JP2004000356A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 被検体に放射線を照射する複数の放射線源と、前記被検体を挟み前記放射線源と対向配置され、かつ前記被検体の体軸方向に複数列配置され前記被検体の透過放射線を検出するマルチスライス型検出器と、前記複数の放射線源とマルチスライス型検出器とを前記被検体の周囲を回転させる回転駆動部と、この回転駆動部によって回転された前記複数の放射線源とマルチスライス型検出器により前記被検体の投影データを計測する計測手段と、この計測手段の出力から前記被検体の三次元断層撮影像を再構成する画像再構成部と、この画像再構成部によって再構成された三次元断層撮影像を表示する画像表示部と、を備えたマルチスライス放射線ＣＴ装置において、前記各放射線源は、前記マルチスライス型検出器の所望の列のみに前記被検体の透過放射線が到達するように放射線を制限するスライスコリメータ手段を備えたことを特徴とするマルチスライス放射線ＣＴ装置。
2. 前記スライスコリメータ手段は、前記マルチスライス型検出器の列数を制限することを特徴とする請求項１に記載のマルチスライス放射線ＣＴ装置。
3. 前記被検体の心拍データを計測する心電計をさらに備え、前記計測手段は、前記心電計によって得られた前記被検体の心拍数とその心電測定時に設定されたスキャン周期と前記マルチスライス型検出器の列数から心時相が同じ分割投影データを収集し、前記画像再構成部は、所望の時間間隔の前記心時相における前記被検体の心臓の三次元断層撮影像を再構成し、前記画像表示部は前記再構成された心臓の三次元断層撮影像を前記心時相の順番で表示することを特徴とする請求項１又は２の何れか一項に記載のマルチスライス放射線ＣＴ装置。
4. 前記複数の放射線源と前記複数のマルチスライス型検出器の計測パラメータを設定する設定手段と、被検体テーブルを前記被検体の体軸方向に駆動する被検体テーブル駆動部とをさらに備え、前記計測手段は、前記設定手段によって設定された計測パラメータに基づいてらせん走査撮影することを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に記載のマルチスライス放射線ＣＴ装置。
5. 前記画像再構成部は、前記複数のマルチスライス型検出器のうちの第１のマルチスライス型検出器を用いて前記計測手段によって計測された第１の投影データを、前記第１のマルチスライス型検出器と異なる第２のマルチスライス型検出器の第２の投影データとして用いて前記被検体の三次元断層撮影像を再構成することを特徴とする請求項１乃至４の何れか一項に記載のマルチスライス放射線ＣＴ装置。