JP2004003284A - 道路標示の方法及びシステム並びにそれらに用いる装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のLEDから発せられた光を対応する複数のレンズで略平行な光にするLEDモジュールを備えた道路標示用装置6を複数用意し、各道路標示用装置6から発せられる光を道路2の表面上に投射して複数の照明領域7をとびとびに形成することで破線状の標示を形成する。道路標示用装置6はLEDに給電するための電源回路部を備え、この電源回路部は外部電源8から供給される電流により充電される電池を備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、交通の便宜のために道路の表面や各種交通機関のトンネル等の壁面に形成される標示に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、交通とくに自動車交通の円滑化のために、道路の表面には各種の標示(道路標示)がなされている。なかでも、基本的な道路標示として、自動車専用道路や一般道路でのセンターライン標示、車線境界線標示、道路限界線標示等の線状の標示が挙げられる。これらの道路標示は、基本的には実線状に形成されるのであるが、破線状に形成されることもある。
【0003】
道路標示は、一般に、道路の表面に所定の色(白色を含む)の塗料を塗布することで形成されている。
【0004】
しかしながら、この塗料塗布による道路標示は、一旦形成すると、その変更が困難であり、交通形態を変更するためには、わざわざ路面の一部を削り取る加工を行なうことで不要な道路標示を除去し、更に所要の新たな道路標示のために塗料塗布を行なわねばならない。
【0005】
また、塗料塗布による道路標示は、道路工事等で路面が改修される際には同時に除去されるので、工事後に改修済の路面に対して再び新たな道路標示のために塗料塗布を行なわねばならない。
【0006】
以上のように、従来の塗料塗布による道路標示では、標示の変更又は路面の改修の際に道路表面の加工や再度の新たな塗料塗布が必要であり、そのための手間及び費用がかかり、更にその間は交通を制限ないし停止することになるという不利がある。
【0007】
一方、塗料塗布による道路標示は、路面上に雪や砂塵等が堆積すると視認しにくくなり又は視認不可能になり、これに起因して交通が不便になり、交通事故の原因となりやすいという難点もある。
【0008】
そこで、本発明は、標示の変更に際して路面を削り取る等の加工を要せず従って変更が容易であり、道路工事の際にも標示のための手段の変更が不要である道路標示の方法及びシステム並びにそれらに用いる装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
更に、本発明は、道路の表面状態の如何に関わらず良好な標示が可能な道路標示の方法及びシステム並びにそれらに用いる装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
LED(発光ダイオード)と該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えたLEDモジュールを複数用意し、該複数のLEDモジュールのそれぞれから発せられる光を道路の表面上に投射して照明領域を形成し、複数の前記LEDモジュールを用いて形成される複数の前記照明領域を断続的または連続的に位置させることで路面の標示を形成することを特徴とする道路標示方法、
が提供される。
【0011】
本発明の一態様においては、前記LEDモジュールとして、複数の前記LEDを備え且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えるものを用意する。
【0012】
また、本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
それぞれがLEDと該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えた複数のLEDモジュール、該LEDモジュールの支持手段、及び前記LEDのための電源を備えており、
前記複数のLEDモジュールは、該LEDモジュールのそれぞれから発せられる光が道路の表面上に投射されて照明領域が形成され、前記複数のLEDモジュールを用いて形成される複数の前記照明領域が断続的または連続的に位置することで路面の標示が形成されるように、配置されていることを特徴とする道路標示システム、
が提供される。
【0013】
本発明の一態様においては、前記LEDモジュールは、複数の前記LEDを備えており、且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えている。本発明の一態様においては、前記支持手段は、トンネル内壁又は橋梁並びにこれらに対する固定具を含んでなる。
【0014】
本発明の一態様においては、前記電源は、外部電源及び前記複数のLEDのそれぞれに個別に設けられた電池からなる。本発明の一態様においては、前記電池は前記外部電源から供給される電流により充電される。本発明の一態様においては、前記外部電源は太陽電池を含んでなる。
【0015】
更に、本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
LEDと該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えたLEDモジュール、前記LEDに給電するための電源回路部、及び、前記LEDモジュールと前記電源回路部とを収容し且つ前記LEDモジュールのレンズ部からの略平行な光を通過させる窓を備えたケースを有することを特徴とする交通標示用装置、
が提供される。
【0016】
本発明の一態様においては、前記LEDモジュールは、複数の前記LEDを備えており、且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えている。本発明の一態様においては、前記電源回路部は外部電源から供給される電流により充電される電池を備えている。
【0017】
本発明の一態様においては、前記交通標示用装置は、更に前記ケースが着脱可能に取り付けられる固定部を有しており、該固定部には外部電源に接続された第1の端子部が配置されており、前記ケースには前記電源回路部に接続された第2の端子部が設けられており、前記ケースの前記固定部への取り付けにより前記第1の端子部と前記第2の端子部とが接続される。本発明の一態様においては、前記第2の端子部は前記ケースから突出したフック形状をなしており、該第2の端子部を前記第1の端子部に係止することで前記固定部に対する前記ケースの取り付けがなされる。本発明の一態様においては、前記固定部は外部部材への固定のための固定具を備えている。
【0018】
更に、本発明によれば、
LEDと該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えたLEDモジュール、該LEDモジュールのレンズ部からの略平行な光を拡散光にするための光拡散素子、前記LEDに給電するための電源回路部、及び、前記LEDモジュールと前記光拡散素子と前記電源回路部とを収容し且つ前記光拡散素子からの拡散光を通過させる窓を備えたケースを有することを特徴とする標示用装置、
が提供される。
【0019】
本発明の一態様においては、前記LEDモジュールは、複数の前記LEDを備えており、且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えている。本発明の一態様においては、前記ケースは開口を有する本体部と前記開口を塞ぐ様に前記本体部に取り付けられた前記窓とを備えており、該窓と前記本体部との間には防水材が充填されている。本発明の一態様においては、前記ケースの本体部は側壁部及び底板部を有する外側部材と該外側部材に収容される側壁部を有する内側部材とからなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は本発明による道路標示の方法及びシステムの一実施形態を示す模式図であり、図2はその模式的中央縦断面図である。また、図3、図4及び図5はそれぞれ本発明による道路標示用装置の一実施形態を示す正面図、平面図及び底面図であり、図6は図3の中央縦断面図であり、図7は本実施形態のケースの正面図であり、図8は本実施形態の固定部の底面図であり、図9は内部図示を省略した図8の横断面図である。図10は本実施形態の道路標示用装置を外部部材に取り付けて固定した状態を示す断面図である。この道路標示用装置は図1及び図2の実施形態の道路標示の方法及びシステムにおいて用いられるものである。
【0022】
図1及び図2において、道路2及び該道路2が貫通せるトンネル4が示されている。トンネル4の内壁の天井部分には、道路2に沿って道路標示用装置6が適宜の間隔をもって配置されている。
【0023】
道路標示用装置6は、図3〜図10に示されている様に、LED12と該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部14とを備えたLEDモジュール16を有する。本実施形態では、LEDモジュール16において、LED12は4行×5列で合計20個配置されており、レンズ部14は20個のLED12のそれぞれに対応する20個のレンズ(凸レンズ面)14aを備えている。但し、LEDモジュール16を構成するLED12の数は、所要の光学特性とくに所要の光量に応じて適宜変更可能である。レンズ部14は、LED12を下側から覆うように各レンズ14aに対応して配置された個別の透光性ブロックからなるものでもよいし、全てのレンズ14aがLED12を下側から覆うように配置された共通の透光性ブロックに形成されたものでもよい。
【0024】
LED12から発せられる光は、例えば黄色であるが、これに限定されることはない。LED12は、例えば、10個づつを直列に接続され、それら2つの直列接続体が並列に接続される。LEDモジュール16には、例えば直流24Vの電圧が印加され、電流40mA、消費電力1.92Wで駆動され、その光度は例えば2000cdである。LEDモジュール16のレンズ部14から出射する略平行な光の拡がり角(FWHM)は、好ましくは5°以下であり、更に好ましくは4°以下であり、特に好ましくは3°以下である。
【0025】
道路標示用装置6は、LEDモジュール16の各LED12に給電するための電源回路部18を有しており、更に、LEDモジュール16と電源回路部18とを収容するケース20を有する。該ケース20は、LEDモジュール16及び電源回路部18を支持するケース本体201と該ケース本体にビス止めされたケースカバー202とからなる。該ケースカバー202の底面部に、LEDモジュールのレンズ部14から下向き出射する略平行な光(矢印で示されている)を通過させる透光板からなる窓22を備えている。窓22の開口は、例えば1辺の寸法が50〜200mmの矩形状をなしている。
【0026】
電源回路部18は、図1及び図2に示されている外部電源8から供給される電流により充電される電池18aを備えている。外部電源8としては商用電源及び/又は太陽電池を使用することができ、万一外部電源8からの給電が途絶えた時には、電源回路部18内の電池18aによるLED駆動がなされる。
【0027】
道路標示用装置6は、更に、ケース20が着脱可能に取り付けられる固定部24を有する。該固定部24には、上記外部電源8に接続された1対の第1端子部8’が配置されており、これに対応してケース本体201には電源回路部18に接続された1対の第2端子部18’が設けられている。図6に示されている様に、ケース20の固定部24への取り付けにより、第1端子部8’と第2端子部18’とが接続される様になっている。即ち、図6及び図7に示されている様に第2端子部18’はケース20から上方に突出してフック形状をなしており、一方、図8及び図9に示されている様に、固定部24には第2端子部18’の突出部の通過を許容する1対の弧状開口24aが形成されている。第2端子部18’の先端を弧状開口24aの幅広部に適合させ上方へと移動させて固定部24内に挿入し、その後ケース20を上下方向を中心として回転させることで、第2端子部18’を弧状開口24aの幅狭部に適合させる。これにより、図6に示される様に、第2端子部18’が第1端子部8’に係止され、固定部24に対するケース20の取り付けがなされる。
【0028】
固定部24は、図10に示されている様に、外部部材であるトンネル内壁4aへの固定のための固定具としてのネジ24bを備えている。従って、ケース本体201、ネジ24bを含む固定部24及びトンネル内壁4aがLEDモジュール16の支持手段として機能する。
【0029】
固定部24の上部は、防水性を有するカバー24cにより形成されている。また、ケース20と固定部24との係合部にはシール用のO−リング20aが介在しており、ケース本体201とケースカバー202との係合部にはシール用のO−リング20bが介在している。
【0030】
図1及び図2に示されている様に、複数の道路標示用装置6のLEDモジュールのそれぞれから発せられる光は下向きに道路2の表面上に投射され、これにより照明領域7が形成される。道路標示用装置6と道路2との距離は、例えば3.5〜5mである。複数の照明領域7は道路標示用装置6の配置に対応して道路の方向に沿ってとびとび(例えば1〜3m間隔)に位置し、これにより破線状の標示が形成される。照明領域7からは乱反射光が発せられ、自動車運転者等に良好に視認される。この標示は、道路2のセンターライン標示として機能する。照明領域7を、上記のようにとびとびに(断続的に)位置させる代わりに、連続的に位置させても良い。なお、トンネル4の外では、道路2に塗料塗布によるセンターライン7’が形成されている。
【0031】
本実施形態では、センターライン標示が照明領域7により形成されるので、道路2の表面の状態の如何に関わらず良好な標示が可能である。例えば、道路2の表面上に雪や砂塵等の異物が堆積した場合においても、これら雪や砂塵等の異物堆積層の表面に照明領域7が形成され、該照明領域からの乱反射光が、異物堆積層のない場合と同様にして視認される。
【0032】
本実施形態では、一次発光源としてLEDを使用しており、LEDは例えば−30°の低温から+65°の高温まで良好な動作が可能であるので、幅広い温度環境条件下での道路標示が可能である。
【0033】
また、道路工事の際に道路標示用装置6及び標示システムは全く影響を受けないので、工事終了後に改めてセンターライン標示のための作業を要することなしに、直ちに所定のセンターライン標示を行なうことができる。
【0034】
更に、センターライン位置の変更に際しても、路面を削り取る等の加工を要せず、道路標示用装置6とくにLEDモジュール16の姿勢を変更するのみでよく、標示の変更が容易である。なお、この様なLEDモジュール16の姿勢変更の便宜のために、固定部24にケース20の保持姿勢の変更を可能となす保持姿勢制御機構部を介在させることができる。
【0035】
図11は本発明による道路標示の方法及びシステムの他の実施形態を示す模式的縦断面図である。また、図12は本発明による道路標示用装置の他の実施形態を示す底面図である。この道路標示用装置は図11の実施形態の道路標示の方法及びシステムにおいて用いられるものである。
【0036】
本実施形態では、図12に示されている様に、上記図1〜10に関し説明した実施形態の道路標示用装置6を4つまとめて1つの基台30に搭載して道路標示用装置36を構成している。そして、図11に示されている様に、道路標示用装置36からは、その3つの道路標示用装置6のLEDモジュール16から発せられる光を互いに異なる方向に投射し、上記図1〜10に関し説明した実施形態と同様なとびとび配置の照明領域7を形成する。この様なLEDモジュール16の姿勢設定の便宜のために、上記のような固定部24に対するケース20の保持姿勢の変更を可能となす保持姿勢制御機構部を介在させるのがよい。道路標示用装置36の4つの道路標示用装置6のうちの残り1つは予備のものである。
【0037】
本実施形態においては、上記図1〜10に関し説明した実施形態と同様な作用効果に加えて、外部電源8から道路標示用装置6までの配線がまとめられるので容易になり、更に、万一実使用に係る道路標示用装置6が故障した場合の標示の回復を予備用の道路標示用装置6の使用により迅速に行なうことができる。
【0038】
以上の実施形態ではLEDモジュール16ひいては道路標示用装置6がトンネル内壁4aに取り付けられる例が示されているが、本発明においてはLEDモジュールひいては道路標示用装置を橋梁に取り付けることができる。このように、本発明の道路標示用装置は既存の構造物に容易に取り付けることができるので、容易に道路標示を実施することができる。但し、本発明では、道路標示用装置6を支持するための専用の構築物を設けてもよい。
【0039】
また、以上の実施形態では道路標示としてセンターライン標示が示されているが、道路標示はその他の車線境界線標示や道路限界線標示等の線状の標示であってもよい。特に、道路限界線標示は、道路の表面が積雪等で覆われた時にも積雪の表面に明確な標示がなされるので、除雪車等に対する効果的な道路標示となり、除雪車等の道路からの転落事故を防止することができる。
【0040】
なお、上述したような使用形態の道路標示用装置は、他の形態での使用も可能である。例えば、前記道路標示用装置を、道路や滑走路等の路面に埋め込む等の方法で設置し種々の道路や滑走路等の標示として使用してもよく、また地下鉄や鉄道等のトンネルの壁面等に設置して各種交通機関の交通標示として使用することもできる。本発明は、この様な使用形態の標示用装置及び前記道路標示用装置を含む交通標示用装置を提供するものである。この場合、交通標示用装置は、直接視認される発光表示面を有するものとなる。
【0041】
図13はこの様な埋め込みに適した道路標示用装置の実施形態を示す一部切欠分解斜視図であり、図14はその組み立て状態を示す斜視図である。
【0042】
本実施形態では、ケース40は、本体部を構成する内側部材401及び外側部材402を有する。内側部材401は4つの側壁部を持ち、その内部には側壁部に固定保持された電源回路部18が配置されており、該電源回路部18にはインバータが収容それている。図示はされていないが、電源回路部18は外部電源と接続されており、また電源回路部18の内部に電池等の内部電源を配置することができる。電源回路部18の水平な上面上に上記実施形態と同様なLEDモジュール16が上向きに配置されている。即ち、LEDモジュール16は上部にレンズ14aが形成されており、不図示のLEDから発せられた光はレンズ14aの作用により上向きの平行光とされる。LEDモジュール16の上方には内側部材401の側壁部に固定保持され水平に配置された光拡散素子としての光拡散板44が配置されており、該光拡散板44の上方には内側部材401の側壁に固定保持され水平に配置された透光性保護板46が配置されている。光拡散素子としては、光拡散板44以外の例えば光拡散シート等の光拡散機能を有するものを使用することができる。透光性保護板46は、例えばガラス板またはアクリル樹脂板やポリカーボネート板などのプラスチック板からなり、内側部材401及び外側部材402とともにケース40を構成する窓として機能する。また、透光性保護板46は、装置が路面に設置される場合には、外路面の一部を構成するので、人の歩行や車両の走行の際の押圧力に耐える強度を備えたものが使用される。
【0043】
内側部材401の側壁部への電源回路部18、光拡散板44及び透光性保護板46の固定保持は、例えば側壁部の内面に取り付けられた不図示のブラケットを介して行なうことができる。また、透光性保護板46の外周端面と内側部材401の側壁部内面との間には、例えばシリコーン系の防水材を充填することが好ましい。
【0044】
外側部材402は4つの側壁部と底板部とを持ち、その内部には、上記内側部材401がその側壁部外面と外側部材402の側壁部内面との間に僅かなクリアランスをもって収容されている。内側部材401の側壁外面と外側部材402の側壁内面との間には、少なくともこれらの上端面の近傍において、例えばシリコーン系の防水材を充填することが好ましい。
【0045】
本実施形態では、内側部材401の側壁部及び外側部材402の側壁部として、例えば鉄製の角パイプを所要長さにて切断したものを使用することができる。外側部材402は、側壁部の下端縁に例えば鉄製の底板を溶接することにより得ることができる。尚、腐食防止のため、鉄材の表面には亜鉛メッキを施すのが好ましい。
【0046】
本実施形態の装置の各部材の寸法の一例を挙げれば、図14に示す長さL、幅W及び高さHが例えばL=W=200mm、H=150mmであり、光拡散板44の厚さが例えば3mmであり、透光性保護板46の厚さが例えばガラス板の場合には6mmで、プラスチック板の場合には60mmである。また、LEDモジュール16を構成する各レンズ部14は、上記L、W及びHに対応する方向の寸法がそれぞれ14mm、14mm及び34.5mmであり、この様なレンズ部14とLEDとの組を縦2個×横5個=10個を一体化してなるユニットを10〜14個使用することで、消費電力14〜15Wで輝度1300〜1400cd/m2を得ることができる。また、8t程度の耐圧を得ることができるので、その上での人の歩行及び車両の走行が可能である。
【0047】
図示はされていないが、各LEDの点灯及び消灯を、上記インバータを介して共通に制御することができる。複数のLEDは、全て同一の発光色のものであってもよいし、互いに異なるものであってもよい。
【0048】
透光性保護板46の全厚またはその厚さ方向の一部領域を光拡散層として形成し該透光性保護板46に光拡散性を持たせることで、光拡散板44を省略することも可能である。
【0049】
図15は、この面発光型の標示装置の使用形態を示す模式図である。ここでは、図13に関し説明した標示装置50を複数個用いており、これらを縦横マトリックス状に配置している。全標示装置50のLEDの点灯・消灯の状態を不図示の制御装置により各標示装置50ごとに制御することで、所謂ドットマトリックス形式にて所望の標示パターンを形成することができる。図15においては、LED点灯状態の標示装置50には×印が付されており、ここでは矢印パターンが表示されている。
【0050】
また、複数の装置を使用する場合には、それぞれの装置ごとに互いに発光色の異なるLEDを使用することも可能である。
【0051】
以上の様な面発光型の標示装置は、交通標示以外の用途にも使用することができる。この様な用途としては、公園等における装飾的照明が挙げられる。この場合、例えば、制御装置により各標示装置をランダムに点滅させる照明形式をとることができる。また、この装飾的照明の場合には、特に、各標示装置にて発光色の異なるLEDを使用し、これらの点灯・消灯状態を異なる制御系統で制御したり、標示装置ごとに発光色を異なるLEDを使用したりすることで、装飾的照明の効果を一層高めることができる。
【0052】
本実施形態の装置は、路面に設置する場合の他に、構造物の壁面に設置することも可能である。また、本実施形態の装置から光拡散板を除外することで、上記図1〜図12に関し説明した交通標示用装置として使用することが可能となる。更に、上記図1〜図12に関し説明した交通標示用装置において、LEDモジュール16と窓22との間に光拡散板等の光拡散素子を介在させることで、上記図13〜図15に関し説明した標示装置として使用することが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、標示の変更に際して路面を削り取る等の加工を要せず従って変更が容易であり、道路工事の際にも標示のための手段の変更が不要である道路標示の方法及びシステム並びにそれらに用いる装置が提供される。
【0054】
更に、本発明によれば、道路の表面状態の如何に関わらず良好な標示が可能な道路標示の方法及びシステム並びにそれらに用いる装置が提供される。
【0055】
また、本発明によれば、直接視認される発光表示面を有する高い発光輝度の標示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による道路標示の方法及びシステムの一実施形態を示す模式図である。
【図2】図1の模式的中央縦断面図である。
【図3】本発明による道路標示用装置の一実施形態を示す正面図である。
【図4】本発明による道路標示用装置の一実施形態を示す平面図である。
【図5】本発明による道路標示用装置の一実施形態を示す底面図である。
【図6】図3の中央縦断面図である。
【図7】ケースの正面図である。
【図8】固定部の底面図である。
【図9】内部図示を省略した図8の横断面図である。
【図10】本実施形態の道路標示用装置を外部部材に取り付けて固定した状態を示す断面図である。
【図11】本発明による道路標示の方法及びシステムの他の実施形態を示す模式的縦断面図である。
【図12】本発明による道路標示用装置の他の実施形態を示す底面図である。
【図13】埋め込みに適した道路標示用装置の実施形態を示す一部切欠分解斜視図である。
【図14】図13の装置の組み立て状態を示す斜視図である。
【図15】図13の装置の使用形態を示す模式図である。
【符号の説明】
2 道路
4 トンネル
4a トンネル内壁
6 道路標示用装置
7 照明領域
7’ 塗料塗布によるセンターライン
8 外部電源
8’ 第1端子部
12 LED
14 レンズ部
14a レンズ
16 LEDモジュール
18 電源回路部
18a 電池
18’ 第2端子部
20 ケース
201 ケース本体
202 ケースカバー
20a,20b O−リング
22 窓
24 固定部
24a 弧状開口
24b ネジ
24c カバー
30 基台
36 道路標示用装置
40 ケース
401 内側部材
402 外側部材
44 光拡散板
46 透光性保護板
50 標示装置
Claims (18)
- LEDと該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えたLEDモジュールを複数用意し、該複数のLEDモジュールのそれぞれから発せられる光を道路の表面上に投射して照明領域を形成し、複数の前記LEDモジュールを用いて形成される複数の前記照明領域を断続的または連続的に位置させることで路面の標示を形成することを特徴とする道路標示方法。
- 前記LEDモジュールとして、複数の前記LEDを備え且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えるものを用意することを特徴とする、請求項1に記載の道路標示方法。
- それぞれがLEDと該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えた複数のLEDモジュール、該LEDモジュールの支持手段、及び前記LEDのための電源を備えており、
前記複数のLEDモジュールは、該LEDモジュールのそれぞれから発せられる光が道路の表面上に投射されて照明領域が形成され、前記複数のLEDモジュールを用いて形成される複数の前記照明領域が断続的または連続的に位置することで路面の標示が形成されるように、配置されていることを特徴とする道路標示システム。 - 前記LEDモジュールは、複数の前記LEDを備えており、且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えていることを特徴とする、請求項3に記載の道路標示システム。
- 前記支持手段は、トンネル内壁又は橋梁並びにこれらに対する固定具を含んでなることを特徴とする、請求項3〜4のいずれかに記載の道路標示システム。
- 前記電源は、外部電源及び前記複数のLEDのそれぞれに個別に設けられた電池からなることを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載の道路標示システム。
- 前記電池は前記外部電源から供給される電流により充電されることを特徴とする、請求項6に記載の道路標示システム。
- 前記外部電源は太陽電池を含んでなることを特徴とする、請求項6〜7のいずれかに記載の道路標示システム。
- LEDと該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えたLEDモジュール、前記LEDに給電するための電源回路部、及び、前記LEDモジュールと前記電源回路部とを収容し且つ前記LEDモジュールのレンズ部からの略平行な光を通過させる窓を備えたケースを有することを特徴とする交通標示用装置。
- 前記LEDモジュールは、複数の前記LEDを備えており、且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えていることを特徴とする、請求項9に記載の交通標示用装置。
- 前記電源回路部は外部電源から供給される電流により充電される電池を備えていることを特徴とする、請求項9〜10のいずれかに記載の交通標示用装置。
- 更に前記ケースが着脱可能に取り付けられる固定部を有しており、該固定部には外部電源に接続された第1の端子部が配置されており、前記ケースには前記電源回路部に接続された第2の端子部が設けられており、前記ケースの前記固定部への取り付けにより前記第1の端子部と前記第2の端子部とが接続されることを特徴とする、請求項9〜11のいずれかに記載の交通標示用装置。
- 前記第2の端子部は前記ケースから突出したフック形状をなしており、該第2の端子部を前記第1の端子部に係止することで前記固定部に対する前記ケースの取り付けがなされることを特徴とする、請求項12に記載の交通標示用装置。
- 前記固定部は外部部材への固定のための固定具を備えていることを特徴とする、請求項12〜13のいずれかに記載の交通標示用装置。
- LEDと該LEDから発せられた光を略平行な光にするためのレンズ部とを備えたLEDモジュール、該LEDモジュールのレンズ部からの略平行な光を拡散光にするための光拡散素子、前記LEDに給電するための電源回路部、及び、前記LEDモジュールと前記光拡散素子と前記電源回路部とを収容し且つ前記光拡散素子からの拡散光を通過させる窓を備えたケースを有することを特徴とする標示用装置。
- 前記LEDモジュールは、複数の前記LEDを備えており、且つ前記レンズ部が前記LEDのそれぞれに対応する複数のレンズを備えていることを特徴とする、請求項15に記載の標示用装置。
- 前記ケースは開口を有する本体部と前記開口を塞ぐ様に前記本体部に取り付けられた前記窓とを備えており、該窓と前記本体部との間には防水材が充填されていることを特徴とする、請求項15〜16のいずれかに記載の標示用装置。
- 前記ケースの本体部は側壁部及び底板部を有する外側部材と該外側部材に収容される側壁部を有する内側部材とからなることを特徴とする、請求項17に記載の標示用装置。
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