JP2001013852A - 複数ユニットを一体化した親ユニットを装着する装置 - Google Patents

複数ユニットを一体化した親ユニットを装着する装置

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JP2001013852A
JP2001013852A JP11188326A JP18832699A JP2001013852A JP 2001013852 A JP2001013852 A JP 2001013852A JP 11188326 A JP11188326 A JP 11188326A JP 18832699 A JP18832699 A JP 18832699A JP 2001013852 A JP2001013852 A JP 2001013852A
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drum
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Koji Maruyama
浩司 丸山
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Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共通形状の副ユニットに簡単な仕組みを付加す
るだけで装着部に装着された親ユニットの適・不適を検
知する装置を提供する。 【解決手段】ドラム副ユニット57の側面67の正しい
位置74−1に反射板68を貼設し、現像副ユニット5
6の支持部69−2の正しい位置75−1に検出孔73
を穿設し、装着部76の正しい位置のセンサ孔77−1
に反射型フォトセンサ78を配置する。装着部76に整
合する画像形成ユニット55が装着されたときは、反射
型フォトセンサ78からの照射光Fは検出孔73を通過
して反射板68に到達し反射されて受光素子に入力する
ことで、制御部のCPU84が正しい画像形成ユニット
55が装着されたと判断する。誤った装着部76に装着
されたとき又は相互に整合しないドラム副ユニット57
と現像副ユニット56とが一体化したユニット55の場
合は照射光Fは反射されず正しくない画像形成ユニット
55が装着されたと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像形成装
置等の複数の副ユニットを一体化して成る親ユニットを
着脱自在に装着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンタとして用い
られている電子写真方式の画像形成装置がある。この画
像形成装置は、感光体に光書込みによって潜像を形成
し、この潜像をトナー像化(現像)して、その現像した
トナー像を用紙に転写して定着させている。
【0003】このような画像形成を行うために、画像形
成装置内の画像形成部には、感光体ドラム、初期化帯電
器、露光ヘッド、現像ローラ、トナー供給器、転写帯電
器、クリーナ等の諸装置が配設されている。一般に、オ
フィス等で使用される画像形成装置では、比較的頻繁に
保守作業が必要とされ、また上述の各内部装置の新旧の
交換等を行う場合も多い。このため、これらの作業が容
易になるように、上記の内部装置を適宜に組装置(ユニ
ット)として一体化し、これを本体の画像形成装置に着
脱自在に装着して用いるようにしたものが実用化されて
いる。
【0004】但しこのように内部装置をユニット化する
と、ユニットの寿命が尽きたからといってユニットをそ
のまま廃棄したとき、ユニットに組み付けられている個
々の装置は夫々寿命が異なるから、まだ使用可能な組み
付け装置が内部にある場合は不経済であり、これでは資
源の浪費に繋がって好ましくない。
【0005】したがって、近年では、ユニットを更に複
数の副ユニットに分割して、これらの副ユニットを相互
に組み付けて一体化し、これを1個の親ユニットとした
ものが実用化されている。
【0006】図9(a) 〜(d) は、小型の画像形成装置の
上記のような親ユニットしての画像形成ユニットの構成
を示す斜視図である。この小型画像形成装置用の画像形
成ユニットは、大型機であれば装置本体側に単体で装着
されている像担持体(感光体ドラム)もユニット構成部
材の一つとして画像形成ユニット内に組み付けられてお
り、画像形成ユニットは全体としてドラム副ユニットと
現像副ユニットの2つの副ユニットで構成されている。
【0007】同図(a) は、ドラム副ユニット1を示して
おり、特には図示しないが内部には感光体ドラムを回転
可能に保持し、その周面に当接する初期化帯電器や周面
クリーナ、廃トナー搬送装置等が組み込まれている。
【0008】同図(b) は、上記のドラム副ユニット1と
対になる現像副ユニット2を示している。この現像副ユ
ニット2は、ドラム副ユニット1を支持する支持部2a
及び2bと、現像剤(トナー)を収容する現像ケーシン
グ3と、この現像ケーシング3の開口部から周面の一部
を露出させた現像ローラ4とを有し、現像ケーシング3
内部には、特には図示しないが、トナー撹拌部材、トナ
ー供給ローラ、ドクターブレード等を備えている。
【0009】現像副ユニット2の一方の支持部2aに
は、軸受け孔5が形成され、他方の支持部2bには、上
から切り欠くように形成された軸受け溝6が設けられ、
その上開口部近傍に固定レバー7が配設されている。固
定レバー7は、下流側(図の斜め左下方向側)が蝶番
(ヒンジ)によって支持部2bに取り付けられている。
【0010】上記のドラム副ユニット1を現像副ユニッ
ト2に組込む際には、同図(c) に示すように、ドラム副
ユニット1の感光体ドラムの下部周面を覆って保護して
いるドラム保護カバー8を、同図の矢印Aで示すように
下流側且つ上方向に滑動させて感光体ドラムの下部周面
を露出させた後、同図の矢印Bで示すように、現像副ユ
ニット2の支持部2a及び2bに装填する。すなわち、
ドラム副ユニット1の側面から外部に突出する感光体ド
ラムの支持軸9a及び9bの一方の支持軸9aを、現像
副ユニット2の支持部2aの軸受け孔5に嵌入させ、他
方の支持軸9bを他方の支持部2bの軸受け溝6に嵌入
させる。
【0011】そして、同図(d) に示すように、固定レバ
ー7を図の時計回り方向に回動させて軸受け溝6からの
支持軸9bの脱落を防止し、ドラム副ユニット1を現像
副ユニット2に仮固定する。これによって、感光体ドラ
ムに一体な不図示のドラムギアと現像ローラ4に一体な
ローラギア11とが係合し両副ユニットが一体になって
画像形成ユニット12が構成される。
【0012】この後、この画像形成ユニット12を装置
本体に装着すると、装置本体の軸受部に、感光体ドラム
の支持軸9aと9b、及び現像ローラ4の支持軸13a
(図では陰になって見えない)と13bがそれぞれ嵌入
して位置決めされ、装置本体の駆動ギアが感光体ドラム
のドラムギアに下方から噛合して、画像形成ユニット1
2が実働可能に装置本体に係合する。
【0013】ところで、近年、フルカラーの画像を形成
するカラープリンタが実用化されつつある。カラープリ
ンタは、通常、減法混色の三原色であるイエロー(黄
色)、マゼンタ(赤色染料)、及びシアン(緑味のある
青色)の3色又はこれら3色に更に文字や画像の黒色部
分に専用されるブラック(黒)を加えた四種類の色トナ
ーを用いて印字(印刷)を行う。このために図9(d) に
示したような画像形成ユニット12を多段式に4個備え
たタンデム式と呼称されるカラープリンタが実用化され
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般にプリ
ンタは、画像を形成処理中に用紙搬送路等で用紙が絡ま
るいわゆる用紙ジャムがしばしば発生する。このような
場合、上記のタンデム式カラープリンタでは、4個全て
の画像形成ユニット12を1つづつ取り出し、ジャム状
の用紙を取り去った後、再び4個の画像形成ユニット1
2を1つづつ装着するという保守作業を行う必要があ
る。また、4個のうちいずれかの画像形成ユニット12
の副ユニット1又は2の寿命が尽きたとき、これを新品
と交換する保守作業が発生する。
【0015】このような場合に、画像形成ユニット12
が同一形状であると、多段式に配置される画像形成ユニ
ット12の色別の配置順を誤って装着するということが
しばしば発生する。色別の配置を間違うと、露光を行う
記録ヘッドは装置本体に固定であるから、本来の色に対
して行うべき画像形成が、異なる色の画像形成ユニット
に対して行われることになって、正しい色彩の画像が形
成されない。これでは印字(画像形成)を実行してその
色彩が正しくないことを視認して初めて画像形成ユニッ
トの配置の誤りに気付くということになり、再び4個全
ての画像形成ユニットを取り出して配設し直すことにな
り、この繰り返し作業は極めて煩雑である。
【0016】また、例えば仕向け先の会社毎にOEMで
生産する場合、製造上のコスト低減のため外観が同一形
状であって細部の設定を会社毎または機種によって異な
らせて設計する場合がある。このような場合、誤って適
合しない副ユニット又は画像形成ユニットを手に入れて
装着してしまった場合、会社ごとに使用するトナーの成
分構成が異なるから、上記の場合と同様に不良画像が印
刷されるという不具合が発生する。
【0017】上記の問題を解決すべく、従来では、例え
ば互いに適合しない画像形成ユニットと画像形成装置間
には装着できないようにするための機構的な工夫がなさ
れていた。例えば、画像形成ユニットと画像形成装置間
の装着係合部に凹凸を設け、相互に対応しない場合は機
構的に装着できない構造とすることで、画像形成ユニッ
トが正しい機種に装着されるようにしていた。
【0018】しかしながら、これは単一の画像形成ユニ
ットの場合であって、上述したような2つの副ユニット
を組み合わせて画像形成ユニットを構成したものについ
ては互いに適合しない副ユニットと副ユニット間又は互
いに適合しない組み立て画像形成ユニットと画像形成装
置間には、いずれも装着できないようにするための機構
的に適合の合否を判定する構造は余りに複雑になって実
質的に実現されていなかったものである。
【0019】また、単一の画像形成ユニットの場合であ
っても、上記のように凹凸を設ける等の機構的手法は、
互いに適合するもの同士のみ装着可能となるような固有
の形状を設ける必要があるため、共通利用できない部品
が増加し、金型製造費用等の増加により製造コスト高と
なって、結果として製品価格が上昇するという問題を有
している。
【0020】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
共通利用できる形状の副ユニットに簡単な仕組みを付加
するだけで装着部に装着された親ユニットの適・不適を
検知する装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の装置の
構成を述べる。本発明の装置は、第1の副ユニットと該
第1の副ユニットを着脱自在に支持する支持部を有する
第2の副ユニットとが一体に組み付けれれて成る親ユニ
ットを装着部に着脱自在に装着される装置であって、上
記支持部は上記第1の副ユニットを覆うフレームを有
し、上記第1の副ユニットは上記支持部に支持されて覆
われる部分にユニット識別手段を配置され、上記第2の
副ユニットは上記支持部の上記第1の副ユニットを覆う
部分に上記ユニット識別手段に対応するユニット検知用
対応部を備え、上記装置は上記親ユニットが装着された
際に上記ユニット検知用対応部を介して上記ユニット識
別手段を識別して上記親ユニットの上記第1及び上記第
2の副ユニットを検出するユニット検出手段を備えて構
成される。
【0022】そして、上記本発明の装置において、例え
ば請求項2記載のように、上記ユニット識別手段は光反
射部材であり、上記ユニット検知用対応部は光通過孔で
あり、上記ユニット検出手段は発光素子と受光素子から
なる反射型のフォトセンサによって構成され、また、例
えば請求項3記載のように、上記ユニット識別手段、上
記ユニット検知用対応部、及び上記ユニット検出手段
は、上記第1の副ユニット、上記第2の副ユニット、及
び上記装着部が相互に整合したとき電気的導通回路を構
成するように構成される。
【0023】また、例えば請求項4記載のように、本発
明の装置において、上記第1の副ユニットは像担持体を
有する副ユニットであり、上記第2の副ユニットは所定
色の現像剤を用いて上記像担持体上に形成される潜像を
現像する現像器を有する副ユニットであり、上記装置は
画像形成装置である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態にお
ける画像形成装置の外観斜視図であり、例としてタンデ
ム型のカラー画像形成装置を示している。同図に示すカ
ラー画像形成装置20は、例えばデスクトップ型のパソ
コン用ラックに載置可能な程度の大きさの小型のカラー
画像形成装置であり、本体基部21の前面(図の右方)
に開閉給紙トレー22を備え、下部に用紙カセット23
を着脱自在に備えている。用紙カセット23には、多数
枚の用紙が載置・収容されている。
【0025】また、上蓋24は、本体基部21の後部上
面と共に排紙トレー25を形成しており、そこには上部
排紙口26から排出される画像形成済みの用紙が積載さ
れる。本体基部21の上面には、上蓋24の前方側面に
上蓋開閉スイッチ27が設けられ、更に、液晶表示装
置、電源スイッチ、複数のデータ入力キー、警告灯等か
らなる操作パネル28が配設されている。
【0026】図2は、上記のカラー画像形成装置20の
内部の構成を示す側断面図である。同図に示すように、
カラー画像形成装置20の内部には、略中央に用紙搬送
用のベルト29が、前後に偏平なループ状に配置され、
その両端部を駆動ローラ31と従動ローラ32に保持さ
れて、図の矢印Cで示す反時計回り方向に循環移動す
る。ベルト29の上循環部に4個の感光体ドラム33
(33a、33b、33c、33d)が用紙搬送方向
(図の右から左方向)に多段式に並設されている。
【0027】各感光体ドラム33を夫々取り囲むように
して(以下、代表的な感光体ドラム33dの周囲装置に
ついてのみ符号を付して示す)、クリーナ34、初期化
帯電ローラ35、露光ヘッド36、現像器37及び転写
シート38が配置されている。感光体ドラム33aに対
応する現像器37から感光体ドラム33dに対応する現
像器37まで、各現像器37には、マゼンタ、シアン、
イエロー、ブラックのトナーが夫々収容されている。
【0028】上記4個の書込みヘッド36は、支持部材
39を介して上蓋24に支持されている。転写シート3
8は、ベルトユニットに所属する部材として配置されて
いる。また、詳しくは後述するが、上記の感光体ドラム
33、クリーナ34、及び初期化帯電ローラ35は、第
1のユニットとしてのドラム副ユニットを構成し、現像
器37は内部に諸部材を備えて第2の副ユニットとして
の現像副ユニットを構成している。そして、これらの両
副ユニットが合体して親ユニットとしての画像形成ユニ
ットを構成している。
【0029】ベルト29は、下循環部の下流側裏面に押
接するテンションローラ41によって図の矢印Dで示す
下方に常に付勢されて適度に張力を保っている。ベルト
29の上循環部の上流側端部には、吸着ローラ42が圧
接して、ここに用紙搬入部を形成している。ベルト29
より搬送方向上流側には、待機ローラ対43、その下方
に給紙案内路44、その下端部に給紙ローラ対45が配
設されている。その給紙ローラ対45の下方に、用紙カ
セット23の給紙端が位置しており、この給紙端上方に
給紙コロ46が配設されている。
【0030】一方、ベルト29の用紙搬送方向下流(図
の左方)には、断熱性の筐体内に組み付けられた圧接ロ
ーラ、発熱ローラ、分離爪、周面清掃器、オイル塗布ロ
ーラ、温度測定器等から成る定着器47が設けられる。
定着器47の後方には、搬出ローラ対48が配置され、
それより上方に用紙排紙路49が形成され、用紙排紙路
49の終端は排紙トレー25の後部上方に開口して、そ
こには排紙ローラ対51が配置されている。
【0031】また、ベルト29と用紙カセット23の間
には、適宜の回路基板を装着した電装部52が配設さ
れ、その回路基板には複数の電子部品からなる詳しくは
後述する制御装置が搭載されている。
【0032】図3は、上述の画像形成ユニットのみを取
り出してその内部構成を示す側断面図である。同図に示
すように、画像形成ユニット55は、現像副ユニット5
6とドラム副ユニット57とが一体に組み付けられて構
成される。一方のドラム副ユニット57は、図2にも示
した感光体ドラム33、クリーナ34、初期化帯電ロー
ラ35を備え、更にドラムカバー58を前後(図3の左
右)に移動自在に備えている。
【0033】ドラム副ユニット57の筐体上部には感光
体ドラム33の軸方向に沿って長溝孔59が形成されて
いる。この長溝孔59に、上蓋24(図2参照)の閉成
に伴われて図3の矢印Eで示すように円弧状の軌跡を描
いて降下する露光ヘッド36の先端部(露光部)が嵌入
して位置決めされる。
【0034】他方の現像ユニット56は、ドラム副ユニ
ット57を支持する支持部(後述する図4の外観斜視図
参照)と、現像剤(トナー)61を収容する現像ケーシ
ング62と、この現像ケーシング62の開口部から周面
の一部を露出させた現像ローラ63とを備え、更に現像
ケーシング62の内部には、トナー61に埋没するよう
にしてトナー撹拌部材64、トナー供給ローラ65、ド
クターブレード66等を備えている。
【0035】ここで、画像形成装置20の印字(印刷)
動作を、上記の図1乃至図3を再び参照しながら簡単に
説明する。先ず、図1(又は図2)に示す装置本体(画
像形成装置20)に電源が投入され、使用する用紙の紙
質、枚数、印字モード、その他の指定がキー入力あるい
は接続するホスト機器からの信号として入力されると印
字(印刷)を開始する。
【0036】先ず、給紙コロ46が用紙カセット23に
載置収容されている用紙Pを一枚取り出し、給紙ローラ
対45、給紙案内路44を介して待機ローラ対43へ給
送する。待機ローラ対43は回転を一時停止して、その
挟持部に用紙Pの先端を当接させて用紙の進行を制止
し、搬送タイミングを待機する。
【0037】駆動ローラ31が反時計回り方向に回転
し、従動ローラ32が従動して同じく反時計回り方向に
回転する。これによりベルト29は、上循環部が4個の
感光体ドラム33に当接して全体が反時計回り方向へ循
環移動する。
【0038】これと共に感光体ドラム33を中心に配置
された諸装置が印字タイミングに合わせて順次駆動され
る。すなわち、感光体ドラム33は時計回り方向に回転
し、初期化帯電ローラ35は、感光体ドラム33周面に
一様な高マイナス電荷を付与し、露光ヘッド36は、そ
の感光体ドラム33周面に画像信号に応じて露光を行っ
て低電位部を形成する。これにより、上記初期化による
高マイナス電位部と、露光による低マイナス電位部から
なる静電潜像が形成される。
【0039】現像ローラ63は、その静電潜像の低電位
部に現像ケーシング62のトナー61を転移させて感光
体ドラム33周面上にトナー像を形成(反転現像)す
る。最上流の感光体ドラム33a周面上のトナー像の先
端が、ベルト29との対向部に回転搬送されてくるタイ
ミングで、その対向部に用紙Pの印字開始位置が一致す
るように待機ローラ対43が回転を開始して用紙Pを用
紙搬入部へ給送する。
【0040】従動ローラ32と吸着ローラ42は、給送
された用紙Pをベルト29と共に挟持して搬送する。用
紙Pは、ベルト29に吸着され、感光体ドラム33aと
転写シート38により形成されている最初の転写部へ搬
送される。転写シート38は、後述する高圧ユニットか
ら出力される転写電流(又は転写電圧)をベルト29を
介して用紙Pに印加する。これにより、感光体ドラム3
3a上のマゼンタトナー像が用紙Pに転写される。
【0041】続いて、感光体ドラム33bと転写シート
38により形成されている上流から2番目の転写部にお
いてシアントナー像が転写され、更に感光体ドラム33
cと転写シート38により形成されている上流から3番
目の転写部でイエロートナー像が転写される。そして、
感光体ドラム33dと転写シート38により形成されて
いる最下流の転写部でブラックトナー像が転写されて4
色のトナー像が順次塗り重ねられる。
【0042】このようにして、4色のトナー像を転写さ
れた用紙Pは、ベルト29から分離されて定着器47に
搬入される。定着器47は熱と圧とにより、上記のトナ
ー像を用紙Pに定着させる。この画像定着後、用紙Pは
搬出ローラ対48により、用紙排紙路49、及び排紙ロ
ーラ対51を介して排紙トレー25上にトナー像を下に
して排出される。
【0043】このように動作する画像形成装置20にお
いて、前述した画像形成ユニット55は装置本体に着脱
自在に(交換可能に)構成されており、更にドラム副ユ
ニット57と現像副ユニット56も、使用寿命に応じて
個別に交換が可能である。
【0044】図4(a) は、上記のドラム副ユニット57
が単体で在るときの外観斜視図であり、同図(b) は、現
像副ユニット56が単体で在るときの外観斜視図、同図
(c)は同図(b) と共に両副ユニットの組み立て動作状態
を示す図、同図(d) は組み立て上がった画像形成ユニッ
ト55の外観斜視図である。同図(a) に示すように、ド
ラム副ユニット57の一方の(図の斜め右手前側の)側
面67には反射板68が取り付けられている。この反射
板68は、複数の画像形成ユニット55に対応するドラ
ム副ユニット57それぞれについて、装置本体(画像形
成装置20)に装着される位置によって、つまり収容す
るトナーの色によって、又は装置本体の機種によって、
つまりOEMで提供される仕向け先の会社によって、取
り付けられる位置がそれぞれ異なっている。
【0045】このドラム副ユニット57を現像副ユニッ
ト56に組込む際には、同図(c) に示すように、感光体
ドラム33(図3参照)の下部周面を覆って保護してい
るドラムカバー58を、同図の矢印Dで示すように下流
側(図斜め左した方向)に且つ上方向に滑動させて感光
体ドラム33の下部周面を露出させた後、同図の矢印E
で示すように、現像副ユニット56の支持部69(69
−1、69−2)に装填する。 このときドラム副ユニ
ット57の側面から外部に突出する感光体ドラム33の
支持軸70(70−1、70−2)の一方の支持軸70
−1を、現像副ユニット56の支持部69−1の軸受け
孔71に嵌入させ、感光体ドラム33の他方の支持軸7
0−2を現像副ユニット56の他方の支持部69−2の
軸受け溝72に嵌入させて、同図(d) に示すように、ド
ラム副ユニット57を現像副ユニット56に仮固定す
る。
【0046】同図(d) に示すように、現像副ユニット5
6の支持部69−2は、ドラム副ユニット57を支持す
ると共にドラム副ユニット57の側面を覆うフレームに
なっており、ドラム副ユニット57は、その支持部69
−2に支持されて覆われる部分、すなわち上述した一方
の側面67にユニット識別手段としての反射板68が取
り付けられている。そして、現像副ユニット56は、支
持部69−2の上記ドラム副ユニット57の一方の側面
67を覆う部分に、反射板68に対応するユニット検知
用対応部としての検出孔73を備えている。
【0047】図5(a),(b) は、上記の現像副ユニット5
6及びドラム副ユニット57をそれぞれ模式的に示す斜
視図であり、同図(c) は上記の画像形成ユニット55を
模式的に示す斜視図である。尚、同図(a),(b),(c) は、
要部を分かり易く示すため、説明上不要部分の図示を全
て省略して全体を簡略に示している。したがって、図4
(a),(b),(c),(d) とやや形状が異なるかのように示して
いるが、図3及び図4(a) 〜(d) を参照可能なように、
図3及び図4(a) 〜(d) と同一構成部分には、図3及び
図4(a) 〜(d) と同一の番号を付与して示している。
【0048】同図(b) に示すように、ドラム副ユニット
57の一方の側面67には、図4(a),(c),(d) に示した
反射板68の3つの貼設箇所74(74−1、74−
2、74−3)が設定されている。これらのいずれか所
定の1箇所に反射板68が貼設されることになる。
【0049】勿論、貼設箇所74は、3箇所と限るわけ
ではなく、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラックの4色のトナー用のそれぞれのドラム副ユニット
57に対応するように4箇所に設定してもよく、また、
更に上下2段に設定して、一方を上記のようにトナーの
色毎に対応させ、他方をOEM供給の仕向け先会社別に
設定するようにすることもできる。また、一方の側面6
7に色別用の貼設箇所74を設け、他方の側面にOEM
供給先別用の貼設箇所74を設けるようにしてもよい。
4色のトナーの色別用の貼設箇所74には、色に対応す
る1箇所に反射板68が貼設され、OEM供給先別用の
貼設箇所74には会社に対応する1箇所に反射板68が
貼設される。
【0050】これに対して、このドラム副ユニット57
が装填される現像副ユニット56にも、同図(a) に示す
ように、支持部69−2の上記ドラム副ユニット57の
一方の側面67を覆うべき部分に、反射板68の貼設箇
所74に対応する検出孔73の3つの穿設位置75(7
5−1、75−2、75−3)が設定されている。そし
て、これらのいずれか所定の1箇所に検出孔73が穿設
されることになる。
【0051】勿論、この場合も、穿設位置75は、4箇
所でもよく、上下二段でもよく、また、支持部69−2
と69−1の両方に設けてもよい。いずれにしても、ド
ラム副ユニット57の反射板68の貼設箇所74に対応
する位置に穿設位置75が設定される。そして、4色の
トナーの色別用の穿設位置75には、色に対応する1箇
所に検出孔73が穿設され、OEM供給先別用の穿設位
置75には会社に対応する1箇所に検出孔73が穿設さ
れる。
【0052】これらのドラム副ユニット57及び現像副
ユニット56を図4(d) に示したように一体化して、図
5(c) に示すように装置本体20の装着部76に装着す
る。装置本体20の装着部76には、上記現像副ユニッ
ト56の検出孔73の穿設位置75に対応する位置に、
センサ孔77(77−1、77−2、77−3)が予め
穿設されている。これらのセンサ孔77のいずれか1箇
所(同図(c) に示す例ではセンサ孔77−1)に、ユニ
ット検出手段としての反射型フォトセンサ78が配設さ
れる。
【0053】そして、上記の貼設箇所74に貼設された
反射板68、穿設位置75に穿設された検出孔73、及
び装着部76のセンサ孔77に配置された反射型フォト
センサ78が、全体としてユニット検出部を構成してい
る。
【0054】図6は、上述のように構成されて動作する
画像形成装置20のシステム構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、画像形成装置20は、エンジン
コントローラ部81とエンジン部82で構成されてい
る。
【0055】エンジンコントローラ部81は、ホストコ
ンピュータ83から入力される印刷データを解析し、上
述の露光ヘッド36に出力するドットパターンデータ
(ビデオデータ)を作成する装置であり、CPU84、
ROM85、RAM86、EEPROM87、ビデオI
/F(インターフェース)制御部88、ヘッド制御部8
9、補正制御部91、入出力制御部92等で構成されて
いる。
【0056】上記のCPU84は、画像形成装置20全
体のシステム制御を行い、ROM85に記憶されている
プログラムに従った制御を行う。また、RAM86は、
CPU84の制御処理中に発生するデータを格納する。
尚、CPU84には、操作パネル28(図1及び図2参
照)が接続され、操作パネル28からキー操作信号がC
PU84に出力される。
【0057】EEPROM87は、各検知装置から出力
された信号値やホストコンピュータ83から入力された
補正値等を記憶する。また、ビデオI/F制御部88に
は、ホストコンピュータ83から出力されるビデオデー
タが入力し、入力したビデオデータは、ビデオI/F制
御部88の制御により、ヘッド制御部89に出力され
る。尚、ビデオI/F制御部88は、上述のビデオデー
タ以外にも、ホストコンピュータ83との間で各種信号
の授受を行う。
【0058】ヘッド制御部89は、ビデオI/F制御部
88から入力するビデオデータをエンジン部82の露光
ヘッド36へ出力制御する回路である。補正制御部91
は、EEPROM87に記憶される補正値に基づいて、
露光ヘッド36の出力光量(単位時間当りの光量又は点
灯時間)の調整を行う回路である。
【0059】入出力制御部92は、エンジン部82の装
置各部を回転駆動するモータ93や、初期化帯電ローラ
35、現像ローラ63、転写シート38等に高電位のバ
イアス電圧を供給する高圧ユニット94の駆動を制御
し、また、各種の検知器95の出力を監視する回路であ
る。検知器95には、反射型フォトセンサ78や、特に
は図示しないが、用紙搬送路上に少なくとも1箇所には
配設される用紙センサや、定着器47の温度を検知する
温度センサ等が含まれている。
【0060】上記のCPU84は、装置本体20に電源
が投入され、使用する用紙の種類と枚数、印字モード、
その他の指定が操作パネル2からキー入力あるいは接続
するホストコンピュータ83等からの信号として入力さ
れると、各種検知器95の出力を参照しながら前述した
印字(印刷)動作を開始する。
【0061】また、CPU84は、画像形成ユニット5
5が装着部76から一旦抜脱されて、再び装着部76に
装着されたとき、その画像形成ユニット55が正しい現
像副ユニット56とドラム副ユニット57とが組み合わ
されて成る画像形成ユニット55であるか否かを判別し
て、画像形成ユニット55が正しい2つの副ユニットを
組み付けられて成る場合は、そのまま次の平常の処理に
進行する。
【0062】他方、CPU84は、画像形成ユニット5
5が一つ又は両方とも誤った2つの副ユニットを組み付
けられて成る場合は、その正しくない旨を操作パネル2
8の液晶表示装置に表示報知し、或は警告灯を点滅さ
せ、更にはブザーで放音するなどして、ユーザに誤った
画像形成ユニット55が装着されたことを報知する。以
下、その画像形成ユニット55が正しい現像副ユニット
56とドラム副ユニット57とが組み合わされて成るも
のか否かを判別する動作について説明する。
【0063】図7(a),(b),(c) は、ドラム副ユニット5
7が現像副ユニット56に組み付けられて一体化して成
る画像形成ユニット55が、図5(c) に示したように、
装置本体20の装着部76に装着された状態におけるユ
ニット検出部近傍のみを模式的に示す平断面図である。
同図(a) は、正しいドラム副ユニット57をこれに正し
く対応する現像副ユニット56に組み付けて、正しく出
来上がった画像形成ユニット55を、装置本体20の正
しい装着部76に装着したときの状態を示している。
【0064】図7(a) に示すように、ドラム副ユニット
57の一方の側面67には、この装着部76に装着する
画像形成ユニット55に組み付けられるべきドラム副ユ
ニット57であることを示す貼設箇所74−1に反射板
68が貼設されている。そして、現像副ユニット56の
支持部69−2には、同じくこの装着部76に装着する
画像形成ユニット55に組み付けられるべき現像副ユニ
ット56であることを示す穿設位置75−1に検出孔7
3が穿設されている。そして、装着部76には、それら
の反射板68及び検出孔73に対応する位置のセンサ孔
77−1に反射型フォトセンサ78が配置されている。
反射型フォトセンサ78は図6に示したエンジン部82
に接続しており、反射型フォトセンサ78の出力は、入
出力制御部92を介してCPU84に入力する。
【0065】図7(a) に示すように、装置本体20の正
しい装着部76に正しい画像形成ユニット55が装着さ
れたときは、反射型フォトセンサ78の発光素子からの
照射光Fは、検出孔73を通過し、反射板68に到達し
て反射される。その反射光Gは検出孔73を通過して反
射型フォトセンサ78の受光素子に入力する。これによ
り、反射型フォトセンサ78の出力がオンからオフ、又
はオフからオンに変化してイネーブル信号となり、この
イネーブル信号をCPU84が検出して、正しい画像形
成ユニット55が正しい装着部76に装着されたと判断
する。
【0066】もし、この同じ画像形成ユニット55が、
例えば他の装着部76に装着されると、そこでは、反射
型フォトセンサ78が他のセンサ孔、例えばセンサ孔7
7−3に配置されている。したがって、反射型フォトセ
ンサ78の照射光Fは、現像副ユニット56の支持部6
9−2の外面に当って吸収され反射しないから、反射型
フォトセンサ78の出力は変化せず、したがって、CP
U84は入力している検出信号が非イネーブルであるこ
とを知って、その装着部76にとって正しくない画像形
成ユニット55が装着されたと判断する。
【0067】また、図7(b) は、同図(a) と同じ装着部
76に、この装着部76に正しく対応しない画像形成ユ
ニット55が装着された例を示している。同図(b) に示
すように、この画像形成ユニット55のドラム副ユニッ
ト57は、この装着部76に正しく対応している。すな
わち、この装着部76に対応する貼設箇所74−1に反
射板68が貼設されている。しかし、現像副ユニット5
6の支持部69−2には、この装着部76には対応して
いない穿設位置75−2に検出孔73が穿設されてい
る。すなわち、この画像形成ユニット55は、相互に整
合していないドラム副ユニット57と現像副ユニット5
6とが一体化している。
【0068】このような場合は、同図(b) に示すよう
に、反射型フォトセンサ78の照射光Fは、正しい位置
にある反射板68には届かず、現像副ユニット56の支
持部69−2の外面に当って吸収され反射しないから、
この場合も、CPU84は入力している検出信号が非イ
ネーブルであることを知って、その装着部76にとって
正しくない画像形成ユニット55が装着されたと判断す
る。
【0069】また、同図(c) も、同図(a) と同じ装着部
76に、この装着部76に正しく対応しない画像形成ユ
ニット55が装着された他の例を示している。この例で
は、この画像形成ユニット55の現像副ユニット56の
支持部69−2には、この装着部76に対応する穿設位
置75−1に検出孔73が穿設されている。しかし、ド
ラム副ユニット57には、この装着部76に正しく対応
しない貼設箇所74−3に反射板68が貼設されてい
る。すなわち、この場合も、この画像形成ユニット55
は、相互に整合していないドラム副ユニット57と現像
副ユニット56とが一体化している。
【0070】このような場合も、同図(c) に示すよう
に、反射型フォトセンサ78の照射光Fは、正しい位置
にある現像副ユニット56の検出孔73を通過するもの
の、ドラム副ユニット57の反射板68の無い側面67
に当って吸収され反射しないから、この場合も、CPU
84は入力している検出信号が非イネーブルであること
を知って、その装着部76にとって正しくない画像形成
ユニット55が装着されたと判断する。
【0071】このように、同図(a) に示すようにドラム
副ユニット57と現像副ユニット56が正しい組合わせ
の画像形成ユニット55であっても、正しい装着部76
に装着された場合は正しく装着されたと認識されるが、
誤った装着部76に装着されると正しくない画像形成ユ
ニット55であると認識される。
【0072】また、同図(b) に示すように、ドラム副ユ
ニット57が装着部76に整合していても現像副ユニッ
ト56が整合していない場合、又は同図(c) に示すよう
に、現像副ユニット56が装着部76に整合していても
ドラム副ユニット57が整合していない場合、換言すれ
ば、両副ユニットが相互に整合していない場合には、こ
の画像形成ユニット55をどの装着部76に装着して
も、CPU84によって不正な画像形成ユニット55で
あると判断される。勿論、反射板68が全く貼設されて
いないドラム副ユニットや検出孔73が全く穿設されて
いない現像副ユニットの場合も同様である。
【0073】尚、上記の例では、3箇所の貼設箇所74
のうち1箇所に反射板68を貼設し、3箇所の穿設位置
75のうち1箇所に検出孔73を空けて、両副ユニット
を相互に対応させているが、これに限ることなく、いず
れか2箇所に反射板68を貼設し、これに対応する2箇
所に検出孔73を空けたものも加えるようにすると、6
通りのユニット判別が可能になる。
【0074】図8(a),(b),(c) は、他の実施の形態にお
ける画像形成装置の装着部に画像形成ユニットを装着し
た状態のユニット検出部近傍のみを模式的に示す平断面
図である。ここに示すユニット検出部以外の構成は、図
1〜図3及び図6に示した構成と同一である。同図(a)
は、正しいドラム副ユニット57をこれに正しく対応す
る現像副ユニット56に組み付けて正しく出来上がった
画像形成ユニット55を、装置本体20の正しい装着部
76に装着したときの状態を示している。
【0075】図8(a) に示すように、ドラム副ユニット
57の一方の側面67には、この装着部76に装着する
画像形成ユニット55に組み付けられるべきドラム副ユ
ニット57であることを示す位置にユニット識別手段と
しての電気導通部材からなる短絡片96が貼設されてい
る。そして、現像副ユニット56の支持部69−2に
は、同じくこの装着部76に装着する画像形成ユニット
55に組み付けられるべき現像副ユニット56であるこ
とを示す位置に2個の現像側接触子97が、支持部69
−2を外から内へ貫通して配設されている。現像側接触
子97の内側を向く端部は、2個共にドラム副ユニット
57の短絡片96に接触している。
【0076】装置本体20の装着部76にも、2個の本
体側側接触子98が装着部76の壁面を外から内へ貫通
して配設されており、これら2個の本体側側接触子98
の内側を向く端部は、上記現像側接触子97の外側を向
く端部に接触している。そして、2個の本体側側接触子
98の外側を向く端部はそれぞれ図6に示したエンジン
部82に接続しており、これらは電気的導通回路を構成
している。すなわち、図8(a) に示す装着が整合した状
態においては、電気的導通回路が閉じており、この出力
は、入出力制御部92を介してCPU84に入力する。
CPU84は電気的導通回路が閉じていることを知って
正しい画像形成ユニット55が正しい装着部76に装着
されたと判断する。
【0077】もし、この同じ画像形成ユニット55が、
例えば他の装着部76に装着されると、そこでは、2個
の本体側側接触子98の配置が異なるため、閉じた電気
的導通回路が形成されず、したがって、CPU84は入
力している検出信号が電気的に非導通であることを知っ
て、その装着部76にとって正しくない画像形成ユニッ
ト55が装着されたと判断する。
【0078】図8(b) は、同図(a) と同じ装着部76
に、この装着部76に正しく対応しない画像形成ユニッ
ト55が装着された例を示している。同図(b) に示す例
では、この画像形成ユニット55の現像副ユニット56
の支持部69−2には、この装着部76に対応する位置
に2個の現像側接触子97が配設されている。しかし、
ドラム副ユニット57には、この装着部76に正しく対
応しない位置に短絡片96が貼設されている。すなわ
ち、この画像形成ユニット55は、相互に整合していな
いドラム副ユニット57と現像副ユニット56とが一体
化している。したがって、CPU84には電気的に非導
通である信号が入力し、CPU84は信号が電気的に非
導通であることを知って、その装着部76にとって正し
くない画像形成ユニット55が装着されたと判断する。
【0079】同図(c) も、同図(a) と同じ装着部76
に、この装着部76に正しく対応しない画像形成ユニッ
ト55が装着された他の例を示している。この例では、
この画像形成ユニット55のドラム副ユニット57は、
この装着部76に正しく対応している。すなわち、この
装着部76に対応する位置に短絡片96が貼設されてい
る。しかし、現像副ユニット56の支持部69−2に
は、この装着部76には対応していない位置に現像側接
触子97が配設されている。
【0080】すなわち、この画像形成ユニット55は、
相互に整合していないドラム副ユニット57と現像副ユ
ニット56とが一体化している。この場合もCPU84
には電気的に非導通である信号が入力し、CPU84は
信号が電気的に非導通であることを知って、その装着部
76にとって正しくない画像形成ユニット55が装着さ
れたと判断する。このように、短絡片96、現像側接触
子97、本体側側接触子98を適宜に配設するだけで、
ユニットの判別を容易に行うことができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、一方の副ユニットに反射板、他方の副ユニットの
検出孔をそれぞれ適宜に設けるだけで、親ユニット装着
部に配置された反射型フォトセンサで副ユニットが正し
く組み合わされて親ユニットを構成しているか否かを判
別することができ、これにより、少なくとも一方の副ユ
ニットを同一形状に形成することができ、したがって、
共通利用できない部品が増加して金型製造費用等が増加
することによる製品価格の上昇を低減させることができ
る。
【0082】また、一方の副ユニットの適宜な箇所に短
絡片、他方の副ユニットの複数の貫通孔の適宜な箇所に
ユニット側接触子を配設するだけで、親ユニット装着部
に配置された装着部側接触子で電気的導通を検出して副
ユニットが正しく組み合わされて親ユニットを構成して
いるか否かを判別することができ、これにより、二つの
副ユニットをそれぞれ同一形状に形成することができ、
したがって、共通利用できない部品が増加して金型製造
費用等が増加することによる製品価格の上昇を一段と低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における画像形成装置の外観斜視
図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置の内部構成を示す側
断面図である。
【図3】画像形成ユニットのみを取り出してその内部構
成を示す側断面図である。
【図4】(a) はドラム副ユニット単体の外観斜視図、
(b) は現像副ユニット単体の外観斜視図、(c) は(b) と
共に両副ユニットの組み立て動作状態図、(d) は組み立
て上がった画像形成ユニットの外観斜視図である。
【図5】(a),(b) は現像副ユニット56及びドラム副ユ
ニットをそれぞれ模式的に示す斜視図、(c) は画像形成
ユニットを模式的に示す斜視図である。
【図6】画像形成装置のシステム構成を示すブロック図
である。
【図7】(a),(b),(c) はドラム副ユニットと現像副ユニ
ットが一体化して成る画像形成ユニットが装置本体の装
着部に装着された状態を示す平断面図であり、ユニット
の検出を光反射に基づいて行う例を説明する図である。
【図8】(a),(b),(c) はドラム副ユニットと現像副ユニ
ットが一体化して成る画像形成ユニットが装置本体の装
着部に装着された状態を示す平断面図であり、ユニット
の検出を電気的導通回路に基づいて行う例を説明する図
である。
【図9】(a) 〜(d) は従来の画像形成装置の親ユニット
しての画像形成ユニットの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドラム副ユニット 2 現像副ユニット 2a、2b 支持部 3 現像ケーシング 4 現像ローラ 5 軸受け孔 6 軸受け溝 7 固定レバー 8 ドラム保護カバー 9a、9b 支持軸 11 ローラギア 12 画像形成ユニット 13a、13b 支持軸 20 カラー画像形成装置 21 本体基部 22 開閉給紙トレー 23 用紙カセット 24 上蓋 25 排紙トレー 26 上部排紙口 27 上蓋開閉スイッチ 28 操作パネル 29 ベルト 31 駆動ローラ 32 従動ローラ 33(33a、33b、33c、33d) 感光体ドラ
ム 34 クリーナ 35 初期化帯電ローラ 36 露光ヘッド 37 現像器 38 転写シート 39 支持部材 41 テンションローラ 42 吸着ローラ 43 待機ローラ対 44 給紙案内路 45 給紙ローラ対 46 給紙コロ 47 定着器 48 搬出ローラ対 49 用紙排紙路 51 排紙ローラ対 52 電装部 55 画像形成ユニット 56 現像副ユニット 57 ドラム副ユニット 58 ドラムカバー 59 長溝孔 61 現像剤(トナー) 62 現像ケーシング 63 現像ローラ 64 トナー撹拌部材 65 トナー供給ローラ 66 ドクターブレード 67 一方の側面 68 反射板 69(69−1、69−2) 支持部 70(70−1、70−2) 支持軸 71 軸受け孔 72 軸受け溝 73 検出孔 74(74−1、74−2、74−3) 反射板の貼設
箇所 75(75−1、75−2、75−3) センサ孔の穿
設位置 76 装着部 77(77−1、77−2、77−3) センサ孔 78 反射型フォトセンサ 81 エンジンコントロール部 82 エンジン部 83 ホストコンピュータ 84 CPU 85 ROM 86 RAM 87 EEPROM 88 ビデオI/F(インターフェース)制御部 89 ヘッド制御部 91 補正制御部 92 入出力制御部 93 モータ 94 高圧ユニット 95 検知器 96 短絡片 97 現像側接触子 98 本体側側接触子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA27 DD05 DE02 DE07 DE10 2H030 AA07 AB02 2H071 BA05 BA13 BA17 BA20 BA23 BA37 EA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の副ユニットと該第1の副ユニット
    を着脱自在に支持する支持部を有する第2の副ユニット
    とが一体に組み付けれれて成る親ユニットを装着部に着
    脱自在に装着される装置であって、 前記支持部は前記第1の副ユニットを覆うフレームを有
    し、 前記第1の副ユニットは前記支持部に支持されて覆われ
    る部分にユニット識別手段を配置され、 前記第2の副ユニットは前記支持部の前記第1の副ユニ
    ットを覆う部分に前記ユニット識別手段に対応するユニ
    ット検知用対応部を備え、 前記親ユニットが装着された際に前記ユニット検知用対
    応部を介して前記ユニット識別手段を識別して前記親ユ
    ニットの前記第1及び前記第2の副ユニットを検出する
    ユニット検出手段を備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記ユニット識別手段は光反射部材であ
    り、前記ユニット検知用対応部は光通過孔であり、前記
    ユニット検出手段は発光素子と受光素子からなる反射型
    のフォトセンサであることを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ユニット識別手段、前記ユニット検
    知用対応部、及び前記ユニット検出手段は、前記第1の
    副ユニット、前記第2の副ユニット、及び前記装着部が
    相互に整合したとき電気的導通回路を構成することを特
    徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の副ユニットは像担持体を有す
    る副ユニットであり、前記第2の副ユニットは所定色の
    現像剤を用いて前記像担持体上に形成される潜像を現像
    する現像器を有する副ユニットであり、前記装置は画像
    形成装置であることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の装置。
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