JP2004001307A - 電気装置 - Google Patents

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JP2004001307A
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Toyokazu Mori
森 東洋一
Takahiro Fukunaga
福永 高弘
Hiroyuki Murai
村井 宏行
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Abstract

【課題】より安価で単純な構成で、複数の機器の装着状況を検出することが出来る電気装置の提供。
【解決手段】種類が同じ又は異なる複数の機器15a,15b,15cを着脱自在に備えた電気装置。本体側に設けられ、抵抗値が異なり、複数の機器15a,15b,15cのそれぞれの着脱状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体Ra,Rb,Rcと、複数の機器15a,15b,15cの1又は複数の着脱状態に応じた抵抗体Ra,Rb,Rcの合成抵抗値を検出する検出手段とを備える構成である。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ又は複写機等の電気装置に関し、特に、複数の機器を着脱自在に備えた電気装置、及び複数の開閉部材を開閉自在に備えた電気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電気装置であるインクジェットプリンタ等の画像形成装置において、インクカートリッジ等の消耗品である機器は、適宜取り替える必要がある。従って、インクカートリッジ等の機器は、画像形成装置に着脱可能に設けられている。
複数の着脱自在の機器(ユニット)について、その装着を確認する為には、それぞれのセンサが必要である。また、多種類のユニットの装着を確認するには,個別の検出機構が必要である。
【0003】
このような電気装置の例として、特開平8−25754号公報には、インクカートリッジの種類を、抵抗素子からの信号に従って、判別する記録装置が開示されている。
また、特開平6−155758号公報には、インク識別情報に対応した信号を、抵抗を利用して出力するカートリッジ検出部を有する記録装置が開示されている。
また、特許第2950846号公報には、複数のユニットを検出する検出手段として、光学センサを用いた記録装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平8−25754号公報及び特開平6−155758号公報にそれぞれ開示されている記録装置では、複数のユニットの個々に検出手段を備えており、検出手段を複数備える必要があり、部品コストの上昇を招来している。
また、特許第2950846号公報に開示された記録装置では、複数のユニットの装着状況を光学センサを用いて検出しているが、光学センサは高価であり、また、構成が複雑である為、部品コストの上昇を招来している。
【0005】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、より安価で単純な構成で、複数のユニット(機器)の装着状況を検出することが出来る電気装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る電気装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電気装置は、同種類又は異種類の複数の機器を本体に着脱自在に備えた電気装置において、本体側に設けられ、抵抗値が異なり、前記複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体と、前記複数の機器の1又は複数の着脱状態に応じた前記抵抗体の合成抵抗値を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
この電気装置では、同種類又は異種類の複数の機器を本体に着脱自在に備えている。抵抗値が異なる複数の抵抗体が、本体側に設けられ、複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、相互の接続状態が変わる。検出手段は、複数の機器の1又は複数の着脱状態に応じた抵抗体の合成抵抗値を検出する。
【0008】
これにより、複数の抵抗値を1対の検出端子で検出し、どの機器が装着されているか否かを検出することが出来る。従って、従来と比べて、1つの検出手段で、複数の機器の着脱状態を検知することが出来るので、部品点数を減らすことが出来る。また、電気装置の構成を簡単にすることが出来、電気装置の小型化を図ることが出来る。
【0009】
また、例えば、従来の光センサを用いて複数の機器を検知する構成に比べて、電気装置の構成を簡単にすることが出来るので、複数の機器の着脱状態を検出する為のデータ処理も比較的簡単になる。また、安価な部品で構成することが出来、より安価で単純な構成で、複数の機器の装着状況を検出することが出来る。また、検知データの種類を統一することが出来、それに伴い、各機器の機構の統一化にもつながる。
【0010】
本発明に係る電気装置は、前記複数の機器は、抵抗値が異なり、該複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、前記複数の抵抗体との接続状態が変わる他の抵抗体をそれぞれ有し、前記検出手段は、前記複数の抵抗体及び他の抵抗体の合成抵抗値を検出すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】
この電気装置では、複数の機器は、複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、複数の抵抗体との接続状態が変わる他の抵抗体をそれぞれ有し、検出手段は、複数の抵抗体及び他の抵抗体の合成抵抗値を検出する。
これにより、複数の機器のうち、装着されていない種類を検知出来、より安価で単純な構成で、複数機器の装着状況を検出することが出来る。
【0012】
本発明に係る電気装置は、同種類又は異種類の複数の機器を着脱自在に備えた電気装置において、前記複数の機器がそれぞれ有し、抵抗値が異なり、該複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体と、前記複数の機器の1又は複数の着脱状態に応じた前記抵抗体の合成抵抗値を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
この電気装置では、同種類又は異種類の複数の機器を着脱自在に備えている。複数の機器が、複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体を有している。検出手段は、複数の機器の1又は複数の着脱状態に応じた抵抗体の合成抵抗値を検出する。
これにより、複数の機器のうち装着されていない種類を検知出来、より安価で単純な構成で、複数機器の装着状況を検出することが出来る。
【0014】
本発明に係る電気装置は、前記検出手段が検出した合成抵抗値に基づき、前記複数の機器の装着場所及び装着された機器の種類を検出する装着状態検出手段を更に備えることを特徴とする。
【0015】
この電気装置では、装着状態検出手段が、検出手段が検出した合成抵抗値に基づき、複数の機器の装着場所及び装着された機器の種類を検出する。
これにより、検出手段が検出した合成抵抗値により、複数の機器の装着場所と装着された機器の種類とを検出することが出来るので、例えば、複数の機器が同じ形状である場合でも、装着する場所を間違えることがない。
【0016】
本発明に係る電気装置は、前記装着状態検出手段は、前記合成抵抗値に基づき未装着の機器を検出すべくなしてあり、該装着状態検出手段が、未装着の機器を検出したときは、警告を出力する手段を更に備えることを特徴とする。
【0017】
この電気装置では、装着状態検出手段が、合成抵抗値に基づき未装着の機器を検出し、警告を出力する手段は、装着状態検出手段が、未装着の機器を検出したときは、警告を出力する。
これにより、より安価で単純な構成で、複数の機器の装着状況を検出することが出来、機器の装着を忘れたままで運転してしまうことを防ぐことが出来る。
【0018】
本発明に係る電気装置は、同種類又は異種類の複数の開閉部材を開閉自在に備えた電気装置において、抵抗値が異なり、前記複数の開閉部材のそれぞれの開閉状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体と、前記複数の開閉部材の1又は複数の開閉状態に応じた前記抵抗体の合成抵抗値を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
この電気装置では、同種類又は異種類の複数の開閉部材を開閉自在に備えている。抵抗値が異なる複数の抵抗体が、複数の開閉部材のそれぞれの開閉状態に応じて、相互の接続状態が変わり、検出手段が、複数の開閉部材の1又は複数の開閉状態に応じた抵抗体の合成抵抗値を検出する。
これにより、複数の抵抗値を1対の検出端子で検出し、どの開閉部材が閉鎖されているか否かを検出することが出来る。従って、従来と比べて、1つの検出手段で複数の開閉部材の開閉状態を検知することが出来るので、部品点数を減らすことが出来る。また、電気装置の構成を簡単にすることが出来、電気装置の小型化を図ることが出来る。
【0020】
また、例えば、従来の光センサを用いて複数の開閉部材の開閉状態を検知する構成に比べて、電気装置の構成を簡単にすることが出来るので、複数の開閉部材の開閉状態を検出する為のデータ処理も比較的簡単になる。また、安価な部品で構成することが出来、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。また、検知データの種類を統一することが出来、それに伴い、各開閉部材の機構の統一化にもつながる。
【0021】
本発明に係る電気装置は、前記検出手段が検出した合成抵抗値に基づき、前記複数の開閉部材の閉鎖場所及び閉鎖された開閉部材の種類を検出する閉鎖状態検出手段を更に備えることを特徴とする。
【0022】
この電気装置では、閉鎖状態検出手段が、検出手段が検出した合成抵抗値に基づき、複数の開閉部材の閉鎖場所及び閉鎖された開閉部材の種類を検出する。
これにより、検出手段が検出した合成抵抗値により、複数の開閉部材の閉鎖場所を検出することが出来るので、どこの開閉部材を閉鎖し忘れたかを知ることが出来、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。
【0023】
本発明に係る電気装置は、前記閉鎖状態検出手段は、前記合成抵抗値に基づき開放状態の開閉部材を検出すべくなしてあり、該閉鎖状態検出手段が、開放状態の開閉部材を検出したときは、警告を出力する手段を更に備えることを特徴とする。
【0024】
この電気装置では、閉鎖状態検出手段が、合成抵抗値に基づき開放状態の開閉部材を検出し、警告を出力する手段は、閉鎖状態検出手段が、開放状態の開閉部材を検出したときは、警告を出力する。
これにより、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来、開閉部材を開放したままで運転してしまうことを防ぐことが出来る。
【0025】
本発明に係る電気装置は、前記抵抗体は、直列接続されるべく配置されていることを特徴とする。
【0026】
この電気装置では、抵抗体は、直列接続されるべく配置されているので、全機器又は全開閉部材を1ラインで接続出来、配線が少なくてすみ、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況、又は複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。
【0027】
本発明に係る電気装置は、前記抵抗体は、並列に配置されるべく配置されていることを特徴とする。
【0028】
この電気装置では、抵抗体は、並列に配置されるべく配置されているので、検知したい機器又は開閉部材の追加と削除が簡単であり、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況、又は複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。
【0029】
本発明に係る電気装置は、前記抵抗体は、直列接続及び並列接続が組み合わされるべく配置されていることを特徴とする。
【0030】
この電気装置では、抵抗体は、直列接続及び並列接続が組み合わされるべく配置されているので、機器側の抵抗と本体側の抵抗とを並列に接続し、各機器間を直列に接続すれば、機器の種類とその装着場所との関係を把握することが可能である。
【0031】
本発明に係る電気装置は、画像形成装置であることを特徴とする。
【0032】
この電気装置は、画像形成装置であるので、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況、又は複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0033】
本発明に係る電気装置は、前記複数の機器は、インクタンク、プリンタヘッド又は廃液回収部を含むことを特徴とする。
【0034】
この電気装置では、複数の機器は、インクタンク、プリンタヘッド又は廃液回収部を含むので、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況を検出することが出来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0035】
本発明に係る電気装置は、前記複数の開閉部材は、シート収納カセット又は開閉自在の扉を含むことを特徴とする。
【0036】
この電気装置では、複数の開閉部材は、シート収納カセット又は開閉自在の扉を含むので、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0037】
本発明に係る電気装置は、前記複数の機器は、感光体ドラム、帯電部材、クリーニング部材、廃トナー収容部、現像ユニット及びトナーユニットの何れか、又は該何れかをカートリッジ化したプロセスカートリッジを含むことを特徴とする。
【0038】
この電気装置では、複数の機器は、感光体ドラム、帯電部材、クリーニング部材、廃トナー収容部、現像ユニット及びトナーユニットの何れか、又はこの何れかをカートリッジ化したプロセスカートリッジを含むので、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況を検出することが出来る画像形成装置を、容易に実現することが出来る。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づき説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る電気装置である画像形成装置の実施の形態1の外観を示す模式図であり、内部を一部透視して示してある。この画像形成装置は、インクジェットプリンタであり、通常、被印刷物(シート)に対して平行に移動する印字ヘッドのノズルから印字用のインクを噴出して印字または描画を行なう。また、プリンタヘッドにはノズルと共に、着脱自在のインクカートリッジが装着され、その中のインクは加圧手段または静電的手段等により外部に噴出するようになっている。
【0040】
このインクジェットプリンタ(以下、プリンタと記す)は、筐体の前面に、印字した用紙を受ける為の排紙トレイ70が設けてあり、筐体内には、用紙が通過する上方に、用紙が通過する方向に直角に、用紙幅より長いシャフト20が設けてある。
シャフト20には、プリンタヘッダと一体となったインクキャリッジ10が 摺動自在に取付けられており、インクキャリッジ10は、モータ50に駆動され、駆動軸30に沿って往復する無端ベルト40に連結されて、シャフト20上を摺動する。インクキャリッジ10が摺動する範囲の後面側には、インクキャリッジ10の摺動位置を検出する為のタイミングフェンス60を設けてある。
【0041】
筐体の前面の右側端部には、警告等を表示する為の表示部80(警告を出力する手段)を設けてある。
筐体の上面の右側端部には、このプリンタを操作する為の操作部90を設けてあり、操作部90の下方の筐体内には、このプリンタの制御部85を設けてある。
【0042】
図2は、このプリンタのインクキャリッジ10の構成を示す斜視図である。このインクキャリッジ10は、下底部にインクを吐出するプリンタヘッド13を設けてあり、上方からインクカートリッジ15(機器、インクタンク)を装着するようになっている。
インクカートリッジ15の下底部には、インクカートリッジ15をインクキャリッジ10に固定する為の2つの接続フック17と、インクカートリッジ15からプリンタヘッド13にインクを供給する為のインク供給部材16とを設けてある。
インクカートリッジ15の、上述した筐体の前面側になる側面の下部には、装着されているインクカートリッジ15を取り外す為のインクカートリッジロック解除レバー12を設けてある。
【0043】
図3は、インクキャリッジ10及びインクカートリッジ15の構成を更に詳細に示す説明図である。
インクキャリッジ10は、図3(a)に示すように、インクカートリッジロック解除レバー12を設けてある側面(図2)の反対側の図示しない側面の内部側に、適長離隔して設けられた2枚の細長い端子板Y,Yと、前記側面の外部側の、2枚の端子板Y,Yの中間位置に設けられた十字形の端子板Xとを備えている。端子板Xは、その縦板が端子板Yの上端より突き出しており、その横板は端子板Y,Y側に突設され、インクカートリッジ15が装着されないときは、横板のみが端子板Y,Yに接触し、それ以外では端子板Y,Yと絶縁されている。端子板Y,Y及び端子板Xは弾性体で構成されている。
【0044】
インクカートリッジ15は、図3(a)に示すように、端子板Y,Xに対向する側面の上部に設けられ、インクカートリッジ15が装着されたときに、端子板Xの上端部を斜め上方から押圧する為の突出部18と、インクカートリッジ15が装着されたときに、端子板Y,Yに接触するように突設された2つの端子Z,Zと、端子Z,Z間に接続された抵抗体Rzとを備えている。
【0045】
このような構成のプリンタでは、インクカートリッジ15をインクキャリッジ10に装着する際、突出部18が端子板Xを押出すようになっている。すなわち、インクカートリッジ15をインクキャリッジ10に装着する前は、図3(a)に示すように、端子板Xと端子板Y,Yとは導通しているが、インクカートリッジ15をインクキャリッジ10に装着すると、突出部18が端子板Xを押出し、端子板Xと端子板Y,Yとの導通を解消する。
【0046】
また、インクカートリッジ15をインクキャリッジ10に装着すると、インクカートリッジ15の端子Z,Zと端子板Y,Yとが導通するようになっている。つまり、インクカートリッジ15を装着する前は、図3(a)に示すように、端子板Xと端子板Y,Yとが導通しており、インクカートリッジ15を装着すると、図3(b)に示すように、端子板Xと端子板Y,Yとは非接触となり、代わりに、端子Z,Zと端子板Y,Yとが導通するようになっている。
2つの端子Z,Zの間には抵抗体Rzが取り付けられている為、インクカートリッジ15の装着前後では、このインクキャリッジ10の抵抗値が変化するようになっている。
【0047】
本実施の形態1では、図4に示すように、上述したような構成の3つのインクキャリッジ10が、それぞれの端子板Xと端子板Y,Yとの接点が直列接続になるように並んでいる構成である。
尚、ここでは、各インクカートリッジ15a,15b,15cの各抵抗体Ra,Rb,Rcの抵抗値が、Ra=64Ω,Rb=128Ω,Rc=256Ωであり、全てのインクカートリッジ15a,15b,15cが未装着であるとき(それぞれの端子板Xと端子板Y,Yとの接点が接触しているとき)の抵抗値が0Ωである例について説明する。
【0048】
本実施の形態1では、インクキャリッジ10のそれぞれの端子板Y,Yの接点が3個直列に並んでいるので、3個のインクキャリッジ10間の合成抵抗Rは、各抵抗値の和になる。例えば、インクカートリッジ15aとインクカートリッジ15cとが装着されている場合の合成抵抗Rは、64+256=320Ωとなる。また、例えば、インクカートリッジ15a,15b,15cが装着された場合、合成抵抗Rは、64+128+256=448Ωとなる。
【0049】
このようにして、装着されたインクカートリッジ15によって合成抵抗値が変わり、この合成抵抗値を1対の検出端子で検出している。これにより、どのインクキャリッジ10にインクカートリッジ15が装着されているのかを判定することが出来る。尚、インクカートリッジ15が装着されていないインクキャリッジ10の端子板Y,Yの接点は、上述したように、端子板Xにより短絡している。3つのインクカートリッジ15a,15b,15cの装着状態に応じた合成抵抗Rの一覧図表を図12に示す。図12の一覧図表のように、装着されたインクカートリッジ15a,15b,15cの数および種類によって抵抗値が変化する。
【0050】
以下に、3つのインクカートリッジ15a,15b,15cが装着されているか否かを検出する動作を、それを示す図5のフローチャートを参照しながら説明する。この判定動作は、制御部85(図1)で行われる。制御部85は、上述した1つの検出手段により検出された抵抗値に基づいて、装着状況を判定する。
まず、制御部85は、1つの検出手段により検出された合成抵抗Rが240Ω以上であるか否かを判定し(S1)、合成抵抗Rが240Ω以上でないときは、インクカートリッジ15c(部品C)が装着されていないと判定する(S2)。
【0051】
次に、制御部85は、1つの検出手段により検出された合成抵抗Rが120Ω以上であるか否かを判定し(S3)、合成抵抗Rが120Ω以上でないときは、インクカートリッジ15b(部品B)が装着されていないと判定する(S4)。次に、制御部85は、1つの検出手段により検出された合成抵抗Rが60Ω以上であるか否かを判定し(S5)、合成抵抗Rが60Ω以上でないときは、インクカートリッジ15a(部品A)が装着されていないと判定する(S6)。
【0052】
次に、制御部85は、以上の判定結果(検出結果)を表示部80(図1)に表示し(S7)、3つのインクカートリッジ15a,15b,15c(全部品)が全て装着されているか否かを判定する(S8)。
制御部85は、3つのインクカートリッジ15a,15b,15cが全て装着されているとき(S8)は、処理を終了する。
【0053】
制御部85は、合成抵抗Rが240Ω以上であったとき(S1)、インクカートリッジ15c(部品C)が装着されていると判定し(S9)、検出された合成抵抗Rからインクカートリッジ15cの抵抗値である256Ωを差し引いた抵抗値を新たな合成抵抗Rとして(S10)、ステップ3以下の処理を行う(S3)。
制御部85は、合成抵抗Rが120Ω以上であったとき(S3)、インクカートリッジ15b(部品B)が装着されていると判定し(S11)、検出された合成抵抗Rからインクカートリッジ15bの抵抗値である128Ωを差し引いた抵抗値を新たな合成抵抗Rとして(S12)、ステップ5以下の処理を行う(S5)。
【0054】
制御部85は、合成抵抗Rが60Ω以上であったとき(S5)、インクカートリッジ15a(部品A)が装着されていると判定し(S13)、ステップ7以下の処理を行う(S7)。
制御部85は、3つのインクカートリッジ15a,15b,15cが一つでも装着されていないとき(S8)には、表示部80に、装着されていないインクカートリッジ15(部品)の種類または場所を表示させて警告し(S14)、処理を終了する。
【0055】
以上のように、本発明に係る電気装置である画像形成装置は、互いに抵抗値の異なる抵抗体を有する複数のユニット(機器)が直列に設置されており、複数のユニットの装着状態に応じた合成抵抗値を1つの検出手段で検出する構成である。
このように、ユニットの違いによって抵抗値を変え、合成抵抗値を1対の検出端子で検出することにより、どのユニットが装着されているのか否かを検出することが出来る。従って、従来と比べて、1つの検出手段で複数のユニットの着脱状態を検出することが出来るので、部品点数を少なくすることが出来る。すなわち、多数の部品等の着脱状態を検出する際に、各部品毎に個別の検出手段を設けずに、小数の検出手段での検出が可能になる。
【0056】
また、1つの検出手段で複数のユニットの着脱状態を検出することが出来るので、画像形成装置の構成を簡単にすることが出来、画像形成装置の小型化を図ることが出来る。
また、例えば、従来の光センサを用いて複数のユニットの着脱状態を検出する構成に比べて、画像形成装置の構成を簡単にすることが出来るので、複数のユニットの着脱状態を検出する為のデータ処理も比較的簡単になる。また、安価な部品で構成することが出来る。
【0057】
尚、それぞれのインクカートリッジ15(具体的には、インクカートリッジ15a,15b,15c)の形状は同じであっても良く、異なっていても良い。但し、それぞれのインクカートリッジ15の形状が異なっている方が、誤った場所にインクカートリッジ15を装着するミスを防ぐことが出来るのでより好ましい。
【0058】
また、上述した説明では、抵抗体が着脱可能な複数のユニット(インクカートリッジ15)側に設けられている構成について説明したが、抵抗体は、図6に示すように、画像形成装置(プリンタ)本体側(具体的にはインクキャリッジ10側)に設けられていても良い。この構成では、各インクキャリッジ10は、各抵抗体Ra,Rb,Rcを備えており、抵抗体Ra,Rb,Rcは、直列に接続されている。抵抗体Ra,Rb,Rcは、インクカートリッジ15a,15b,15cがそれぞれ装着されないときは、オフとなり、インクカートリッジ15a,15b,15cがそれぞれ装着されたときは、オンになり短絡する接点がそれぞれ並列に接続されている。
【0059】
図6に示すような構成とすることにより、ユニットが装着された場所を検出することが出来、装着された場所を検知することにより、未装着のユニットを判定することが出来る。
しかし、このような場合、例えば、インクカートリッジ15a,15cを装着したとき、インクカートリッジ15a,15cにそれぞれ対応する接点は短絡され、その抵抗は0となる。すなわち、上述した抵抗体がインクカートリッジ15側に設けられている構成と比べて、合成抵抗は反対となる。具体的には、抵抗体がインクキャリッジ10側に設けられている場合、インクカートリッジ15a,15b,15cが全て装着されていないときの合成抵抗は448Ωであり、全て装着されたときの合成抵抗Rは0となる。
【0060】
尚、上述した説明では、インクジェットプリンタのインクキャリッジを例示して説明したが、本発明は、インクキャリッジのみに限定されるものではない。本発明は、以下に示すような、画像形成装置全般に利用することが出来る。
例えば、図7に示すような廃インク回収ケース(廃液回収部)についても本発明を適用することが出来る。この廃インク回収ケース110は、ケース本体に蓋体120が冠着され、蓋体120に廃インク注入口が設けられている。
【0061】
廃インク回収ケースは、インクジェットプリンタの所定の部位にカートリッジ式に着脱自在に装填される。インクジェットプリンタを継続して使用していると、インクの吐出能力が低下し、プリンタヘッドによる印字に支障を来すことがある。その為、定期的に回復動作を実行させる場合、又は予備的にインクを吐出させる場合がある。その場合、インクの吐出は正規の印字を目的としたものでなく、吐出されたインクは、廃インクとして溜めておく必要があり、廃インク回収ケースはこの為に用いられる。
本発明に係る電気装置である画像形成装置では、このような廃インク回収ケースの装着状態を検出することが出来る。
【0062】
また、例えば、画像形成装置の場合、図8に示すように、プリント機能に関する各部材の装着状態の検出を行うことも出来る。
画像形成装置は、感光体ドラム211の周囲に、帯電チャージャー212、レーザースキャニングユニット213、現像装置214、転写チャージャー215、除電チャージャー216及びクリーニング装置217が、この順序で感光体ドラム211の回転方向に向けて配置されている。現像装置214の上方には、トナーを供給する為のトナーユニット220が連結されている。
【0063】
感光体ドラム211に付着した未転写トナーは、クリーニング装置217により感光体ドラム211から除去され、廃トナー搬送装置218により廃トナー回収容器219へ送られ収容される。
ところで、廃トナー回収容器219は、感光体ドラム211の交換及びトナー交換(トナーユニット220交換)等のメンテナンス時に清掃されて再利用されることが多い。
【0064】
上述した画像形成装置において、例えば、トナーユニット220及び廃トナー回収容器219の他、図示しないシート収納カセット及び扉等のそれぞれの開閉部材の開閉状態の検出も行うことが出来る。
また、感光体ドラム211、帯電チャージャー212(帯電部材)、レーザースキャニングユニット213、現像装置214(現像ユニット)、転写チャージャー215、除電チャージャー216、クリーニング装置217(クリーニング部材)、トナーユニット220及び廃トナー回収容器219(廃トナー収容部)のそれぞれの着脱状態の検出も行うことが出来る。
【0065】
また、部品がユニット化(カートリッジ化)されている場合等においても、本発明を適用することが出来る。
画像形成装置においては、記録用紙への記録動作を長期間繰り返すうちに、トナーが尽きたり、感光体ドラムが消耗して劣化する。このような場合、トナーを補給したり、感光体ドラムを交換する必要がある。また、クリーニング装置は、感光体ドラムの表面から除去した廃トナーで満たされたときに交換する必要がある。
【0066】
そこで、近年、図9に示すように、感光体ドラム204及び感光体ドラム204の周辺機構を収納したプロセスカートリッジが採用され普及している。このプロセスカートリッジは、筐体203内に感光体ドラム204と共にクリーニング装置209及び現像装置206を収容したもの、又は、帯電装置208、現像装置206及びクリーニング装置209の少なくとも1つを感光体ドラム204と共に収容し、画像形成装置201に着脱自在に装着したものである。さらに、感光体ドラム204及び各装置を内蔵するメインカートリッジ202とトナーを収容したトナーカートリッジ207とに2分割したプロセスカートリッジの構成もある。
上述したような画像形成装置では、これらのユニット(カートリッジ)の着脱状況を検出することが出来る。
【0067】
実施の形態2.
図10は、本発明に係る電気装置である画像形成装置の実施の形態のインクキャリッジ及びインクカートリッジの構成を示す説明図である。
この画像形成装置であるインクジェットプリンタ(以下、プリンタと記す)は、各インクキャリッジ10が、各抵抗体Ra,Rb,Rcを備えている。各抵抗体Ra,Rb,Rcには、インクカートリッジ15a,15b,15cがそれぞれ装着されないときは、オフになり、インクカートリッジ15a,15b,15cがそれぞれ装着されたときは、オンになり短絡する接点がそれぞれ直列に接続されている。抵抗体Ra,Rb,Rcとそれぞれの接点との各直列回路は、並列に接続されている。
【0068】
各インクキャリッジ10は、インクカートリッジ15a,15b,15cが装着されても、端子板Xと端子板Y,Y(図3)とは導通している構成である。その他の構成は、実施の形態1で説明したインクキャリッジ及びインクカートリッジの構成と同様であるので、同一箇所には同一符号を付加して、説明を省略する。
【0069】
上述したような構成のプリンタでは、各インクキャリッジ10の各抵抗体Ra,Rb,Rcとそれぞれの接点との各直列回路が並列に配置されており、何れかのインクカートリッジ15a,15b,15cを装着しない限り、制御部85には電流が流れないので、その抵抗は無限大である。何れかのインクカートリッジ15a,15b,15cが装着されることにより電流が流れ、特定の合成抵抗Rが生じる。
【0070】
複数のインクカートリッジ15a,15b,15cが装着されたとき、それらに対応するインクキャリッジ10の抵抗体Ra,Rb,Rcは、並列に接続される。本実施の形態2では、制御部85に生じる合成抵抗Rは、
1/R=(1/Ra)+(1/Rb)+(1/Rc)
となる。
【0071】
従って、3つのインクカートリッジ15a,15b,15cの各装着状態に応じた合成抵抗Rは、図13に示す一覧図表のようになる。
このように、装着されたインクカートリッジ15a,15b,15cの個数及び種類によって抵抗値は変化する。これにより、制御部85は、インクカートリッジ15a,15b,15cのそれぞれの装着状態を判定することが出来る。
【0072】
実施の形態3.
図11は、本発明に係る電気装置である画像形成装置の実施の形態のインクキャリッジ及びインクカートリッジの構成を示す説明図である。
この画像形成装置であるインクジェットプリンタ(以下、プリンタと記す)は、図11(a)に示すように、インクキャリッジ10を2個備えており、各インクキャリッジ10は、各抵抗体Ra,Rbを備えている。各抵抗体Ra,Rbは、直列に接続されている。インクカートリッジ15a,15bは、それぞれ装着されたときに、対応する抵抗体Ra,Rbとそれぞれ並列に接続される抵抗体RA,RBをそれぞれ備えている。
【0073】
インクカートリッジ15a,15bは、特に限定されない構成であり、具体的には、どちらのインクキャリッジ10にでも装着することが出来るようになっている。その他の構成は、実施の形態1で説明したインクキャリッジ及びインクカートリッジの構成と同様であるので、同一箇所には同一符号を付加して、説明を省略する。
【0074】
上述したような構成のプリンタでは、インクカートリッジを装着したときには、インクキャリッジとインクカートリッジとの両方に電流が流れるようになっている。
インクカートリッジ15a,15bの何れかが装着されると、抵抗体RA又はRBと抵抗体Ra,Rbとは、並列と直列とが組み合わされて接続される。また、インクカートリッジ15a,15bの両方が装着されていないときには、抵抗体Ra,Rbは直列接続となる。
【0075】
インクカートリッジ15aの抵抗体RAを200Ω、インクカートリッジ15bの抵抗体RBを400Ωとし、インクカートリッジ15a,15bに各対応しているインクキャリッジ10の各装着場所a,bの各抵抗体Ra,Rbをそれぞれ200Ω,400Ωとしたとき、両インクカートリッジ15a,15bの装着状態に応じた合成抵抗Rは、図14の一覧図表に示すようになる。
図14の一覧図表によれば、インクカートリッジ15a,15b(ユニットA,B)の装着場所a,bが異なれば、合成抵抗Rも異なっている。従って、合成抵抗Rを検出することにより、各インクカートリッジ15a,15bの装着状態および装着場所を判定することが出来る。
【0076】
尚、上述した各実施の形態では、1つの検出手段を備える構成としたが、複数の機器(ユニット、インクカートリッジ)よりも少ない個数の検出手段を設けてもよい。この場合、従来と比べて、検出装置の部品点数を削減することが出来る。
また、上述した各実施の形態で示した機器以外にも適用可能であるのは勿論である。
また、上述した各実施の形態では、検出値を抵抗値としているが、従来から知られている手段を用い、抵抗値を用いた同じ構成で、検出値を電圧値又は電流値とすることも可能である。
また、上述した各実施の形態では、抵抗体の取り付けについて、各機器のみ、本体のみ、各機器と本体への取り付けの3方法を示したが、これらの取り付け3方法を、同時に混在させて実施することも可能である。
【0077】
【発明の効果】
本発明に係る電気装置によれば、複数の抵抗値を1対の検出端子で検出し、どの機器が装着されているか否かを検出することが出来る。従って、従来と比べて、1つの検出手段で複数の機器の着脱状態を検知することが出来るので、部品点数を減らすことが出来る。また、電気装置の構成を簡単にすることが出来、電気装置の小型化を図ることが出来る。
【0078】
また、例えば、従来の光センサを用いて複数の機器を検知する構成に比べて、電気装置の構成を簡単にすることが出来るので、複数の機器の着脱状態を検出する為のデータ処理も比較的簡単になる。また、安価な部品で構成することが出来、より安価で単純な構成で、複数の機器の装着状況を検出することが出来る。また、検知データの種類を統一することが出来、それに伴い、各機器の機構の統一化にもつながる。
【0079】
本発明に係る電気装置によれば、複数の機器のうち、装着されていない種類を検知出来、より安価で単純な構成で、複数機器の装着状況を検出することが出来る。
【0080】
本発明に係る電気装置によれば、検出手段が検出した合成抵抗値により、複数の機器の装着場所と装着された機器の種類とを検出することが出来るので、例えば、複数の機器が同じ形状である場合でも、装着する場所を間違えることがない。
【0081】
本発明に係る電気装置によれば、より安価で単純な構成で、複数の機器の装着状況を検出することが出来、機器の装着を忘れたままで運転してしまうことを防ぐことが出来る。
【0082】
本発明に係る電気装置によれば、複数の抵抗値を1対の検出端子で検出し、どの開閉部材が閉鎖されているか否かを検出することが出来る。従って、従来と比べて、1つの検出手段で複数の開閉部材の開閉状態を検知することが出来るので、部品点数を減らすことが出来る。また、電気装置の構成を簡単にすることが出来、電気装置の小型化を図ることが出来る。
【0083】
また、例えば、従来の光センサを用いて複数の開閉部材の開閉状態を検知する構成に比べて、電気装置の構成を簡単にすることが出来るので、複数の開閉部材の開閉状態を検出する為のデータ処理も比較的簡単になる。また、安価な部品で構成することが出来、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。また、検知データの種類を統一することが出来、それに伴い、各開閉部材の機構の統一化にもつながる。
【0084】
本発明に係る電気装置によれば、検出手段が検出した合成抵抗値により、複数の開閉部材の閉鎖場所を検出することが出来るので、どこの開閉部材を閉鎖し忘れたかを知ることが出来、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。
【0085】
本発明に係る電気装置によれば、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来、開閉部材を開放したままで運転してしまうことを防ぐことが出来る。
【0086】
本発明に係る電気装置によれば、全機器又は全開閉部材を1ラインで接続出来、配線が少なくてすみ、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況、又は複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。
【0087】
本発明に係る電気装置によれば、検知したい機器又は開閉部材の追加と削除が簡単であり、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況、又は複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る。
【0088】
本発明に係る電気装置によれば、機器側の抵抗と本体側の抵抗とを並列に接続し、各機器間を直列に接続すれば、機器の種類とその装着場所との関係を把握することが可能である。
【0089】
本発明に係る電気装置によれば、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況、又は複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0090】
本発明に係る電気装置によれば、より安価で単純な構成で、複数の機器の着脱状況を検出することが出来る画像形成装置を実現することが出来る。
【0091】
本発明に係る電気装置によれば、より安価で単純な構成で、複数の開閉部材の開閉状況を検出することが出来る画像形成装置を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気装置である画像形成装置の実施の形態の外観を示す模式図である。
【図2】インクジェットプリンタのインクキャリッジの構成を示す斜視図である。
【図3】インクキャリッジ及びインクカートリッジの構成を更に詳細に示す説明図である。
【図4】インクキャリッジ及びインクカートリッジの構成を示す説明図である。
【図5】3つのインクカートリッジが装着されているか否かを検出する動作を示すフローチャートである。
【図6】インクキャリッジ及びインクカートリッジの構成を示す説明図である。
【図7】廃インク回収ケースの外観を示す斜視図である。
【図8】画像形成装置の感光体ドラム周辺の構成を示す模式図である。
【図9】感光体ドラム及び感光体ドラムの周辺機構を収納したプロセスカートリッジを示す模式図である。
【図10】インクキャリッジ及びインクカートリッジの構成を示す説明図である。
【図11】インクキャリッジ及びインクカートリッジの構成を示す説明図である。
【図12】3つのインクカートリッジの装着状態に応じた合成抵抗の一覧図表を示す説明図である。
【図13】3つのインクカートリッジの装着状態に応じた合成抵抗の一覧図表を示す説明図である。
【図14】2つのインクカートリッジの装着状態に応じた合成抵抗の一覧図表を示す説明図である。
【符号の説明】
10 インクキャリッジ
12 インクカートリッジロック解除レバー
13 プリンタヘッド
15,15a,15b,15c インクカートリッジ(機器、インクタンク)
18 突出部
85 制御部
110 廃インク回収ケース(廃液回収部)
201 画像形成装置
202 メインカートリッジ
204,211 感光体ドラム
206,214 現像装置(現像ユニット)
207 トナーカートリッジ
208 帯電装置(帯電部材)
209,217 クリーニング装置(クリーニング部材)
212 帯電チャージャー(帯電部材)
213 レーザースキャニングユニット
219 廃トナー回収容器(廃トナー収容部)
220 トナーユニット
Ra,Rb,Rc,Rz 抵抗体
X,Y 端子板
Z 端子

Claims (15)

  1. 同種類又は異種類の複数の機器を本体に着脱自在に備えた電気装置において、
    本体側に設けられ、抵抗値が異なり、前記複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体と、前記複数の機器の1又は複数の着脱状態に応じた前記抵抗体の合成抵抗値を検出する検出手段とを備えることを特徴とする電気装置。
  2. 前記複数の機器は、抵抗値が異なり、該複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、前記複数の抵抗体との接続状態が変わる他の抵抗体をそれぞれ有し、前記検出手段は、前記複数の抵抗体及び他の抵抗体の合成抵抗値を検出すべくなしてある請求項1記載の電気装置。
  3. 同種類又は異種類の複数の機器を着脱自在に備えた電気装置において、
    前記複数の機器がそれぞれ有し、抵抗値が異なり、該複数の機器のそれぞれの着脱状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体と、前記複数の機器の1又は複数の着脱状態に応じた前記抵抗体の合成抵抗値を検出する検出手段とを備えることを特徴とする電気装置。
  4. 前記検出手段が検出した合成抵抗値に基づき、前記複数の機器の装着場所及び装着された機器の種類を検出する装着状態検出手段を更に備える請求項1乃至3の何れかに記載の電気装置。
  5. 前記装着状態検出手段は、前記合成抵抗値に基づき未装着の機器を検出すべくなしてあり、該装着状態検出手段が、未装着の機器を検出したときは、警告を出力する手段を更に備える請求項4記載の電気装置。
  6. 同種類又は異種類の複数の開閉部材を開閉自在に備えた電気装置において、
    抵抗値が異なり、前記複数の開閉部材のそれぞれの開閉状態に応じて、相互の接続状態が変わる複数の抵抗体と、前記複数の開閉部材の1又は複数の開閉状態に応じた前記抵抗体の合成抵抗値を検出する検出手段とを備えることを特徴とする電気装置。
  7. 前記検出手段が検出した合成抵抗値に基づき、前記複数の開閉部材の閉鎖場所及び閉鎖された開閉部材の種類を検出する閉鎖状態検出手段を更に備える請求項6記載の電気装置。
  8. 前記閉鎖状態検出手段は、前記合成抵抗値に基づき開放状態の開閉部材を検出すべくなしてあり、該閉鎖状態検出手段が、開放状態の開閉部材を検出したときは、警告を出力する手段を更に備える請求項7記載の電気装置。
  9. 前記抵抗体は、直列接続されるべく配置されている請求項1乃至3の何れかに記載の電気装置。
  10. 前記抵抗体は、並列に配置されるべく配置されている請求項1乃至3の何れかに記載の電気装置。
  11. 前記抵抗体は、直列接続及び並列接続が組み合わされるべく配置されている請求項1乃至3の何れかに記載の電気装置。
  12. 画像形成装置である請求項1乃至3の何れかに記載の電気装置。
  13. 前記複数の機器は、インクタンク、プリンタヘッド又は廃液回収部を含む請求項12記載の電気装置。
  14. 前記複数の開閉部材は、シート収納カセット又は開閉自在の扉を含む請求項12記載の電気装置。
  15. 前記複数の機器は、感光体ドラム、帯電部材、クリーニング部材、廃トナー収容部、現像ユニット及びトナーユニットの何れか、又は該何れかをカートリッジ化したプロセスカートリッジを含む請求項12記載の電気装置。
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