JP2003531891A - 環式ラクタムの製造方法 - Google Patents

環式ラクタムの製造方法

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JP2003531891A
JP2003531891A JP2001580870A JP2001580870A JP2003531891A JP 2003531891 A JP2003531891 A JP 2003531891A JP 2001580870 A JP2001580870 A JP 2001580870A JP 2001580870 A JP2001580870 A JP 2001580870A JP 2003531891 A JP2003531891 A JP 2003531891A
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Abstract

(57)【要約】 式(II): 【化1】 [但し、nおよびmが独立して、0、1、2、3、4、5、6、7、8または9の数値であり、nおよびmの合計が3以上、好ましくは4以上であり、RおよびRがC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルまたはC〜C12アリールを表す]で表される環式ラクタムを、式(I): 【化2】 [但し、R、R、mおよびnが上記と同義であり、Rがニトリル、カルボキシアミドおよびカルボン酸基を表す]で表される化合物を水と、液相で液体の有機希釈剤の存在下に反応させることによって製造する方法であって、(a)化合物(I)を得て、これを、液相で液体の有機希釈剤(III)の存在下に水と反応させて、ラクタム(II)含有混合物(IV)を形成し、且つ所定の濃度、圧力および温度条件下で、希釈剤(III)が水と混和性の差を示し、(b)アンモニアの分離前または分離後、混合物(IV)について、希釈剤(III)および水を液体状で存在させ且つ混和性の差を示すような濃度、圧力および温度条件に設定して、希釈剤(III)含有率が水含有率より高い層(V)と、水含有率が希釈剤(III)含有率より高い層(VI)とを含む二層系を得て、(c)層(V)と層(VI)とを分離し、そして(d)層(V)から、希釈剤(III)ならびに必要により低沸点物、高沸点物および/または未転化化合物(I)を含む副生成物を分離して、ラクタム(II)を得ることを特徴とする環式ラクタムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、式(II):
【0002】
【化4】
【0003】 [但し、nおよびmが独立して、0、1、2、3、4、5、6、7、8または9
の数値であり、nおよびmの合計が3以上、好ましくは4以上であり、 RおよびRがC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルまたはC 〜C12アリールを表す] で表される環式ラクタムを、式(I):
【0004】
【化5】
【0005】 [但し、R、R、mおよびnが上記と同義であり、Rがニトリル、カルボキ
シアミドおよびカルボン酸基を表す] で表される化合物と水を、液相で液体の有機希釈剤の存在下に反応させることに
よって製造する方法であって、 (a)化合物(I)を得て、液相で液体の有機希釈剤(III)の存在下に水と
反応させて、ラクタム(II)含有混合物(IV)を形成し、且つ所定の濃度、
圧力および温度条件下で、希釈剤(III)が水と混和性の差を有し、 (b)アンモニアの分離前または分離後、混合物(IV)を、希釈剤(III)
および水を液体状で存在させ且つ混和性の差を示す濃度、圧力および温度条件に
設定して、希釈剤(III)含有率が水含有率より高い層(V)と、水含有率が
希釈剤(III)含有率より高い層(VI)とを含む二層系を得て、 (c)層(V)と層(VI)とを分離し、そして (d)層(V)から、希釈剤(III)および必要により低沸点物、高沸点物お
よび/または未転化化合物(I)を含む副生成物を分離して、ラクタム(II)
を得ることを特徴とする環式ラクタムの製造方法に関する。
【0006】 ω−アミノカルボン酸誘導体と水を、液相で不均一系触媒および液体の有機希
釈剤の存在下で反応させることによる環式ラクタムの製造方法、例えば6−アミ
ノカルボキシニトリルからカプロラクタムを得る製造法は周知である。
【0007】 例えば、WO95/14665およびWO95/14664では、6−アミノ
カルボキシニトリルを得て、水と、液相で不均一系触媒及び溶剤の存在下で反応
させて、カプロラクタムおよびアンモニアを形成することが可能であることを開
示している。触媒として酸化チタン(IV)および溶剤としてエタノールを使用
すると、カプロラクタムの最大収率(86〜94%)が得られる。カプロラクタ
ムの収率は、ガスクロマトグラフィによってのみ測定され、そして溶出物(流出
液)を後処理して、粗カプロラクタムおよび/または純粋な(高濃度)カプロラ
クタムを製造することは開示されていない。
【0008】 WO97/23454の実施例1C)では、6−アミノカプロニトリルと水を
酸化チタン(IV)およびエタノールの存在下で反応させることについて開示し
ている。カプロラクタムは、分留によって流出液から80%の収率で得られた。
【0009】 エタノールの存在下における6−アミノカプロニトリルのカプロラクタムへの
上記転化の不都合は、カプロラクタムの収率が低いことである。後処理中に収率
が低減することを示していない。
【0010】 しかるに、本発明は、化合物(I)の転化率を高め且つラクタムの収率を高め
るために、工業的に簡易で且つ経済的な形態で化合物(I)から環式ラクタム(
II)を製造可能にし、そして精製段階(工程)中の収率低下を最小限にする方
法を提供することを目的とする。
【0011】 このために、本発明者等は、上記方法を見出した。
【0012】 化合物(I)としてはアミノ酸およびその誘導体が適当であり、以下の一般式
(I):
【0013】
【化6】
【0014】 [但し、Rがカルボン酸基、ニトリル基および/またはカルボキシアミド基を表
し、 n、mが独立して、0、1、2、3、4、5、6、7、8または9の数値であ
り、nおよびmの合計が3以上、好ましくは4以上である] で表される化合物が好ましい。
【0015】 RおよびRはあらゆる種類の置換基であるのが理論上可能であるが、この
置換基によって、所望の環化反応に影響を与えないことのみが条件である。R およびRは独立してC〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基また
はC〜C12アリール基を表すのが好ましい。
【0016】 出発化合物としては、アミノカルボキシニトリルが特に好ましく、以下の一般
式:
【0017】
【化7】
【0018】 [但し、mが3、4、5または6、特に5を表す] で表されるのが好ましい。mが5である場合、出発化合物は6−アミノカプロニ
トリルである。
【0019】 化合物(I)として、個々の化合物(I)を使用することも、または異なる化
合物(I)の混合物を使用することも可能である。化合物(I)を個々の化合物
として使用するのが好ましい。
【0020】 ω−アミノカルボキシニトリルを、例えば、WO96/20166、WO96
/20916またはWO96/20165に記載されているように、蒸気または
液相中におけるα,ω−ジニトリルの部分水素化によって得る。
【0021】 ω−アミノ酸を、例えば、ω−ホルミルカルボン酸のヒドロアミノ化(hydroa
mination)またはω−アミノカルボキシレートもしくはω−アミノカルボキシニ
トリルの加水分解によって得る。
【0022】 本発明の方法において、化合物(I)に応じて、式(II):
【0023】
【化8】
【0024】 [但し、m、n、RおよびRが上記と同義である] で表される対応の環式ラクタムを得る。nが0であり、mが3、4、5または6
であるラクタムが特に好ましい。mが5である場合、生成物はカプロラクタムで
ある。
【0025】 本発明の方法において、上述した化合物(I)を得て、工程(a)において、
水と、液相で好ましくは均一な液相で有利には不均一系触媒および液体の有機希
釈剤(III)の存在下で反応させて、ラクタム(II)含有混合物(IV)を
形成し、その際に、希釈剤(III)は、所定の濃度、圧力および温度条件下で
水と混和性の差(溶解度間げき:miscibility gap)を示す。
【0026】 好適な不均一系触媒は、IIa族、IIIa族またはIVa族の元素の、酸性
、塩基性または両性酸化物、例えば酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ホ
ウ素、酸化アルミニウム、酸化スズ、またはシリカゲル、ケイ藻土、石英もしく
はこれらの混合物として高温で調製される二酸化ケイ素等の二酸化ケイ素、更に
、IIb族〜VIb族の金属の酸化物、例えば、アナターゼもしくはルチルとし
ての非晶質酸化チタン(IV)、二酸化ジルコニウム、酸化マンガンもしくはこ
れらの混合物である。ランタノイドおよびアクチノイドの酸化物、例えば酸化セ
リウム、酸化トリウム、酸化プラセオジム、酸化サマリウム、希土類混合酸化物
、またはこれらと上記酸化物の混合物も有用である。更に別の触媒の例は、酸化
バナジウム、酸化バリウム、酸化亜鉛、酸化ニオブ、酸化鉄、酸化クロム、酸化
モリブデン、酸化タングステンまたはこれらの混合物である。
【0027】 上記酸化物相互の混合物も可能である。更に、硫化物、セレン化物およびテル
ル化物の中にも使用可能なものがあり、例えばテルル化亜鉛、セレン化スズ、硫
化モリブデン、硫化タングステンならびにニッケル、亜鉛およびクロムの硫化物
を使用可能である。
【0028】 上述した化合物は、1a族および7a族の化合物でドープ処理され得ることも
、または1a族および7a族の化合物を含むことも可能である。
【0029】 他の好適な触媒の例は、ゼオライト、ホスフェートおよびヘテロポリ酸であり
、更にナフロン(Naflon)等の酸性およびアルカリ性のイオン交換体である。
【0030】 触媒としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化セリウムおよび二酸化ジ
ルコニウムが好ましく、例えばWO96/36600に開示されている酸化チタ
ン(IV)が更に好ましい。成形品としてのかかる触媒の製造法は、例えばWO
99/11613、WO99/11614およびWO99/11615に開示さ
れている。
【0031】 好適な希釈剤(III)は、C〜Cアルカノール、例えばn−ブタノール
、イソブタノールおよびn−ペンタノールであり、ヘキサン等の脂肪族炭化水素
、シクロペンタンもしくはシクロヘキサン等の脂環式炭化水素が好ましく、芳香
族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キ
シレン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ジ−イソプロピルベンゼンが
特に好ましく、そしてかかる化合物の混合物、例えば石油エーテルである。炭化
水素は、クロロベンゼンの場合のように、ハロゲン(例えば、塩素)等の官能基
を有することができる。
【0032】 工程(a)での反応中、アンモニアが存在していても良い。
【0033】 工程(a)での反応中、化合物(I)1モルに対して、一般に0.1モル以上
、好ましくは0.5〜50モル、更に好ましくは1〜20モルの水を使用する。
【0034】 工程(a)において、出発成分化合物(I)、水および希釈剤(III)の合
計に対する化合物(I)の割合は0.1〜50質量%であり、1〜30質量%が
好ましく、2〜20質量%が更に好ましい。
【0035】 反応は、液相で一般に140〜320℃、好ましくは180〜300℃、更に
好ましくは200〜280℃の温度で行われるのが有効であり得る。圧力は、一
般に1〜250バール(10〜2.5×10Pa)であり、5〜150バー
ル(5.0×10〜1.5×10Pa)が好ましい。
【0036】 圧力および温度条件は、反応混合物が単一の均一な液相となるような条件であ
るのが好ましい。
【0037】 空間速度は、1時間当たり、触媒1L(リットル)に対して、0.05〜5k
g、好ましくは0.1〜2kg、更に好ましくは0.2〜1kgの反応混合物で
ある。
【0038】 工程(a)の反応により、ラクタム(II)を含む混合物(IV)が得られる
【0039】 混合物(IV)がアンモニアを含む場合、層分離後、好ましくは層分離前に、
好ましくは蒸留によって、工程(b)で混合物(IV)からアンモニアを分離し
て、アンモニアを含まないまたは僅かに含む混合物(IX)を得ることが可能で
ある。必要により層分離後、好ましくは蒸留によって、層(V)および/または
層(VI)からアンモニアを分離することも可能である。
【0040】 アンモニアを工程(a)で起こる反応中に形成するか、および/またはアンモ
ニアを工程(a)で使用される反応混合物に添加する場合、混合物(IV)はア
ンモニアを含むことが可能である。Rがニトリル基またはカルボキシアミド基で
ある場合、工程(a)の反応中にアンモニアを形成可能である。
【0041】 分離を蒸留によって有効に行うのことが可能であり、特に60〜220℃のベ
ース温度および1〜30バール(10〜3.0×10Pa)の圧力条件下で
行う。
【0042】 混合物(IV)がアンモニアを含まず、これにより、本発明者等は、アンモニ
アの痕跡が余りに少ないため、次の処理工程に不利となると考えた場合、混合物
(IV)と混合物(IX)は同一となるであろう。
【0043】 工程(b)に関して規定したように、本発明により、混合物(IX)の濃度、
圧力および温度条件を設定するが、この条件下で希釈剤(III)および水が液
体状で存在し且つ混和性の差を示すように条件を設定して、層(V)および層(
VI)を含む二層系を形成する。
【0044】 混合物(VII)の組成分を層(V)および(VI)に完全に液体で含むよう
に、すなわち固体が沈殿しないように、かかる濃度、圧力および温度条件を設定
するのが好ましい。
【0045】 工程(a)を均一な液相で行う場合、混合物(VII)を二層の(V)および
(VI)に分離するのは、一般に、好適な温度を適当に選択することにより達成
可能となる。別の可能性としては、好適な割合を選択するか、または希釈剤(I
II)、好ましくは水を添加することである。
【0046】 その後、層(V)および層(VI)を、工程(c)に規定したように本発明に
より分離する。
【0047】 層分離は、かかる目的のために適当であると知られている装置において、例え
ば、Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 第B3巻, 第5版, VCH v
erlagsgesellschaft, Weinheim, 1988, 6-14頁 to 6-22頁に記載されているよう
に、公知の態様で行うことが可能である。
【0048】 この層分離に最も適当な装置および処理条件は、数種類の予備試験を行うこと
によって容易に見出すことができる。
【0049】 工程(d)において、希釈剤(III)ならびに必要によりアンモニアおよび
必要により副生成物(低沸点物(VIII)、高沸点物(VII)および/また
は未転化化合物(I)を含む)を、本発明により層(V)から分離して、ラクタ
ム(II)を得る。
【0050】 低沸点物(VIII)(低沸点溶剤)に関して、本発明者等は、ラクタム(I
I)の沸点未満の沸点を有する化合物を意味すると考え、高沸点物(VII)(
高沸点溶剤)に関して、本発明者等は、ラクタム(II)の沸点を超える沸点を
有する化合物を意味すると考える。
【0051】 精製は、1種以上、例えば2種または3種の蒸留集成装置(distillation ass
emblies)において分留によって有効に行われ得る。
【0052】 蒸留に適当な装置は、例えば、Kirk-Othmer, Encyclopedia of Chemical Tech
nology, 第3版., 第7巻, John Wiley & Sons, New York, 1979, 870-881頁に記
載されているように、網目プレート塔、泡鐘塔または充填塔等の従来からの装置
である。
【0053】 最初の操作で、依然として残るアンモニアと希釈剤(III)を層(V)から
分離するのが好ましい。その後、ラクタム(II)から、高沸点物(VII)、
低沸点物(VIII)および未転化化合物(I)を個々にまたは同時に分離可能
である。
【0054】 工程(d)で分離される希釈剤(III)を工程(a)に部分的にまたは完全
に有効に再循環させることが可能である。
【0055】 工程(d)で分離される高沸点物(VIII)および/または低沸点物(VI
II)を、部分的にまたは完全に工程(a)に有効に再循環可能である。
【0056】 工程(d)で分離される未転化化合物(I)を部分的または完全に工程(a)
に有効に再循環させることが可能である。
【0057】 工程(c)で形成した層(VI)を工程(a)に有効に再循環させる場合もあ
る。
【0058】 ラクタム(II)を層(VI)から部分的にまたは完全に分離して、混合物(
X)を形成可能となり、これにより得られたラクタム(II)から、低沸点物(
VIII)および/または高沸点物(VII)を分離可能となるのが好ましい。
【0059】 ラクタム(II)の精製を、1種以上、例えば2種または3種の蒸留集成装置
における分留によって行うのが有効であり得る。
【0060】 蒸留に適当な装置は、例えば、Kirk-Othmer, Encyclopedia of Chemical Tech
nology, 第3版., 第7巻, John Wiley & Sons, New York, 1979, 870-881頁に記
載されているように、網目プレート塔、泡鐘塔または充填塔等の従来からの装置
である。
【0061】 ラクタム(II)から、高沸点物(VII)および/または低沸点物(VII
)を個々にまたは同時に分離可能である。
【0062】 高沸点物(VII)および/または低沸点物(VIII)を工程(a)に部分
的にまたは完全に再循環させるのが有効であり得る。
【0063】 層(VI)から分離したラクタム(II)を、その精製前に、工程(d)で分
離された粗ラクタム(II)と結合させ、これにより得られた混合物をその後に
精製することも可能である。
【0064】 層(X)を工程(a)に再循環させるのが有効であり得る。
【0065】 層(VI)からのラクタム(II)の分離を、液体の抽出剤(XI)で部分的
にまたは完全に抽出することにより行って、抽出剤(XI)とラクタム(II)
を含む混合物(XII)を形成しても良い。
【0066】 好適な抽出剤(XI)は、C〜Cアルカノール、例えばn−ブタノール、
イソブタノールおよびn−ペンタノールであり、ヘキサン等の脂肪族炭化水素、
シクロペンタンもしくはシクロヘキサン等の脂環式炭化水素が好ましく、芳香族
炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシ
レン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ジ−イソプロピルベンゼンおよ
びかかる化合物の混合物、例えば石油エーテルが特に好ましい。炭化水素は、ク
ロロベンゼンの場合のように、ハロゲン(例えば、塩素)等の官能基を有するこ
とができる。
【0067】 特に、抽出剤(XI)および希釈剤(III)は同一であるか、または類似の
組成を有している。
【0068】 したがって、抽出剤(XI)は、工程(d)で分離される希釈剤(III)で
あるのが有利であり得る。
【0069】 抽出後に残る水性層(X)を、工程(a)に再循環させるのが有効であり得る
【0070】 抽出剤(XI)ならびに低沸点物(VIII)、高沸点物(VII)および/
または未転化化合物(I)を混合物(XII)から分離してラクタム(II)を
得るのが有効であり得る。
【0071】 精製を、1種以上、例えば2種または3種の蒸留集成装置における分留によっ
て行うのが有効であり得る。
【0072】 蒸留に適当な装置は、例えば、Kirk-Othmer, Encyclopedia of Chemical Tech
nology, 第3版., 第7巻, John Wiley & Sons, New York, 1979, 870-881頁に記
載されているように、網目プレート塔、泡鐘塔または充填塔等の従来からの装置
である。
【0073】 混合物(XII)から抽出剤(XI)を最初に分離するのが好ましい。その後
、ラクタム(II)から、高沸点物、低沸点物および未転化化合物(I)を個々
にまたは同時に分離可能である。
【0074】 精製中に分離される抽出剤(XI)を部分的にまたは完全に工程(a)に再循
環可能となるのが有効である。
【0075】 精製中に分離されることもある高沸点物(VII)および/または低沸点物(
VII)を部分的にまたは完全に工程(a)に再循環可能となるのが有効である
【0076】 後処理によって得られる未転化化合物(I)を部分的にまたは完全に工程(a
)に再循環可能となるのが有効である。
【0077】 混合物(XII)および層(V)を本発明による方法の工程(d)で一緒に使
用可能となるのが有効である。混合物(XII)と層(V)を、工程(d)の前
または工程(d)中に合わせる(組み合わせる)ことも可能である。
【0078】 本発明の方法によって製造されるラクタムを、工業的に重要なポリマー、例え
ばポリアミドの生産に公知の形態で用いることが可能となる。
【0079】
【実施例】
[実施例1]冷却時に二層を形成するLMでのACN環化 80gの溶剤および0.5gのTiO粉末(100%アナターゼ)から成る
混合物を、最初のバッチとして、容積270mlの撹拌器付オートクレーブにお
いて使用し、この反応器を270℃に加熱し、そして10gの6−アミノカプロ
ニトリルおよび10gの水からなる混合物を1分で計量導入した。所定時間経過
後、10mLのサンプルを採取し、最も良好な収率を測定した。懸濁液をろ過し
、溶剤を除去し、そして国内標準のGCによって分析した。
【0080】 種々の溶剤を使用して得られた結果を以下の表1に列挙する。
【0081】
【表1】
【0082】 [実施例2] 1時間当たりに、80kgの6−アミノカプロニトリル、50kgの水および
1200kgのトルエンを、容積が300L(リットル)で且つ250kgの触
媒(酸化チタン(IV)、100%アナターゼ)を充填した管型反応器に給送し
た。
【0083】 反応中に形成したアンモニアを蒸留によって分離した。
【0084】 25℃に冷却後、水性層を有機層から分離し、有機層を蒸留によって精製した
【0085】 表2に示されるカプロラクタムを得た。
【0086】 [実施例3] 1時間当たりに、80kgの6−アミノカプロニトリル、50kgの水および
1200kgのトルエンを、容積が300Lで且つ250kgの触媒(酸化チタ
ン(IV)、100%アナターゼ)を充填した管型反応器に給送した。
【0087】 反応中に形成したアンモニアを蒸留によって分離した。
【0088】 25℃に冷却後、水性層を有機層から分離し、トルエンを有機層から分離して
、粗ラクタムを得た。
【0089】 水性層を半分の量のトルエンで抽出し、層分離し、そして有機層を粗ラクタム
と合わせた。
【0090】 粗ラクタムと有機層を合わせた混合物を蒸留によって精製した。
【0091】 表2に示されるカプロラクタムを得た。
【0092】 [実施例4] 1時間当たりに、80kgの6−アミノカプロニトリル、50kgの水および
1200kgのトルエンを、容積が300Lで且つ250kgの触媒(酸化チタ
ン(IV)、100%アナターゼ)を充填した管型反応器に給送した。
【0093】 反応中に形成したアンモニアを蒸留によって分離した。
【0094】 25℃に冷却後、水性層を有機層から分離し、水性層を、6−アミノカプロニ
トリルの関与する反応に再循環させ、且つ水の量を50kg/時に調節し、そし
て有機層を蒸留によって精製した。
【0095】 定常状態条件下で、表2に示されるカプロラクタムを得た。
【0096】 [実施例5] 1時間当たりに、80kgの6−アミノカプロニトリル、50kgの水および
1200kgのトルエンを、容積が300Lで且つ250kgの触媒(酸化チタ
ン(IV)、100%アナターゼ)を充填した管型反応器に給送した。
【0097】 反応中に形成したアンモニアを蒸留によって分離した。
【0098】 25℃に冷却後、水性層を有機層から分離し、水性層を、6−アミノカプロニ
トリルの関与する反応に再循環させ、且つ水の量を50kg/時に調節し、そし
て有機層を蒸留によって精製した。蒸留によって得られた(且つカプロラクタム
含有率30質量%である)高沸点物を6−アミノカプロニトリルの関与する反応
に再循環させた。
【0099】 定常状態条件下で、表2に示されるカプロラクタムを得た。
【0100】 [比較実施例] 1時間当たりに、80kgの6−アミノカプロニトリル、50kgの水および
1200kgのトルエンを、容積が300Lで且つ250kgの触媒(酸化チタ
ン(IV)、100%アナターゼ)を充填した管型反応器に給送した。
【0101】 反応中に形成したアンモニアを蒸留によって分離した。
【0102】 その後、水およびトルエンを同時に分離し、そして粗ラクタムを蒸留によって
精製した。
【0103】 得られたカプロラクタムを表2に示す。
【0104】
【表2】
【0105】 実施例2〜5では、200時間を超える操業時間後でなくても、カプロラクタ
ムの収率の低下は観察されなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 バスラー,ペーター ドイツ、68519、フィールンハイム、マリ ーア−マンデル−シュトラーセ、18 (72)発明者 フィッシャー,ロルフ−ハルトムート ドイツ、69121、ハイデルベルク、ベルク シュトラーセ、98 (72)発明者 ルイケン,ヘルマン ドイツ、67069、ルートヴィッヒスハーフ ェン、ブリュッセラー、リング、34 (72)発明者 マイクスナー,シュテファン ドイツ、68723、シュヴェツィンゲン、ケ ーニヒゼカー、53 (72)発明者 メルダー,ヨハン−ペーター ドイツ、67459、ベール−イゲルハイム、 フィヒテンシュトラーセ、2 Fターム(参考) 4C034 DE03 【要約の続き】 そして(d)層(V)から、希釈剤(III)ならびに 必要により低沸点物、高沸点物および/または未転化化 合物(I)を含む副生成物を分離して、ラクタム(I I)を得ることを特徴とする環式ラクタムの製造方法。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(II): 【化1】 [但し、nおよびmが独立して、0、1、2、3、4、5、6、7、8または9
    の数値であり、nおよびmの合計が3以上、好ましくは4以上であり、 RおよびRがC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルまたはC 〜C12アリールを表す] で表される環式ラクタムを、式(I): 【化2】 [但し、R、R、mおよびnが上記と同義であり、Rがニトリル、カルボキ
    シアミドおよびカルボン酸基を表す] で表される化合物を水と、液相で液体の有機希釈剤の存在下に反応させることに
    よって製造する方法であって、 (a)化合物(I)を得て、これを、液相で液体の有機希釈剤(III)の存在
    下に水と反応させて、ラクタム(II)含有混合物(IV)を形成し、且つ所定
    の濃度、圧力および温度条件下で、希釈剤(III)が水と混和性の差を示し、 (b)アンモニアの分離前または分離後、混合物(IV)について、希釈剤(I
    II)および水を液体状で存在させ且つ混和性の差を示すような濃度、圧力およ
    び温度条件に設定して、希釈剤(III)含有率が水含有率より高い層(V)と
    、水含有率が希釈剤(III)含有率より高い層(VI)とを含む二層系を得て
    、 (c)層(V)と層(VI)とを分離し、そして (d)層(V)から、希釈剤(III)ならびに必要により低沸点物、高沸点物
    および/または未転化化合物(I)を含む副生成物を分離して、ラクタム(II
    )を得ることを特徴とする環式ラクタムの製造方法。
  2. 【請求項2】 化合物(I)としてアミノカルボキシニトリルを使用する請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 化合物(I)として、下式: 【化3】 [但し、mが3、4、5または6を表す] で表されるアミノカルボキシニトリルを使用する請求項1または2に記載の方法
  4. 【請求項4】 化合物(I)として6−アミノカルボキシニトリルを使用す
    る請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程(a)を不均一系触媒の存在下で行う請求項1〜4のい
    ずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 不均一系触媒として、酸化チタン(IV)、酸化アルミニウ
    ム、酸化セリウムまたは二酸化ジルコニウムを使用する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程(a)の反応を140〜320℃の温度で行う請求項1
    〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 化合物(I)および化合物(II)の濃度の合計は、混合物
    (IV)に対して20質量%未満である請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 希釈剤(III)として、脂肪族、脂環式または芳香族炭化
    水素を使用する請求項1〜8にいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 希釈剤(III)としてエチルベンゼン、ベンゼン、トル
    エン、o−キシレン、m−キシレンまたはp−キシレンを使用する請求項1〜9
    のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 工程(c)で層(V)を分離する前に、アンモニアを混合
    物(IV)から分離する請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 工程(a)の反応を均一な液相で行う請求項1〜11のい
    ずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 工程(c)で分離した層(VI)を完全にまたは部分的に
    工程(a)に再循環させる請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 層(VI)よりラクタム(II)含有率の低い層(X)を
    形成するために工程(c)で分離される層(VI)から、ラクタム(II)を部
    分的にまたは完全に分離し、これにより得られたラクタム(II)から、必要に
    より、低沸点物(VIII)および高沸点物(VII)を含む副生成物を分離す
    る請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 層(VI)から、ラクタム(II)を抽出剤(XI)で抽
    出することにより部分的にまたは完全に分離して、抽出剤(XI)およびラクタ
    ム(II)を含む混合物(XII)と、層(VI)よりラクタム(II)含有率
    の低い層(X)とを得る請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 層(X)を完全にまたは部分的に工程(a)に再循環させ
    る請求項14または15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 抽出剤(XI)と、低沸点物(VIII)および高沸点物
    (VII)を含む副生成物とを混合物(XII)から分離してラクタム(II)
    を得る請求項5〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 混合物(XII)および層(V)を工程(d)において同
    時に用いる請求項5〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 抽出剤(XI)および希釈剤(III)が全く同一である
    か、または同一の組成を有する請求項5〜18のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 環化工程に再循環させない層(VI)の部分流からのみラ
    クタム(II)を分離し、層(VI)の残りを、ラクタム(II)を回収するこ
    となく工程(a)に完全にまたは部分的に再循環させる請求項13〜19のいず
    れかに記載の方法。
  21. 【請求項21】 工程(d)で分離される未転化化合物(I)を、工程(a
    )に部分的にまたは完全に再循環させる請求項1〜20のいずれかに記載の方法
  22. 【請求項22】 工程(d)で分離される高沸点物(VII)を工程(a)
    に完全にまたは部分的に再循環させる請求項1〜21のいずれかに記載の方法。
  23. 【請求項23】 工程(d)で分離される高沸点物(VII)は、ラクタム
    (II)を20質量%以上含む請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 工程(d)で分離される希釈剤(III)を工程(a)に
    部分的にまたは完全に再循環させる請求項1〜23のいずれかに記載の方法。
  25. 【請求項25】 工程(d)で分離される低沸点物(VIII)を工程(a
    )に部分的にまたは完全に再循環させる請求項1〜24のいずれかに記載の方法
  26. 【請求項26】 抽出剤(XI)として、工程(d)で分離される希釈剤(
    III)を使用する請求項15〜25のいずれかに記載の方法。
  27. 【請求項27】 ラクタム(II)を層(V)または層(XII)から水で
    完全にまたは部分的に抽出して、少量のラクタム(II)を含む層(XIII)
    および多量のラクタム(II)を含む層(XIV)を得て、層(XIII)を工
    程(a)に完全にまたは部分的に再循環させる請求項1〜26のいずれかに記載
    の方法。
  28. 【請求項28】 工程(a)に再循環させる高沸点物(VII)流を、工程
    (a)に到達する前に、再循環流(VI)または(X)と組み合わせる請求項1
    〜27のいずれかに記載の方法。
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