JP2003533558A - 複数水酸基保有基を含むオルガノシロキサンを用いた農業用組成物 - Google Patents

複数水酸基保有基を含むオルガノシロキサンを用いた農業用組成物

Info

Publication number
JP2003533558A
JP2003533558A JP2001583541A JP2001583541A JP2003533558A JP 2003533558 A JP2003533558 A JP 2003533558A JP 2001583541 A JP2001583541 A JP 2001583541A JP 2001583541 A JP2001583541 A JP 2001583541A JP 2003533558 A JP2003533558 A JP 2003533558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
organosiloxane
composition
hydroxyl
hydroxyl groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001583541A
Other languages
English (en)
Inventor
ポリセロ、ジョージ、エイ
マーフィ、ジェラルド、ジェイ
Original Assignee
クロムプトン コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クロムプトン コーポレイション filed Critical クロムプトン コーポレイション
Publication of JP2003533558A publication Critical patent/JP2003533558A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing solids as carriers or diluents
    • A01N25/10Macromolecular compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/30Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests characterised by the surfactants

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、複数水酸基保有オルガノシロキサン及びその使用を教示し、その中で好ましいのは農薬の補助剤としてのものである。この複数水酸基保有オルガノシロキサンは、側鎖、末端又は中間に複数水酸基保有基を有するシロキサン主鎖を有する。この複数水酸基保有基又はシロキサンは、さらにアミン、アルキル及び/又はアルキレンオキシド基により官能基化してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (背景技術) 多くの除草剤においては、葉の表面を濡らし、葉の表面で消費されるよう、噴
霧用混合物に対して補助剤の添加が必要となる。補助剤は界面活性剤であること
が多く、濡れ難い葉の表面における噴霧小滴の保持を増す、除草剤の植物表皮へ
の浸透をもたらす、といった種々の機能を果たすことができる。これらの補助剤
は、タンクサイド添加物として提供されるか、あるいは配合除草剤の一成分とし
て使用される。
【0002】 Sandbrinkらは、Pest. Sci. 1993, 38, 272-273で、ギニアキビ(Panicum max
imum Jacq)の駆除において、グリホサート単独と比較して、TSEがグリホサ
ートの作用に対して拮抗作用を示すことを発表した。Snowらは、Langmuir, 1993
, 9, 424-30で、新規なカチオン性シロキサン界面活性剤類の物性と合成につい
て考察している。これらのシロキサン類は、クロロプロピル変性トリシロキサン
とアルカノールアミン(例、N−メチルエタノールアミン)との反応に基づくも
のであり、さらにハロゲン化物と反応させて、第四級界面活性剤を形成する。
【0003】 Petroffらは、EP 92116658において、カチオン性第四級トリシロ
キサン類が、広葉雑草であるベルベットリーフ(velvet leaf)に対
するグリホサートの効果を高めることを記載している。
【0004】 Henningらは、DE 4318537において、植物保護剤と併用するための
カチオン性シロキサン変性多水酸基炭化水素又は炭水化物を記載している。これ
らの化合物は、1〜10個のペントース及び/又はヘキソース単位を含み、第四
級アンモニウム基及びシロキサン成分で変性された糖類から誘導される。
【0005】 Reidらは、米国特許第3,389,160号において、アミノ官能基が、アル
キレンオキシド部分上の末端基としてシロキサン基の反対側にある、アミノ変性
シロキサンアルコキシラートを記載している。
【0006】 Policelloは、米国特許第5,998,331号において、アミノ変性シロキ
サンを開示している。ここでアミンはシロキサン主鎖に結合したエーテルによっ
て結合され、そのアミンは主鎖の末端基あるいは側鎖基であってもよく、1個又
は2個のヒドロキシアルキル基で置換されていてもよい。
【0007】 Dietzらは、米国特許第5,891,977号において、複数のポリヒドロキ
シオルガニル基及び複数のポリアルキレン基を含むオルガノポリシロキサン類、
その製造法及び使用を記載している。
【0008】 具体的には、これらの物質は、コーティング、塗料及びインクばかりでなく、
ヘアケア剤のような油中水及び水中油系用の乳化剤にも有用であると記載されて
いる。これらの物質が多くの用途で実用的であると言及されているのにもかかわ
らず、これらが農薬用途の補助剤として有用であることは示されていない。
【0009】 米国特許第6,001,140号及び同時係属の出願第09/211,909
号において、トリメチルプロパンモノアリルエーテル、エトキシル化ペンタエリ
スリトールアリルエーテル、プロポキシル化ペンタエリスリトールアリルエーテ
ル、トリイソプロパノールアミンアリルエーテル、エトキシル化アリルソルビト
ール、1,3−アリルオキシプロパンジオール及び2−ブチン−1,4−ジオー
ルのケイ化水素化生成物のような、複数水酸基保有基を持ったシロキサンポリマ
ー類が、有用なジーゼル油添加剤であると記載されている。
【0010】 (発明の概要) 本発明は、農薬製剤中にオルガノシロキサンコポリマーを含有するある種の組
成物を教示する。本発明で使用されるオルガノシロキサンコポリマーは、例えば
糖基のような、平均して少なくとも3つの水酸基を有する少なくとも一つの複数
水酸基保有基(複数の水酸基を有する基、polyhydric group)、又は、少なくと
も2つの水酸基と、橋架け基を介してオルガノシロキサンに結合したポリエーテ
ル基を含む、少なくとも一つの水酸基以外の基とを有する少なくとも一つの複数
水酸基保有基を含むことを特徴とする。
【0011】 上述のコポリマーは、これらに限られるものではないが、除草剤、殺虫剤、防
カビ剤、成長調節剤のような農薬と共に適用する補助剤及び添加剤としてのみな
らず、肥料及びミクロ栄養素(micronutrients)としても有用である。
【0012】 任意であるが、本発明に用いられる複数水酸基保有オルガノシロキサン類は、
慣用のトリシロキサンアルコキシラート類(TSAs)と混合しても良い。複数
水酸基保有オルガノシロキサン類とTSAsの混合により、濡れ難い植物の表面
に対する濡れ性が増強される。
【0013】 更に、本発明の複数水酸基保有オルガノシロキサン類は、慣用の有機界面活性
剤と、乳化剤、分散剤、補助剤又は共界面活性剤として混合してもよい。
【0014】 種々の側面において、本発明は、複数水酸基保有オルガノシロキサン類の組成
物、取扱い方法及び新規なオルガノシロキサン構造を具体化するものである。
【0015】 (発明の詳細な説明) この複数水酸基保有オルガノシロキサン類は、除草剤用途の補助剤として有用
である。
【0016】複数水酸基保有オルガノシロキサン類 本明細書において用いられるとき、「複数水酸基保有有機基」という用語は、
2つ以上の水酸基を有する有機基を意味する。好ましい有機基は飽和エーテルま
たは飽和炭化水素基である。複数水酸基保有不飽和脂肪族基は使用できるが、一
般には好ましくない。「複数水酸基保有オルガノシロキサン」という用語は、S
i−C結合により橋架け基を介してケイ素に結合した複数水酸基保有基を少なく
とも1つ有する、少なくとも1つのSi−O−Si結合を有する化合物を意味す
る。
【0017】 本発明の組成物において有用な複数水酸基保有オルガノシロキサン類としては
、米国特許第5,891,977号,米国特許第6,001,140号および共
有に係る同時係属出願 09/211,909(これらの全体は本明細書の記載
の一部とする)に記載されたようなコポリマーが挙げられる。好ましいポリマー
類は、20以下のシロキサン繰り返し単位を持ち、及び/又はポリエーテル(す
なわちポリアルキレンオキシド)置換基を有する。そのポリエーテル置換基は、
複数水酸基保有構造の一部として、または別の基として存在してもよい。複数水
酸基保有基が水酸基を2つしか含まない場合には、本発明に用いられる複数水酸
基保有オルガノシロキサン類は、ポリエーテル構造を含む、少なくとも一つの水
酸基以外の基を含む。
【0018】 複数水酸基保有有機基は、任意に一個以上のエーテル酸素原子が挟まっていて
もよい脂肪族の低分子量炭化水素基でよく、少なくとも二つの水酸基を有する。
米国特許第6,001,140号に開示されているように、複数水酸基保有基は
完全に飽和していることが好ましいが、DE 4,032,006に開示されて
いるように、不飽和の複数水酸基保有基も利用できる。
【0019】 複数水酸基保有基は、好ましくは単糖類、二糖類、オリゴ糖類もしくは多糖類
又はそれらの配糖体もしくはその相応する誘導体から誘導される。複数水酸基保
有基を形成するのに利用することができる多糖類の例は、グルコース、マルトー
ス、ラフィノース、ソルビトール、グルコースアミン、グルコピラノシルアミン
、グルカミン、N−メチルグルカミン、イソマルタミン、グルコン酸及びヘプタ
グルコン酸である。
【0020】 シロキサンコポリマーがトリシロキサンでない場合には、平均して少なくとも
一つのポリアルキレンオキシド(「ポリエーテル」基)を有することを更に特徴
とすることが好ましい。トリシロキサンの場合は、ポリアルキレンオキシド基は
、任意に、本発明に用いられるコポリマー上に存在してもよい。ポリアルキレン
オキシド基は、複数水酸基保有基とオルガノシロキサンのケイ素原子とを結ぶ橋
架け基中に存在するか、オルガノシロキサンのケイ素原子に結合した別の基とし
て存在するか、そのいずれか又は両方であってよい。更なる選択肢としては、オ
ルガノシロキサンコポリマーは、別の置換基として、又は複数水酸基保有基を含
む置換基もしくはポリエーテル基を含む置換基の一部として、アミノ基を含んで
もよい。
【0021】 特定の態様においては、本発明の複数水酸基保有オルガノシロキサン類は、次
の平均的一般式を有する。 [SiO4/2]d[MeSiO3/2]e[O1/2MeSi(Q)O1/2]f[O1/2SiMe2Q]g (I) 式中、 fは0〜50、好ましくは1〜5、さらに好ましくは1〜2、最も好ましくは1
であり、d=0〜2、好ましくは0、e=0〜3、最も好ましくは0、gはこの
シロキサンが環状でない場合は2+e+2dであり、このシロキサンが環状の場
合には0であり、 Q基は独立にR1または −B(O)j(Ca2aO)bR(L)tV (II) であり、式中、 BはC1〜C6、好ましくはC3〜C4の2価の橋架け基であり、j=0又は1、好
ましくは1、aはそれぞれ2〜4、好ましくは2〜3であり、bはそれぞれ0〜
15、好ましくは0〜8であり、Rは炭素2〜8個、好ましくは炭素3〜4個を
含み、それぞれ任意にOHで置換されていてもよい、2価の有機基であり、Lは
NR2であり、R2は水素、炭素1〜4個のアミノアルキル、もしくは水酸基を置
換基として有していてもよい炭素原子2〜4個のアルキル又はR1であってよく
、t=0又は1、好ましくは0であり、Vは複数水酸基保有ラジカルでn個の(
C−OH)基を有し、ここでn≧2、好ましくは2〜30、最も好ましくは5〜
15であり、 R1は一般構造式、B(O)j(Ca2aO)b3のポリエーテル又は炭素1〜18個
、好ましくはメチルであるアルキル基であり、R3は水素、炭素1〜4個の炭化
水素基又は N(R2)2であり、好ましくは水素であり、 少なくとも一つのQはR1ではなく、nが2の場合には、少なくとも一つのR1
が上記ポリエーテル一般構造として存在する。
【0022】 過半数のR1基がメチルであることが好ましいが、いくつかは上記で定義され
たような−(Ca2aO)b3の構造のポリエーテル類であってもよい。Bの具体
例は、−(CH2)2−、−(CH2)3−、及び−CH2CH(OH)CH2−である。R
基の具体例は、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−CH2CH(OH)CH2−、及び
−CH2611(OH)CH2−である。R2の例は、−CH3、−C25、−C24 OH、(C24O)3(C36O)2H、−(C24O)2CH3、及び−(C36O)3
Hである。
【0023】 複数水酸基保有基Vは、好ましくは、単糖類、二糖類、オリゴ糖類もしくは多
糖類又はそれらの配糖体又はその相応する誘導体から形成される基である。これ
らの例は、グルコース、マルトース、ラフィノース、ソルビトール、グルコース
アミン、グルコピラノシルアミン、グルカミン、N−メチルグルカミン、イソマ
ルタミン、グルコン酸、及びヘプタグルコン酸、並びにこれらのアルコキシラー
トから誘導する。他のV基は、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
、トリイソプロパノールアミン、及び2−ブチン−1,4−ジオールから誘導し
てもよい。
【0024】 好ましいQの構造は、Bがプロピレンであり、j=1、a=2、b=0〜4、
R=−CH2CH(OH)CH2−、tが0であり、VがN(CH3)CH2[CH(OH
)]4CH2OH(N−メチルグルカミンから得られる基)である。式(II)の特定の
Q基は次のものである。 −C36OCH2CH(OH)CH2N(CH3)CH2[CH(OH)]4CH2OH、 −C36O[C24O]4CH2CH(OH)CH2N(CH3)CH2[CH(OH)]4CH2 OH、及び −C36O[C24O]4[C36O]2CH2CH(OH)CH2N(CH3)CH2[CH(
OH)]4CH2OH
【0025】 別の態様としては、上記式(I)のメチル基の一部又はすべてをメチル基以外の
アルキル基、たとえばエチル、イソプロピル、n−プロピルもしくはブチル基、
又はフェニル基で置き変えてもよい。
【0026】 特に好ましい化合物は、メチル末端トリシロキサン、すなわち式(I)の化合物
において、f=1、d=0、e=0、g=2、末端Q基がメチルであり、側鎖の
Q基が式(II)の基のものである。
【0027】その他のシロキサン類 本発明に用いられる複数水酸基保有ポリオルガノシロキサン類に加えて、本発
明の組成物は次の一般式のTSA類を任意に含むことができる。 R4Me2SiO[MeSi(G)O]xSiMe24 式中、x=0〜2、好ましくは1、G=Cm2mO(C24O)y(C36O)w5
m=2〜4、好ましくは3、y=3〜20、好ましくは4〜8、w=0〜8、但
しw>0の時、(y+w)は好ましくは5〜12である。R5は水素、アセチル
又は炭素原子1〜4個の炭化水素基である。R4はG、又は炭素数1〜4個のア
ルキルである。好ましいノニオン性シロキサンアルコキシラート類はトリシロキ
サンアルコキシラート類であって、x=1、m=3、y=4〜8、w=0、R4
がMeであり、R5がH又はMeのものである。
【0028】 さらに、本発明の組成物は、ポリエーテルとアミノ官能基とを併せ持つ、米国
特許第5,998,331号(本明細書の記載の一部とする)に記載されたよう
なポリオルガノシロキサン類を含んでいてもよい。
【0029】農薬 本発明の組成物はまた、任意に、農薬、特に、酸を官能基として有するもの、
すなわち、少なくとも1個のカルボン酸、スルホン酸もしくはホスホン酸の基又
はこれらの塩もしくはエステル、を含む。「農薬」という用語は、有害生物を駆
除するために用いられる任意の化合物、たとえば殺鼠剤、防カビ剤及び除草剤を
意味する。使用可能な農薬の具体例としては、成長調節剤、光合成阻害剤、色素
阻害剤、有糸分裂撹乱剤、脂質生合成阻害剤、細胞壁阻害剤、及び細胞膜撹乱剤
が挙げられるが、これらに限られるものではない。本発明の組成物に用いられる
農薬の量は、使用される農薬のタイプによって異なる。本発明の組成物とともに
使用できる、より具体的な農薬化合物の例は次のものである。フェノキシ酢酸類
、フェノキシプロピオン酸類、フェノキシ酪酸類、安息香酸類、トリアジン類及
びs−トリアジン類、置換尿素類、ウラシル類、ベンタゾン、デスメディファム
、メタゾール、フェンメディファム、ピリデート、アミトロール、クロマゾン、
フルリドン、ノルフルラゾン、ジニトロアニリン類、イソプロパリン、オリザリ
ン、ペンディメタリン、プロジアミン、トリフルラリン、グリホサート、スルホ
ニル尿素類、イミダゾリノン類、クレトジム、ジクロホップメチル、フェノキサ
プロップエチル、フルアジホップ−p−ブチル、ハロキシホップメチル、キザロ
ホップ、セトキシジム、ジクロベニル、イソキサベン及びビピリジリウム化合物
【0030】添加剤 本発明の組成物はまた、クロップオイル濃縮製剤用には脂肪酸エステル類(た
とえば、大豆油メチルエステル)を、水溶液用には水を含んでいてもよい。当該
技術分野で公知の緩衝剤、防腐剤及びその他の標準的な添加剤もこの組成物中に
含めることができる。本発明の組成物が蒸留水に不溶である時には、アミンの官
能基をプロトン化して水溶性を増すために、酢酸のような酸を少量加えることに
より、拡散を達成できることがある。さらに、超拡散を妨害することのない他の
共界面活性剤、たとえば、短鎖疎水性の基(側鎖を数えないでC10以下)を有す
る共界面活性剤又はPLURONIC(登録商標)及びTETRONIC(登録商標)(いずれも
BASF Corp.)及びUNCON(登録商標)(Union Carbide/Dow Corp.)の商標で売ら
れているようなアルキレンオキシドコポリマーを含めてもよい。このような共界
面活性剤とその使用の例は、米国特許第5,104,647号、米国特許第5,
558,806号及びEP 0862857(これらはすべて本明細書の記載の
一部とする)に見出すことができる。
【0031】製造 本発明で用いられる複数水酸基保有オルガノシロキサン類は、水素化シロキサ
ンを、アリルグリシジルエーテル、ビニルシクロヘキセンモノオキシドまたはエ
ポキシ末端アリルポリアルキレンオキシドのようなエポキシ中間体でヒドロシリ
ル化し、次いでそのエポキシド基を適当なアミノ基で開環することによって製造
することができる。上述の水素化シロキサン類は市販されており、当該技術分野
において知られているように製造することができる。ヒドロシリル化は、Marcin
iec,Comprehensive Handbook of Hydrosilylation, Bogdan Marciniec編、Perg
amon Pressに記載の一般的な条件の範囲内にある。
【0032】 別法として、エポキシ末端アリルポリアルキレンオキシドを水素化シロキサン
骨格にヒドロシリル化し、次いでそのエポキシドを所望のアミンで開環してもよ
い。エポキシ末端のアリルポリアルキレンオキシドは、Xue-Ping Guら(Synthes
is Communications June/July 1985, p.649-651記載のSynthesis of Glycol Di
glycidyl Ethers Using Phase Transfer Catalysis)により概説された方法によ
り、エポキシドおよび市販のアリル由来ポリアルキレンオキシド類から調製する
ことができる。
【0033】 あるいは、アリル又はメタリルクロライドと複数水酸基保有アミン化合物の反
応生成物から出発して、このアリル化複数水酸基保有アミンを水素化シロキサン
にヒドロシリル化してもよい。
【0034】 さらに別の方法は、アルコキシ化したアリル又はメタリルアミンから出発して
、これを水素化シロキサンにヒドロシリル化するものである。ヒドロシリル化条
件は、アミンとシロキサンによるが、Marciniecの教示する一般的な条件の範囲
内にある。
【0035】 更に、水素化シロキサンと脂肪族不飽和複数水酸基保有種、好ましくはオレフ
ィン性不飽和複数水酸基保有種とのヒドロシリル化反応を利用することができる
。オレフィン性複数水酸基保有不飽和種の具体例としては、アリルグルコース、
ソルビトールモノアリルエーテル、複数水酸基保有基末端のアリルポリアルキレ
ンオキシド類、及びアルコキシ化ソルビトール又はグルコースのモノアリルエー
テルのようなアルコキシ化した複数水酸基保有基のモノアリルエーテル類が挙げ
られる。トリメチロールプロパンモノアリルエーテル(TMPMAE)、アルコ
キシ化トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、ペンタエリスリトールアリ
ルエーテル、アルコキシ化ペンタエリスリトールアリルエーテル、トリイソプロ
パノールアミンモノアリルエーテル及び2−ブチン−1,4−ジオールは、この
ようにヒドロシリル化されて、複数水酸基保有ポリオルガノシロキサンを形成出
来る化合物のさらなる例である。アルコキシ化物は、エトキシ化物、プロポキシ
化物、ブトキシ化物又はこれらの混合物でよく、多数のアルコキシ化物単位、好
ましくはこのような繰り返し単位を1〜6個、分子内に含んでいてもよい。
【0036】 複数水酸基保有化合物、例えばN−メチルグルカミンは、市場で入手出来るが
、これらのポリアルキレンオキシド変性あるいは置換物は、当該技術分野で知ら
れているように製造することが出来る。
【0037】 ポリエーテルと複数水酸基保有種を同一分子に有する複数水酸基保有オルガノ
シロキサン類は、一分子あたり二つ以上のヒドリド基を有する水素化シロキサン
を用いて、アリル由来ポリエーテル類及びアリル官能性複数水酸基保有化合物の
逐次又は同時ヒドロシリル化により、提供することができる。
【0038】用途 複数水酸基保有オルガノシロキサン類は、農薬用補助剤として、農業用途に使
用できる。ここで、シロキサンは農産物に対する農薬製剤に適用される。本発明
の組成物は、タンクサイド添加剤として、又は除草剤製剤の一成分として有用で
ある。その上、本発明の組成物は、防カビ剤、殺虫剤、成長調節剤、殺ダニ剤な
どのような他の農薬用の補助剤として有用である。当該技術分野において知られ
ているように、農薬製剤は、湿っていても乾いていてもスラリー又は他の製剤で
あってもよい。
【0039】 シロキサン類は散布用のタンクに、酸を官能基として持つ農薬と共に直接加え
るか、農薬製剤の一部として加える。タンクサイド添加剤として使用するときに
は、シロキサンは、0.001%〜5.0%、好ましくは0.025%〜0.5
%の重量濃度で含まれる。同様に、複数水酸基保有オルガノシロキサン類を農薬
製剤中(缶中)に使用するときには、シロキサン類は、最終使用希釈時に0.0
01%〜5.0%、好ましくは最終使用希釈時に0.025%〜0.5%になる
ような重量濃度で配合する。
【0040】 希釈は殆どの場合、水を用いて行われるが、クロップオイル濃縮物の場合は、
油類(鉱物油、シリコーン油、動物油又は植物油)が希釈剤となることに注意を
要する。
【0041】 本発明の組成物をTSAと組合せて使用する場合には、TSAの、複数水酸基
保有オルガノシロキサン類に対する重量比は5:95〜95:5、好ましくは5
:95〜40:60である。混合は二つの成分を使用前に物理的に混合してもよ
いし、あるいは使用時に別々に散布混合物に添加してもよい。
【0042】 本発明の組成物を非シリコーン界面活性剤と組合せて使用するときには、非シ
リコーン界面活性剤の、複数水酸基保有オルガノシロキサン類に対する重量比は
1:99〜99:1、好ましくは99:1〜40:60である。
【0043】 複数水酸基保有オルガノシロキサン類は、一般に、酸官能性成分が存在する場
合の水性製剤における界面活性剤として使用することもできる。複数水酸基保有
オルガノシロキサン類は、また、織物用界面活性剤、湿潤剤及び柔軟剤、コーテ
ィング用流動剤及び均展剤、パーソナルケア用途のためのヘアケア製品、スキン
ケア及びクリーム並びに洗濯製品用帯電防止剤、洗剤及び柔軟剤を包含する界面
活性剤としても用いることが出来るが、これらに限られるものではない。
【0044】 (実施例) 特にことわらないかぎり、すべての部およびパーセントは重量基準で、記載に
係る特定の操作段階における重量に基づいている。
【0045】 例1 a.本発明の複数水酸基保有シリコーン界面活性剤 この複数水酸基保有オルガノシロキサンを、溶媒として2−プロパノール(3
0重量%)を用い、アリルグリシジルエーテルで変性したヘプタメチルトリシロ
キサンを入れた反応器にゆっくりと所望の複数水酸基保有アミノ化合物を添加す
ることにより調製した。このエポキシシロキサン中間体は次の構造であった。
【0046】
【0047】 それから、50.0g(0.149モル)のトリシロキサン、エポキシ中間体
、37.8g(0.194モル)のN−メチルグルカミンを37.6gの2−プ
ロパノールとともに、還流冷却器と上側からの攪拌機を備えた丸底フラスコ中で
混合した。反応混合物を0.2gのチタン(IV)ブトキシドによって触媒し、
フラスコ温度をゆっくりと83℃の最高温に上げた。反応混合物のサンプルにつ
いて過塩素酸滴定によって求めたエポキシ含有量が、エポキシ含有量が無くなり
、反応が完結したことを示すまで(〜23時間)、フラスコの内容物をこの温度
に保った。少量の水を15gのイソプロパノールとともに反応混合物に加え、1
時間攪拌した。水の添加によりチタン触媒を失活させた。この混合物を中程度の
粗さの濾過パッドで濾過し、ロータリーエバポレーターで1.5時間、70℃、
1.0mmHgの条件で蒸発させ、所望の生成物を得た。この生成物の水性表面
張力は20mN/m(0.1重量%、25℃)であった。
【0048】 複数水酸基保有オルガノシロキサンの一例を表1に示す。これ以外の複数水酸
基保有オルガノシロキサン類の組成物もこの手順で調製することができる。
【0049】 表1 複数水酸基保有オルガノシロキサン類の説明 参照記号 x y 説明 SIL−1 0 1 Q=C36OCH2CH(OH)CH2-N(CH3)CH2 [CH(OH)]4CH2OH
【0050】 b.比較用シリコーン系界面活性剤 Me3SiO[MeSi(C36O(C24O)8H)O]lSiMe3(SIL−A)は
、比較用のTSAである。この物質は、アリル末端ポリエーテルのヘプタメチル
トリシロキサンによる標準的なヒドロシリル化により調製した。
【0051】 c.比較用非シリコーン系界面活性剤 表2で代表的な比較用非シリコーン系界面活性剤について説明する。
【0052】 表2 比較用慣用非シリコーン系界面活性剤の説明 参照記号 EOモル数 OPE 10 オクチルフェノールエトキシラート (TRITON(登録商標)X-100) (Union Carbide Corp., Danbury, CT) TAE 15 タローアミンエトキシラート (ETHOMEEN(登録商標)T/25) (Akzo Nobel Chemicals Inc.;Chicago,IL)
【0053】 例2 本例は、本発明で用いられる複数水酸基保有オルガノシロキサンが界面活性剤
として有用であることを示すものである。表面張力は、カーン微量天秤(Cahn m
icrobalance)を用いて、サンドブラストした白金刃をセンサーとして測定した
。平衡助剤として、0.005M NaCl脱イオン処理水溶液中において0.
1重量%になるように種々の成分の溶液を調製した。これら独自組成の水溶液は
、従来の界面活性剤に比べ、表面張力の有意な低下を示す。更に、複数水酸基保
有部分は、従来のTSA(SIL−A)に備わっている表面張力低下作用に劣る
ことはない。表4参照。
【0054】 本発明の組成物はまた、TSA類(SIL−A)と同等で、慣用の界面活性剤
(OPE及びTAE)と比べて高い拡散を示す。表4参照。
【0055】 拡散は、10μLの界面活性剤溶液の小滴をポリエステルフィルム(3M,I
R 1140透明フィルム)に適用し、30秒後の拡散直径を測定することによ
り求めた。再現性ある体積の小滴を得るために、溶液は自動ピペットで適用した
。ミリポアフィルター系でさらに精製した脱イオン水を、界面活性剤溶液の調製
に用いた。
【0056】 この複数水酸基保有オルガノシロキサン(SIL−1)の拡散特性はSIL−
Aのようなエトキシ化トリシロキサン類の拡散特性と均等であるが、これは複数
水酸基保有部分を有するシロキサンが効果的な拡散増進剤であることを示してい
る。
【0057】 表4 水性表面張力特性の比較 拡散直径(mm) 界面活性剤 表面張力(mN/m) 0.1重量% 0.2重量%
SIL−1 20 45 48 SIL−A 21 44 42 OPE 29 検出されず 8 TAE 41 検出されず 6 なし(b) 72 * a. 25℃におけるmN/mで表示した表面張力 b. CRC Handbook of Chemistry and Physics; 63版、1982-1983記載 の水の表面張力。 * 蒸留水の拡散直径=4mm
【0058】 上記の例および開示は説明を意図するものであり、網羅的なものではない。こ
れらの例と記載は、当業者に、多くの変更と、代替案を示唆するものとなるであ
ろう。これらの代替案と変更はすべて添付の特許請求の範囲が包含することを意
図するものである。当業者は、本明細書に記載の具体的な態様の均等物を思いつ
くであろうが、これらの均等物もまた添付の特許請求の範囲が包含することを意
図するものである。さらに、個々の従属項に記載されている具体的な特徴は、独
立項及び他の任意の従属項の特徴と、他の任意の仕方で組合せることができ、こ
のような組合せをすべて本発明の範囲内とすることを明確に意図するものである
【0059】 本明細書に引用されたすべての米国特許文書を含むすべての刊行物は、それら
の全体を明確に本明細書の記載の一部とする。本明細書に記載された同時係属の
特許出願もまた、それらの全体を明確に本明細書の記載の一部とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a) 1) 3個以上の水酸基を含む有機基を少なくとも一
    つ有するオルガノシロキサン類、及び 2) 2個以上の水酸基を含む第1の有機基を少なくとも一つ有し、か
    つ、ポリエーテルを含む第2の基を少なくとも一つ有するオルガノシロキサン類
    、 からなる群より選択される、少なくとも一つの複数水酸基保有オルガノシロキサ
    ン、及び b) 農薬、 を含有する組成物。
  2. 【請求項2】 複数水酸基保有オルガノシロキサンa)が少なくとも1つの
    ポリエーテル基を有する、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 複数水酸基保有オルガノシロキサンa)が少なくとも1つの
    アミノ基を有する、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 複数水酸基保有オルガノシロキサンが単糖類、二糖類、オリ
    ゴ糖類もしくは多糖類又はそれらの配糖体から形成された基を含むオルガノシロ
    キサンである、請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 複数水酸基保有オルガノシロキサンa)が次の平均的一般式
    、 [SiO4/2]d[MeSiO3/2]e[O1/2MeSi(Q)O1/2]f[O1/2SiMe2Q]g (I) (式中、 fは0〜50であり、d=0〜2、e=0〜3、gはこのオルガノシロキサン
    が環状でない場合は2+e+2dであり、環状である場合は0であり、Q基は独
    立にR1または −B(O)j(Ca2aO)bR(L)tV (II) であり、 BはC1〜C6の2価の橋架け基であり、j=0又は1、aはそれぞれ2〜4、
    好ましくは2〜3であり、bはそれぞれ0〜15、好ましくは0〜8であり、R
    はOHで置換されていてもよい2〜8個の炭素原子を含む2価の有機基であり、
    LはNR2であり、R2は水素、炭素1〜4個のアミノアルキル、水酸基を置換基
    として有していてもよい炭素原子2〜4個のアルキル又はR1であり、t=0又
    は1、好ましくは0であり、Vはn個の(C−OH)基を有する、複数水酸基保
    有基であり、n≧2であり、 R1は一般構造、B(O)j(Ca2aO)b3のポリエーテル又は1〜18個の炭
    素を有するアルキル基であり、 R3は水素、炭素1〜4個の炭化水素基又はN(R2)2であり、少なくとも一つ
    のQはR1ではなく、 nが2の場合には少なくとも一つのR1基が上記一般構造のポリエーテルとし
    て存在する) を有する、請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 fが1〜5であり、dが0であり、eが0であり、gが2で
    ある、請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つのQがRであり、少なくとも一つのR
    −(Ca2aO)b3である、請求項5記載の組成物。
  8. 【請求項8】 式(II)において、Bがプロピレン、j=1、a=2、b
    =0〜4、Rが−CH2CH(OH)CH2−であり、tが0である、請求項5記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】 式(II)の基が、 −C36OCH2CH(OH)CH2N(CH3)CH2[CH(OH)]4CH2OH、 −C36O[C24O]4CH2CH(OH)CH2N(CH3)CH2[CH(OH)]4CH2 OH、又は −C36O[C24O]4[C36O]2CH2CH(OH)CH2N(CH3)CH2[CH(
    OH)]4CH2OH、 である、請求項5記載の組成物。
  10. 【請求項10】 基Vがグルコース、マルトース、ラフィノース、ソルビト
    ール、グルコースアミン、グルコピラノシルアミン、グルカミン、N−メチルグ
    ルカミン、イソマルタミン、グルコン酸、ヘプタグルコン酸、トリメチロールプ
    ロパン、ペンタエリスリトール、トリイソプロパノールアミン又は2−ブチン−
    1,4−ジオールから誘導される、請求項5記載の組成物。
  11. 【請求項11】 農薬が酸官能性の農薬である、請求項1記載の組成物。
  12. 【請求項12】 式、 R4Me2SiO[MeSi(G)O]xSiMe24 (式中、x=0〜2、G=Cm2mO(C24O)y(C36O)w5、m=2〜4、
    y=3〜20、w=0〜8、R5は水素、アセチル又は炭素原子1〜4個の炭化
    水素基、R4はG又は炭素1〜4個のアルキルである) のc)トリシロキサンアルコキシラートをさらに含む、請求項1記載の組成物。
  13. 【請求項13】 トリシロキサンアルコキシラートc)の、複数水酸基保有
    オルガノシロキサンa)に対する重量比が5:95〜95:5である、請求項1
    2記載の組成物。
  14. 【請求項14】 非イオン系有機、アニオン系、又はカチオン系界面活性剤
    をさらに含む、請求項1記載の組成物。
  15. 【請求項15】 水希釈剤をさらに含む、請求項1記載の組成物。
  16. 【請求項16】 複数水酸基保有オルガノシロキサンa)が0.001重量
    %〜5.0重量%の濃度で存在する、請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 複数水酸基保有オルガノシロキサンa)の農薬b)に対す
    る重量比が1:99〜99:1である、請求項1記載の組成物。
  18. 【請求項18】 該農薬が、成長調節剤、光合成阻害剤、色素阻害剤、有糸
    分裂撹乱剤、脂質生合成阻害剤、細胞壁阻害剤及び細胞膜撹乱剤からなる群より
    選択される、請求項1記載の組成物。
  19. 【請求項19】 農薬が、フェノキシ酢酸類、フェノキシプロピオン酸類、
    フェノキシ酪酸類、安息香酸類、トリアジン類及びs−トリアジン類、置換尿素
    類、ウラシル類、ベンタゾン、デスメディファム、メタゾール、フェンメディフ
    ァム、ピリデート、アミトロール、クロマゾン、フルリドン、ノルフルラゾン、
    ジニトロアニリン類、イソプロパリン、オリザリン、ペンディメタリン、プロジ
    アミン、トリフルラリン、グリホサート、スルホニル尿素類、イミダゾリノン類
    、クレトジム、ジクロホップメチル、フェノキサプロップエチル、フルアジホッ
    プ−p−ブチル、ハロキシホップメチル、キザロホップ、セトキシジム、ジクロ
    ベニル、イソキサベン及びビピリジリウム化合物からなる群より選択される除草
    剤である、請求項1記載の組成物。
  20. 【請求項20】 nが2〜30である、請求項5記載の組成物。
  21. 【請求項21】 nが5〜15である、請求項5記載の組成物。
  22. 【請求項22】 請求項1記載の組成物を植物に適用することを含む、植物
    処理方法。
  23. 【請求項23】 式(I)において、f=1、d=0、e=0、g=2、末
    端Q基がメチル、及び側鎖Q基が式(II)である、請求項5記載の組成物。
JP2001583541A 2000-05-17 2001-05-16 複数水酸基保有基を含むオルガノシロキサンを用いた農業用組成物 Abandoned JP2003533558A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US20484200P 2000-05-17 2000-05-17
US60/204,842 2000-05-17
PCT/US2001/015799 WO2001087063A2 (en) 2000-05-17 2001-05-16 Agricultural compositions employing organosiloxanes containing polyhydric groups

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003533558A true JP2003533558A (ja) 2003-11-11

Family

ID=22759676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001583541A Abandoned JP2003533558A (ja) 2000-05-17 2001-05-16 複数水酸基保有基を含むオルガノシロキサンを用いた農業用組成物

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6890886B2 (ja)
EP (1) EP1282352A2 (ja)
JP (1) JP2003533558A (ja)
KR (1) KR20030001495A (ja)
AU (1) AU2001263179A1 (ja)
BR (1) BR0110844A (ja)
CA (1) CA2407634A1 (ja)
MX (1) MXPA02011321A (ja)
NZ (1) NZ522342A (ja)
WO (1) WO2001087063A2 (ja)
ZA (1) ZA200208426B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005330220A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Shin Etsu Chem Co Ltd グリセリン変性シリコーンを含む農薬展着剤
JP2005330221A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Shin Etsu Chem Co Ltd 農薬展着剤組成物
JP2013532715A (ja) * 2011-01-28 2013-08-19 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ ゲーエムベーハー Uv光防御化粧品組成物
JP2013541604A (ja) * 2010-08-23 2013-11-14 ダウ コーニング コーポレーション サッカリドシロキサンコポリマー乳化剤を含有するエマルション、並びに、これらの調製及び使用方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7998903B2 (en) * 2004-05-19 2011-08-16 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Glycerol-modified silicone spreading agent and a composition comprising the same
JP2007023061A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Shin Etsu Chem Co Ltd エポキシ樹脂用添加剤及びエポキシ樹脂組成物
US20080033136A1 (en) * 2006-07-13 2008-02-07 Rinard Chauncey J Selective hydrosilylation conditions
US7259220B1 (en) * 2006-07-13 2007-08-21 General Electric Company Selective hydrosilylation method
FR2929282B1 (fr) * 2008-03-25 2010-06-25 Centre Nat Rech Scient Polysiloxanes fonctionnalises, leur procede de preparation et leurs utilisations
US10039280B1 (en) 2012-08-25 2018-08-07 Sepro Corporation Herbicidal fluridone compositions
US10188102B2 (en) 2015-07-15 2019-01-29 Momentive Performance Materials Inc. Low foam surfactant composition and methods of making the same
WO2017189703A1 (en) * 2016-04-27 2017-11-02 Dow Corning Corporation Detergent composition comprising a carbinol functional trisiloxane
WO2017189704A1 (en) * 2016-04-27 2017-11-02 Dow Corning Corporation Carbinol functional trisiloxane and method of forming the same
US10743535B2 (en) 2017-08-18 2020-08-18 H&K Solutions Llc Insecticide for flight-capable pests
CN111249773B (zh) * 2020-02-24 2022-02-15 南京英伟莱新材料有限公司 一种生产草甘膦水剂用消泡剂及其制备方法
CN111296454B (zh) * 2020-03-31 2022-06-21 合力科技股份有限公司 棉田用除草剂组合物及其制剂、应用和施用方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE666745A (ja) 1964-07-14 1966-01-12
DE3141860A1 (de) * 1981-10-22 1983-05-05 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Trifluormethyl-phenoxy-phenyl-silicium-derivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als herbizide und pflanzenwuchsregulatoren
JPH05238910A (ja) 1991-09-30 1993-09-17 Dow Corning Corp シリコン補助剤を含む除草剤組成物
DE4318537A1 (de) * 1993-06-04 1994-12-08 Bayer Ag Kationische siloxanylmodifizierte polyhydroxylierte Kohlenwasserstoffe
US5508249A (en) * 1994-12-15 1996-04-16 Isp Investments Inc. Wetting agent concentrate for agricultural chemicals
BR9707913A (pt) * 1996-03-06 1999-07-27 Osi Specialties Inc Tensoativos alcoxilatos siloxano organoaminas
US6001140A (en) 1996-04-04 1999-12-14 Witco Corporation Diesel fuel and lubricating oil antifoams and methods of use
KR100281513B1 (ko) 1997-05-22 2001-02-15 울프 크라스텐센, 스트라쎄 로텐베르그 특히 당 라디칼 또는 당유도체인 폴리하이드록시오가닐 라디칼 및 폴리옥시 알킬렌 라디칼로 구성되는 오카노 폴리실록산
JP2002525379A (ja) * 1998-09-28 2002-08-13 クロンプトン・コーポレイション 農薬組成物における修飾基含有オルガノシロキサン

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005330220A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Shin Etsu Chem Co Ltd グリセリン変性シリコーンを含む農薬展着剤
JP2005330221A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Shin Etsu Chem Co Ltd 農薬展着剤組成物
JP4570395B2 (ja) * 2004-05-19 2010-10-27 信越化学工業株式会社 農薬展着剤組成物
JP4570394B2 (ja) * 2004-05-19 2010-10-27 信越化学工業株式会社 グリセリン変性シリコーンを含む農薬展着剤
JP2013541604A (ja) * 2010-08-23 2013-11-14 ダウ コーニング コーポレーション サッカリドシロキサンコポリマー乳化剤を含有するエマルション、並びに、これらの調製及び使用方法
JP2013532715A (ja) * 2011-01-28 2013-08-19 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ ゲーエムベーハー Uv光防御化粧品組成物

Also Published As

Publication number Publication date
NZ522342A (en) 2004-09-24
US20020082170A1 (en) 2002-06-27
EP1282352A2 (en) 2003-02-12
ZA200208426B (en) 2003-08-01
AU2001263179A1 (en) 2001-11-26
US6890886B2 (en) 2005-05-10
KR20030001495A (ko) 2003-01-06
WO2001087063A3 (en) 2002-07-18
BR0110844A (pt) 2003-12-30
CA2407634A1 (en) 2001-11-22
WO2001087063A2 (en) 2001-11-22
MXPA02011321A (es) 2003-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003533558A (ja) 複数水酸基保有基を含むオルガノシロキサンを用いた農業用組成物
US5998331A (en) Organoamine siloxane alkoxylate surfactants
EP1165664B1 (en) Heterocyclic amine modified siloxanes
AU752716B2 (en) Terminally modified, amino, polyether siloxanes
EP1117727B1 (en) Organosiloxane containing modified groups in pesticidal compostions
US6534077B2 (en) Organosiloxane containing modified groups in agricultural compositions
TW200836628A (en) Hydrolysis resistant organomodified trisiloxane surfactants
AU2007200709A1 (en) Organosiloxane containing modified groups in agricultural compositions

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20040121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040121