JP2007152660A - 印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】当りくじの偽造が極めて困難であり、デザインが制約されず意匠性が良い隠蔽層付の印刷物を提供する。
【解決手段】被印刷材料と、その被印刷材料の表面に印刷した文字絵柄からなる情報層と、スクラッチにより除去されるまでは情報層を隠蔽する隠蔽層とを有する印刷物であって、情報層における当選情報については蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われ、情報層における非当選情報については非蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われているようにした印刷物。また、情報層と隠蔽層との間に、透明皮膜により被覆して情報層をスクラッチから保護する透明保護層を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は印刷物の技術分野に属する。特に、隠蔽層をコインや爪で擦ることによりその隠蔽層が剥がし取られ、隠蔽されていた「当り」「外れ」等の文字や、それに該当する数字や絵柄などの抽選情報を可視化させることができる隠蔽層(スクラッチ層)付の印刷物、いわゆるスクラッチカードのような印刷物に関する。
隠蔽層付印刷物においては、外れくじの一部分を切り取り、他の外れくじに貼り付けることで当りくじが偽造されるという問題がある。たとえば、「A」が3つ揃ったときに当選となるくじにおいて、外れくじの「A」の部分を切り取り、他の「A」が2つ揃っている外れくじに貼り付けることで「A」が3つ揃った当りくじを偽造できる。この対策として、一般的に、抽選データ部に地紋印刷を行う方法が用いられている。抽選データ部の場所ごとに地紋パターンが異なるため、切り貼りされたときには隣接部分において地紋パターンが不連続となり偽造物であると判定することができる。
しかし、印刷版を使用して地紋印刷を行うときには、一定の割合で同一パターンの地紋が存在してしまうため100%偽造を防止できるものではない。また、地紋印刷部が目視確認可能であるために偽造し得るものである。さらに、抽選データ部に地紋印刷を行うことにより、意匠性を損なうことになる、印刷物のデザインが制約されるという問題がある。一方、当選データ部分だけ色や書体を変えるなどの方法も提案されているが、当り外れの差異が目視で容易に判別できるため偽造し得るものである(特許文献1)。
特開2004−255687
本発明は上記の問題を解決するために成されたものである。その目的は、当りくじの偽造が極めて困難であり、デザインが制約されず意匠性が良い隠蔽層付の印刷物を提供することにある。
本発明の請求項1に係る印刷物は、被印刷材料と、その被印刷材料の表面に印刷した文字絵柄からなる情報層と、スクラッチにより除去されるまでは前記情報層を隠蔽する隠蔽層とを有する印刷物であって、前記情報層における当選情報については蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われ、前期情報層における非当選情報については非蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われているようにしたものである。
また本発明の請求項2に係る印刷物は、請求項1に係る印刷物において、前記情報層と前記隠蔽層との間に、透明皮膜により被覆して前記情報層をスクラッチから保護する透明保護層を有するようにしたものである。
本発明の請求項1に係る印刷物によれば、情報層と隠蔽層とを有する印刷物の情報層における当選情報については蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われ、情報層における非当選情報については非蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われている。すなわち、正規の(本物の)当りくじである場合には、蓄光により当選情報(たとえば「A」が3つ)の全体が暗所で発光するのに対して、切り貼りにより偽造したくじである場合には当選情報が暗所で発光しないため簡単に偽造判定が可能である。また見た目には当りくじと外れくじの差異が判り難く、印刷物におけるデザインの自由度が高い。したがって、当りくじの偽造が極めて困難であり、デザインが制約されず意匠性が良い隠蔽層付の印刷物が提供される。
また本発明の請求項2に係る印刷物によれば、情報層と隠蔽層との間の透明保護層は透明皮膜により情報層を被覆しスクラッチから保護する。したがって、スクラッチにより隠蔽層を破壊したときにおいても情報層に印刷されている情報は破壊されない。
次に、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。本発明の印刷物における構成の一例を断面図として図1に示す。図1において、1は用紙、2a,2b,2cは当選情報(蓄光インキ)、3a,3bは非当選情報(普通インキ)、4は透明保護層、5は隠蔽層である。
用紙1は本発明の層構成を有する印刷物における基材となる部分である。用紙1は通常の上質紙、コート紙等の印刷用紙に限定されるものではない。人造紙、プラスチックフィルム、不織布、等の印刷適正、塗布適正を有する材料であれば通常の印刷用紙以外の材料であっても使用することができる。
当選情報2a,2b,2cは文字記号、その他の絵柄図形を用紙1に印刷することによって当選を示す情報である。図1に示す一例においては、当選情報は2a,2b,2cの3箇所に分かれているが、1箇所であってもよいし、もっと多数箇所であってもよい。たとえば、3箇所に分かれている一例としては「7」「7」「7」、「A」「A」「A」、「☆」「☆」「☆」等である。また、1箇所の一例としては、「一等賞」、「当り」、「○」、等である。
当選情報2a,2b,2cは普通インキを使用して用紙1に印刷するのではなく、蓄光インキを使用して用紙1に印刷が行われている。蓄光インキを使用する印刷方式については特に限定はない。しかし、蓄光インキにおいて蓄光作用を有する材料すなわち蓄光顔料である蛍光体粒子の直径(粒径が5〜20μm程度)が大きいこと、比較的厚く層形成(たとえば100μm)することで高い輝度が得られることからスクリーン印刷が優れている。蓄光インキとしては従来から周知のものを使用することができる。たとえば、特開2002−19256にはその一例が示されている。
蓄光インキに使用する蓄光顔料としては、古くから知られているZnS/Cu(硫化亜鉛銅蛍光体)、またはZnCdS/Cu、CaS/Bi、CaSrS/Bi、等を使用することができる。また、最近多用されるようになった高輝度長残光性のアミン酸塩蛍光体、たとえばSrAl2O4/Eu,Dy(アミン酸ストロンチウム蛍光体)は好適に使用することができる。
蓄光インキに使用する着色顔料としては、各色の無機顔料や有機顔料を使用することができ特に限定されない。しかし、着色顔料は光を吸収する材料である。着色顔料による光の吸収は蓄光顔料を光で励起することを阻害する。また、蓄光顔料が発する光を着色顔料が吸収して弱めることになる。したがって、着色顔料が光を吸収し過ぎないように、使用する材料の種類や配合比率について注意を必要とする。
蓄光インキについては、周知であるからこれ以上の詳細な説明は省略する。
非当選情報(普通インキ)3a,3bは当選を示す情報を除いた情報であって、文字記号、その他の絵柄図形を普通インキを使用して用紙1に印刷した情報である。図1に示す一例においては、非当選情報は3a,3bの2箇所に分かれているが、この箇所であってもよいし、もっと別の箇所であってもよく、箇所の数も限定されない。
透明保護層4は印刷された当選情報2a,2b,2cと非当選情報3a,3bスクラッチにより簡単に破壊されないように保護するための保護層である。また、透明保護層の上に形成する隠蔽層5の剥離を容易にするための剥離層でもある。透明保護層4はそれら印刷情報の上に透明で耐摩耗性と剥離性に優れるOPニス(オーバープリントニス)を印刷することによって安価に形成することができる。また、樹脂フィルムを貼り付けて形成してもよい。透明保護層4を形成するOPニス、樹脂フィルム等における樹脂材料としては、耐摩擦性、耐薬品性、透明性、硬度等に優れた種々の樹脂、例えば、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、それらのシリコーン変性樹脂、およびそれらの混合物等を使用することができる。
隠蔽層5は透明保護層4の表面に形成され、スクラッチにより除去されるまでは当選情報2a,2b,2cと非当選情報3a,3bを隠蔽し外部から視認することができないようにするための隠蔽層である。隠蔽層5は隠蔽剤と結合剤から構成される。隠蔽剤としては、特に限定はないが、多くの場合において隠蔽性が優れているためアルミニウム粉が使用される。また結合剤としては、特に限定はないが、ゴム系の結合剤を使用すると好適である。ゴム系の結合剤を使用した隠蔽層は、コインを使用する等によりスクラッチした部分だけが破壊し容易に剥離除去することができ、その周辺に破壊や汚れが広がらない性質を有している。
以上の構成において、次に本発明の印刷物における作用効果について図を参照して説明する。正規の(本物の)当選くじにおける作用効果の説明図を図2に示す。また偽造した当選くじにおける作用効果の説明図を図3に示す。図2、図3において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
図2(A)は明環境下(照明屋内、白昼屋外、等)における正規の当選くじを示している。当選くじとは本発明の印刷物において隠蔽層5をスクラッチして取り除いたところ当選くじであった印刷物のことである。図2(A)に示すように、情報層には「ABACA」という情報が印刷されている。その情報のうちで当選情報は2aと2bと2cの3つの「A」である。また非当選情報は3aの「B」と3bの「C」の2つである。図2(A)に示す明環境下における正規の当選くじにおいては、当選情報と非当選情報とは見た目に大差なく容易に区別することはできない。
図2(B)は暗環境下(暗箱、暗室、等)における正規の当選くじを示している。当然ながら、図2(A)と同様であって図2(B)においても、情報層には「ABACA」という情報が印刷されている。その情報のうちで当選情報は2aと2bと2cの3つの「A」である。また非当選情報は3aの「B」と3bの2つの「C」である。しかし、図2(B)に示す暗環境下における正規の当選くじにおいては、当選情報と非当選情報とは見た目に大差があって明らかに区別することができる。
当選情報である2aと2bと2cの3つの「A」は、蓄光インキを使用して印刷した情報である。したがって、蓄光インキの発光作用により暗環境下においても当選情報を容易に読み取ることができる。また、当選情報の色調は暗環境下と明環境下とでは明らかに相違する。一方、非当選情報である3aの「B」と3bの「C」の2つは、普通インキを使用して印刷した情報である。したがって暗環境下においては非当選情報を読み取ることができないか、読み取ることが困難である。
図3(A)は明環境下における偽造した当選くじを示している。偽造した当選くじとは本発明の印刷物において隠蔽層5をスクラッチして取り除いたところ非当選くじであった複数の印刷物から切り貼りする等により当選くじのように偽造した印刷物のことである。図3(A)に示すように、情報層には「ABACA」という情報が印刷されている。その情報のうちで偽造した当選情報は2aと2bと2cの3つの「A」である。2aと2bの「A」と2cの「A」(切貼)とは別々の非当選くじにおける「A」である。また非当選情報は3aの「B」と3bの「C」の2つである。図3(A)に示す明環境下における正規の当選くじにおいては、当選情報と非当選情報とは見た目に同様であって容易に区別することはできない。
図3(B)は暗環境下における偽造した当選くじを示している。当然ながら、図3(A)と同様であって図3(B)においても、情報層には「ABACA」という情報が印刷されている。その情報のうちで偽造した当選情報は2aと2bと2cの3つの「A」である。また非当選情報は3aの「B」と3bの2つの「C」である。このとき、図3(B)に示す暗環境下における偽造した当選くじにおいても、暗い分だけ見難くなるものの当選情報と非当選情報とは見た目に同様であって容易に区別することができない。
偽造した当選情報である2aと2bと2cの3つの「A」は、普通インキを使用して印刷した情報である。したがって、明環境下における色調と暗環境下における色調は明るさの差異だけである。一方、非当選情報である3aの「B」と3bの「C」の2つについても、普通インキを使用して印刷した情報である。したがって暗環境下における色調と明環境下における色調は明るさの差異だけである。
以上をまとめると、正規の当選くじであるときには暗環境下においても蓄光インキの発光作用により当選情報を容易に読み取ることができるから正規の当選くじであることが証明される。一方、偽造した当選くじであるときには暗環境下において当選情報は暗い分だけ見難くなるから偽造した当選くじであることが露呈する。このようにして、正規の当選くじであるか、偽造した当選くじであるかを容易に判定することができる。
本発明の印刷物における構成の一例を断面図として示す図である。 正規の(本物の)当選くじにおける作用効果の説明図である。 偽造した当選くじにおける作用効果の説明図である。
符号の説明
1 用紙
2a,2b,2c 当選情報(蓄光インキ)
3a,3b 非当選情報(普通インキ)
4 透明保護層
5 隠蔽層







Claims (2)

  1. 被印刷材料と、その被印刷材料の表面に印刷した文字絵柄からなる情報層と、スクラッチにより除去されるまでは前記情報層を隠蔽する隠蔽層とを有する印刷物であって、前記情報層における当選情報については蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われ、前期情報層における非当選情報については非蓄光材料を含有するインキを使用して印刷が行われていることを特徴とする印刷物。
  2. 請求項1記載の印刷物において、前記情報層と前記隠蔽層との間に、透明皮膜により被覆して前記情報層をスクラッチから保護する透明保護層を有することを特徴とする印刷物。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013136791A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 パナソニック株式会社 対象物検証装置、対象物検証プログラム、及び対象物検証方法

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