JP2003535536A - 消耗期間のインターバルを自身の消費電力に適応させるためのデータ搬送器 - Google Patents

消耗期間のインターバルを自身の消費電力に適応させるためのデータ搬送器

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JP2003535536A JP2002500327A JP2002500327A JP2003535536A JP 2003535536 A JP2003535536 A JP 2003535536A JP 2002500327 A JP2002500327 A JP 2002500327A JP 2002500327 A JP2002500327 A JP 2002500327A JP 2003535536 A JP2003535536 A JP 2003535536A
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Abstract

(57)【要約】 基地局との通信データ(KD1、KD2)の通信のためのデータ搬送器(2)において、通信された通信データ(KD1、KD2)の処理のための処理手段(4)を有し、ターンオン時点(te1、te2、te3)までの充電期間のインターバル(T)の間に、前記データ搬送器に印加される外部供給電圧(UEXT)を入力し、内部供給電圧(UINT)を、ターンオン時点(te1、te2、te3)で開始する消耗期間のインターバル(TV1、TV2、TV3)の間に、外部供給電圧(UEXT)から切り離された処理手段(4)に供給する電圧供給手段(5)を有し、処理手段(4)が、内部供給電圧(UINT)が閾値電圧(US)より減少する遮断時点(tu1、tu2、tu3)からターンオン時点(te1、te2、te3)まで前記処理を中断する、基地局との通信データの通信のためのデータ搬送器(2)において、ターンオン時点(te1、te2、te3)から遮断時点(tu1、tu2、tu3)までの期間のインターバルとして規定される処理期間のインターバル(TP1、TP2、TP3)を測定する期間測定手段(12)が設けられ、電圧供給手段(5)が、消耗期間のインターバル(TP1、TP2、TP3)を、測定された処理期間のインターバル(TP1、TP2、TP3)に適応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局との通信データの通信のためのデータ搬送器であって、通信
された通信データの処理のための処理手段を有し、ターンオン時点までの充電期
間のインターバルの間に、前記データ搬送器に印加される外部供給電圧を入力し
、内部供給電圧を、前記ターンオン時点で開始する消耗期間のインターバルの間
に、前記外部供給電圧から切り離された前記処理手段に供給する電圧供給手段を
有し、前記処理手段が、前記内部供給電圧が閾値電圧より減少する遮断時点から
前記ターンオン時点まで前記処理を中断することを特徴とするデータ搬送器に関
する。
【0002】
【従来の技術】
冒頭の段落で規定されるこのような型式のデータ搬送器は、国際特許公開公報
WO 00/26868で知られており、スマートカードの中継器によって構成
される。既知のデータ搬送器は、前記スマートカードの接触パッドを介して、基
地局から、又は、基地局へ通信データを通信するように適応される。前記データ
搬送器は、前記接触パッドを介して受信される、又は、前記接触パッドを介して
出力されるべき通信データを処理するための処理手段を有する。
【0003】 前記処理手段は、それから、前記記憶手段に対する読み出し及び書き込みアク
セスの間に、一般的な算術演算、機密の情報又はデータの暗号化及び復号化のた
めの暗号算術演算、及び他の処理ステップが実行されるような処理プログラムを
実行する。前記データ搬送器の消費電力は、実行されている処理ステップと処理
されているデータのビットの組み合わせとに依存して、異なる。
【0004】 接触パッドにおいて消費電力が検出されることが可能である個々の処理ステッ
プにおける消費電力の分析を通じた、ハッカーによる、処理された機密データか
らのスパイ行為を防止するために、既知のデータ搬送器は特別の電圧供給手段を
有する。これらの電圧供給手段は、ターンオン電圧に達せられるターンオン時点
まで、充電期間のインターバルの間に、接触パッドを介して、外部供給電圧で充
電されるコンデンサを含む。その後、前記外部供給電圧から切り離されたコンデ
ンサは、消耗期間のインターバルの間に、内部供給電圧を処理手段に供給する。
【0005】 消耗期間のインターバルに続く放電期間のインターバルの間に、前記コンデン
サは最小電圧まで放電される。放電されるとコンデンサは再度充電される。これ
は、接触パッドを介した測定により決定されることが可能な外部消費電力からの
、内部消費電力の切り離しを保証する。
【0006】 前記消耗期間のインターバルの間に、前記内部供給電圧が、遮断時点における
閾値電圧より低下するとき、前記処理手段は処理プログラムの実行を中断する。
従って、前記コンデンサに蓄積される電力が、高消費電力を伴う処理ステップを
完了させるには不十分となり、誤った計算又は記憶結果を招いてしまうことが防
止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
既知のデータ搬送器の場合、高消費電力を伴う処理ステップの間に、ターンオ
ン時点の比較的すぐ後に、前記処理手段による処理が既に中断され、固定され予
め決定された消耗期間のインターバルの残り期間が、処理プログラムの実行のた
めの処理期間として使われないことは不利であることが判明した。この結果とし
て、高消費電力を伴う処理ステップは、比較的長い処理期間を要し、主要な不利
点となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、機密データのハッキングに対する高耐性が維持されつつ、高
消費電力を伴う処理ステップがずっと短い処理期間を有するようなデータ搬送器
を提供することにある。本発明によれば、冒頭の段落で規定された型式のデータ
搬送器でこの目的を達成するために、ターンオン時点から遮断時点までの期間の
インターバルとして規定される処理期間のインターバルを測定する期間測定手段
が設けられ、電圧供給手段が、消耗期間のインターバルを、測定された処理期間
のインターバルに適応させるように構成される。
【0009】 このため、基本的に全消耗期間のインターバルが処理期間のインターバルとし
て使われるまで、消耗期間のインターバルは測定され、継続的に短縮されること
が達成される。高消費電力を伴ういくつかの処理ステップが、低消費電力を伴う
処理ステップによって、再び後続されたとき、基本的に全消耗期間のインターバ
ルが処理期間のインターバルとして再び使われるまで、消耗期間のインターバル
は延ばされる。
【0010】 これは、処理期間のインターバルとデータ搬送器の消耗期間のインターバルと
の間の比率が、特に高消費電力を伴う処理ステップに対して、かなり改善される
という利点を有する。該高消費電力は、処理プログラムが高速で実行されること
を可能にする。本発明に従ったデータ搬送器において、前記処理手段が、それぞ
れ一つの処理期間のインターバルにおいて、複数の処理ステップの実行も行うと
き、内部消費電力は、接触パッドを介して検出されることが可能な外部消費電力
から切り離されたままの状態である。このことは、機密情報がハッキングできな
いという利点を有する。
【0011】 請求項2で規定される手段は、前記消耗期間のインターバルの段階的な低減の
結果として、前記処理期間のインターバルに対する前記消耗期間のインターバル
の、確実にゆっくりとした適応が達成されるという利点を有する。
【0012】 請求項3で規定される手段は、閾値電圧が超えられないまで実行可能である全
処理期間のインターバルが、処理ステップの実行のために使われないとき、前記
消耗期間のインターバルが非常に急速に延ばされるという利点を有する。
【0013】 請求項4で規定される手段は、ハッカーが、内部消費電力のいかなるパターン
も検出することができないという利点を有する。
【0014】 請求項5で規定される手段は、前記消耗期間のインターバルが、正確に、始め
から、実行されるべき直後の処理ステップまで、既に適応されるという利点を有
する。
【0015】 本発明は、以下に記載された実施例を参照して、より詳細に記述されるであろ
う。しかし、本発明は、記述された実施例に限定されるものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、データ搬送器2及び接触パッド3を含むスマートカード1を示す。デ
ータ搬送器2は、基地局との通信データKD1及びKD2のコンタクトバウンド
通信を供給する。前記基地局は、例えば、現金自動預払機であることが可能であ
る。このようなコンタクトバウンド通信の間に、通信データKD1及びKD2は
、スマートカード1の接触パッド3及び前記基地局の接触パッドを介して、転送
される。この両方の通信データは、ともに規格ISO7816に準拠する。デー
タ搬送器2は、接触パッド3を介した、前記基地局からの外部供給電圧UEXT で通電される。
【0017】 データ搬送器2は、前記基地局から受信された通信データKD1及び前記基地
局へ転送されるべき通信データKD2を処理するための処理手段4を含む。処理
手段4は、型式80C51のマイクロプロセッサ、機密の情報又はデータを暗号
化及び復号化するための共通プロセッサ、処理プログラムを保存するための記憶
手段(ROM)、及び中間記憶手段(RAM)を含む。
【0018】 データ搬送器2によって処理され、又は記憶手段に保存され、及び処理中に読
み出される通信データKD1とKD2とは、例えば銀行コードのような機密情報
を含んでもよい。この機密情報は、認証のない者によって、決して読まれるべき
ではない。この認証のない者は、以下、ハッカーと称される。
【0019】 これを防止するために、データ搬送器2は、処理手段4による機密情報の処理
の間に、外部供給電圧UEXTからの電圧供給手段5によって生成される内部供
給電圧UINTを切り離す電圧供給手段5を有する。従って、処理プログラムの
一つの処理ステップの実行の間に、接触パッド3において検出されることが可能
な、データ搬送器2の消費電力を分析することにより、ハッカーが、処理手段4
の消費電力を推測することが可能なことが防止される。このような推測が可能で
あった場合、記憶処理ステップの間に、内部データバスを介して、例えばマイク
ロプロセッサーから記憶手段へ転送される機密データがハッキングされ得た。な
ぜなら、この記憶処理ステップの間に、処理手段4の消費電力は、機密データが
持つ“1”ビット数及び“0”ビット数に依存するからである。
【0020】 電圧供給手段5は、第一のスイッチ6及び電力記憶の役割を果たすコンデンサ
7を含む。第一のスイッチ6及び第二のスイッチ8のスイッチの位置は、電圧制
御手段9による第一のスイッチ情報SI1又は第二のスイッチ情報SI2の供給
によって制御される。第一のスイッチ情報SI1又は第二のスイッチ情報SI2
の供給は、図2B及び図2Cに示され、以下、明らかにされるであろう。
【0021】 図2Aは、時間の関数としての外部供給電圧UEXT及び内部供給電圧UIN を示す。内部供給電圧UINTは、サイクル期間のインターバルTを有する
電圧供給サイクルの周期性を有する。サイクル期間のインターバルTZ1の始め
において、時点t1から、電圧制御手段9は、第一のスイッチ情報SI1を第一
のスイッチ6に供給しないが、第二のスイッチ情報SI2を第二のスイッチ8に
供給する。それ故に、第一のスイッチ6は開かれ、第二のスイッチ8は閉じられ
る。この結果、外部供給電圧UEXTは、コンデンサ7がターンオン電圧UEに
充電される第一のターンオン時点telまで期間のインターバルTを充電する
ために、コンデンサ7に供給される。
【0022】 第一のターンオン時点telにおいてコンデンサ7に保存された電力は、第一
の電圧供給サイクルの第一の消耗期間のインターバルTV1の間に、処理手段4
及びデータ搬送器2の他の電力消費手段のための電力記憶としての役割を果たす
。処理プログラムの実行の間に、外部供給電圧UEXTから処理手段4を切り離
すために、電圧制御手段9は、第一のターンオン時点telにおいて、第二のス
イッチ情報SI2の供給を停止する。
【0023】 これの結果として、第一のスイッチ6と第二のスイッチ8との両方が開かれ、
コンデンサ7は、内部供給電圧UINTを処理手段4及びデータ搬送器2の他の
電力消費手段に供給する。この場合、内部供給電圧UINTの電圧値は、データ
搬送器2の消費電力に依存して、継続的に低下する。
【0024】 データ搬送器2は、内部供給電圧UINTの瞬時の電圧値を測定するように適
応される電圧測定段10を含む。当該電圧測定段10は、内部供給電圧UINT が、第一の消耗期間のインターバルTV1の間に、第一の遮断時点tu1におけ
る閾値電圧USより低下するとき、遮断情報UIをデータ搬送器2のクロック生
成手段11に供給するように適応される。クロック生成手段11は、遮断情報U
Iを受信してから、次の、すなわち第二のターンオン時点te2が達せられるま
で、クロック信号CLKを処理手段4に供給しない。
【0025】 その結果として、処理手段4は、第一のサイクル期間のインターバルTZ1
間に、第一のターンオン時点te1から第一の遮断時点tu1が達せられるまで
、処理プログラムを実行し、内部供給電圧UINTが、第一の消耗期間のインタ
ーバルTV1の間に、第一の遮断時点tu1における閾値電圧USより低下する
とき、処理プログラムの実行を中断する。従って、高消費電力を伴う処理ステッ
プが、第一の遮断時点tu1の後に、コンデンサ7において使用可能な残留電力
で開始され、誤った計算又は記憶結果を招き得るような不十分な供給電圧UIN のために、完了されることが不可能となることが防止される。
【0026】 第一の消耗期間のインターバルTV1が経過した後に、時点t2において、電
圧制御手段9は、第一のスイッチ情報SI1を第一のスイッチ6に供給する。こ
の結果、コンデンサ7は、放電期間のインターバルTEの間に、時点t3におい
て最小電圧UMが達せられるまで、放電される。電圧供給手段5の第一の供給電
圧サイクルの第一のサイクル期間のインターバルTZ1は、時点t3で終了する
【0027】 最低電圧UMが達せられるまでコンデンサ7を放電することは、次の第二の電
圧供給サイクルの充電期間のインターバルTの間に、ハッカーが、第一の電圧
供給サイクルの間に、処理手段の消費電力から何らかの結果を導き出すことは不
可能であるという利点を有する。
【0028】 上述の電圧供給手段5の動作は、ハッカーによる分析試行に対し最も効果的な
耐性を提供する。しかし、第一のサイクル期間のインターバルTZ1の間におい
て、処理プログラムを実行するために処理手段4に対し実際的に使用可能な第一
の処理期間のインターバルTP1は、比較的に短い。このような短い処理期間の
インターバルTを有する次の電圧供給サイクルの間に、処理プログラムの実行
は、特に、高消費電力を伴ういくつかの連続した処理ステップの場合に、比較的
に長い期間を必要とするかもしれない。このことは不利点となるかもしれない。
【0029】 この場合、データ搬送器2は、第一のターンオン時点te1と第一の遮断時点
u1との間の処理期間のインターバルTP1を測定するように適応された期間
測定手段12を有する。期間測定手段12は、カウンタによって構成される。当
該カウンタは、電圧測定段10によって、第一のターンオン時点te1において
始動され、第一の遮断時点tu1において停止される。
【0030】 従って、前記カウンタによって決定されるカウントは、カウンタの情報CIと
して、電圧測定段10に適用され、電圧測定段10によって評価される。その後
、電圧測定段10は、第二の消耗期間のインターバルTV2を適応させるために
、適応情報AIを電圧制御手段9に供給する。適応情報AIによって、次の第二
の電圧供給サイクルが電圧制御手段9において変化させられるため、第一のスイ
ッチ情報SI1が供給されるべき時点は、変化させられる。
【0031】 このように、それぞれの電圧供給サイクルの処理期間のインターバルTが測
定され、次の電圧供給サイクルの消耗期間のインターバルTが、基本的に全消
耗期間のインターバルTが処理期間のインターバルTとして使われるまで、
短縮されることが達成される。高消費電力を伴う処理ステップを持ついくつかの
電圧供給サイクルの後に、低消費電力を伴う処理ステップを持つ電圧供給サイク
ルがここでも現れるとき、消耗期間のインターバルTは、基本的に全消耗期間
のインターバルTが処理期間のインターバルTとしてここでも使われるまで
、延ばされる。
【0032】 これは、処理期間のインターバルTとデータ搬送器2のそれぞれの電圧供給
サイクルのサイクル期間のインターバルTZとの間の比率が、特に高消費電力を
伴う処理ステップの場合において、かなり改善されることが可能であるという利
点を有する。このことにより、処理プログラムがより高速で実行されることが可
能となる。処理手段4は、それぞれの電圧供給サイクルの間に、複数の処理ステ
ップを実行するので、一つの処理ステップの内部消費電力は、接触パッドにおい
て求められることが可能な外部消費電力から切り離されたままの状態となる。こ
のことは、ハッカーによる機密情報の検索を有利に防止する。
【0033】 消耗期間のインターバルTが、処理期間のインターバルTと等しくさせら
れ得るということ、すなわち、コンデンサ7が、放電期間のインターバルTE
間に、遮断時点tのすぐ後において、放電され得るということは注目されるべ
きである。しかし、これは、処理期間のインターバルTVが、ハッカーによって
検出されることが可能で、この結果として、処理手段4の消費電力について、結
果が導き出され得るようなサイクル期間のインターバルTZに、直接的な影響を
及ぼすという大きな不利点を有するかもしれない。それ故に、本発明に従って、
消耗期間のインターバルTは、段階的に処理期間のインターバルTに近付か
れるが、前記二つの期間のインターバルが同じ値を持つことは滅多にない。
【0034】 従って、消耗期間のインターバルTの期間は、サイクル期間のインターバル
Zの処理ステップの進行中の算術演算に依存する消費電力に適応されることが
達成される。それ故に、ハッカーによって検出されることが可能なデータ搬送器
2の消費電力は、関連した算術演算の種類の消費電力にも依存する。しかし、検
出可能な消費電力の、算術演算で処理される何らかの機密データに対する依存性
はない。
【0035】 図2Aから明らかなように、電圧制御手段9は、第二の消耗期間のインターバ
ルTV2が、第二の処理期間のインターバルTP2のおよそ2倍の期間にしかな
らないような態様で、第一のスイッチ6及び第二のスイッチ8を制御する。第二
の処理期間のインターバルTP2の間に、処理手段4は、それ故に、第一の処理
期間のインターバルTP1の間とほぼ同じくらい多くの処理ステップを実行し、
第二のサイクル期間のインターバルTZ2は、好ましくはその後、第一のサイク
ル期間のインターバルTZ1よりも短い。
【0036】 第二の電圧供給サイクルの間に、期間測定手段12によって決定されるカウン
タの情報CIに応じて、電圧測定段10は、第三の電圧供給サイクルの間に、第
三の消耗期間のインターバルTV3の更なる短縮のために、他の適応情報AIを
電圧制御手段9に供給する。これは、第三の消耗期間のインターバルTV3が、
第二の消耗期間のインターバルTV2と比較して更に短縮され、処理手段4及び
データ搬送器2における他の電力消費手段の消費電力に適応されるという利点を
有する。
【0037】 図2Aには示されていないが、第三の電圧供給サイクルに続く第四の電圧供給
サイクルの間に、処理手段4は、第三の電圧供給サイクルにおける電力よりもか
なり少ない電力を消費する。これの結果として、既に比較的に短い期間にまで短
縮された第四の消耗期間のインターバルは、内部供給電圧UINTが閾値電圧U
Sより低下した以前に、既に終了している。その後、電圧測定段10は、その後
に続く第五の電圧供給サイクルのための第五の消耗期間のインターバルを、記憶
手段に記憶される公称の消耗期間のインターバルの期間に延ばすために、適応情
報AIを電圧制御手段9に供給する。
【0038】 これは、閾値電圧USより低下するまで起こりうるが、処理手段4が、処理プ
ログラムの処理ステップを実行するために全処理期間のインターバルTを使う
ことが不可能なとき、消耗期間のインターバルTが大変高速で延ばされるとい
う利点を有する。
【0039】 消耗期間のインターバルの間に、内部供給電圧UINTが閾値電圧USより低
下しなかったとき、電圧供給手段5が、消耗期間のインターバルを、発生し得る
複数の公称の消耗期間のインターバルから選択される任意の消耗期間のインター
バルに延ばすように適応されてもよいということは注目されるべきである。これ
は、ハッカーが内部消費電力における何らかのパターンを検出することが不可能
であるという利点を有する。
【0040】 記憶手段が、処理プログラムの処理ステップの実行の間に、処理手段4の消費
電力の電力情報特性を記憶するように適応されてもよく、また、電圧供給手段5
が、実行されるべき次の処理ステップのために記憶される電力情報に従って、消
耗期間のインターバルTを定めるように適応されてもよいということは注目さ
れるべきである。従って、データ搬送器の消費電力は、処理プログラムの実行の
間に、分析することを認証された者によって一旦分析され得るし、対応する電力
情報は、データ搬送器に記憶され得る。これは、消耗期間のインターバルが、ち
ょうど開始から、直接的に続く処理ステップに、既に適応されることが可能であ
るし、それ故に、最適値を常に有するであろうという利点を有するかもしれない
【0041】 データ搬送器が、当該データ搬送器が安価で製造されることを可能にする集積
回路によって構成されてもよいということは注目されるべきである。
【0042】 データ搬送器が、本発明に従って、通信データの遠隔通信を提供するように適
応されてもよいし、また、ハッカーが、データ搬送器の消費電力を分析するフィ
ールドセンサーを使用し得るということは注目されるべきである。これは、この
ようなデータ搬送器の電圧供給手段によって有利に防止され、期間測定手段の供
給は、遠隔通信用のデータ搬送器における本発明に従って、以上に記述される利
点をさらに有するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、接触パッドを介した通信データの、コンタクトバウンド通信用のスマ
ートカードを示す。該カードは、前記処理期間のインターバルを測定するための
期間測定手段を有する。
【図2A】 図2Aは、時間の関数としての、スマートカードの、外部供給電圧及び内部供
給電圧及び時間の関数として図1のスマートカードに現れるスイッチング情報を
示す。
【図2B】 図2Bは、時間の関数としての、スマートカードの、外部供給電圧及び内部供
給電圧及び時間の関数として図1のスマートカードに現れるスイッチング情報を
示す。
【図2C】 図2Cは、時間の関数としての、スマートカードの、外部供給電圧及び内部供
給電圧及び時間の関数として図1のスマートカードに現れるスイッチング情報を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウリー クラウス オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 フェウザー マークス オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5K034 AA15 DD02 HH65 QQ08 TT05 【要約の続き】 定手段(12)が設けられ、電圧供給手段(5)が、消 耗期間のインターバル(TP1、TP2、TP3)を、 測定された処理期間のインターバル(TP1、TP2、 TP3)に適応する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局との通信データの通信のためのデータ搬送器であって、
    通信された通信データの処理のための処理手段を有し、ターンオン時点までの充
    電期間のインターバルの間に、前記データ搬送器に印加される外部供給電圧を入
    力し、内部供給電圧を、前記ターンオン時点で開始する消耗期間のインターバル
    の間に、前記外部供給電圧から切り離された前記処理手段に供給する電圧供給手
    段を有し、前記処理手段が、前記内部供給電圧が閾値電圧より減少する遮断時点
    から前記ターンオン時点まで前記処理を中断する、基地局との通信データの通信
    のためのデータ搬送器において、前記ターンオン時点から前記遮断時点までの期
    間のインターバルとして規定される処理期間のインターバルを測定する期間測定
    手段が設けられ、前記電圧供給手段が、前記消耗期間のインターバルを、前記測
    定された処理期間のインターバルに適応することを特徴とするデータ搬送器。
  2. 【請求項2】前記消耗期間のインターバルが前記処理期間のインターバルよ
    り長いとき、前記電圧供給手段が、前記消耗期間のインターバルを短縮すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ搬送器。
  3. 【請求項3】前記消耗期間のインターバルの間に、前記内部供給電圧が前記
    閾値電圧より低下しないとき、前記電圧供給手段が、前記消耗期間のインターバ
    ルを公称の消耗期間のインターバルに延ばすことを特徴とする請求項1に記載の
    データ搬送器。
  4. 【請求項4】前記消耗期間のインターバルの間に、前記内部供給電圧が前記
    閾値電圧より低下しないとき、前記電圧供給手段が、前記消耗期間のインターバ
    ルを、複数の可能な公称の消耗期間のインターバルから任意に選択される任意の
    消耗期間のインターバルに延ばすことを特徴とする請求項1に記載のデータ搬送
    器。
  5. 【請求項5】記憶手段が、処理プログラムの処理ステップの実行の間に、前
    記処理手段の消費電力の電力情報特性を記憶し、前記電圧供給手段が、実行され
    るべき次の処理ステップのために記憶された電力情報に従って前記消耗期間のイ
    ンターバルを定めることを特徴とする請求項1に記載のデータ搬送器。
JP2002500327A 2000-05-31 2001-05-08 消耗期間のインターバルを自身の消費電力に適応させるためのデータ搬送器 Withdrawn JP2003535536A (ja)

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EP00890178.7 2000-05-31
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