JP2003536298A - エコー・キャンセレーションのないvoip通信 - Google Patents

エコー・キャンセレーションのないvoip通信

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JP2003536298A JP2002502544A JP2002502544A JP2003536298A JP 2003536298 A JP2003536298 A JP 2003536298A JP 2002502544 A JP2002502544 A JP 2002502544A JP 2002502544 A JP2002502544 A JP 2002502544A JP 2003536298 A JP2003536298 A JP 2003536298A
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 非常にフレキシブルであって、スケーラブルなアーキテクチャは、ボイス・オーバ・インターネットのような通信インターフェースへのネットワークに関し、TDMブリッジ(306)及び関連する機能を実行する。非常に小さいパケット・サイズは、パケット化遅延を最小化し、その結果、VOIPは、高価なエコー・キャンセレーションなしで、実現することができる。高密度は、単一で、コンパクトな回路ボード(300)上で、リアルタイムに、4K同時ボイス・チャネルの処理を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願】
本出願は、2000年6月2日付けで提出された米国仮出願60/209,1
69の利益を主張する。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本出願は、デジタル・データ、デジタル・ボイス、デジタル・ビデオ、その他
のデジタル・コンテンツのネットワーク通信に関する技術分野に属し、特に、コ
ンピュータ・ネットワークと電気通信テクノロジ(例えば、ボイス・オーバ・イ
ンターネット(「VOIP」))とを融合する、様々なネットワーク通信機能を
実行するためのフレキシブル・システム・アーキテクチャ及び方法論に指向する
【0003】
【発明の背景】
多種多様なコンピュータ・ネットワーキングと電気通信スタンダード及びプロ
トコルは、電気通信とコンピュータ・ネットワークとが集中したとき、双方の最
前線で発展し続ける。物理的なレベルにおいて、ツイスト・ペア、同軸ケーブル
及びその他の銅伝導体は、ファイバ・オプティックス、ブロードバンド・ワイヤ
レス、及びその他のテクノロジに取って代わられている。これらの様々なメディ
ア及びネットワーク・データは、(サンプルされたシリアル・ストリームから例
えばパケット、セル、フレームまでの)多くの異なるプロトコルを使用して実行
される。現在使用されている幾つかの共通プロトコル及びアクセス・スタンダー
ドは、SONET、ATM、フレーム・リレー、その他、多くを含む。カプセル
化は更に、事柄を複雑にする:我々は、例えば、特に、AAL5上のLANプロ
トコル、ATM上の古典的なIP、ATM上のフレーム・リレー等のカプセル化
に気付く。「VOIP」は、少なくとも管理されたネットワーク上で、実用的に
有望になって来ている。
【0004】 特定のデータ・フォーマットで実行されるデジタル・コンテンツ(基本的には
ビット)を伝送及び受信し、対応するスタックが実行されるもう1つのノードに
対して選択されたタイプのリンク又はコネクションを使用することは、少なくと
も、遅延を制御できるネットワーク又はコネクション上、比較的に簡単である。
その方法に従って、異なるフォーマット、プロトコル、又は物理的なリンクへの
移行は、多少、より複雑になるが、このようなタスクを成し遂げるブリッジ及び
ゲートウェイは、知られている。これらの移行は、多くの場合、特別な同期化、
セグメント化、バッファ化、パケット化、カプセル化など(及び行き先のノード
でそのすべての一般的な取り消し−ヘッダ除去など)を必要とする。このように
、「ブリッジ化」は、装置に関して、またオーバヘッド及び遅延の処理の意味で
、コストがかかる。幾つかのアプリケーション、特にボイス・アプリケーション
に関して、遅延は、慎重に制御する必要がある。
【0005】 ITUのボイス遅延ガイドラインによれば、150ミリ秒(msec)より下
の遅延は、エコー・キャンセレーション(Echo Cancellation)を実行するとの
条件で、多数のアプリケーションに関して認容される、と考えられる。トータル
(1方向)の遅延35msecは、エコー・キャンセレーションのない認容でき
るQOS(Quality Of Service)についての、最大許容遅延である。トータルの
遅延に関する重要な部分は、パケット化である。パケット化の遅延は、パケット
又はセル・ペイロードを満たすために十分なサンプルが集められるまで、ぺイロ
ードにおける配置用のデジタル・ボイス・サンプルを保持することによって起こ
る。言い換えれば、それは、パケット・ペイロードを構築するために必要なデー
タを蓄積するための時間である。エコー・キャンセレーションは、よく知られて
おり、DSP(Digital Signal Processor)を用いて実行することができるが、
このような解決策は、システムのコスト及び複雑性を相当増加させる。その必要
性は、遅延とコストとを最小化する間、様々なフォーマット及びプロトコルをブ
リッジする方法に残る。
【0006】 関連する問題は、成長する様々なサービス及び機能が、(様々な(未だに増加
する)スピードでボイス、データ、ビデオなどを移動させるための)より多くの
通信要求を伴う点である。新しいアプリケーションの各々は、新しいハードウェ
ア/ソフトウェア解決策、設計又は購入するためのより重要な装置、ストックす
るためのスペア、より可能性のある故障、及び機械の多くの部品への技術者の訓
練を必要とし、それらのすべては、特に、電気通信装置のメーカ及びユーザに対
して、取得及び所有のトータル・コストを増加させる。コストは、非常に広範囲
なプロトコル及びアプリケーションを蓄積する、単一で、多機能な解決策によっ
て、削減することができる。その必要性は、単一のネットワーク・バックボーン
へのほとんどの又はすべての通信と、残っている唯一の1組の維持装置と、操作
するためのネットワーク管理システムと、を統合するマルチ・アクセス・プラッ
トフォームに残る。本発明は、ファイバ・オプティックス、ハイブリッド・ファ
イバ/銅、マイクロ波、又はその他の経路を通じて、ボイス、データ及びビデオ
通信をシームレスにまとめることに、例えば、使用することができる。
【0007】 濃度は、別の重要な考慮すべき事柄である。ボード又はスロット当たりのチャ
ネル数又はコール数に関して、高密度は、少数の回路ボードに対応する、即ち、
それらが顧客の屋敷又はCOアプリケーションであれ、ブリッジ、ゲートウェイ
及びルータなどのネットワーク機器/電気通信機器における、少数のバックプレ
ーン・スロット及び小さい電源などである。それらの要素のすべては、コスト、
性能及び信頼性に影響する。必要とされるものは、実質的なチャネル数、例えば
、4k同時ボイス・チャネルを実行するだけでなく、ソフトウェア制御下で完全
に暫定可能になる様々のプロトコル及びインターフェースをもサポートする、単
一のボード又はSOC製品である。
【0008】
【発明の概要】
本発明の1つの特徴は、パケット交換網上での送信用に、エコー・キャンセレ
ーションを不必要にするための十分に小さい遅延で、リアルタイムTDMデータ
、例えば、サンプルされた(デジタル)ボイス・データを処理する、新規なTD
Mブリッジ・システムである。TDMブリッジ・システムは、様々な媒体とイー
サーネット、ATMなどのプロトコルとをインターフェースで連結するために、
ソウトウェア制御/ホスト制御の下で、動的に設定可能である。
【0009】 本アーキテクチャは、ATM SARing(Segmentation And Reassembly
)オペレーション、TDM to TDM機能、イーサーネット to イーサ
ーネット機能、ATM to SONET、IP to ATM、IP to
SONET、SONET上のTDM to パケットなどを含む、様々なタイプ
のブリッジを実行するために構成することができる。
【0010】 パケット化などの特定のプロトコルは、ソフトウェアで暫定可能であるため、
シングル・コール粒度(granularity)で動的に変更できる。例えば、1群のTD
Mチャネルは、他のストリームがSONET上のATM又はIPにブリッジする
間、イーサーネットにブリッジできる。このように、1つの製品は、従来技術に
おける幾つかの異なるハードウェア製品を要求したものに取って代わることがで
きる。1実施形態において、本発明は、通信システムの他のコンポーネントと都
合良くインターフェースで接続するために、コンパクトなPCI(cPCI)ボ
ートのような単一の回路ボード上で実行することができる。
【0011】 本発明のもう1つの特徴は、シリアルTDMデータの連続したストリームを生
成するためにパラレル・データに結合されたネットワーク・プロセッサをインタ
ーフェースで接続するデジタル・インターフェース・システムを含む。このよう
なシステムは、結合されたネットワーク・プロセッサからパラレル・データの複
数のバイト(byte)を受け取るパラレル・バス・インターフェースを備える。「
パラレル・データの複数のバイト」によって、我々は、2以上のバイトが「一斉
に」単一のバスのリード又はライト・オペレーションに移行することを意味する
。それらは、有効にひとつながりにである。専用の「伝送コンポーネント」は、
パラレル・バス・インターフェースに結合され、シリアルTDMデータのストリ
ームを形成するために、受信したパラレル・データの複数のバイトをバッファし
て配置する。我々は、一般にパケット−to−TDMのような本記述に関して伝
送方向を任意に規定し、逆関係においてTDM−to−パケット方向(どんな特
定の物理的なインターフェース又はプロトコル)を表示する受信を規定する。T
DM出力ポートは、シリアルTDMデータのストリームを伝送するために提供さ
れ、そのストリームは、1フレーム・パルス信号に同期した、実質上連続する一
連の時間領域(time-domain)多重タイム・スロットを備え、各タイム・スロッ
トは、デジタル・コンテンツを搬送するための各々のバーチャル・チャネルに対
応する。
【0012】 さらに、その伝送コンポーネントは、パラレル・バスから受信した受信データ
・バイトを一時的に記憶するための伝送メモリを備える。好ましくは、その伝送
メモリは、少なくとも2つのロジカル伝送メモリ・バンクとして構成され、各伝
送メモリ・バンクは、1フレームのシリアルTDMデータにシリアル化するため
に前記データ・バイトを記憶するサイズである。例えば、各バンクは、128バ
イトの長さとすることが可能であり、1フレームのデータをバッファする。さら
に、伝送メモリ・バンクの各々は、記憶データ・バイトをアンロードするために
利用可能な「アクティブ」メモリ・バンク、又はパラレル・バス・インターフェ
ースから受信したときにデータ・バイトを記憶するために利用可能な「ノンアク
ティブ」メモリ・バンクの何れか一方として選択的に構成可能である。これらの
指定は、デバイスを介してデータが流れる際に、断続的に「ラウンド・ロビン(
round-robin)」タイプのプロトコルに変化する。このように、トランスミット
・コンポーネントは、前もって記憶したデータ・バイトをアクティブ・メモリ・
バンクからパラレル−to−シリアル・コンバータに同時に転送する間、受信デ
ータ・バイトをノンアクティブ・メモリ・バンクに記憶するために、伝送メモリ
を制御する手段を備える。パラレル−to−シリアル・コンバータは、TDM出
力データ・ストリームを形成するために、各バッファされたデータ・バイトを、
次々に、対応するタイム・スロットに変換する。
【0013】 上述したパラレル・バス・インターフェースは、単一で一斉のライト・オペレ
ーションにおいて、マルチ・バイト・データ、例えば、4又は8バイト(64ビ
ット)を、多数の現時点でノンアクティブ・メモリ・バンクに記憶するための伝
送メモリに結合される。各データ・バイトは、自然な順番で、ノンアクティブ・
メモリ・バンクの対応する何れか1つに記憶される結果、選択された個々のメモ
リバンクに関する後続のシーケンシャル・リードは、1フレームのTDMデータ
にシリアル化するための一連のバイトを生成する。
【0014】 「受信コンポーネント」は、受信方向用に、即ち、シリアルTDMデータの連
続するストリームを後続のパケット化用のプロセッサにインターフェースするた
めに、同様の原理を実行する。受信コンポーネントは、パラレル・データのバイ
トを形成し、それらを重大な遅延なくネットワーク。プロセッサに渡すために、
受信TDMデータをバッファして組み立てるように命じられる。受信コンポーネ
ントは、前もってバッファされたデータがワイド・ワード(wide-word)・(パ
ラレル)・リード・オペレーションにおいてネットワーク・プロセッサに転送さ
れる間に入ってくるデータを記憶するための少なくとも1つの「スペア」バンク
を含む1連のメモリ・バンクを備える受信メモリを含む。
【0015】 伝送及び受信コンポーネントは、本実施形態におけるFPGA又はASICと
して理解される、統合したバッファ・インターフェース・コンポーネント(「B
IC」:Buffered Interface Component)の一部分である。また、「BIC」は
、バッファ・メモリ・オペレーションとバス・ハンドシェークとを指示するロジ
ックも備える。
【0016】 ネットワーク・プロセッサは、ホスト・プロセッサに対するインターフェース
を提供し、パケット処理用のRAMを採用し、アクティブ・コール・テーブルを
維持し、さらに、BICとタイム・スロット交換チップとを供給する。記述した
アーキテクチャは、広範囲の多様なプロトコル及びアプリケーションを蓄積する
。それは、単一のネットワーク・バックボーン上の多くの通信要求と、残ってい
る唯一の1組の維持装置と、操作するためのネットワーク管理システムと、を統
合する「マルチ・アクセス・プラットフォーム」を提供する。本発明は、ファイ
バ・オプティックス、ハイブリッド・ファイバ/銅、マイクロ波、又はその他の
経路を通じて、ボイス、データ及びビデオ通信をシームレスにまとめることがで
きる。
【0017】 本発明の追加的な特徴及び利点は、図面を参照とともに、本発明の好ましい実
施の形態の記述から、明らかである。
【0018】
【発明の実施の形態】
背景−TDMデータ・ストリーム) 図1は、データ通信をデジタル回路の第1ホスト(100)から受信端末(1
06)へ転送する既知の時分割多重(TDM:Time-Division Multiplexing)回
路の概念図である。典型的な構成において、TDM回路は、24のロジカル・チ
ャネルを実行する。特に、デジタル・データ(104)の連続した「ストリーム
」は、時間多重され、その結果、各「フレーム」の所定の部分が、24のシーケ
ンシャル「タイム・スロット」のそれぞれ1つに割り当てられる。図1において
、個々のフレーム(120)は、24のタイム・スロットを図示する。各フレー
ムは、同期化を提供するために使用されるフレーミング・ビット(122)で始
める。各タイム・スロットは、1バイト、即ち1オクテットのデータを備える。
この図示において、タイム・スロット14は、1バイト(124)を備えるよう
に示されている。TDMストリーム(104)は、この図の左から右へと定義さ
れるような、伝送方向にデータを提供する。同様のTDMストリームは、矢印(
126)によって示されるように、反対の或いは受信方向に、データを搬送する
。受信ノード(106)で、回路構成は、個々のチャネル(1−24)を分離又
は回復して、PC(108)及び(110)で図示されるように、それらを様々
な行き先ノードにルートするように展開する。
【0019】 「Tキャリア(T-carrier)」は、よく知られており、特定の目的のデジタル
の、一般的にはリース回線のサービスであって、全二重伝送モードで動作する単
一の4線式回路からマルチ・チャネルを得るために、時分割多重を採用する。こ
のサービスは、デジタル・エラー性能、増加バンド幅、及び改善バンド幅利用に
関する利点を提供する。Tキャリアは、媒体非依存である;言い換えれば、それ
は、(少なくとも、DS−0及びT−1の下層伝送レートで、)例えば、ツイス
ト・ペア、同軸ケーブル、マイクロ波、赤外線又はファイバ・オプティックス・
ケーブルのような様々な伝送媒体上で供給することができる。上述した図1は、
チャネル化したT−1回路の1実施例を図示する。
【0020】 図2は、CT(Computer Telephony:コンピュータ・テレフォニ)バスとも言
われるH.110バスの動作を示すタイミング図である。H.110は、コンパ
クトPCI(cPCI)バス上で了解されているH.100標準を限定する。H
.100とH.110との主な差は、H.110がコンパクトPCIホット・ス
ワップをサポートする点である。CTバス上の信号には、4つのクラスがある:
コア信号、互換信号、任意信号及び予備信号。コア信号は、/CT_FRAME
_Aフレーム同期を含む。これは、ネガティブなツルー・パルスであって、最初
のタイム・スロットの最初のビットの始まりを広げる公称122nsecの幅で
ある。CT_FRAME_Aは、TDMフレーム同期信号を提供する;それは、
125msecの周期を持つ。
【0021】 図2を参照すると、第1波形(200)は、/CT_FRAME信号を図示し
、図2中の符号(202)を持つ第2信号は、CT_C8ビット・クロックを図
示する。このクロック周波数は、公称8.192MHzである。この信号のデュ
ーティ・サイクルは、公称50%である。次に、図2は、(204)で示される
シリアル・データ・ラインCT_Dxを図示す。このシリアル・データ・ライン
は、システム内の任意のボートから得ることができる。しかしながら、唯一1つ
のボートだけが、各ストリーム上の任意の所与タイム・スロットで、バスをドラ
イブすることができる。我々は、ここで、「ストリーム」は、H.110バス上
で選択されたシリアル・データに現れる連続的なストリームを言うものとして使
用する。(1つのストリームを実行する)各信号は、8.192MHzの周波数
で、1フレーム当たり128のタイム・スロットを含む。これらの32ストリー
ムは、集合的にCTDバスとして呼ばれる。
【0022】 最後に、図2において、タイミング信号(210)は、タイム・スロット0−
127を図示する。図示されるように、各タイム・スロットは、単一の8ビット
・データ・バイト(204)を備える。従って、125msecの長さを持つ各
フレームは、1024ビットを備える。フレーム同期に続く第1のグループ又は
タイム・スロットは、CT_Dx;TS0(データ・ストリームx;タイム・ス
ロット0)に指定され、第2の8ビット・グループは、CT_Dx;TS1(デ
ータ・ストリームx;タイム・スロット1)である。ボイス・アプリケーション
において、1つのチャネル又はフォーン・コール(通話)は、選択されたストリ
ームに関して割り当てられてた1つのタイム・スロット内をトラベルする。従っ
て、H.110バスは、最大で32×128タイム・スロット、即ち4096の
同時コールを実行することができる。しかしながら、ボイス・コールは、全二重
オペレーションを要求し、各コールが、2つのタイム・スロットを必要とするた
め、バスは、2048の全二重コールを実行することができる。標準デジタル回
線スピード(Tキャリア及びオプティカル)は、表1に要約する。
【0023】
【表1】
【0024】 (TDMブリッジ・ハードウェアの全体像) 図3は、本発明に係る「TDMブリッジ」システムのブロック図である。ここ
で、注意すべきことは、本発明は、一般にTDMブリッジと呼ばれるもの以外の
多くのアプリケーション用に使用することができる。実際、本アーキテクチャは
、広範囲の多様な異なるブリッジをソフトウェア制御下で実行するときに役に立
つ。本アーキテクチャのブリッジ(又はゲートウェイ)関連アプリケーションは
、例えば、以下のものを含む: ・ATM SARing機能 ・TDM to TDM機能 ・イーサーネット to イーサーネット機能 ・ATM <−> SONET ・IP <−> ATM ・IP <−> SONET ・TDM <−> Sonet上のパケット ・MPEG <−> IP又はイーサーネット又はSonet ・ルーティング、多重化。
【0025】 今のところ、我々は、図3のシステムを、本発明のアーキテクチャ、特徴、オ
ペレーションを図示するために記述されるアプリケーションとしてのTDMブリ
ッジと言う。受信方向の、即ち、TDMデータ・ストリームからインターネット
・プロトコル(IP)パケットへの基本的なデータ・フローは、図3を参照しな
がら、以下に概説する。例えば、CPCI−P4コネクタのようなコネクタ(3
02)は、回路ボート(300)とH.110バス(図示せず)とをインターフ
ェースする。オペレーションにおいて、H.110バスは、上述したように、1
ストリーム当たり128TDMチャネルの32パラレル・データ・ストリームを
搬送する。H.110バスは、パラレル・バス(304)上で、タイム・スロッ
ト交換(TSI:Time Slot Interchange)又は「スイッチ・チップ」(306
)に結合される。適切なTSIは、商業的に利用することができ、例えば、ルー
セント・テクノロジー社(Lucent Technologies)のAmbassador T
8105タイム・スロット交換器である。今日、32ストリームのすべてを処理
するだけの十分なバンド幅を持たないチップがあるかもしれないが、新しいバー
ジョン及び他の同様のデバイスが、確実に間もなく処理できるであろう。ルーセ
ント社のチップは、H.110バス用に必要とされるバス・インターフェース信
号を提供する。ローカル・インターフェースは、図3中の(308)で示される
ように、ルーセント社のコンセントレーション・ハイウェイ・インターフェース
(CHI:Concentration Highway Interface)に基づく16のシリアル入力と
16のシリアル出力とを含む。
【0026】 H.110バスは、最大で32×128タイム・スロット、即ち4096の同
時コールを実行することができる。 注意されるように、H.110バスは、32スリーム×128TDMチャネル
、即ちトータルで4096ボイスチャネルを搬送する。H.110バス上のすべ
ての32ストリームは、共通フレーム信号に同期化される;共通フレーム信号:
図2に関して上述した/CT_FRAME_Aフレーム同期(以降、単に、「フ
レーム・パルス」という)。フレーム・パルスは、125msec毎に起こる。
TSIチップは、フレーム・パルスに同期し、任意の指定ストリームとそのスト
リーム内の任意の1以上の個々のボイス・チャネル(タイム・スロット)とを選
択し、実質的にリアルタイムでその出力に転送することができる。このように、
TSIは、任意の或いはすべての4Kボイスチャネルを選択することができる。
TSIは、以下に後述するマイクロプロセッサ・インターフェース(307)を
介して、TSIは、構成され、タイム・スロットは、選択される。
【0027】 TSIチップ(306)は、CHIバス(308)を介して選択された各タイ
ム・スロットを、バッファ・インターフェース・コンポーネント(「BIC」)
(320)に出力する。CHIは、データ・トランスポート・クロックとフレー
ム同期パルスとデータ伝送とデータ受信コネクションとから本質的になるシリア
ル・データ・インターフェースである。16のローカル・データ・ストリーム・
コネクションは、各方向内で規定される。一般に、受信方向において、BICは
、CHIバス(308)上で受信されたデータをバッファし、ネットワーク・プ
ロセッサ・バス(326)に出力するために、そのデータを組み立てる。我々は
、裁量で、これを受信方向として規定した。逆に言えば、BICは、後に詳細に
説明するように、伝送方向におけるバッファ化及びシリアル化プロセスを提供す
る。BIC(320)は、図示される実施形態において、データ経路から分離し
て、セパレート・バス(「スロー・ポート」又は「SPバス」324)上に供給
される。異なる制御及びデータ・バス配置は、同じ機能を保ちながら、選択され
たネットワーク・プロセッサとインターフェースするのに相応しいように、採用
することができる。開発に関して、BICは、フィールド・プログラマブル・ゲ
ート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)集積回路として、
都合よく実施することができる。生産に関して、BICは、ASICとして実施
することができる。技術が進化すると、ここの述べたTDMブリッジ・ボード上
の多くのコンポーネントは、より少数の、おそらく単一の集積回路又はSOC内
に、さらに集積化される、と期待される。
【0028】 BIC(320)によって提供されるデータは、高速ネットワーク・プロセッ
サ・バス(「IX−bus」)(326)を経由して、ネットワーク・プロセッ
サ(340)に入力される。適切なネットワーク・プロセッサの一例は、カルフ
ォルニア州(California)、サンタクララ(Santa Clara)、インテル社(Intel
Corporation)から商業的に入手できるIXP1200ネットワーク・プロセッ
サである。もう1つの例は、IBM社のパワー・ネットワーク・プロセッサ・ネ
ットワーク・プロセッサ4GS3(IBM Power Network Processor network proc
essor4GS3)である。本記載は、インテル社の部品の使用を想定しているが、図
示するためであって、限定するためのではない。ネットワーク・プロセッサ(3
40)は、メモリ・バス(342)を介して、同期SRAMデータ記憶装置(3
44)とSRAMバッファとに結合されている。ネットワーク・プロセッサは、
各アクティブ・ボイス・チャネル(TSIによって選択される)からの1以上の
バイト・データを組み立て、例えば、インターネット・プロトコルのような選択
されたプロトコルに従って、そのデータをカプセル化する。パケットは、同時S
RAM記憶装置345内で組み立てられる。その結果、得られたデータ・パケッ
トは、IXバス(326)を介して、例えば、以下で述べるように、八進法のM
AC(メディア・アクセス・コントローラ:media access controller)(35
0)に出力される。
【0029】 MACは、周知のIEEE仕様書で、トポロジ非依存アクセス制御プロトコル
を規定するデータ・リンク層に関して、参照することができる。MACは、IE
EE仕様書内のメディア・スペシフィック・アクセス・コントロール・プロトコ
ル(media-specific access control protocol)である。例えば、それは、様々
なトークン・リング、トークン・バス、及びCSMA/CDを含む。この例にお
いて、MACは、例えば、イーサーネット・コネクションのような共用される媒
体へのアクセスを制御するために使用される。八進法のMAC部品は、いつでも
商業的に入手できる:今のところ、1例は、インテル社のIXF440ディアル
・スピード・マルチポート・イーサーネットMAC(IXF440 Dual-speed Multip
ort Ethernet(登録商標) MAC)である。MAC350からの出力は、リンク(
352)を介して、その名前が暗示するように、16チャンネルを実行し、イー
サーネットのようなネットワークへ物理的に連結するトランシーバを提供する、
HEX PHY(354)に結合される。HEX PHYトランシーバは、既知
であり、様々な供給元から商業的に入手できる。一例は、インテル社のLXT9
74フォー・ポートPHYファースト・イーサーネット・トランシーバ(LXT974
four port PHY fast Ethernet(登録商標) transceiver)であり、このレシ
ーバは、10MBPS及び1000MBPSで、IEEE 802.3物理層ア
プリケーションをサポートする。このように、MAC350及びHEX PHY
354は、データ・パケットをRJ−45のようなイーサーネット・コネクショ
ン(360)に伝送する。RJ−45コネクションは、現在の好ましいcPCI
実施形態内のリア・トランジッション・モジュール(「RTM」:Rear Transit
ion Module)の一部であってもよい。これで、本アーキテクチャと、H.110
コネクタ(302)からTDMブリッジを実行するイーサーネット・コネクタ(
360)へのデータ・フローとの簡単な全体像の説明を終える。この基本的なデ
ータ経路は、図3中の太い実線内で示されている。
【0030】 (タイム・スロット管理) 図4は、タイム・スロット交換コンポーネント(306)の、より詳細な説明
を提供する。図4を参照すると、TSI(360)は、H.110バス(304
)に結合され、後者は、32のデータ・ストリームを搬送んでいる。伝送方向に
おいて、TSI(306)は、選択されたタイム・スロット・データを、ローカ
ル又はCHIバス(308A)に向ける。AT&T社によって、ターミナル及び
デジタル・スイッチ用に開発されたCHI(Concentration Highway Interface
)は、ボイス転送に関し、全二重TDMシリアル・インターフェース仕様である
。それは、4つの信号ワイヤを有する:クロック、フレーム化、受信データ及び
伝送データ。
【0031】 逆に言えば、受信方向において、TSI(306)は、CHI入力バス(30
8B)上のタイム・スロット・データを受信する。特定のストリーム及びチャネ
ル(タイム・スロット)の選択は、マイクロプロセッサ・インターフェース(4
00)を通して設定可能である。マイクロプロセッサ・インターフェースは、リ
ファレンス(307)によって集合的に識別された、アドレス、データ及び制御
信号を含み、図3中に示されるように、次に、SPバス(324)に結合される
。図3を参照すると、このバスは、どのボイス・チャネルがアクティブであるか
のかを、動的な原理で、調整するために、ネットワーク・プロセッサ(340)
に結合される。ネットワーク・プロセッサ・ソフトウェアは、そのメモリ内にア
クティブ・コール表を維持し、それによってTSIに供給する。例えば、ネット
ワーク・プロセッサは、各アクティブ・コールに関して、そのソース、行き先及
びプロトコルを示す内部メモリ内のテーブルを維持することができる。また、ネ
ットワーク・プロセッサは、連続しているコールのトラックをもキープする。
【0032】 図4に戻り、TSIは、内部SRAM内のデータをバッファし、内部コネクシ
ョン・メモリの使用を介して、個々のタイム・スロットの選択を実現化する。こ
の選択は、マイクロプロセッサ・インターフェース(400)を介して設定可能
である。また、TSIは、デジタル位相ロック・ループを含んで、上述のH.1
10バス・クロックに同期するオンボート・クロック回路構成(図示せず)をも
含む。
【0033】 話を前に戻すと、32データ・ストリームは、H.110バス(104)上で
、16in及び16outに定義される。各ストリームは、連続する一連のビッ
トであり、各フレームがフレーム・パルスで始まり、それぞれが125msec
の長さを持つ複数のフレームに分割される。各フレームは更に、128チャネル
又はタイム・スロットに分割され、各タイム・スロットは、8ビット・バイトの
データからなる。そのバス上のすべての32ストリームは、単一のシングル・フ
レーム・パルスに同期化される。このように、仮に、我々が、フレーム・パルス
に続く最初のタイム・スロット(これをチャンネル1)の様子を眺めるとすると
、そのチャネル1のタイム・スロットは、すべての16のストリームの全域で、
平行に(同時に)到着する。その後、もう1つのバイトであるタイム・スロット
2が、すべての16のストリームの全域で到着する。125msecの末端で、
次のフレーム・パルスが到着したとき、16ストリームによって掛け算されたす
べての128タイム・スロットは、2Kボイス・チャネル毎に1バイトで、トー
タル2Kバイトで、到着する。(また、同じことは、全二重オペレーションに対
する16のアウトバウンド・チャネル上でも真実である。)TSIチップは、ア
クティブなタイム・スロット・バイトをローカル・バスに選択的にルートする一
方、アクティブでないタイム・スロットを無視する。TSIからのCHIバス(
308)上の、このデータ・ストリームは、次に述べるBICチップ(320)
に入力される。
【0034】 (バッファ・インターフェース・チップ(BIC:Buffered Interface Chip)
) 図15は、H.110バス(或いは任意の他の媒体)上のTDMデータをネッ
トワーク・プロセッサにインターフェースするシステムの簡略化したブロック図
である。左から右に、インターフェース・システムの主要な構成要素は、H.1
10バス(304)、TDMスイッチ(TSI)(306)、BICインターフ
ェース(320)、IXバス(326)、及び最後のネットワーク・プロセッサ
(340)である。このタイプのインターフェースは、必須である。なぜならば
、典型的なネットワーク・プロセッサ・バスは、集中するマルチ・アクセス(例
えば、8アクセス)内のデータを、アクセス毎にマルチ(例えば、64)ビット
のデータを同時に転送するからである。多数のデータが同時に転送されるとき、
ネットワーク・プロセッサ・バスは、一般的に、最も有効である。集中(バース
ト)モードにおいて、平均リード・サイクル時間は、15nsecのオーダーに
も達する。ローカルTSIは、BICへリアルタイムなシリアル・データを送信
し、BICからリアルタイムなシリアル・データを受信するので、BICの機能
は、両方向においてデータをバッファし、ネットワーク・プロセッサに非常に集
中するデータを転送させることである。転送に必要な集中数は、ソフトウェアで
設定可能である。BICは、上述したネットワーク・プロセッサにインターフェ
ースで同時に結合する間、連続で、リアルタイムなシリアル・データ・フローを
調整しなければならない。
【0035】 図16Aは、実際の信号コネクションというよりはむしろデータ・フローを一
般的に示す、BIC設計を図示する高レベルなブロック図である。図16Aにお
いて、BICの主要なコンポーネントは、受信バッファ回路(1610)に結合
された入力バス(1602)であり、受信バッファ回路は、出力バス(1612
)及びドライバ(1614)を介してネットワーク・プロセッサ又はIXバス(
1620)に結合される。また、バス1620は、伝送バッファ回路(1630
)に結合され、伝送バッファ回路は、TDM伝送データをバス1632に出力す
る。CPUインターフェース・コンポーネント(1632)は、IXスロー・ポ
ート(図3中の324)に結合される。表示されるように、ステータス信号及び
制御信号は、伝送バッファ(1630)とともに、CPUインターフェース(1
632)と受信バッファ(1610)との間で、交換される。受信バッファ(1
610)は、シリアルtoパラレル・コンバータとこの先で述べるデータ記憶メ
モリとを含む。逆に、伝送バッファ(1630)は、パラレルtoシリアル・コ
ンバータとともに、データ記憶メモリを含む。最後に、このブロック図は、ルー
プ・バック経路(1640)を示す。
【0036】 図5は、受信方向において、BICデバイス中のデータをバッファ化の概念図
である。BICは、H.110バス(304)上の受信データに関してTSI(
306)によって提供されるTxフレームに同期される。図5を参照すると、デ
ータは、(308)で受信され、メモリ・バッファ内に記憶される。特に、シリ
アルtoパラレル・コンバータ(図16A中の1611)は、図2の参照の際に
述べたクロックに基づいて、タイム・スロット境界上の入って来るシリアル・デ
ータ・ストリームからのバイトを「スライス」する。最初に受信されたバイトで
あるチャネル0のバイト1「ch0 b1」は、新しいフレーム・パルスで始ま
る。このように、ch0 b1の直後は、ch1 b1、ch2 b1、ch3
b1などが続く。バイト「b1」の、このストリームは、図中、505で表示
される。最後のバイトであるch−N b1の後は、次のフレームを開始するた
めに、フレーム・パルスが続く。(標準的なボイスTDMストリームに関し、「
N」は、127である。) 次のフレーム・パルスに応じて、最初のバイトb1(すべての128チャネル
又はタイム・スロットに関するもの)は、RAM又はFIFOメモリ(510)
内にシフトされる。その後、次のフレームch0 b2、ch1 b2、ch2
b2等が、そのフレームの最後まで、即ち、128バイト後まで、そのメモリ
内に流れ込む。その時点で、次のフレーム・パルスが受信され、第2のデータ・
バイト(すべての128チャネルに関するもの)は、FIFO内へシフトする。
このプロセスは、データがBICチップ内にロックされる時、連続して進行し続
ける。選択された幾らかのバイト(又はフレーム)が、受信された後に、FIF
O(510)内に記憶されたデータは、短く記述されるように、IXバス(図3
中の326)に伝送される。TDMブリッジ・アプリケーションの現在の好まし
い実施形態において、データは、各チャネル上のトータル0.54msecのボ
イス・コンテンツに対応して、4バイトが(128タイム・スロットで)受信さ
れた後に、IXバスに伝送される。このパラメータは、暫定的であって、ホスト
制御の下で、調整することができる。8バイト(64ビット)が、この例におい
てネットワーク・プロセッサ・バッファの幅であるので、1チャンネル当たり8
バイトをバッファした後にデータを伝送することは、都合がよい。従って、伝送
は、その点に関して最適化される。任意の特定時間でどのタイム・スロットがア
クティブであるかに拘わらず、BICは、どのタイム・スロットも受信し、記憶
し、伝送する。ネットワーク・プロセッサは、上述したようにどのタイム・スロ
ットがアクティブであるかを認識する。図5は、図示する目的だけのために、T
DMデータに関する1のストリームのみを示す;1つが伝送用、1つが受信用の
、最小の2つが、実際のアプリケーションにおいて開発される。
【0037】 現在の商業上好ましい実施形態において、TDMブリッジ製品は、上述のタイ
ミング制約内で、完全H.110バス、即ちボイスデータの全二重ストリームに
順応する。図11は、16ストリームをバッファする、実例としてのメモリ・マ
ップを示す。このメモリは、ボードのBIC ASICチップ上で実施される。
図11において、メモリ(1100)は、8バイト、即ち64ビットの幅を持ち
、図の底部に、バイトに対して、(右から左へ)0から7まで数字が付けられて
いる。バイトの境界は、点線で示されており、例えば、バイト3を線で描く、境
界(1114)及び(1116)である。128の各行は、水平線、例えば、T
DMの1つのストリームに対応する(1110)によって、線で描かれている。
従って、ボックス(1120)は、1ストリーム、即ち128タイム・スロット
による1バイトを示す。メモリ1100は、8ストリームに対応する、1K(1
024)行の長さを有する。第2メモリ又はページ1102は、同様に、1K行
又はタイム・スロットによる8バイトのサイズを有する。このように、16のデ
ータ・ストリームは、8バイト又はフレームにバッファされることができる。ま
た、第3及び第4のメモリ・ページ(1104)及び(1106)は、1K行で
8バイトのサイズを有する。この追加的なメモリは、もう1つのポート、例えば
、図14の参照の際に述べられたSONETポートをバッファするために用いる
ことができ、或いは、「ダブル・バッファ」バス伝送に対する実行メモリとして
用いることができる。
【0038】 現在の好ましい実施形態において、BICは、ASICとして実施される;そ
れは、各方向において、16TDMストリーム、即ち「ハイウェイ」をサポート
し、8フレームに対するすべてのハイウェイに関するタイム・スロットの各々を
バッファする。BICは、64ビットのIXバス・モードにおいて動作し、1つ
のバス・アクセス内の単一タイム・スロットに対して8フレーム(即ち8ビット
のデータ)の転送が可能である。BICは、ネットワーク・プロセッサにハンド
シェークするために、伝送カウント・レジスタ及び受信カウント・レジスタを含
み、ネットワーク・プロセッサ・ソフトウェアにBICバッファ・ポインタの位
置をモニタさせる。この情報は、図3を参照するに、BICへの、マイクロプロ
セッサ・タイプのインターフェースを採用するスロー・ポート・バス(324)
上で、交換することができる。
【0039】 BICは更に、IXバスに、長さが設定可能な、BICへのアクセス及びBI
Cからのアクセスをさせるパケット長レジスタを含む。この特徴により、ソフト
ウェアは、プログラム可能なレベルよりも上のすべてのハイウェイ及びタイム・
スロットを無視することが可能となる。TDMデータに対するループ・バック・
モードは、最小のセットアップを持つ機能的なTDMインターフェースを提供す
る。(ループ・バックは、図16内に図示される。)さらに、TDMデータ・ハ
イウェイ・イネイブル・レジスタは、ユーザに、個々のTDM入力ハイウェイを
トライステート(tri-state)させることを可能にする。好ましくは、BICチ
ップは、ソフトウェアが所定のパワー・アップ又はデフォルトのステートへのリ
セットを可能とする制御/ステータス・レジスタ(図16B中のCSR1668
)内のソフトウェア・リセット・ビットを含む。
【0040】 新しいデータが、IXバスからタイムリーに受信されないときはいつでも、T
DMデータ・アウトは、常に、フレーム内のどのタイム・スロットに関しても、
前のフレームからの値を繰り返す。このモードのオペレーションを防止するため
に必要とされるデータ量は、好ましくは、設定可能である。現在の好ましい形態
のBICは、8フレームまでバッファしながら、2048の全二重タイム・スロ
ットまで適応できるフレキシブルでケーラブルな設計である。この取り決めによ
り、ネットワーク・プロセッサは、ネットワーク・プロセッサ・バスの各リード
・サイクル上の1msecだけのデータの転送に関して、自然な8バイトのクワ
ッド・ワード(quad-word)又は「ワイド・ワード」(wide word)の中のTDM
データを読むことができる。勿論、これらの仕様は、本発明の本質から離れるこ
となく、入手可能なプロセッサが進歩したとき、変更することができる。最初の
方に注記したキーとなることは、高価なDSPハードウェア及びソフトウェアを
必要とするエコー・キャンセレーションを回避することである。BICは、1タ
イム・スロット当たり8フレーム(又はバイト)の行を作り、これは、最初の段
階で、8×125μsec又は1ミリ秒の遅延となる。産業標準(及び実際のQ
OS)は、エコー・キャンセレーションが必要とされる前に、トータルで35ミ
リ秒まで許容する。8バイトのデータは、小パケットに向かい、このため、パケ
ット数が多くなるが、このトラフィックは、以下で説明するエコー時間制約内の
本アーキテクチャによって調整される。
【0041】 (BIC受信コンポーネント・バッファ・メモリ・オペレーション) 図17は、BIC受信コンポーネント(図16Aの1610)のバッファ・メ
モリ内へのデータ・フローを示す。好ましくは、図中のバッファ・メモリは、ネ
ットワーク・プロセッサ・データ・バス・サイズ(例えば、図中で示される「I
Xバス・クワッド・ワード」)に等しい幅を持つ有効なパラレル・ポートを提供
するように構成される。メモリの各列(例えば、列1720及び列1722)は
、1フレームのデータ(即ち、128タイム・スロットによる1バイトの広さ)
に対応する。この実施形態において、8フレーム(64ビット)のデータを表す
8列のRAMがある。
【0042】 オペレーションにおいて、バッファに入るTDMデータは、右にある第1RA
M列内の最初のバイトで始まるように記憶され(1724);受信したデータの
記憶を1度に1バイトで、上から下まで、第1フレームがバイトを完成するまで
、継続して記憶する(1726)。(話を戻すと、シリアルTDMストリームは
、図16Aのシリアルtoパラレル・コンバータ1611によって、データ・バ
イトに変換される。)その後、次のフレームのメモリ(1722)が満たされ、
図中において上から下まで、右から左へ、再び満たされて行く。トータル8フレ
ームに関して、最後のバイトがメモリ位置1730に書き込まれるまで、このプ
ロセスは、繰り返される。
【0043】 再び、注意すべき点は、同時オペレーションに関し、図16Aに示されるよう
に、「受信」及び「伝送」方向は、セパレート・モジュールによって、処理され
る点である。さらに、話を戻すと、本記述において、我々は、「受信」という用
語を、TDMからIXPへのデータ・フローの方向を一般に意味するものとして
用い、「伝送」という用語を、IXPからTDMへのデータ・フローの方向を意
味するものとして用いる。(しかしながら、BIC内で「受信された」データは
、パケット内の後続の伝送用(例えば、以下で述べるイーサーネット・ポートへ
)のぺーロードを提供するネットワーク・プロセッサ内に最終的にすぐに入るこ
ととなる。)一旦、8つのフレームが、BIC受信バッファ内に集められると、
BIC受信コンポーネント・ロジックは、データをアンロードすることができる
とネットワーク・プロセッサに信号で知らせる。これに対し、ネットワーク・プ
ロセッサは、1タイム・スロットずつ、リード・シーケンスを初期化して8フレ
ーム・バッファのすべてを同時にアンロードする。この転送プロセスは、ネット
ワーク・プロセッサのオペレーションを参照しながら、以下に述べられる。
【0044】 しかしながら、BICバッファ・メモリが、アンロード化データをネットワー
ク・プロセッサに転送している間であっても、TDMストリームが、リアルタイ
ムで進行しているので、BICバッファ・メモリは、TDMデータを受信し、バ
ッファし続けることが重要である。この要求は、以下のように成り遂げられる。
図18は、特に、受信バッファ(1610)内のメモリの構成を図示する。図1
8は、RAM0からRAM8までの符号を付された、9つのバンクのメモリを示
す。各RAMバンク(各記憶部)は、16ビット、即ち2バイトの大きさである
。このように、このモジュールにおいて、9つのRAMブロックは、2つのスト
リーム又はハイウェイを記憶することがでる。従って、このモジュールは、8フ
レームの深さの16TDMハイウェイまでバッファすることができる。上述した
ように、受信したボイス・データは、このモジュールから一度に8バイト読まれ
る。というのは、各バイトが、異なるフレームの、特定のタイム・スロットの表
示を保持するからである。よって、各64ビットIXバス・リードは、そのタイ
ム・スロットに関し、1msecのボイス・データ(1フレーム当たり125m
sec×8フレーム)を含む。
【0045】 1実施形態において、8だけが1回読まれるが、図18中に示されるように、
9つのバンクのRAMがある。これにより、もう1つのRAMブロックが、TD
Mデータで満たされている間、1つのバンクのRAMは、IXバス・アクセス用
に利用可能になる。この配列は、オーバフローが起こる前に、ネットワーク・プ
ロセッサに、125msecの周期で、受信RAM全体を空にさせることを可能
とし、ヘルプが、マルチ同時アクセスからのデータ変造の可能性を排除する。
【0046】 この構成において、データが読み出されたとき、ハイウェイ・トグル信号は、
所与のRAMブロックからのどのデータ(上部又は下部のバイト)が、「アクテ
ィブ」バイトであることを示す。一般的に、「インアクティブ」又はスペアのR
AMバンクが、予め記憶されたデータ・バイトをパラレル・バス・インターフェ
ースに転送するために用いられている間、アクティブ・メモリ・バンクは、入っ
て来るデータを記憶するために利用可能である。指定された「アクティブ」RA
Mバンクは、絶えず、周期的である;1つがいっぱいになると、次の1つがアク
ティブになる。8フレームが集まった後に、受信準備完了フラグが、主張され、
次のネットワーク・プロセッサ・リード・アクセスの間、「アクティブでない」
バンクからのデータは、読み取られる。その後、スペアのRAMバンクは、次の
8フレーム・サイクルの間、アクティブなフレーム0になり、「ラウンド・ロビ
ン」のように、アクティブな指定を交代する。IXバス・データに関し、RAM
出力とBIC出力との間のタイミングの制約を改善するために、受信モジュール
内のRAMは、好ましくは、出力を記録する。
【0047】 受信及び伝送モジュール(それぞれ、図16A中の1610及び1630)は
、ソフトウェア・オペレーションを簡素化するのが適切な場合、同期化すること
ができる。特に、両方のモジュールが、同時にイネイブルされる場合、受信モジ
ュールは、ネットワーク・プロセッサからの最初の完全な伝送転送の後まで、フ
レームのカウントを開始しない。この同期化ステップは、2つの利点がある:第
1に、ループバック・モードにより、BICに書き込まれたものと同じデータが
、8フレーム後に、BICから読み取られる。第2に、伝送準備完了信号が、受
信準備完了フラグの前に、1つのフレームで起こり、これによって、2つのフレ
ームに渡るネットワーク・プロセッサの負荷を拡散する。CSRは、ソフトウェ
ア内で実行されるような、様々な同期化モードを制御するために使用することが
できる。
【0048】 図示されたアーキテクチャは、おおよそ64マイクロ秒で約2,000チャネ
ルを処理することができが、そのデータ・レートは、幾らかのイーサーネット・
ネットワークを要求する。代替的な配置は、ネットワーク・コネクションを少し
要求する。それは、追加的なバッファ又はメモリのプール(ストック)を含む;
このプールは、ワーキング又はスタンバイとして指定される。例えば、追加的な
、8フレーム分のメモリは、1チャネル毎に追加することができる。これは、予
め記憶されたデータをアンロードする間、もう1つの8フレームをバッファする
ことを可能とする。ダブル・バッファ化を用いて、8フレーム時間、即ち1つの
完全ミリ時間は、必要ならば、インアクティブ・メモリ・バンクをアンロードす
るために使用することができる。追加的なメモリは、BIC ASIC又はSO
C内に追加することもできる。
【0049】 (BIC伝送コンポーネント・バッファ・メモリ・オペレーション) BIC伝送モジュール(1630)は、バッファ化及びプロセッサ・バス信号
化を含む、伝送方向の転送を取り扱う。データは、伝送モジュールからシリアル
形式で送信される。従って、このモジュールは、パラレルRAMバイトを取り入
れ、TDMバス(1632)上の出力のためにそれをシリアル化する。図16A
を再び参照すると、伝送モジュール1630は、CHIバス1632上のTDM
データバイトを提供するために結合されたパラレルtoシリアル・コンバータ1
631を含む。1つの実例の構成において、このモジュール1630は、1ハイ
ウェイ当たり5つの128×16RAMブロック、即ち、4RAMブロックと1
スペアとを含む。それは、単一のボード上で8フレームの深さで16TDMハイ
ウェイまでバッファすることができる。伝送ボイス・データは、ネットワーク・
プロセッサから、このモジュールに一度に8バイトで書き込まれ、各バイトは、
タイム・スロットに対応する異なるフレーム(125μsecサンプル)を含む
。勿論、この配置は、ネットワーク・プロセッサ、プロセッサ・バス・サイズ及
びスピードなどに依存して、変更することができ、例えば、1つのバス・ライト
・サイクルにおいて、2から16バイトまでのどこにでも動かすことができる。
【0050】 ここで、図20を参照すると、伝送モジュールRAMバッファは、1実施形態
において、「RAM0」から「RAM4」までの符号を付されたRAMバンクと
して示される。5つのブロックの128×16RAMは、図中で示されるように
、各バンクが2つのフレーム・データを記憶するように、構成される。伝送モジ
ュールが、データを受信する準備ができたとき、それは、伝送準備完了フラグを
設定することによって、ネットワーク・プロセッサに信号で合図する。このフラ
グに従って、IXPは、上述のように、データを伝送する。この伝送制御モジュ
ールは、記憶用の「ノンアクティブ」RAMバンクを選択しながら、そのデータ
を図20のRAM構造内に記憶する。現在「アクティブ」なバンクは、TDMデ
ータをローカルTDMバスにアンロードするために、常に、予約される。図20
において、アクティブ・バンクは、「スペア・RAMバンク」として示される。
アクティブ・バンクは、絶えず、周期的で、ローカル・TDMデータを現在アン
ロードしているバンクを保護する一方、8フレームを伝送RAMに書き込ませる
ことを可能にする。好ましくは、伝送制御モジュールは、独立してイネーブル/
ディスエーブルすることができる。例えば、これは、CSR(図)を用いて実施
することができる。ディスエーブルされる間、このモジュールは、IXバスから
書き込まれるタイム・スロットを追跡するために使用することができるが、フレ
ーム・カウンタは、増加せず、TDMデータは、BIC RAMからTDMバス
に書き込まれない。
【0051】 ネットワーク・プロセッサとBICとの間の基本的なデータ・フローは、図6
Aのブロック図において要約される。図6Aは、BIC604に結合されたネッ
トワーク・プロセッサ602を示す。このネットワーク・プロセッサは、MAC
受信バッファを提供し、そこからデータ(606)をBIC伝送メモリに書き込
むことができる。逆に言えば、BICは、ネットワーク・プロセッサ(602)
のリード・オペレーション(612)によってアンロードされる受信バッファ(
610)を実施する。ネットワーク・プロセッサは、イーサーネット又は他のパ
ケット交換チャネルへのコネクションに関し、MAC伝送バッファ614を(内
部的に又は外部的に)実施する。
【0052】 (ネットワーク・プロセッサ・オペレーション及びプログラミング) 図7A及び図7Bは、本発明に関連するネットワーク・プロセッサのオペレー
ションを示す。適切なネットワーク・プロセッサは、インテル社のIXB120
0である。このプロセッサは、6つの、統合プログラム可能な、マルチ・スレッ
ド(4スレッド)のマイクロエンジンと「ストロング・アーム」(Strong Arm:
登録商標)RISCプロセッサ・コアとを含む。IXB1200は、64ビット
・データ・バス(図3中の(349))上で最大256MBのSDRAMをイン
ターフェースし、セパレート32ビットSRAMバス(342)は、8MBの同
期SRAM(344)と8MBのブートROM(フラッシュ325)とをサポー
トする。ROM及びSDRAMは、以下のように一般的に動作するように、その
デバイスをプログラムするために使用することができる。
【0053】 最初に図7Bに関し、イーサーネットMAC又は他のパケット交換インターフ
ェース(730)からのパケットは、管理上の(データと区別される)パケット
を検知するために、(705)で、予備的に調べられる。管理上のパケットは、
ARM(登録商標)(RISCプロセッサ)(708)に向けられ、プロセッサ
は、ネットワーク・プロセッサ用の管理上の設定タスクを取り扱う。そのタスク
の1つは、メモリ内のアクティブ・コール・テーブル(731)を維持すること
である。このように、パケットは、コール・コネクションをセット・アップ(又
は分解)する命令で、ホストプロセッサから受信してもよい。従って、ARMは
、そのマップのアクティブ・チャネル(731)を更新する。また、それは、こ
の情報を用いて、先に述べたTSIを動的に供給する;供給しているデータ(7
06)を維持するとして図7A内で一般的に示される。また、管理上のパケット
は、プロセッサに、システムのステータス又はアラーム(710)を更新するよ
うにさせることもできる。ホスト又はシステム・プロセッサ(図示せず)との、
これら及び他の通信は、PCIバスのようなコモン・マイクロプロセッサ・バス
を経由して、又はローカル・ネットワークを経由して、処理される。シリアル・
コネクション(例えば、RS−232)は、トラブル・シューティング用及びホ
スト・プロセッサのないときの開発用に、ARMとの通信を提供することができ
る。
【0054】 ここで、図7Aを参照すると、受信オペレーションが、示される。図の右上か
ら始めると、BICインターフェース(320)は、上述したようにバッファさ
れたデータを提供し、リード・データの準備ができたときに、ネットワーク・プ
ロセッサに通知する。話を戻すと、そのプロセッサは、利用できる「アクティブ
」メモリを新しいデータで満たす時間内に、受信バッファ「インアクティブ」メ
モリの全体をアンロードしなければならない。実際のアプリケーションにおいて
、少なくとも1つ又は2つのフレームの「余分なメモリ」が、この目的のために
提供される;後者の例において、250マイクロ秒でネットワーク・プロセッサ
・バスの2Kリードを実行可能にする。現在の好ましい商業上の実施形態におい
て、可動メモリの完全なコンポーネント(即ち、8フレーム)は、ダブル・バッ
ファ・バス転送に利用することができる。
【0055】 ネットワーク・プロセッサで、各マイクロエンジンは、それ自身、バスからの
データを受信する記憶装置を有する。また、各マイクロエンジンは、コア・スピ
ードで(現在160−200MHzのオーダーで)、4つの同時スレッドを実行
することができる。1つのスレッドは、その記憶装置内にデータ(例えば、8バ
イト)を受信するために、割り当てることができる。第2のスレッドは、データ
をSDRAM内に移動することができる。第3のスレッドは、ヘッダ情報などを
追加する、パケットを組み立てることができる。それが起こっている間、第2の
マイクロエンジンは、第1スレッドをデータの受信に適用し、第2スレッドをS
DRAMへの移動に適応することができる。このように、マイクロエンジンは、
バスからのフェッチをインターリーブする。この並行により、データが処理され
、パケットが非常に速く組み立てられる。追加的なマイクロエンジンは、同様に
、入ってくるパケットの受信及び分析と、ペイロードのアンパックと、バスへの
同時書き込みとのために、割り当てることができる。
【0056】 入ってくるバイトのカウントによって、(或いは、メモリ・アドレスに基づい
て、)ソフトウェアは、指定されたプロトコルに関して、完全なペイロードが、
到着したのか、又は、いつ到着したのかを判定する(726)。完全なペイロー
ドが、まだ到着していない場合、それは、SDRAM内の現在のバイトを記憶し
、ループを続ける(728)。完全なパケット・ペイロードが、記憶された場合
(728)、それは、以下ように処理される。ここで、図7Aの左下を参照する
と、このプロセスは、関心のある現在のチャネルに対応するポインタ・アドレス
で、SDRAMメモリ(730)からのデータを読み取るステップと;アドレス
化(732)(SAR、ATM、Sonet、SDH、イーサーネットなど)の
タイプを決定するステップと;MACアドレスを決定するステップ(734)と
;MACヘッダをパケットに追加するステップ(736)と;ヘッダ又はフレー
ムのタイプ(Sonet、ATMなど)を決定するステップ(738)と;指定
されたタイプに従ってパケット上のヘッダ又はフレームを配置するステップ(7
40)と;その後に、そのパケットを、イーサーネットMAC(742)又は他
に指定されたI/Oポートに伝送するステップと、を含む。なお、もう1つのス
レッドが、MAC又はその他の出力チャネルとのインターフェース結合を取り扱
う間、1つのマイクロエンジン・スレッドは、パケット・カプセル化に割り当て
ることができる。このように、データは、非常に高スピードで、ソフトウェア制
御の下で、非常に広範囲の任意のプロトコルに従って、カプセル化される。さら
に、データ又はパケットは、他で述べたように、様々なI/Oポートに向けるこ
とができる。
【0057】 出発するパケットの一例を、図6Bに示す(イーサーネット・カプセル化上の
ボイス・オーバIP)。図8は、イーサーネット物理フレーム上のIP(インタ
ーネット・プロトコル)上のUDP(ユーザ・データグラム・プロトコル:User
Datagram Protocol)内のペイロードとしてRTP(リアルタイム伝送プロトコ
ル:Real time Transport Protocol)データグラムを搬送することに関し、フィ
ールドと典型的なカプセル化階層とを詳細に示す。各レベルにおける様々なフィ
ールドが、図示されており、それらがIETF及び他の産業標準を反映している
ものとして一般的によく知られている。例外は、様々なフィールドをリストする
ことを許さなかった図中のスペースのあるところのIPパケットである;それら
は、以下の表2内で示される。
【0058】
【表2】
【0059】 再び、図16Bを参照すると、主としてネットワーク・プロセッサとの相互作
用を主として容易にするために、BICのcpuインターフェース・モジュール
は、好ましくは、幾つかのプロトコルとステータス・レジスタとを実施する。好
ましくは、レジスタは、ネットワーク・プロセッサ・ソフトウェアに、BICバ
ッファ・ポインタの位置をモニタさせることを可能とするために、受信カウント
(1660)及び伝送カウント(1662)を含む。オーバフロー・ステータス
・ビット(1664)とフレーム・カウントとは、その名前が暗示するように、
ステータスを提供する。パケット長制御レジスタ、即ち、受信パケット長(16
50)レジスタ及び伝送パケット長(1652)レジスタは、BICへの及びB
ICからのネットワーク・プロセッサ・バス・アクセスを、設定可能な長さにさ
せることを可能とする。この特徴により、ソフトウェアは、プログラム可能なレ
ベルよりも上のすべてのハイウェイ及びタイム・スロットを無視することが可能
となる。ハイウェイ・イネーブル・マスクは、ユーザに、個々のTDM入力ハイ
ウェイをトライステート(tri-state)させることを可能にする。制御レジスタ
(1658)は、対応するBICコンポーネントをセパレートでイネーブルする
ために、伝送及び受信イネーブルを含む。制御/ステータス・レジスタCSR(
1668)は、ソフトウェアによってシステムを定義済パワー・アップ・リセッ
ト・ステータスにリセット可能な、ソフトウェア・リセット・ビットを含む。勿
論、同様の機能は、制御レジスタ及びステータス・レジスタの様々な再配置を実
行することができる。ノンデータ通信が、「スロー・ポート」バス上又は特定の
プロセッサに依存する同様な制御チャネル上で処理される。
【0060】 読み手が認識できるように、本アーキテクチャは、非常にスケーラブルであっ
て、フレキシブルである。図9Aは、84のT−1ライン(おおよそ2,000
チャネル)を単一のSONET/OC3パイプに集中するためのコンセントレー
タ・アプリケーションを示す。この実行は、イーサーネット・ポートの代わりに
、基本的なアーキテクチャへのSONET/OC3 I/Oポートの追加を単に
要求する。ネットワーク・プロセッサへのソフトウェア交換は、適切なSONE
Tプロトコルを実行することができる。例えば、図13は、光学的なインターフ
ェースを採用する、本アーキテクチャの変形例を示す。この及び他の物理的なイ
ンターフェースは、本発明の単一ボード実施形態において、PMC(「ドータ・
カード」:daughter card)によって便宜に提供される。図9Bは、上で詳細に
説明した実施形態に対応するTDMブリッジを示す;H.110バスと離れて、
4つのイーサーネット・ポートへ(及び反対方向へ)TDMストームを処理する
。しかしながら、このアプリケーションは、IPカプセル化をスキップし、イー
サーネットへ真っ直ぐにTDMを搬送するように、構成することができる。図1
0Aは、例えば、ATMをOC/3にインターフェースする状況に使用すること
ができるSARingアプリケーションを示す。AAL2の実行を含む、このア
プリケーションは、上述した同じ基礎アーキテクチャを用いて、ソフトウェア内
で実施することができる。図10Bは、多重アプリケーションを示し、その内部
において、ホスト/ソフトウェア制御の下でT−3コネクションに切りスイッチ
することができる。例えば、84のT−1コネクションの使用に関するケーブル
配置問題は、それらを3つのT−3コネクションまで多重化して、丁度3つのB
NCケーブル・コネクションを必要とすることによって、軽減することができる
。図14は、本発明のもう1つの構成及びアプリケーションを示す。図14にお
いて、上述のTDMブリッジ・システムは、「ブリッジ・ルータ」(1400)
で示される。この場合、トータルで800メガバイトのバンド幅を提供すること
が、8つのイーサーネット・コネクション(1402)用いて構成される状況に
おいて示されている。ブリッジ(1400)は、2kまでの全二重ボイス・チャ
ネルを伝送し、受信するために、上述のように、H.110バスに結合される。
追加的なI/Oポートは、SONETコネクション(1510)を実行する。S
ONETインターフェース(商業上入手可能)は、H.110バスのバンド幅と
同じ、(粗く、84T−1コネクションに等しい)、おおよそ4kタイム・スロ
ット、即ち2k全二重コネクションのための容量を持つ。この例におけるネット
ワーク・プロセッサは、プログラムされて、追加的なSONETポートを統合す
るために、TSI及びBICを供給する。これに関し、装置は、ブリッジ、コン
セントレータ、又は、ルータとして、機能することができる。例えば、TDMデ
ータは、点線(1412)で示されるように、SONETコネクションへ転送す
ることができる。SONETバッファは満たされるとき、実線(1414)で示
されるように、追加的なコールは、H.110バスから1以上のイーサーネット
・コネクションにルートすることができ、また、選択されたストリーム又はコー
ルは、例えば、点線(1420)によって示されるように、要求される3つのイ
ンターフェースの何れかへ、又は何れかから、ルートすることができる。これら
のオペレーションは、アッド/ドロップ多重器の機能に、多少類似する。これら
の特徴は、バッファ化SONETインターフェースに順応するための追加的なメ
モリとともに、上述の方法及び装置を用いて、ソフトウェア内で実行することが
できる。実用的な事柄として、SONETインターフェースは、PMCサイトを
介して、コンパクトなPCIボード実行を、便宜に追加することができる。
【0061】 本発明に内在する原理を離れることなく、上述の本発明の実施形態に多くの変
形を加えることは、この分野における当業者によって明らかであろう。それゆえ
、本発明の範囲は、特許請求の範囲のみによって、定まるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チャネル化したT−1回路(従来技術)における、時間領域多重(TDM)
デジタル・ボイス・データ・ストリームを示す概念図である。
【図2】 TDM又はその他のサンプルされたデータを搬送するためにH.110バス標
準に従うタイミングを示すタイミング図である。
【図3】 本発明のTDMブリッジ・システムに関するアーキテクチャ・ブロック図であ
る。
【図4】 知られているタイム・スロット交換チップを示す図である。
【図5】 バッファされたコンポーネントに関して伝送コンポーネントのオペレーション
を示す図である。
【図6】 図6Aは、本発明に従って、ネットワーク・プロセッサとBICとの間のデー
タ・フローを表す簡略ブロック図である。 図6Bは、本発明に従って実行されるTDMデータのカプセル化の一例を示す
図である。
【図7】 図7A及び図7Bは、図3のネットワーク・プロセッサのオペレーションを示
す図である。
【図8】 イーサーネット・フレーム内のインターネット・プロトコルを採用するボイス
・データ・パケットのパケット化を示す図である。
【図9】 図9A及び図9Bは、それぞれコンセントレータ及びTDMブリッジを実行す
る本発明のアーキテクチャに関するアプリケーションを示す図である。
【図10】 図10A及び図10Bは、それぞれATM SAR機能及びTDM多重器を実
行する本発明のアーキテクチャに関するアプリケーションを示す図である。
【図11】 バッファされたインターフェース・コンポーネントに関して、具体例としての
メモリ構成を示す図である。
【図12】 BICの受信バッファに関するオペレーションを示す図である。
【図13】 ATM、SONET、IP、又は結合プロトコルを実行するために構成可能な
、本発明の代替実施形態に関するブロック図である。
【図14】 本発明に関する代替構成及びアプリケーションを示す図である。
【図15】 ネットワーク・プロセッサ・バスへの及びネットワーク・プロセッサ・バスか
らのタイム・スロット・データのストリームをインターフェースするデジタル・
インターフェース・システムに関するシステム・ブロック図である。
【図16】 本発明に関するバッファ・インターフェース・チップ(「BIC」)の簡略ブ
ロック図である。
【図17】 図15のインターフェース・システムにおける受信コンポーネント・メモリ(
RAM)への、より詳細なデータ・フローを示す図である。
【図18】 図15のインターフェース・システムに関する受信バッファ・メモリのメモリ
構成の一例を示す図である。
【図19】 図15のインターフェース・システムにおける伝送コンポーネント・メモリ(
RAM)への、より詳細なデータ・フローを示す図である。
【図20】 図15のインターフェース・システムに関する伝送バッファ・メモリのメモ
リ構成の一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 カー,ウィリアム・アール アメリカ合衆国オレゴン州97005,ビーヴ ァートン,サウスウエスト・シーダー・ヒ ルズ・ブールヴァード 2850,ナンバー 202 (72)発明者 プラサンナン,ヴェンカタラマン アメリカ合衆国オレゴン州97229,ポート ランド,ノースウエスト・チャピン・ドラ イブ 3212 (72)発明者 ホワイト,マイロン・エイチ アメリカ合衆国オレゴン州97124,ヒルズ ボロ,ノースウエスト・ワンハンドレッド アンドナインティス・アベニュー 10643 Fターム(参考) 5K028 AA06 CC06 KK35 NN01 SS06 SS16 SS23 SS24 TT01 5K030 HB01 KA03 LA15 5K069 CB08 FA03 FA15 FC02 FC11 FC16

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルTDMデータの連続ストリームを、パラレル・デー
    タ・バスに結合されるネットワーク・プロセッサにインターフェースするバッフ
    ァ・インターフェース・システムであって、該システムは、 シリアルTDMデータの少なくとも1つのストリームを受信する入力ポートで
    あって、各々のデータ・ストリームが、コモン・フレーム・パルス信号に同期化
    された、連続する一連の時間領域多重タイム・スロットを備え、各タイム・スロ
    ットが、デジタル・ボイス・コンテンツを搬送するための、それぞれのバーチャ
    ル・チャネルに対応する、入力ポートと、 前記入力ポートに結合され、パラレル・データ・バイトを形成するために、受
    信したTDMデータをバッファし、組み立てる、受信コンポーネントと、 前記受信コンポーネントに結合され、該システムから、結合パラレル・データ
    ・バスを介して、ネットワーク・プロセッサに、前記パラレル・データ・バイト
    を転送するパラレル・バス・インターフェースと、 を備えるシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、 前記受信コンポーネントが、前記シリアル・データ・ストリームの各タイム・
    スロットを、対応するデータ・バイトに変換する、シリアルからパラレルへのコ
    ンバータを含み、 前記受信コンポーネントがさらに、前記データ・バイトを記憶する、受信メモ
    リを含み、前記受信メモリが、少なくとも2つのロジカル受信メモリ・バンクを
    規定するように構成され、前記受信メモリ・バンクの各々が、前記シリアルから
    パラレルへのコンバータによって提供される一連の前記データ・バイトを記憶す
    るために利用可能なアクティブ・メモリ・バンクとして、或いは、予め記憶され
    たデータ・バイトを前記パラレル・バス・インターフェースに転送するために利
    用可能なノンアクティブ・メモリ・バンクとしての何れか一方として、選択的に
    設定可能である、システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、 前記受信コンポーネントが、予め記憶されたデータ・バイトを前記パラレル・
    バス・インターフェースに同時に転送する間、入ってくる前記データ・バイトを
    前記メモリ・バンクのうち1つのアクティブ・メモリ・バンクに記憶することに
    より、最小の遅延で前記入力ポートにおけるリアルタイムTDMデータ・フロー
    を処理するように、前記受信メモリを制御する手段を含む、システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、 前記受信メモリが、N+1(ここで、Nは、ゼロ以外の正の整数である。)ブ
    ロックのランダム・アクセス・メモリを備え、前記メモリ・ブロックの中から1
    つずつ選択されたメモリ・ブロックが、アクティブ・メモリ・ブロックとして、
    設定されるように配置される一方で、残りのNのメモリ・ブロックが、予め記憶
    されたデータ・バイトを前記パラレル・バス・インターフェースに同時に転送す
    るように、ノンアクティブ・メモリ・ブロックとして設定される、システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、 各メモリ・ブロックが、TDMデータの1フレームに対応するデータを記憶す
    るために、少なくとも128バイトを含む、システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、 各メモリ・ブロックが、2つのストリームの各々からのTDMデータの1フレ
    ームに対応するデータを記憶するために、上部バイト及び下部バイトとして選択
    可能な、128の16ビット・ワードを含む、システム。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、 前記受信メモリが、前記パラレル・バス・インターフェースへのパラレル転送
    用にワイド・ワードを形成するために、マルチ・ノンアクティブ・メモリ・バン
    クに渡ってデータを連結する手段を含む、システム。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、 前記受信メモリが、9ブロックのランダム・アクセス・メモリを備え、前記メ
    モリ・ブロックの中から1つずつ選択されたメモリ・ブロックが、アクティブ・
    メモリ・ブロックとして、設定されるように配置される一方で、残りの8メモリ
    ・ブロックが、ノンアクティブとして設定され、 前記受信メモリが、前記パラレル・バス・インターフェースへの一斉転送用に
    8バイトのワイド・ワードを形成するために、8つのノンアクティブ・メモリ・
    バンクに渡ってリード・バイトをアンロードし、連結する手段であって、前記8
    バイトのワイド・ワードが、前記タイム・スロットの中から選択された1つに対
    応する8バイトのデータを備える、手段を含む、システム。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載のバッファ・インターフェース・システムに
    おいて、該システムはさらに、 整数のマルチMページのランダム・アクセス・メモリであって、各ページのメ
    モリが、対応するN+1ブロックのランダム・アクセス・メモリを備え、各ペー
    ジが、前記入力ポートに提供されるTDMデータの追加的なストリームをバッフ
    ァし、組み立てるために配置される、ランダム・アクセス・メモリを含むシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 シリアルTDMデータの連続ストリームを生成するために
    、パラレル・データ・バスに結合されるネットワーク・プロセッサを、インター
    フェースするインターフェース・システムであって、該システムは、 結合ネットワーク・プロセッサからパラレル・データ・バイトを受信するパラ
    レル・バスへのコネクション用のパラレル・バス・インターフェースと、 前記パラレル・バス・インターフェースに結合され、シリアルTDMデータの
    ストリームを形成するために、受信したパラレル・データ・バイトをバッファし
    、配置する、伝送コンポーネントと、 シリアルTDMデータのストリームを伝送するTDM出力ポートであって、ス
    トリームが、コモン・フレーム・パルス信号に同期化された、実質的に連続する
    一連の時間領域多重タイム・スロットを備える、TDM出力ポートと、 を備えるシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記伝送コンポーネントが、前記受信したデータ・バイトを記憶する、伝送メ
    モリを含み、 前記伝送メモリが、少なくとも2つのロジカル伝送メモリ・バンクを規定する
    ように構成され、各伝送メモリ・バンクが、1フレームのシリアルTDMデータ
    にシリアル化するために、複数の前記データ・バイトを記憶するサイズであり、 伝送メモリ・バンクの各々が、記憶したデータ・バイトをアンロードするため
    に利用可能なアクティブ・メモリ・バンクとして、或いは、前記パラレル・バス
    ・インターフェースから受信したときのデータ・バイトを記憶するために利用可
    能なノンアクティブ・メモリ・バンクとしての何れか一方として、選択的に設定
    可能であり、 前記伝送コンポーネントが、TDMデータ・ストリームを形成するために、記
    憶したデータ・バイトを、対応するタイム・スロットに変換する、パラレルから
    シリアルへのコンバータを含む、システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記伝送コンポーネントが、前記受信したデータ・バイトをノンアクティブ・
    メモリ・バンクに記憶する一方で、アクティブ・メモリ・バンクから、前記パラ
    レルからシリアルへのコンバータへ、予め記憶されたデータ・バイトを同時に転
    送するロジックを含む、システム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記伝送メモリが、N+1(ここで、Nは、ゼロ以外の正の整数である。)ブ
    ロックのランダム・アクセス・メモリを備え、前記メモリ・ブロックの中からN
    ずつ選択されたメモリ・ブロックが、ノンアクティブ・メモリ・ブロックとして
    、設定されるように配置されている一方で、残りのメモリ・ブロックが、予め記
    憶されたデータ・バイトを前記パラレルからシリアルへのコンバータへ、同時に
    転送するように、アクティブ・メモリ・ブロックとして設定される、システム。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記パラレル・バス・インターフェースが、前記伝送メモリに結合され、単一
    で一斉のライト・オペレーションにおいてマルチバイト・データ単位でマルチ・
    ノンアクティブ・メモリ・バンクに記憶し、各データ・バイトをノンアクティブ
    ・メモリ・バンクのうち対応する1のメモリ・バンクに記憶する結果、前記メモ
    リ・バンクのうち選択された1つのメモリ・バンクに関する後続のシーケンシャ
    ル・リードが、1フレームのTDMデータに対応する一連のバイトを生成する、
    システム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のインターフェース・システムにおいて
    、該システムはさらに、 ネットワーク・プロセッサとの制御通信用の制御インターフェースであって、
    ネットワーク・プロセッサ・バスの設定可能な長さを許すために、少なくとも1
    つのパケット長レジスタを含む制御インターフェースを含む、cpuインターフ
    ェース・コンポーネントを含むシステム。
  16. 【請求項16】 シリアルTDMデータの連続ストリームを、パラレル・デ
    ータ・バスに結合されるネットワーク・プロセッサにインターフェースするシス
    テムであって、該インターフェース・システムは、 シリアルTDMデータの少なくとも1つの入力ストリームを受信する入力ポー
    トであって、各々の入力データ・ストリームが、コモン・フレーム・パルス信号
    に同期化された、連続する一連の時間領域多重タイム・スロットを備え、各タイ
    ム・スロットが、デジタル・ボイス・コンテンツを搬送するための、それぞれの
    バーチャル・チャネルに対応する、入力ポートと、 前記入力ポートに結合され、第1パラレル・データ・バイトを形成するために
    、受信したTDM入力データを組み立てる受信バッファ・メモリを含む、受信コ
    ンポーネントと、 シリアルTDMデータの少なくとも1つの出力ストリームを転送する出力ポー
    トと、 前記出力ポートに結合され、シリアル出力TDMデータのストリームを形成す
    るために、第2パラレル・データ・バイト分解する伝送バッファ・メモリを含む
    、伝送コンポーネントと、 前記受信コンポーネントに結合され、前記第1パラレル・データ・バイトを結
    合ネットワーク・プロセッサに転送し、前記伝送コンポーネントに結合され、前
    記結合ネットワーク・プロセッサから前記伝送コンポーネントに前記第2パラレ
    ル・データ・バイトを同時に転送する、パラレル・バスと、 を備えるシステム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のインターフェース・システムにおいて
    、該システムはさらに、 ネットワーク・プロセッサとの制御通信用の制御インターフェースを含むcp
    uインターフェース・コンポーネントを備えるシステム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記cpuインターフェース・コンポーネントが、少なくとも1つの制御レジ
    スタを含む、システム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記制御レジスタが、少なくとも1つのパケット長レジスタを含む、システム
  20. 【請求項20】 請求項17に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記cpuインターフェース・コンポーネントが、前記ネットワーク・プロセ
    ッサに、前記受信コンポーネント及び前記伝送コンポーネントのそれぞれのバッ
    ファ・メモリをモニタさせるように、受信カウント(1660)レジスタ及び伝送カウ
    ント(1662)レジスタを含む、システム。
  21. 【請求項21】 請求項17に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記インターフェース・モジュールが、前記ネットワーク・プロセッサにハン
    ドシェークするための、少なくとも1つのステータス・レジスタを含む、システ
    ム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記ステータス・レジスタが、少なくとも1つの受信カウンタ・レジスタと、
    伝送カウンタ・レジスタと、オーバフロー・ステータス・ビットと、を含む、シ
    ステム。
  23. 【請求項23】 請求項16に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記受信コンポーネントが、前記バッファ・メモリ内のデータがアンロードす
    る準備ができたときに、前記ネットワーク・プロセッサに通知するロジックを含
    む、システム。
  24. 【請求項24】 請求項16に記載のインターフェース・システムにおいて
    、 前記受信コンポーネントが、スタンバイ・バッファ・メモリと、前記バッファ
    ・メモリ内のデータがアンロードする準備ができたときに、前記ネットワーク・
    プロセッサに通知するロジックとを含み、 前記受信コンポーネントがさらに、前記スタンバイ・バッファ・メモリにデー
    タを記憶する一方で、前記バッファ・メモリ内のデータを前記ネットワーク・プ
    ロセッサにアンロードするロジックを含む、システム。
  25. 【請求項25】 ホスト電気通信システムにおいて使用するために構成され
    た回路ボードを備えるTDMブリッジ製品であって、該TDMブリッジ製品は、 前記回路ボード上に取り付けられ、所定のプロトコルに従ってTDM入力デー
    タを受信する第1入力コネクタであって、TDMデータが、連続する一連の時間
    領域多重タイム・スロットからなる、少なくとも1つのストリームを備え、各ス
    トリームが、コモン・フレーム・パルス信号に同期化され、各タイム・スロット
    が、デジタル・ボイス・コンテンツを搬送するための、それぞれのバーチャル・
    チャネルに対応する、第1入力コネクタと、 前記回路ボード上に取り付けられ、前記第1入力コネクタに結合され、前記T
    DM入力データの少なくとも1つのタイム・スロットを制御可能に選択し、選択
    したタイム・スロットのシリアル・データをローカル・バスに提供するタイム・
    スロット・スイッチ手段と、 前記回路ボード上に取り付けられ、前記ローカル・バスに結合され、ワイド・
    データ・ワードを形成するために、選択されたTDMデータを受信するバッファ
    ・インターフェース・コンポーネントであって、各ワイド・データ・ワードが、
    複数のデータ・バイトを含み、各ワイド・データ・ワード内の前記データ・バイ
    トのすべてが、前記TDM入力データの、選択されたタイム・スロット・チャネ
    ルに対応する、バッファ・インターフェース・コンポーネントと、 前記回路ボード上に具備され、前記インターフェース・コンポーネントに結合
    され、前記ワイド・データ・ワードを受信するネットワーク・プロセッサ・バス
    と、 前記回路ボード上に取り付けられ、前記ネットワーク・プロセッサ・バスに結
    合され、前記ネットワーク・プロセッサ・バス上の前記バッファ・インターフェ
    ース・コンポーネントによって提供される前記ワイド・データ・ワードをカプセ
    ル化する一連のデータ・パケットを形成するネットワーク・プロセッサと、 前記回路ボード上に取り付けられ、該出力コネクタに結合されるパケット交換
    ネットワーク上に前記データ・パケットを転送する出力コネクタと、 とを備えるTDMブリッジ製品。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のTDMブリッジ製品において、 前記ワイド・データ・ワードのそれぞれが、わずか8バイトを含み、8フレー
    ムのTDMデータ、又は、各アクティブ・タイム・スロットに関する1ミリ秒の
    サンプルされたボイス・コンテンツに対応する、TDMブリッジ製品。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のTDMブリッジ製品において、該TD
    Mブリッジ製品はさらに、 前記形成されたデータ・パケットをIEEE802.3ネットワーク上に転送
    する手段を、 含むTDMブリッジ製品。
  28. 【請求項28】 請求項26に記載のTDMブリッジ製品において、該TD
    Mブリッジ製品はさらに、 前記形成されたデータ・パケットをATMネットワーク上に転送する手段を、 含むTDMブリッジ製品。
  29. 【請求項29】 請求項26に記載のTDMブリッジ製品において、該TD
    Mブリッジ製品はさらに、 前記形成されたデータ・パケットをSONETネットワーク上に転送する手段
    を、 含むTDMブリッジ製品。
  30. 【請求項30】 請求項26に記載のTDMブリッジ製品において、 前記ワイド・データ・ワードが、単一のリード・オペレーションにおいて、前
    記ネットワーク・プロセッサへの転送用の前記ネットワーク・プロセッサ・バス
    のデータ信号ライン数と等しいビット数からなる、TDMブリッジ製品。
  31. 【請求項31】 エコー・キャンセレーションを不必要にするために、最小
    の遅延で、TDMデータをパケット交換ネットワークにブリッジする方法におい
    て、該方法は、 フレーム・パルス信号に同期化された、連続する一連の時間領域多重タイム・
    スロットを備えるTDMデータ・ストリームを受信するステップであって、各タ
    イム・スロットが、デジタル・ボイス・コンテンツを搬送するための、それぞれ
    のバーチャル・チャネルに対応する、ステップと、 前記TDMストリーム・ビットを、各タイム・スロット境界で、対応するバイ
    トに変換し、これにより、前記TDMストリームに対応する、連続する一連のバ
    イトを形成するステップと、 複数のN+1(ここで、Nは、正の整数である。)メモリ・バンクを提供する
    ステップと、 前記一連のバイトの第1フレームを、前記メモリ・バンクのうち1つの第1メ
    モリ・バンクに記憶するステップと、 前記一連のバイトの後続フレームの各々を、Nフレームのデータが、それぞれ
    のメモリ・バンクに記憶されるまで、前記メモリ・バンクのうち1つの次に続く
    メモリ・バンクに記憶するステップと、 前記一連のバイトのその次の後続フレームを、N+1番目のメモリ・バンクに
    記憶するステップと、 前記一連のバイトのその次の後続フレームを前記N+1番目のメモリ・バンク
    に記憶する一方で、最初のNメモリ・バンクから、プロセッサに、最初のNフレ
    ーム・データを同時にアンロードするステップと、 次のフレーム・パルス信号に応じて、前記メモリ・バンクを交代させるステッ
    プと、 その後に、連続するリアルタイム・オペレーションに関する進行中の方法で、
    前記一連のデータ・バイトを記憶し、アンロードする前記ステップを繰り返すス
    テップと、 同時に、前記プロセッサにおいて、前記TDMデータを搬送する一連のデータ
    ・パケットを形成するために、ワイド・ワードの前記データをカプセル化するス
    テップと、 前記一連のデータ・パケットをパケット交換ネットワーク・プロセッサ上に伝
    送するステップと、 を含む方法。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の方法において、 アンロードする前記ステップが、 Nメモリ・バンクの各々の1つの第1バイトを同時に読み取り、これにより
    、1つの第1タイム・スロットのNバイトを読み取るステップと、 前記第1タイム・スロットのワイド・ワードを形成するために、Nバイトの
    すべてを連結するステップと、 前記ワイド・ワードのデータをプロセッサに書き込むステップと、 前記ストリーム内の後続タイム・スロットの各々に関し、読み取る前記ステ
    ップと、連結する前記ステップと、書き込む前記ステップと、を繰り返すステッ
    プと、 を含む、方法。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の方法において、 読み取る前記ステップの各々が、前記プロセッサへの一斉転送のために、前記
    Nメモリ・バンクの各々の複数のバイトを読み取るステップを含む、方法。
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