置。
  7. 前記虚像形成手段に対応する前記庇体箇所に、前記透視パネル側に開口する凹部を設け、この凹部に前記虚像形成手段が収納されることを特徴とする請求項6記載の表示装置。
  8. 前記保持手段が前記虚像形成手段に設けられる第1の磁性体と、前記庇体に設けられる第1の磁性体とで構成され、前記第1,第2の磁性体のうち、少なくとも一方が永久磁石からなることを特徴とする請求項6または請求項7記載の表示装置。
  9. 前記第1,第2の磁性体が互いに面結合されることを特徴とする請求項8記載の表示装置。
  10. 前記虚像形成手段が可撓性を有する支持体に支持されることを特徴とする請求項6から請求項9のうち何れか一つに記載の表示装置。
  11. 前記虚像形成手段が支持体に支持され、この支持体に把持部を設けたことを特徴とする請求項6から請求項9のうち何れか一つに記載の表示装置。
  12. 前記支持体が前記第1の磁性体でなることを特徴とする請求項10または請求項11記載の表示装置。
  13. 前記虚像形成手段が装飾意匠部または装飾色調部でなることを特徴とする請求項6から請求項12のうち何れか一つに記載の表示装置。
  14. 前記虚像形成手段が立体造形部でなることを特徴とする請求項6から請求項12のうち何れか一つに記載の表示装置。
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