JP2003532890A - ローリング試験装置 - Google Patents
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Abstract
Description
動車の適切に回転する車輪の接触ローラとして、間隔を置いた2つの平行のロー
ラ軸に回転自在のトップローラに接近面を有する試験装置支持体から構成される
。揺動試験を実施するため、凹凸道路面の広がりを模擬する型材がトップローラ
の外周面に取付けられる。
具体的に知られているが、トップローラは型材/衝撃性能によって異なる高さと
なり、したがって石を敷き詰めた舗道−道路床が模擬される。異なる周期を発生
させるため自動車は約30km/h以下の速度で走行させる。揺れの振幅は次々
に続く高さの異なるトップローラ上の型材によって決まる。異なった悪い道路状
態を模擬するため、トップローラは取り換えずに、ローラ幅に渡って異なって形
成された型材を有する比較的幅の広いトップローラが使用される。簡単なハンド
ル操作によって、自動車は異なるローラ領域を左右に「浮きながら」運動できる
。
引続く電気−試験で発見されて修理される。 −震動によって、これまで負荷されなかった厳しい運転状態が設定されて、これ
でよりよい運転状態の調節に導かれる。 −車体の載置状態によって長期間に渡る良好なドアの調整が約束される。 −接触音および振動騒音の位置が容易にわかり再現できる。 −ライトを入れた状態で試験装置で運転すると、場合によっては顧客が始めて遭
遇するかもしれないランプの早期脱落が時宜を得て発見/誘発される。
より凹凸道路面の広がりにおける揺動テストを野外で実施することも自動車製造
において知られている。このような野外で実施する揺動コース走行では特に天候
の影響を考慮しなければならず、起こりうる接触音および振動騒音の位置決めや
再現が揺動試験装置のときに比べてあまり良好でない。加えて揺動コース走行の
間では、自動車が損傷する危険性および終了時に自動車を洗浄する必要性が存在
する。
装置が知られており、横方向および/または縦方向加速度センサおよび/または
首横揺れ/回転速度センサの測定値を使用し、またそれを利用することによって
自動車の状態を自動的に安定させる。このようなESP装置は異なった自動車の
タイプに組別生産方式ですでに組み込まれている。
のある安全評価装置である。このような機能試験を、取付けたセンサが作動状態
となりかつ検査可能となる、いわゆるESP試験走行において二重Sカーブ走行
で実施することは公知である。このようなESP試験走行には費用とコストがか
かる。
。 本課題は請求項1に記載の特徴によって解決される。
動試験装置に組立てられる。そのために、自動車をトップローラから離して上方
の領域まで制御して持上げ可能な自動車用リフト装置を備える。さらに、持上げ
た位置において自動車軸の周りに規定して自動車を傾斜させる傾斜装置を備え、
EPSの横方向および/または縦方向加速度センサの作動と検査が可能となる。
傾斜操作は傾斜時期と傾斜角度に関し、与えられた状態と実施する試験に応じて
、規定されて前もって与えられる。
動車を持上げた位置において制御し規定して自動車の垂直軸の周りに回転ないし
は振りまわす自動車用回転装置を追加して備え、ESPの首横揺れ/回転速度セ
ンサの作動と検査が可能となる。また回転操作は、回転時期と回転角度に関し、
与えられた状態と試験条件に合わせることができる。
に、さらに自動車音に関する評価にも有利に使用され、1つの試験装置で2つの
試験内容を再現実施することができる。それにより、公知の揺動試験装置にES
P試験装置としての機能を追加して使用することができ、試験装置の組立てや場
所の必要性の点でコスト的に有利となり、また組立て段階の最後のタクトタイム
が最適となる。特に、揺動試験とESP試験のそれぞれに対応する分離した2つ
の試験装置を1つに組立てることに対する有利性が生じる。
ての機能に関してローリング試験装置の構成が請求される。ESP/揺動試験装
置を組合せる構成とすることによって公知の揺動試験装置の実証済み構造ユニッ
トの利点が利用できる。具体的には、横方向に間隔を置き、ローラカバーで覆う
ことのできる2つの前方のトップローラを前方の試験装置軸に、かつ適切な2つ
の後方のトップローラを後方の試験装置軸に取付けられる。
、好ましくは操作して上昇させることのできる安全ローラを付設し、これによっ
て自動車の車輪をトップローラ上に保持する。特に前輪駆動の自動車の場合、安
全ローラは自動車前輪の前後の領域に配置することが目的に合っている。安全ロ
ーラを操作して上昇させる場合、これらは停電の際も上昇位置に留まり、自動車
を確実にトップローラ上に保持するように操作するべきである。また横側の当た
りローラは自動車がトップローラから横に動くことを防止するものでなければな
らない。
動車の動力を使用してトップローラ上で運転するときは、トップローラはこれが
属する軸上で自由に回転するように取り付けることができる。4輪駆動車を除い
た自動車では1つの軸にそれぞれ2つの車輪しか取付けられていないので、これ
を介してこの2車輪が属するトップローラしか駆動されない。しかし絶対距離の
シミュレーションのために、他のトップローラと駆動されない自動車車輪も駆動
されなければならない。そのために請求項3によって、異なるローラ軸に取付け
られたトップローラ間において、特にタイミングベルト(歯ベルト)による回転
運動の連結装置を設けることが提案される。
項4に記載のトップローラが制御可能な動力で回転駆動することができる。これ
は自動車に運転手がいなくても揺動試験内容の自動運転を可能にする。そのうえ
例えば4つのトップローラはすべてトップローラが属するそれぞれの駆動装置に
よって同期状態で回転できる。場合によっては両軸とも駆動することができ、ま
た軸上のトップローラを駆動することもでき、反対側の軸のトップローラに連結
して回転運動を伝達することもできる。
のが有利であり、その結果、交換型材の構成に応じて異なる凹凸道路面状況が模
擬される。
なくとも1つのローラ軸は試験装置支持体で縦方向に制御して移動可能となるよ
うに配置される。その結果、異なった自動車形式の異なった車輪状態に適応させ
ることができる。一定の自動車形式を識別する自動車識別コードによるデータを
公知の方法で制御装置に入力すると、このような調節は場合によっては自動で行
うことが可能となる。同時にこの装置によって車輪受け具の間隔は自動車特有の
間隔に調節できる。この車輪受け具はさらにESP試験に関連して詳しく以下に
記載する。さらに、この装置を使用して自動車特有の適応位置がリフト装置の位
置となり、この適応も自動で実施可能となる。
び/または回転装置はパレットと結合される。このパレット上にトップローラか
ら離れない方向に自動車を確実に保持する車輪受け具が取付けられる。これによ
って自動車は持上げた位置でパレット上に載置された状態で、傾斜可能および/
または回転可能となり、これによってESPセンサが作動および検査可能となる
。
、好ましくは制御して油圧で突出可能なリフトピストンが含まれ、この上端にパ
レットが傾斜装置を介して保持される。制御して駆動可能な、例えば回転リング
操作装置を有する回転台上に伸縮支柱を取付けることによって、回転機能は簡単
に達成できる。
ができ、これによって自動車は試験装置支持体に対して、または場合によっては
パレットに対して傾斜可能となる。
た傾斜軸に生じさせることができる。請求項10により、自動車を自動車縦軸お
よび/または自動車横軸の周りに傾斜させることは、ESP装置の横方向および
/または縦方向加速度センサのテストのためには目的にかないかつ十分である。
しかし基本的には特に傾斜と回転運動を組合せた別の試験でも実施することがで
きる。
駆動装置として、請求項1に基き目的に応じて電気、油圧または空気圧の駆動装
置を使用することができる。
制御することにより、請求項12に従って自動的に実施することができる。それ
で作動状態となった横方向および縦方向加速度センサと首横揺れ速度センサのセ
ンサ値が実際値として試験装置計算機に導入され、そこで所定の基準値と比較さ
れて、正または負の試験結果が確認記録される。試験装置計算機は揺動試験とE
SP試験の間で結果を調整および制御することができる。さらに試験装置計算機
は広範な進行機能、例えば試験装置の運転および停止信号ランプを制御できる。
て最終段階における統合に適しており、これによって両方の試験内容が製造され
たすべての自動車において迅速かつ確実に続行して自動的に実施することができ
る。
ムを装備した被試験自動車の車輪を回転させる接触ローラとして特に図2(a)
,(b),および図3(a),(b)からも明らかなように、試験装置支持体2
には、横方向に間隔をおいて2つの接近面と取外し可能なローラカバーを有する
前方のトップローラ3,4が前方の試験装置軸7に、また対応する2つの後方の
トップローラ5,6が後方の試験装置軸8に設けられる。
ため、トップローラ3,4,5,6の外周面に、好ましくは異なる構造で取り換
え可能な交換型材10を配置する。
ラ軸11に軸受けされ、一方後方のトップローラ5,6は前方のローラ軸に平行
の後方のローラ軸12に軸受けされる。凹凸道路面の広がりを模擬するため、ト
ップローラ3,4,5,6はすべて動かす必要があるので、異なるローラ軸11
,12に取付けたトップローラ3,4,5,6の間のタイミングベルトに、ここ
では図示しないが回転運動連結を設けるのが好ましい。これに代わってまたは追
加して、同様に図示はしないが、トップローラ3,4,5,6用に少なくとも1
つの制御可能な駆動装置を設けることができる。
に付設されたトップローラ3,4,5,6を有する少なくとも1つのローラ軸1
1,12は縦方向に制御して移動可能となるよう配置される。
軸平行の安全ローラ13,14を備え、これによって自動車9の車輪が前方のト
ップローラ3,4上に、したがって後方のトップローラ5,6上にも保持される
。図示はしないが、さらに、自動車がトップローラ3,4あるいは5,6の側方
に飛び出すことを防止する当たりローラをトップローラ3,4あるいは5,6の
側方に備えることができる。
装置が形成され、例えば図1(a)および図2(a)に示すように型材10を介
して揺動試験が実施できる。
験装置の組合せに拡張され、自動車9のリフト装置15が設けられる。この装置
を使用して自動車をトップローラ3,4,5,6から離し、例えば図1(b)か
ら明らかなように、上方の領域まで制御して持上げることが可能となる。このリ
フト装置15には垂直に突出可能な伸縮支柱16が含まれる。好ましくは支柱の
上端に、制御して油圧操作可能なリフトピストン方式の自動車9用傾斜装置17
を設け、自動車がリフト装置15で持上げられた位置で傾斜装置によって自動車
軸の周りに制御および規定して傾斜させることができる。これによって、例えば
図1(b)および図2(b)に示すように電子安定プログラムの横方向および/
または縦方向加速度センサの検査が可能になる。自動車縦軸の周りでは図2(b
)に示すように、また自動車横軸の周りでは図1(b)に示すように自動車の傾
斜が可能となるよう傾斜装置17を形成する。
可能な回転台18上の伸縮支柱16は回転装置として設置され、これを使用して
特に図3(b)で明らかなように、自動車9は持上げられた位置で自動車垂直軸
19の周りに制御および規定して回転させることができる。これによって電子安
定プログラムの首横揺れ/回転速度センサの作動および検査が可能となる。
げ可能で、傾斜装置17で傾斜可能な、自動車9を載置するパレット20をさら
に設け、特に図1(b)で明らかなように、トップローラ3,4,5,6から離
れない方向に自動車9を確実に保持する車輪受け具21を備える。
または油圧および/または空気圧の動力を使用することができる。 EPS試験のために、図示しない試験装置計算機を使用してリフト装置15、
傾斜装置17および回転台18をプログラム制御で制御するのが有利である。こ
れで作動状態になった横方向および/または縦方向加速度センサ並びに首横揺れ
速度センサのセンサ値を実際値として試験装置計算機に導いて、所定の基準値と
比較し、これに正または負の試験結果が確認記録される。
の概略の側面図、また(b)は(a)に示す装置をESP試験に使用したときの
概略の側面図である。
後面図、また(b)はESP試験に使用したときの概略の後面図である。
は回転台を使用して自動車を高軸の周りに回転させたときのローリング試験装置
の概略の上面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 電子安定プログラム(ESP)を装備した被試験自動車の適切に回転する車輪
の接触ローラとして、間隔を置いた2つの平行のローラ軸に回転自在のトップロ
ーラに接近面を有する試験装置支持体を設け、さらに凹凸道路面の広がりを模擬
して自動車の揺動試験を実施するため、トップローラの外周面に型材を設けたロ
ーリング試験装置において、 ローリング試験装置(1)をESP/揺動試験装置の組合せに拡張して形成し
、 自動車(9)をトップローラ(3,4,5,6)から離して、上方の領域まで
制御して持上げ可能なリフト装置(15)を設け、 EPSの横方向および/または縦方向加速度センサの作動と検査を行うため、
持上げた位置で自動車軸の周りに制御および規定して自動車(9)を傾斜できる
傾斜装置(17)をさらに設け、および/または EPSの首横揺れ/回転速度センサの作動と検査を行うため、持上げた位置で
自動車軸の周りに制御および規定して自動車(9)を回転できる回転装置(18
)を設けた ことを特徴とするローリング試験装置。 - 【請求項2】 横方向に間隔を置き、取外し可能なローラカバーを有する2つの前方のトップ
ローラ(3,4)を前方の試験装置軸(7)に、かつ適切な2つの後方のトップ
ローラ(4,5)を後方の試験装置軸(8)に取付け、 前方および/または後方のトップローラ(3,4,5,6)に、これより高い
位置にある軸平行の安全ローラ(13,14)を付設し、これによって自動車(
9)の車輪をトップローラ(3,4,5,6)上に保持し、好ましくは安全ロー
ラ(13,14)は自動車前輪の前後の領域に配置し、 さらにトップローラ(3,4,5,6)の側方に、自動車(9)がトップロー
ラ(3,4,5,6) から横に動くことを防止するために当たりローラを設け
た ことを特徴とする請求項1に記載のローリング試験装置。 - 【請求項3】 トップローラ(3,4,5,6)は異なるローラ軸(11,12)で回転運動
を伝達するように連結され、好ましくはタイミングベルトで連結されたことを特
徴とする請求項1または2に記載のローリング試験装置。 - 【請求項4】 トップローラ(3,4,5,6)用に少なくとも1つの制御可能な駆動装置を
設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のローリング試
験装置。 - 【請求項5】 型材(10)がトップローラ(3,4,5,6)の外周面に異なる構造で取り
換え可能な交換型材として形成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいず
れか1項に記載のローリング試験装置。 - 【請求項6】 付属するトップローラ(3,4,5,6)を有する少なくとも1つのローラ軸
(11,12)は試験装置支持体(2)で縦方向に制御して移動可能となるよう
に配置されたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のローリ
ング試験装置。 - 【請求項7】 リフト装置(15)および/または傾斜装置(17)および/または回転装置
(18)は持上げ可能および/または傾斜可能および/または回転可能な、自動
車(9)を載せるパレット(20)に結合され、前記パレット(20)にはトッ
プローラ(3,4,5,6)から離れない方向に自動車(9)を確実に保持する
車輪受け具(21)を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項
に記載のローリング試験装置。 - 【請求項8】 リフト装置(15)には垂直に突出可能な伸縮支柱(16)、好ましくは制御
して油圧操作可能なリフトピストンが含まれ、その上端には傾斜装置(17)を
使用してパレット(20)が載置され、さらに伸縮支柱(16)の床側には制御
して駆動可能な回転台(18)が回転装置として設置されたことを特徴とする請
求項7に記載のローリング試験装置。 - 【請求項9】 いずれの車輪にもリフト装置(15)が配属されたことを特徴とする請求項1
ないし8のいずれか1項に記載のローリング試験装置。 - 【請求項10】 自動車縦軸および/または自動車横軸の周りに自動車が傾斜できるように傾斜
装置(17)が構成されたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に
記載のローリング試験装置。 - 【請求項11】 リフト装置(15)および/または傾斜装置(17)および/または回転装置
(18)の駆動装置として電気および/または油圧および/または空気圧による
駆動装置が使用されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記
載のローリング試験装置。 - 【請求項12】 ESP試験のために、リフト装置(15)、傾斜装置(17)および回転装置
(18)は試験装置計算機を使用してプログラム制御で制御され、 作動状態になった横方向および縦方向加速度センサと首横揺れ速度センサのセ
ンサ値が実際値として試験装置計算機に導入され、所定の基準値と比較されて、
そこに正または負の試験結果が確認記録される ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載のローリング試験装
置。 - 【請求項13】 ローリング試験装置(1)は自動車製造の組立て段階の終わりにESP/揺動
試験装置の組合せとして統合されたことを特徴とする請求項1ないし12のいず
れか1項に記載のローリング試験装置。
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