JP2004000729A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 変造された制御回路構成部材を外見上正規の制御回路構成部材に見せかけることが困難で、変造された制御回路構成部材への交換を容易に発見できる遊技機を提供する。
【解決手段】ロム用チップ44の本体49の表面中央には製品型番51、製造メーカー名52、製造国名53が通常の塗料により表記されている。本体49の表面下部には回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56が無色透明の蛍光塗料により表記されている。蛍光塗料は、紫外線(365nm)の照射により緑色に発光する。従って、通常光下では回路作成メーカー名54等は目視できず、それに気がつかずに正規のロム用チップ44を変造ロム用チップに交換した場合に容易に不正が発覚する。
【選択図】    図4

Description

 この発明は、遊技内容を制御する制御基盤が装着され、同制御基盤に遊技内容が記憶された制御回路構成部材が装着された遊技機に関する。
 パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機では、制御基盤に構成された制御回路からの信号に基づいて遊技内容の制御を行っている。そのため、現在この制御基盤上の制御回路構成部材、例えば、CPUやロム等のチップを外して変造CPUや変造ロムに交換する不正改造が行われ、しばしば問題となっている。
 従来の遊技機においては、このような不正改造を防止するために種々の手段がとられている。例えばパチンコ機では制御基盤を基盤ボックス内に収容し、開封防止の封印シールを貼着している。これは基盤ボックスの蓋を開けると、封印シールが破れるため、その封印シールの状態を目視して容易に制御基盤の不正改造を発見するものである。また、図6に示すように、制御基盤上のチップ20には、回路作成メーカー名、入力内容、回路の種類、パチンコ機メーカー名等が印刷されたシール12を貼付している。このシール22は、薄膜状に形成され、一旦貼付したものを剥がして再度貼付すると、端部が折れ曲がったり、皺ができたりするようになっている。そのため、正規のチップを変造チップに交換する場合に、その正規のチップに貼付されていたシールを剥がして、変造チップに貼付したとしても交換したことが発覚しやすくなっている。また、シール22は、チップ20の表面に直接表記されているチップ20の製造メーカー名、製品番号等を覆い隠さないように貼付される。これも、変造チップへの交換がされた場合に、交換が発覚しやすくするためである。また、基盤ボックスは全体が透明の樹脂で形成されている。これは、蓋を開けなくとも制御基盤のチップの配置状態を目視できるようにして制御基盤の不正改造を発見しやすくするためである。
 しかし、上記の不正手段を防止する手段のうち、シールそのものはそっくりに偽造が可能なため、偽造されたシールを貼付した変造チップに交換された場合には、当該交換を見抜くことが困難である。この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、変造された制御回路構成部材を外見上正規の制御回路構成部材に見せかけることが困難で、変造された制御回路構成部材への交換を容易に発見できる遊技機を提供することにある。
 上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、制御基盤に構成された制御回路からの信号に基づいて遊技内容の制御を行う遊技機において、前記制御基盤に配設された制御回路構成部材の表面上に蛍光物質を付着させ、同蛍光物質により遊技機一台毎に異なる記号を表記するようにしたことをその要旨とする。上記の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記制御回路構成部材の表面上に付着させた蛍光物質により前記制御回路構成部材の入力内容に関する諸データを表記したことをその要旨とする。また、上記の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記蛍光物質は、無色透明であり、紫外線が照射されると発光することをその要旨とする。また、上記の目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に記載のいずれかの遊技機において、前記蛍光物質は、所定の波長の紫外線の照射によってのみ発光することをその要旨とする。
 請求項1に記載の発明では、制御基盤に配設された制御回路構成部材の表面上に蛍光物質を付着させたので、光を照射した後の一定時間は暗部でも蛍光物質が発光する。また、制御回路構成部材の表面上に蛍光物質が付着されていることは一見しただけでは察知することができない。従って、変造された制御回路構成部材に蛍光物質が付着される可能性は低く、光を照射した後に付着された蛍光物質が暗部で発光するか否かにより、正規の制御回路構成部材が、変造された制御回路構成部材に交換されているかを容易に判別できる。更に、蛍光物質による表記が変造チップを製造しようとする者に見抜かれたとしても、遊技機一台毎に全て数字や記号が異なるので、変造した制御回路構成部材毎に異なる記号を表記しなければならず、大量に変造制御回路構成部材を製造することが困難となる。
 請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明の効果に加え、前記制御回路構成部材の表面上に付着させた蛍光物質により前記制御回路構成部材の入力内容に関する諸データを表記したので、光を照射した後の一定時間は暗部でも表記を目視できる。
 請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、前記蛍光物質は、無色透明であり、紫外線が照射されて初めて発光するので、通常は前記蛍光物質による表記を目視できず、変造された制御回路構成部材の表面に前記蛍光物質を付着させることにより表記がなされる可能性は極めて低い。従って、紫外線の照射に反応して発光するか否かにより、正規の制御回路構成部材が、変造された制御回路構成部材に交換されているかを容易に判別できる。
 請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加え、前記蛍光物質は、所定の波長の紫外線の照射によってのみ発光するので、第三者は前記蛍光物質による表記に気づかず、変造された制御回路構成部材の表面に前記蛍光物質を付着させることにより表記をすることができない。従って、所定の波長の紫外線の照射に反応して発光するか否かにより、正規の制御回路構成部材が、変造された制御回路構成部材に交換されているかを容易に判別できる。
 請求項5に記載の発明では、蛍光物質による表記が変造チップを製造しようとする者に見抜かれたとしても、遊技機一台毎に全て数字や記号が異なるので、変造した制御回路構成部材毎に異なる記号を表記しなければならず、大量に変造制御回路構成部材を製造することが困難となるとともに、チップ表面に表示されたパチンコ機毎に異なる数字や記号と関連する記号を、制御基盤又は基盤ボックスのいずれか、又は両方に表記しておけば、変造チップに交換されたか否かの点検が容易となる。
 以下、本発明の実施の形態である遊技機(第1種始動口付きパチンコ機、以下単にパチンコ機という)を説明する。
 図1に示すように、外枠1には前枠2が回動軸を中心に回動可能に装着されている。同図1では前枠2は閉じた状態にある。前枠2には図示しない遊技盤、ガラス枠4、上皿5、下皿6、ハンドル部7等が装着されている。ガラス枠4は、前枠2に回動軸を中心に回動可能に装着されている。上皿5の側方であって前枠2内部にはスピーカ8が埋設されている。スピーカ8は遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を音声にて報知する。
 次に遊技機の背面側の構成について説明する。尚、以下の説明では図2における左右方向をもって左右と、上下方向をもって上下という。また、図2における正対する面を前面とする。
 図2に示すように、外枠1内部中央には、図柄表示装置ユニットの裏面側の保護カバー9が配設されている。同保護カバー9に隣接してパチンコ機の電子的制御を行う制御装置ユニット10が配設されている。図柄表示装置ユニットの裏面側の保護カバー9の上方には賞球タンク11が配設されている。図2において賞球タンク11の右方には入出力基盤12が配設されている。入出力基盤12は電源電圧の入力ポートとなると共に内部負荷に対して電源を供給する電源回路が構成されている。入出力基盤12下方には賞球タンク11から流出する球を所定個数ごとにまとめて供給する球供給機構Pが配設されている。球供給機構Pの下方には入賞球を検出して賞球を供給する賞球供給機構Qが配設されている。賞球供給機構Qの左方にはハンドル部7の操作に応じて遊技球を打ち出す弾球機構Rが配設されている。
 次に、制御装置ユニット10について説明する。図3に示すように制御装置ユニット10は、基盤ボックス30の中に制御基盤32を収容したものである。基盤ボックス30は、基盤裏カバー34、基盤保護カバー36、コネクタカバー38とからなる。基盤ボックス30は、全体が透明な樹脂で形成されている。基盤裏カバー34と基盤保護カバー36との境界には封印シール39が貼付されている。制御基盤32は長方形板状に形成され、表面33側を基盤保護カバー36の背面側に向けて装着されている。制御基盤32の表面33側には、制御回路構成部材としてのロム用のチップ44、CPU45、トランス46、コンデンサ47等が配設されている。
 以下、ロム用のチップ44について詳述する。図4に示すように、ロム用のチップ44は、直方体状の本体49の両側に複数のL字状に折れ曲がった端子50が配設されたものである。図4において本体49の表面中央にはチップ44の製品型番51、製造メーカー名52、製造国名53が表記されている。製品型番51、製造メーカー名52、製造国名53の表記は、本体49の表面に直接塗料が付着されることによりなされている。本体49の表面下部には制御回路構成部材の入力内容に関する諸データとしての回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56が表記されている。回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56の表記は、本体49の表面に直接蛍光塗料が付着されることによりなされている。蛍光塗料には蛍光物質が含有されている。蛍光物質には亜鉛やカドミウムの硫化物や酸化物に、マンガンや銅などを添加したもの等があり、その種類により、反応して発光する光線、発光する色が異なることが一般に知られている。なお、ここでいう蛍光物質には、光を遮断した後に残光のないもののみならず、残光のあるものも含む。
 本発明の実施の形態である遊技機のロム用のチップ44の回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56の表記に使用された塗料は、通常光下では無色透明であり、ブラックライトによる紫外線(365nm)を照射すると緑色に発光するようになっている。蛍光塗料のロム用のチップ44の表面への付着は、透光性を有する紙シート上に蛍光塗料で回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56を裏返して印刷し、この印刷面を合成樹脂製の保護シートで覆ったシールを使用して行われる。使用方法は以下の通りである。
(1)シールの保護シートを剥がして、シール全体を水に浸す。
(2)ロム用のチップ44の本体49の表面下部に文字等の印刷面を裏側にして(印刷面が本体49の表面に接するようにして)シールを貼付する。
(3)紙シートを剥がすと、蛍光物質を含んだ塗料のみが本体49の表面に残り、貼付が完了する。
 次に、本実施の形態の遊技機の作用について説明する。本実施の形態のパチンコ機においては、透明の基盤ボックス20の内部に収容されている制御基盤32の表面に配置されたロム用チップ44の本体49の表面下部に表記されているチップ44の製品型番51、製造メーカー名52、製造国名53を通常光下で目視することが可能である。また、通常光下では、無色透明の蛍光塗料で表記された回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56は目視することができず、ブラックライトによる紫外線(365nm)を照射した場合のみ、蛍光塗料が緑色に発光し、目視することが可能となる。但し、蛍光塗料の厚みによる僅かな凹凸は生じるので、通常光下でも斜めから見たような場合には、陰影が生じて表記を目視することが可能となる。
 このように構成することにより本実施の形態の遊技機は以下のような効果を奏する。
・通常光下では、無色透明の蛍光塗料でロム用チップ44の表面に表記された回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56は目視することができないので、第三者はこれらの表記がされていることに気がつきにくい。従って、変造ロム用チップの表面に蛍光塗料を付着させてこれらの表記をする可能性が低く、紫外線の照射に反応して発光するか否かにより、正規のロム用チップ44が、変造ロム用チップに交換されているかを容易に判別できる。
・無色透明の蛍光塗料は、ブラックライトによる紫外線(365nm)の照射によってのみ発光するので、第三者が蛍光塗料による表記に気づいたとしても、変造ロム用チップの表面に正規のロム用チップ44に使用された蛍光塗料と同種の蛍光塗料を見つけることは非常に煩雑である。従って、変造ロム用チップの表面に正規のロム用チップ44に使用された蛍光塗料と同種の蛍光塗料を付着させて表記をすることは非常に困難となり、正規ロム用チップを変造ロム用チップに交換するという不正行為を抑制することができる。また、ブラックライトによる紫外線(365nm)の照射に反応して発光するか否かにより、正規のロム用チップ44が、変造ロム用チップに交換されているかを容易に判別できる。
 なお、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変更して具体化することも可能である。
・従来のチップ10のように、回路作成メーカー名、ゲーム内容、パチンコ機メーカー名は従来通りこれらを印刷したシールを貼付することにより表記し、無色透明の蛍光塗料はチップ表面の余白に塗布してもよい。正規のチップにシールが貼付されていないとチップを変造しようとする者に不審感を抱かせ、蛍光塗料が塗布されていることを見抜かれるおそれがあるが、この場合には、そのようなおそれがない。
・図5(a)に示すように、チップ60の表面に表示部61を設け、同表示部61に無色透明の蛍光塗料で数字62や記号等を表記し、パチンコ機毎に全て数字や記号が異なるようにしてもよい。正規のチップ60の表面の蛍光塗料による表記が第三者に見抜かれた場合には、偽造したチップを外見上正規のチップとそっくりにすることが可能となる。しかし、この場合には、パチンコ機毎に全て数字や記号が異なるので、変造チップ毎に異なる数字や記号を表記しなければならず、大量に変造チップを製造することが困難となり、不正行為を抑制することができる。
・図3に示すように、基盤ボックス30又は制御基盤32のいずれか、又は基盤ボックス30及び制御基盤32の両方に、表示部37、40を設け、同表示部37、40に無色透明の蛍光塗料を塗布して数字や記号等を表記してもよい。図5(a)に示すチップ60のように、その表面に無色透明の蛍光塗料で数字62や記号等を表記し、パチンコ機毎に全て数字や記号が異なるようにした場合には、チップが交換されていないか否かの点検の際にパチンコ機毎にその正規の数字や記号が何であるかを確認する必要が生じ、煩雑となる。しかし、この場合には、例えば、蛍光塗料による表示部37、40への表示を前記チップ表面に表記されたパチンコ機毎に異なる数字や記号と一致させておけば、変造チップに交換されたか否かの点検が容易となる。
・図5(b)に示すように、チップ70の表面に表記されたチップ70の製造メーカー名72、製品番号74、製造国名76に重ねて回路作成メーカー名78、ゲーム内容80、パチンコ機メーカー名82を無色透明の蛍光塗料で表記してもよい。
 従来のチップ10のように、回路作成メーカー名、ゲーム内容、パチンコ機メーカー名は従来通りこれらを印刷したシールは、チップの表面のチップの製造メーカー名、製品番号等の表記を覆い隠さないように貼付されるので、前記表記がチップ表面に大きくなされている場合には、シールの大きさが制約を受ける。この場合には、回路作成メーカー名78、ゲーム内容80、パチンコ機メーカー名82を無色透明の蛍光塗料で表記したので、通常光下ではチップ70の製造メーカー名72、製品番号74、製造国名76のみを目視できる。そして、ブラックライトによる紫外線(365nm)の照射によって、蛍光塗料で表記した回路作成メーカー名78、ゲーム内容80、パチンコ機メーカー名82のみが発光し、これらのみを目視することができる。従って、チップの表面のチップの製造メーカー名、製品番号等の表記が大きくなされていても回路作成メーカー名、ゲーム内容、パチンコ機メーカー名の表記に制約を受けない。
・チップ本体を蛍光物質を混入したセラミックで形成してもよい。この場合には、そのようなチップを特注品としておけば、第三者は正規のチップと同型のチップを入手できず、変造チップに交換した場合には、容易に交換が発覚する。
・蛍光塗料の付着は、回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56が刻印されたゴム印に蛍光塗料を付着させ、ロム用チップ44の表面に押圧することによって行ってもよい。
・従来のチップ20に使用されていたシール22の回路作成メーカー名、ゲーム内容、パチンコ機メーカー名の印刷を蛍光塗料(蛍光インキ)で行ってもよい。この場合は、不正を行おうとする者が蛍光塗料による印刷に気がつかず、偽造シールの印刷を通常の塗料(通常のインキ)で行うと、容易に不正が発覚する。
・回路作成メーカー名54、ゲーム内容55、パチンコ機メーカー名56を各々発光色の異なる蛍光塗料で表記してもよい。また、各々反応して発光する光線の種類や波長の異なる蛍光塗料で表記してもよい。この場合には、さらに変造ロム用チップを外見上正規のロム用チップとそっくりに偽造することが困難となる。
 本発明について上記実施の形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)前記制御回路構成部材の表面に表記される同制御回路構成部材の入力内容に関する諸データは、前記制御回路構成部材の表面に表記されている同制御回路構成部材に関する諸データに重ねて表記されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の遊技機。この発明によれば、請求項3又は請求項4に記載の発明の効果に加え、通常は前記制御回路構成部材の表面に表記されている同制御回路構成部材に関する諸データのみが目視され、紫外線又は所定の波長の紫外線の照射をすると前記制御回路構成部材の表面に表記される同制御回路構成部材の入力内容に関する諸データの表記が発光し、目視されるので、制御回路構成部材に関する諸データが同制御回路構成部材の表面に大きく表記されていても、同制御回路構成部材の入力内容に関する諸データの表記の大きさに制約を受けない。
(2)前記制御回路構成部材の表面上に付着させた蛍光物質により遊技機一台毎に異なる記号を表記したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。この発明によれば、請求項1〜4に記載の発明の効果に加え、蛍光物質による表記が変造チップを製造しようとする者に見抜かれたとしても、遊技機一台毎に全て記号が異なるので、変造した制御回路構成部材毎に異なる記号を表記しなければならず、大量に変造制御回路構成部材を製造することが困難となる。なお、上記「異なる記号」には、同一の記号であっても発光する色が異なるものも含む。
(3)前記制御基盤は基盤ボックス内に収容され、前記制御基盤又は前記基盤ボックスのいずれか、又は前記制御基盤及び前記基盤ボックスの両方の表面上に蛍光物質を付着させることにより前記制御回路構成部材の表面上に表記した記号と関連する記号を表記したことを特徴とする上記(2)に記載の遊技機。
 課題→大量に変造制御回路構成部材を製造することが困難で、変造チップへの交換がされたか否かの点検が容易な遊技機の提供。
 この発明によれば、上記(2)に記載の発明の効果に加え、前記チップ表面に表示されたパチンコ機毎に異なる数字や記号と関連する記号を、制御基盤又は基盤ボックスのいずれか、又は前記制御基盤及び前記基盤ボックスの両方に表記しておけば、変造チップに交換されたか否かの点検が容易となる。
本発明の実施の形態のパチンコ機の斜視図。 実施の形態のパチンコ機の背面図。 実施の形態のパチンコ機の制御装置ユニットの組付け状態を示す分解斜視図。 実施の形態のパチンコ機のロム用チップの正面図。 (a)実施の形態のパチンコ機の別例のロム用チップの正面図。(b)実施の形態のパチンコ機の別例のロム用チップの正面図。 (a)従来のパチンコ機のロム用チップの正面図。(b)同ロム用チップの底面図。
符号の説明
32…制御基盤、44…制御回路構成部材としてのロム用チップ、45…制御回路構成部材としてのCPU、46…制御回路構成部材としてのトランス、47…制御回路構成部材としてのコンデンサ、54…入力内容に関する諸データとしての回路作成メーカー名、55…入力内容に関する諸データとしてのゲーム内容、56…入力内容に関する諸データとしてのパチンコ機メーカー名。

Claims (4)

  1. 制御基盤に構成された制御回路からの信号に基づいて遊技内容の制御を行う遊技機において、
     前記制御基盤に配設された制御回路構成部材の表面上に蛍光物質を付着させたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御回路構成部材の表面上に付着させた蛍光物質により前記制御回路構成部材の入力内容に関する諸データを表記したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記蛍光物質は、無色透明であり、紫外線が照射されると発光することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記蛍光物質は、所定の波長の紫外線の照射によってのみ発光することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
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