JP2004003380A - 防災瓦 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉤状の係合凸部を、尻側に切欠を形成せずに1工程で成形可能にする。
【解決手段】鉤状の係合凸部を切欠を形成せずに形成出来ない課題に鑑み、金型30には瓦
上面の成型面に、瓦上面の係合凸部16を形成する凸部形成部35を切欠形成すると共に、差
込空間20を形成する押圧成形部37を凸部形成部35の後面側を最進行位置として水平方向移
動自在に備え、上記金型30による成形工程として上下押圧成形し、差込空間20を形成する
押圧成形部37を上記最進行位置まで移動させて、差込空間20の原料をその他の成型空間に
移動排除し、押圧成形部37の復帰後、上下型32、33を分離する成形方法で、係合凸部16を
成形した瓦であって、尻4側水返し6の上面の中央付近に、立上部18と該立上部18から桟
7側への水平部19が連続形成された係合凸部16を設けて、該係合凸部16の水平部19下面と
該水平部19下面の真下に位置する水返し6の上面との間に差込空間20を形成することで、
直線状の水返しの上面に鉤状の係合凸部が成型された防災瓦とすることによって、防水性
能を向上させる。
【選択図】図6

Description

 本発明は、従来の瓦成形方法では成型できなかった鉤状の係合凸部が成型された防災瓦
の成形方法に関する。
 従来の瓦成形方式は、上下型(金型)が鉛直方向上下に移動して原料を加圧することに
よって成形していたため、上下方向の中間に空間部が存在する形状(鉤状等)の成形は、
空間部を成形する部分形成型が、加圧成形後の金型上昇時に鉤部等における空間部の上方
成形部に当接し、引っ掛かることになり、鉤部等の成形は不可能であった。
 従来成形不可であったものの一例としては、本件明細書の図12乃至図15に図示され
た係止耐風厚平形瓦が知られている。
 即ち、従来技術の係止耐風厚平形瓦は、桟覆部aと差込受部bとの同段葺き合わせ部分
がほぼ瓦1枚の厚さに納まる葺き合わせ構造をとる厚平形系瓦において、差込受部bの頭
部c側端に導水帯dと水返しeによって分離されかつ瓦裏面とほぼ同じレベルの表面を有
する係止受部fを形成し、尻部g側の中央付近に尻切欠部hを形成してこの上面部分に瓦
表面とほぼ同じかないしはやや高い裏面部分を有する係止突起iを形成してなる瓦であっ
て、葺き合わせたとき斜め下段側瓦の係止突起iが斜め上段側瓦の係止受部fを抑止し振
れ止め係止するものであった(例えば、特許文献1参照)。
 上記従来技術の係止耐風厚平形瓦では、上述の様に、金型の移動方法の関係から、尻部
g係止突起iの形成に際して、尻部g側の中央付近に尻切欠部hを形成せざるを得なかっ
たために、尻部g側縁の水返しjが、両側部で一直線上であっても中央付近では頭部c側
へ変位していた。
 その結果、水返しjが尻部g側縁部で異形状態と成っているため、且つ、尻部g側の水
返しjと平行の内方水返しkとの間の流水部lが異形状態と成るため、更に、中央付近の
水返しjは内方水返しkと接近したり、重合される上の瓦の頭部cと接近して、両者間の
距離が短くなるため、上下重合個所から吹き込む逆流雨水を確実に受け止めることが出来
なかったり、排水が円滑に行えない場合があり、防水性能が不十分になっていた。
特開平8ー93141号公報
 本発明は、鉤状の係合凸部を1工程で成形可能にした、防水性能に優れた防災瓦を提供
する。
 本発明は、上記従来技術に基づく、鉤状の係合凸部を切欠を形成せずに形成出来ない課
題に鑑み、金型には瓦上面の成型面に係合凸部を形成する凸部形成部を切欠形成すると共
に、差込空間を形成する押圧成形部を凸部形成部の後面側を最進行位置で水平方向移動自
在に備え、上記金型による成形工程として上下押圧成形し、差込空間を形成する押圧成形
部を上記最進行位置まで移動させて、差込空間の原料をその他の成型空間に移動排除し、
押圧成形部の復帰後、上下型を分離する成形方法で、係合凸部を成形すると共に、瓦本体
の両側部に葺合時重合される桟及び差込部を成形した瓦であって、尻側水返しの上面の中
央付近に、立上部と該立上部から桟側への水平部が連続形成された係合凸部を形成し、該
係合凸部の水平部下面と該水平部下面の真下に位置する水返しの上面との間に差込空間を
形成し、千鳥葺き合わせ時に差込空間に差し込まれることで、その上下位置が規制される
係合差込部を差込部における水返しの外側に形成したことで、直線状の水返しの上面に鉤
状の係合凸部が成型された防災瓦とすることによって、防水性能を向上させる様にして、
上記課題を解決する。
 要するに本発明は、金型には瓦上面の成型面に係合凸部を形成する凸部形成部を切欠形
成すると共に、差込空間を形成する押圧成形部を凸部形成部の後面側を最進行位置で水平
方向移動自在に備え、上記金型による成形工程として上下押圧成形し、差込空間を形成す
る押圧成形部を上記最進行位置まで移動させて、差込空間の原料をその他の成型空間に移
動排除し、押圧成形部の復帰後、上下型を分離する成形方法で、係合凸部を成形すると共
に、瓦本体の両側部に葺合時重合される桟及び差込部を成形した瓦であって、尻側水返し
の上面の中央付近に、立上部と該立上部から桟側への水平部が連続形成された係合凸部を
形成し、該係合凸部の水平部下面と該水平部下面の真下に位置する水返しの上面との間に
差込空間を形成し、千鳥葺き合わせ時に差込空間に差し込まれることで、その上下位置が
規制される係合差込部を差込部における水返しの外側に形成したので、防災瓦の浮き、ズ
レを防止する係合凸部が設けられる瓦本体の尻側水返しは直線状で、水返しは瓦本体の尻
側に異形状態でないため、侵入雨水の遮断、防水性能を充分に発揮させることが出来る。
 又、低密度発生、再加圧成形個所がいかなる個所であっても、再加圧成形後に、再加圧
成形を行う押圧成形部が元位置復帰後に上下型が移動するため、係合凸部を損傷させるこ
とがなく、而も係合凸部と瓦本体は一体であるために強度性が損なわれず、又特殊形状(
鉤状)の一体成形も簡易に行うことが出来る。
 又、押圧成型中に、係合凸部に形成する差込空間に対して、成型面の一部を構成する押
圧成形部を進行させて、差込空間の原料をその他の成型空間に移動排除したので、密度不
均一度合が大きくても、原料移動で密度均一化を図ったり、形状的に強度が低い個所の原
料密度上昇で強度向上を図ることが出来たり、鉤状等の特殊形状の成形も、密度均一化、
部分密度上昇を伴って、効率、効果的に行うことが出来、而も上下型の上下移動だけでは
成形不可能な鉤状の係合凸部でも成形が可能になる。
 又、押圧成形部の進行時に、凸部形成部の奥方に凹設した、押圧成形部と略同形の凹部
に差込空間の原料を移動排除して係合凸部を形成したので、押圧成形部の進行で移動排除
される原料は、その周囲に移動すると共に、押圧成形部の進行方向前方の凹部にも移動す
るために、原料移動が分散して移動効率が上昇し、且つ、特に進行最終段階における差込
空間の原料が凹部に移動することにより、押圧成形部が所定位置まで進行して未移動の原
料が存在せず、差込空間を有する係合凸部を所望の鉤形状に成形することが出来る等その
実用的効果甚だ大である。
 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
 本発明に係る防災瓦を図1〜7に基づいて詳細に説明する。
 本発明に係る耐風機能を有する平板状の防災瓦1の基本構成にあっては、図1に示す様
に、瓦本体2を平面方形状と成している。
 そして、図1、2、3に示す様に、瓦本体2の短尺な端部(図1中、前後側)を頭3及
び尻4と夫々成し、頭3の先端下部に垂れ5を突設し、瓦本体2の表面において、尻4の
手前に一条の水返し6を瓦本体2の横手方向に設けている。
 尚、垂れ5の明確な形状は図3に示し、その他の図面では簡略表示と成している。
 上述の尻4に設けた水返し6は、図1〜6の第1実施例、図7の第2実施例のものでは
、その形状が若干相違するが、両者共に従来技術のものに比して、決定的に相違している

 即ち、従来技術のものでは、係止突起iを形成するために、水返しjに尻切欠部hを形
成せざるを得なかったが、本発明の第1、2実施例のものでは、係合凸部16の形成は水返
し6(その一部の平面段丘6b)上に一体形成しており、係合凸部16形成付近の水返し6の
形状は、その周囲と全く同一と成し、即ち、切欠部を設けたり、寸断せず、一様な平面段
丘状或いは突堤状と成している。
 又、瓦本体2の長尺な一端部(図1中、右側)を下方切欠の桟7と成し、他端縁部(図
1中、左側)に帯板片を下方側に段差を設けて延出形成して差込部8と成している。
 差込部8は、尻4から頭3の近傍に至る長さと、瓦本体2の桟7との重合幅を有してお
り、表面の長尺端部及び尻4側の端部に沿って鉤状の水返し9を設け、更に、表面中央に
水返し突条10を差込部8の長さ方向に設けている。
 尚、差込部8の先端部及び差込部8における水返し9の先端部は、垂れ5を形成してい
る関係で明確な形状でなかったり、段差を徐々に減少し、或いは、一部を割愛している。
 又、瓦本体2の表面両側端には、尻4の水返し6に連続して、流れ方向に水返し11、11
a 及び段丘12、12a を夫々設けているが、葺き合わせ時に漏水しない様にすれば、段丘12
、12a 等を割愛しても良い。
 又、尻4の水返し6の両端部表面にV字状の凹部13、13a と裏面における対応位置に凸
部14、14a を設け、更に水返し6及び凹部13の近傍に釘孔15、15a を設けている。
 かかる基本構成を有する防災瓦1において、図1〜6に示す様に、耐風機能の構成要件
としての係合凸部16と係合差込部17を、尻4の水返し6上面の中央付近と差込部8の側端
部に夫々設けている。
 即ち、図1、3に示す様に、尻4に設けた水返し6の中央付近(凹部13の形成個所以外
)では、水返し6を平面段丘状と成している。
 更に、詳細には、瓦本体2の中央部から尻4に向かって、上昇する傾斜面6a及び流れ方
向に所定幅を有する平面段丘6bで水返し6を形成し、傾斜面6aが実質的に水返し6と成っ
ている。
 そして、図2、5、6に示す様に、水返し6における平面段丘6b上面の中央付近に立上
部18と一側(桟7側)への水平部19を連続し、水平部19の下部(水返し6の上面と水平部
19の下面の間)に係合差込部17を一側(桟7側)から差込自在な差込空間20を有する鉤状
の係合凸部16を突出状に設けている。
 尚、平面段丘6bは、流れ方向で、両端部の水返し6に比して幅広と成しているために、
係合凸部16も水返し6に比して流れ方向で幅広に形成している。
 他方、図1、5、6に示す様に、差込部8の側端部に設けた水返し9の先端寄りの一部
を内方側に屈曲させ、当該屈曲部21の外側で流れ方向に所定長さの帯板状の係合差込部17
を設けている。
 水返し9の屈曲部21の形状は尻4から頭3にかけて、内方傾斜、流れ方向、外方傾斜と
成し、屈曲部21は全体的に”〕”かっこ状と成し、上下の誘水傾斜部を係止部22、22a と
成している。
 言い換えると、係止部22、22a は流れ方向に所定長さを有する係合差込部17の長さを規
制している。
 図7は第2実施例の防災瓦1を示す平面図であり、図1〜6の第1実施例のものとの大
きな相違は尻4側に設けた水返し6の構造である。
 即ち、第2実施例の水返し6は尻4側に略同一幅で一直線状に設け、水返し6の中央付
近の形状を従来技術のものに比して直線状の突堤と成し、かかる突堤上に係合凸部16を形
成した点が、第1実施例のものと相違している。
 次に、上記防災瓦の作用について説明する。
 図4に示す様に、多数の防災瓦1を千鳥葺きに葺設した時に、下段の防災瓦1Dの尻4上
に上段の防災瓦1Uの頭3が部分的に重合すると共に、各段における隣接した防災瓦1D1、1D
2 は、桟7の下方切欠部に差込部8が差込まれて重合し、両者の段丘12、12a も隣接状態
となる。
 そして、図5、6に示す様に、横方向に半分ずれた上下段の防災瓦1U、1Dの係合凸部16
と係合差込部17の係合部にあっては、下段の防災瓦1Dの係合凸部16に対して上段の防災瓦
1Uの係合差込部17を横から差し込んで、両者は係合状態と成り上下位置関係が規制される
 又、係合凸部16と係合差込部17の係合にあっては、係合差込部17は所定長さを有するこ
とにより、流れ方向での係合位置は調整可能となる。
 更に、係合凸部16と係合差込部17の流れ方向位置関係が調整可能であるとしても、係合
差込部17の流れ方向上下位置に係止部22、22a が存在し、係合凸部16が当接自在であるた
めに、その調整量は制限されるが、離脱せずに流れ方向での係合状態は確保される。
 又、横方向に隣接した防災瓦1D1、1D2 の接合部にあっては、両者の水返し11、11a 、段
丘12、12a の接合個所の隙間から流入した雨水は、差込部8上に流水する。
 雨水が多量で流水速度が速くても、差込部8中央に突出形成した水返し突条10で減速さ
れると共に、側端縁の水返し9で制止され、頭3側に流水する。
 そして、差込部8上の流水の一部は、係合差込部17の形成個所において、水返し9に連
続した屈曲部21の上方の係止部22で誘導され円滑に下方へ流水する。
 尚、水返し11、11a 、段丘12、12a の形成個所に対応して、防災瓦1の裏面には葺き合
わせ対応位置に切欠凹部23を設けて治まりを向上させている。
 上記の様な構成の防災瓦1においては、強風等に対する耐風機能を発現し、防災瓦1の
浮き、ズレを防止する係合凸部16が設けられる瓦本体2の尻4側水返し6は直線状である
ため、水返し6は瓦本体2の尻4側に異形状態でないために、侵入雨水の遮断、防水性能
を充分に発揮する防災瓦を製造することが出来る。
 次に、格別なる効果を有する鉤状の係合凸部16の成形方法について説明する。
 図8は防災瓦1を加圧成形する金型の断面図、図9は係合凸部16の形成個所の要部を示
す金型の拡大断面図で、(a) は上下型32、33による押圧成型状態を示し、(b) は差込空間
20の原料を排除し鉤状の係合凸部16を成形する状態を示し、図10は上型における係合凸
部16形成個所の凹設状態を示す側面図であり、図11は2段階の成形状態を示す模式図で
あり、(a) は金型30のキャビティ31に投入される原料を示し、(b) は上下型32、33による
押圧成形体を示し、(c) は押圧成形部37が進行途中状態で係合凸部16に差込空間20を形成
している中間状態を示し、(d) は差込空間20を側部に有する鉤状の係合凸部16の形成完了
状態を示している。
 金型30は原料投入空間であるキャビティ31を形成する上下型32、33(側枠を含む)から
成り、図示のものでは下型33は防災瓦1の裏面を成形し、上型32は防災瓦1の表面及び係
合凸部16の差込空間20を含む全体を成形し、係合凸部16の形成個所において、差込空間20
を成形する部分形成型34を配置している。
 即ち、上型32の所定個所に差込空間20を含む係合凸部16を形成する略台形状の凸部形成
部35を切欠形成し、該凸部形成部35の外側に下型33から延出した外部形成部36(側枠の一
部)を設置している。
 又、凸部形成部35の外部形成部36の外側に配置した部分形成型34に、差込空間20に相当
する形状の押圧成形部37をシリンダー37a で、凸部形成部35方向に進退自在に配置してい
る。
 更に、上型32における凸部形成部35の形成面の一部であって、凸部形成部35に臨んだ差
込空間20対応位置の奥方に凹部38を凹設し、該凹部38の下側をキャビティ31に臨む様に開
口している。
 即ち、部分形成型34の押圧成形部37が凸部形成部35内に進行した位置の前方に凹部38が
形成されている。
 尚、従って、金型30の成型面は、上下型32、33の上下成型面、側枠の内面、凸部形成部
35及び凹部38の内面、外部形成部36の内面が相当すると共に、部分形成型34における押圧
成形部37の先端も、金型30の成型面の一部を構成することになる。
 次に、かかる構成の金型30による成形方法を説明する。
 先ず、図11(b) 、図9(a) に示す様に、キャビティ31に投入された原料を上下型32、
33の上下押圧成形により、キャビティ31と凸部形成部35(凹部38を含む)の原料で、瓦本
体2と差込空間20を含んだ係合凸部16を一体成形する。
 次に、図11(c) 、(d) 、図9(b) に示す様に、上下型32、33による押圧成型状態を維
持したまま、シリンダー37a の作動により、成型面の一部である部分形成型34の押圧成形
部37を凸部形成部35に進行させ、該凸部形成部35における差込空間20の位置の原料を押圧
排除して、差込空間20が存在する立上部18と水平部19から成る鉤状の係合凸部16を成形す
る。
 尚、かかる鉤状の係合凸部16の成形時に、差込空間20相当位置に存在した原料は、成形
品における立上部18、水平部19、金型30内におけるキャビティ31及び凹部38側に移動する

 そして、差込空間20を有した係合凸部16の部分成形後に、押圧成形部37を後退させた後
、上下型32、33を上下分離して成形を完了することにより、係合凸部16を損壊させず、且
つ、従来に比して水返し6に悪影響を与えずに直線状に形成する。
 尚、図9(b) に示す様に、部分形成型34の押圧成形部37の最進行位置を、凹部38の前面
側と略面一位置と成せば、係合凸部16の周囲に若干のバリが発生するとしても、成形後の
乾燥時にバリは自然的に分離される。
本発明に係る防災瓦の平面図である。 図1の正面図である。 図1の側面図である。 防災瓦の千鳥葺きを示す平面図である。 千鳥葺き時の耐風係合部を示す拡大平面図である。 図5の要部断面図である。 第2実施例の防災瓦の平面図である。 係合凸部形成金型の断面図である。 係合凸部形成個所の金型要部の拡大断面図である。 上型における係合凸部形成個所の要部拡大側面図である。 係合凸部の成形状態を示す模式図である。 従来技術の係止耐風厚平形瓦の斜視図である。 図12の瓦の葺き合わせ平面図である。 図13の葺き合わせ要部斜視図である。 図13の葺き合わせ要部A−A断面図である。
符号の説明
 2    瓦本体
 4    尻
 6    水返し
 7    桟
 8    差込部
 9    水返し
 16    係合凸部
 17    係合差込部
 18    立上部
 19    水平部
 20    差込空間
 30    金型
 32    上型
 33    下型
 35    凸部形成部
 37    押圧成形部
 38    凹部

Claims (2)

  1.  金型には瓦上面の成型面に、瓦上面の係合凸部を形成する凸部形成部を切欠形成すると
    共に、差込空間を形成する押圧成形部を凸部形成部の後面側を最進行位置として水平方向
    移動自在に備え、上記金型による成形工程として上下押圧成形し、差込空間を形成する押
    圧成形部を上記最進行位置まで移動させて、差込空間の原料をその他の成型空間に移動排
    除し、押圧成形部の復帰後、上下型を分離する成形方法で、係合凸部を成形すると共に、
    瓦本体の両側部に葺合時重合される桟及び差込部を成形した瓦であって、尻側水返しの上
    面の中央付近に、立上部と該立上部から桟側への水平部を連続した係合凸部を設けて、該
    係合凸部の水平部下面と該水平部下面の真下に位置する水返しの上面との間に差込空間を
    形成し、千鳥葺き合わせ時に差込空間に差し込まれることで、その上下位置が規制される
    係合差込部を差込部における水返しの外側に形成したことを特徴とする防災瓦。
  2.  押圧成形部の進行時に、凸部形成部の奥方に凹設した、押圧成形部と略同形の凹部に差
    込空間の原料を移動排除して係合凸部を形成したことを特徴とする請求項1記載の防災瓦

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