JP2004000728A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 研磨装置の点検、調整、交換の作業が容易に行え、環境上も問題のない研磨装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】 回収口34の上部に球磨き装置36が配置されている。球磨き装置36は軸に回動部材45A,45Bを介してスポンジ47A,47Bを装着し、回動部材押さえ具49をネジで軸に固定したものである。T1,T2,T3は、いずれも遊技球Bの直径Uよりも小であるので、回収口34に回収される遊技球Bは全てスポンジ47A,47Bのどちらかと接触し、その表面に付着していた異物が除去される。
【選択図】    図5

Description

 この発明は、パチンコ遊技機等に利用される遊技媒体である遊技球に付着した汚れを除去する装置を備えた遊技機に関する。
 従来の遊技機において、遊技球に付着した異物を除去する装置を備えたものには、例えば特開平9−192333号に示す遊技機がある。この遊技機では、盤面の裏側に設けられた遊技球の通路に研磨装置を配置し、遊技球の移動に伴い、遊技球が研磨部材に当接することにより遊技球に付着している異物を除去するようにしていた。研磨装置は録音用のカセットテープのように、ケース内に一対の軸を配置し、同軸にリールを装着し、一方のリールから他方のリールにテープ状の研磨部材が巻き取られるようにしたものである。研磨装置は研磨部材が露出している部分が遊技球の通路に面するように装着され、遊技球が移動する際に研磨部材に接触することにより遊技球に付着している異物が除去されるようになっている。研磨部材の研磨能力が落ちるとリールが回転し、新たなテープ面が露出する。
 しかし、前記従来の遊技機においては、研磨装置を遊技盤の裏側に配置せざるを得ず、研磨装置の点検、調整、交換の作業は、一台ずつ前枠を外枠に対して回動させて遊技盤の裏側を作業者の側に向けた上で行わう必要があり、その作業は煩雑なものであった。また、研磨装置の交換はケース単位でなされ、使用済の研磨装置はケースごと廃棄処分がなされるため、環境上も問題があった。
 この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、研磨装置の点検、調整、交換の作業が容易に行え、環境上も問題のない研磨装置を備えた遊技機を提供することにある。
 上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ほぼ垂直に配置された遊技盤と遊技球を弾く弾球手段とを有し、少なくとも同遊技盤面には同弾球手段により弾かれて上方から落下する遊技球を受ける入賞口と入賞口に入賞しなかった非入賞球を回収するための回収口を設けた遊技機において、前記遊技盤面の回収口の近傍に遊技球に付着した異物を除去する異物除去手段を設け、前記回収口へ収容される全ての遊技球に前記異物除去手段と接触して異物除去処理が施されるようにしたことをその要旨とする。上記の構成によれば、遊技盤面上を移動する遊技球のうち異物除去手段と接触した遊技球は、異物除去処理が施される。また、上記の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記異物除去手段を、前記遊技盤面に設けられた回収口の近傍に設け、前記回収口へ収容される遊技球に前記異物除去手段と接触して異物除去処理が施されるようにしたことをその要旨とする。上記の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、回収口へ収容される遊技球は異物除去手段と接触して異物除去処理が施される。また、上記の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、前記異物除去手段と干渉する遊技球を検出する検出手段と、同検出手段による遊技球の検出数が所定数に達するとそのことを報知する報知手段を設けたことをその要旨とする。上記の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、異物除去手段と干渉する遊技球が検出され、同検出手段による遊技球の検出数が所定数に達するとそのことが報知される。
 請求項1に記載の発明では、遊技盤面に異物除去手段を設けたので、遊技盤の背面を作業者側に向けなくとも、異物除去手段の点検、調整、交換の作業が容易にできる。請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明の効果に加え、非入賞球は全て回収口に入口するので、回収口近傍に設けられた異物除去手段と接触する可能性が高く、効果的に遊技球に付着した異物を除去することができる。請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、異物除去手段と干渉する遊技球が検出され、同検出手段による遊技球の検出数が所定数に達するとそのことが報知されるので、所定数を異物除去手段の除去能力が劣化する数としておけば、異物除去手段の交換時期を容易に知ることができ、点検作業が簡略化できる。
 以下、本発明の実施の形態である遊技機(第1種始動口付きパチンコ機、以下単にパチンコ機という)を説明する。図1に示すように、外枠1には前枠2が回動軸を中心に回動可能に装着されている。同図1では前枠2は閉じた状態にある。前枠2には図示しない遊技盤、ガラス枠4、上皿5、下皿6、ハンドル部7等が装着されている。ガラス枠4は、前枠2に回動軸を中心に回動可能に装着されている。上皿5の側方であって前枠2内部にはスピーカ8が埋設されている。スピーカ8は遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を音声にて報知する。前枠2内部には各種機構部が配設されている。
 次に遊技盤3の遊技面上の構成について説明する。
 図2に示すように、遊技盤3の中央には第1の可変表示装置たる特別図柄表示装置(以下単に表示装置という)15が組み込まれている。表示装置15は液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示画面15aを備えている。表示画面15aの図柄変動は遊技球が第1種始動口18へ入賞することで開始する。表示装置15の上部には普通図柄表示装置16が併設されている。普通図柄表示装置16は発光ダイオード(LED)よりなる4つの保留ランプ16a〜16dとLEDよりなるセグメント表示部17とを有している。
 表示装置15の下方には第1種始動口18が配置されている。第1種始動口18には球検出手段たる近接スイッチ18aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。第1種始動口18の入り口には一対の開閉羽根19が併設されており、遊技球を案内する開放位置と、第1種始動口18内に遊技球が入りにくくなる閉塞位置を採りうる。第1種始動口18への入賞に基づいて前記表示装置15が作動される。開閉羽根19は遊技盤3の裏面側に配設されたソレノイド19aによって駆動される。
 表示装置15の両側方には一対の通過ゲート20が配置されている。同ゲート20には遊技球の通過を検出する球検出手段たる近接スイッチ20aが併設されている(ゲート20内)。通過ゲート20を遊技球が通過すると前記普通図柄表示装置16が作動する。通過ゲート20の下方には一対の普通入賞口22が配置されている。普通入賞口22には、球検出手段たる近接スイッチ22aが併設されている(遊技盤3の裏面側)。表示装置15の上部の両側には風車24a,24bが、下部の両側には風車24c,24dが配置されている。遊技盤3上には遊技面を包囲するように電光装飾部26が配置されている。電光装飾部26は透明又は半透明のプラスチック製のパネルであって、パネルの裏面にLEDよりなる装飾ランプ26aが所定間隔で配置されている。
 前記第1種始動口18の下方には下部パネル28が配置されている。図3に示すように、下部パネル28には大入賞口30,普通入賞口32,回収口34,異物除去手段としての球磨き装置36,レール38が設けられている。大入賞口30は前記パネル28の上部中央に配置され、常時はシャッタ41が閉塞されており、前記表示装置15が作動されて特別遊技状態となると開放される。シャッタ41は遊技盤3の裏面側に配設されたソレノイド41aによって駆動される。また、大入賞口30へ入賞する遊技球全体を検出する球検出手段たる近接スイッチ30aが併設されている。一対の普通入賞口32は大入賞口30の両側に配置されている。普通入賞口32には、球検出手段たる近接スイッチ32aが併設されている(下部パネル28の裏面側)。回収口34は、下部パネル28の下部中央に配置されている。回収口34は下部パネル28に長円形の孔を形成したものである。球磨き装置36は回収口34の直上に配置されている。
 以下、球磨き装置36について詳述する。図3〜図5に示すように、球磨き装置36は、軸43A,43B,回動部材45A,45B,異物除去部材としてのスポンジ47A,47B,回動部材押さえ具49,ネジ51とにより構成されている。軸43A,43Bは、下部パネル28の回収口34の直上に一定の間隔で突設されている。軸43A,43Bは、円筒状に形成され一方の端部44の径が大きく形成されている。同端部44の外周面には、ネジ溝44aが形成されている。下部パネル28には、回収口34の直上に一定の間隔で一対の孔29が形成され、同孔29の内周面にはネジ溝29aが形成されている。図5(b)に示すように、軸43A,43Bは、前記孔29の周縁のネジ溝29aに前記ネジ溝44aが螺合されて、前記孔29に固定されている。孔29の周縁部には2段状のワッシャ42が形成されている。軸43A,43Bの内周面にはネジ51を装着するためのネジ溝43aが形成されている。回動部材45A,45Bは、軸43A,43Bに回動可能に装着されている。回動部材45A,45Bは円筒状に形成され、その外周面には外形が正8角形板状のずれ防止環45aが形成されている。スポンジ47A,47Bは円筒状に形成され、回動部材45A,45Bに外嵌されている。前記ずれ防止環45aはスポンジ47A,47Bの当接部分を押圧している。回動部材押さえ具49は、ネジ51により軸43A,43Bに固定されている。回動部材押さえ具49には、一対の切欠部49aが形成されている。ネジ51は、同切欠部49aを介して軸43A,43Bのネジ溝43aに螺着されている。間隔T1(スポンジ47A,47B間)、間隔T2(スポンジ47Aとレール間)、間隔T3(スポンジ47Bとレール間)と遊技球Bの直径Uとは、
           T1,T2,T3<U
の関係にあることが望ましい。遊技球Bの重量によりスポンジ47A,47Bが凹み、遊技球Bの通過は阻害されない。但し、T1,T2,T3があまりに狭いと、遊技球Bが通過できないので前もって調整をする必要がある。T1は両側がスポンジであるので、T2,T3より狭くても遊技球の通過が可能である。レール38は、下部パネル28の下端縁に沿って形成されている。
 次に、本実施の形態の遊技機の作用について説明する。
 図4に示すように、本実施の形態のパチンコ機においては、第1種始動口18,普通入賞口22,普通入賞口32,大入賞口30に入賞した遊技球以外の遊技球(非入賞球)は全て回収口34に入口する。従って非入賞球Bは、全て球磨き装置36のスポンジ47A,47Bの両方又はいずれかと接触し、球面に付着した異物が除去される。ここで異物とは、遊技球自体以外の全ての物質をいい、遊技球自体が発生する錆をも含む概念である。これらの異物には、例えば前記錆の外、遊技釘から発生する金属粉、プラスチック粉、ほこり等がある。図5(a)に示すように、軌跡Pで回収口34に入口する遊技球Bは、スポンジ47A,47Bの両方と接触し、スポンジ47Aを回動部材45Aごと時計回り方向に、スポンジ47Bを回動部材45Bごと反時計回り方向に回動させながら落下した後、回収口34に入口する。軌跡Qで回収口34に入口する遊技球Bは、スポンジ47Bと接触し、スポンジ47Bを回動部材45Bごと時計回り方向に回動させて回収口34に入口する。軌跡Rで回収口34に入口する遊技球Bは、スポンジ47Aと接触し、スポンジ47Aを回動部材45Aごと反時計回り方向に回動させて回収口34に入口する。いずれの方向から回収口34に入口してもスポンジ47A又は47Bによって遊技球Bの上記異物が除去される。下部パネル28の軸43A,43Bの嵌着部分の周縁には2段状のワッシャ42が形成されているので、回動部材45A,45B,スポンジ47A,47Bは盤面3aとは接触せず、回動は円滑に行われる。スポンジ47A,47Bは、回動部材45A,45Bのずれ防止環45aにより当接部分が押圧されているので遊技球Bが接触しても回動部材45A,45Bに対しての装着位置が移動することはない。
 スポンジ47A,47Bが多数の遊技球と接触し、スポンジ47A,47Bに異物が付着し、異物除去能力が低下した場合にはスポンジ47A,47Bを交換する。スポンジ47A,47Bの交換は、以下のようにして行う。(1)ネジ51を少し緩め、回動部材押さえ具49を上方から取り外す。(2)軸43A,43Bから回動部材45A,45Bごと取り外す。(3)回動部材45A,45Bから異物除去能力が低下したスポンジ47A,47Bを取り外し、新しいスポンジ47A,47Bを回動部材45A,45Bに装着する。(4)新しいスポンジ47A,47Bを装着した回動部材45A,45Bを再び軸43A,43Bに装着する。(5)回動部材押さえ具49を一対の切欠部49aをネジ51のネジ棒に嵌めることにより装着する。(6)ネジ51を締めて回動部材押さえ具49を軸43A,43Bに固定する。
 このように構成することにより本実施の形態の遊技機は以下のような効果を奏する。
(1)盤面3aに球磨き装置36を設けたので、外枠1に対して前枠2を回動させて遊技盤3の背面を作業者側に向けなくとも、ガラス枠4を外すだけで、球磨き装置36の点検、調整、交換の作業が容易にできる。
(2)入賞しなかった遊技球は全て回収口34に入口し、回収口34に入口する遊技球は全て球磨き装置36のスポンジ47A,47Bと接触するので、効果的に遊技球に付着した異物を除去することができる。
(3)球磨き装置36は、軸43A,43B,回動部材45A,45B,スポンジ47A,47B,回動部材押さえ具49,ネジ51とからなるので小型化が可能であり、盤面3aに設けても外観上違和感がない。
(4)スポンジ47A,47Bは回動部材45A,45Bに脱着可能に装着されているので、スポンジ47A,47Bのみの交換が可能となる。
(5)スポンジ47A,47Bは回動部材45A,45Bを介して、軸43A,43Bに対して回動可能に装着されているので、遊技球Bがスポンジ47A,47Bと接触すると回動部材45A,45Bごとスポンジ47A,47Bも回動し、遊技球Bの落下を妨げない。また、スポンジ47A,47Bの遊技球Bと接触する部位が変化するため、スポンジ47A,47Bの外周面全体が万遍なく遊技球Bと接触することとなり、スポンジ47A,47Bの使用期間を長くすることができる。
(6)回動部材押さえ具49には、一対の切欠部49aが設けられているのでネジ51を少し緩めるだけで回動部材押さえ具49を取り外すことができ、ネジ51を軸43A,43Bから取り外さなくても回動部材45A,45Bを軸43A,43Bから取り外すことができる。従って、スポンジ47A,47Bの交換作業が簡単にできる。
(7)回動部材45A,45Bにはずれ防止環45aが形成されているので、スポンジ47A,47Bが遊技球Bと接触しても回動部材45A,45Bに対する装着位置がずれることはない。
 なお、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変更して具体化することも可能である。
・球磨き装置36の軸43A,43Bに直接スポンジ47A,47Bを装着してもよい。この場合には、軸43A,43Bの径を大きくするか、スポンジ47A,47Bの孔の径を小さくしてスポンジ47A,47Bが容易に軸43A,43Bから抜けないようにする必要がある。このようにした場合、遊技球Bがスポンジ47A,47Bに接触してもスポンジ47A,47Bが回動しないため、遊技球Bの落下を妨げる可能性がある。しかし、スポンジ47A,47Bは弾性部材であることから、前記T1,T2,T3を若干Uに近づければ支障は生じない。また、遊技球Bがスポンジ47A,47Bに接触する部位が固定化するため、同接触する部位のみの異物除去能力が早期に劣化する。従って、点検等によりスポンジ47A,47Bの軸43A,43Bに対する装着位置を変化させる必要がある。
 ・図6(a)〜(e)に示す球磨き装置60のように、基板62に軸64A,64Bを固定し、基板62を下部パネル28又は盤面3aに装着するようにしてもよい。球磨き装置60は、基板62、軸64A,64B、回動部材66A,66B、スポンジ68A,68B、回動部材押さえ具70,ネジ72、検出手段としての球検出器(近接センサ)74,基板76,報知手段としてのLED78とからなる。基板62には一対の孔63が一定の間隔で形成され、同孔63の内周面にはネジ溝63aが形成されている。基板62の両端にはネジで下部パネル28に固定するためのネジ孔62aが形成され、周縁部62bは斜めに面取りされている。孔63の周縁部には2段状のワッシャ65が形成されている。基板62は透光性を有するプラスチックで形成されている。軸64A,64Bは、円筒状に形成され一方の端部67の径が大きく形成されている。軸64A,64Bの同端部67の外周面には、ネジ溝67aが形成されている。軸64A,64Bは、前記孔63の周縁のネジ溝63aに前記ネジ溝67aを螺合させることにより、前記孔63に固定されている。軸64A,64Bにはネジ72を装着するためのネジ溝64aが形成されている。回動部材66A,66Bは、軸64A,64Bに回動可能に装着されている。回動部材66A,66Bは円筒状に形成され、その外周面には外形が正8角形板状のずれ防止環66aが形成されている。スポンジ68A,68Bは円筒状に形成され、回動部材66A,66Bに外嵌されている。スポンジ68A,68Bは、装着状態において前記ずれ防止環66aにより当接部分が圧接されている。回動部材押さえ具70は、ネジ72により軸64A,64Bに固定されている。回動部材押さえ具70には、一対の切欠部70aが形成されている。ネジ72は、同切欠部70aを介して軸64A,64Bのネジ孔64aに螺着されている。基板62の背面側には、一対の固定棒80,82が延出されている。固定棒80,82にはネジ孔80a,82aが形成されている。固定棒80,82には基板76が固定されている。基板76には一対の孔76a,76bが形成され、同孔76a,76bにネジ84が挿通され、前記ネジ孔80a,82aに螺着されている。基板76の中央には球検出器74が装着されている。球検出器74は近接センサからなる。球検出器74の両側にはLED78が装着されている。球検出器74は、スポンジ68A,68B間を通過する遊技球Bを検出し、その検出信号は図示しない制御装置に送信されるようになっている。検出数が所定数に達すると制御装置からの信号によりLED78に電力が供給され、LED78が点灯するようになっている。
 球磨き装置60は、下部パネル28の回収口34の直上に形成された孔28aを覆うように装着され、基板62の背面側に設けられた固定棒80,82,球検出器74,LED78,基板76は下部パネル28の裏面側に位置している。スポンジ68A,68B間、スポンジ68Aとレール38間、スポンジ68Bとレール38間と遊技球Bの直径Uとの関係は、球磨き装置36と同様である。この球磨き装置60を装着した場合は、球検出器74により、スポンジ68A,68B間を通過する遊技球Bが検出され、その検出数が所定数に達するとLED78が点灯するので、所定数をスポンジ68A,68Bの異物除去能力が低下し交換が必要となる数とすれば、スポンジ68A,68Bの交換時期を容易に知ることができる。所定数は経験的に算出することが可能である。尚、球検出器74により検出される遊技球はスポンジ68A,68B間を通過するものだけであるため、スポンジ68Aとレール38間、スポンジ68Bとレール38間を通過する遊技球は検出されない。しかし、スポンジ68A,68B間、スポンジ68Aとレール38間、スポンジ68Bとレール38間を通過する遊技球の割合は経験的に算出できるため、その割合に基づいて前記所定数を決定すれば支障は生じない。この球磨き装置60を装着した場合も前記(1)〜(7)と同様の効果が得られる。
 ・図7(a)〜(d)に示す球磨き装置90を下部パネル28又は盤面3aに装着するようにしてもよい。球磨き装置90は、軸等を単体としたものであり、基板92,軸94,回動部材96,スポンジ98,回動部材押さえ具100,ネジ102とからなる。基板92は菱形状に形成され、中央には軸を固定するための孔93が形成されている。孔93の内周面にはネジ溝93aが形成されている。孔93の周縁部には2段状のワッシャ95が形成されている。基板92の両端には下部パネル28又は盤面3aにネジで固定するためのネジ孔92bが形成されており、周縁部92cは斜めに面取りされている。軸94は、円筒状に形成され一方の端部97の径が大きく形成されている。軸94の同端部97の外周面には、ネジ溝97aが形成されている。軸94は、前記孔93の周縁のネジ溝93aに前記ネジ溝97aを螺合させることにより、前記孔93に固定されている。軸94にはネジ102を装着するためのネジ孔94aが形成されている。回動部材96は、軸94に回動可能に装着されている。回動部材96は円筒状に形成され、その外周面には外形が正8角形板状のずれ防止環96aが形成されている。スポンジ98は円筒状に形成され、回動部材96に外嵌されている。スポンジ98は、装着状態において前記ずれ防止環96aにより当接部分が圧接されている。回動部材押さえ具100は、ネジ102により軸94に固定されている。回動部材押さえ具100には、切欠部100aが形成されている。ネジ102は、同切欠部100aを介して軸94のネジ孔94aに螺着されている。球磨き装置90は、外レール9と内レール38との間の出口付近(図2におけるPの位置)に装着されている。スポンジ98と外レール9間T4と遊技球Bの直径Uとは、
             T4<U
の関係にあることが望ましい。前記球磨き装置36の場合と同様、T4があまりに狭いと遊技球Bが通過できないので、前もって調整する必要がある。この場合には、遊技者により発射され、遊技盤面3aに導かれる遊技球は全てスポンジ98に接触するので効果的に遊技球Bに付着した異物を除去できる。また、この球磨き装置90を装着した場合も前記(1),(3)〜(7)と同様効果が得られる。
 ・図8(a)〜(d)に示す球磨き装置110を下部パネル28又は盤面3aに装着するようにしてもよい。球磨き装置110は、球磨き装置90と同様、軸等を単体としたものであり、基板112,スポンジ取付軸114,スポンジ116,モータ118,ネジ120とからなる。基板112は菱形形状に形成され、中央に軸通し用の孔122が形成され、同孔122の周縁部にはワッシャ113が形成されている。基板112の両端には、ネジで下部パネル又は盤面3aに固定するための孔124が形成されている。前記ワッシャ113の外側にはモータ118をネジ120で基板112に固定するための一対の孔126が形成されている。基板112の周縁部112aは斜めに面取りされている。基板112の背面側には孔126に対応する位置に一対の固定棒128が設けられている。孔126は固定棒128を貫いて形成されている。モータ118のボディ130には一対のネジ孔132が形成されている。モータ118は、ネジ120が孔126を貫通してネジ孔132に螺着されることにより、基板112に固定されている。モータ軸134は先端が切り欠かれ、半円柱状に形成されている。スポンジ取付軸114はモータ軸134に嵌着されている。スポンジ取付軸114には、前記モータ軸134に対応する孔114aが形成され、モータ軸134に対して回動不能である。スポンジ取付軸114はほぼ有底円筒状に形成され、その外周面には外形が正8角形板状のずれ防止環114bが形成されている。スポンジ116は円筒状に形成され、スポンジ取付軸114に外嵌されている。スポンジ116は、装着状態において前記ずれ防止環114bにより当接部分が圧接されている。球磨き装置110は、球磨き装置90と同様の位置に装着されている。
 この場合には、モータ軸134が回転するとスポンジ取付軸114も回転し、それに応じてスポンジ116も回転する。従って、遊技球Bがスポンジ116と接触するとスポンジ116のうち遊技球Bと接触する面積が多くなり、一回の接触で球磨き装置36,60,90と比較してより多くの異物を除去できる。また、この球磨き装置110を装着した場合も前記球磨き装置90と同様の効果が得られる。
 ・図9(a)(b)に示す球磨き装置140を回収口34の直上に装着するようにしてもよい。球磨き装置140は、取り付け腕142A,142B,ブラシ144A,144B,ネット146,異物収容棚148とからなる。取り付け腕142A,142Bは、その一端が下部パネル28に形成された孔29に嵌着されることにより、下部パネル28に突設して設けられている。取り付け腕142A,142Bは円柱状に形成され、長手方向に十字状のスリット142aが形成されている。ブラシ144A,144Bは、前記スリット142aに対応する十字状の基体150に、刷毛152が装着されたものである。刷毛152は、ナイロンからなり、ブラシ144Aについては下部と右部に、ブラシ144Bについては下部と左部に装着されている。ブラシ144A,144Bは、基体150が前記スリット142aに嵌合されることにより、取り付け腕142A,142Bに装着されている。レール38の回収口34の手前部分には棚収容部38aが形成されている。棚収容部38aの端部には、ネット146を装着するための段差38bが形成されている。棚収容部38aの底面には孔38cが形成されている。棚収容部38には、箱状に形成された異物収容棚148が載置されている。異物収容棚148の前面には凹部148aが形成されている。前記段差38bには、ネット146が装着されている。
 この球磨き装置140を装着した場合には、遊技球Bに付着していた異物はブラシ144A,144Bにより除去され、ブラシ144A,144Bに付着せず、下方に下降する。従って、ブラシ144A,144Bの異物除去能力はほとんど低下せず、交換はほとんど必要がない。下降した異物はネット146のすきまを通過してさらに下降し、異物収容棚148内に堆積する。異物収容棚148内に堆積した異物が一定量に達したら、異物収容棚148を棚収容部38から取り出し、異物を廃棄し、空になった異物収容棚148を再び棚収容部38に載置すればよい。この球磨き装置140を装着した場合には前記(1)(2)と同様の効果も奏する。異物収容棚148を取り出す際には棚収容部38aの底面の孔38cに指を入れて異物収容棚148を押し出せばよい。
 ・球磨き装置36,60,90,110は、盤面3aや下部パネル28上だけでなく、遊技盤3の背面側に設けられた遊技球の通路に設けてもよい。球磨き装置60を回収口34から僅かに内側に入った通路に設けた場合には、回収口34に回収された遊技球が全て検出され、スポンジ68A,68Bの交換時期の算出がより確実となる。
 本発明について上記実施の形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)前記異物除去手段は、軸と同軸の周面を被覆する異物除去部材とからなり、前記遊技球は同異物除去部材と接触して異物除去処理が施される請求項1又は請求項2に記載の遊技機。上記の発明では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、異物除去手段は、軸と同軸の周面を被覆する異物除去部材とからなるので、小型化が可能であり、盤上に設けても外観上も見苦しくなく、遊技にも支障を生ずることがない。
(2)前記異物除去部材は軸に脱着可能に装着されている上記(1)に記載の遊技機。上記の発明では、上記(1)に記載の発明の効果に加え、異物除去部材は軸に脱着可能に装着されているので、軸を盤上に固定しても異物除去部材のみの交換が可能となる。
(3)前記異物除去部材は軸に対して回動可能に装着されている上記(1)又は(2)に記載の遊技機。上記の発明では、上記(1)又は(2)に記載の発明の効果に加え、異物除去部材は軸に対して回動可能に装着されているので、遊技球が異物除去部材と接触すると異物除去部材も回動し、遊技球の落下を妨げない。また、異物除去部材の遊技球との接触部位が絶えず変化し、異物除去部材の使用期間を長くすることができる。
(4)前記軸には、同軸を回転させる回転手段を設けた上記(1)又は(2)に記載の遊技機。上記の発明では、上記(1)又は(2)に記載の発明の効果に加え、軸を回転させる回転手段を設けたので、軸を回転させると異物除去部材も回転し、遊技球が異物除去部材と接触すると遊技球に付着した異物を効果的に除去できる。
(5)ほぼ垂直に配置された遊技盤と遊技球を弾く弾球手段とを有し、少なくとも同遊技盤面には同弾球手段により弾かれて上方から落下する遊技球を受ける入賞口と入賞口に入賞しなかった非入賞球を回収するための回収口を設け、同遊技盤の裏面には少なくとも前記入賞口への入賞球を導くための第1の通路と前記回収口に回収された非入賞球を導くための第2の通路とを設けた遊技機において、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の異物除去手段を前記第1又は第2の通路の少なくとも一方に設け、前記通路に導かれた遊技球に前記異物除去手段と接触して異物除去処理が施されるようにしたことを特徴とする遊技機。上記の発明では、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の異物除去手段を通路に設けたので、異物除去手段の小型化が可能であり、軸を通路に固定しても異物除去部材のみの交換ができ、遊技球の移動を妨げず、遊技球に付着した異物を効果的に除去できる。
(6)前記回収口に回収される遊技球が全て前記異物除去手段と接触するようにした請求項2に記載の遊技機。
(7)前記異物除去手段により除去された異物を回収する手段を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
(8)弾球手段により遊技盤面に導かれる遊技球は全て前記異物除去手段と接触するようにした請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
本発明の実施の形態のパチンコ機の斜視図。 実施の形態のパチンコ機の盤面を示す正面図。 実施の形態のパチンコ機の盤面下部を示す斜視図。 実施の形態のパチンコ機の盤面下部に球磨き装置が装着された状態を示す分解斜視図。 (a)実施の形態のパチンコ機の盤面下部に球磨き装置が装着された状態を示す正面図(ネジ51を取り外した状態)。(b)図(a)におけるA−A断面図。 (a)実施の形態のパチンコ機に装着された別例の球磨き装置の斜視図。(b)同球磨き装置の分解斜視図。(c)同球磨き装置の正面図(ネジ72を取り外した状態)。(d)図(c)におけるB−B断面図。(e)同球磨き装置の平面図。 (a)実施の形態のパチンコ機に装着された別例の球磨き装置の斜視図。(b)同球磨き装置の分解斜視図。(c)同球磨き装置の正面図(ネジ102を取り外した状態)。(d)図(c)におけるC−C断面図。 (a)実施の形態のパチンコ機に装着された別例の球磨き装置の斜視図。(b)同球磨き装置の分解斜視図。(c)同球磨き装置の正面図(ネジ102を取り外した状態)。(d)図(c)におけるD−D断面図。 (a)実施の形態のパチンコ機の盤面下部に別例の球磨き装置が装着された状態を示す分解斜視図。(b)実施の形態のパチンコ機の盤面下部に別例の球磨き装置が装着された状態を示す正面図。
符号の説明
3…遊技盤、22…入賞口としての普通入賞口、30…入賞口としての大入賞口、32…入賞口としての普通入賞口、34…回収口、36,60,110,140…異物除去手段としての球磨き装置、43A,43B,64A,64B,94,134…軸、47A,47B,68A,68B,98,116…異物除去部材としてのスポンジ、74…検出手段としての球検出器、78…報知手段としてのLED、118…モータ、150…異物除去部材としてのブラシ。

Claims (3)

  1. ほぼ垂直に配置された遊技盤と遊技球を弾く弾球手段とを有し、少なくとも同遊技盤面には同弾球手段により弾かれて上方から落下する遊技球を受ける入賞口と入賞口に入賞しなかった非入賞球を回収するための回収口を設けた遊技機において、
     前記遊技盤面に遊技球に付着した異物を除去する異物除去手段を設け、前記入賞口又は回収口へ収容される遊技球に前記異物除去手段と接触して異物除去処理が施されるようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記異物除去手段を、前記遊技盤面に設けられた回収口の近傍に設け、前記回収口へ収容される遊技球に前記異物除去手段と接触して異物除去処理が施されるようにした請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記異物除去手段と干渉する遊技球を検出する検出手段と、同検出手段による遊技球の検出数が所定数に達するとそのことを報知する報知手段を設けた請求項1又は2に記載の遊技機。
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